JPH0355772Y2 - - Google Patents

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JPH0355772Y2
JPH0355772Y2 JP3694088U JP3694088U JPH0355772Y2 JP H0355772 Y2 JPH0355772 Y2 JP H0355772Y2 JP 3694088 U JP3694088 U JP 3694088U JP 3694088 U JP3694088 U JP 3694088U JP H0355772 Y2 JPH0355772 Y2 JP H0355772Y2
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JP
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exhaust pipe
downstream
water
check valve
short
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JP3694088U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は漁船等の小型船舶に於ける湿式艫出し
排気管系統の一構成部材として用いられる排気用
ミキシング・チヤンバーに関する。
(従来の技術) 湿式艫出し排気管系統では排気管内に水を供給
して排気と水のミキシングを行わしめているが、
ミキシングが未だ不充分であり、また排気管の出
口から水が逆流してエンジン内でウオーターハン
マー事故を生じしめる等の問題があつたため、こ
れを解決するべく出願人は先に気水ミキシング・
チヤンバーを提案している。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記の気水ミキシング・チヤンバー
に代わるものであつて、特に効果的なミキシング
作用と消音作用を図りながら排気管から逆流した
水がエンジン内に流入するのを確実に阻止し得る
ものとした排気用ミキシング・チヤンバーを提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の排気用ミキシング・チヤンバーは次の
如く構成される。即ち、上流側排気管の下流端に
連通される排気短管の下流部に二重管構造部を形
成して排気短管の外方に輪状の通水スペースを画
成する。該通水スペースはその上流部外周壁に給
水口を具備せしめる一方、その下流端面をそのま
ま輪状の放水開口に成さしめた構成と成す。そし
て前記排気短管の下流端開口を下流側から覆うた
めのゴム製逆止弁体を屈曲自在な細巾状吊持体に
より吊設する。該逆止弁体の側周面は前記短管の
下流端開口の内周囲に密接する円錐面と成されて
いる。さらに前記二重管構造部の下流部外周壁と
下流側排気管の上流端とをゴム筒で連通させるよ
うに成す。
(作用) 排気短管内の排気はその圧力で逆止弁体を押し
開いて急激に膨張し下流側に流れる。また、この
膨張過程で放出開口から水が放出されるため、排
気と水のミキシング効果が効果的に促進される。
したがつて排気は排気短管からの流出時の膨張
消音作用、ゴム製逆止弁体の吸音消音作用並びに
排気及び水のミキシングによる音の屈曲及びその
さいの吸音消音作用等により効率的に消音され、
且つ冷却されるものとなる。
また下流側排気管から水が逆流したさいは逆止
弁が閉鎖して上流側排気管内への水の流入を阻止
するのであるが、この場合、逆止弁体の円錐面が
排気短管の下流端開口の内周囲に密接することか
ら逆止弁閉鎖時の水密を確実ならしめることが可
能となる。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面により詳
細に説明する。
第1図は本考案に係るミキシング・チヤンバー
の断面図、第2図は逆止弁とその支持環の関係を
示す斜視図、第3図は使用態様図である。
図に於いて、1は小型船舶内に設置したエンジ
ンで湿式艫出し排気管系統2を具備している。該
排気管系統2は立ち上がり部3の形成された上流
側排気管4と下流側排気管5との間に本考案の排
気用ミキシング・チヤンバー6が介設されてあつ
て下流側排気管5の出口近傍に消音器7が配設さ
れて成る。なお、dで示す寸法は前記ミキシン
グ・チヤンバー6の内径の15倍以上に設定してあ
る。
しかして前記ミキシング・チヤンバー6は次の
如く構成する。
即ち、8は上流側排気管4に連通される排気短
管である。該排気短管8の下流部は上流端の閉塞
された二重管構造に形成して排気短管8外方に輪
状の通水スペース9を画成する。該通水スペース
9はその上流部外周壁10に給水口11を設ける
と共に、その下流端はそのまま輪状の水放出開口
とした構成にして成る。なお、ここで排気短管8
及び上流部外周壁10は、BC(砲金)製と成して
高熱に対処せしめると共に排気短管8自体の冷却
の効率化等を図つている。
そして該排気短管8の下流端開口位置には該開
口を下流側から覆うものとなるゴム製逆止弁体1
2を屈曲自在な細巾状吊持体13を介して吊設し
てある。ここで逆止弁体12は高熱に曝されるた
め難燃性ゴム(テフロン、酢酸エチル又は酸化チ
タン等を主原料としたもの)に耐熱コーテングし
た特殊ゴムと成してある。また細巾状吊持体13
は第2図に示す如く逆止弁体12やこれを支持す
るための支持環14と同体にゴム材で一体成形さ
れたものと成してあるが、これについては前記逆
止弁体12と前記支持環14とを揺動変位自在に
連結し得るヒンジ等の如き枢支体としても差し支
えない。そして該逆止弁体12の側周面は前記排
気短管8の下流端開口の内周囲に密接する円錐面
15と成してある。
さらに前記二重管構造部の下流部外周壁10と
下流側排気管5の上流端とはゴム筒16で連通さ
せてある。
なお図中、17は給水口11に固定された口金
で、送水管に連通される。
上記構成に於いて、その使用のさいはエンジン
1の始動に先立つて給水口11から通水スペース
9内に水を供給するようになす。
エンジン1が始動されると、排気は上流側排気
管4からミキシング・チヤンバー6の排気短管8
に至り、ここで自重でのみ垂れ下がつた状態の逆
止弁体12を自身のガス圧により吊持体13廻り
に揺動変位させて開放状態に保持し、さらに、開
放された排気短管8の下流端開口から膨張しつつ
ゴム筒16内に流下し下流側排気管5を経て外方
に排出される。
一方、通水スペース9内に供給された水は水放
出開口から排気短管8の下流端開口の周囲を取り
囲んだ態様で下流側スペースに放出され、その
後、ゴム筒16や下流側排気管5を経て外方へ放
出される。
このため排気短管8の下流端開口から膨張しつ
つ勢い良く流下する排気と放出開口から放出され
る水とが激しく衝突して排気の流動が複雑に屈曲
され、排気に対する冷却作用と吸音消音作用が効
果的に促進されるものとなる。
さらに排気はゴム筒16内でも冷却作用と吸音
消音作用を受けるのであり、この後は消音器7に
よつてミキシング・チヤンバー6との相乗的な消
音作用を受けるのである。
次に船の航行中に於いて例えば船が動揺等する
と排気管系統2の出口から海水が瞬時的に逆流す
ることがあるが、このような場合、逆止弁体12
は下流側から水に押されて排気短管8の下流端開
口を被つた状態となる。この状態では逆止弁体1
2の円錐面15が排気短管8の下流端開口の内周
囲に密接することから、下流端開口は確実に閉塞
され、エンジン1内へ水が流入することはなくな
る。
(考案の効果) 以上のように本考案では、輪状の通水スペース
9を形成してその下流端面をそのまま放水開口と
したので排気に対する冷却作用と消音作用とを効
率的に促進させ得たものであり、また逆止弁体1
2の円錐面15が排気短管8の下流端開口の内周
囲に密接する構成であることから水の逆流を確実
に阻止し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るミキシング・チヤンバー
の断面図、第2図は逆止弁体とその支持環との関
係を示す斜視図、第3図は使用態様図である。 4……上流側排気管、5……下流側排気管、8
……排気短管、9……通水スペース、10……外
周壁、11……給水口、12……逆止弁体、13
……吊持体、15……円錐面、16……ゴム筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上流側排気管4に連通される排気短管8の下流
    部に二重管構造部を形成して該排気短管8の外方
    に輪状の通水スペース9を画成し、且つ該通水ス
    ペース9の外周壁10上流部に給水口11を具備
    せしめると共に同通水スペース9の下流端面はそ
    のまま輪状の放水開口に成さしめ、且つ前記排気
    短管8の下流端開口を下流側から覆うゴム製逆止
    弁体12を屈曲自在な細巾状吊持体13により吊
    設すると共に該逆止弁体12の側周面は前記下流
    端開口の内周囲に密接する円錐面15に成し、且
    つ前記二重管構造部の外周壁10と下流側排気管
    5とをゴム筒16で連通させたことを特徴とする
    排気用ミキシング・チヤンバー。
JP3694088U 1988-03-19 1988-03-19 Expired JPH0355772Y2 (ja)

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JPH01141318U JPH01141318U (ja) 1989-09-28
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JPH01141318U (ja) 1989-09-28

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