JPH0361277A - ホームエレベータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホームエレベータに係り、特に展望部と緊急
時の脱出口とを備えたホームエレベータに関する。

〔従来の技術〕

近年、住宅難を解決する一つの方法として、２世代、３
世代の家族が一緒に住むことが出来る２階建或は３階建
の家屋の建設が推奨され、この種の個人住宅が増加して
いる。

この種の個人住宅にかいては、当初は老人が階段を登り
降りするのは危険であるという理由で、老人用居室は１
階に配置するのが普通であった。

しかし、近年の家屋の建設に際して敷地を充分に用意す
ることは不可能で、１階は日当りが悪かったり、見晴の
悪いことが多い。

このため、前人用居室を２階や３階に設け、ホームエレ
ベータを設置して階段の登り降りの危険を防止すること
が提案され、一部で実用化されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のホームエレベータの設置に際して、例えば火災が
発生するなどの緊急事態が発生し、ホームエレベータで
１階（地上階）に達した老人が、かごを出て家屋の１階
の出入口に達し、そこから家屋外に脱出するのに手間取
って、危険な状態になるおそれがあることが指摘されて
いる。

すた、一般のピルのエレベータとは異なり、家屋の住人
が個人的に利用するホームエレベータにかいて、エレベ
ータを単に階床間の運搬手段として利用するに比重らず
、エレベータ設置の空間を有効に利用出来ないかという
要望もされていた。

本発明は、前述したようなホームエレベータの現状に鑑
みてなされたものであり、その目的は、前記要望を満た
してエレベータの利用者に満足感を与え、且つ緊急事態
発生時においてエレベータが設置されている家屋から外
部に容易に避難することが出来るホームエレベータを提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、本発明は家屋に設けられた
昇降路と、この昇降路内を上下動するかごとを偏見たホ
ームエレベータにおいて、前記昇降路上部に、少なくと
も一部の側壁を透明窓とした展望部が設けられ、且つ前
記かごには、前記展望部の透明窓を通して外景を眺める
ことが出来るかご内透明窓が設けられ、地上階床のエレ
ベータドアの近傍に、前記家屋から外部に通じる脱出口
が設けられた構成となっている。

〔作用〕

本発明では、昇降部上部に、少なくとも一部の側壁を透
明窓とした展望部が設けられているので、利用者はかご
を展望部に停止させて、かご内透明窓から展望部の透明
窓を通して、高い位置から外景を眺めたり、かご内で日
光浴を楽しむことが出来る。

また、火災などの緊急事態の発生時には、地上階に停止
したかごから脱出した利用者は、地上階床のエレベータ
ドアの近傍に設けられている脱出口から、家屋外に迅速
に避難することが出来る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図及び第２図を参照して説
明する。

ここで、第１図は本発明の実施例の縦断面図、第２図は
本発明の実施例の家屋への設置状態を示す斜視図である
。

第２図に示すように、実施例は３階建の家屋１にホーム
エレベータが設けられた場合であり、家屋１の玄関２の
側方に建屋の壁面に沿って昇降路３が設けられている。

この昇降路３の上部には、側壁が透明窓９とされた展望
部８が設けられ、ホームエレベータの地上階（１階）の
エレベータドアの近傍には、家屋１から外部に通じる脱
出口１４が設けられている。

第１図に示すように、昇降路３内にはシリンダ５により
駆動されるプランジャ４に支持されたかご６が設けられ
、このかご６は昇降路３内を上下動し、各階床に停止す
ることが出来るようになっている。かご６には各階床と
対向する側面に出入口扉１０が設けられ、各階床ＩＦｅ
〜３Ｆｅ　　には出入口扉１０に対向するように出入口
扉１１〜１３が設けられている。筐た、かご６にはかご
内透明窓７が設けられている。

そして、地上階床ＩＦｅのエレベータドアである出入口
扉１１の近傍に、前記脱出口１４が設けられ、脱出口１
４の側部には火炎の侵入を阻止する防火片１６と煙の侵
入を防止する仕切り１５とが取り付けられている。

このような構成のホームエレベータが、家屋１に設置さ
れているので、利用者である例えば３階床を住居として
いる老人は、かご６に乗り込んでかご６を展望部８に停
止させ、かご内透明窓７及び透明窓９を介して、高い位
置から外景を展望することが出来る。

また、かご６内に椅子などを持ち込んで日光浴を楽しむ
ことも出来る。

一方、火災など緊急事態が発生した場合には、利用者は
３階の住居からかご６に乗り込んで１階にかご６を停止
させ、出入口扉１０．１１を開いて地上階床ＩＦｅに降
り、出入口扉１１の近傍に設けられている脱出口１４か
ら、家屋１の外部に、仕切り１５及び防火片１６で火炎
と煙を阻止しながら、安全且つ迅速に避難することが出
来る。

このように実施例によると、家屋１の居住者特に上層階
に居住する老人は、かご６を個室的に利用して、椅子な
どを持ち込んで展望部８から、広視界の外景を眺めたり
日光浴を楽しんだりして、気分を和らげ満足感を得るこ
とが出来る。

また、緊急事態の発生時には上層階に居住する老人は、
かご６に乗って地上階ＩＦｅに直行し、玄関２からでな
く出入口扉１１の近傍に設けられている脱出口１４から
、安全且つ迅速に家屋１の外部に避難することが出来る
。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明によると、昇降路上
部の展望部にかごを停止させて、外景をくつろいだ気持
で眺めたり、日光浴を楽しむことが出来るので、特に家
屋の上層階に居住する老人に満足感を与えることが出来
る。

１次、本発明によると、緊急時にはかごを地上階に直行
させ、エレベータ扉の近傍に設けられている脱出口から
、家屋外に安全且つ迅速に避難することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の構成を示す縦断面図、第２
図は、本発明の実施例の家屋への設置状態を示す斜視図
である。 １・・・・・・家屋、２・・・・・・玄関、３・・・・
・・昇降路、４・・・・・プランジャ、５・・・・・・
シリンダ、６・・・・・・かご、７・・・・・・かご内
透明窓、８・・・・・・展望部、９・・・・・・透明窓
、１０・・・・・　出入口扉、１１〜１３・・・・・・
出入口扉。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 家屋に設けられた昇降路と、この昇降路内を上下動する
   かごとを備えたホームエレベータにおいて、前記昇降路
   上部に、少なくとも一部の側壁を透明窓とした展望部が
   設けられ、且つ前記かごには、前記展望部の透明窓を通
   して外景を眺めることが出来るかご内透明窓が設けられ
   、地上階床のエレベータドアの近傍に、前記家屋から外
   部に通じる脱出口が設けられていることを特徴とするホ
   ームエレベータ。