JPH03619A - 環状物の整列供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、粘着テープ等の環状物の集積包装機等に用い
られる環状物の整列供給装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種の整列供給装置としては、例えば、実公昭
５２−１５５１７号公報に記載されているようなものが
知られている。

この整列供給装置は、シュートより一個ずつ落下する粘
着テープ本体を製品安定ガイドレール上で受け、一定間
隔毎に左右のピストン運動を行うコ字状の押込整列用プ
ッシャーと該押込整列用ブツシャ−の圧力により漸時後
退する製品倒れ防止プレートとで粘着テープ本体を挟持
しながら整列集積し、前記押込整列用ブツシャ−の押し
込み方向と直角なピストン運動を行うコ字状の供給具に
より集積単位毎に包装機等に供給するようにしたもので
ある。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来の整列供給装置は、ピストン運
動を行うコ字状の押込整列用ブツシャで粘着テープを一
個ずつ整列しながら集積する構造となっているため、整
列供給スピードを上げることができないという欠点があ
る。また、コ字状の押込整列用ブツシャや製品安定ガイ
ドレールで粘着テープ本体を安定に保持し集積するよう
にしているために、一定サイズの粘着テープ本体にしか
適用できない。更に、装置の構造が複雑であり、故障率
が高くなるという問題があった。

本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、その目的とするところは、整列供給の処理速度が速く
て、しかも粘着テープ等の環状物のサイズを変更しても
調整を必要としない簡単な構造の環状物の整列供給装置
を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明環状物の整列、供給装置は、環状物を一個ずつ落
し込む落下口の下方に回転体を設け、該回転体に、落下
した複数個の環状物を挿通し得る支持棒を路上向き位置
と水平位置とで旋回停止するように設けると共に、水平
位置に旋回停止した支持棒に沿って平行に移動し環状物
を支持棒から取り外す移送装置と該支持棒から水平方向
に取り外された環状物を受ける受渡し装置とを設けたこ
とを特徴とするものである。

（作用） 回転体の回転により支持棒が路上向き位置に旋回停止す
ると、該支持棒に落下口から一個ずつ落し込まれた環状
物が複数個係止され重積される。

重積された環状体は回転体の回転により上向き位置から
支持棒と共に水平位置まで旋回停止する。

水平位置では、移送装置が作動して水平位置にある支持
棒から環状物を取り外し、受は渡し装置で受は取る。

（実施例） 本発明環状物の整列供給装置の一実施例を図面を参照し
ながら説明する。

この実施例では、環状物を粘着シート等のロール状物か
ら輪切りされた粘着テープとする場合について説明する
。

１はベルトコンベヤで、粘着テープａを矢印Ｓの方向に
搬送するものである。

２は繰出装置で、ベルトコンベヤｌの排出側に設けられ
、搬送された粘着テープａを一個ずつ繰り出すものであ
る。繰出装置２は粘着テープａを抱えるようにして挟む
繰出ホイール２１．２１と、駆動装置２２とからなり、
繰出ホイール２１．２１が粘着テープａを一個ずつ挟み
繰り出すようになっている。なお、上記例では繰出装置
２として繰出ホイール２１．２１を用いたが、これに限
定されるものではな（、例えば、ベルトコンベヤ１の上
方からストッパーを上下させ粘着テープａを正確に一個
ずつ繰り出すようにしてもよい。

３は落下口で、ベルトコンベヤ１の排出端前方にガイド
板３１で囲うことにより形成される。

４は回転体で、第３図に示すように粘着テープの紙芯内
に挿入し得る支持棒４１が十字状に配設され、垂直位置
Ａにある支持棒４１が落下口に向くようになされており
、第２図に示すサーボモーター等の駆動装置４２により
矢印Ｗの方向に角度９０°ずつ回転し、支持棒の旋回割
り出しを行うようになっている。即ち、回転体４の回転
により、上向き垂直位置Ａにある支持棒４１は水平位置
Ｂにまで旋回し停止すると共に、それぞれの位置Ｂ。

Ｃ，Ｄにある支持棒４１・・は、位置Ｃ，Ｄ、Ａまで旋
回して停止するのである。　尚、上記例で支持棒は回転
体４に十字状に４本設けられたが、これに限定されるも
のではなく、例えばＬ字状に２本設けてもよい。この場
合、Ｌ字状に設けられた２本の支持棒は路上向き位置と
水平位置とで往復して旋回停止するように回転体に取付
けられる。

５は移送装置で、エアーシリンダー５１のロッド５２の
先端に掻出具５３を設けてなるもので、前記回転体４の
水平位置Ｂにある支持棒４１に平行に設けられる。該移
送装置５の掻出具５３は、第４図に示すように前記回転
体４の旋回により垂直位置Ａの支持棒４１が略水平にな
されて水平位置Ｂで停止したときに、該支持棒４１に沿
って回転体４の外方に水平に移動させ粘着テープａを支
持棒４１から取り外し、受渡し装置６で移送するように
なっている。

受渡し装置６は水平位置Ｂの支持棒４１の先端側外方に
設けられるもので、受は棒６１を有してなり、粘着テー
プａが回転体４の外方に取り外されるとき、粘着テープ
ａの紙芯内に受は棒６１が挿通されて、包装機等のコン
ベヤ７に移し変える役目をするものである。上記光は棒
６１は水平位置Ｂの係止棒４１の水平軸線に沿って往復
する自走装置６２の取付台６３に水平に取付けられ、図
示しない駆動源により進退自在になされ、その先端が水
平位置Ｂにある支持棒４１の先端に接近する位置で停止
するようになっている。また、自走装置６２は上方に設
けられたエアーシリンダー６４のロッド６５の先端に吊
設されており、上下に昇降するようになっている。

次に、上記実施例の作動について説明する。

先ず、コンベヤベルト１上にある粘着テープａを押せ押
せ状態で搬送し、繰出装置２の繰出ホイール２１．２１
で落下口３に一個ずつ送り出す。

このとき、粘着テープａは勢い良く送り出されてもガイ
ド板に衝突し下方に落下する。落下口３から落下した粘
着テープａは、垂直位置Ａにある支持棒４１に挿通され
て重積される。粘着テープａが所定個数重積されると、
図示しないセンサの検出信号により繰出袋Ｍ２の繰出ホ
イール２１．２１の回転が停止する。このとき粘着テー
プａはコンベヤベルト１上で押せ押せ状態で一時待機す
ることになる。

一方、回転体４を角度９０°回転させると、上向き垂直
位置Ａにある支持棒４１は粘着テープａと共に水平位置
Ｂにまで旋回し停止する。また、それぞれの位ＩＢ、Ｃ
，Ｄにある支持棒４１も、位置Ｃ，Ｄ、Ａまで旋回して
停止する。

支持棒４１の旋回停止後、コンベヤベルトｌ上で押せ押
せ状態で一時待機していた粘着テープａは、繰出ホイー
ル２１．２１の回転開始により、再び落下口３に送り込
まれ、上向き垂直位置Ａで停止した支持棒４１に挿通さ
れて重積される。これと同時に、水平位置Ｂでは支持棒
４１に落下係止した粘着テープａは、移送装置５の掻出
具５３により回転体４の外方に取り外されると同時に受
渡し装置６の受は棒６１に挿通される。続いて、エアー
シリンダー６４を作動させて自走装置６２を降下させ、
下方の包装機のコンベヤ７に粘着テープａを載置する。

この状態で、受は棒６１を後退させ粘着テープから取り
外す。

（発明の効果） 本発明環状物の整列供給装置は、上記のとおりの構成で
あるので、整列供給の処理速度を上げることが可能とな
る。また、環状物を落下口から落し込み支持棒に引っ掛
けて重積し旋回する簡単な構造であるから故障が少ない
。更に、従来のように、コ字状の押込整列用ブツシャや
製品安定ガイドレールで粘着テープ本体を安定に保持し
集積する必要がなく、環状物のサイズ毎に調整を行う作
業がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明環状物の整列供給装置の概略平面図、第
２図は第１図中の■−■線により切断し矢印方向にみた
側面図、第３図は第１図中の■−■線により切断し矢印
方向にみた断面図、第４図本発明環状物の整列供給装置
の使用状態を説明する概略図である。 符号の説明 ｌ・・ベルトコンベヤ、２・・繰出袋Ｌ　２１・・繰出
ホイール、３・・落下口、４・・回転体、４１・・支持
棒、５・・移送装置、５３・・掻出具、６・・受渡し装
置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、環状物を一個ずつ落し込む落下口の下方に回転体を
   設け、該回転体に、落下した複数個の環状物を挿通し得
   る支持棒を路上向き位置と水平位置とで旋回停止するよ
   うに設けると共に、水平位置に旋回停止した支持棒に沿
   って平行に移動し環状物を支持棒から取り外す移送装置
   と該支持棒から水平方向に取り外された環状物を受ける
   受渡し装置とを設けたことを特徴とする環状物の整列供
   給装置。