JPH0357222Y2 - - Google Patents

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JPH0357222Y2
JPH0357222Y2 JP5291586U JP5291586U JPH0357222Y2 JP H0357222 Y2 JPH0357222 Y2 JP H0357222Y2 JP 5291586 U JP5291586 U JP 5291586U JP 5291586 U JP5291586 U JP 5291586U JP H0357222 Y2 JPH0357222 Y2 JP H0357222Y2
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bed
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は緊急用自動車のベツド装置に関し、特
に着脱自在且つ位置調節自在の身体保持マツトを
備えたものに関する。
(従来技術) 一般に、緊急用自動車のベツド装置は患者を寝
かせて運搬する為のものであるが、緊急用自動車
のベツド装置においては、事故現場或いは家屋内
から緊急用自動車内に収容する為に、また緊急用
自動車内から病院に収容する為に担架的機能が要
求され、一方緊急用自動車内に患者を収容してい
るときには固定ベツド的機能が要求される。
それ故に、従来の緊急用自動車のベツド装置は
それ自体小型軽量に作られている。
ところで、例えば実公昭54−16644号公報には、
ベツド両側部に固定保持部を設けた一般のベツド
装置が記載されている。
このベツド装置は固定保持部を設けることによ
り、就寝時に於ける寝具の安定性を図り、ベツド
の長さ及び幅をワンタツチで拡張できるようにし
たものである。
(発明が解決しようとする問題点) 緊急用自動車のベツド装置は可搬性を前提とし
ているので、固定ベツドを前提としている上記公
報に記載のものは緊急用自動車のベツド装置には
適用できない。
従来の緊急用自動車のベツド装置で患者を運搬
する場合、一般に次のような問題がある。
即ち、緊急用自動車のベツド装置を担架的に使
用するときにはベツド自体の移動運動により、ま
た固定ベツド的に使用するときには緊急用自動車
に走行中の揺れやコーナーリング時の強い遠心力
が作用するため、患者の身体の位置がベツド上に
おいて安定しないので、患者がベツドから落下す
るおそれがあり、また患者自身に不安感を抱かせ
るなどの問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る緊急用自動車のベツド装置は、ベ
ツドの両側部上面にベツドの長さ方向に細長い身
体保持マツトを、着脱自在に且つベツドの幅方向
へ位置調節自在に取付けたものである。
(作用) 本考案に係る緊急用自動車のベツド装置におい
ては、患者をベツド上に寝かせた後に2本の身体
保持マツトの一方を患者の身体の右側部に密着す
るようにベツド上に固定し、同様に他方を患者の
身体の左側部に密着するようにベツド上に固定す
ると、身体保持マツトにより患者の身体が両側か
ら保持される。
次に、患者をベツドから降ろす場合には、患者
の身体の左右の側部に密着固定されている2本の
身体保持マツトを取り外せばよい。
(発明の効果) 本考案に係る緊急用自動車のベツド装置によれ
ば、2本の身体保持マツトは着脱自在で且つベツ
ドの幅方向へ位置調節自在であるので、患者の身
体の大きさによらず患者の身体の左右の側部に保
持マツトを密着する状態に固定することにより、
患者の身体の位置をベツド上において安定させる
ことが出来る。
従つて、大人や子供を問わず様々な体格の患者
への対応が可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、緊急用自動車
1はワンボツクスタイプで、この車内は運転席及
び助手席のある前室と、ベツド、シートその他医
療用器具が配置されている後室とに分かれてい
る。
以下、自動車の車体を基準として前後・左右を
定義し説明する。
上記緊急用自動車1の左側面略中央部には前後
方向にスライドして開閉するサイドドア2が設け
られ、緊急用自動車1の後側面にはバツクドア3
が設けられており、このバツクドア3の上端部は
ルーフパネルの後端部と車幅方向向きの軸回りに
回動するようにヒンジ結合されており、このヒン
ジ部を回動中心としてバツクドア3は上下方向に
開閉するようになつている。
尚、緊急用自動車1の後部バンパーの下端部に
はバツクドア3からの乗降に便利なようにバンパ
ーステツプ4が設けられている。
上記緊急用自動車1の後室の後部右側にはバツ
クドア3から搬出搬入する患者運搬用ベツド装置
5が載置され、この患者運搬用ベツド装置5の右
側の車体側部には酸素ボンベなどを収納する収納
壁6が形成されており、この収納壁6の前方には
窓側のシートバツクと折りたたみ式のシートクツ
シヨン7とからなる看護人用のシート装置が配設
されている。
一方、上記後室の後部左側には各々独立した4
組のシート装置を前後方向に直列状に並設してな
るベツド兼用シート装置8が配設されており、こ
のベツド兼用シート装置8の前方には前方向に向
いて坐る折りたたみ式のシートクツシヨン9が配
設されている。
第3図に示すように、上記患者運搬用ベツド装
置5は、金属パイプで構成され担架的機能を有す
るベツドフレーム10と、このベツドフレーム1
0の上面に載置されたマツトレス11と、このマ
ツトレス11の略中央部に相互に所定間隔あけて
外周に沿つて巻きつけられた3本の固定ベルト1
2と、この固定ベルト12の上面に着脱自在に固
定することができ且つベツドの長さ方向に細長い
2本の身体保持マツト13と、マツトレス11の
前部11aの略中央部に着脱自在の枕14とを備
えている。
上記ベツドフレーム10は次のように構成され
ている。
第3図に示すように、金属製パイプ材で格子二
重枠状に形成されたベツドフレーム本体15の前
端近傍部には左右1対のキヤスタ輪16が設けら
れ、またその後端近傍部には左右1対の支持脚1
7が下向きに突設され、ベツドフレー本体15の
前部の両側部及び後部の左右両側部には下方へ長
く延びる計4組の折り畳み式の支持脚18が設け
られている。
上記各支持脚18の下端部にはキヤスタ輪18
cが設けられており、各支持脚18の柱材18a
と斜材18bの上端部はベツドフレーム本体15
にヒンジ結合され且つ斜材18bの途中部も前方
へ折れるようにヒンジ結合されているので、各支
持脚18は図示のように起立させた使用位置とベ
ツドフレーム本体15の下側に折り畳んだ折り畳
位置とに切換可能である。
上記ベツドフレーム本体15の前部には可動フ
レーム15aがラチエツト機構19を介して傾斜
角調節自在に取付けられており、ベツドフレーム
本体15の左右両側部には患者か落下しないよう
に保持する保持フレーム15bが立設されてい
る。
前記マツトレス11は、ウレタンフオームなど
の合成樹脂発泡体を合成樹脂膜や布で覆つたもの
で、上記可動フレーム15a上に載置される部分
に対応するその前部11aは折曲部20で折曲自
在となつており、このマツトレス11はベツドフ
レーム本体15と可動フレーム15aの上面に配
置される。
前記3本の固定ベルト12の各々は、マツトレ
ス11の上面に左右1対の保持マツト13を着脱
自在に且つマツトレス11の幅方向に位置調節自
在に取付けるためのものであり、第4図・第5図
に示すように各固定ベルト12の上面にはマツト
レス11の全幅に亙るフアスナ21のループ状植
毛体側が貼着され、また固定ベルト12の一端に
は止金具12aが設けられている。
そして、上記3本の固定ベルト12はマツトレ
ス11の折曲部よりも後方部分に相互に適当間隔
あけて配設され、各固定ベルト12をマツトレス
11の周囲に掛け回し止金具12aに固定ベルト
12の他端部を連結することにより各固定ベルト
12はマツトレス11に横断状に取付けられ、固
定ベルト12の上面のフアスナ21がマツトレス
11の上面にその全幅に亙るように臨んでいる。
前記左右1対の保持マツト13の各々は、第3
図・第4図に示すように断面直角三角形状の合成
樹脂発泡体の三角柱を合成樹脂膜や布で覆つたも
ので、各保持マツト13の斜辺側の面が上方且つ
マツトレス11の中心側を向くようにマツトレス
ス11の側部に載置したときに下面側に向く面に
は、3本の固定ベルト12に対応するようにフア
スナの係合片側が貼着されている。
上記のように、上記マツトレス11の上面には
その全幅に亙つて固定ベルト12のフアスナ21
が3条設けられており、各保持マツト13の下面
には上記フアスナ21に対応するようにフアスナ
が貼着されているので、一方の保持マツト13を
マツトレス11の左側上面に幅方向へ位置調節自
在に且つ着脱自在に取付けることが出来、また他
方の保持マツト13をマツトレス11の右側上面
に幅方向へ位置調節自在に且つ着脱自在に取付け
ることが出来る。
尚、上記保持マツト13をマツトレス11の上
面に幅方向へ位置調節自在に且つ着脱自在に取付
ける構造としては、上記以外に、固定ベルト12
やマツトレス11の上面に適当間隔おきに複数の
小形の係止リングを設け、この何れかの係止リン
グに保持マツト13のマツトレス11の中心側内
縁に設けた係止フツクを係脱自在に連結するよう
にしてもよいし、固定ベルト12に適当間隔おき
に係合孔を形成し、この何れかの係合孔に保持マ
ツト13の下面側に設けた係合片を着脱自在に係
合させるようにしてもよいし、固定ベルト12若
しくはマツトレス11の上面に適当間隔おきに複
数の係合ボタン(雌型)を設け、この何れかの係
合ボタンに保持マツト13の下面側に設けた係合
ボタン(雄型)を着脱自在に係合させるようにし
てもよい。
尚、前記枕14はマツトレス11の上面にフア
スナと枕14の下面のフアスナとで着脱自在に取
付けられている。
上記緊急用自動車のベツド装置5の作用につい
て説明する。
上記ベツド装置5のマツトレス11の上面に患
者を収容したときには、運搬中に患者の身体を保
持するため、一方の保持マツト13を患者の身体
の左側部に沿うようにマツトレス11の左側部上
に配置し、固定ベルト12のフアスナ21に保持
マツト13のフアスナを係合させることにより保
持マツト13を取付けるとともに、他方の保持マ
ツト13を患者の身体の右側部に沿うようにマツ
トレス11の右側部に配置し、固定ベルト12の
フアスナに保持マツト13のフアスナを係合させ
ることにより保持マツト13を取付ける。
このように、患者の身体の両側が保持マツト1
3で柔かく保持されるので運搬中にベツド装置5
が揺れ動いても患者の身体がマツトレス11上に
保持される。
尚、ベツド装置5を担架として使用するときに
は、支持脚18を折り畳み、ベツドフレーム本体
10の前端部とベツドフレーム本体10の後端部
の握り部17とを握つて運搬する。
そして、この患者を載せたベツド装置5を緊急
用自動車1の後室へ収容するときには、ベツドフ
レーム本体10の前端のキヤスタ輪16をフロア
上を転動させることにより、握り部17を支え乍
ら後室内へ収容し、1対のキヤスタ輪16と1対
の支持脚17とでフロアに支持させた状態或いは
4組の支持脚18を起した状態で搬送する。
尚、上記患者を載せたベツド装置5を病院内や
路上を搬送する場合にも、必要に応じて4組の支
持脚18を起し、キヤスタ輪18cを転動させて
搬送する。
以上説明したように、上記実施例の緊急自動車
用ベツド装置5によれば、患者の身体の大きさに
適合するように保持マツト13の位置を調節し、
運搬中に患者の身体を両側から柔かく保持して安
全性を図りかつ患者に安心感を与えることが出来
る。
保持マツト13は極めて簡単に着脱位置調節す
ることが出来るし、また不要時には取外しておく
ことも出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
緊急用自動車の斜視図、第2図は同一部切欠平面
図、第3図は緊急用自動車のベツド装置の分解斜
視図、第4図はマツトレスと保持マツトの縦断面
図、第5図は固定ベルトの斜視図である。 1……緊急用自動車、5……運搬用ベツド装
置、10……ベツドフレーム、11……マツトレ
ス、12……固定ベルト、13……保持マツト、
21……フアスナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緊急用自動車の患者運搬用ベツドにおいて、ベ
    ツドの両側部上面にベツドの長さ方向に細長い身
    体保持マツトを、着脱自在に且つベツドの幅方向
    へ位置調節自在に取付けたことを特徴とする緊急
    用自動車のベツド装置。
JP5291586U 1986-04-09 1986-04-09 Expired JPH0357222Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5291586U JPH0357222Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5291586U JPH0357222Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62164025U JPS62164025U (ja) 1987-10-19
JPH0357222Y2 true JPH0357222Y2 (ja) 1991-12-26

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JP5291586U Expired JPH0357222Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09

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JPS62164025U (ja) 1987-10-19

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