JPH0359700A - 予測残差信号のベクトル量子化方式 - Google Patents

予測残差信号のベクトル量子化方式

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JPH0359700A
JPH0359700A JP1195690A JP19569089A JPH0359700A JP H0359700 A JPH0359700 A JP H0359700A JP 1195690 A JP1195690 A JP 1195690A JP 19569089 A JP19569089 A JP 19569089A JP H0359700 A JPH0359700 A JP H0359700A
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JP
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weighted
filter
weighting
signal
residual signal
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Kimio Miseki
公生 三関
Masami Akamine
政巳 赤嶺
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、音声信号等のディジタル信号系列の情報圧縮
・伝送に用いられるベクトル量子化方式に係り、特に予
測残差信号を合成フィルタに入力して再生信号を得る符
号化装置における予測残差信号のベクトル量子化方式に
関する。
(従来の技術) ベクトル量子化は、ディジタル信号を情報圧縮して符号
化する手段として現在、最も注目されている技術の一つ
である。これは符号化の対象となる離散化信号系列であ
る複数のサンプル値x1x2、−、x、を、1つのベク
トル X−(x。
x2 + ・・・+xn)とみなし、予め作成しておい
たコードブック(符号帳)内のベクトルYi−(yl+
+ YI2+・・・、y+@)(i−1,・・・、K)
  (Kはコードブック内のベクトルの個数)とマツチ
ングをとったときの最も歪みの少ないコードブック内の
ベクトルのコード番号iで、サンプル値Xl +X 2
 + ・・・、Xoを表わすものである。
このベクトル量子化を音声信号や画像信号の符号化に効
率的に応用する一手法として、入力信号を予測フィルタ
により予測したときに得られる予測残差信号をベクトル
量子化し、量子化された信号を用いて合成フィルタを駆
動し、再生信号を得る符号化装置が知られている。
第8図は、このような符号化装置におけるベクトル量子
化方式の一例の原理的構成を示したものであり、音声符
号化の分野では、CELP(CodeExcited 
Linear Prediction )方式またはV
 X C(Vector IExeited Codi
ng)として知られている方式である。CELP方式の
詳細な点については、M、R,5chroeder氏と
B、S、Ata1氏の“C0DE−EXCITEDLI
NEARPREDICTION(CELP):HIGH
−QUALITYSPEECHAT VEI?Y LO
W BIT RATES ”  in Proc。
ICASSP 85.pp、937−939.1984
(文献1)に詳しく述べられている。
このCELP方式は、予測残差信号の量子化値を表わす
コード(残差信号コード)の選択を再生信号レベルでの
マツチングにより行なうことに特徴がある。すなわち、
第8図に示すように予測パラメータ抽出部81で抽出さ
れた予測パラメータにより合成フィルタ83が復号化部
で実際に用いられる合成フィルタと同じ特性に設定され
、コードブック部82内のベクトルが残差信号の候補と
して合成フィルタ83に入力されることで再生信号が作
られる。そして、マツチング部84で入力信号と再生信
号とのマツチングがとられ、最も歪みの少ない再生信号
を与えるベクトルのコードが残差信号コード選択部85
で残差信号コードとして選択される。この方式によれば
、再生信号の歪みが非常に少ないベクトル量子化を行な
うことが可能である。
しかし、この方式ではコードブック部82からベクトル
を引き出す度に、ベクトルを合成フィルタ83に入力し
なければマツチングが行なえないため、合成フィルタ8
3の次数Pと、コードブック部82内のベクトルの個数
の積に比例してベクトル量子化に便する演算量が増大し
、実時間処理が困難になるという問題がある。
一方、CELP方式の演算量を約17Pに低減するため
に、第9図に示すように、入力信号を予測パラメータ抽
出部91からの予測パラメータにより予測フィルタ92
で予測して予測残差信号を求め、マツチング部94にお
いて予測残差信号とコードブック93内のベクトルとの
マツチングを直接とり、それに基づいて残差信号コード
選択部95で残差信号コードを選択する方式も知られて
いる。
この第9図のようなベクトル量子化方式では、復号側で
再生信号を生成する際に用いる合成フィルタの周波数特
性を考慮せずに直接、予測残差信号を量子化している。
このため、復号側で得られる再生信号の歪みは、一般に
CELP方式に比べて非常に大きくなってしまい、結果
的に符号化の品質が劣化するという問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の残差信号のベクトル量子化方式
のうち、再生信号のレベルで品質の良いベクトル量子化
を行なう方式は演算量が膨大となり、リアルタイムでの
符号化が難しいという問題があり、一方、演算量を低減
するために予測残差信号のレベルでベクトル量子化を行
なう方式は、再生信号の品質劣化が大きいという問題が
あった。
本発明は、予測残差信号のレベルでベクトル量子化を行
なうのに要するのと同程度の少ない演算量で、再生信号
のレベルでベクトル量子化を行なったときと同等または
それ以上に品質の良いベクトル量子化を行なうことがで
きる予測残差信号のベクトル量子化方式を提供すること
を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明はコードブックとし
て、予め周波数特性の異なる複数個の重み付けフィルタ
で重み付けされたコードブックを用い、予測誤差信号を
合成フィルタに特性が近い重み付けフィルタを通して得
られる重み付け残差信号のレベルで、予測残差信号のベ
クトル量子化を行なうことを骨子としている。
すなわち、本発明による予測残差信号のベクトル量子化
方式では、予め設定された複数個の重み付けフィルタか
ら、入力信号の予測分析により決定された合成フィルタ
(予測フィルタの逆フィルタ)とのマツチングにより選
択された重み付けフィルタを用いて、入力信号の予測残
差信号に重み付けを行ない、重み付け残差信号を生成す
る。
一方、重み付きコードブック部は、複数個の重み付けフ
ィルタによりそれぞれ重み付けがなされた複数の重み付
きコードブックを格納したものであり、この重み付きコ
ードブック部から、重み付け残差信号生成部で選択され
た重み付けフィルタに対応して選択された重み付きコー
ドブックを選択する。
そして、選択された重み付きコードブックと重み付け残
差信号とを用いて、予測残差信号のベクトル量子化出力
を得る。
(作用) 入力信号または入力信号と同種の統計的性質を持つ信号
系列から重み付けフィルタを抽出しておき、入力信号を
予測フィルタにより予測して得られた予測残差信号を、
合成フィルタとのマツチングにより選択された重み付け
フィルタに人力すると、入力信号に非常に近い重み付き
残差信号が得られる。
重み付きコードブック部内のそれぞれの重み付きコード
ブック部は、上記の重み付けフィルタと一対一に対応し
ており、予め対応する重み付けフィルタにより重み付け
られているため、どの重み付けフィルタが選択されたか
を示す情報を用いて、残差信号ベクトル量子化を重み付
け残差信号と重み付きコードブック部の間で直接的に行
なうことができる。
これにより、従来の予測残差信号のレベルで直接ベクト
ル量子化を行なう方式と比較すると、同程度の少ない演
算量で予測残差信号のベクトル量子化が行なわれ、しか
も入力信号と非常に近い重み付け残差信号に対してベク
トル量子化を行なうことにより、格段にベクトル量子化
の性能が向上する。
さらに、上記のような重み付きフードブックは、例えば
LBGアルゴリズムを用いてコードブックを設計する際
に、重み付きの誤差尺度でそれぞれの重みに適応した設
計ができることと、設計に用いるトレーニング系列を予
め設定しである重み付けフィルタにより分類して最適な
トレーニング系列を選択して、そのトレーニング系列を
用いて設計ができるという二つの利点があるため、コー
ドブック自体の性能が従来の重み付けされていないコー
ドブックに比べて大幅に向上する。
また、重み付けフィルタの選択情報として、伝送される
合成フィルタの情報を用いる場合には、重み付けフィル
タの選択情報を伝送する必要がない。
さらに、′本発明では重み付けフィルタの種類をある程
度多くすることにより、従来最も高品質な予測残差信号
のベクトル量子化方式である再生信号レベルのベクトル
量子化方式よりも、更に高品質なベクトル量子化が可能
になる。すなわち、本発明の方式では例えば重み付けフ
ィルタの種類を、伝送する合成フィルタのとり得るパタ
ーン数と等しくし、伝送する合成フィルタを重み付けフ
ィルタと一致させた場合、再生信号レベルでのベクトル
量子化方式と同等になり、しかも使用する重み付けコー
ドブックが従来の重み付けされていないコードブックよ
りも大幅に性能が良くなるため、必然的に従来の再生信
号レベルのベクトル量子化方式よりも性能が向上するの
である。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る予8FJ残差信号の
ベクトル量子化方式の原理的構成を示すブロック図であ
る。同図において、入力信号(例えば音声信号)は予測
パラメータ抽出部1及び予測フィルタ2に入力される。
T−測パラメータ抽出部1は、入力信号を予測分析して
′T−測パラメータを抽出する。
予測フィルタ2は、予測パラメータ抽出部1で抽出され
た予測パラメータの情報を用いて入力信号を予測し、予
測残差信号を生成する。
重みパターン決定部3は、予測パラメータ抽出部1で抽
出された予測パラメータの情報により決定される合成フ
ィルタと、予め設定されている複数個の重み付けフィル
タとのマツチングを行なって、最適な一つの重み付けフ
ィルタを選択する。
そして、選択した重み付けフィルタのフィルタ係数と、
重みパターン情報を出力する。
重み付けフィルタ4は、重みパターン決定部3で選択さ
れた重み付けフィルタの係数を持つように設定され、予
測フィルタ2で坐或された予測残差信号に重み付けを行
なって重み付け残差信号を生成する。
重み付きコードブック部5は、前記の予め設定されてい
る複数個の重み付けフィルタと一対一に対応する複数個
の重み付きコードブックから構成されている。この重み
付けコードブック部5は、例えばROMを用いて実現さ
れる。
選択部6は、重みパターン決定部3で選択された重み付
けフィルタのパターン情報により、重み付きコードブッ
ク部5内の複数個の重み付きコードブックの内から、対
応する一つの重み付きコードブックを選択するためのも
ので、重み付けコードブック部5がROMで構成される
場合、選択部6はROMの読出しアドレス発生回路とな
る。
マツチング部7は、重み付けフィルタ4から出力される
重み付けされた残差信号と、選択部6で選択された一つ
の重み付きコードブック内のベクトル系列とのマツチン
グをとり、両者の間の歪みを求める。
残差信号コード選択部8は、マツチング部7で求められ
た歪の大きさを基に残差信号コード、すなわち予測誤差
信号をベクトル量子化した値を示すコードを選択する。
これによって、予測残差信号のベクトル量子化が完了す
る。
第2図及び第3図は、第1図に示した予測残差信号のベ
クトル量子化方式を適用した符号化装置および復号化装
置の一実施例を示すブロック図である。
まず、第2図の符号化装置について説明する。
第2図において、入力信号はまずブロック切出し部11
で所定の系列長に切出される。予測パラメータ抽出部1
2はブロック切出部11で切出された入力信号を用いて
入力信号のスペクトルの形状を予測する予測フィルタの
係数情報(予測パラメータ)を抽出する。予測パラメー
タの抽出法としては例えば線形予測分析法や、予め設定
された複数個の予1(111フイルタの候補と前記切出
された入力信号とを用いて、前記予測フィルタの候補の
中から最適な予測フィルタを選択する方法などがあるが
、それ以外の公知の方法を用いてもよい。量子化部13
は、予測パラメータ抽出部12で抽出された予測パラメ
ータを量子化する。
残差信号生成部15は、ブロック切出し部11で切出さ
れた入力信号を、量子化部13で量子化された予測パラ
メータを基に作られる1’ iffフィルタを通すこと
により、予測残差信号を生成する。例えば、前記予測フ
ィルタがZ変換領域で、A (Z) 1 + Σ (1) と表されるP次の線形フィルタA (Z)であるとき、
予測残差信号e (n)は、例えば次式により得られる
e (n)  = S (n)  + Σ a +  
S (n−1)     (2)ここで、nは離散化さ
れた時刻を表し、S (n)は入力信号を表わす。また
、(a + l  (i −1,2゜・・・、p)は、
量子化された予測パラメータから一意に定まる予測フィ
ルタのフィルタ係数である。
正規化ゲイン算出部16は、残差信号生成部15で算出
された予測残差信号から、単数または複数の正規化ゲイ
ンを算出する。正規化ゲインの算出法としては、例えば
予測残差信号の2乗振幅の総和平均の平方根を所定のサ
ンプル区間について求めたものを正規化ゲインとする方
法があるが、他のどのような正規化ゲイン算出法を用い
てもよい。また、入力信号の統計的性質により、予測残
差信号のパワーの変動が少ない場合には、予測残差信号
の正規化を行なわない構成にしてもよい。
量子化部17は、正規化ゲイン算出部16で求められた
単数または複数の正規化ゲインを量子化する。
重みパターン決定部20は、量子化部13で量子化され
た予測パラメータを用いて、予測フィルタの逆フィルタ
である合成フィルタと、予め所定の方法で設定される、
合成フィルタのパターン数以下の複数個の重み付けフィ
ルタとの間でマツチングをとり、これら複数個の重み付
けフィルタの中から合成フィルタとの歪みが最も少ない
一つの重み付けフィルタを選択し、選択された重み付け
フィルタのフィルタ係数および選択された重み付けフィ
ルタのパターン情報を出力する。
重み付けフィルタを選択するための歪み尺度としては、
合成フィルタと重み付けフィルタが(1)式の逆フィル
タで表されるような全極形の線形フィルタの時は、例え
ばI takura−8a1 t。
distortlonmeasureとして知られるd
(a、al) −(a−al  )  R(a)(a−at  )  
’   (3)(tは行列の転置を表わす) を用いる方法がある。ここで、aは合成フィルタの係数
を表わし、 a−(al t  82 + ”’r  ap )  
    (4)である。また、alは複数の重み付けフ
ィルタの中の第1番目の重み付けフィルタのフィルタ係
数を表し、 a l ””  (a 11+   12+  ”’+
  aIPI     (5)とする。また、R(a)
は圧定なPxP対称行列で、予測パラメータから一意に
求めることができる。
1takura−9alLo distartion 
measureの詳細。
については例えばItakura、IF、、  “Ma
xiIllumPredlctlonResidual
 Pr1nc1ple Applied t。
5peech Recognition、   IHE
ETrans、ASSP、23.pp。
07−72.Feb、1975 (文献2)に詳しく説
明されている。
また、その他の重み付けフィルタの選択用の歪み尺度と
して、次式(6)に示す合成フィルタと重み付けフィル
タのフィルタ係数間の2乗誤差歪みを用いてもよい。ま
たは、上記のフィルタ係数をパラメータ変換によりにパ
ラメータ、  log−area ratio、  L
 S Pパラメータ、インパルス応答等の等価なパラメ
ータに変換し、そのパラメータのレベルでのパラメータ
間の2乗誤差歪みを用いてもよい。
更に、他の歪み尺度として、所定の信号系列を所定のサ
ンプル数だけ合成フィルタまたはその逆フィルタに入力
して得られる合成信号系列Gと、複数個の重み付けフィ
ルタまたはその逆フィルタに信号系列を入力して得られ
る複数個の重み付き信号系列Glとの2乗誤差歪み d(G、Gl)−110−G、I+2   (7)を用
いる方法なども利用できる。
複数個の重み付けフィルタの作成方法としては、例えば
次の方法が考えられる。まず、符号化される入力信号系
列と同様な統計的性質を持つ長い入力信号系列から、前
述したように符号化される入力信号系列に対して行うの
と同様の方法で各ブロック毎に予測パラメータを求めて
、多数の予測パラメータを得る。そして、各予測パラメ
ータを1つのベクトルと見なし、得られた多数のベクト
ルをトレーニングベクトルとして、例えばY、LIND
IE氏、  A、BUZO氏、  J?、M、GJ?A
V氏の ”An Algorithm forVect
or Quantiantizer Design、 
  IEEHTrans。
C0M−28,pp、84−95 、 Jan、198
0 (文献3)に記載されたLBGアルゴリズムを用い
て所定個数の再生ベクトルを持つコードブックを作成す
る。このコードブック内のコード番号は重み付けフィル
タの重みパターンの番号に相当し、コード番号に対応す
る再生ベクトルから一意に重み付けフィルタの係数を決
定できる。
例えば合成フィルタを前記(1)式のフィルタの逆数で
表わし、前記トレーニングベクトルをa−(all  
a2+ ・・・、aP)の形式で表したとき、作成され
たコードブック内の1つの再生ベクトルa −(a l
 +  2 r ・・・!  a p )に対する重み
付けa フィルタの特性は、 となる。LBGアルゴリズムに用いる歪み尺度としては
、前記(3)式、(8)式等を用いることができる。
また、予測パラメータまたは予測パラメータを変換して
得られる等価なパラメータをまとめて量子化せずに、ス
カラ量子化することにより、所定数個の重みフィルタを
作成することもできる。
重み付け信号生成部19は、残差信号生成部15で生成
された予測残差信号と、量子化部17で量子化された単
数または複数個の正規化ゲインと、重みパターン決定部
20で決定された重み付けフィルタのフィルタ係数とを
用いて重み付けされた残差信号を生成する。例えば、量
子化部17からの量子化された正規化ゲインをσ、その
逆数をσとし、重み付けフィルタが前記(8〉式に示し
た特性であるとすると、予測残差信号e (n)に対す
る重み付けされた残差信号x (n)はx(n)=σe
(n)  −Σ a +  x (n−1)   (9
)+ 1 を用いて求めることができる。
重み付きコードブック部21は、重みパターン決定部2
0で用いられる複数個の重み付けフィルタと一対一に対
応した複数個の重み付きコードブックから構成されてい
て、各重み付きコードブック内のベクトル系列には、各
ベクトル毎に独立してそのコードブックに対応する重み
付けフィルタが予めかけられている。重み付きコードブ
ックの作成方法については、後で詳細に説明する。
選択部22は、重みパターン決定部2oがらの選択され
た一つの重み付けフィルタのパターン情報に基づいて、
選択された重み付けフィルタに対応する重み付きコード
ブックを重み付きコードブック部21から選択する。
マツチング部23は、第1図におけるマツチング部7と
残差信号コード選択部8との両方の機能を含む構成とす
る。このマツチング部21は重み付け信号生成部19で
得られた重み付け残差信号と、選択部22により選択さ
れた重み付きコードブックと、重み付け信号生成部19
で使用された重み付けフィルタとを用いて予測残差信号
のベクトル系列化を行う。
次に、本文流側における予測残渣信号ベクトル量子化の
一例を詳細に説明する。
今、ブロック切出し部11で切出されたブロック内で生
成された重み付け残差信号をx(n)、重みパターン決
定部20で選択された重み付けフィルタの特性を前記(
8)式とし、選択部22で重み付きコードブック部21
から選択された重み付きコードブック内のベクトルを Ul −+t+、 (1)、U、 (2)、・・・Ul
 (L)+  (10)(i −1,2,・・・N5) (但し、Lはベクトルの次元数+NSはコードの個数と
する。) まず、重み付けされた残差信号x (n)をLサンプル
ごとに区切り、K個(K−N/L、Nはブロック内の符
号化を行なうサンプル数)の人力ベクトルX0)(Il
−1,2,・・・、K)を作る。ここで、X02は第m
番目の入力ベクトルを表す。第1サンプルから第1サン
プルまでの人力ベクトルxC1+ 、 (XC1+ 、
  x(2) 、 、、、x+L) )に対し最適なコ
ードを上記コードブックから選択することを考える。
過去の量子化された残差信号の再生信号レベルで、現在
のブロックの第1番目の入力ベクトルxfl)に及ぼす
影響信号 x t ”’ (1)、x t ”)(2)+・・・、
 x t ”’ (L、)は(rrl、2−、  L)
            (+1)と表わされる。ここ
で、x(n)は過去のx (n)の量子化値であり、既
知の値である。これをxt17から差し引くことにより X V (1) −x (1)  x 、 L l 1
       (12)を得る。
上記のxvll)と重み付きコードブック内のベクトル
U +  (1−1,2,−、N s )との間で、例
えば次式を用いて歪み d (1)  −Σ [x v  ”  (n)  −
U i (n>12(1=1.2.− 、  N s 
 )           (13)を求める。この時
歪みが最も小さくなるものをd(1,)  (1≦ρ1
≦Ns) とすると、伝送される残差信号コードはp、となる。こ
のとき、 Xvfilの量子化値はUjlとなるから、人力ベクト
ルの量子化値は(12)式より、 x (n)  −U g +(n)  + x +  
”’  (n)(n−1,2−、L)        
 (14)で求めることができる。
全く同様の手順でm−2,L+1≦n≦2Lとすること
にによって、次の第2番目の人力ベクトルXt21に対
しく11)〜(14)式を用いて残差信号コードg2を
求めることができる。この操作を(14)式の2(N〉
が決定するまで繰り返し、現ブロックの残差信号ベクト
ル量子化が終了する。本実施例の残差信号ベクトル量子
化の手順をフローチャートに示すと、第4図に示すよう
になる。
以上よりマツチング部23で必要な処理としては、り1
3)式に示した直接のベクトル量子化の外に、既に確定
した信号に対する(11)(12)及び(14)式に示
す簡単な処理だけでよい。従って、前述したように残差
信号のレベルの残差信号ベクトル量子化に要する演算量
((13)式のet算量に相当する)と同程度の演算量
で、品質のよい重み付け残差信号のレベルの残差信号レ
ベル量子化を行なうことが可能となる。
符号化部24は、こうしてマツチング部23で選択され
た所定数の残差信号コードを符号化する。
また、符号化部14は量子化部13で量子化された予測
パラメータを符号化し、符号化部18は量子化部17で
量子化された1lli数または複数の正規化ゲインを符
号化する。
マルチプレクサ25は、符号化部24で符号化された残
差信号コードと、符号化部14で符号化された予測パラ
メータ、及び符号化部18で符号化された正規化ゲイン
の情報を組み合わせて送信信号を伝送路に出力する。
次に、第2図における重み付きコードブック部21の作
成方法の一例を説明する。
今、重み付きコードブック部21内の重み付きコードブ
ックの個数をM。個とする。これらMc個の重み付きコ
ードブックは、オフラインで作成される。すなわち、M
o個の重み付けフィルタのスペクトルパターンに基づい
て、分類・重み付けされたMc個のトレーニング系列か
ら、それぞれ独文に前記のLBGアルゴリズムによるコ
ードブック作成アルゴリズムを用いて、Mc個の重み付
けコードブックが作成される。
第5図はMc個の重み付きコードブックB1+82+ 
・・・、BIACが重み付けフィルタH5に基づいて分
類・作成される様子をブロック図で示したものである。
初めにMc個のトレーニング系列TI+T2+ ・・・
TMCの作成方法の一例を説明する。
まず、符号化される入力信号と統計的性質が類似した信
号(例えば、入力信号が音声信号であれば様々な音声信
号)を十分長い時間分(典型的には数分程度)用意し、
これを原トレーニング系列とする。
次に、原トレーニング系列から、入力信号と同様の方法
で、ブロック毎の合成フィルタHと残差信号を求める。
このとき、原トレーニング系列の残差信号は、第2図の
符号化装置で行なう方法と同じ方法で正規化されている
次に、こうして求められた残差信号からMc個のトレー
ニング系列T、、T2. ・・・、T、cを作る。
この処理は前述した方法で予め設定されたMc個の重み
付けフィルタHI(i −1,2,・・・Mc)に現ブ
ロックの合成フィルタHを分類し、得られた分類情報i
によって残差信号を分類することである。
例えば、現ブロックの合成フィルタHに対して、Mc個
の重み付けフィルタのうちHlが最適であるとき、現ブ
ロックで求められた残差信号を第1番目のトレーニング
系列T、に分類する。このとき分類された残差信号はベ
クトル化されてT1に格納される。
以上の分類処理を十分長い原トレーニング系列に対して
行なうことによって、それぞれ所定のベクトル数を持つ
MC個のトレーニング系列TT2+  ・・・、TMc
が作成される。
次に、分類情報iに基づいてトレーニング系列T1と重
み付けフィルタH6を用いて、重み付けされたトレーニ
ング系列Flが作成される。このとき、重み付けはベク
トル単位に独立に行なわれる。例えば、重み付けフィル
タH8が2変換領域で と表わされる場合、ベクトル単位の重み付けは次式を用
いて行なうことができる。
(n) f  19m  (n)  −0(n≦O)(n −1
,2,・・・、L) ここで、Lは所定のベクトルの次元を表わす。
また、t +1(n)及びf 1.−1 (n)は、そ
れぞれトレーニング系列T+及び重み付けされたトレー
ニング系列F+に含まれる第m番目のベクトルのn番目
の要素値を表わす。
MC個の重み付きコードブック作成の最後の段階は、M
C個の重み付けされたトレーニング系列F I r  
F 2 r ”’ r  F MCを用いて、MC個の
重み付きコードブックを作成することである。
ここで注意しなければならないのは、MC個の重み付き
コードブックを、前記分類情報iに基づいて独立に作成
することである。すなわち、LBGアルゴリズム等を用
いてトレーニング系列Fl +  F2 + ・・・ 
FMCから、対応する重み付きコードブックBl * 
 82 + ・・・+BMCをそれぞれ独立に作成する
次に、第3図の復号化装置について説明する。
第3図において、デマルチプレクサ31は第2図のマル
チプレクサ25から伝送されてきた信号を受信信号とし
て受け、符号化された正規化ゲイン、符号化された予測
パラメータ及び符号化された残差信号コードの情報を分
離して出力する。復号化部32.33及び34はそれぞ
れデマルチプレクサ31で分離された情報を用いて量子
化された単数または複数個の正規化ゲイン、息子化され
た予測パラメータ及び所定数の残差コードを復号化する
重み付きコードブック部36は、簗2図における重み付
きコードブック部21と同一の構成を持つ複数の重み付
きコードブックによって構成される。
選択部37は、重みパターン決定部35で選択された重
み付けフィルタのパターン情報を用いて、選択された重
み付けフィルタに対応する重み付きコードブックを重み
付きコードブック部36から選択し、復号化部34で復
号化された所定数の残差信号コードを基にそれぞれのコ
ードに対応するベクトルを分離して出力する。
逆重み付けフィルタ38は、重みパターン決定部35で
選択された重み付けフィルタのフィルタ係数と、重み付
きコードブック部36から選択部37により選択される
所定数のベクトルと、復号化部で復号された単数または
複数の量子化された正規化ゲインを基に、量子化された
残差信号を生成する。
次に、量子化された残差信号の生成性の一例を説明する
。今、符号化された残差信号系列の長さをNとし、予め
設定されている重み付けフィルタの特性が前記(8〉式
の形で表される線形フィルタであるとする。
重みパターン決定部35で選択された重み付けフィルタ
のフィルタ係数(bl、b2.・・・、bp)を用いて
、次式 の逆重み付けフィルタを作り、選択部37を介して重み
付きコードブック部36から選択されたに個のベクトル V i −[(V l (1)、V I (2)、・・
・、 V 、 (L)](1−1,2,・・・、K) にそれぞれ独立に逆重み付けフィルタを施したものを、
それぞれ U  i  =  [U  +  (1)  、  U
  +  (2)、・・・ 、Ul(L)コ(1−1,
2,・・・、K) とすると、 U +  (n)  = V 1(n)+Σ b I 
 V I(n−J)−1 (rrl、2.−.1.、i−1,2,−、K)   
    (+6)V+  (n+)  −0(m≦0 
)       (17)となる。
ココテ、N−K −Lであり、V、、V2. ・・・V
Kは、量子化された残差信号を生成できるように時間的
に古い順に並んでいるものとする。
次に、上記の逆重み付けフィルタが施されたに個のベク
トルUl l U2 + ・・・、UKに量子化された
正規化ゲインσ(この例では正規化ゲインは単数側とす
る)を乗じることにより、量子化された残差信号e (
n)  (rrl、2.・、N、 N−KL)は、次の
ようにして生成される。
;(j)   −σUl(J) ’e (j+L)  −σU2 (D ’e (j+2L)−σU3 (j) (18〉 e  (j+(K−1)L)  −σUx(j)(j=
1,2.・・・、L) 以上、量子化された残差信号の生成法の一例を説明した
が、この他にも重み付けされた残差信号の量子化値を再
生し、これを逆重み付けフィルタに通過させて、量子化
された残差信号を生成する方法もある。
合成フィルタ39は、復号部33で復号化された予測パ
ラメータを基に、予測フィルタの逆フィルタの特性を持
つように制御され、逆重み付けフィルタ38で生成され
た量子化された残差信号を人力して、合成信号を得る。
バッファ40は、合成フィルタ39で合成された再生7
2号をブロック毎に結合し、再生信号を出力する。
次に、本発明の他の実施例を説明する。第6図及び第7
図は本発明による符号化装置及び復号化装置の他の実施
例を示すブロック図である。
本実施例においては、符号化される入力信号として、例
えば音声信号のように長期間離れた信号間の相関を利用
する圧縮技術が有効であるような信号を仮定している。
以下の説明では、入力信号中の長期間離れた信号間の強
い相関のことを総称して“ピッチ“と呼ぶことにする。
第6図及び第7図において、第2図及び第3図における
ブロックと同じ名称のものは機能が同一であるため、同
一番号を付してその説明を省略する。
第6図においては、ピッチ分析部26、量子化部27、
符号化部28及びピッチ合成部29が追加され、さらに
マルチプレクサ30の入力が一つ増えている。
ピッチ分析部26は、ブロック切出し部11で切出され
た入力信号のピッチを分析し、ピッチ合成フィルタのパ
ラメータ(ピッチパラメータ)を抽出する。音声のピッ
チパラメータの抽出法については、例えば古井貞煕氏の
「ディジタル音声処理」 (東海大学出版会)のP、5
7〜59に詳しく記述されている。通常、ピッチ合成フ
ィルタには1次から3次程度のフィルタが用いられる。
息子化部27は、ピッチ分析部26で抽出されたピッチ
パラメータを量子化し、符号化部28は量子化されたピ
ッチパラメータを符号化して出力する。通常、ピッチパ
ラメータとしてはピッチ係数およびピッチ周期の2種類
が用いられる。
ピッチ合成部29は、量子化部27で量子化されたピッ
チパラメータにより設定されるピッチ合成フィルタを用
い、重み付きコードブック部21から選択部22を介し
て出力されるベクトル系列をそれぞれ独立に駆動して出
力を発生する。用いるベクトルの次元がピッチ周期より
も常に小さく設定される場合は、ピッチ合成部29を取
り除き、選択部22の出力を直接マツチング部23の人
力とすることができる。
マツチング部23は選択された重み付けフィルタと併せ
てピッチ合成フィルタをも用い、量子化された過去の残
差信号の影響を重み付け信号生成部19の出力信号であ
る重み付け残差信号から差し引き、ピッチ合成部29か
ら出力されるピッチ合成されたベクトル系列と、過去の
影響が差し引かれた重み付け残差信号との間でベクトル
量子化を行ない、残差信号コードを重み付けコードブッ
ク部21より選択部22を介して選択する。
量子化された過去の残差信号が現在の重み付け残差信号
に与える影響を表わす信号X1(n)(trl、2.・
・・、L)を求める一例を説明する。今、選択された重
み付けフィルタを とし、ピッチ合成フィルタを 1/(1−βZ −7) とし、既に量子化されて値の定まっている過去の重み付
けられた信号をx (0)、x (−1)、・・・とす
ると、X+ (n)  (n−1,2,−、L)は、例
えば次のようにして求めることができる。
x 「 (n)  −βx (n−T)(rrl、2.
・・・l、) ここで、βとTはそれぞれ量子化されたピッチ係数、ピ
ッチ周期を表わす。なお、X、を求める処理以外は、先
の実施例におけるマツチング部23において説明した処
理と同様に行なうことができるので、ここでは説明を省
略する。
マルチプレクサ30は、符号化部14,18゜24及び
28により符号化された予測パラメータ、正規化ゲイン
、残差信号コード及びピッチパラメータの情報を組み合
わせて伝送路に送信信号として出力する。
次に、第7図の復号化装置について説明する。
第7図において、デマルチプレクサ31は第6図のマル
チプレクサ30から伝送された信号を受信信号として受
け、符号化された予測パラメータ、符号化された正規化
ゲイン、符号化された残差信号コード及び符号化された
ピッチパラメータの情報を分離して出力する。
復号化部41は、符号化されたピッチパラメータの情報
を受けて復号化する。合成フィルタ42は、復号化され
た予測パラメータ及びピッチパラメータを基に合成フィ
ルタを構成し、逆重み付けフィルタ38から出力される
信号を人力として再生信号を出力する。
本発明は次のように種々変形して実施することが可能で
ある。例えば実施例においては正規化ゲインを予測残差
信号のみに基づいて求めたが、選択された重み付けフィ
ルタまたは合成フィルタと予測残差信号とに基づいて求
める符号化装置にも本発明を適用できる。
また、重み付けフィルタ及び重み付きコードブックの設
定数を複数個としたが、単数にして重みパターン決定部
のない構成にしてもよい。
また、重み付けフィルタと重み付きコードブックは一対
−の対応関係を持つように設定したが、設定する重み付
けフィルタおよび重み付きコードブックの個数をそれぞ
れNWおよびNcとしたとき、 NcくNw          (20)が成立するよ
うにし、多対1の対応関係も許して、単数または複数の
重み付けフィルタに対し一つの重み付きコードブックが
対応するような構成にし、各重み付きコードブックの重
み付けは、対応する重み付きフィルタの平均的な特性を
持つフィルタで行なうように、予め設定してもよい。
また、複数の線形フィルタが縦続に接続される構成とな
る部分は、フィルタの線形性から、接続の順序を入れ換
えた構成にしてもよい。
さらに、音声符号化の分野で用いられるように、再生信
号中に含まれる雑音信号を整形して、主観品質を向上さ
せることも、全く同じ構成を用いて実現できる。その方
法を以下に示す。
例えば、重みパターン決定部で選択された重み付けフィ
ルタがH(z)である時、重゛み付け信号生成部で用い
る重み付けフィルタをH(Z/γ)(0くγく1)とし
、対応する重み付きコードブックの重み付けは、予め重
み付け信号生成部で川いるものと同じ重み付けフィルタ
により行なっておけばよい。
さらに別の雑音整形方法として、合成フィルタH(z)
に対して重みパターン決定部でフィルタのマツチングを
とる際に用いる合成フィルタをH(Z/γ)として、重
み付けフィルタを選択する方法も考えられる。
また、実施例では正規化ゲインを用いて残差信号又は重
み付けられた残差信号を正規化してベクトル量子化を行
なう構成としたが、例えば重み付きコードブック部から
出力されるベクトルに正規化ゲインを乗じることで、正
規化を行なわない重み付け残差信号を用いてベクトル量
子化を行なっても、同じ機能を有する符号化装置を構成
できる。
また、逆重み付けフィルタを予め重み付きコードブック
に施しであるようなコードブック、すなわち重み付けを
取り除いたコードブックを復号化装置に用意しておくこ
とにより、逆重み付けフィルタのない構成で、同じ機能
を有する復号化装置を構成することもできる。
さらに、実施例で用いた残差信号コード選択法を用いて
、重み付きコードブック内のベクトル数(N個)から所
定数Ns  (Ns<N)個のベクトルを選択し、選択
されたN5個の少数ベクトルを独立して逆重み付けする
か、またはオフラインで重み付けコードブックから重み
を取り除いたコードブックを作成し、対応するベクトル
同志がコードで関係付けられるコードブックを用意して
おくことにより得られる重みが取り除かれたN5個のベ
クトルを残差信号ベクトルの候補として、CELP方式
等の公知の方法でN5個の少数ベクトルの全探索により
最適なコードを選択することもできる。こうすることに
より、予め用意すべき重み付きコードブックと重みフィ
ルタの数を非常に少なくしても、品質のよい予δIIJ
残差信号のベクトル量子化を少ない演算量で行なうこと
ができる。
また、所定の方法で各ベクトルの要素の1部を0に量子
化することにより、間引かれたコードブックで合成フィ
ルタを駆動して残差信号ベクトル量子化を行なうなどの
他の公知の演算量削減法(例えば特開昭84−1319
9号)と本発明のベクトル量子化方式を組み合わせるこ
とにより、はとんど品質の劣化なしに、更にIfI算量
を低減することも可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、複数個の重み付けフィルタから合成フ
ィルタと特性が近い重み付けフィルタを選択し、これに
予測残差信号を入力して得られる重み付け残差信号と、
複数個の重み付けフィルタに対応して設けられた重み付
きコードブックとを用いて残差信号のベクトル量子化を
重み付け残差信号のレベルでベクトル量子化を行なうこ
とにより、直接残差信号のレベルでベクトル量子化を行
なう方式に比べて、演算量を同程度に抑えながら、梠段
に高品質の予測残差信号のベクトル量子化を行なうこと
が可能となる。
また、本発明では十分に多くの種類の重み付けフィルタ
及び重み付きコードブックを用意しておけば、従来技術
の由で最も品質の良いとされている再生信号レベルの残
差信号ベクトル量子化と同等か、もしくはそれ以上の品
質の予測残差信号のベクトル量子化を行なうことができ
る。しかも、演算量は重みイ・1けフィルタの種類の数
に依存せず、再生信号レベルのベクトル量子化に比べて
はるかに少ない演算量で済み、実g:;間処理も容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る予測残差信号のベクト
ル量子化方式の原理的構成を示すブロック図、第2図及
び第3図は本発明による予測残差信号のベクトル量子化
方式を適用した符号化装置及び復号化装置の一実施例を
示すブロック図、第4図は同実施例における予測残差信
号コードの選択法を説明するためのフローチャート、第
5図は同実施例における重み付きコードブックの作成法
を説明するためのブロック図、第6図及び第7図は本発
明による子71pl残差信号のベクトル量子化方式を適
用した符号化装置及び復号化装置の他の実施例を示すブ
ロック図、第8園及び第9図は従来の’I’−allJ
残差(6”号のベクトル量子化方式を説明するためのブ
ロック図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力信号を予測して予測残差信号を出力する手段と、 予め設定された複数個の重み付けフィルタから、前記入
    力信号の予測分析により決定された合成フィルタとのマ
    ッチングにより選択された重み付けフィルタを用いて前
    記予測残差信号に重み付けを行ない、重み付け残差信号
    を生成する手段と、前記複数個の重み付けフィルタによ
    りそれぞれ重み付けがなされた複数の重み付きコードブ
    ックを格納した重み付きコードブック部と、 前記重み付け残差信号と、前記選択された重み付けフィ
    ルタに対応して前記重み付きコードブック部から選択さ
    れた重み付きコードブックとを用いて、前記予測残差信
    号のベクトル量子化出力を得る手段と を具備することを特徴とする予測残差信号のベクトル量
    子化方式。
JP1195690A 1989-07-28 1989-07-28 予測残差信号のベクトル量子化方式 Pending JPH0359700A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06236198A (ja) * 1993-02-09 1994-08-23 Nec Corp 音質主観評価予測方式
JP2013011920A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Kddi Corp 少ないコードブックの情報量によって高次元の特徴ベクトルを検索する検索装置及びプログラム

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