JPH0361332A - 金属線材の熱処理方法およびこの方法を実施する装置 - Google Patents

金属線材の熱処理方法およびこの方法を実施する装置

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JPH0361332A
JPH0361332A JP2198968A JP19896890A JPH0361332A JP H0361332 A JPH0361332 A JP H0361332A JP 2198968 A JP2198968 A JP 2198968A JP 19896890 A JP19896890 A JP 19896890A JP H0361332 A JPH0361332 A JP H0361332A
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wire
temperature
heat exchanger
exchanger plates
pearlitization
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JP2198968A
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Andre Reiniche
アンドレ、レニシュ
Christian Chanet
クリスチャン、シャネ
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Compagnie Generale des Etablissements Michelin SCA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属線材、特に炭素鋼線材を熱処理する方法お
よび装置に関するものである。このような処理は例えば
微細パーライト組織を得るにある。
これらの線材は特に、ゴム製品および/またはプラスチ
ック製品、例えばタイヤ外皮を補強するために使用され
る。
〔従来技術と問題点〕
フランス特願第88100904号に記載のパーライト
化処理法および装置においては、実際上強制循環されな
いガスを収容した単数または複数の管の中に線材を通過
させる。この方法および装置は下記の利点を示す。
一装置の簡単さ、投資コスト、および運転コストが低い
1収 一正確な冷却法則が得られ、再熱現象が避けられる。
一同一プラントにおいて、広い範囲内の直径の線材につ
いてパーライト化処理を実施する事ができる。
一溶融金属または塩を使用する必要がないので、衛生上
の問題が避けられ、また線材の浄化の必要がない。
しかし実際経験の示すように、化学組成が少し相違した
m(特に共折晶の少し上下の炭素含有量を有するM)の
場合にTTT (時間、温度、組織)ダイヤグラムが非
常に相違する可能性がある。同一の化学組成を有するが
相異なる製鋼所で製造された鋼についてもこの現象が見
られる。
−例として、0.8%炭素鋼の場合、1乃至1.7の比
率範囲内の潜伏時間を持つのが通常である。潜伏時間と
は冷却の開始からオーステナイト/パーライト変態の開
始までの時間である。その結果、最適の鋼組織を得るよ
うに同一直径および同一組成または近似組成を有する鋼
線を処理するため、相異なる構造パラメータの複数のプ
ラントを使用しなければならない。
本発明の目的は、すぐれた適合性を有する金属線材熱処
理法および装置を提供するにあり、この適合性とは、同
一直径であるが相異なるTTTダイヤグラムを有する鋼
線について同一の時間−温度ダイヤグラムを得る能力と
定義される。
前記のフランス特願第88100904号において、線
材によって交換される熱量は主として被処理線材を包囲
するガスリングの伝熱性とサイズによって制御される。
本発明は前記のガスリングのサイズを変更しおよび/ま
たは制御する事によって適合性を得るにある。
従って、少なくとも1本の金属線材を熱処理するによる
方法は、 (a)  少なくとも1対の伝熱板の中において、それ
ぞれの伝熱板に備えられたグループの間を線材を通過さ
せ、前記伝熱板の間隙を変動させる事ができ、グループ
の中に装入された実際上強制循環されないガスと前記線
材を直接に接触させる段階を含み、 (b)  前記グループ、線材およびガスの特性が下記
の式によって比率にを定義し、 λ および、 D i −F「「77(2) ここに、 Logは自然対数、Sは相互に対向する2グループの合
計断面積とし、馬で表されたこの面積が線材の長手方に
対する垂直面におけるグループ断面積に対応し、Dfは
ミリメートルで表された線祠直径、λは600℃におい
て測定されたガスの伝熱率とし、ワットm −t 1「
−1で表わされる。
また本発明は、 (a〉1対の伝熱板およびこれらの伝熱板の間隙を変動
させる手段と、線材を前記1対の伝熱板の中を線材を通
過させる手段とを含み、各伝熱板は1つのグループを備
えて相互に対向する2つのグループを成し、その間を線
材を通過させ、また前記グループの中に装入された実際
上強制循環されないガスと前記線材を直接に接触させ、
(b)  前記グループ、線材およびガスの特性が下記
の式によって比率にを定義し、 および、 D L −F「「7T(2) ここに、 Logは自然対数、Sは相互に対向する2グループの合
計断面積とし、−で表されたこの面積が線材の長手方に
対する垂直面におけるグループ断面積に対応し、Dfは
ミリメートルで表された線材直径、λは600℃におい
て測定されたガスの伝熱率とし、ワットm−1・°F−
1で表わされる少なくとも1本の金属線材の熱処理装置
に関するものである。
「実際上強制循環されない」とは、グループ中のガスが
実際上不動であるか、あるいは実際上線材とガスの間の
熱交換を変更しない弱い循環作用を受ける事を言い、こ
の弱い循環作用は例えば線材そのものの移動のみによる
また本発明は前記の方法および装置を使用して線材を処
理する方法およびプラントに関するものである。
また本発明は、本発明による方法および/または装置と
プラントによって得られた金属線材に関するものである
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。
〔実 施 例〕
第1図は、微細パーライト組織を得るように炭素鋼線材
を処理するためのプラント全体を示す。
このプラント1000は例えば8本の線材1を同時に処
理する事ができ、4区域Zl、Z2.Z3゜Z4を含み
、線材1はこれらの4区域をこの順序で通過する。
区域Z1はオーステナイト化処理に対応する。
この区域において、線材1は変態温度AC3以上の温度
まで加熱されて、均質オーステナイトを生じる。
区域z2は線材1を変態温度AC1以下の温度まで急冷
して準安定オーステナイトを得る段階に対応する。
区域Z3は準安定オーステナイトをパーライトに変態す
るパーライト化処理に対応する。
区域Z4は線材を常温または常温に近い温度まで冷却す
る段階に対応する。
区域Z1の中のオーステナイト化処理は公知の方法によ
って、例えばマツフル炉またはガス炉によって、あるい
はフランス特願第88108425号に記載の方法によ
って実施される。このフランス特願の方法は、実際上強
制循環されないガスを含む管の中に線材を通過させて線
材を加熱するにある。
区域Z2.Z3およびz4はそれぞれ本発明による装置
を含む。この装置の一部を第2図に図示する。この装置
100は一対の伝熱板2を含み、線材1がこれらの伝熱
板の中を通過する。伝熱板2は例えば青銅、鋼または鋳
鉄で作られる。
第2図は、相互に平行な線材1の長手方に対して垂直な
面においてとられた断面−である。
伝熱板2は相互に平行であって、上下に配置され、上板
は2 a %下板は2bで示す。これらの板2a、  
2bは間隙Eによって分離され、この間隙は少なくとも
3本の、例えば4本のネジ3によって調整する事ができ
る。第2図においては図面を簡単にするため1本のネジ
3を示す。各ネジ3の回転運動は、ネジ3から突出した
歯車4とチェーン5によって同期化される。ネジ3は、
上広熱板2aの中に作られたネジ穴6の中に係合し、下
伝熱板2bの中に配置された玉軸受または青銅軸受7の
上に当接する。他のネジも同様の配置を有し、チェーン
5がすべての歯車4を連結して、上下の板の運動を同期
化し、従ってその平行性を保持し、従って伝熱板2に沿
って」二下の間隔Eを同一値に保持する。
各板2a、2bは、各線材についてグループ8を含む。
上板2aのグループ8aが板板2bのグループ8bに対
向する。これらのグループの形状は上板と下板について
同一とする事ができる。
例としてグループ8はそれぞれ半円筒形を有し、その軸
線が線材1の長手力に対して平行であり、従ってこれら
のグループ8は線材の長手力に対して垂直な断面におい
て、すなわち第2図の面において半円形を成す。
この断面において、上下のグループ8a、8bから成る
組立体は相互に対向して円形を成す。これはE−0の時
にこれら2つのグループが接触した場合に対応する。こ
の断面全体をSとすれば、Dfは下記の式(2)によっ
て与えられる。
D i −F「「77(2) 従ってDiはこの場合、第2図の各グループ8の断面に
対応する半円形の直径である。
各線材1は相互に対向する上下のグループ8a。
8bの間を通る。これらのグループは、相互に接触する
際に線月1がこれらのグループの間を通過する事ができ
るように、すなわちDi>Df(Dfは線材1の直径)
となるように構成される。
上下の伝熱板2の間を各線材lを前進させる手段は例え
ば区域Z4の出口に配置された巻取機とし、各線材1が
処理後にその上に巻取られ、ボビン9はモータ10によ
って駆動される(第1図)。
線材1は、グループ8を満たした実際上強制循環されな
いガス11と直接に接触する。このガス11は伝熱板2
の外部においてスペース〕2と連通し、このスペース1
2はハウジング13によって画成される。
Di、λ、DfおよびSは下記の係数にを定義する。
λ Logは自然対数、λは600℃において測定されたガ
ス11の伝熱率であって、ワットm−1・°「−1で表
示される。
ガス11は例えば水素、窒素、ヘリウム、水素と窒素の
混合物、水素とメタンの混合物、窒素とメタンの混合物
、ヘリウムとメタンの混合物、水素、窒素およびメタン
の混合物とする。
間隙Eの変動は各線材1を包囲するガス11のマントル
14の形状を変更し、これによりガス11を介する線材
1と伝熱板2との熱交換を制御する事ができ、最大熱交
換はE−0に対応する。
本発明はグループ8が半円形断面を有する場合に限定さ
れない。例えば第3図はそれぞれ半円形より小さい円弧
状の相互に対向するグループ8a。
8bを示し、また第4図はそれぞれ半正方形の断面を有
する相互に対向するグループ8a、8bを示す。これら
の図は第2図と同様、すなわち、線材1の軸線に対して
垂直断面においてとられた断面図であって、これらのグ
ループは上下の板2a。
2bが相互に接触している場合、従ってE−0の場合に
対応する。
グループの形状がどのようであれ、前記の式(2)は常
に成立する。例えば第4図の場合、Di−26J1/π
となり、dは正方形の1辺の長さである。
線材1の両側において、各伝熱板2はスペース15と接
触し、このスペースの中に伝熱流体16、例えば水が循
環する。各伝熱板2から各スペースの中にウェブ17が
延長され、これらのウェブが伝熱板2と流体16の間の
熱交換を容易する。
好ましくは各伝熱板について、処理される線材1の数に
等しい数のウェブ7を使用し、これらのウェブ17を線
材lの軸線に沿って配置しく第2図)、上板2aのウェ
ブ17aが下板2bの対応のウェブ17bと実際的に同
一面に配置され、線材1の軸線がこの面の中に配置され
る。スペース15はカバー18によって画成され、その
間の密封性は継手23によって保証される。
第5図は、フタ18を取り外した状態のスペース15を
示す図である。伝熱流体16が導溝19から入り、つぎ
にウェブ17に沿って循環する。
そらせ板20がこの循環の方向を変換させる。これは第
5図において矢印F16で示される。流体16が導溝2
1から装置100の外部に出る。装置100はその伝熱
板2の中に配置された電気抵抗22を含み、必要に応じ
て伝熱板2を加熱する事ができる。この場合には流体1
6を循環させない。流体は線材1から出る熱ユを外部に
向かって排出させるためのものだからである。
一方の伝熱板についてのみ流体循環16を備える事がで
きる。
第6図はプラント100の各区域Z2〜Z4を線材1が
通過する際の処理ダイヤグラムφを示し、横座標は時間
「t」、縦座標軸は線材1の温度Tを示す。
時間の原点は点Aに対応し、この点Aは区域z1の出口
に対応し、温度TAの線材1が均質なオーステナイト組
織を有する。ダイヤグラムの一部ABは準安定オーステ
ナイト組織を得るための区域Z2における急冷段階に対
応し、この冷却段階の終わりに線材1は温度TBを有す
る。
ダイヤグラム部分BCは区域Z3に対応し、この区域に
おいて線材1のパーライト化が生じる。
好ましくはこの区域Z3において、線材1の温度はでき
るだけ温度TBに近く保持され、その変動は温度TB以
上または以下10℃までとし、好ましくは5℃までとす
る。これは再熱現象を制限するためである。簡単のため
、部分BCは温度TBに対応する線分の形で示されてい
る。ダイヤグラム部分CDは線材温度を常温または常温
に近い温度まで冷却する段階に対応し、この温度はTD
で示される。
区域Z2において、使用される装置100は下記の式を
満たす: 5≦に≦8(3) λは600℃で測定される。
また区域Z4について使用される装置100についても
同様とする。
区域Z3について使用される装置100は下記の式を満
たす: 3≦に≦6(4) 区域Z3において等温変態または実際上の等温変態を得
るために、複数の例えば6個の装置100を使用して熱
交換を変調させる。実際に、この部分BCにおける線材
1の変態は複雑であって、点Bから点Cまで下記の図式
で実施される。
Bの近傍では、準安定オーステナイトの粒界において核
形成が生じる。つぎにオーステナイトのパーライトへの
変態が最初は低速で開始し、この変態速度が極大値を通
過した後に減少してゼロとなる。Cの近くでパーライト
への変態が終了するが、温度は実際上Cまで一定に保持
されて準安定オーステナイトの残留を防止する。
オーステナイトからパーライトへの変態は非常に放熱性
であるから、パーライト化速度が最大となる区域は排熱
が最大とならなければならない区域に対応する。他の区
域において、排熱は低くなり、場合によっては加熱を必
要とする。このような変調を実施するため、例えば次の
3フアクタを操作する事ができる。
一パーライト化速度が最大となる区域においては、伝熱
板を相互に当接させる(E−0)。
−他の区域においては、伝熱板を離間させ(E≠O)、
場合によってはこれを加熱する。
区域Z3において使用される装置100の数Nに対して
、オーステナイト/パーライト変態の最大速度がこれら
の装置のいずれかの中央に位置する理想的機器構成がN
−2存在する。
例えば、区域z3において6個の装置100を使用する
場合、下記の表1によって示される4つの理想的位置が
ある。第6図において、これらの装置100−1〜10
0−6がこの順序で線分BCに対応する時間に示されて
いる。
表 1 区域Z3の装置100の制御は例えばコンピュータによ
って下記のように実施される。
伝熱板2の出口において線材1の温度を高温計によって
測定し、この高温計がこれらの表示をコンピュータに伝
達する。コンピュータはこれらの信号を、流体16の循
環制御弁、例えば圧搾空気によって流体を排除する弁(
加熱の場合)、歯車4を駆動するモータ、電気抵抗22
を作動する温度制御装置に送る。
本発明を下記の実施例について説明する。これらの実施
例において、線材の繰り出し速度は毎秒1メートル、ま
た同時に処理される線材数は8である。区域Z1におて
実施されるオーステナイト化処理は、従来法によって、
例えばガス炉またはマツフル炉によって、980℃のオ
ーステナイト化温度TAを得るように実施される。
線材直径は1.3+n+s、ガス11は75体積%のN
2と25体積%のN2とを含有する分解アンモニア、ま
た600℃における伝熱率λは0.28ワットm−1″
F″″1である。
実施例1 プラント1000の区域Z2〜Z4は合計8基の装置1
00を含む。グループ8は前記のように半円形断面を有
する。
一区域Z2は長さ2.7mの装置100を有する。グル
ープ8の直径:347市。
一区域Z4は長さ2.5mの装置100を有する。グル
ープ8の直径:3.7m謬。
一区域Z3は6基の装置]00を有する。各装置は長さ
1mであり、合計出力1.5Kvの電気抵抗を備えてい
る。従って前述のように4種の理想的機器配置がある。
区域Z3の場合、合計長は6mであり、線材の通過時間
は6秒である。グループ8の直径は3.2mmである。
0.815%のCと、0.527%のMnと、0.21
.9%のSiと、0.006%のSと、0.012%の
Pと、0.082%のA1と、0.045%のCaと、
0.020%のCrと、0.008%のNiとを含有す
る鋼線材1を使用する。
急冷区域Z2の中の通過時間は2,7秒である。
区域Z3中の線材1の温度は580℃±10℃である。
タイプ1(表1)の機器配置を検証する。
係数にの値は下記である二区域Z2−6.31、区域Z
3=5.44、区域Z4−6.31゜線材1はプラント
1000の中で処理された後に、1350MPaの引っ
張り破断抵抗を有する。
これらの線材を公知のようにして黄銅処理し、線引きし
て、最終直径0.2mmを得た。線引きされた線材の引
っ張り破断抵抗は3480MPaである。
断面比は下記の式によって定義される。
線引き前の線材断面 合理的変形は式ε−LogRによって定義される。ここ
にLogは自然対数である。
従って、線材コについては、R−42,25;ε−3,
74が得られる。
実施例2 プラント1000の区域Z2〜z4は合計10基の装置
100を含む。グループ8は前記のように半円形断面を
有する。
一区域z2は長さ2.7mの装置100を有する。グル
ープ8の直径: 3. 7mm。
一区域z4は長さ2.5mの装置]−〇〇を有する。グ
ループ8の直径:3.7mm。
一区域z3は82i!iの装置]00を有する。これは
、6種の理想的機器配置に対応する。各装置100は長
さ0.75mを有する。従ってこの区域Z3の長さと線
材の滞留時間は実施例1と同様である。グループ直径:
3.2m〜。
装置100の他の特性、特にガス11の性質は実施例1
の場合と同様である。
線材1は実施例1の場合と同様の鋼によって製造される
区域z3中の線材1の温度は500±5℃である。すな
わち、恒温性は実施例1の場合よりもすぐれている。こ
の恒温性の故に、区域Z3の温度を低下させてもベイナ
イトの形成のおそれがない。
従って線材1の機械特性と使用価値を改良させる。
オーステナイトのパーライトへの変態の極大ピークはこ
の区域z3の第2装置100に出現する。
区域22〜Z4において係数には実施例1と同一値を有
する。
線材1はプラント1000の中で処理された後に、13
50MPaの引っ張り破断抵抗を有する。
これらの線材を公知のようにして黄銅処理し、線引きし
て、最終直径0,2關を得た。線引きされた線材の引っ
張り破断抵抗は3500MPaである。
また、R−42,25,ε−3,74゜前記の各実施例
において、各装置100の中において、間隙Eは一定で
あったが、本発明は同一装置中において間隙Eが変動す
る場合にも適用される。
例えば、第7図に図示の本発明の装置200は2枚の伝
熱板2を有し、これらの伝熱板はその末端において軸3
0によって連結され、この軸30はグループ8の中に配
置された線材1に対して平行である。伝熱板2が軸30
回りに回転するので、間隙Eは線材1に対して垂直方向
に変動する。例えばクサビ状の部材31をこれらの伝熱
板2の間に押し込む事によって伝熱板2の開放が得られ
る。
本発明によって処理された線材は鉛パテンテイング法に
よって得られた線材と同一組織、すなわち微細パーライ
ト組織を有する。この組織はフェライト層によって分離
されたセメンタイト層を含む。−例として、第8図はこ
のような微細パーライト組織の一部の断面を示す。この
部分50は、フェライト層52によって分離された相互
に平行な2層のセメンタイト層51を含む。セメンタイ
ト層51の厚さは「i」で示され、またフェライト層5
2の厚さはreJで示される。このパーライト組織は微
細である。すなわち平均値i+eは最高1000人±2
50人である。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その
主旨の範囲内において任意に変更実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による複数の装置を使用し複数の金属線
材を熱処理するプラントの概略平面図、第2図は線材の
長手方に対して垂直な面においてとられた第1図のプラ
ントに使用される装置の部分断面図、第3図と第4図は
それぞれ第2図の装置のグループの他の実施態様を示す
第2図と同様の断面図、第5図は第2図の装置の中に使
用される伝熱流体の循環路を示す平面図、第6図は第1
図の装置において使用される線材の時間関数として温度
の変動を示すダイヤグラム、第7図は線材の長手方に対
して垂直面にとられた本発明の装置の伝熱板の他の実施
態様を示す断面図、また第8図は第1図のプラントにお
いて処理された線材の微細パーライト組織の一部を示す
断面図である。 Zl、Z2.Z3.  z4−・・処理区域、1・・・
線材、2・・・伝熱板、3・・・ネジ、4・・・歯車、
5・・・チェーン、8・・・グループ、11・・・ガス
、14・・・ガスリング、15・・・スペース、16・
・・水、17・・・ウェブ、18・・・カバー、19・
・・水環溝、20・・・そらせ板、21・・・水排出溝
、22・・・電気抵抗、30・・・軸、31・・・クサ
ビ部材、50・・・微細パーライト組織、51・・・セ
メンタイト、52・・・フェライト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)少なくとも1対の伝熱板の中において、それ
    ぞれの伝熱板に備えられたグループの間を線材を通過さ
    せ、前記伝熱板の間隙を変動させる事ができ、グループ
    の中に装入された実際上強制循環されないガスと前記線
    材を直接に接触させる段階を含み、 (b)前記グループ、線材およびガスの特性が下記の式
    によって比率にを定義し、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) および、 Di=√(4S/π)(2) ここに、 Logは自然対数、Sは相互に対向する2グループの合
    計断面積とし、mm^2で表されたこの面積が線材の長
    手方に対する垂直面におけるグループ断面積に対応し、
    Dfはミリメートルで表された線材直径、λは600℃
    において測定されたガスの伝熱率とし、ワットm^−^
    1・°F^−^1で表わされる事を特徴とする少なくと
    も1本の金属線材の熱処理法。 2、微細パーライト組織を得る事のできる請求項1によ
    る方法において、この処理に先だって予め線材の均質オ
    ーステナイト組織を得るように変態温度AC3以上の温
    度に保持し、 (c)前記線材を変態温度AC3以上の温度から変態温
    度AC1以下の温度まで冷却する段階と、 (d)つぎに変態温度AC1以下の温度においてパーラ
    イト化処理する段階と、 (e)つぎに線材を常温または常温に近い温度まで冷却
    する段階と、 (f)パーライト化前の操作とパーライト化操作は少な
    くとも1対の伝熱板の中に線材を通過させ、冷却操作に
    際して5≦K≦8が得られ、パーライト化に際しては3
    ≦K≦6が得られるように操作する事を特徴とする請求
    項1に記載の方法。 3、パーライト化後の冷却操作は、少なくとも1対の伝
    熱板の中を線材を通過させ5≦K≦8となるように実施
    される事を特徴とする請求項2に記載の方法。 4、パーライト化操作中の線材温度は所定温度の上下に
    10℃以上変動しない事を特徴とする請求項2または3
    のいずれかに記載の方法。 5、パーライト化に際して少なくとも4対の伝熱板を使
    用する事を特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載
    の方法。 6、伝熱板の相互間隔はこれらの伝熱板の出口における
    線材温度に対応して調整される事を特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の方法。 7、(a)1対の伝熱板およびこれらの伝熱板の間隙を
    変動させる手段と、線材を前記1対の伝熱板の中を通過
    させる手段とを含み、各伝熱板は1つのグループを備え
    て相互に対向する2つのグループを成し、その間を線材
    を通過させ、また前記グループの中に装入された実際上
    強制循環されないガスと前記線材を直接に接触させ、 (b)前記グループ、線材およびガスの特 性が下記の式によって比率Kを定義し、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) および、 Di=√(4S/π)(2) ここに、 Logは自然対数、Sは相互に対向する2グループの合
    計断面積とし、mm^2で表されたこの面積が線材の長
    手方に対する垂直面におけるグループ断面積に対応し、
    Dfはミリメートルで表された線材直径、λは600℃
    において測定されたガスの伝熱率とし、ワットm^−^
    1・°F^−^1で表わされる事を特徴とする少なくと
    も1本の金属線材の熱処理装置。 8、伝熱流体を循環させて、少なくとも一方の伝熱板の
    線材と反対側の側面に接触させる事を特徴とする請求項
    7に記載の装置。 9、少なくとも一方の伝熱板の中に配置された少なくと
    も1つの電気抵抗を含む事を特徴とする請求項7または
    8のいずれかに記載の装置。 10、線材の温度に対応して伝熱板の間隔を変動させる
    事を特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の装置
    。 11、請求項7乃至10のいずれかに記載の少なくとも
    1つの装置を含むプラント。 12、(c)線材の均質オーステナイト組織を得るよう
    に変態温度AC3以上の温度に線材を加熱し保持する手
    段と、 (d)前記線材を変態温度AC3以上の温度から変態温
    度AC1以下の温度まで冷却する手段と、 (e)つぎに変態温度AC1以下の温度においてパーラ
    イト化処理する段階と、 (f)つぎに線材を常温または常温に近い温度まで冷却
    する段階と、 (g)パーライト化前の冷却操作に際しては5≦K≦8
    が得られ、パーライト化に際しては3≦K≦6が得られ
    るように、請求項7乃至10のいずれかに記載の少なく
    とも1つの装置をそれぞれ有するパーライト化前冷却手
    段およびパーライト化手段とを含む事を特徴とする微細
    パーライト組織を得るための請求項11に記載のプラン
    ト。 13、パーライト化手段は請求項7乃至10のいずれか
    に記載の少なくとも4基の装置を含み、パーライト化処
    理中に線材温度が所定温度の上下に10℃以上変動しな
    いように成す事を特徴とする請求項12に記載のプラン
    ト。 14、パーライト化後の冷却手段は請求項7乃至10の
    いずれかに記載の少なくとも1つの装置を含み、この冷
    却に際して5≦K≦8が得られる事を特徴とする請求項
    12または13のいずれかに記載のプラント。 15、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法によって
    処理された線材。 16、請求項7乃至11のいずれかに記載の装置によっ
    て処理された線材。 17、請求項11乃至14のいずれかに記載のプラント
    によって処理された線材。
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