JPH0362693A - テレビジョン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、テレビジョン装置、更に詳細には、水平、垂
直偏向信号に従って映像信号をＣＲＴに表示させるテレ
ビジョン装置において、走査！！数を増倍して垂直方向
の走査線を目立たなくして高品位の画像を表示させるテ
レビジョン装置に関する。

［従来の技術］ 近年テレビジョン受像機は高性能化が進み、高解像度大
画面の方向に開発が行なわれている。その−例として、
ハイビジョン、ＥＤＴＶ。

Ｉ　ＤＴＶ等の方式のものが提案されている。

医療用Ｘ線テレビジョン装置においても、高鮮像度化が
進み、また、一方でＸ線テレビジョン装置に使用する１
、１．（イメージ増強管）のサイズも次第に大きくなり
、これによりＸ線像を人体とばぼ等寸サイズで見るため
に、今までより大型画面のモニターを使用する傾向にあ
る。しかし、医療用Ｘ、１ｉＴＶ装置では、近距離で画
面を見ることが多く、標準テレビジョン方式では、近距
離で見ると、大きな画面になるほどテレビジョン画面の
走査線が目立ち、画像を見ずらいものとする６［発明が
解決しようとする課題］ Ｘ線テレビジョン装置の高性能化の一つとして、走査線
の本数を１０００本〜１１２５本（ハイビジョンと同等
）として、高性能高解像度化を計っているが、カメラを
はじめ、ＶＴＲ等の関連機器が高価となるため、Ｗ及が
あまり進んでいない。

また、従来から受像機に印加される垂直同期パルスを所
定時間遅延したパルスを形成し、この垂直同期パルスと
遅延した垂直同期パルスにより走査線を見かけ上倍増す
ることによりテレビジョン画像の解像度を向上させるこ
とが行なわれている（例えば、実開昭４８−４５５１７
号公報、特開昭６０−１３０２６６号公報を参照）、シ
かし、これらの方法は、走査線を見かけ上増加させてい
るだけなので、単位時間当りあるいはフレーム単位では
走査線の数は同じであり、高性能、高解像度は限度があ
り不十分であった。

また、特公昭６２−５１０２１号公報には、垂直同期信
号を遅延回路により０．１／２、ｌ／４．３／４ずつ遅
延させ、走査線間の間隙をなくすようにした方法が提案
されているが、その遅延させる数だけの遅延回路を必要
とし、また同期を正確に取るのが困難であるという問題
がある。

また、上記実施例においては、いずれも静止画面に対応
するものであり、インターレース方式の動画に対しては
、フィールド間の動きによる画面のずれがあられれる欠
点がある。

従って、本発明は、このような問題を解決するためにな
されたもので、！！Ａ準テレビジョン方式の信号を受け
て、その走査線を倍増してＣＲＴ面上に走査線の目立た
ない見易い画像を表示できるテレビジョン装置を提供す
ることを課題とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、このような課題を解決するために、水平、垂
直偏向信号に従って映像信号をＣＲＴに表示させるテレ
ビジョン装置において、映像信号から水平、垂直同期信
号を分離する分離手段と、前記分離された水平同期信号
の２倍の周波数信号を発生する手段と、前記２倍の周波
数信号に従って１／２の水平走査周期を有する水平偏向
信号を発生させる手段と、前記２倍の周波数信号と垂直
同期信号から垂直偏向信号を発生させる手段と、元の入
力映像信号の一つの水平走査周期に対応するデジタル化
された映像信号を格納する第１のメモリと、次の水平走
査周期に対応するデジタル化された映像信号を格納する
第２のメモリとを設け、前記第２のメモリに映像信号を
格納するとき、第１のメモリに格納された映像信号を前
記水平偏向信号の２周期に渡って２回読みだしてアナロ
グ信号に変換し、前記水平偏向信号の１周期後垂直偏向
信号をステップ状に所定量垂直方向にずら中しながら前
記アナログ信号に変換された映像信号をＣＲＴに表示さ
せる構成を採用した。

［作用］ このような構成では、映像信号からの水平同期信号から
２倍の周波数信号が形成され、それにより通常のテレビ
ジョンの映像信号の１／２の水平走査周期を有する水平
偏向信号が形成される。また、２つのメモリが設けられ
、映像信号の一つの水平走査周期に対応する映像信号が
、デジタル化された後、第１のメモリに、また、次の水
平走査周期に対応するデジタル化された映像信号が第２
のメモリにそれぞれ格納される。一方のメモリに映像信
号を格納するとき、他方のメモリに格納された映像信号
は、水平偏向信号の２周期に渡って２回読み出してアナ
ログ信号に変換される。この読み出しは、２倍の周波数
信号に従って行なわれるので、書き込みのときより２倍
の速度で行なわれる。

この場合、水平偏向信号の１周期後垂直偏向信号をステ
ップ状に所定量垂直方向にずらされる。

具体的には、水平偏向信号の１周期臼の走査後は、一つ
の水平走査周期後に垂直方向に移動する量の１７４であ
り、水平偏向信号の２周期臼の走査後は、３／４の量で
あるようにされる。これは、例えば、奇数フィールドに
おける走査であり、偶数フィールドでも、同様な走査が
行なわれ、奇数フィールドで３／４ずらされた所にｌ／
４の量ずれた偶数フィールドの走査が２回行なわれるの
で、結局走査線は２倍の本数となり、テレビジョン装置
を近くから見ても走査線が目立たず、画面の見易いモニ
タを提供することができるにの装置においては、カメラ
をはじめＶＴＲ等の関連機器は標準のもので良い。

［実施例Ｊ 以下、図面に示す実施例に従い本発明の詳細な説明する
。

第１図には、本発明の一実施例に係わるテレビジョン装
置のブロック図が示されている０本実施例では、電子ビ
ームを水平、垂直方向に偏向し奇数フィールドと偶数フ
ィールドに分はインターレースして映像信号をＣＲＴに
表示させる装置、すなわち、奇数フィールドと偶数フィ
ールドに分はインターレースを行なって走査、４１５２
５本、３０フレ一ム／秒で画像を形成する通常の標準テ
レビジョン方式が用いられる。

第１図において、入力端子１０より標準テレビジョン方
式より得られる複合映像（ビデオ）信号を入力する。映
像信号は、増幅器１１により増幅されてＡ／Ｄ変換器１
２と同期分離回路１７に入力される。Ａ／Ｄ変換器１２
の後には、ｌ水平走査周期（Ｈ）に対応するデジタル化
された映像信号を格納するＩＨメモリ１３と、次のｌ水
平走査周期（Ｈ）に対応するデジタル化された映像信号
を格納するＬＨメモリ１４が接続される。各メモリに格
納された映像信号は、以下に説明する方法で、順次Ｄ／
Ａ変換器１５によりアナログ信号に変換された後、増幅
器１６により増幅されてＣＲＴ２５に表示される。

また、映像信号は、同期分離回路１７に入力され、水平
同期信号Ｈ及び垂直同期信号Ｖが分離され整形される。

水平同期信号Ｈは、パルス発生回路Ｉ８に人力される６
パルス発生回路１８は、元の水平同期信号の２倍の周波
数（周期１／２Ｈ）の水平偏向信号１／２Ｈを、元の水
平同期信号に同期して発生すると共に、映像信号をＡ／
Ｄ変換器Ｉ２によりデジタル化し記録及び再生するため
のサンプリングパルス、記録再生パルス等の発生を行う
。

水平偏向信号Ｌ／２Ｈを受けて、水平偏向回路１９はＣ
ＲＴ２５の水平偏向をＰ４１！テレビジョンの２倍の速
度で水平偏向を行う。

また、垂直偏向信号発生回路２０は、同期分離回路１７
にて分離整形した垂直同期信号Ｖ及びパルス発生回路１
８の水平偏向信号１／２Ｈを受けて、元の垂直同期信号
に同期して階段波状の垂直偏向信号を発生する。垂直偏
向回路２１は、後述するように、この垂直偏向信号を受
けてＣＲＴ２５の垂直偏向を１元の標準テレビジョン信
号と同周期にて階段状（ステップ状）に垂直偏向を行う
、このステップ状に垂直方向にずらす量は、後述するよ
うに、水平偏向信号の１周期臼の走査後は、一つの水平
走査周期後に垂直方向に移動する量のｌ／４であり、水
平偏向信号の２周期臼の走査後は、３／４の量であるよ
うに設定される。

次にこのように構成されたテレビジョン装置の動作を説
明する。

端子ＩＯより入力された標準テレビジョンの奇数フィー
ルド期間ＴＩにおける第１番目の走査線の映像信号Ｍｌ
　（第２図を参照）をＡ／Ｄ変換器１２でデジタル信号
化し、走査線１本分の映像信号を格納する第１のメモリ
１３に記憶する１次の１水平走査周期の期間に第２番目
の走査線の映像信号Ｍ２をデジタル化して、第２のメモ
リ１４に格納すると共に、第１のメモリ１３に記憶して
いるデジタル映像信号を、書き込んだ時の速度の２倍の
速度で（半分の時間で）、２回繰り返して読み出し、こ
の信号をＤ／Ａ変換器１５でアナログ信号に変換し、増
幅器１６を通してＣＲＴ２５に印加する。

このとき、ＣＲＴ２５の水平偏向は、この読み出した映
像信号に同期して、前記説明のごとく。

標準テレビジョン信号の２倍の周波数で水平偏向を行い
、また、垂直偏向は入力テレビジョン信号に同期して垂
直偏向信号発生回路２０で発生した階段状偏向信号に従
って、ステップ状に偏向を行う、従って、第１のメモリ
１３の読み出し信号の１回目のときは、第２図でｌａで
示された区間であり、この区間で第１のメモリに格納さ
れた映像信号Ｍｌが水平偏向信号Ｈ１によって走査され
、１ミ 第３図の水平走査線１ａの沿って表示される。第１のメ
モリ１３の２回目の読み出しのときは、Ｉステップ下が
ってｉｂの区間となり、読み出された映像信号Ｍｌは、
水平偏向信号Ｈ２に従って走査され、第３図のｌｂに沿
って表示される。このとき、ｌステップずらす量は、一
つの水平走査周期後に垂直方向に移動する量の１／４に
設定される。

次の入力信号のｌ水平走査周期の期間には、再び第１の
メモリ１３に第３番目の走査線の映像信号Ｍ３を記憶す
ると共に、第２のメモリ１４に記憶されている映像信号
Ｍ２を第１のメモリＩ３を読み出したときと同様に、２
倍の速度で２回繰り返して読み出し、アナログ信号化し
てＣＲＴ２５に表示する。このときの表示は、第２図に
図示したように３ａ、３ｂの区間に相当し、映像信号Ｍ
２が２回水平偏向波形Ｈ３、Ｈ４によって掃引され第３
図に図示したように、３ａ、３ｂの走査線上に表示され
る。すなわち、このときのＣＲＴ２５の水平偏向は前記
と同様に行い、垂直偏向は前位置より２ステップ分（２
本分）、すなわち、一つの水平走査周期後に垂直方向に
移動する量の３／４飛び越して、第３図の３ａ及び３ｂ
の位置となるように、垂直偏向信号を発生し、垂直偏向
を行う。

以上の動作を繰り返して、入力テレビジョン信号の奇数
フィールドＴｌの信号を、それぞれ走査線を２倍にして
ＣＲＴ２５上に表示する。この状態が、第３図でｌａ、
１ｂ、３ａ、３ｂ、５ａ、５ｂ、−・・で示されている
。

次の偶数フィールド期間Ｔ２においては、入力映像信号
のデジタル化、メモリ１３．１４への記憶及び読み出し
、アナログ化、水平偏向等は奇数フィールド期間Ｔｌの
場合と同じである。すなわち、偶数フィールドの第１番
目の映像信号Ｎｌは、２ａ、２ｂの区間に相当し、映像
信号Ｎｌは、２回水平偏向波形Ｋ１．に２によって掃引
され第３図に図示したように、２ａ、２ｂの走査線上に
表示され、また、偶数フィールドの第２番目の映像信号
Ｎ２が、２回水平偏向波形に３、Ｋ４によって掃引され
、４ａ、４ｂの走査線上に表示される。

このように、本実施例では、垂直偏向について真 は、メモリの読み出しに対応して２アップ進んで２ステ
ップ分飛び越しを行う点については同様であるが、奇数
フィールドと偶数フィールドの垂直偏向信号は、第２図
の垂直偏向波形に示すごとく、そのレベルを２ステップ
分シフトした階段状波形として発生させる。このため、
奇数フィールドと偶数フィールドとは相互に、一方の２
ステップの偏向レベルが他方の飛び越しのレベルとなる
。第２図は、これら、ＣＲＴ表示のための垂直偏向波形
、水平偏向波形、ビデオ信号波形の相対的関係を示して
いる。

このようにして、標準テレビジョン信号の映像は、第３
図に図示したようになり、第４図に図示したような従来
の走査！５１１〜５（１，３，５は奇数フィールドの走
査線、２．４は偶数フィールドの走査ｍ）に比較して、
それぞれの走査線を２　（ａにしてＣＲＴ２５上に表示
され、走査線が目立たなくなり、高品質の見易い画像を
得ることができる。

上記構成の各ブロックについては、周知の技術により容
易に実施できることは明らかであり、通常のテレビジョ
ンモニタの回路とは異る回路であるＡ／Ｄ、Ｄ／Ａの各
変換器、１水平走査周期の映像信号を格納するメモリ等
の回路については、広く利用されているデジタルビデオ
機器の回路と同様であり、また、垂直偏向信号発生回路
については、垂直偏向信号波形をデジタル信号の形でＲ
ＯＭ等に書き込んでおき、これを垂直同期信号Ｖ及　び
パルス発生回路１８からの信号により読み出して、Ｄ／
Ａコンバータでアナログ波形化する等の周知の技術で容
易に実施可能である。

［発明の効果１ 以上説明したように、本発明では、一方のメモリに映像
信号を格納するとき、他方のメモリに格納された映像信
号は、水平偏向信号の２周期に渡って２回２倍の速度で
読み出だされ、そのとき水平偏向信号の１周期後垂直偏
向信号をステップ状に所定量垂直方向にずらして、水平
、垂直走査が行なわれるので、走査線の数を増加させ、
走査線の目立たない見易い画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のテレビジョン装置の全体の構成を示
したブロック図、第２図は、第１図装置の動作を説明す
る信号波形図、第３図は１本発明による走査線の構成を
示した説明図、第４図は、従来例の走査線の構成を示し
た説明図である。 １３．１４−・・メモリ １７−・−同期分離回路 １９・−水平偏向回路 ２０・・・垂直偏向信号発生回路 ２１・・・垂直偏向回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）水平、垂直偏向信号に従って映像信号をＣＲＴに表
   示させるテレビジョン装置において、映像信号から水平
   、垂直同期信号を分離する分離手段と、 前記分離された水平同期信号の２倍の周波数信号を発生
   する手段と、 前記２倍の周波数信号に従って１／２の水平走査周期を
   有する水平偏向信号を発生させる手段と、 前記２倍の周波数信号と垂直同期信号から垂直偏向信号
   を発生させる手段と、 映像信号の一つの水平走査周期に対応するデジタル化さ
   れた映像信号を格納する第１のメモリと、 次の水平走査周期に対応するデジタル化された映像信号
   を格納する第２のメモリとを設け、前記第２のメモリに
   映像信号を格納するとき、第１のメモリに格納された映
   像信号を前記水平偏向信号の２周期に渡って２回読みだ
   してアナログ信号に変換し、 前記水平偏向信号の１周期後垂直偏向信号をステップ状
   に所定量垂直方向にずらしながら前記アナログ信号に変
   換された映像信号をＣＲＴに表示させることを特徴とす
   るテレビジョン装置。 ２）前記ステップ状に垂直方向にずらす量は、水平偏向
   信号の１周期目の走査後は、一つの水平走査周期後に垂
   直方向に移動する量の１／４であり、水平偏向信号の２
   周期目の走査後は、３／４の量であることを特徴とする
   請求項第１項に記載のテレビジョン装置。