JPH036230Y2 - - Google Patents

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JPH036230Y2
JPH036230Y2 JP1987037367U JP3736787U JPH036230Y2 JP H036230 Y2 JPH036230 Y2 JP H036230Y2 JP 1987037367 U JP1987037367 U JP 1987037367U JP 3736787 U JP3736787 U JP 3736787U JP H036230 Y2 JPH036230 Y2 JP H036230Y2
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JP
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hair
food
washing container
liquid
hair removal
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JP1987037367U
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JPS63145486U (ja
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として栗や野菜等の缶詰用の食
品に付着する毛髪の除去装置に関する。
〔従来の技術並びにその問題点〕
食品に付着する毛髪は、消費者に不衛生な感じ
を与えて、食品の商品価値を著しく低下させる。
しかしながら、実際には、栗や野菜の缶詰には毛
髪が混入しているのが実状である。
缶詰の密封前に、毛髪を完全に除去することは
極めて困難である。これは、毛髪の付着を自動機
で検出できず、人が目で探して除去する為であ
る。また、全体の食品に対して、毛髪が付着する
割合が少ないことも、発見を困難にする原因のひ
とつである。更に、毛髪が細くて見つけ難いこと
にも原因がある。毛髪は、これが付着する割合が
極めて少なくとも、例え少量の商品に付着する
と、全体の商品価値が著しく低下する。
商品に付着する毛髪の除去装置は現在すでに使
用されている。現在の毛髪除去装置は、食品を金
属製のネツトコンベアに並べて搬送し、搬送途中
にガスバーナーでもつて炎を噴射し、食品の表面
に短時間炎を付き付けて毛髪を焼失している。
この装置は、炎が確実に毛髪に接触すれば焼失
できる。ところが、コンベア上の食品に付着する
毛髪は、必ずしも全体が炎に接触する状態とは限
らず、その一部が食品の下になり、あるいは一部
が多数の食品の間に挾まれて、炎で完全に除去で
きない。又、この装置は、食品が炎に弱い野菜等
の場合、食品の一部が焦げるので使用できない。
又、殆どの食品は、火炎に接触すると影響を受け
易く、炎の調整が相当に難しい。
この為、この装置は、全ての商品に付着する毛
髪を効果的に除去できない欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、従来の毛髪除去装置が有する欠点
を除去することを目的に開発されたもので、この
考案の重要な目的は、殆ど全ての食品に付着する
毛髪が効果的に除去できる食品の毛髪除去装置を
提供するにある。
〔従来の問題点を解決する為の手段〕
この考案の食品の毛髪除去装置は、所要量の液
体と食品が充填できる容積を有する水洗容器と、
この水洗容器内に回転自在に配設され、表面に無
数の繊維が植え付けられている毛髪の除去ブラシ
と、毛髪の除去ブラシに連結されてこれを回転す
る動力源と、水洗容器内の液体を強制撹拌する撹
拌部材とを備える。
水洗容器内に食品が液体と一緒に供給され、液
体が強制撹拌されて食品に付着する毛髪が食品か
ら分離され、液中の毛髪が除去ブラシの表面に絡
まり状態で除去される。
〔作用効果〕
この考案の毛髪除去装置は、食品を液体につ
け、この液体を強制撹拌して、付着する毛髪を食
品から分離し、あるいは毛髪の一部を食品の表面
から離し、毛髪を回転する除去ブラシの表面に絡
ませて除去している。この為、水につけることが
できる全ての食品から毛髪が除去でき、しかも食
品を液中で強制撹拌するので、炎のように、毛髪
を除去するのに変質したり品質が低下することが
なく、更に毛髪を、これが極めて絡まり易く、し
かも食品表面から離れて浮遊状態の毛髪をブラシ
で除去するので除去効果が高く、食品に付着する
毛髪を確実に残らず除去できる特長が実現でき
る。即ち、栗のように表面が平滑な食品に付着す
る毛髪は言うに及ばず、野菜の葉等のように、複
雑に入り組んだ隙間に付着する毛髪も、その一部
が食品から分離するとブラシで効果的に除去でき
る卓効を実現する。
〔好ましい実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図の垂直縦断面図、および第2図の垂直横
断面図に示す食品の毛髪除去装置は、上方が開口
された細長い箱形の水洗容器1と、この水洗容器
1の上部に配設された毛髪の除去ブラシ2と、こ
の除去ブラシ2を回転する動力源であるモーター
(図示せず)と、水洗容器内の液体を強制撹拌す
る撹拌部材3とを備えている。
水洗容器1は、供給された栗や野菜等の食品が
一方から他方に移動され、移動途中で付着する毛
髪が除去できるように、片方が供給側で、他の一
方が排出側となる細長状に形成され、排出側に
は、送られてきた食品を水切りして取り出すネツ
トコンベア4が上がり勾配に取り付けられてい
る。
底には、食品が入らない網目の多孔板、又は、
金網等の網材5が調節されている。この水洗容器
1の容積は、時間当りの処理能力や食品の種類を
考慮して最適値に決定されるが、通常、横幅が20
cm以上、長さが50cm以上、深さが20〜100cmに決
定される。
第1図に於て左に供給された食品がスムーズに
右に向かつて移動するように、底の左隅部分には
傾斜して多孔板や金網等の網材が張設されてい
る。
第1図に示す細長状の水洗容器1は、左端部分
に次々と食品を供給し、内部の液体を強制撹拌す
ると、供給された食品はゆつくりと排出側に移送
される。この為、水洗容器は必ずしも内部の液体
を供給側から排出側に流動させる必要はない。た
だ、第1図の鎖線で示すように、液体ポンプ6で
もつて供給側に液体を供給し、排出側からオーバ
ーフローさせることによつて液体を移送させるな
ら、食品はより早く排出側に移送できる。
又、第2図に示す水洗容器1は、連続的に食品
の毛髪を除去できるが、この考案は、必ずしも連
続式とする必要はなく、例えば、水洗容器1のネ
ツトコンベア4を除去し、一定量の食品を供給し
て一定時間液体を強制撹拌し、その後食品を網で
水切りして取り出すこともできる。
毛髪の除去ブラシ2は、シャフトの表面に無数
の繊維材が放射状に植え付けられたもので、シヤ
フトの両端が軸受けを介して水洗容器に支承され
ている。繊維材には、好ましくは太さが0.1〜1.5
mmφ程度の、天然繊維、合成繊維、金属線等が使
用できる。更に、繊維材には、直線状のものも使
用できるが、多少波形に変形させることによつ
て、毛髪の付着力を高くすることもできる。
更に、この除去ブラシ2には、シヤフトの表面
に、繊維が方向性なく結合されて、繊維間に無数
の隙間がある不織布を接着したものも使用でき
る。不織布を使用する場合、繊維の裁断面、言い
替えれば、マツト状不織布の裁断面が除去ブラシ
との表面に現れる状態でシヤフトに接着するのが
良い。
除去ブラシ2は、第2図に示すように、水洗容
器1の横幅にほぼ等しい全長を有し、かつ、水洗
容器1の上部に位置して、平行で水平に並べて複
数本が配設されている。第1図に示すように、ネ
ツトコンベア4下端の真上に位置する除去ブラシ
を、他の除去ブラシよりも下方に位置させて、こ
れを矢印の方向に回転させるなら、除去ブラシ2
でもつて、ネツトコンベア4下端部分に送られて
きた食品をスムーズに停滞させずに送り出しでき
る。
第1図に示すように、複数本の除去ブラシ2を
食品の移送方向に並べたものは、除去ブラシ2で
もつて、食品を連続的に移送しながら、効果的に
毛髪が除去できる。
除去ブラシ2の動力源であるモーターは、チエ
ーンとスプロケツトとを介して全ての除去ブラシ
2を回転する。従つて第2図に示すように、除去
ブラシ2の一端にはスプロケツト7が固定され、
このスプロケツト7に、チエーンが掛けられ、チ
エーンがモーターの回転軸のスプロケツトに掛け
られて回転される。除去ブラシ2の回転数は、表
面に接触する毛髪を引つかけて繊維に絡ませて除
去するように、通常20〜200RPM、好ましくは30
〜150RPMの範囲に調整される。除去ブラシ2を
水洗容器の上部に配設する場合、この回転でもつ
て食品の移送作用を持たせる為、下部が食品の移
送方向を向くように、第1図の矢印の方向に回転
する。
水洗容器1の液体の撹拌部材は、水洗容器の底
に水平に配設された噴気部材8と、この噴気部材
8にホース9を介して連結された加圧空気源であ
る送風機10とで構成されている。噴気部材8
は、多数の小孔が穿設された複数本の配管からな
り、これが水洗容器1の網材5下方に固定されて
いる。配管は複数のブロツクに分けられ、各ブロ
ツクの配管が、調整弁11を介して送風機10に
連結されている。調整弁11は開度を変更して、
各ブロツクの空気噴射量を調整し、食品の撹拌状
態と移送状態とを調整する。
撹拌部材3が無数の気泡を水洗容器の底に噴出
してこれで液体を撹拌するものは、食品を傷付な
く撹拌できると共に、気泡が毛髪に付着して浮上
させ、これを除去ブラシ2で除去できるので、最
も効果的に毛髪が除去できる特長がある。
ただ、気泡によらず、例えば図示しないが、水
洗容器内に加圧水を噴射する部材、あるいは水洗
容器内に回転あるいは往復運動する撹拌羽根を設
ける構造の撹拌部材も、多少毛髪の除去効果の低
下を我慢すれば使用できる。
第1図と第2図に示す食品の毛髪除去装置の毛
髪除去状態は次の通りであつた。水洗容器1に水
等の液体を充填し、これに左端部分から次々と栗
や野菜を供給し、水洗容器の底から気泡を噴射し
たところ、供給された食品は、浮上する気泡でも
つて水洗容器内で撹拌されながら右に向かつて移
動し、表面に付着する毛髪が食品から離されて除
去ブラシ2に絡まり状態で除去され、あるいは食
品から完全に分離されないが一部が食品から離さ
れて、毛髪が除去ブラシ2に接触して、食品から
引き出されて除去されて移送される。毛髪が除去
された食品は水洗容器1の右側に送られ、ネツト
コンベア4でもつて水切りされて排出される。
除去ブラシ2の繊維に絡まり付いた毛髪は、運
転を停止した状態で、櫛や線材で簡単に除去でき
る。
食品に付着する毛髪の総量は相に少なく、除去
ブラシから毛髪を除去する作業は、例えば1日〜
数日に1回で十分である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す食品の毛髪除去装置の縦断面図および横断面図
である。 1……水洗容器、2……除去ブラシ、3……撹
拌部材、4……ネツトコンベア、5……網材、6
……液体ポンプ、7……スプロケツト、8……噴
気部材、9……ホース、10……送風機、11…
…調整弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所要量の液体と食品が充填できる容積を有す
    る水洗容器と、この水洗容器内に回転自在に配
    設され、表面に無数の繊維が植え付けられてい
    る毛髪の除去ブラシと、毛髪の除去ブラシに連
    結されてこれを回転する動力源と、水洗容器内
    の液体を強制撹拌する撹拌部材とを備え、水洗
    容器内に食品が液体と一緒に供給され、液体が
    強制撹拌されて食品に付着する毛髪が食品から
    分離され、液中の毛髪が除去ブラシの表面に絡
    まり状態で除去される食品の毛髪除去装置。 (2) 撹拌部材が、水洗容器の底部に配設された噴
    気部材と、この噴気部材に加圧空気を供給する
    空気源とを備える実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の食品の毛髪除去装置。 (3) 毛髪の除去ブラシが、水洗容器の液面近傍に
    水平に配設されている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の食品の毛髪除去装置。 (4) 複数本の除去ブラシが、食品の移送方向に並
    べて配設されている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の食品の毛髪除去装置。
JP1987037367U 1987-03-14 1987-03-14 Expired JPH036230Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987037367U JPH036230Y2 (ja) 1987-03-14 1987-03-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987037367U JPH036230Y2 (ja) 1987-03-14 1987-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63145486U JPS63145486U (ja) 1988-09-26
JPH036230Y2 true JPH036230Y2 (ja) 1991-02-18

Family

ID=30848633

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987037367U Expired JPH036230Y2 (ja) 1987-03-14 1987-03-14

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02174662A (ja) * 1988-12-27 1990-07-06 Family Kk 野菜、果実等の洗滌装置
JP3643500B2 (ja) * 1999-06-29 2005-04-27 健 粟谷 洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63145486U (ja) 1988-09-26

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