JPH035735B2 - - Google Patents
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- JPH035735B2 JPH035735B2 JP58501243A JP50124383A JPH035735B2 JP H035735 B2 JPH035735 B2 JP H035735B2 JP 58501243 A JP58501243 A JP 58501243A JP 50124383 A JP50124383 A JP 50124383A JP H035735 B2 JPH035735 B2 JP H035735B2
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- Japan
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- film
- processing
- kit
- sheet material
- roller
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03D—APPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
- G03D9/00—Diffusion development apparatus
- G03D9/02—Diffusion development apparatus using rupturable ampoules of liquid
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
Description
技術分野
本発明は、透明フイルムのロールを処理する装
置に用いるためのキツトに関する。
置に用いるためのキツトに関する。
背景技術
本キツトは、フイルム処理装置内に配置される
べきものであり、その内容部材は好ましくは35mm
形の透明フイルムロールを処理するために用いら
れるようになつている。本キツトと処理装置とを
用いれば、フイルム処理施設へ依頼しなくても、
そのようなフイルムを現像してスライドにするこ
とができ、カラースライドにさえすることができ
る。本キツトは使い捨てとしてつくられているの
で経済的なものでなければならず、また、簡単
で、処理装置内に容易に装填でき、必要な操作段
階ができるだけ少ないものであるべきである。
べきものであり、その内容部材は好ましくは35mm
形の透明フイルムロールを処理するために用いら
れるようになつている。本キツトと処理装置とを
用いれば、フイルム処理施設へ依頼しなくても、
そのようなフイルムを現像してスライドにするこ
とができ、カラースライドにさえすることができ
る。本キツトは使い捨てとしてつくられているの
で経済的なものでなければならず、また、簡単
で、処理装置内に容易に装填でき、必要な操作段
階ができるだけ少ないものであるべきである。
最近、アヤチユア写真家によるフイルムロール
の処理に関するいくつかの開示が行なわれてい
る。例えば、米国特許第4272178号、第4212527
号、第4167318号には、35mm透明フイルムのロー
ルを含有するフイルムカセツトと、ある長さのシ
ート材と、処理液の容器と、を備えたフイルム構
体が開示されており、このカセツトはフイルムの
「インスタント」処理を可能ならしめるようにな
つている。フイルムは、通常の35mmカメラによつ
て露光された後、フイルム処理装置内に配置され
て処理される。
の処理に関するいくつかの開示が行なわれてい
る。例えば、米国特許第4272178号、第4212527
号、第4167318号には、35mm透明フイルムのロー
ルを含有するフイルムカセツトと、ある長さのシ
ート材と、処理液の容器と、を備えたフイルム構
体が開示されており、このカセツトはフイルムの
「インスタント」処理を可能ならしめるようにな
つている。フイルムは、通常の35mmカメラによつ
て露光された後、フイルム処理装置内に配置され
て処理される。
この方式の1つの欠点は、カセツトがフイルム
のほかにフイルムの処理に使用されるシート材を
も含むために、フイルムが比較的少数のフレーム
しか有しえないことである。カセツトの外寸法
は、もちろんそれが通常の35mmカメラ内に適合し
うるようなものでなければならない。
のほかにフイルムの処理に使用されるシート材を
も含むために、フイルムが比較的少数のフレーム
しか有しえないことである。カセツトの外寸法
は、もちろんそれが通常の35mmカメラ内に適合し
うるようなものでなければならない。
米国特許第4309100号および1981年1月のリサ
ーチ・デスクロジユア
(RESEARCHDISCLOSURE)の53および54ペ
ージに説明されている他の方式においては、シー
ト材および処理液がフイルム構体の要素になつて
いない処理装置が用いられる。その代わり、それ
ぞれの要素は個々に処理装置内に取付けられ、他
要素と、動作的に関連せしめられることによつて
フイルムの処理を行なうようになつている。この
ような方式においては、操作者が異なつた諸要素
を誤つて連結または配置する可能性、例えば、シ
ート材のロールを、のゼラチン被覆表面が処理液
分配器に面するようにではなく、逆に取付ける可
能性がある。さらに、処理動作が終つた後、処理
工程の残存物、すなわち残存処理液および使用ず
みシート材の廃棄に関する問題が起こる。これら
は毒性または腐食性のもので、いかなる場合でも
慎重に取扱わなくてはならない。
ーチ・デスクロジユア
(RESEARCHDISCLOSURE)の53および54ペ
ージに説明されている他の方式においては、シー
ト材および処理液がフイルム構体の要素になつて
いない処理装置が用いられる。その代わり、それ
ぞれの要素は個々に処理装置内に取付けられ、他
要素と、動作的に関連せしめられることによつて
フイルムの処理を行なうようになつている。この
ような方式においては、操作者が異なつた諸要素
を誤つて連結または配置する可能性、例えば、シ
ート材のロールを、のゼラチン被覆表面が処理液
分配器に面するようにではなく、逆に取付ける可
能性がある。さらに、処理動作が終つた後、処理
工程の残存物、すなわち残存処理液および使用ず
みシート材の廃棄に関する問題が起こる。これら
は毒性または腐食性のもので、いかなる場合でも
慎重に取扱わなくてはならない。
従来技術においては、使い捨て式のフイルム処
理キツト内にシート材ロールおよび処理液を組込
んだものも開示されている(米国特許第4307955
号)このキツトは上述の諸問題の多くを解決する
が、まだ改良の余地がある。例えば、処理液の容
器をハウジングの一体部分として成形し、それに
処理液を満たすことは、キツトの製造経費を増加
させる。さらに、なんらかの理由で処理液がフイ
ルムに適合しない場合には、キツト全体が使用不
能となり、キツトを開いて適合した処理液をもつ
た容器と交換することのできるようなキツトと比
較すると無駄が大きい。
理キツト内にシート材ロールおよび処理液を組込
んだものも開示されている(米国特許第4307955
号)このキツトは上述の諸問題の多くを解決する
が、まだ改良の余地がある。例えば、処理液の容
器をハウジングの一体部分として成形し、それに
処理液を満たすことは、キツトの製造経費を増加
させる。さらに、なんらかの理由で処理液がフイ
ルムに適合しない場合には、キツト全体が使用不
能となり、キツトを開いて適合した処理液をもつ
た容器と交換することのできるようなキツトと比
較すると無駄が大きい。
発明の開示
本発明は、好ましくは35mm形の露光ずみフイル
ムロールを、写真家が処理施設へ処理の依頼をす
る必要なく、露光後所望の早期において処理する
ための、フイルム処理装置内で用いるのに特に適
した、使い捨て式キツトに関する。このキツト
は、第1および第2部分によつて画定されるハウ
ジングと、ローラ上に巻回されたある長さのシー
ト材と、裂断自在の処理液容器と、処理液分配器
と、を含んでいる。常態においては、2つのハウ
ジング部分は閉位置に固定されており、その位置
においては該2つの部分は、キツトの他要素を実
質的に完全に包囲している。前記第1部分は、キ
ツトをフイルム処理装置内に装填する時、フイル
ム処理装置のキツト開閉部材が挿入されるべきみ
ぞを有する。他の諸要素は前記第2部分内に取付
けられている。キツトが処理装置内に装填されて
該2部分が固定を解除された後、キツト開閉部材
が作動せしめられることにより、該第1部分が該
第2部分から引離され、それによつて処理液容器
は容器裂断機構の作用を受けることになる。該容
器が裂断されると、その内容は前記分配器内へ流
入する。この分配器は前記シート材がハウジング
から引出される時、シート材の被覆されている表
面に対して処理液の被覆を施す。このシート材は
次に露光ずみフイルムと重ね合わされて、処理液
およびフイルムの感光量と共に積層体にされ、こ
の積層体は、フイルムに可視像が形成されるまで
巻取ローラ上に巻回されたままにされる。次に、
シート材ローラが駆動されてシート材を完全にハ
ウジング内へ巻戻し、それと同時にフイルムはシ
ート材から剥離されてフイルムスプール上へ巻戻
される。次に、キツト開閉部材が前記第1部分を
閉位置へ移動させることによつて、処理工程の残
存物、すなわち残存処理液および使用ずみシート
材を完全に閉じ込める。次に、処理装置が開か
れ、キツトは取出されて安全に捨てられる。
ムロールを、写真家が処理施設へ処理の依頼をす
る必要なく、露光後所望の早期において処理する
ための、フイルム処理装置内で用いるのに特に適
した、使い捨て式キツトに関する。このキツト
は、第1および第2部分によつて画定されるハウ
ジングと、ローラ上に巻回されたある長さのシー
ト材と、裂断自在の処理液容器と、処理液分配器
と、を含んでいる。常態においては、2つのハウ
ジング部分は閉位置に固定されており、その位置
においては該2つの部分は、キツトの他要素を実
質的に完全に包囲している。前記第1部分は、キ
ツトをフイルム処理装置内に装填する時、フイル
ム処理装置のキツト開閉部材が挿入されるべきみ
ぞを有する。他の諸要素は前記第2部分内に取付
けられている。キツトが処理装置内に装填されて
該2部分が固定を解除された後、キツト開閉部材
が作動せしめられることにより、該第1部分が該
第2部分から引離され、それによつて処理液容器
は容器裂断機構の作用を受けることになる。該容
器が裂断されると、その内容は前記分配器内へ流
入する。この分配器は前記シート材がハウジング
から引出される時、シート材の被覆されている表
面に対して処理液の被覆を施す。このシート材は
次に露光ずみフイルムと重ね合わされて、処理液
およびフイルムの感光量と共に積層体にされ、こ
の積層体は、フイルムに可視像が形成されるまで
巻取ローラ上に巻回されたままにされる。次に、
シート材ローラが駆動されてシート材を完全にハ
ウジング内へ巻戻し、それと同時にフイルムはシ
ート材から剥離されてフイルムスプール上へ巻戻
される。次に、キツト開閉部材が前記第1部分を
閉位置へ移動させることによつて、処理工程の残
存物、すなわち残存処理液および使用ずみシート
材を完全に閉じ込める。次に、処理装置が開か
れ、キツトは取出されて安全に捨てられる。
本発明の目的は、フイルム処理装置の部材によ
つて開閉されうる、使い捨て式のフイルム処理キ
ツトを提供することである。
つて開閉されうる、使い捨て式のフイルム処理キ
ツトを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、使い捨て式のフイ
ルム処理キツトであつて、処理工程の準備段階に
おいて処理装置の部材によつて開かれ、処理工程
の終了後該部材によつて閉鎖されることによつて
処理工程の残存物を閉じ込めるようになつてい
る、前記フイルム処理キツトを提供することであ
る。
ルム処理キツトであつて、処理工程の準備段階に
おいて処理装置の部材によつて開かれ、処理工程
の終了後該部材によつて閉鎖されることによつて
処理工程の残存物を閉じ込めるようになつてい
る、前記フイルム処理キツトを提供することであ
る。
本発明の他の諸目的の一部は自明のものであ
り、また一部は以下の説明において明らかにされ
る。
り、また一部は以下の説明において明らかにされ
る。
このようにして、本発明のキツトは、以下の詳
細な説明に例示されているような構造、諸要素の
組合せ、および部品の配置を有しており、また、
本発明の適用範囲は請求の範囲に示されている。
細な説明に例示されているような構造、諸要素の
組合せ、および部品の配置を有しており、また、
本発明の適用範囲は請求の範囲に示されている。
本発明の特徴および目的は、添付図面を参照し
つつ行なわれる以下の詳細な説明によつて明らか
にされる。添付図面において、第1図は、本発明
の実施例の斜視図である。第2図は、第1図の装
置の側面図で、装置の装填ドアが閉位置にある状
態が示されており、部品のあるものは図をわかり
やすくするために省略されたり、断面図として示
されたりしている。第3図は、第1図の装置の一
部の部分断面拡大側面図である。第4図は、空動
装置の分解斜視図である。第5図は、本装置にお
ける伝動装置、およびその伝動装置と本発明の装
置の部品であるかまたは本発明の装置と共用され
る各種他要素との関係を示す概略図である。第6
図は、第1図に示されている装置に用いるのに特
に適した、使い捨て式のフイルム処理キツトの部
分分解斜視図である。第6a図は、フイルム処理
キツトの一部の側面図である。
つつ行なわれる以下の詳細な説明によつて明らか
にされる。添付図面において、第1図は、本発明
の実施例の斜視図である。第2図は、第1図の装
置の側面図で、装置の装填ドアが閉位置にある状
態が示されており、部品のあるものは図をわかり
やすくするために省略されたり、断面図として示
されたりしている。第3図は、第1図の装置の一
部の部分断面拡大側面図である。第4図は、空動
装置の分解斜視図である。第5図は、本装置にお
ける伝動装置、およびその伝動装置と本発明の装
置の部品であるかまたは本発明の装置と共用され
る各種他要素との関係を示す概略図である。第6
図は、第1図に示されている装置に用いるのに特
に適した、使い捨て式のフイルム処理キツトの部
分分解斜視図である。第6a図は、フイルム処理
キツトの一部の側面図である。
発明の最良の実施態様
第1図および第2図には、露光ずのみフイルム
のロールを処理するための好適な形式の装置10
が示されている。フイルムは好ましくは35mm透明
フイルムとする。装置10は、装填ドア14をも
つたハウジング12を備えており、装填ドア14
は1端部を1対のピン16(1つだけ図示されて
いる)により旋回自在に取付けられている。ピン
16はハウジング12の両側部壁18および20
から外方へ突出し、装填ドア14の穴22(1つ
だけ図示されている)を通つている。装填ドア1
4を閉位置(第2図)へ移動させると、ハウジン
グ12は遮光的になる。
のロールを処理するための好適な形式の装置10
が示されている。フイルムは好ましくは35mm透明
フイルムとする。装置10は、装填ドア14をも
つたハウジング12を備えており、装填ドア14
は1端部を1対のピン16(1つだけ図示されて
いる)により旋回自在に取付けられている。ピン
16はハウジング12の両側部壁18および20
から外方へ突出し、装填ドア14の穴22(1つ
だけ図示されている)を通つている。装填ドア1
4を閉位置(第2図)へ移動させると、ハウジン
グ12は遮光的になる。
ほぼ平面的な支持体24は、側部壁18と歯車
箱28の側部壁26との間に張り渡されている。
この支持体には、ばね付勢された板30が貫通す
る第1開口と、ローラ36の一部が貫通する第2
開口34と、巻取ローラ40の一部が貫通する第
3開口38と、が備えられている。ローラ36と
巻取ローラ40とは、図示されていない装置によ
り、それらの軸の回りに回転しうるように取付け
られている。
箱28の側部壁26との間に張り渡されている。
この支持体には、ばね付勢された板30が貫通す
る第1開口と、ローラ36の一部が貫通する第2
開口34と、巻取ローラ40の一部が貫通する第
3開口38と、が備えられている。ローラ36と
巻取ローラ40とは、図示されていない装置によ
り、それらの軸の回りに回転しうるように取付け
られている。
装置10はまた、フイルム処理キツト42を、
装置10の他の諸要素に対し適正な位置に置くた
めの装置をも備えている。これの装置としては、
側部壁26から内方へ張出したL字形フランジ4
4と、ラツク48から直角に延長するアーム46
(第4図と、水平な支持体24の両側の近くに位
置する1対のカム50(1つだけ図示されてい
る)と、側部壁18に沿つて延長する板52と、
がある。
装置10の他の諸要素に対し適正な位置に置くた
めの装置をも備えている。これの装置としては、
側部壁26から内方へ張出したL字形フランジ4
4と、ラツク48から直角に延長するアーム46
(第4図と、水平な支持体24の両側の近くに位
置する1対のカム50(1つだけ図示されてい
る)と、側部壁18に沿つて延長する板52と、
がある。
フイルム処理キツト(第6図)は、第1部分5
4と、第1部分54を入れ子式に収容する第2部
分56とを有する。第1部分は、頂部壁58、端
部壁60、および底部壁62を有する。端部壁6
0(第2図)には、ほぼ水平なフランジ66と、
鉛直フランジ68とによつて形成された、ラツク
48のアーム46を収容するための通路が含まれ
ている。頂部壁58の半分よりやや短い長さを有
する底部壁62は、横方向の間隔をもつた1対の
フインガ70および72を有し、これらのフイン
ガの端部には、それぞれテーパしたラツチ部材7
4および76が備えられている。
4と、第1部分54を入れ子式に収容する第2部
分56とを有する。第1部分は、頂部壁58、端
部壁60、および底部壁62を有する。端部壁6
0(第2図)には、ほぼ水平なフランジ66と、
鉛直フランジ68とによつて形成された、ラツク
48のアーム46を収容するための通路が含まれ
ている。頂部壁58の半分よりやや短い長さを有
する底部壁62は、横方向の間隔をもつた1対の
フインガ70および72を有し、これらのフイン
ガの端部には、それぞれテーパしたラツチ部材7
4および76が備えられている。
第2部分56は、1対の側部壁78および80
と、これらの側部壁を1端において連結する端部
壁82と、を有する。側部壁78および80の間
には、ゆるやかな湾曲壁84が、端部壁82の頂
部から斜め下方へ延長し、ほぼ鉛直な壁86で終
つている。2つのフランジ88および90は側部
壁78から延長し、それらの端部は壁92によつ
て連結されている(第6a図)。壁92はU字形
の開口94を有する。壁92と一体をなす1対の
弾性フインガ96および98は、U字形開口内へ
突出している。フインガ96および98は間を広
げうるようになつているので、これらの間にロー
ラ100の端部を押し込むとU字形開口94内へ
入れることができる。フインガ96,98は、そ
の時もとの位置へ復帰してローラ100の端部に
制動力を及ぼす。反対側の側部壁80から延長す
る2つのフランジ102および104は、U字形
開口(図示されていない)を有する壁106によ
つて端部を連結され、このU字形開口はローラ1
00の反対側の端部を収容するようになつてい
る。ローラ100は1対の環状フランジ108お
よび110を有し、これらは壁92および106
の間に位置するようになつている。帯状のシート
材112、例えば一方の面にゼラチン被覆を有す
るポリエステルフイルムは、ローラ100の回り
に巻回されている。この帯状材の1端部はローラ
100に固定され、他端部は端部壁82の外表面
に取外し自在に取付けられている。壁80には、
ローラ100の端部と一致する位置に穴(図示さ
れていない)が存在し、その穴を通してローラ1
00と係合する駆動部材が突出しうるようになつ
ている。
と、これらの側部壁を1端において連結する端部
壁82と、を有する。側部壁78および80の間
には、ゆるやかな湾曲壁84が、端部壁82の頂
部から斜め下方へ延長し、ほぼ鉛直な壁86で終
つている。2つのフランジ88および90は側部
壁78から延長し、それらの端部は壁92によつ
て連結されている(第6a図)。壁92はU字形
の開口94を有する。壁92と一体をなす1対の
弾性フインガ96および98は、U字形開口内へ
突出している。フインガ96および98は間を広
げうるようになつているので、これらの間にロー
ラ100の端部を押し込むとU字形開口94内へ
入れることができる。フインガ96,98は、そ
の時もとの位置へ復帰してローラ100の端部に
制動力を及ぼす。反対側の側部壁80から延長す
る2つのフランジ102および104は、U字形
開口(図示されていない)を有する壁106によ
つて端部を連結され、このU字形開口はローラ1
00の反対側の端部を収容するようになつてい
る。ローラ100は1対の環状フランジ108お
よび110を有し、これらは壁92および106
の間に位置するようになつている。帯状のシート
材112、例えば一方の面にゼラチン被覆を有す
るポリエステルフイルムは、ローラ100の回り
に巻回されている。この帯状材の1端部はローラ
100に固定され、他端部は端部壁82の外表面
に取外し自在に取付けられている。壁80には、
ローラ100の端部と一致する位置に穴(図示さ
れていない)が存在し、その穴を通してローラ1
00と係合する駆動部材が突出しうるようになつ
ている。
第2部分56内にはまた、処理液分配器116
が取付けられている。この分配器はノズル118
と、1対の横方向の間隔をもつたフランジ120
および122とを有し、フランジ120および1
22は、シート材112がノズル118の下を通
る時その側方への移動を阻止する。ノズル118
の長さはシート材112の幅より小さく、35mm帯
状フイルムのスプロケツト孔の横方向の間隔、す
なわち2.5cmにほぼ等しい。
が取付けられている。この分配器はノズル118
と、1対の横方向の間隔をもつたフランジ120
および122とを有し、フランジ120および1
22は、シート材112がノズル118の下を通
る時その側方への移動を阻止する。ノズル118
の長さはシート材112の幅より小さく、35mm帯
状フイルムのスプロケツト孔の横方向の間隔、す
なわち2.5cmにほぼ等しい。
裂断自在に端部126を有する容器124は、
例えば接着テープ128によつて壁84上に支持
されている。容器124は粘性処理液130を、
シート材112の実質的全長を被覆するのに十分
な量供給できるだけ保持している。
例えば接着テープ128によつて壁84上に支持
されている。容器124は粘性処理液130を、
シート材112の実質的全長を被覆するのに十分
な量供給できるだけ保持している。
フランジ132は側部壁78および80の底部
から内方に延長している(1つだけ図示されてい
る)。これらのフランジは、第2部分56が第1
部分54に嵌合してキツト42を閉じる際に、底
部壁62の横端縁部を案内する機能をもつ。引込
んだ部分134は、側部壁78および80、およ
び端部壁82に沿つて延長し、フランジ88,9
0,102,104の頂部と協働して、頂部壁5
8の前縁部を収容するようになつている。頂部壁
58の端縁部が進入して端部壁82と係合する
際、ラツチ部材74および76はまず、側部壁7
8および80のそれぞれから突出した2つのフラ
ンジ136(1つだけ図示されている)により互
いに向かつて圧迫される。次に、部材74および
76は外方へはね返つてフランジ136の右側
(第2図)に係合して2部分54および56を閉
位置にロツクし、その時底部壁62はシート材1
12をノズル118に対して密接状態に保持す
る。ラツチ部材74および76は、キツトが装置
10内に装填されるとき、装置10のカム50に
よつてフランジ136から解放される。装填の際
に、カム50が側部壁78および80のそれぞれ
に存在る1対の穴138(1つだけ図示されてい
る)に入り、ラツチ部材74および76を互いに
向かつて内方へ押すのである。
から内方に延長している(1つだけ図示されてい
る)。これらのフランジは、第2部分56が第1
部分54に嵌合してキツト42を閉じる際に、底
部壁62の横端縁部を案内する機能をもつ。引込
んだ部分134は、側部壁78および80、およ
び端部壁82に沿つて延長し、フランジ88,9
0,102,104の頂部と協働して、頂部壁5
8の前縁部を収容するようになつている。頂部壁
58の端縁部が進入して端部壁82と係合する
際、ラツチ部材74および76はまず、側部壁7
8および80のそれぞれから突出した2つのフラ
ンジ136(1つだけ図示されている)により互
いに向かつて圧迫される。次に、部材74および
76は外方へはね返つてフランジ136の右側
(第2図)に係合して2部分54および56を閉
位置にロツクし、その時底部壁62はシート材1
12をノズル118に対して密接状態に保持す
る。ラツチ部材74および76は、キツトが装置
10内に装填されるとき、装置10のカム50に
よつてフランジ136から解放される。装填の際
に、カム50が側部壁78および80のそれぞれ
に存在る1対の穴138(1つだけ図示されてい
る)に入り、ラツチ部材74および76を互いに
向かつて内方へ押すのである。
装置10はさらに、フイルムカセツト140を
支持する装置を備えている。フイルムカセツト1
40内の回転自在のフイルムスプール144上に
は、現像可能な透明フイルム142のロールが巻
回されている。このフイルムの1端部はフイルム
スプール144に固定されており、他端部146
は引出しスロツト148を経てカセツトの外部へ
延長している。支持装置には、ほぼ円筒状のフイ
ルムカセツト140の1端部を収容するための円
形フランジ150と、1対の支持体152および
154が含まれている。
支持する装置を備えている。フイルムカセツト1
40内の回転自在のフイルムスプール144上に
は、現像可能な透明フイルム142のロールが巻
回されている。このフイルムの1端部はフイルム
スプール144に固定されており、他端部146
は引出しスロツト148を経てカセツトの外部へ
延長している。支持装置には、ほぼ円筒状のフイ
ルムカセツト140の1端部を収容するための円
形フランジ150と、1対の支持体152および
154が含まれている。
歯車箱28内には伝動装置156が取付けられ
ている。伝動装置156(第5図)は、巻取ロー
ラ40に固定連結された軸160に固定取付けさ
れている歯車158を含む第1伝動路を有し、ま
た、歯車162,164(複合),166,16
8,170を含む第2伝動路も有する。歯車17
2は軸174上に取付けられ、第2伝動路に駆動
係合する第1位置と、第1伝動路に駆動係合する
第2位置(第5図に示されている)との間で、制
限された軸方向移動を行ないうるようになつてい
る。歯車172は常態においては歯車158に係
合するように付勢されており、ベルクランク17
8によつて矢印176の方向に移動せしめられる
と、歯車162に係合するようになる。みぞ付駆
動部材180は歯車170の面から延長し、歯車
箱28の壁26の穴182を通つて突出して、ロ
ーラ100に一体形成された1対のタブ184お
よび186(第2図)に駆動係合するようになつ
ている。歯車166の面からも同様な駆動部材1
88が延長し、側部壁26の穴を通つて突出し
て、フイルムスプール144の端部に駆動係合す
るようになつている。クラツチ190は歯車16
6とその駆動部材188との間に連結されてい
て、ローラ100およびフイルムスプール144
が駆動される時、歯車166と駆動部材188と
の間にスリツプを与え、それによつてシート材1
12およびフイルム142のロールの増大する直
径の差を補償するようになつている。歯車162
は、その軸192に沿つて制限された直線運動を
行ないうるように取付けられている。この歯車
は、巻取ローラ40が駆動される時に歯車166
との係合から解放されているように付勢されてお
り、それは後述されるようにラツク48の側面上
のカム196によつて矢印194の方向に移動せ
しめられて歯車166に駆動係合するようになつ
ている。伝動装置156への入力装置には、軸1
74に取付けられた手回しクランク198が含ま
れており、軸174は装置10の側部壁20を貫
通して突出している。
ている。伝動装置156(第5図)は、巻取ロー
ラ40に固定連結された軸160に固定取付けさ
れている歯車158を含む第1伝動路を有し、ま
た、歯車162,164(複合),166,16
8,170を含む第2伝動路も有する。歯車17
2は軸174上に取付けられ、第2伝動路に駆動
係合する第1位置と、第1伝動路に駆動係合する
第2位置(第5図に示されている)との間で、制
限された軸方向移動を行ないうるようになつてい
る。歯車172は常態においては歯車158に係
合するように付勢されており、ベルクランク17
8によつて矢印176の方向に移動せしめられる
と、歯車162に係合するようになる。みぞ付駆
動部材180は歯車170の面から延長し、歯車
箱28の壁26の穴182を通つて突出して、ロ
ーラ100に一体形成された1対のタブ184お
よび186(第2図)に駆動係合するようになつ
ている。歯車166の面からも同様な駆動部材1
88が延長し、側部壁26の穴を通つて突出し
て、フイルムスプール144の端部に駆動係合す
るようになつている。クラツチ190は歯車16
6とその駆動部材188との間に連結されてい
て、ローラ100およびフイルムスプール144
が駆動される時、歯車166と駆動部材188と
の間にスリツプを与え、それによつてシート材1
12およびフイルム142のロールの増大する直
径の差を補償するようになつている。歯車162
は、その軸192に沿つて制限された直線運動を
行ないうるように取付けられている。この歯車
は、巻取ローラ40が駆動される時に歯車166
との係合から解放されているように付勢されてお
り、それは後述されるようにラツク48の側面上
のカム196によつて矢印194の方向に移動せ
しめられて歯車166に駆動係合するようになつ
ている。伝動装置156への入力装置には、軸1
74に取付けられた手回しクランク198が含ま
れており、軸174は装置10の側部壁20を貫
通して突出している。
次に、第3図を参照しつつベルクランク178
の働きについて説明する。巻取ローラ40は鎖線
で示されている。ベルクランク178とその近く
にあるリンク200とは、歯車箱28内に配置さ
れている。伝動装置156は、歯車172以外は
図をわかりやすくするために省略した。ベルクラ
ンク178とリンク200とは、ラツク48と相
互関連して複数の機能を実現する。ベルクランク
178は、ベルクランク178から外方へ延長す
るピン202によつて歯車箱28の壁にピボツト
連結されている。ベルクランク178の1アーム
204が有するラツ表面206は、移動して装填
ドア14の端部壁210の内表面上に形成された
リツプ208に係合し、装填ドアを閉位置にロツ
クしうるようになつている。ベルクランク178
のもう1つのアーム212は下方の1点に向かう
1対の脚部214および216を有し、これらの
脚部の端部は接合してカム従節218を形成す
る。カム従節218は脚部214および216を
含む平面に対し直角に延長して側部壁220の弧
状スロツト(図示されていない)を貫通し、その
端部はラツク48に形成されたカムスロツト22
2内にある。アーム212の左上端部には、傾い
たカム表面226を有するU字形部分224が形
成されている。U字形部分224は、ベルクラン
ク178がピボツトピン202の回りに時計回り
に回転せしめられた時、歯車172をばね付勢に
抗して移動させることによつて歯車158との係
合から解放し、歯車162に係合させる働きを有
する。リンク200は両端の中間部においてピン
228にピボツト取付けされており、ピン228
は歯車箱28の側部壁26および220の間で延
長している。リンク200の1端部は、これに直
角に延長するカム従節230を有する。このカム
従節230は側部壁220に存在するもう1つの
弧状スロツト(図示されていない)を貫通して延
長し、その端部はラツク48の第2カムスロツト
232内にある。ラツク48は、側部壁220と
装填ドア14の側壁234との間にある装置(図
示されていない)によつて支持されている。ラツ
ク48の1端部は236において切取られ、ラツ
ク48が第3図に示された位置に移動せしめられ
た時、クランク198の軸74を避けるようにな
つている。
の働きについて説明する。巻取ローラ40は鎖線
で示されている。ベルクランク178とその近く
にあるリンク200とは、歯車箱28内に配置さ
れている。伝動装置156は、歯車172以外は
図をわかりやすくするために省略した。ベルクラ
ンク178とリンク200とは、ラツク48と相
互関連して複数の機能を実現する。ベルクランク
178は、ベルクランク178から外方へ延長す
るピン202によつて歯車箱28の壁にピボツト
連結されている。ベルクランク178の1アーム
204が有するラツ表面206は、移動して装填
ドア14の端部壁210の内表面上に形成された
リツプ208に係合し、装填ドアを閉位置にロツ
クしうるようになつている。ベルクランク178
のもう1つのアーム212は下方の1点に向かう
1対の脚部214および216を有し、これらの
脚部の端部は接合してカム従節218を形成す
る。カム従節218は脚部214および216を
含む平面に対し直角に延長して側部壁220の弧
状スロツト(図示されていない)を貫通し、その
端部はラツク48に形成されたカムスロツト22
2内にある。アーム212の左上端部には、傾い
たカム表面226を有するU字形部分224が形
成されている。U字形部分224は、ベルクラン
ク178がピボツトピン202の回りに時計回り
に回転せしめられた時、歯車172をばね付勢に
抗して移動させることによつて歯車158との係
合から解放し、歯車162に係合させる働きを有
する。リンク200は両端の中間部においてピン
228にピボツト取付けされており、ピン228
は歯車箱28の側部壁26および220の間で延
長している。リンク200の1端部は、これに直
角に延長するカム従節230を有する。このカム
従節230は側部壁220に存在するもう1つの
弧状スロツト(図示されていない)を貫通して延
長し、その端部はラツク48の第2カムスロツト
232内にある。ラツク48は、側部壁220と
装填ドア14の側壁234との間にある装置(図
示されていない)によつて支持されている。ラツ
ク48の1端部は236において切取られ、ラツ
ク48が第3図に示された位置に移動せしめられ
た時、クランク198の軸74を避けるようにな
つている。
ラツク48は、第1位置(第3図)と第2位置
(第2図および第5図)との間を移動せしめられ
うる。ラツク48を移動させる機構は、セクタ歯
車240に連結された手動レバー238を有す
る。レバー238と歯車240との両者は、装填
ドア14の側部壁234および244に軸受けさ
れた軸242上で自由に回転できるようになつて
いる。セクタ歯車240の歯は、装填ドア14が
閉位置になると、ラツク48の上端縁部の歯24
6とかみ合う。セクタ歯車240には開口248
が設けられており、この開口は、軸242から半
径方向に突出したピン250を収容して、レバー
238と処理液容器裂断機構252との間の空動
連結部を画定している。機構252は軸242と
一体形成され、その1対のアーム254および2
56の間にはローラ258が回転自在に支持され
ている。
(第2図および第5図)との間を移動せしめられ
うる。ラツク48を移動させる機構は、セクタ歯
車240に連結された手動レバー238を有す
る。レバー238と歯車240との両者は、装填
ドア14の側部壁234および244に軸受けさ
れた軸242上で自由に回転できるようになつて
いる。セクタ歯車240の歯は、装填ドア14が
閉位置になると、ラツク48の上端縁部の歯24
6とかみ合う。セクタ歯車240には開口248
が設けられており、この開口は、軸242から半
径方向に突出したピン250を収容して、レバー
238と処理液容器裂断機構252との間の空動
連結部を画定している。機構252は軸242と
一体形成され、その1対のアーム254および2
56の間にはローラ258が回転自在に支持され
ている。
装置10を動作させる場合は、閉鎖されたキツ
ト42を装置10内に、駆動部材180がシート
材ローラ100の駆動フランジ184および18
6に係合し、ラツク48のアーム46が通路64
内に入り、カム50が第2部分56の側部壁78
および80の穴138に入るように置く。する
と、カム50はラツチ部材74および76を対応
フランジから解放する。次に、シート材の先端部
114をキツト42の端部壁82から取外し、ロ
ーラ36を経て、巻取ローラ40の部分262か
ら突出したピン262に取付ける。第1図に示さ
れているように、部分262は巻取ローラ40の
第2部分266にヒンジ264によつて旋回自在
に取付けられている。第2部分266は両端部に
フランジ268および270を有し、それらは巻
取スプール40が時計回りに回転する時、巻取ス
プールに巻取られるシート材112およびフイル
ム142を案内するようになつている。次に、露
光ずみフイルム142のロールを含んだフイルム
カセツト140を装置10内に、駆動部材188
がフイルムスプール144の端部に係合し、部材
152および154が第2図に示されているよう
にフイルムカセツト140を支持するように装填
する。次に、フイルム142の先端部146を、
フイルム142の乳剤面がシート材112のゼラ
チン被覆面に面するようにして、ピン260に取
付ける。シート材112およびフイルム142の
それぞれの先端部114および146には、ピン
260に取付けるための穴(図示されていない)
が設けられている。先端部114および164
は、第2部分266を旋回させて第1部分262
上に重ね合わせ、第1部分の穴287にピン26
0を収容させることによつて、ピン260に固着
せしめられる。次に、装填ドアを閉鎖するのであ
るが、それによつてローラ272がフイルム14
2に係合して、フイルム142をシート材112
に圧着させ、双方をローラ36に押しつける。ロ
ーラ272のジヤーナル274は、装填ドア14
から延長している1対の支持アーム278および
280の端部に適宜に支持されている。装填ドア
14を閉鎖するとまた、セクタ歯車240の歯が
歯246とかみ合うようになり、装填ドア14か
ら突出しているラツチピン282が歯車箱28の
穴284を通つて歯車箱28内に入る。装填ドア
14が閉鎖されると、装置内部には光が入らなく
なり、諸要素は第3図に示されている位置をと
る。歯車箱28はドア14が閉位置になつた時軸
242を受入れるための凹部243を設けられて
おり、ドア14はクランク198の軸を収容する
ための切除部245を設けられている。
ト42を装置10内に、駆動部材180がシート
材ローラ100の駆動フランジ184および18
6に係合し、ラツク48のアーム46が通路64
内に入り、カム50が第2部分56の側部壁78
および80の穴138に入るように置く。する
と、カム50はラツチ部材74および76を対応
フランジから解放する。次に、シート材の先端部
114をキツト42の端部壁82から取外し、ロ
ーラ36を経て、巻取ローラ40の部分262か
ら突出したピン262に取付ける。第1図に示さ
れているように、部分262は巻取ローラ40の
第2部分266にヒンジ264によつて旋回自在
に取付けられている。第2部分266は両端部に
フランジ268および270を有し、それらは巻
取スプール40が時計回りに回転する時、巻取ス
プールに巻取られるシート材112およびフイル
ム142を案内するようになつている。次に、露
光ずみフイルム142のロールを含んだフイルム
カセツト140を装置10内に、駆動部材188
がフイルムスプール144の端部に係合し、部材
152および154が第2図に示されているよう
にフイルムカセツト140を支持するように装填
する。次に、フイルム142の先端部146を、
フイルム142の乳剤面がシート材112のゼラ
チン被覆面に面するようにして、ピン260に取
付ける。シート材112およびフイルム142の
それぞれの先端部114および146には、ピン
260に取付けるための穴(図示されていない)
が設けられている。先端部114および164
は、第2部分266を旋回させて第1部分262
上に重ね合わせ、第1部分の穴287にピン26
0を収容させることによつて、ピン260に固着
せしめられる。次に、装填ドアを閉鎖するのであ
るが、それによつてローラ272がフイルム14
2に係合して、フイルム142をシート材112
に圧着させ、双方をローラ36に押しつける。ロ
ーラ272のジヤーナル274は、装填ドア14
から延長している1対の支持アーム278および
280の端部に適宜に支持されている。装填ドア
14を閉鎖するとまた、セクタ歯車240の歯が
歯246とかみ合うようになり、装填ドア14か
ら突出しているラツチピン282が歯車箱28の
穴284を通つて歯車箱28内に入る。装填ドア
14が閉鎖されると、装置内部には光が入らなく
なり、諸要素は第3図に示されている位置をと
る。歯車箱28はドア14が閉位置になつた時軸
242を受入れるための凹部243を設けられて
おり、ドア14はクランク198の軸を収容する
ための切除部245を設けられている。
フイルム142の処理は、レバー238を第3
図に示されている遊び位置から第2図に示されて
いる処理位置へ回転させることによつて開始され
る。処理位置へ向かつてのレバー238の最初の
回転は、セクタ歯車240の歯を経て直ちにラツ
ク48へ伝達され、ラツク48は第2図および第
3図で見て左方、すなわち後方へ移動せしめられ
る。ラツク48が左方へ移動すると、ラツクのカ
ムスロツト222および232は、ベルクランク
178およびリンク200をそれぞれのピボツト
202および228の回りに反時計回りに回転さ
せる。ベルクランク178が回転するとU字形部
分224は下方へ移動し、歯車172との係合が
解除される。従つて、ばね付勢を受けている歯車
172は、歯車158との係合位置(第5図)に
復帰せしめられる。同時に、ベルクランク178
のラツチ表面206は歯車箱28の開口285を
通つて回転し、リツプ208とラツチ関係に入
り、装填ドア14が偶然開くことを阻止する。リ
ンク200が回転すると、リンク200と一体形
成された爪286は歯車172の歯との係合から
解放され、歯車172は後に反時計回りに自由に
回転できるようになる。爪286は、装填ドア1
4が開かれるまで、リンク200の頂部の凹部2
90内に入つているラツチピン282によつて、
歯車172からの係合解除状態に保たれる。歯車
172の時計回りの回転は、歯車箱28の頂部壁
から突出して歯車172の歯と係合する第2爪2
88によつて阻止されている。ラツク48の後方
への移動はまた、カム196を移動させることに
よつて歯車168をばね付勢下において軸192
に沿つて移動させ、歯車166から係合解除され
る位置に達せしめる。さらに、ラツク48の後方
への移動は、ラツク48のアーム46をしてキツ
ト42の第1部分54を第2部分56から引出さ
しめ、裂断機構252が容器124の方へ回転せ
しめられる前に、キツトを開かせる。第2部分5
6はカム50によつて、位置を固定されている。
図に示されている遊び位置から第2図に示されて
いる処理位置へ回転させることによつて開始され
る。処理位置へ向かつてのレバー238の最初の
回転は、セクタ歯車240の歯を経て直ちにラツ
ク48へ伝達され、ラツク48は第2図および第
3図で見て左方、すなわち後方へ移動せしめられ
る。ラツク48が左方へ移動すると、ラツクのカ
ムスロツト222および232は、ベルクランク
178およびリンク200をそれぞれのピボツト
202および228の回りに反時計回りに回転さ
せる。ベルクランク178が回転するとU字形部
分224は下方へ移動し、歯車172との係合が
解除される。従つて、ばね付勢を受けている歯車
172は、歯車158との係合位置(第5図)に
復帰せしめられる。同時に、ベルクランク178
のラツチ表面206は歯車箱28の開口285を
通つて回転し、リツプ208とラツチ関係に入
り、装填ドア14が偶然開くことを阻止する。リ
ンク200が回転すると、リンク200と一体形
成された爪286は歯車172の歯との係合から
解放され、歯車172は後に反時計回りに自由に
回転できるようになる。爪286は、装填ドア1
4が開かれるまで、リンク200の頂部の凹部2
90内に入つているラツチピン282によつて、
歯車172からの係合解除状態に保たれる。歯車
172の時計回りの回転は、歯車箱28の頂部壁
から突出して歯車172の歯と係合する第2爪2
88によつて阻止されている。ラツク48の後方
への移動はまた、カム196を移動させることに
よつて歯車168をばね付勢下において軸192
に沿つて移動させ、歯車166から係合解除され
る位置に達せしめる。さらに、ラツク48の後方
への移動は、ラツク48のアーム46をしてキツ
ト42の第1部分54を第2部分56から引出さ
しめ、裂断機構252が容器124の方へ回転せ
しめられる前に、キツトを開かせる。第2部分5
6はカム50によつて、位置を固定されている。
レバー238が約23゜回転せしめられると、セ
クタ歯車240の開口248の右側(第2図)が
ピン250に係合する。レバー238が処理位置
に向かつてさらに回転を続けると、ラツク48が
後方への移動を続けるだけでなく、裂断機構25
2が第2図に示されている位置に向かつて回転を
開始する。レバー238とピン250との間が空
動連結されているために、キツト42の頂部壁5
8が妨害にならない位置へ移動した後にローラ2
58はキツト42内へ入ることになる。ローラ2
58が容器124に係合して処理液130に対す
る圧力を増大させると、容器の端部126は裂断
する。ローラ258がピボツトピン242の回り
にさらに時計回りに回転すると、処理液は容器1
24から分配器116へ送り込まれる。
クタ歯車240の開口248の右側(第2図)が
ピン250に係合する。レバー238が処理位置
に向かつてさらに回転を続けると、ラツク48が
後方への移動を続けるだけでなく、裂断機構25
2が第2図に示されている位置に向かつて回転を
開始する。レバー238とピン250との間が空
動連結されているために、キツト42の頂部壁5
8が妨害にならない位置へ移動した後にローラ2
58はキツト42内へ入ることになる。ローラ2
58が容器124に係合して処理液130に対す
る圧力を増大させると、容器の端部126は裂断
する。ローラ258がピボツトピン242の回り
にさらに時計回りに回転すると、処理液は容器1
24から分配器116へ送り込まれる。
レバー238を第2図に示されている位置にし
た後、クランク198を矢印292の方向に回転
させることによつて歯車158を駆動し、巻取ロ
ーラ40を時計回り(第2図)に回転させる。巻
取ローラ40が回転すると、シート材112はロ
ーラ100から引出されて分配器116のノズル
118を経て移動するが、その際シート材112
は板32によつて弾性的にノズル118にし押し
つけられるので、処理液130がシート材112
に対して一様に被覆され、その後シート材112
はローラ36および272の間に進んで、そこで
カセツト140から同時に引出されているフイル
ム142と接合せしめられる。ローラ36および
272は、シート材112のゼラチン被覆面を露
光ずみフイルム142の乳剤面に係合させ、シー
ト材112と露光ずみフイルム142との間に挟
まれた処理液130の層を含む積層体を形成す
る。この積層体は、次に巻取ローラ40上に巻回
される。シート材112および/またはフイルム
142がそれぞれの支持体から完全に巻戻され
て、まだそれらから分離されていなければ、積層
体の引張力の増大が自動的にクランク198へ帰
還されるので、それが操作者に対するクランク1
98の回転停止の指示信号になる。装置10また
は積層体に対する損傷を防止するために、軸17
4とクランク198との間にスリツプクラツチ2
94を連結し、操作者がクランク198をさらに
回転させても、それが軸174に伝達されないよ
うにする。次に、積層体は、その内部、好ましく
はフイルム142に可視像が形成されるのに十分
な時間、例えば1分間、だけ巻取ローラ40上に
保持される。
た後、クランク198を矢印292の方向に回転
させることによつて歯車158を駆動し、巻取ロ
ーラ40を時計回り(第2図)に回転させる。巻
取ローラ40が回転すると、シート材112はロ
ーラ100から引出されて分配器116のノズル
118を経て移動するが、その際シート材112
は板32によつて弾性的にノズル118にし押し
つけられるので、処理液130がシート材112
に対して一様に被覆され、その後シート材112
はローラ36および272の間に進んで、そこで
カセツト140から同時に引出されているフイル
ム142と接合せしめられる。ローラ36および
272は、シート材112のゼラチン被覆面を露
光ずみフイルム142の乳剤面に係合させ、シー
ト材112と露光ずみフイルム142との間に挟
まれた処理液130の層を含む積層体を形成す
る。この積層体は、次に巻取ローラ40上に巻回
される。シート材112および/またはフイルム
142がそれぞれの支持体から完全に巻戻され
て、まだそれらから分離されていなければ、積層
体の引張力の増大が自動的にクランク198へ帰
還されるので、それが操作者に対するクランク1
98の回転停止の指示信号になる。装置10また
は積層体に対する損傷を防止するために、軸17
4とクランク198との間にスリツプクラツチ2
94を連結し、操作者がクランク198をさらに
回転させても、それが軸174に伝達されないよ
うにする。次に、積層体は、その内部、好ましく
はフイルム142に可視像が形成されるのに十分
な時間、例えば1分間、だけ巻取ローラ40上に
保持される。
積層体内の可視像の処理が実質的に完了したな
らば、レバー238を非処理位置すなわち遊び位
置に向かつて反時計回り(第2図)に回転させ
る。この回転によつて、ラツク48は巻取ローラ
40に向かい前方に駆動され、同時にキツト42
の第1部分54は第2部分56に対する閉位置へ
復帰せしめられる。レバー238の最初の回転
は、空動連結のために裂断機構252には伝達さ
れないが、第1部分54の頂部壁58の端縁部2
98が該機構の下表面296に係合してそれを上
方へ旋回させるので、ついには開口248の左側
がピン250に係合して、裂断機構252をキツ
ト42が閉鎖する前にキツト42の外へ移動させ
てしまう。第1部分54の底部壁62の端縁部2
98は、ばね付勢された板32の丸み部300と
協働して板32を押下するように面取りされてい
るので、該縁部298は底部壁62がノズル11
8を密閉する位置まで進むことができる。ラツク
48が第3図に示されている前方位置すなわち処
理後位置へ移動すると、ベルクランク178も、
カムスロツト222とカム従節218との関係に
よつて時計回りに回転せしめられる。従つて、ア
ーム204の端部206は旋回してリツプ208
とのラツチ関係から解放され、U字形部分224
は上方へ移動せしめられて歯車172に接触する
ことになり、部分224のカム表面226は歯車
172を歯車158から係合解除して、歯車16
2に係合せしめる。さらに、ラツク上のカム19
6は、歯車168を歯車166との係合位置へ復
帰せしめる。しかし、リンク200の位置は変化
しない。そのわけは、ピン290がリンク200
を、爪286がばねの自由端306の付勢に抗し
て歯車172の歯から係合解除状態に保たれるよ
うな位置に保持するからである。
らば、レバー238を非処理位置すなわち遊び位
置に向かつて反時計回り(第2図)に回転させ
る。この回転によつて、ラツク48は巻取ローラ
40に向かい前方に駆動され、同時にキツト42
の第1部分54は第2部分56に対する閉位置へ
復帰せしめられる。レバー238の最初の回転
は、空動連結のために裂断機構252には伝達さ
れないが、第1部分54の頂部壁58の端縁部2
98が該機構の下表面296に係合してそれを上
方へ旋回させるので、ついには開口248の左側
がピン250に係合して、裂断機構252をキツ
ト42が閉鎖する前にキツト42の外へ移動させ
てしまう。第1部分54の底部壁62の端縁部2
98は、ばね付勢された板32の丸み部300と
協働して板32を押下するように面取りされてい
るので、該縁部298は底部壁62がノズル11
8を密閉する位置まで進むことができる。ラツク
48が第3図に示されている前方位置すなわち処
理後位置へ移動すると、ベルクランク178も、
カムスロツト222とカム従節218との関係に
よつて時計回りに回転せしめられる。従つて、ア
ーム204の端部206は旋回してリツプ208
とのラツチ関係から解放され、U字形部分224
は上方へ移動せしめられて歯車172に接触する
ことになり、部分224のカム表面226は歯車
172を歯車158から係合解除して、歯車16
2に係合せしめる。さらに、ラツク上のカム19
6は、歯車168を歯車166との係合位置へ復
帰せしめる。しかし、リンク200の位置は変化
しない。そのわけは、ピン290がリンク200
を、爪286がばねの自由端306の付勢に抗し
て歯車172の歯から係合解除状態に保たれるよ
うな位置に保持するからである。
レバー238が処理後位置に到達したら、クラ
ンク198を前と同方向、すなわち矢印292の
方向に回転させる。この入力は、歯車172を経
て第2伝動路に伝達され、シート材ローラ100
およびフイルムスプール144が時計回り(第5
図)に回転せしめられる。ローラ100およびフ
イルムスプール144のこの回転により、巻取ロ
ーラ40から積層体が引出され、巻戻される。積
層体がローラ36および272の左側(第2図)
から出る時、フイルム142はシート材112か
ら剥離されてフイルムスプール144上に再巻回
され、シート材112はローラ100上に再巻回
される。米国特許第4309100号に説明されている
ように、好ましい種類のフイルムにおいては、フ
イルム142の感光層すなわち乳剤層は、フイル
ムの次の隣接層に対してよりも、シート材112
に対して大きな接着力を示す。従つて、シート材
112をフイルム142から剥離すると、乳剤層
をも取去ることになつて、その結果、得られる透
明陽画の鮮鋭性および輝度が増強され、また乳剤
中の残留処理剤が除去されるためにその安定性も
増大する。このフイルムの詳細にいては、米国特
許第3682637号を参照されたい。
ンク198を前と同方向、すなわち矢印292の
方向に回転させる。この入力は、歯車172を経
て第2伝動路に伝達され、シート材ローラ100
およびフイルムスプール144が時計回り(第5
図)に回転せしめられる。ローラ100およびフ
イルムスプール144のこの回転により、巻取ロ
ーラ40から積層体が引出され、巻戻される。積
層体がローラ36および272の左側(第2図)
から出る時、フイルム142はシート材112か
ら剥離されてフイルムスプール144上に再巻回
され、シート材112はローラ100上に再巻回
される。米国特許第4309100号に説明されている
ように、好ましい種類のフイルムにおいては、フ
イルム142の感光層すなわち乳剤層は、フイル
ムの次の隣接層に対してよりも、シート材112
に対して大きな接着力を示す。従つて、シート材
112をフイルム142から剥離すると、乳剤層
をも取去ることになつて、その結果、得られる透
明陽画の鮮鋭性および輝度が増強され、また乳剤
中の残留処理剤が除去されるためにその安定性も
増大する。このフイルムの詳細にいては、米国特
許第3682637号を参照されたい。
積層体を巻取ローラ40から巻戻すとき、巻取
ローラは第2図で見て反時計回りに回転する。積
層体の最後の巻回が巻取ローラ40から巻戻され
る時には、ローラ36および272の間と巻取ロ
ーラ40の第2部分266の自由端部との間に延
長する積層体部分が、第2部分266をヒンジ2
64の回りに旋回させるような角度をもつように
なり、シート材112およびフイルム142の両
端部114および146は巻取ローラ40への取
付部から外される。操作者は、積層体端部の巻取
ローラ40からの解放を感じた後、クランク19
8をさらに数回回転させて、シート材112の端
部114をキツト42内へ完全に巻戻す。次に、
装填ドア14を開き、それによつてリンク200
を解放して第3図に示されている位置へ復帰させ
る。この時、フイルム142の処理に用いられた
全ての材料はキツト42内に安全に閉じ込められ
ているので、キツト42を取外して安全に捨てる
ことができる。また、この時、フイルムカセツト
140も装置から取外すことができ、フイルムカ
セツトから取出された処理ずみフイルムは、後に
個々の情景を切断して取付けるために使用され
る。
ローラは第2図で見て反時計回りに回転する。積
層体の最後の巻回が巻取ローラ40から巻戻され
る時には、ローラ36および272の間と巻取ロ
ーラ40の第2部分266の自由端部との間に延
長する積層体部分が、第2部分266をヒンジ2
64の回りに旋回させるような角度をもつように
なり、シート材112およびフイルム142の両
端部114および146は巻取ローラ40への取
付部から外される。操作者は、積層体端部の巻取
ローラ40からの解放を感じた後、クランク19
8をさらに数回回転させて、シート材112の端
部114をキツト42内へ完全に巻戻す。次に、
装填ドア14を開き、それによつてリンク200
を解放して第3図に示されている位置へ復帰させ
る。この時、フイルム142の処理に用いられた
全ての材料はキツト42内に安全に閉じ込められ
ているので、キツト42を取外して安全に捨てる
ことができる。また、この時、フイルムカセツト
140も装置から取外すことができ、フイルムカ
セツトから取出された処理ずみフイルムは、後に
個々の情景を切断して取付けるために使用され
る。
別の実施例においては、可視像をシート材に形
成することもできる。その場合には、フイルム
は、露光が行なわれる感光層と、透明であつても
なくてもよいベースとを有する。シート材は、透
明ベースと、受像層とを有する。フイルムの露光
がすんだら、受像層を有するシート材表面を処理
液で被覆し、露光ずみフイルム面に重ね合わせ
る。この場合、受像層をフイルムの乳剤面に接触
させるために、フイルムカセツトの向きを第2図
の位置とは逆にするという問題があるかもしれな
い。シート材がそのスプール上に巻戻された後、
そのスプールを取出し、シート材上の個々の情景
を切断した後に取付けて観察する。
成することもできる。その場合には、フイルム
は、露光が行なわれる感光層と、透明であつても
なくてもよいベースとを有する。シート材は、透
明ベースと、受像層とを有する。フイルムの露光
がすんだら、受像層を有するシート材表面を処理
液で被覆し、露光ずみフイルム面に重ね合わせ
る。この場合、受像層をフイルムの乳剤面に接触
させるために、フイルムカセツトの向きを第2図
の位置とは逆にするという問題があるかもしれな
い。シート材がそのスプール上に巻戻された後、
そのスプールを取出し、シート材上の個々の情景
を切断した後に取付けて観察する。
上述の装置に対しては、本発明の範囲から逸脱
することなく、ある改変を施すことができるの
で、上述の説明に含まれている、または添付図面
に示されている全ての事項は限定的な意味のもの
ではなく、例示的な意味のものであると解釈すべ
きである。
することなく、ある改変を施すことができるの
で、上述の説明に含まれている、または添付図面
に示されている全ての事項は限定的な意味のもの
ではなく、例示的な意味のものであると解釈すべ
きである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 透明フイルム142のロールを処理する装置
10に用いるキツト42であつて、 開位置と閉位置との間で移動しうるように互い
に連結されている第1および第2部分54,56
を有するハウジングと、 該第2部分56内に支持された処理液130の
容器124であつて裂断自在の部分126を有す
る該容器124と、 該容器124の裂断自在部分126の近くに配
置された処理液分配器116であつて該処理液1
30を放出するノズル118を有する該処理液分
配器116と、 前記ハウジング内に回転自在に支持されたロー
ラ100と、 該ローラ100上に巻回された帯状のシート材
112であつて、第1端部が該ローラに固定され
ており、第2端部114が前記ノズル118に係
合する位置を経て前記ハウジングの外部へ延長せ
しめられることにより、該シート材112が部分
的に該ハウジングから引出されて露光ずみフイル
ム142と重ね合わされて前記処理液の被覆が間
に挟まれた積層体を形成するようになつている該
シート材112と、 を備えており、前記第1部分54がさらに、前記
フイルム処理装置10の要素46と協働しうる装
置を有していて、該装置が該要素46と協働して
前記第1部分54を前記閉位置から前記開位置へ
移動せしめることにより前記フイルム処理装置1
0の裂断機構252をして前記容器124に接近
しうるようにして該容器を裂断せしめ、それによ
つて前記処理液が前記分配器内へ流入し、前記シ
ート材が前記ハウジングから引出されるのに伴つ
て該処理液が前記ノズルを経て該シート材に被覆
されるようになつている、フイルム処理キツト4
2。 2 特許請求の範囲第1項において、前記第1部
分54が、前記第2部分と協働しうるラツチ装置
であつて該第1および第2部分54,56を解放
自在に相互固定するための該ラツチ装置をさらに
備えている、フイルム処理キツト42。 3 特許請求の範囲第1項において、前記ローラ
100が前記フイルム処理装置の要素によつて駆
動されるべき装置を有し、前記シート材が前記フ
イルムの処理に使用された後において該シート材
の前記第2端部を前記ハウジング内に完全に引込
む方向に該装置が該要素によつて駆動されるよう
になつている、フイルム処理キツト42。 4 特許請求の範囲第1項において、前記第1部
分が、前記裂断機構252に係合しうる装置であ
つて該第1部分が前記開位置から前記閉位置へ移
動せしめられる時刻裂断機構を前記ハウジングの
外部へ移動せしめるようになつている該装置を備
えている、フイルム処理キツト42。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/353,427 US4371249A (en) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | Film processing kit |
US353427JPNL | 1982-03-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59500291A JPS59500291A (ja) | 1984-02-23 |
JPH035735B2 true JPH035735B2 (ja) | 1991-01-28 |
Family
ID=23389055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58501243A Granted JPS59500291A (ja) | 1982-03-01 | 1983-02-28 | フイルム処理キツト |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4371249A (ja) |
EP (1) | EP0101732B1 (ja) |
JP (1) | JPS59500291A (ja) |
CA (1) | CA1190423A (ja) |
DE (1) | DE3367035D1 (ja) |
WO (1) | WO1983003147A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5977444A (ja) * | 1982-10-25 | 1984-05-02 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 自動現像装置 |
US4491434A (en) * | 1983-10-24 | 1985-01-01 | Polaroid Corporation | Handheld viewer for transparency film |
US4531684A (en) * | 1983-12-27 | 1985-07-30 | Polaroid Corporation | Apparatus having improved film take-up spool |
JPS60173549A (ja) * | 1984-02-18 | 1985-09-06 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 自動現像装置 |
US4519689A (en) * | 1984-03-30 | 1985-05-28 | Polaroid Corporation | Method and apparatus for processing discrete sheets of film |
US4540263A (en) * | 1984-06-11 | 1985-09-10 | Polaroid Corporation | Film processor having a loading door interlock |
US4607928A (en) * | 1985-06-03 | 1986-08-26 | Polaroid Corporation | Pliant shield for protecting photographic processing liquid from ambient atmosphere |
US4721974A (en) * | 1987-03-17 | 1988-01-26 | Polaroid Corporation | Film processing kit |
DE60044589D1 (de) * | 1999-04-07 | 2010-08-05 | Solvay Advanced Polymers Llc | Poly(biphenyl ether sulfon)-Harze mit verbesserter UV-Vergilbungsbeständigkeit |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3307468A (en) * | 1964-06-03 | 1967-03-07 | Polaroid Corp | Photographic processing apparatus |
DE1238772B (de) * | 1966-03-04 | 1967-04-13 | Agfa Gevaert Ag | Vorrichtung zum Aufbringen der Behandlungs-fluessigkeiten innerhalb der Kamera im Rahmen des Bilduebertragungsverfahrens |
US3667361A (en) * | 1969-01-08 | 1972-06-06 | Mattel Inc | Film developing camera |
US4167318A (en) * | 1977-07-25 | 1979-09-11 | Polaroid Corporation | Film assemblage of the self-developing type together with apparatus for processing thereof |
US4212527A (en) * | 1978-12-15 | 1980-07-15 | Polaroid Corporation | Photographic film assemblage |
US4272178A (en) * | 1980-04-03 | 1981-06-09 | Polaroid Corporation | Processing apparatus for self-developing type roll film |
US4325624A (en) * | 1980-09-02 | 1982-04-20 | Polaroid Corporation | Self-developing type film processor kit |
US4309100A (en) * | 1980-11-17 | 1982-01-05 | Polaroid Corporation | Film processor for instant type transparency film |
US4313667A (en) * | 1980-11-17 | 1982-02-02 | Polaroid Corporation | Film processor having automatically actuated film severing means |
US4307955A (en) * | 1980-12-15 | 1981-12-29 | Polaroid Corporation | Processing apparatus for instant type transparency film |
US4357091A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-02 | Polaroid Corporation | Disposable film processing kit |
US4375324A (en) * | 1981-09-28 | 1983-03-01 | Polaroid Corporation | Disposable processing kit containing film |
-
1982
- 1982-03-01 US US06/353,427 patent/US4371249A/en not_active Expired - Lifetime
-
1983
- 1983-02-28 JP JP58501243A patent/JPS59500291A/ja active Granted
- 1983-02-28 EP EP83901280A patent/EP0101732B1/en not_active Expired
- 1983-02-28 WO PCT/US1983/000281 patent/WO1983003147A1/en active IP Right Grant
- 1983-02-28 DE DE8383901280T patent/DE3367035D1/de not_active Expired
- 1983-03-01 CA CA000422595A patent/CA1190423A/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1190423A (en) | 1985-07-16 |
US4371249A (en) | 1983-02-01 |
EP0101732A4 (en) | 1984-07-26 |
WO1983003147A1 (en) | 1983-09-15 |
JPS59500291A (ja) | 1984-02-23 |
EP0101732B1 (en) | 1986-10-15 |
DE3367035D1 (en) | 1986-11-20 |
EP0101732A1 (en) | 1984-03-07 |
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