JPH035675A - 小型冷凍機 - Google Patents

小型冷凍機

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JPH035675A
JPH035675A JP13982789A JP13982789A JPH035675A JP H035675 A JPH035675 A JP H035675A JP 13982789 A JP13982789 A JP 13982789A JP 13982789 A JP13982789 A JP 13982789A JP H035675 A JPH035675 A JP H035675A
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Hidefumi Saito
英文 斎藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スターリングサイクルやギフオードマクマホ
ンサイクル、ソルベーサイクル、ヴエルミエールサイク
ルなど、クライオポンプ等に用いられる蓄冷材を利用し
た小型冷凍機に関するものである。
[従来の技術] 第5図に示されるものは、小型冷凍機を代表するスプリ
ット形スターリング冷凍機である。このものは、膨脹シ
リンダ101と圧縮シリンダ102が連結チューブ10
3によって接続されており、膨脹シリンダ101には膨
脹室104を拡縮させるディスプレーサ105が摺動可
能に嵌装され、圧縮シリンダ102には圧縮室106を
拡縮させるピストン107が摺動可能に嵌装されている
前記ディスプレーサ105内には蓄冷器(リジェネレー
タ)108が収容されており、膨脹室104から送り出
される作動ガス(He等)により寒冷を得て、次のサイ
クルで新たに膨脹室104に送り込まれる作動ガスを予
冷する。この蓄冷器108は、通常、蓄冷材エレメント
(円形に打ち抜いた銅製メツシュ等)をプリプレグと呼
ばれる容器内に積層した構造をなしている。
一方、ディスプレーサ105の下端はガススプリング室
109に臨ませてあり、このガススプリング室109に
、前記膨脹室104の高圧時と低圧時とに該膨脹室10
4に現れる圧力の略中間圧に相当する付勢用ガスを封入
している。これによリ、ディスプレーサ105は封入ガ
スと作動ガスに差圧駆動されて上下動し、その結果、第
6図に示す冷凍サイクルを営む。同図は膨脹室104内
のガス圧(同図a)とディスプレーサ変位(同図b)と
の関係を表しており、ディスプレーサ105が上死点近
傍に達した時点で膨脹室104内のガスが徐々に圧縮さ
れ、ディスプレーサ105が下死点近傍に達した時点で
膨脹室104内のガスが断熱膨脂するため、コールドヘ
ッド110は断続的に寒冷を得て極低温に至ることがで
きる。
そして、叙述の如くディスプレーサを蓄冷器内蔵タイプ
としていることの意義は、蓄冷器を膨脹シリンダ外に配
置していた従前の冷凍機構造においては達成し得なかっ
た冷凍機全体の小型軽量化と高効率化が促進される点に
あり、これがためこの構造は近時における他の小型冷凍
機にも多く見られるようになっているものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、膨脹シリンダ101がかかる構造である場合
、必然的に次に挙げる3つの不具合が避は難いものとな
る。■ディスプレーサ105の外周摺動面105aが摩
耗するため、数千時間ごとにメンテナンスが必要になる
。■ディスプレーサ105及び膨脹シリンダ101には
温度勾配が生じており、膨脹シリンダ101に対して相
対的にディスプレーサ105の位置が変わる度に熱侵入
を生じる(シャトルロスと呼ばれ、冷凍能力の十数%〜
数十%を占める)。■ディスプレーサ105の慣性質量
が大きく、したがって冷凍機の振動が太き(なる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので
あって、膨脹シリンダ内の構造を工夫することにより、
これらを有効に解決することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような構
造を採用したものである。
すなわち、本発明の小型冷凍機は、膨脹シリンダ内に複
数の蓄冷材エレメントを外周を固定しかつ内側部に厚み
方向の可撓性を与えた状態で積層し、各エレメント内側
部に積層方向に対する共通の変位を与えることで積層端
とシリンダの間に形成される膨脹室を拡縮させるように
構成したことを特徴としている。
[作用] 蓄冷材エレメントをロッド等を通じて駆動すると、各エ
レメントの外周はシリンダに固定されていて不動である
が、内側部は撓み変形することでシリンダに対して相対
変位を許容されるため、ディスプレーサを廃しても膨脹
シリンダ自体は従来と同等の原理に従って本来的機能を
有効に発揮し得る。
そして、膨脹シリンダ内をこのような構造にしておけば
、従来の不具合が次のように解消される。
■シリンダ内に機械的な摺動部分がなくなるため、耐久
性が向上する。■蓄冷材エレメントの外周がシリンダに
対して摺動しないので、シャトルロスを生じることがな
く、冷凍能力が向上する。
■可動部の質量が小さくなるため、冷凍機振動が低減さ
れる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。
第1図は、本実施例に係るスターリング冷凍機の膨脹シ
リンダ1内を示している。この実施例の蓄冷材エレメン
ト2には、例えば銅又はリン青銅、黄銅その他の銅合金
等であって蓄冷効果を有した材料を選択し、これを細線
状にして螺旋方向の目地と半径方向の目地とからなる円
形メツシュに編み込んだものを用いている。この際、エ
レメント形状が第2図に示すように中央に開口部を有し
た椀状をなすように形成する。また、外周2a及び内周
2bを固定のために補強し、さらに外周2aと内周2b
によって囲繞される内側部2Cは撓み変形可能な程度の
柔軟性を持たせておく。そして、これら各エレメント2
にロッド3を挿通して該ロッド3の各積層位置に固着し
、このようにしてつくったものをロッド本体3aを中間
圧室4aに挿入した状態でステンレス製のベース4に載
置する。
そして、上方からステンレス製の膨脹シリンダ1を外嵌
し、シリンダ開口端1aを前記ベース4のフランジ部4
bに螺着する。この螺着位置では、膨脹シリンダ1に蓋
着されている銅製コールドヘッド1bの内壁が積層端エ
レメント2の外周2aに当接して各エレメント2の外周
を前記ベース4との間で適度に緊締し、これにより各エ
レメント2がシリンダ1内に固定された状態となるよう
に設定しておく。外周2aを固定された各エレメント2
の内側部2Cは、ロッド3が下死点に達した時点で第1
図中実線及び第2図(a)のように上方に向かって拡開
した状態に変形し、該ロッド3が上死点に達した時点で
第1図中想像線及び第2図(b)のように下方に向かっ
て拡開した反転状態に変形する。そして、このような作
動を通じて、積層端エレメント2とシリンダ1との間に
閉成される膨脹室5が拡縮されることになる。なお、ロ
ッド3は従来と同様に差圧駆動されるものであり、図示
膨脂部のガスポート6を第5図に示した既存のスターリ
ング冷凍機の連結チューブに接続すれば本実施例の冷凍
機が構成される。
しかして、蓄冷材エレメント2が上述したようにロッド
3を通じて軸心方向に共通の変位を与えられると、各エ
レメント2の外周2aはシリンダ1側に固定されていて
不動であるが、内側部2Cは撓み変形することでシリン
ダ1に対して相対変位を許容されるため、ディスプレー
サを廃しても膨脂シリンダ1自体は従来と同等の原理で
膨脹室5に断続的に寒冷を発生することができ、本来的
機能を有効に発揮し得るものとなる。
そして、膨脹シリンダ1がこのような構造であると、シ
リンダ1内には図に明らかなように機械的な摺動部分が
なくなり、その結果耐久性が向上して長期に亘るメンテ
ナンスフリーが実現可能となる。しかも、蓄冷材エレメ
ント2は内側部2Cがシリンダ1に対して相対変位する
ものの、外周2aはシリンダ1に固定されていて不動で
あるため、原理的にシャトルロスを0にすることができ
、従来に比して冷凍能力が格段に改善されたものとする
ことができる。さらに、可動部の質量は第5図図示のデ
ィスプレーサに比べて大巾に小さ(なっており、低振動
、低騒音化の効果が同時に達成されたものとなっている
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明が
膨脹シリンダを有した他の冷凍サイクルにも同様に適用
できるものであることは勿論である。例えば、第4図は
GM(ギフオードマクマホン)サイクルの場合を示して
おり、シリンダ11内に配設したロッド12には図示の
ように変形させた蓄冷材エレメント13が積層状態で取
着しである。そして、該ロッド12を偏心カム14を介
して上下駆動することで、各エレメント13は外周13
aを定位置に保持しつつ内側部13bを積層方向に撓み
変形させることでディスプレーサ収容形蓄冷器と同等の
効果を奏する。一方、この冷凍機の作動としては、前記
ロッド12の上下動に同期して高圧バルブ15、低圧バ
ルブ16がそれぞれ開閉し、コンプレッサ17で昇圧さ
れたHeガス(作動ガス)が導入される。すなわち、図
外においてエレメント13の積層端とシリンダ11との
間に形成される膨脹室の容積が最少のところで低圧バル
ブ16が閉、高圧バルブ15が開となり、該膨脹室の容
積増加に合わせ高圧ガスが導入される。さらに、膨脹室
の容積が最大のところで高圧バルブ15が閉、低圧バル
ブ16が開となり、このときガスがサイモン膨脂して低
温を発生する。
このように、全体的構成は前述したスターリング冷凍機
と若干異なるものの、膨脹シリンダ内の機能に変わると
ころはなく、このためディスプレーサを廃したことによ
って得られる効果は前記実施例と全く同様である。
また、メツシュの編み方は必ずしも図示に習って螺旋状
の細線と半径方向の細線との組合せでなければならない
蓋然性は全くなく、例えば第3図18に示すように編み
込んだものを始め、他に種々のものが考えられる。さら
に、前記実施例の場合にも、半径方向と周方向の太さを
変えることで撓みの度合や熱交換面積を適宜に設定する
ことができるのは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明の小型冷凍機においては、冷凍サイクルがディス
プレーサを利用せずに蓄冷材エレメント自体の撓み変形
を利用して実現されているため、シリンダ内から機械的
な摺動部が除去され、この部分の耐久性、寿命が向上す
るとともに、シャトルロスが0になって高効率化が達成
される。しかも、これによって可動部の質量が軽減され
るため、低振動、低騒音化の効果も随伴するものとなる
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、第1図は
膨脹シリンダ内を示す要部断面図、第2図は作用説明図
である。第3図は他の実施例の蓄冷材エレメントを示す
図、第4図は更に他の実施例の膨脹シリンダ内を示す断
面図である。第5図および第6図は一従来例を示し、第
5図はスターリング冷凍機の全体断面図、第6図は作用
説明図である。 1.11・・・膨脹シリンダ 2.13・・・蓄冷材エレメント 2a、13a・・・外周 2c、13b・・・内側部 5・・・膨脹室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 膨脹シリンダを有した小型冷凍機であって、前記膨脹シ
    リンダ内に複数の蓄冷材エレメントを外周を固定しかつ
    内側部に厚み方向の可撓性を与えた状態で積層し、各エ
    レメント内側部に積層方向に対する共通の変位を与える
    ことで積層端とシリンダの間に形成される膨脹室を拡縮
    させるように構成したことを特徴とする小型冷凍機。
JP13982789A 1989-05-31 1989-05-31 小型冷凍機 Expired - Lifetime JP2689611B2 (ja)

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JPH035675A true JPH035675A (ja) 1991-01-11
JP2689611B2 JP2689611B2 (ja) 1997-12-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4401246A1 (de) * 1994-01-18 1995-07-20 Bosch Gmbh Robert Regenerator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE4401246A1 (de) * 1994-01-18 1995-07-20 Bosch Gmbh Robert Regenerator

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