JPH0356314Y2 - - Google Patents

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JPH0356314Y2
JPH0356314Y2 JP2844387U JP2844387U JPH0356314Y2 JP H0356314 Y2 JPH0356314 Y2 JP H0356314Y2 JP 2844387 U JP2844387 U JP 2844387U JP 2844387 U JP2844387 U JP 2844387U JP H0356314 Y2 JPH0356314 Y2 JP H0356314Y2
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water
cartridge
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filtration device
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、浄水器の1種として原水中から陽
イオンを取り去り、軟水化する軟水器用のカート
リツジ式濾過装置に関する。
従来の技術と問題点 家庭用、医療用、食品用等の浄水器として、ス
テンレス等の不錆性金属からなるケーシング内
に、濾材を収蔵した濾過用カートリツジを交換可
能に収容したものが一般に多く用いられている。
然るに、特に食品用とか医療用等の分野におい
て、原水中から陽イオンを除去して軟水化する硬
水軟化用の浄水器としては、極性基として酸性基
をもつカチオン交換樹脂を濾材として使用するの
が一般的である。ところが、これにより浄化した
軟水はイオン交換樹脂等有の臭いが残るために、
特に飲用に供することに不適であるという問題点
があつた。
この考案は、上記問題点に対し、最も簡易な構
造をもつて臭いのない軟水をつくることを可能と
した軟水器用濾過器を提供しようとするものであ
る。
問題点を解決するための手段 この考案は、原水を第1濾材としての酸性基を
もつイオン交換樹脂に接触せしめたのち、更に繊
維活性炭からなる第2濾材中を透過させて脱臭を
はかるようにしたものであり、かかる濾過経路を
コンパクトなカートリツジ内に収めるようにした
ものである。
而して、この考案は、上部に原水入口と浄水出
口とを有し、内部に濾材を収蔵した濾過用カート
リツジによる濾過装置において、筒状のカートリ
ツジ本体内に第1濾材として酸性基をもつイオン
交換樹脂が充填せられると共に、同カートリツジ
本体内底部中央に、有底多孔集水管のまわりを包
被する態様において繊維活性炭による第2濾材層
が設けられ、かつ前記集水パイプの上端がカート
リツジ本体の上端の浄水出口に揚水管を介して連
通接続されてなることを特徴とする軟水器用濾過
装置を要旨とする。
実施例 図示実施例において、1は濾過用カートリツジ
であり、合成樹脂製のブロー成形品からなる有底
筒状のカートリツジ本体2と、その上端に螺合し
て被蓋されたキヤツプ3とよりなり、該キヤツプ
3に側部の原水入口4と中央部の浄水出口5とが
設けられている。原水入口4はメツシユ材からな
るフイルター6が施されている。
カートリツジ本体1内には、第1濾材として酸
性基をもつイオン交換樹脂、即ちカチオン交換樹
脂7が一杯に充填されると共に、その底部中央
に、合成樹脂製の多孔集水管8の周りを包被する
状態に繊維活性炭からなる第2濾材層9が捲回積
層状をなして所定厚さに設けられている。この第
2濾材層9は、内周面と外周面がそれぞれ希薄な
不織布あるいは連続気泡の多孔性発砲合成樹脂製
の筒状成形物からなる内外フイルター10,11
で被覆されると共に、上下両端に合成樹脂製の濾
材抑え12,13が被嵌されて全体として円柱状
形態に形成されたものとなされている。第2濾材
層9を形成する繊維活性炭は、濾材として公知の
活性炭による繊維錯綜シート状物からなるもので
あるが、好ましくは殺菌作用を付与するため銀担
持のものが好適に使用される。
集水管8の上端にはこれに揚水管14が螺合接
続されている。そしてこの揚水管14の上端がカ
ートリツジキヤツプ3の浄水出口5に螺合されか
つ上方に突出されて配管接続口15を形成してい
る。
上記のカートリツジ1は、軟水器のケーシング
(図示略)に挿脱自在に装入され、原水入口4か
ら原水Aが導入される。この原水Aはカートリツ
ジ本体2内の第1濾材としてのイオン交換樹脂7
層中を滲透し、下方に到達する過程で陽イオンを
除かれて軟水化したのち、続いて第2濾材層9と
しての繊維活性炭の層を外側から内方に向けて透
過し、その間に活性炭による吸着作用を受けてイ
オン交換樹脂7から移つた特有の臭いのほか、カ
ルキ臭、カビ臭等を除かれる。
そして、第2濾材層9を透過した水は集水管8
に流入し、揚水管14を経て浄水出口5から突出
した配管接続口15より軟化した浄水として送り
出されるものである。
考案の効果 この考案は上述の次第で、単一のカートリツジ
内において、一次的には第1濾材層としてのイオ
ン交換樹脂(カチオン)層中を透過し、二次的に
第2濾材層としての繊維活性炭層中を透過して濾
過されるものとなされているから、第1濾材によ
り硬水を軟化して軟水をつくることができるのに
加え、第2濾材層により臭気等を吸着除去し、臭
いのない清浄な軟水を得ることができる。従つ
て、飲用はもとより食品用、医療用等の分野にお
いて清浄で臭いのない軟水の製造に好都合に使用
しうる。また、第2濾材層としての繊維活性炭か
らなる層を、カートリツジ本体の内底部中央にお
いて、集水管の周りに配置し、集水管から揚水管
を介してカートリツジ上端の浄水出口に連通接続
したものとしているので、原水の濾過経路が第1
濾材と第2濾材とを確実に巡るものとなり短絡経
路を構成することがないのはもとより、カートリ
ツジの製造に際し、揚水管と共に第2濾材層をカ
ートリツジ本体内底部の所定位置に保持したの
ち、イオン交換樹脂の充填を行い、キヤツプを被
嵌することによつて製造しうるので、組立製作が
簡易であり、生産性に優れたものとなすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す半截縦断面図
である。 1……カートリツジ、2……カートリツジ本
体、3……キヤツプ、4……原水入口、5……浄
水出口、7……イオン交換樹脂、8……集水管、
9……第2濾材層(繊維活性炭)、14……揚水
管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に原水入口と浄水出口とを有し、内部に濾
    材を収蔵した濾過用カートリツジによる濾過装置
    において、筒状のカートリツジ本体内に第1濾材
    として酸性基をもつイオン交換樹脂が充填せられ
    ると共に、同カートリツジ本体内底部中央に、有
    底多孔集水管のまわりを包被する態様において繊
    維活性炭による第2濾材層が設けられ、かつ前記
    集水パイプの上端がカートリツジ本体の上端の浄
    水出口に揚水管を介して連通接続されてなること
    を特徴とする軟水器用濾過装置。
JP2844387U 1987-02-26 1987-02-26 Expired JPH0356314Y2 (ja)

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JP2844387U JPH0356314Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26

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JP2844387U JPH0356314Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26

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JPS63136791U JPS63136791U (ja) 1988-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5062145B2 (ja) * 2008-11-13 2012-10-31 栗田工業株式会社 イオン交換樹脂装置

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JPS63136791U (ja) 1988-09-08

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