JPH0365522B2 - - Google Patents

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JPH0365522B2
JPH0365522B2 JP12740983A JP12740983A JPH0365522B2 JP H0365522 B2 JPH0365522 B2 JP H0365522B2 JP 12740983 A JP12740983 A JP 12740983A JP 12740983 A JP12740983 A JP 12740983A JP H0365522 B2 JPH0365522 B2 JP H0365522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は測距装置、特に、カメラの測距装置に
好適な演算処理回路に関する。
従来、信号光を投射し、その反射光を受光して
物体迄の距離を測定する所謂アクテイブタイプの
測距装置に於いて、上記反射光を受光し、弾写体
距離に依存して変化する2種類の信号を出力する
受光手段のその二種類の出力信号の比から被写体
までの距離を算出するものは知られており、その
2種類の出力信号の比を求める回路としては該2
種類の出力信号を夫々A−D変換し、シフトレジ
スター等を用いて比演算を行う等のデジタル的方
向あるいは前記2種類の出力信号を夫々対数圧縮
し、減算を行う方向が知られていた。
しかしながら、上記第1の方法はA−D変換器
が必要であるため回路規模が大きくなり、又、A
−D変換器での変換時間が長く測距装置の演算処
理速度が遅くなり測距動作に時間がかかるという
欠点があつた。更にこの種のアクテイブタイプの
測距装置においては、物体迄の処理により反射光
の強さは非常に大きな幅で変化するので、信号処
理回路のダイナミツクレンジも大きなものが必要
となり、前記A−D変換器のビツト数も、大きな
ものが必要となつて、更に回路規模が大きくな
り、A−D変換器での変換時間も長くなるといつ
た欠点を有していた。
特に、カメラの測距装置として用いる場合、電
源が乾電池であり、例えば信号処理回路中の素子
の出力のダイナミツクレンジは1.5Vないし3.0V
程度しかなく、また、信号処理回路中のアンプの
オフセツト電圧によりダイナミツクレンジが更に
狭くなるという欠点があり、この点に鑑みダイナ
ミツクレンジを広くするため昇圧回路を設けた測
距装置も知られているが、回路が大規模化するば
かりか、コストも大きくなるという欠点を有して
いた。
また、上記第2の方法においては二種類の出力
信号を対数に変換し、減算により比を求めるの
で、誤差が大きく微妙な比の値の変動を判別する
ことが難しいという欠点を有していた。
本発明は、以上の事情に鑑み為されたもので、
測距光を投射し、その反射光の受光位置を、該受
光位置に応じて割合の変化する2種類の信号を形
成する受光手段により検出することで対象物まで
の距離を測定する測距装置において、上記受光手
段の上記第1の信号に基づく所定時間の積分を行
うと共にその積分の逆方向の積分を上記受光手段
の第2の信号に基づいて行う積分手段と、上記第
2の信号に基づく逆方向の積分が所定値に達した
ことを判定する判定手段と、上記判定手段により
上記判定が行われるまでの時間に基づいて上記対
象物までの距離情報を検出する距離情報検出手段
とを備え、短時間で精度のよい距離検出が行える
と共に装置を小型化することのできる測距装置を
提供しようとするものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明を適用したカメラ用距離検出装
置の原理を説明する為の概略図で、第2図は第1
図示の受光素子の平面図である。
第1図および第2図においてiREDは投光素子
で、線状の赤外光を投光レンズL1を介して被写
体ob1,ob2上に投射する。L2は測距されるべき
被写体ob1,ob2からの反射光を投光軸から所定距
離l(以下このlを基線長と称す)離れた2つ受
光素子SPC1,SPC2上に結像させる受光レンズで
ある。受光素子SPC1,SPC2上の被写体からの反
射光によつて形成される像RIは被写体の距離に
より連続的に前記投光軸と垂直な方向(以下基線
長方向)l1に沿つて移動する。ここで受光素子
SPC1,SPC2の構造は第2図示の如き楔形である
ので、該素子出力は被測距体距離の変化に応じ、
それぞれ一方の受光素子の出力が増せば、一方の
受光素子の出力が減少する。受光素子SPC1
SPC2の出力をぞれぞれA,Bとすると、(A+
B)により正規化された信号例えば(A/(A+
B))は被測距体の位置を示す。尚該装置の出力
により撮影レンズの移動量を制御することにより
オートフオーカス装置が実現される。
第3図は本発明を適用した測距装置の実施例の
概略図である。
第3図において1は例えば第1図、第2図に示
す受光素子SPC1,SPC2の如き被測距物体距離に
依存して変化する第1、第2の測距信号を時分割
的に出力する測距情報発生手段である。
2は測距情報発生手段1、後述の信号処理回路
3、スイツチ手段4、記憶手段5、演算手段6、
距離判定手段7を制御する制御手段で、この実施
例は電気的スイツチにより行うものであるが、不
図示のシヤツターボタンの押下げ操作に運動する
部材により機械的なスイツチを切り換えたり、或
いは受光素子SPC1,SPC2にマスクを設け、該マ
スクを所定の順序で移動させることにより測距情
報発生手段の出力を制御する方法も用いることが
できる。3は前述の信号処理回路で、増幅等の信
号処理を行う。4は測距情報発生手段1から発生
する情報の種類或いは時分割のモードに応じ信号
処理回路3の出力を後述の記憶手段5、演算手段
6に伝えるスイツチ手段である。
5は前記信号処理回路3の出力を記憶する記憶
手段、6は記憶手段5の出力と、スイツチ手段4
から直接出力される信号処理回路3の出力とを演
算する演算手段である。7は前記演算手段6の出
力から被写体距離を判定し、不図示の表示回路或
いは不図示の撮影レンズ制御回路に制御信号を出
力する距離判定手段である。
つぎに上記の如く構成される実施例の動作を説
明する。制御手段2により、測距情報発生手段1
の第1の出力は信号処理回路3に送られる。制御
手段2により制御されたスイツチ手段4により信
号処理回路3の出力は記憶手段5に送られ保持さ
れる。次に制御手段2に制御されて測距情報発生
手段1は第2の出力を信号処理回路3に送る。制
御手段2により切り換えられたスイツチ手段4に
より信号処理回路3の出力は記憶手段5を経ずに
演算手段6に送られ、同時に制御手段2により記
憶手段5の信号が演算手段6に送られ演算結果が
算出される。距離判定手段7により演算結果が判
定され、距離情報として後段に送られる。
つぎに本発明を適用したカメラ用距離検出装置
(測距装置とも記す)の具体的な実施例について
第4図を用いて説明する。
第4図において、iREDは第1図示のL1の如き
レンズ(不図示)を介して被測距物体(不図示)
に光を投射する投光素子で、例えば赤外発光ダイ
オードが用いられる。iRDRはiRED所定の光量
で点滅させるiRED用駆動回路である。
MS1,MS2はMOS−FETで構成されるアナロ
グスイツチ、MSB1,MSB2はMOS−FET
MS1,MS2のオン・オフ信号を増幅するバツフア
アンプ演算増幅器(以下オペアンプと称す)MA
は前述の第1図、第2図示の様に構成された受光
素子SPC1,SPC2の出力電流を電圧に変換する高
入力インピーダンスのアンプで、抵抗R3〜R5
コンデンサC1から構成される負帰還路により直
流抑圧機能を有している。PAはコンデンサC2
抵抗R8で形成されるハイパスフイルタを介して
直流分がカツトされた信号を非反転入力端に受
け、該信号を増幅するプリアンプ、iNVは−1
倍のゲインを有し、プリアンプPAの出力信号を
反転するインバータ、iNTはコンデンサーC3
ともに、ミラー積分回路を構成し、プリアンプ
PAの出力を積分するオペアンプ、SPA、SiNV、
SDSCはオン時に電圧降下の生じないアナログス
イツチ、R11はオペアンプiNTの反転入力端子に
接続された抵抗、CP1,CP2,CP3はコンパレー
タ、R13,R14,R15はコンパレータCP1,CP2
CP3の夫々に基準レベル電圧を供給する分圧抵抗
で、互いに直列接続され、また抵抗R13の一端は
接地され、抵抗R15の一端は−Vボルトの電源に
接続される。
OSCはクロツク信号の発生する公知の発振回
路、JCはOSCからのクロツク信号を1/2×段数に
分周するとともに、1クロツク幅を単位として位
相のずれている分周出力と同周期の信号を得るた
めのジヨンソンカウンタ、ANDはアンドゲート
で、後述の測距完了判定およびラツチ回路JLCか
らハイレベル(以下Hレベルと称す)の信号が出
力されている時、すなわち測距動作中ジヨンソン
カウンタJCの分周出力を後述の分周回路DiVに
送り、後述の測距完了判定およびラツチ回路JLC
からローレベルの信号が出力されたとき、すなわ
ち測距動作が完了した後にはジヨンソンカウンタ
JCからの分周出力を後述の分周回路DiVに送る
ことを禁止するアンドゲート、DiVは前記分周回
路で、クロツク信号を更に分周し、2進カウンタ
BCに送ると共に、後述の積分特性圧縮用インタ
ーバルデコーダiiDに各段の出力信号を送るもの
である。
BCはフリツプフロツプで構成される4ビツト
の2進カウンタで、分周回路DiVの出力信号をカ
ウントし、後述のタイミング制御用デコーダ
TCDおよび御述の測距ゾーン判定用デコーダ
ZJDに各フリツプフロツプの出力を供給する。尚
本実施例の説明では2進カウンタBCの内容を16
進数で表わし、回路の動作を説明する。
前記測距ゾーン判定用デコーダZJDは2進カウ
ンタBCの信号と後述の測距完了判定及びラツチ
回路JLCの測距完了信号から被測距物体がどの距
離ゾーンにあるかを検出する。例えば測距動作が
完了し、測距完了信号がHレベルからローレベル
(以下Lレベルと称す)に反転した時の2進カウ
ンタBCの内容が“7”あるいは“8”であれば
被測距物体は遠距離ゾーンにあり、“9”であれ
ば中距離ゾーン、“A”であれば近距離ゾーン、
“B”であれば至近距離ゾーンにあることを示す
信号を出力する。
EiCは外部インターフエース回路で、測距ゾー
ン判定用デコーダZJDの出力信号に応答して測距
データを表示したり、ステイルカメラ、ビデオカ
メラ等の撮影レンズ(不図示)を駆動させる回路
である。TCDはタイミング制御用デコーダで、
2進カウンタBCの信号に応じで第5図のTCD1
〜TCD5で示す様な各種タイミング信号を発生
し、該タイミング信号を測距完了判定およびラツ
チ回路JLC、後述の圧縮信号波形整形回路CSC、
SPC制御用ラツチ回路SCL、iRED制御回路iCC、
積分スイツチ制御回路iSC、アナログスイツチ
SDSCに送り、これらを制御する。CSCはコンパ
レータCP1で検出された圧縮信号のチヤタリング
を防止する為の圧縮信号波形整形回路で、前述の
ミラー積分器の出力の上昇過程に於いてコンパレ
ータCP1が出力した最初のHレベルの信号を保持
し、一方前記ミラー積分器の出力の下降過程に於
いてはコンパレータCP1が出力した最初のLレベ
ルの信号を保持する。
iiDは積分特性圧縮用インターバルデコーダで
オペアンプiNTの出力に圧縮をかけるために分
周回路DiVの出力(第9図のAND1参照)をデコ
ードして第9図のiiD1に示す様なパルスを後述の
積分スイツチ制御回路iSCに送り、積分特性を圧
縮する時における積分特性決定用アナログスイツ
チSPA、SiNVの制御信号を作り出す。
iSCは積分スイツチ制御回路であり、第5図、
第7図でiSC1、iSC2として示される様なアナログ
スイツチSPA、SiNVの開閉を制御する信号をジ
ヨンソンカウンタJCの出力信号から作る。測距
完了判定およびラツチ回路JLCがHレベルの信号
を出力しているときおよび2進カウンタBCの内
容が“0”“1”“2”“7”以外であるという信
号をタイミング制御用デコーダTCDが出力して
いるときに積分スイツチSPA、SiNVをオフし、
インターバルデコーダiiDの出力信号がHレベル
のときにアナログスイツチSPA、SiNVの開閉の
デユーサを小さくする様制御する。
iCCはRED制御回路であり、2進カウンタBC
の内容が“0”あるいは“1”であるという信号
をタイミング制御用デコーダTCDから受けたと
きおよび測距完了判定およびラツチ回路JLCの出
力信号がLレベルであるとき、投光素子iREDを
オフし、前記以外のときに後述のSPC制御用ラツ
チ回路SCLの出力信号とジヨンソンカウンタJC
の出力信号との排他的論理和を算出した信号によ
り投光素子iREDを点滅させる。
SCLは第5図のSCL1、SCL2で示すようなパル
スを出力する前記SPC制御用ラツチ回路であり、
上昇積分時には受光素子SPC1の出力信号が下降
積分時には受光素子SPC1、SPCの出力信号がオ
ペアンプMAに入力する様アナログスイツチ
MS1,MS2を制御する。
PCGは電源投入時に各回路をクリアするPUC
信号を出力するPUC信号発生回路である。
つぎに上記構成にかかる測距装置の動作につい
て第5図乃至第9図を用いて説明する。
カメラのレリーズボタン(不図示)が押下され
ると、電源回路PUから第4図示の如き電圧(V
+、V−)が発生し、該電圧が第4図の各回路に
供給される。
同時にPUC信号発生回路PCGからパワーアツ
プクリア信号PUCが発生し、ジヨンソンカウン
タJC分周回路DiV、2進カウンタBC、SPC制御
用ラツチ回路SCL、測距完了判定およびラツチ回
路JLCはクリアされる。かかるクリア動作が完了
すると、ジヨンソンカウンタJCは発振回路OSC
からのクロツク信号をカウントし、該カウンタ
JCの出力端JC3は該クロツク信号を分周した出力
信号を発生する。この時、アンドゲートANDの
一方の入力端には測距完了判定およびラツチ回路
JLCよりハイレベル(以下Hレベルと称す)の信
号が与えられているので、アンドゲートANDは
ジヨンソンカウンタJCからの分周出力を分周回
路DiVに供給し、該分周回路DiVは該入力信号
(第9図のAND1参照)を更に分周した後に、2
進カウンタBCに入力信号として供給する。その
為、カウンタBCの内容はパワーアツプクリア動
作後に“0”より順次上昇する。該カウンタBC
の内容をデコートするデコーダTCDの出力端
TCD1は第5図のTCD1で示される様にカウンタ
BCの内容が“0”から“1”の間はLレベルで
あるので、iRED制御回路iCCの出力端もカウン
タBCの内容が“0”から“1”の間Lレベルを
保持し、iRED駆動回路iRDRはこの間投光素子
iREDを駆動せず、投光は行われない。又タイミ
ング制御用デコーダTCDの出力端TCD2はカウン
タBCの内容が“0”から“2”の間においてL
レベル(第5図のTCD2参照)を保持し、積分ス
イツチ制御回路iSCの出力端iSC1,iSC2をLレベ
ルとするので、アナログスイツチSPA、SiNVは
オフ状態を保持し、ミラー積分器の積分動作は開
始されない。一方タイミング制御用デコーダ
TCDの出力端TCD3はカウンタBCの内容が“0”
から“2”の間Hレベル(第5図のTCD3参照)
であるのでアナログスイツチSDSCはこの間オン
状態を保持し、抵抗R12,R11を介してコンパレ
ータCP3の出力端をオペアンプINTの反転入力端
に接続し、iNT−CP3−SDSC−R12−R11−iNT
からなる閉回路を形成する。該閉回路が形成され
た時、たとえばオペアンプiNTの出力端の電位
V2がVr2+OF2(但しVr2はコンパレータを形成す
るオペアンプCP3の反転入力端の電位であり、
OF2はオペアンプCP3のオフセツト電圧)より高
い場合にはオペアンプCP3の出力端はHレベルと
なりアナログスイツチSDSC、抵抗R12,R11を介
してコンデンサC3を充電するので、その充電電
圧に応じてオペアンプiNTの出力端の電位V2
徐々に降下し、所定時間後にオペアンプiNTの
反転入力端の電位V1とオペアンプCP3の出力端の
電位V3とが同電位となるとコンデンサC3に対す
る前記充電動作は停止する。
一方、前記オペアンプiNTの出力端の電位V2
が前記電位Vr2+OF2より低い場合には前記オペ
アンプCP3の出力端はLレベルとなつて抵抗R11
R12並びにアナログスイツチSDSCを介してコン
デンサC3に蓄積されていた電荷が放電するので、
オプアンプiNTの出力端の電位V2は上昇する。
そして所定時間後に前述のケースと同様にオペア
ンプiNTの反転入力端の電位V1とオペアンプCP3
の出力端の電位V3とが同電位となるとコンデン
サC3の放電は停止し、安定状態となる。
かかる安定状態に達した時におけるオペアンプ
iNTの出力端の電位V2は次の様である。即ちオ
ペアンプCP3の増幅率をαとすると、各電圧の関
係は V3=V2+α(V2−Vr2−OF2)=V1 ∴V2=α/α+1(Vr2+OF2)+1/α+1V1 となる。
一般にオペアンプ(演算増幅器)の増幅率αは
α≫1とおくことができるから、上式はV2≒Vr2
+OF2となり、オプアンプiNTの出力端の電位
V2はオペアンプCP3の閾値電位(Vr2+OF2)に
ほぼ等しくなる。
この結果、コンデンサC3の端子電圧はオペア
ンプiNTの反転入力端電位V1=Vr1−OF1とコン
パレータCP3の非反転入力端電位V2=Vr2+OF2
との差電圧となるので、オペアンプiNTおよび
コンパレータCP3のオフセツト電圧OF1、OF2
自動的に補償できると共に、オペアンプiNTの
無信号時の出力レベルが基準レベル(第4図示実
施例の場合は該基準レベルはグランドレベルであ
る)以下に設定される。尚該実施例の如く、オペ
アンプiNTの出力が後述する様に無信号時の出
力レベルに対して一方向(正方向)のみに振れる
場合には、前述の様にオペアンプiNTの無信号
時の出力レベルがグランドレベル以下に設定され
るとオペアンプiNTの出力のダイナミツクレン
ジが広がるので、S/N比が向上する。
次いでパワーアツプクリア後にカウンタBCの
内容(第5図、第7図、第8図のBC参照)が
“2”になり、デコーダTCDの出力端TCD1(第5
図TCD1参照)がLレベルからHレベルに反転す
ると、iRED制御回路iCCの出力端はジヨンソン
カウンタJCの出力端JC3からの出力信号に応答し
てHレベルに並びにLレベルを繰返すので、
iRED駆動回路iRDRは投光iREDを間欠的に駆動
し、投光素子iREDは第1図示レンズL1の如きレ
ンズを介して測距物体に光を投光する。点灯開始
直後においては、投光素子iREDの内部温度は低
い為に発光エネルギーは高いが、連続的な点灯に
より内部温度が上昇してくると、それに伴つて投
光素子iREDの発光エネルギーは徐々に減少す
る。そして投光素子iREDの内部温度が投光素子
の周囲温度より高くなり、投光素子内での発熱量
と同じ熱量を外界に放出するような所謂熱平衡状
態に達すると投光素子iREDの発光エネルギーは
安定状態に達する。しかる後にカウンタBCの内
容が“2”から“3”に変わると、デコーダ
TCDの出力端TCD3(第5図のTCD3参照)はH
レベルからLレベルに反転するので、アナログス
イツチSDSCは開成してiNT−CP3−SDSC−R12
−R11−iNTからなる閉回路は開き、ミラー積分
器による積分動作が開始される。尚この時点では
SPC制御用ラツチ回路SCLの出力端SCL1はLレ
ベル、SCL2はHレベルであつて、受光素子SPC1
のみがアンプMAの入力端に接続されている。
また、カウンタBCの内容が“3”に変つた後
に積分スイツチ制御回路iSC出力端iSC1は第5図
のiSC1に示す様なジヨンソンカウンタJCの出力
端JC1からパルスとほぼ逆位相のパルスを発生し
てアナログスイツチSPAの開閉を開始し、更に
出力端iSC2は第5図示のiSC2に示す様なジヨンソ
ンカウンタJCの出力端JC2からのパルスと同位相
のパルスを発生してアナログスイツチSiNVの開
閉を開始する。
従つてカウンタBの内容が“3”に変つてアナ
ログスイツチSDSCが前述の様に開成した後に、
測距物体で反射した投光素子iREDからの光が受
光素子SPC1に入射することによつてアンプPAか
ら入射光の強さに応じた第6図aの波形PAに示
す如き出力が発生し、またインバータiNVから
第6図aの波形iNVに示す如き出力が発生する
と、アナログスイツチSPA、SiNVは第6図aに
おいて波形SPA、SiNVで示す様な開成動作をし
ているので、ミラー積分器を形成するオペアンプ
iNTの反転入力端には第6図aのiNTに示す様
な常に負のレベルを持つた信号が与えられる。従
つてコンデンサC3はカウンタBCの内容が“3”
から“6”の間の一定時間Tの間充電され続け、
その端子電圧は第5図の波形iNTで示す様に受
光素子SPC1への入射光量に応じて上昇する。そ
して一定時間Tが経過した時、コンデンサC3
測距物体が近距離の時には高く、遠距離の時には
低い電圧に充電される。
その後カウンタBCの内容が“6”から“7”
に変化し、デコーダTCDの出力端TCD4が第5図
の波形TCD4に示す様にHレベルからLレベルに
変化すると、まずSPC制御用ラツチ回路SCLの出
力端SCL1,SCL2の夫々が第5図の波形SCL1
SCL2に示す様に反転してアナログスイツチMS1
を開成し、アナログスイツチMS2を閉成し、アン
プMAの入力端に受光素子SPC1,SPC2を並列に
接続する。
また前述のデコーダTCDの出力端TCD4の出力
変化によりSPC制御用ラツチ回路の出力端SCL3
も第5図示の波形SCL3の様にLラベルからHレ
ベルに変化するのでiRED制御回路iCCはジヨン
ソンカウンタJCの出力端JC3からのパルスの位相
を180°ずらせたパルスをiRED駆動回路iRDRに供
給する。更に前述のデコーダTCDの出力端TCD4
の出力変化に同期して、デコーダTCDの他の出
力端TCD2が第5図示の波形TCD2の様にHレベ
ルからLレベルに変化するので、該出力端TCD2
からの信号を受ける積分スイツチ制御回路iSCの
両出力端iSC1,iSC2は共にLレベルとなつてアナ
ログスイツチSPA、SiNVを開成し、ミラー積分
器による積分動作を中断させ、受光素子SPC1
SPC2の切換えに伴つて生じるアンプMAの過渡
的変動による誤測距を失くす。
カウンタBCの内容が“7”から“8”に変化
し、デコーダTCDの出力端TCD2の出力信号がL
レベルから再度Hレベルに変化するとアナログス
イツチSPA、SiNVは再度積分スイツチ制御回路
iSCの出力端iSC1,iSC2からの出力信号(第5図
のiSC1,iSC2参照)に応じて開閉動作を繰返す
が、前述した様にiRED制御回路iCCから出力さ
れるパルスの位相がカウンタBCの内容が“6”
から“7”に切換つた時点で180°ずれたので、投
光素子iREDの点灯時にアナログスイツチSPAが
開成し、投光素子iREDの消灯時にアナログスイ
ツチSiNVが開成することになる(第6図b参
照)。
このためミラー積分器のアンプiNTの反転入
力端にはカウンタBCの内容が“8”に移行した
時点から第6図bの波形iNTで示す様な正方向
の電圧が与えられる。
勿論オペアンプiNTの反転入力端に与えられ
る正方向の電圧は受光素子SPC1の出力とSPC2
出力との和の出力に相応した電圧である。
カウンタBCの内容が“8”に移行した後オペ
アンプiNTに前述した様な正方向の電圧が次々
に与えられると、オペアンプiNTの出力レベル
は入力信号のレベルすなわち測距物体までの距離
に応じて第5図の波形iNTで示す様に徐々に低
下してゆく。尚第5図の波形iNTにおいてiNT
−1は測距物体が近距離の場合、iNT−2は測
距物体が中距離の場合、iNT−3は測距物体が
遠距離の場合、iNT−4は測距物体が近距離で、
かつ高反射率の測距物体である場合、iNT−5
は測距物体が極めて遠距離の場合のオペアンプ
iNTの出力特性の概略を夫々示している。
ここで、まず測距物体が近距離の場合であつて
オペアンプiNTの出力がiNT−1(第5図iNT
出力参照)で示される様な出力特性を呈する場合
の動作について説明する。
オペアンプiNTの出力がコンパレータCP3の閾
値より低下すると、コンパレータCP3の出力端は
HレベルからLレベルに反転し、ラツチ回路JLC
に測距完了信号を与える。
この時タイミング制御用デコーダTCDの出力
端TCD5(第5図のTCD5参照)はHレベルとなつ
ているのでラツチ回路JLCはコンパレータCP3
らの測距完了信号に応答してLレベルの出力信号
(第5図のJLC1参照)をiRED制御回路iCC、積分
スイツチ制御回路iSC、コンパレータCP3、アン
ドゲートAND並びに測距ゾーン判定デコーダ
ZJDの夫々に与える。このため投光素子iREDの
投光は停止され(第5図iRED参照)、両アナロ
グスイツチSPA、SiNVは開かれて(第5図
iSC1,iSC2参照)、ミラー積分器の積分動作は停
止され、コンパレータCP3の作動も停止される。
またアンドゲートANDの出力もHレベルから
Lレベルに反転してカウンタJCから分周回路
DiVへのパルスの伝達を阻止する。
従つて2進カウンタBCは前述の測距完了信号
がコンパレータCP3より出力された時点の数値
“A”を保持し、また測距ゾーン判定デコーダ
ZJDにはカウンタBCの内容である数値“A”が
与えられる。この時測距ゾーン判定デコーダZJD
には前述の様にコンパレータCP3からの測距完了
信号に応答してラツチ回路JLCよりLレベルの信
号が与えられているので、測距ゾーン判定デコー
ダZJDは2進カウンタBCからの情報をもとに測
距物体の距離情報を外部インターフエース回路
(この実施例においてはカメラ内の所定の回路)
へ伝達する。ここで該測距ゾーン判定デコーダ
ZJDの演算について詳述する。
上昇方向の積分(積分時間T)時におけるミラ
ー積分器を構成するコンデンサC3の充電電圧と、
下向方向の積分(積分時間t)時におけるコンデ
ンサC3の降下電圧は第5図のiNTから明らかな
様に等しい。
よつて α・A・T/C3・R11=α(A+B)t/C3・R11 …(1) t=A/A+BT …(2) が成立する。
ここでC3…コンデンサC3の容量、R11…入力抵
抗R11の抵抗値、A…受光素子SPC1の出力電流
値、B…受光素子SPC2の出力電流値、T…前述
した上昇方向時の積分時間、t…前述した下降方
向時の積分時間、α…オペアンプMAの電流−電
圧変換定数とオペアンプPAの増幅率との積並び
に両アナログスイツチSPA、SiNVの開閉デユー
テイ比で定まる比例定数である。
上記(2)式は積分時間Tが一定である時は、他の
積分時間tを測定することによりA/A+B、即
ち測距物体の距離を判定できることを示してい
る。測距ゾーン判定デコーダZJDはこの原理を利
用して距離を演算するものである。
すなわち前述のようにしてカウンタBCより与
えられた数値“A”から積分時間tを算出し、既
知の一定時間TからA/A+Bを求め、測距物体
までの距離を算出し、前述のように外部インター
フエース回路に測距物体迄の距離情報を出力す
る。
尚、測距物体が中距離にある時にはコンパレー
タCP3がカウンタBCの内容が“9”の時に前述
のような測距完了信号を発生するので、測距ゾー
ン判定デコーダZJDは測距物体が中距離にあるこ
とを示す信号を出力する。
更に測距物体が遠距離にある時にはコンパレー
タCP3がカウンタBCの内容が“8”の時に前述
のような測距完了信号を発生するので測距ゾーン
判定デコーダZJDは測距物体が遠距離にあること
を示す信号を出力する。
次に測距物体が極めて遠距離にあつて、ミラー
積分器の出力レベルが積分特性iNT−5(第5
図のiNT参照)に示される様にカウンタBCの内
容が“7”に移行した時にもコンパレータCP2
閾値CP2T(第5図の波形iNT参照)を越えない
場合には、タイミング制御デコーダTCDの出力
端TCD4がHレベルからLレベルに反転した際に
ラツチ回路JLCはこのレベルの反転に同期してコ
ンパレータCP2から出力されているLレベルの信
号をラツチする。この結果、ラツチ回路JLCの出
力は前記デコーダの出力端TCD4の出力の反転に
応答して測距物体が前述の如き通常の範囲内に存
在した場合と同様にHレベルからLレベルに変化
し(第5図のJLC1参照)、投光素子iREDの投光
は停止され、カウンタBCの内容は“7”に保持
され、また測距ゾーン判定デコーダZJDはカウン
タBCの内容“7”並びにラツチ回路JLCの出力
信号から測距物体が極めて遠距離に存在すること
を示す信号を外部インターフエース回路EiCに出
力する。
最後に測距物体が近距離にあつて、かつ高反射
率のものである時の動作について説明する。
かかる場合はミラー積分器の出力電圧は第5図
の積分特性iNT−4に示される様に受光素子
SPC1からの出力電流に応じて積分開始後、急激
に上昇する。そしてコンパレータCP1の閾値
CP1T(第7図のiNT参照)を越えるとコンパレ
ータCP1の出力(第8図のCP1参照)はLレベル
からHレベルに反転し、圧縮信号波形整形回路
CSCの出力は第8図の波形CSCで示される様にH
レベルからLレベルに反転する。このため積分ス
イツチ制御回路iSCの出力端iSC1,iSC2からのパ
ルスは積分インターバルデコータiiDからのパル
ス(第9図のiiD1参照)によつて、第7図の波形
iSC1,iSC2に示される様に間引かれたパルス列と
なる。
かかる間引かれたパルス列はアナログスイツチ
SPA、SiNVに供給され、アナログスイツチ
SPA、SiNVは該パルス列に応答して開閉するの
で、ミラー積分器を形成するオペアンプiNTの
出力電圧は第5図に示される様に緩い傾斜をもつ
て上昇する。
そしてカウンタBCの内容が“7”に移行する
と、前述の場合と同様にタイミング制御デコーダ
TCDの出力端TCD2から出力されるLレベルの信
号に応答してアナログスイツチSPA、SiNVが開
成し、コンデンサC3の充電路を遮断するので、
ミラー積分器の積分動作は停止する。
そして2進カウンタBCの内容が“8”に移行
すると、タインミング制御デコーダTCDの出力
端TCD2はLレベルから再びHレベルに反転し
(第5図の波形TCD2参照)、積分スイツチ制御回
路iSCの出力端iSC1,iSC2は再び第7図のiSC1
iSC2の様な間引かれたパルスをアナログスイツチ
SPA、SiNVに供給するので、アナログスイツチ
SPA、SiNVは開閉し、再び積分動作は開始さ
れ、積分器を形成するオペアンプiNTの出力は
受光素子SPC1からの出力電流とSPC2からの出力
電流の和の電流に応じ、かつ期間T1(第5図iNT
参照)における積分特性の傾きをKとすると−K
(A+B)の傾きをもつて第7図の波形iNT或い
は第5図の波形iNT−4に示される様に徐々に
降下する。積分器の出力が更に降下してコンパレ
ータCP1の閾値CP1T(第5図、第7図の波形iNT
参照)以下となると、コンパレータCP1の出力は
HレベルからLレベルに反転して圧縮信号波形整
形回路CSCの出力をLレベルからHレベルに反転
させ(第8図の波形CSC参照)、積分スイツチ制
御回路iSCの出力端iSC1,iSC2から出力されるパ
ルスのデユーテイ比を元に戻す。このため積分器
の出力は第5図のiNT出力(波形iNT−4参照)
に示される様に急激に降下する。そして該積分器
の出力、すなわちオペアンプiNTの出力電圧が
コンパレータCP3の閾値以下となるとコンパレー
タCP3の出力はLレベルに反転して測距完了判定
およびラツチ回路JLCの出力を反転させ(第5図
の波形JLC1参照)、前述の場合と同様に投光素子
iREDの投光を停止させると共に測距ゾーン判定
デコーダZJDよりカウンタBCの内容(“B”)に
応じた距離情報、すなわち測距物体は至近距離に
ある事を示す情報を外部インターフエース回路
EiCに出力する。被写体が近距離にあり、該被写
体による反射光が強い場合には以上の如くオペア
ンプiNTの出力の圧縮が行われる。
第10図は本発明の第2の実施例の回路図であ
る。
第10図においては、第4図に示した第1の実
施例の回路と同じ素子については同じ符号を付し
説明を省略する。
オペアンプiNTの反転入力端子に接続された
抵抗R11A、R11B並びにR11Aの両端に設けられた
アナログスイツチSR11によつて圧縮信号が得ら
れる。
次に、第10図に示す実施例の動作について説
明する。投光素子iREDから対象物に投光が行わ
れ、反射光を受光素子SPC1で検出し、オペアン
プiNTの出力信号のレベルが上昇し、コンパレ
ータCP1がLレベルからHレベルに反転し、圧縮
信号波形整形回路CSCからアナログスイツチ
SR11をオフにする信号が出力され、オペアンプ
iNT、コンデンサC3、抵抗R11A、R11Bから構成
されるミラー積分器の時定数は大きくなり、圧縮
が行われる。
第11図は、本発明の第3の実施例の回路図で
ある。第11図においては第4図に示した第1の
実施例の回路と同じ素子については同じ符号を付
し、説明を省略する。
第11図に示す実施例においては、第4図図示
のオペアンプPAの帰還ループの抵抗R7Aと直列
に抵抗R7B、抵抗R7Bの両端にアナログスイツチ
SR7を設けてある。
測距動作が行われコンパレータCP1の出力がL
レベルのときには非圧縮時には圧縮信号波形整形
回路CSCはアナログスイツチSR7はオフとし、オ
ペアンプPAの利得は高い。コンパレータCP1
出力がLレベルからHレベルに反転するとアナロ
グスイツチSR7はオンになり、オペアンプPAの
利得は低くなり圧縮が行われる。
第12図は、本発明の第4の実施例の回路図で
ある。第12図においては、第4図に示した第1
の実施例の回路と同じ素子については同じ符号を
付し、説明を省略する。
第12図に示す実施例では、第4図図示のコン
デンサC3Aと並列にコンデンサC3B、その両端を
接続するアナログスイツチSC3が設けられてい
る。測距動作が行われ、コンパレータCP1の出力
がLレベルの時には圧縮信号波形整形回路CSCは
アナログスイツチSC3をオフとし、コンデンサ
C3Bを開成し、通常の積分動作が行われ、オペア
ンプiNTの出力信号のレベルが上昇し、コンパ
レータCP1がLレベルからHレベルに反転し、圧
縮信号波形整形回路CSCからアナログスイツチ
SC3をオンにし、コンデンサC3Bをコンデンサ
C3Aと並列に挿入し、ミラー積分器の時定数を大
きくし、信号の圧縮が行われる。
以上の実施例においては、上昇積分時と下降積
分時の切り換えを、投光素子iREDの発光信号の
位相の上昇積分時と下降積分時とで180°変えるこ
とにより行つたが、積分スイツチ制御回路で積分
スイツチSPA、SiNVの駆動信号を夫々180°変え
ることによつてもできることは勿論である。
また、上記実施例においては、圧縮レベルを1
つ設定したが、複数の圧縮レベルを設けて夫々に
ついて圧縮する割合を変えても同様の演算は可能
である。オペアンプiNTの出力をゲートに接続
したFETを抵抗R11の代わりに用いて、FETのド
レインソース間の抵抗をゲート電圧により制御す
ることにより無段階に圧縮レベルを連続的に変え
ることも可能である。
また、上記実施例においては、受光手段として
受光素子SPC1,SPC2を設け、第2図に示した形
状としたが、他の形状の受光素子であつてもよい
のは勿論、その他の半導体位置検出素子PSD等
を用いてもよい。また受光手段は2種類の信号を
出力したが、投光手段の被測距体による反射光の
入射位置により相反する複数の信号を出力する受
光手段であればよいことは勿論である。
また、上記実施例においては、受光手段の2種
類の信号は時系列的に出力されたが、必ずしも時
系列的でなくてもよい。
以上の実施例に於いて、コンデンサーC3、オ
ペアンプiNTが本発明の積分手段に相当し、コ
ンパレータCP3が本発明の判定手段に相当し、カ
ウンタBC、アンドゲートAND、測距ゾーン判定
デコーダZJDが本発明の距離情報検出手段に相当
する。
以上説明した様に本発明によれば、短時間で精
度のよい距離検出が行えると共に装置を小型化す
ることのできる測距装置が提供でき、その有効性
は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した距離検出装値の原理
図、第2図は第1図に示した受光素子の平面図、
第3図は本発明を適用した距離検出装値の概略
図、第4図は本発明の第1の実施例の回路図、第
5図、第6図a、第6図b、第7図、第8図、第
9図は第4図図示の回路の各部の波形を示す図で
ある。第10図は本発明の第2の実施例の回路
図、第11図は本発明の第3の実施例の回路図、
第12図は本発明の第4の実施例の回路図であ
る。 iRED……投光素子、SPC1,SPC2……受光素
子、iNT……オペアンプ、C3……コンデンサ、
CP1,CP3……コンパレータ、CSC……圧縮信号
波形整形回路、iSC……積分スイツチ制御回路、
BC……カウンタ、AND……アンドゲート、ZJD
……測距ゾーン判定デコーダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 測距光を投射し、その反射光の受光位置を、
    該受光位置に応じて割合の変化する2種類の信号
    を形成する受光手段により検出することで対象物
    まで距離を測定する測距装置において、上記受光
    手段の上記第1の信号に基づく所定時間の積分を
    行うと共にその積分の逆方向の積分を上記受光手
    段の第2の信号に基づいて行う積分手段と、上記
    第2の信号に基づく逆方向の積分が所定値に達し
    たことを判定する判定手段と、上記判定手段によ
    り上記判定が行われるまでの時間に基づいて上記
    対象物までの距離情報を検出する距離情報検出手
    段とを有することを特徴とする測距装置。
JP12740983A 1983-06-24 1983-07-13 測距装置 Granted JPS6019116A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12740983A JPS6019116A (ja) 1983-07-13 1983-07-13 測距装置
US06/842,067 US4720723A (en) 1983-06-24 1986-03-20 Distance measuring device

Applications Claiming Priority (1)

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JPS6397810U (ja) * 1986-12-15 1988-06-24
JPH0534578A (ja) * 1991-07-26 1993-02-12 Canon Inc 測距装置
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