JPH0357532A - 金型鋳造用鋳型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、鋳鉄の金型鋳造に使用する鋳型の改良に関す
るものである。

（従来の技術） 鋳鉄の金型鋳造に使用する鋳型は、ねずみ鋳鉄、球状黒
鉛鋳鉄および鋼などから形成されている（例えば、「鋳
鉄の金型鋳造』　（昭和５１．１１．１０）社団法人日
本鋳物協会、Ｐ．１３９〜１４０）。

（発明が解決しようとする課題） 鋳鉄の金型鋳造は、鋳鉄製金型又は鋳鋼製金型内に溶湯
を直接注湯するため、熱応力による金型の歪、初期割れ
、クレージング、スポーリングあるいは溶損・溶着など
の金型破損を生じ、金型寿命が極端に短かくなるという
問題点がある。そこで、本発明はかかる問題点を解消す
るためになされたものであり、特に、湯口底あるいは堰
からキャビティ内に流入した溶湯が、キャビティ壁に直
接衝突してキャビティ壁を侵食して凹部を作る溶損を防
止することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の金型鋳造用鋳型は、金属製主型と黒鉛製入子と
を具備し，金属製主型の溶損部位に黒鉛製入子を設けた
ものである。

（作用） 本発明は上述の様な構或であるので、鋳造に際して鋳造
物の入子近傍の部位が、入子を介して他の部位より速く
冷却すると共に、入子も速かに冷却する。

（実施例） 第１〜２図に本発明に係る鋳型が示され，本鋳型は、固
定型１と可動型２とに分割形戒され、該両型１、２はそ
れぞれ金属製主型３と黒鉛製入子４とより構或されてい
る。黒鉛製入子４は、金属製主型３より熱伝導率が大き
く形威され、該入子４が該主型３のキャビティ面５の溶
損部位に取付部材６によって着脱自在に装着されている
。キャビティ７は湯口８および湯道９に連通し、固定型
１および可動型２は、ガイドピン１０を介して型合せさ
れる。

次に、作用について説明する。

固定型１と可動型２とをガイドピン１０を介して型合せ
した後、湯口８から溶湯を注湯すると、溶湯が湯道９を
経てキャビティ７に充満され，鋳造物の入子４近傍の部
位が、入子４を介して他の部位より速く冷却すると，Ｉ
１：に、入子４も速かに冷却する。固定型１と可動型２
とを離型すると、内部まで均一な共晶状黒鉛を有する鋳
造物が得られ、しかる後、酸化消耗した入子４を適宜交
換して繰り返し鋳造を行なう。

（発明の効果） 本発明によれば、金属製主型と黒鉛製入子とを具備し、
金属製主型の溶損部位に黒鉛製入子を設けたから、金属
製主型が溶損せず、しかも黒鉛製入子の交換が自在であ
るので、鋳型寿命が著しく長くなり、製造コストが低減
し、生産性が増大する。

【図面の簡単な説明】

弟王図は本発明に係る鋳型のー・側を示す正面図、第２
図は第１図の■一■断面図である。 ３・・・金属製主型、４・・・黒鉛製入子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋳鉄の金型鋳造に用いられる鋳型において、金属製主型
   と黒鉛製入子とを具備し、金属製主型の溶損部位に黒鉛
   製入子を設けたことを特徴とする金型鋳造用鋳型。