JPH0356062B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0356062B2 JPH0356062B2 JP61217632A JP21763286A JPH0356062B2 JP H0356062 B2 JPH0356062 B2 JP H0356062B2 JP 61217632 A JP61217632 A JP 61217632A JP 21763286 A JP21763286 A JP 21763286A JP H0356062 B2 JPH0356062 B2 JP H0356062B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catheter
- dialysis
- peritoneal
- distal end
- cuff
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
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- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、腹腔内に留置し、人工透析に用い
るカテーテルの改良に関するものである。
るカテーテルの改良に関するものである。
透析療法は、主として腎の機能を代行する治療
法であり、急性・慢性腎不全の治療として行われ
ている。腎不全に対して、体内に蓄積される有害
代謝産物を除去する方法としては、多くの場合血
液透析療法が用いられるが、その施術が専門医の
監視下でかつ、透析装置の整備された施設におい
て行われなければならない点で、患者に週3回程
度の診療所・病院への通院を余儀なくし、また1
回の治療時間も長時間に亘る負担は決して少ない
ものではなかつた。
法であり、急性・慢性腎不全の治療として行われ
ている。腎不全に対して、体内に蓄積される有害
代謝産物を除去する方法としては、多くの場合血
液透析療法が用いられるが、その施術が専門医の
監視下でかつ、透析装置の整備された施設におい
て行われなければならない点で、患者に週3回程
度の診療所・病院への通院を余儀なくし、また1
回の治療時間も長時間に亘る負担は決して少ない
ものではなかつた。
上記療法に比し、腹膜潅流による透析療法は勿
論上記の問題を解決する手段として有用であるに
止まらないが、患者をその家庭において、透析療
法の機会を与えることを可能とする点でも注目さ
れている。
論上記の問題を解決する手段として有用であるに
止まらないが、患者をその家庭において、透析療
法の機会を与えることを可能とする点でも注目さ
れている。
(1) 従来の技術
腹膜潅流透析に用いる従来のカテーテルは、側
孔を設けてあるのみで、経皮的に腹腔内に留置し
たとき、その留置位置の固定が困難であるばかり
でなく、大網がカテーテルの側孔に巻きついて潅
流透析が不可能となるなどの欠点があつた。
孔を設けてあるのみで、経皮的に腹腔内に留置し
たとき、その留置位置の固定が困難であるばかり
でなく、大網がカテーテルの側孔に巻きついて潅
流透析が不可能となるなどの欠点があつた。
(2) 解決すべき問題点
前記目的のために行われる所謂持続的腹膜潅流
又は連続的携帯型腹膜潅流(Continuous
ambulatory peritoneal dialysis)と呼ばれる治
療法において最も重要な点は、腹腔内へ必要量の
潅流液を注入することにより有害な代謝産物を潅
流液へ抽出さて、その潅流液を腹腔外へ排出する
ことにある。そこで、この治療に用いるカテーテ
ルの先端は、腹腔内の最も低い位置にあるダグラ
ス窩(男性の場合は直腸膀胱窩、女性の場合は直
腸子宮窩と呼ばれる。)に挿入し、留置する必要
があるが、従来のカテーテルは先端部に側孔が設
けられているのみで、先端部を挿入位置に固定す
る装置を備えていないためカテーテルの先端部が
腹腔内の上方へ移動したりする欠点やカテーテル
の側孔部分に大網が巻きついて塞ぎ、潅流透析を
不可能にする欠点があつた。
又は連続的携帯型腹膜潅流(Continuous
ambulatory peritoneal dialysis)と呼ばれる治
療法において最も重要な点は、腹腔内へ必要量の
潅流液を注入することにより有害な代謝産物を潅
流液へ抽出さて、その潅流液を腹腔外へ排出する
ことにある。そこで、この治療に用いるカテーテ
ルの先端は、腹腔内の最も低い位置にあるダグラ
ス窩(男性の場合は直腸膀胱窩、女性の場合は直
腸子宮窩と呼ばれる。)に挿入し、留置する必要
があるが、従来のカテーテルは先端部に側孔が設
けられているのみで、先端部を挿入位置に固定す
る装置を備えていないためカテーテルの先端部が
腹腔内の上方へ移動したりする欠点やカテーテル
の側孔部分に大網が巻きついて塞ぎ、潅流透析を
不可能にする欠点があつた。
この発明の目的は、経皮的に挿入したカテーテ
ルの先端をダグラス窩に留め、また大網が巻きつ
いて潅流液の注入・排出を妨げることのない腹膜
潅流透析用カテーテルを提供するにある。
ルの先端をダグラス窩に留め、また大網が巻きつ
いて潅流液の注入・排出を妨げることのない腹膜
潅流透析用カテーテルを提供するにある。
(3) 問題点を解決する技術手段
上記問題点は、カテーテルを次のように構成す
ることにより解決される。
ることにより解決される。
(1) 先端部2に単数もしくは複数の金属球又はセ
ラミツク球9を埋設し、前記先端部2よりも少
し基端側に屈曲部3を形成するとともに、屈曲
部3よりも少し基端側に複数の側孔4を穿設
し、更に側孔4よりも少し基端側に環状のカフ
5を単数又は複数個嵌着したことを特徴とする
腹膜潅流透析用カテーテル (2) 前記環状のカフ5は、その全部又は一部がカ
テーテルに固着されていることを特徴とする前
項記載の腹膜潅流透析用カテーテル (4) 実施例 本発明の実施例を図面により説明する。第1図
は本発明の実施例を示す側面図、第2図は同正面
図、第3図は第1図A−A′線断面図、第4図は
第1図B−B′線断面図である。カテーテル本体
1は、例えばシリコーンゴムなどを用いて筒管状
に形成されるが、その先端に適宜の重さの金属球
又はセラミツク球9を埋設した先端部2が設けら
れ、該先端部2より少し基端側に屈曲部3が形成
され、また、屈曲部3より少し基端側にルーメン
に達する複数の側孔4を穿設されるとともにカフ
5が単数又は複数嵌着されている。
ラミツク球9を埋設し、前記先端部2よりも少
し基端側に屈曲部3を形成するとともに、屈曲
部3よりも少し基端側に複数の側孔4を穿設
し、更に側孔4よりも少し基端側に環状のカフ
5を単数又は複数個嵌着したことを特徴とする
腹膜潅流透析用カテーテル (2) 前記環状のカフ5は、その全部又は一部がカ
テーテルに固着されていることを特徴とする前
項記載の腹膜潅流透析用カテーテル (4) 実施例 本発明の実施例を図面により説明する。第1図
は本発明の実施例を示す側面図、第2図は同正面
図、第3図は第1図A−A′線断面図、第4図は
第1図B−B′線断面図である。カテーテル本体
1は、例えばシリコーンゴムなどを用いて筒管状
に形成されるが、その先端に適宜の重さの金属球
又はセラミツク球9を埋設した先端部2が設けら
れ、該先端部2より少し基端側に屈曲部3が形成
され、また、屈曲部3より少し基端側にルーメン
に達する複数の側孔4を穿設されるとともにカフ
5が単数又は複数嵌着されている。
前記屈曲部3は、カテーテル本体1の長手方向
に沿つて複数箇所ルーメンに達するまで切り、カ
テーテル本体1を正面方向(先端方向)から背面
方向へ押圧することにより形成される。
に沿つて複数箇所ルーメンに達するまで切り、カ
テーテル本体1を正面方向(先端方向)から背面
方向へ押圧することにより形成される。
前記カフ5は、カテーテル本体1と同質の材質
の物を環状に形成したカフ環8に例えばポリエス
テルをフエルト状とし、環状に形成して嵌合する
か該フエルト状物を巻付けるなど適宜な方法で形
成したフエルト状環7を固着して成るが、その内
径はカテーテル本体1の外径と同一かやや小さめ
にし、カテーテル本体1に嵌合する際には、カテ
ーテル本体1をその長手方向に引き延ばして細く
して行う。また、カフ5はカテーテル本体1に嵌
着後にその全部又は一部を固着して用いることも
施術上適宜に選択される。
の物を環状に形成したカフ環8に例えばポリエス
テルをフエルト状とし、環状に形成して嵌合する
か該フエルト状物を巻付けるなど適宜な方法で形
成したフエルト状環7を固着して成るが、その内
径はカテーテル本体1の外径と同一かやや小さめ
にし、カテーテル本体1に嵌合する際には、カテ
ーテル本体1をその長手方向に引き延ばして細く
して行う。また、カフ5はカテーテル本体1に嵌
着後にその全部又は一部を固着して用いることも
施術上適宜に選択される。
なお、カテーテル本体1は、その壁中にX線造
影線6を埋設すれば、施術にあたりカテーテルの
挿入位置を確認できるので、これを設けることが
望ましい。
影線6を埋設すれば、施術にあたりカテーテルの
挿入位置を確認できるので、これを設けることが
望ましい。
(5) 本発明の作用効果
腹膜潅流透析を行うには、これによる患者への
侵襲ができるだけ少ないことが望まれるが、本発
明によるカテーテルは、先端部2に適宜の重さの
金属球又はセラミツク球9が埋設されているの
で、患者の腹腔内の経皮的に挿入する際その重さ
を利用してカテーテルの操作が容易になるし、ル
ーメンにガイドワイヤー又はスタイレツトを挿入
して屈曲部3を伸ばすことができるので、患者の
腹壁を前記先端部2の径より大きく傷つける必要
がない(従つて、トラカールによる挿入が可能)
から侵襲を最小限に止めることができる。また、
カテーテルの挿入後ガイドワイヤー(スタイレツ
ト)を引き抜けば、その先端は前記先端部2の重
さと再び形成される屈曲部3によりダグラス窩に
固定留置され、腹腔内の上方に移動する恐れがな
いため、大網等が巻きついて潅流液の注入及び代
謝産物を抽出した潅流液の排出を妨げることもな
くなる。カフ5はカテーテル本体1に固着してあ
る場合は勿論、嵌着しただけである場合でもカテ
ーテル本体1をその長手方向に引き延ばさなけれ
ばその位置を変えることがないので、カテーテル
を腹壁に固定すること及び細菌などの進入を阻止
する効果を有する。
侵襲ができるだけ少ないことが望まれるが、本発
明によるカテーテルは、先端部2に適宜の重さの
金属球又はセラミツク球9が埋設されているの
で、患者の腹腔内の経皮的に挿入する際その重さ
を利用してカテーテルの操作が容易になるし、ル
ーメンにガイドワイヤー又はスタイレツトを挿入
して屈曲部3を伸ばすことができるので、患者の
腹壁を前記先端部2の径より大きく傷つける必要
がない(従つて、トラカールによる挿入が可能)
から侵襲を最小限に止めることができる。また、
カテーテルの挿入後ガイドワイヤー(スタイレツ
ト)を引き抜けば、その先端は前記先端部2の重
さと再び形成される屈曲部3によりダグラス窩に
固定留置され、腹腔内の上方に移動する恐れがな
いため、大網等が巻きついて潅流液の注入及び代
謝産物を抽出した潅流液の排出を妨げることもな
くなる。カフ5はカテーテル本体1に固着してあ
る場合は勿論、嵌着しただけである場合でもカテ
ーテル本体1をその長手方向に引き延ばさなけれ
ばその位置を変えることがないので、カテーテル
を腹壁に固定すること及び細菌などの進入を阻止
する効果を有する。
第1図は本発明の実施例を示す側面図、第2図
は同正面図、第3図は第1図A−A′線断面図、
第4図は第1図B−B′線断面図である。 1……カテーテル本体、2……先端部、3……
屈曲部、4……側孔、5……カフ、6……造影
線、7……フエルト状物、8……カフ環、9……
球。
は同正面図、第3図は第1図A−A′線断面図、
第4図は第1図B−B′線断面図である。 1……カテーテル本体、2……先端部、3……
屈曲部、4……側孔、5……カフ、6……造影
線、7……フエルト状物、8……カフ環、9……
球。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 先端部2に単数もしくは複数の金属球又はセ
ラミツク球9を埋設し、前記先端部2よりも少し
基端側に屈曲部3を形成するとともに、屈曲部3
よりも少し基端側に複数の側孔4を穿設し、更に
側孔4よりも少し基端側に環状のカフ5を単数又
は複数個嵌着したことを特徴とする腹膜潅流透析
用カテーテル。 2 前記環状のカフ5は、その全部又は一部がカ
テーテルに固着されていることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の腹膜潅流透析用カテーテ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61217632A JPS6371257A (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 腹膜灌流透析用カテ−テル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61217632A JPS6371257A (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 腹膜灌流透析用カテ−テル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6371257A JPS6371257A (ja) | 1988-03-31 |
JPH0356062B2 true JPH0356062B2 (ja) | 1991-08-27 |
Family
ID=16707310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61217632A Granted JPS6371257A (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 腹膜灌流透析用カテ−テル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6371257A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4878893A (en) * | 1988-04-28 | 1989-11-07 | Thomas J. Fogarty | Angioscope with flush solution deflector shield |
JP2517980Y2 (ja) * | 1992-02-07 | 1996-11-20 | 富士システムズ株式会社 | 医療用カテーテル |
JP3146332B2 (ja) * | 1992-12-24 | 2001-03-12 | 允 石崎 | Capd用カテ−テル |
JP2010252925A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Olympus Corp | カテーテル、カテーテル固定具、カテーテルキットおよびカテーテルの製造方法 |
-
1986
- 1986-09-16 JP JP61217632A patent/JPS6371257A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6371257A (ja) | 1988-03-31 |
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