JPH0360354A - 複数固定子誘導電動機の始動位相差変更装置 - Google Patents

複数固定子誘導電動機の始動位相差変更装置

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JPH0360354A
JPH0360354A JP19318989A JP19318989A JPH0360354A JP H0360354 A JPH0360354 A JP H0360354A JP 19318989 A JP19318989 A JP 19318989A JP 19318989 A JP19318989 A JP 19318989A JP H0360354 A JPH0360354 A JP H0360354A
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JP
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phase difference
stator
starting
rotor
changing device
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Application number
JP19318989A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Yukio Onoki
大野木 幸男
Yukio Hosaka
幸男 保坂
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は始動性能を改善する電動機に関しより詳しくは
、複数固定子誘導電動機の複数の固定子により回転子導
体に誘起する電圧に位相差を生じさせ、回転子の始動時
における出力軸トルクを変更できる誘導電動機の始動位
相差変更装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、誘導電動機の始動性能を改善する目的で、同一回
転軸上に一定の間隔をおいて二個の回転子コアを有する
単一の回転子と、各回転子コアにそれぞれ対向して周設
された二組の固定子と、両固定子の少なくとも一方を周
方向に任意角度回動させる電動式回動装置とを備え、両
固定子間に相対角度を生じさせるべく回動装置を作動し
、それに応じて、二個の回転子コアのそれぞれに発生す
る二次電圧の位相、従って合成二次電圧の大きさが変わ
ることにより、トルク特性を変更する複数固定子誘導電
動機が知られている。
また、特開昭54−29005号公報に開示される技術
のものは、同軸上に設置された2組の回転子鉄心と、回
転子鉄心に対向してそれぞれ独立する固定子巻線を備え
た2組の固定子と、前記2!flの回転子鉄心に跨って
共通に設置されかつ両端にてそれぞれ短絡環を介して相
互間を短絡したかご形溝体と、2組の回転子鉄心間にお
けるかご形溝体の中央箇所にてかご形溝体の相互間を短
絡する高抵抗体とを備え、始動時には固定子巻線の相互
間の位相を180°ずらせ、始動後の運転時には位相を
合わせて給電する双鉄心かご彫型動機であるが、このも
のは、始動時に固定子巻線の相互間の位相を1800ず
らすことにより始動トルクを大にして始動特性を向上し
、運転時には固定子巻線の相互間の位相を合わせて通常
のトルク特性で運転できる点に特徴を有するものである
しかしながら、前記従来技術においては、始動位相差を
任意に設定する技術的思想は開示がなされていないので
、始動時の始動トルクが設定できず次のような問題があ
った。
〔発明が解決しようとする課題〕
すなわち、本発明の誘導電動機の特徴の一部であるとこ
ろの始動トルクの向上はできるものの、負荷に応じた始
動トルクで起動することができず、負荷の特性や大きさ
が違ったり電源周波数が異なるときに駆動装置の変更を
余儀なくされ、また電動機直結型として利用できないも
のであった。
つまり、負荷特性により始動時の速度上昇を抑えなくて
はいけない台車とかエレベータ−等の機器、逆に起動か
ら高加速を必要とする機器等様々であり、すべて同一出
力、同一特性の電動機で駆動することは不可能であった
ためそれぞれの負荷特性に応じた電動機またはその周辺
機器により対応していた。
そこで本発明は、従来技術の有するこのような問題点に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは、始
動位相差を任意に設定できる始動位相差変更装置を提供
することにより、負荷特性又は電源周波数に応じて所望
の始動トルクに設定できる装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明による始動位相差変
更装置は、同一回転軸上に任意の間隔をおいて設けた複
数個の回転子コアに装設した複数個の導体のそれぞれを
連通状に連結した回転子と、 前記各回転子コアにそれぞれ対向して周設された複数個
の固定子と、 前記複数個の固定子のうち少なくともt個の固定子を回
転子と同心的に回動して該固定子に対向する前記導体部
分に誘起する電圧と他の固定子に対向する前記導体部分
に誘起する電圧との間に位相差を生じさせる回動固定子
からなる電圧移相装置と、より成る複数固定子誘導電動
機の始動位相差変更装置であって、 前記回動固定子を正逆回動する方向を回転子の回転方向
と逆向きとし、始動時に回動を規制又は解除するよう構
成すると共に、始動位相差位置検出器を設け、該始動位
相差位置検出器を任意の位相差に設定可能とした。
また上記課題を解決するための手段として本発明は、同
一回転軸上に任意の間隔をおいて設けた複数個の回転子
コアに装設した複数個の導体のそれぞれを連通状に連結
した回転子と、前記各回転子コアにそれぞれ対向して周
設された複数個の固定子と、前記複数個の固定子のうち
少なくともI個の固定子に関連して一方の固定子に対向
する回転子の導体部分に誘起する電圧と他方の固定子に
対向する回転子の対応する導体部分に誘起する電圧との
間に、位相差を生じさせる電圧移相装置と、より成る複
数固定子誘導電動機の始動位相差変更装置であって、一
方の固定子に巻装した巻線に連結した前記電圧移相装置
の始動時の位相差を、180゜、120゜60°に任意
に設定可能としたことにより解決の手段とした。
〔作 用〕
上記の如く構成された本発明の誘導電動機の始動位相差
変更装置の作用は次の通りである。
複数固定子誘導電動機の運転のために、始動装置となる
開閉器を操作して給電回路を閉じると電動機へ通電され
始動すると共に閉信号が制御装置に連絡され、その信号
に基づいて制御装置から電圧移相装置へ動作命令が出力
される。
回動固定子の始動位置、回動用電動機の回転方向、始動
時機、回動速度及び運転位相差として命令される。制御
装置へは始動位相差位置検出器及び運転位相差位置検出
器からの信号が人力されており、両位置を確認して回動
用電動機への給電回路を開閉する。特に、始動位相差位
置検出器は、据付時に負荷及び電源周波数により目標始
動トルクになるように設定されているので始動時の始動
トルクは一定となる。また、固定子が回転子から受ける
反抗トルクを固定子の回動の主な駆動力とし、回動用電
動機により回動を規制又は解除するので、前記両位相差
位置を確認して起動し、運転位相差位置に位相差が変更
されて回動用電動機は停止するが該誘導電動機は運転を
継続する。回動用電動機の出力が固定子の受ける反抗ト
ルクより小さいものを用いるので、運転中には始動位相
差位置へ戻さずに本誘導電動機を停止してから戻るよう
に構成する。
また別の方法として、複数固定子誘導電動機の運転のた
めに、始動装置となる開閉器を操作して給電回路を閉じ
ると電動機へ通電され始動する。一方、始動位相差変更
装置はあらかじめ負荷に応じた始動時の位相差を180
゜、120゜60°のいずれかに設定しておく。誘導電
動機が始動時の位相差で始動すると、位相を切換えるス
イッチ回路は、始動に要する時間を設定したタイマーか
ら成るシーケンス回路か、電動機の回路軸あるいは負荷
に関連して設けた速度検出器または電流値検出器の、出
力信号により作動し、始動時の位相差から小さい位相差
に切換えて負荷の速度を上昇させるよう構成する。
このように始動時の位相差を180°のみでなく、他の
位相差にも設定できるので負荷の特性に応じてより良い
対応ができる。
さらに、電動機に連結されて駆動させる負荷には種々の
ものがあり、同一の負荷でも始動時に要するトルクの大
きさが異なる場合もあるので負荷の種類、状態に応じて
、始動時の位相差の選定および移相、位相差の切換のタ
イミングの適当な設定をすることにより負荷をスムーズ
に増速することが可能となる。
尚、本発明の複数固定子誘導電動機の前記した導体の形
態は、普通かご型、二重かご型、深溝かご型、巻線型な
どいずれの型式のものにも適用され、電源は単相、三相
のいづれも用いることができるものである。
〔実施例〕
本発明は主としてかご型回転子をもつ2固定子誘導電動
機によって詳細を説明するが、これに限定されないこと
は言うまでもない。
前記のように巻線型回転子をもつ複数固定子誘導電動機
の場合もあり、また、固定子巻線のスター結線、デルタ
結線の切り換えを併用して始動トルク特性をより多様化
する場合もある。
回転子コア間の構成も、空間、非磁性体、磁性体等を使
用する場合がある。
すでに本出願人は、特願昭61−128314号として
本発明の構成の一部である複数固定子誘導電動機の構成
、作用の詳細な説明を行なっているが、本発明の実施例
を第1図〜第4図に基づき説明する。
第1図〜第3図により本発明の構成の一部をなす電動機
のl実施例を説明する。符号1は本発明による複数固定
子誘導電動機であり、該複数固定子誘導電動機1は以下
のような構成を有する。磁性材料からなる回転子コア2
.3を任意の間隔を設けて回転子軸4に装着する。回転
子コア2.3間は非磁性体コア5を介設するか、または
空間とする。回転子コア2,3に装設した複数個の導体
6・・・のそれぞれを回転子コア2゜3に連通して連結
し一体的な回転子7を形成し、その直列に連結した複数
個の導体6・・・の両端部は短絡環8,8により短絡さ
れる。また、回転子コア2,3および非磁性体コア5に
回転子7の両側部io、itに連絡する複数個の通風胴
12・・・を設け、通風胴12・・・から直交状に回転
子7の外周部に貫通する複数個の通気孔13・・・を穿
役しである。また、本実施例においては回転子7に装設
された導体6・・・は回転子コア2゜3間の非磁性体コ
ア5部において、それぞれを任意のベクトルの差の電流
が流れると通電する抵抗材9を介して連結しである。円
筒状の機枠14の両側部に設けた軸受盤15.16をボ
ルト18により一体的に組付ける。回転子7の両側部に
冷却用翼車19,20を装着し、回転子軸4の両端部を
軸受盤15.16に嵌装した軸受21,21に軸支し、
回転子7を回転自在としである。
回転子コア2,3に対峙する外側部に巻線22.23を
施した第1固定子24と第2固定子25を機枠14に並
設し、機枠14と第1固定子24との間にすべり軸受2
6を装設し、すべり軸受26を機枠14に嵌装したスト
ップリング28・・・によって固定し、第2固定子25
は機枠14に固定する。第1固定子24の一側外周面に
はギヤー29を嵌着しである。機枠14の外周部に固設
した回動用電動機30に駆動用歯車31を軸着し、該駆
動用歯車31は第1固定子24に嵌着したギヤー29に
係合される。このように構成することにより、第1固定
子24は回動用電動機30の作動によって回転子7と同
心的に回動して回動固定子27を構成する。
そうして、第1固定子24の回動と第2固定子25とに
よって電圧移相装置が構成される。
次に、誘導電動機1の冷却装置の構成について説明する
。機枠14の外周部に送風口34と排風口35を穿設し
、排風口35にはモーター37を有する排風機36を固
着し、空間部38の空気を機枠14外に流通させる。ま
た、回転子軸4と一体的に回転する冷却用翼車19,2
0を通風口32より空気を取り入れて側部1o。
11、通風胴12、通気口13に空気を流通させるため
に設けである。33は空気流通のための通気口で、機枠
14の第1固定子24と、第2固定子25に対峙する部
分に穿設しである。
次に、第2図を参照して第1固定子24の始動位置を検
出する手段の構成について説明する。
回動する第1固定子24の外周に磁気体39を固設し、
磁気体39に対向する機枠14の任意の部位に複数の磁
気センサー401〜40dよりなる回動位置検出器40
・・・を設け、第1固定子24の回動位置を表示する回
動位置表示器41を備える制御装置42と連絡する。4
3は第1固定子24の回動の開放またはロックを行うた
めのソレノイドであるが、固定子の回動の開放およびロ
ックは公知の任意の作動機構により行うことができる。
回動機構および回動位置検出装置の第2の実施例を第3
図を参照して説明する。
機枠14に固着した軸受44には回動軸45と一体的に
回転するウオームギヤ46を設けた回動軸45が回転自
在に設けられ、該回動軸の一端には正逆に回転する回動
用のパルスモータ−47を回動軸45と同心に設けて該
パルスモータ−47は機枠14に固着される。51は電
圧位相差設定器であり、該設定器は始動時位相差設定ツ
マミ52と運転時位相差設定ツマミ53とを有し、始動
時位相差設定ツマミ52で始動時にそれぞれの導体6・
・・に誘起する電圧の位相差を負荷特性に応じて設定し
て起動し、一定時間経過後または回転子7が任意の回転
数に達した後、運転時位相差設定ツマミ53で設定した
位相差になるように構成する。
前記した回動位置検出器のうち任意の位相差の大きい方
、例えば回動位置検出器40aを始動位相差位置検出器
55として、位相差ゼロ又は小さい方、例えば回動位置
検出器40dを運転位相差位置検出器56とし、取付位
置可変とするか、回動位置検出器40a及び40bの2
個を始動位相差位置検出器58とし、図外のスイッチで
切換えて使用することができる。
また、第3図に示す回動装置の構成とすれば、反抗トル
クを利用して回動するのに特別なブレーキ装置を設けず
に適用できる。すなわち、第1固定子24の反抗トルク
による回動をウオームギヤ46が規制し、回動を進める
場合にはパルスモータ−47を回動ずれば軽い力で回動
できる。
次に、上記構成における作用につき説明する。
運転に際し、又は前回の運転停止時に、制御装置により
運転初期状態に設定されている。すなわち、回動用電動
機30を動作させて回動固定子27の位置を始動位置に
設定し、始動位相差位置検出器55からの信号により回
動用電動機30の動作が停止する。
電動機1を始動すると電動機1は回転を始め、始動と同
時又はタイマーを介して回動用電動機30が回動を始め
る。回動用電動機30の回転速度、すなわち回動固定子
27の回動速度はあらかじめ適宜の手段で調整されてい
る。そして、電動機1の回転速度が次第に増し、回動固
定子27も位相差の小さい方へ回動し、運転位相差位置
検出器56へと達して回動用電動機30は停止し、電動
機1は運転を続ける。
第4図に示すものは、回転子導体6のそれぞれを中央部
において抵抗材9で連結すると共に第1固定子24の固
定子巻線22と第2固定子25の固定子巻線23を直列
に結線して電源に接続したときの速度とトルクを示すも
のである。
負荷には慣性力によるものと制動力によるものとがある
が、ここでは説明の便宜上定トルクが作用する負荷につ
いて説明する。
まずある機器において、TIの負荷トルクが該誘導電動
機に作用し、始動位相差が電気角180’で、曲線Ts
であり、運転位相差が電気角0°で曲線T「である場合
、電動機は11点から回転を始める。位相差が大きいた
めに、固定子を流れる電流値は定格電流値に近い値であ
る。
次第に位相差が120゜、90゜、60゜、30°とな
るように連続回動するので小電流値でスムーズに誘導電
動機の回転が上昇し、図中破線のPlから連続的に定格
運転の位相差0°である点P2へと移行する。
図中の点P2は位相差0°のときの速度とトルクを表わ
す点である。
ここで、負荷トルクT1を作用する機器が、荷物を満載
した台車である時、始動位相差が電気角180°の曲線
で始動すると、高加速の始動となるので満載された荷物
は荷くずれを起こすことになる。この様な場合、始動位
相差をたとえば電気角90°に設定し、曲線Tuで始動
すると、台車の負荷トルクT1と曲線Tuの始動位置に
おけるトルクとの差が小さいことから、台車の起動時は
徐々に加速されて荷くずれすることなく目的地に移動で
きる。
このように、電動機を使用する負荷に応じて始動トルク
を変更することができるので、多種多様な特性ごとの電
動機または駆動機構を変更する必要はなくなった。
次に第3及び第4の実施例の構成を第5図〜第7図に基
づき説明する。符号101は複数固定子誘導電動機であ
り、該複数固定子誘導電動機101は以下のように構成
しである。鉄心からなる回転子コア102.103を任
意の間隔を設けて回転子軸104に装着し、回転子コア
102.103間に非磁性体コア109を介設しである
。回転子コア102.103に装設した複数個の導体1
05・・・のそれぞれを連通状に連結して一体的な回転
子108を形威し、その連通状に連結した複数個の導体
105・・・の両端部を短絡環106.107に連結し
である。また回転子コア102,103,109に回転
子108の両側部110.111に連絡する複数個の通
風胴112・・・を設け、通風胴112・・・から直交
状に回転子108の外周部に貫通する複数個の通気孔1
13・・・を穿設しである。回転子108は回転子コア
102,103間の非磁性体コア109部において、複
数個の導体105・・・のそれぞれを任意のベクトルの
差の電流が流れると通電する抵抗材「・・・を介して短
絡しである。円筒状の機枠114の両側部に設けた軸受
盤115,116をボルト117で一体的に組付け、回
転子108の両側部に冷却用翼車119.120を装着
し、回転子軸104の両端部を軸受盤115,116に
嵌装した軸受121゜121に軸支し、回転子104を
回転自在としである。
前記のように回転子コア102,103間を非磁性体で
構成することは漏れリアクタンスの減少によるトルク特
性の向上、および効率の向上の他に前記抵抗材および前
記回転子コア102.103間の強度の向上にも貢献す
る。
回転子コア102,103に対峙する外側部に巻線12
2.123を施した第1固定子124と第2固定子12
5を機枠114に並設しである。139は排風孔、14
0は、軸受盤115.116に複数個穿設した通風孔で
ある。
上記回転子108の回転により、軸受盤115.116
に穿設した通風口140・・・から冷却用翼車119.
120にまり機枠114内に外気を吸引し、冷却用翼車
119,120により第1.第2固定子124,125
、巻線122゜(23に通風して冷却し、また、通風胴
112・・・を介し通気孔113・・・に流通させる風
により回転子コア102,103、導体105・・・、
抵抗材r・・・等を冷却してそれぞれの機能を安定的に
作用させる構成にするとよい。
次に第1固定子、第2固定子に巻装した巻線122.1
23の結線について説明する(詳細は本出願人が先願の
特開昭63−170287に詳しい)。
本発明を実現する結線方法は少なくとも次の4つが考え
られる。いわゆる直列△結線、直列Y結線、並列△結線
、並列Y結線である。△およびYの如くそれぞれの巻線
の端子に対し結線を行うもので、その結線には位相差を
生じさせるための切換スイッチ群が介在している。この
スイッチを切換えることにより、第1固定子と第2固定
子それぞれに対峙する回転子の導体に誘起する電圧の位
相に、60゜、120°  1800の差を生じること
になる。これにより電圧移相装置を形成する。
また、この電圧移相装置には、前記スイッチ群によるス
イッチ回路171が付設され、さらにタイマーによるシ
ーケンス回路174で、このスイッチ回路171を切換
える自動位相切換装置179(第5図)、また、負荷の
状態や速度を検出監視する速度検出器等センサー187
188を備え、決められた管理システム186のちとに
シーケンス回路184を介してスイッチ回路を切換える
自動位相切換装置189(第6図)を備える。
まず第3の実施例は第8図(1)のタイマー制御方式で
ある。前記スイッチ回路171とタイマーにより制御す
るシーケンス回路174とにより、自動位相切換装置1
79を形成し、複数固定子誘導電動機172に接続され
る。前記自動位相側換装ff1l i 79はスタート
・ストップ回路175により、電動機の始動・停止を行
う。
上記自動位相切換装置179は、負荷の反抗トルク、慣
性モーメント、モータの能力あるいは加速のスピードが
決まっている場合、始動時の位相差と、各位相差で必要
とする時間を決めておき、スタート・ストップの信号に
応じてシーケンス回路のタイマーでスイッチ回路を切換
えて位相差O0まで加速を自動的に行うことができる。
次に第4の実施例を第8図(2)に示す。全自動制御方
式である。まず、速度検出シーケンス回路184と該シ
ーケンス回路により作動するスイッチ回路181とによ
り自動位相切換装置189を形成する。
速度検出シーケンス回路184には、負荷の速度を検出
する速度検出センサー187とスタート・ストップ回路
185が接続され、さらに該スタート・ストップ回路1
85には、負荷の状態を検出する監視センサー188と
管理システム186が接続される。
管理システム186にはあらかじめ始動時の位相差を負
荷に応じて設定しておき、監視センサー188により負
荷の情報を取り込み、効率の良い作業が進められている
かを管理し、その状態によってはスタート・ストップ回
路185に指令を送り、スタート・ストップ回路185
は自動位相切換装置189に指令を送る。
また、速度検出センサーは、速度検出シーケンス回路1
84へのフィードバック機能を果たす。これは管理シス
テム186の情報を基に、負荷の状況を速度センサー1
87でとらえ、その情報をシーケンス回路184にフィ
ードバックすることで負荷の状況に見合った加速を自動
的に行なうものである。
速度センサー187で定格運転の回転速度をとらえると
位相差O0となるよう速度検出シーケンス回路184は
スイッチ回路181に信号を出力する。
前記それぞれの自動位相切換装置179,189には、
始動位相差変更装置を設けである。
第3の実施例においては、タイマーシーケンス回路17
4に位相差180゜、  12(1’ 、 60’ ニ
対応する始動ボタンを設けて負荷芯じた始動位相差を設
定する。この設定された始動位相差から前記自動位相切
換装置179により位相差00まで自動切換される。ま
た第4の実施例においては、管理システム186に位相
差1800120゜、60°のいずれかの始動位相差を
負荷に応じて組み込み、この組み込まれた始動位相差か
ら前記自動位相切換装置189により位相差0°まで自
動切換される。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、複数固定子
誘導電動機の始動位相差変更装置により始動位相差を任
意の位相差に設定可能としたので負荷の大きさ、電源周
波数の違いがあっても駆動機構を変更することなく常に
負荷に応じた始動トルクまたは起動加速を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第4図は、本発明の実施例図であり、第1図は
複数固定子誘導電動機の側断面図、第2図は固定子の回
動機構と回動位置検出機構を示す側断面図、第3図は回
動機構にパルスモータ−を用い回動位置検出を記憶演算
回路で行う実施例図、第4図は固定子巻線を直列に接続
した場合の速度とトルクの関係を示す図、第5図。 第6図は複数固定子誘導電動機の側断面図、第7図は横
断面図、第8図は本発明の複数固定子誘導電動機の速度
制御を示すブロック図である。 1・・・複数固定子誘導電動機、2,3・・・回転子コ
ア、4・・・回転子軸、5・・・非磁性体コア、6・、
。 導体、6A、6B・・・回転子巻線、7・・・回転子、
8・・・短絡環、9・・・抵抗材、10.11・・・側
部、12・・・通風胴、13・・・通気口、14・・・
機枠、15.16・・・軸受盤、18・・・ボルト、1
9.20・・・冷却用翼車、21・・・軸受、22.2
3・・・巻線、24・・・第1固定子、25・・・第2
固定子、26・・・すべり軸受、27・・・回動固定子
、28・・・ストップリング、29・・・ギヤー、30
・・・回動用電動機、31・・・駆動用歯車、32・・
・通風口、33・・・通気口、34・・・送風口、35
・・・排風口、36・・・排風機、37・・・モーター
、38・・・空間部、39・・・磁気体、40,40a
、40b、40e、40d・・・回動位置検出器、41
・・・回動位置表示器、42・・・制御装置、43・・
・ソレノイド、44・・・軸受、45・・・回動軸、4
6・・・ウオームギヤー、47・・・パルスモータ−1
48・・・連結行程路、49・・・連結行程路、50・
・・電圧移相装置、51・・・電圧位相差設定器、52
・・・始動時位相差設定ツマミ、53・・・運転時位相
差設定ツマミ、54・・・速度検出器、55・・・始動
位相差位置検出器、56・・・運転位相差位置検出器、
101・・・誘導電動機、102、、.103・・・回
転子コア、104・・・回転子軸、105・・・導体、
106,107・・・短絡環、108・・・回転子、1
09・・・非磁性コア、110.111・・・側部、1
12・・・通風胴、113・・・通気孔、114・・・
機枠、115.116・・・軸受盤、117・・・ボル
ト、119.120・・・冷却用翼車、121・・・軸
受、122,123・・・巻線、124・・・第1固定
子、125・・・第2固定子、139・・・排風口、1
40・・・通風孔、169,161・・・切換スイッチ
、170・・・電源、171・・・スイッチ回路、17
2・・・誘導電動機、173・・・負荷、174・・・
タイマーシーケンス回路、175・・・スタート/スト
ップ回路、179・・・自動位相切換装置、181・・
・スイッチ回路、(82・・・誘導電動機、183・・
・負荷、184・・・速度検出シーケンス回路、185
・・・スタート/ストップ回路、186・・・管理シス
テム、187・・・速度検出センサー188・・・監視
センサー、189・・・自動位相切換装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一回転軸上に任意の間隔をおいて設けた複数個
    の回転子コアに装設した複数個の導体のそれぞれを連通
    状に連結した回転子と、 前記各回転子コアにそれぞれ対向して周設された複数個
    の固定子と、 前記複数個の固定子のうち少なくとも1個の固定子を回
    転子と同心的に回動して該固定子に対向する前記導体部
    分に誘起する電圧と他の固定子に対向する前記導体部分
    に誘起する電圧との間に位相差を生じさせる回動固定子
    からなる電圧移相装置と、より成る複数固定子誘導電動
    機の始動位相差変更装置であって、 前記回動固定子を正逆回動する方向を回転子の回転方向
    と逆向きとし、始動時に回動固定子の回動を規制又は解
    除するよう構成すると共に、始動位相差位置検出器を設
    け、該始動位相差位置検出器を任意の位相差に設定可能
    としたことを特徴とする位相差変更装置。
  2. (2)請求項(1)記載の始動位相差変更装置であって
    、前記回動固定子の回動角度に関連して設けた前記始動
    位相差位置検出器の取付位置を変更するものであること
    を特徴とする始動位相差変更装置。
  3. (3)請求項(1)記載の始動位相差変更装置であって
    、前記回動固定子の回動角度に関連して設けた複数個の
    始動位相差位置検出器と該複数個の始動位相差位置検出
    器からの信号を切換える切換スイッチとを設けたことを
    特徴とする始動位相差変更装置。
  4. (4)請求項(1)記載の位相差変更装置であって、前
    記回動固定子の回動用電動機と、該回動用電動機の位相
    差最大(180゜)位置からの回動量により位相差を検
    出する制御装置とで始動位相差位置検出器を構成するこ
    とを特徴とする始動位相差変更装置。
  5. (5)同一回転軸上に任意の間隔をおいて設けた複数個
    の回転子コアに装設した複数個の導体のそれぞれを連通
    状に連結した回転子と、前記各回転子コアにそれぞれ対
    向して周設された複数個の固定子と、前記複数個の固定
    子のうち少なくとも1個の固定子に関連して、一方の固
    定子に対向する回転子の導体部分に誘起する電圧と、他
    方の固定子に対向する回転子の導体部分に誘起する電圧
    との間に、位相差を生じさせる電圧移相装置と、より成
    る複数固定子誘導電動機の始動位相差変更装置であって
    、一方の固定子に巻装した巻線に連結した前記電圧移相
    装置の前記始動時の位相差を、150゜、120゜、6
    0゜に任意に設定可能としたことを特徴とする始動位相
    差変更装置。
  6. (6)請求項(5)記載の始動位相差変更装置であって
    、タイマーより成るシーケンス回路と、スイッチ回路か
    ら成るものであることを特徴とする始動位相差変更装置
  7. (7)請求項(5)記載の始動位相差変更装置であって
    、電動機の回転軸または前記電動機が駆動する負荷に関
    連して、直接または間接に設けられた速度検出器とスイ
    ッチ回路から成るものであることを特徴とする始動位相
    差変更装置。
JP19318989A 1989-07-25 1989-07-25 複数固定子誘導電動機の始動位相差変更装置 Pending JPH0360354A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008256794A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム

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JP2008256794A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム

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