JPH0356284Y2 - - Google Patents

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JPH0356284Y2
JPH0356284Y2 JP12404885U JP12404885U JPH0356284Y2 JP H0356284 Y2 JPH0356284 Y2 JP H0356284Y2 JP 12404885 U JP12404885 U JP 12404885U JP 12404885 U JP12404885 U JP 12404885U JP H0356284 Y2 JPH0356284 Y2 JP H0356284Y2
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air
manifold
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、圧縮機に付設せる複数個のシリン
ダーの夫々に空気室と散布コツクとを具えたマニ
ホールドを連通させ、このマニホールドにおいて
回収した液滴を、散布コツクの所望方向への操作
で除去し、併せて前記マニホールドに送気管を介
し一個もしくは複数個の噴頭を接続させるように
したマニホールド付少量散布機に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、田園、菜園、果樹園、造林地等への液体
たとえば薬液散布用としての少量散布機において
は、原動機で駆動される圧縮機で生成された圧縮
空気の全てを送気管を介し、その先端に接続され
た噴頭に供給している。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の従来の技術で述べた少量散布機にあつて
は、送気管の中途に空気室がなく圧縮機からの圧
縮空気そのものを被散布物たとえば稲、麦、野
菜、果実、苗木等への薬液散布時に利用してい
る。(空気室があると、散布終了後、残圧による
液滴噴出があるため、電磁弁の設定が必要である
が、この設定費が高価となるため空気室を送気管
の中途に設けない。)よつて送気管中途に圧縮空
気を膨脹させる個所がないので、圧縮空気中に水
滴が混入したまま噴頭に供給され、その結果、噴
頭での煙霧化性能の低下(通常5〜10%程度の低
下)を余儀なくされる故、被散布地域における湿
度が極度に高く、たとえば100%のような「もや」
の立ちこめたときには、噴頭からの薬剤の煙霧拡
散が不充分となり、薬効低下、噴頭近傍での薬害
発生の惧れがあるため、防除作業を中止してい
た。また原動機、圧縮機の運転当初から、圧力計
の作動不良のときには、送気管内での液滴除去の
ため、散布コツクの開閉を反覆し、さらに長時間
の運転に際しては、圧力計管路内に液滴が貯留さ
れるため、圧力計の作動が不調となることがあ
り、良好な煙霧化の維持状態の確認のためには、
管路の分解、点検、清掃等に多大の手間と時間と
を要し、かつ管路内の液滴除去を行なう必要があ
るので、作業者にとつては前記散布コツクの開閉
操作の反覆、管路への手当等に際し甚しい煩雑さ
を免れ難いという問題点を有している。
この考案は前述のような問題点に着目して提案
されたもので、その目的とする所は、圧縮機に連
通するマニホールドに空気室と散布コツクとを具
え、散布コツクの操作でマニホールドに回収され
た液滴を除去し、乾燥空気のみを噴頭に供給し、
薬効低下の阻止、圧力計の円滑作動を所期し、併
せて前記マニホールドに送気管を介し複数個の噴
頭を接続可能なマニホールド付少量散布機を提供
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案における
マニホールド付少量散布機は、圧縮機に並設され
た複数個のシリンダーの夫々に、マニホールドに
付設され、かつ外気に開口可能な散布コツクを
夫々具備せる複数個の空気室の夫々を連通させ、
これら空気室の夫々に送気管を介し単一もしくは
複数個の噴頭を接続させるようにしたものであ
る。
〔実施例〕
以下第1図ないし第7図を参照しこの考案の実
施例を説明する。
まず第1図ないし第5図の第1実施例におい
て、電動機のような原動機M、この原動機Mで駆
動される圧縮機Cを搭載せる車輪1付の台枠Fの
側壁Wの上方には、メインスイツチ2、電圧計
3、散布時間制御用のタイマー4、圧力計5,
5′、噴頭接続具6,6′、散布コツク20,21
を配置する一方、下方には送風機用コンセント
7、攪拌用コンセント8を配置し、また台枠F上
面に定着された送風機筐9の内側に噴頭J1を設定
し、該噴頭J1に、台枠F下方の台盤に載置された
薬液槽T1に連通せる後述のシリコン管10の上
端をオリフイスq1を介し接続させると共に、前記
噴頭接続具6(6′でも可)を介装し、圧縮機C
に一端を連通した送気管11の他端を前記噴頭J1
内のノズルN1に接続し、このノズルN1において
薬液槽T1から吸引された薬液d1を圧縮空気に混
和させ、煙霧化して被散布物に散布可能としてあ
る。また、第4図、第5図にみるように、圧縮機
Cの両側に夫々並設された複数個(ここでは2
個)のシリンダーZ1,Z2の夫々に流入管i1,i2
接続し、これら流入管i1,i2の夫々を、一端に設
けた取入口t1,t2を介し、前記側壁Wの内側に沿
設されたマニホールド17に付設された空気室1
8,19に連通し、圧縮機Cから供給される圧縮
空気を膨脹させて液滴と乾燥空気とに分離し、ま
た前記空気室18,19の夫々に取付けた抽出管
e1,e2の夫々中途に散布コツク20,21を介在
させ、これら散布コツク20,21の第4図にお
ける鎖線位置への設定で、空気室18,19の
夫々で分離された液滴を外部に吐出させ、乾燥空
気だけを前記噴頭J1に供給可能となし、さらに前
記空気室18,19への取付位置を取入口t1,t2
と反対側で、かつ取入口t1,t2と同一線上にない
取出口22,23の夫々に、前記マニホールド1
7に着脱可能に装着され、かつ側壁Wの適所に設
定された合流器Kに連通させ、空気室18,19
を連通する圧縮空気を迷路状態下に流動可能とし
てある。前記合流器Kに連通した連結管lに、噴
頭接続具6(6′でも可)を介し前記送気管11
を接続し、該送気管11の先端を前記噴頭J1内の
ノズルN1に連通させてある。なお、散布コツク
20,21が第4図の実線位置に設定されている
とき、空気室18,19は外気と遮断下におかれ
ている。しかして前記マニホールド17、空気室
18,19、散布コツク20,21、取出口2
2,23、合流器K、連結管l、取入口t1,t2
流入管i1,i2を含めて散布コツク部A1と称する。
前記薬液槽T1上方に設定した攪拌用電動機1
2で回動される回転軸rを、薬液槽T1内の薬液
d1に垂下・浸漬し、その下端に攪拌翼bを取付け
る一方、回転軸rと略平行下に垂下された吸入管
13の上端に、薬液槽T1上端の蓋体に設定され
た連結子uを介しシリコン管10の下端を接続
し、その上端を前述のオリフイスq1を介し噴頭J1
内のノズルN1に連通させると共に、この噴頭J1
の一側内部に、回転翼14と電動機のような原動
機15とからなる送風機G1を設定し、噴頭J1
ら散布される煙霧を均一下に拡散可能としてあ
る。しかして前記噴頭J1、送風機G1、薬液槽T1
を含め噴頭部16と称する。
第6,7図の第2実施例において、第1実施例
の合流器K、連結管lを除いた散布コツク部A2
の取出口22,23の夫々に、噴頭接続具24,
25を介し送気管26,27を接続し、これら送
気管26,27の夫々先端に噴頭J2,J3を連通さ
せ、これら噴頭J2,J3が夫々独立して作動可能と
した点で前記第1実施例と相違するだけで、その
他の点は同一であるので説明は省略する。なお、
送気管26,27の中途に分岐片を設け、ここに
送気管を接続分岐させるときはさらに多くの噴頭
を設定可能である。
なお、第3図、第7図にみるように、圧力計
5,5′,h,h′はシリンダーZ1,Z2とマニホー
ルド17との中途に夫々介装されているが、空気
室18,19の夫々に対面するようにマニホール
ド17に設定してもよい。
図中S1,S2は安全弁、d2,d3は薬液、q2,q3
オリフイス、G2,G3は送風機、N2,N3はノズ
ル、T2,T3は薬液槽である。
〔作用.効果〕
この考案において第1実施例の第4,5図のよ
うに、合流器Kをマニホールド17に接続したと
きには、原動機Mの起動で圧縮機Cに並設された
シリンダーZ1,Z2の夫々に圧縮空気が生成され、
流入管i1,i2の夫々を経てマニホールド17に付
設された空気室18,19に流入し、ここにおい
て迷路状態下で流動・膨脹した圧縮空気中に含ま
れた水分が分離され、空気室18,19の底部に
貯留される。即ち空気室18,19は液滴除去の
ための膨脹の機能を果す一方、液滴の貯留室とし
ての機能の双方を具備していることが了解され
る。しかして散布コツク29,21の夫々のレバ
ーを第4図において鎖線位置に設定することで貯
留室18,19内の液滴を除去可能である。
散布開始に際し、散布コツク20,21の夫々
のレバーを第4図の実線位置に復帰させることで
乾燥状態下の圧縮空気を合流器Kに流入・合流さ
せ、ついで連結管l、噴頭接続具6(もしくは
6′)、送気管11を介し噴頭J1のノズルN1の渦
流室(図示しない)に流入させる。そしてこの流
入した圧縮空気が渦流室を通過するとき、高速、
渦流状態下で大気中に放出されるが、この際ノズ
ルN1先端が負圧状態となり、ノズルN1と連通せ
るシリコン管10、吸引管13により薬液槽T1
内の薬液d1がノズルN1内に吸引され、ここで圧
縮空気を混合し、薬液d1は煙霧化され、さらに送
風機G1で拡散・均一化され、微粒子状となり被
散布物(図示しない)に散布される。しかしてこ
の散布に際し、前記散布コツク20,21の夫々
のレバーの大気側への設定で空気室18,19内
の液滴を除去し、乾燥下の圧縮空気だけを合流器
Kに供給させるので、ノズルN1内での液滴混入
による煙霧化性能の低下を防ぎ、常時、散布後の
被散布物への薬効低下や薬害発生についての留意
が不要となり、また管路中途に介装された圧力計
に液滴が浸入・貯留し、作動機能の低下もしくは
喪失のような異常事態の発生を阻止できるので、
液滴除去のためにコツクの反覆操作や管路の分
離、接合等の煩雑な手間と多大の時間とを余儀な
くされていた従来の取扱に比し作業者にとり極め
て簡便である。
また第2実施例の第6,7図にあつては、空気
室18,19の夫々に、取出口22,23、噴頭
接続具24,25を介し送気管26,27を連通
させ、これら送気管26,27の夫々を噴頭J2
J3に接続することで複数個(ここでは2個)の噴
頭が並置された散布形式となり、同時に複数の被
散布地域への散布を行ない得て効率の良好な散布
作業を遂行可能であると共に、シリンダーZ1,Z2
と噴頭L2,J3を連結する管路が夫々独立している
ので噴頭J2,J3に同一量の圧縮空気が供給され、
各噴頭J2,J3の吐出量や粒子径等の「ばらつき」
がなく、均一散布が可能であり、また散布コツク
20,21の夫々を第6図において鎖線位置に設
定することで、第1実施例におけると同様に、空
気室18,19内に貯留された水分を除去でき、
また圧力計h,h1の作動機能の低下もしくは喪失
のような異常事態の発生を阻止できる点でも第1
実施例におけると同様である。
また、第1,2各実施例において、従来の散布
機に少許の改変を施すだけで本案品を構成可能で
施設費の徒らな高騰を回避でき、利用者にとつて
は経済的である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る実施例にして、第1図は
一部を切欠いた要部正面図、第2図は合流器離脱
時の第1図の−線矢視図、第3図は第1図の
斜視図、第4図は第1実施例の散布コツク部の要
部平面図、第5図は仝上配管図、第6図は第2実
施例の散布コツク部の要部平面図、第7図は仝上
配管図である。 C……圧縮機、J1,J2,J3……噴頭、11,2
6,27……送気管、17……マニホールド、1
8,19……空気室、20,21……散布コツ
ク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧縮機Cに並設された複数個のシリンダー
    Z1,Z2の夫々に、マニホールド17に付設さ
    れ、かつ外気に開口可能な散布コツク20,2
    1を夫々具備せる複数個の空気室18,19の
    夫々を連通させ、これら空気室18,19の
    夫々に送気管11もしくは26,27を介し単
    一もしくは複数個の噴頭J1,J2,J3を接続させ
    るようにしたマニホールド付少量散布機。 (2) 散布コツク20,21は切換操作で空気室1
    8,19からの液滴除去と噴頭J1,J2,J3への
    圧縮空気の供給を可能とした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のマニホールド付少量散布
    機。
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