JPH0355124B2 - - Google Patents

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JPH0355124B2
JPH0355124B2 JP59017514A JP1751484A JPH0355124B2 JP H0355124 B2 JPH0355124 B2 JP H0355124B2 JP 59017514 A JP59017514 A JP 59017514A JP 1751484 A JP1751484 A JP 1751484A JP H0355124 B2 JPH0355124 B2 JP H0355124B2
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rotating brush
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vacuum cleaner
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は床ノズルに回転ブラシを内蔵した電気
掃除機に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来の回転ブラシ付電気掃除機は、回転ブラシ
部にカーペツトの端面、大きなゴミあるいは、布
きれ、ヒモ等を巻き込んだ場合、回転ブラシの回
転が止まり、回転ブラシ駆動機構である電動機と
ベルトの間にスリツプを生じてベルトを焼き切る
ことがしばしばあり、またベルトがスリツプしな
い場合には電動機がロツク状態となり、電動機の
焼損を招くおそれがあつた。そこで近年このよう
な場合の過負荷時停止機構として、例えば(イ)特開
昭58−180126号公報、(ロ)特開昭58−157425号公
報、及び(ハ)実開昭58−98045号に示すような機構
が開発された。
すなわち、上記(イ)及び(ハ)のものは機械的に制御
されるクラツチ手段を用いることにより、回転ブ
ラシ過負荷時において動力伝達系を自動的に開放
しようとするものであり、上記(ロ)のものは回転ブ
ラシへの伝動プーリーに対し、一定の角度をもつ
てベルトを張設し、ブラシロツク時において同ベ
ルトを自動的に空転プーリー側へ移動させようと
するものである。
しかし、クラツチ手段を用いた上記(イ)、(ハ)のも
のは、クラツチバネなどの品質バラツキによつ
て、係合解消時の負荷変動が大きく、回転ブラシ
ロツクに対して的確な安全(保護)動作がなされ
ないという欠点がある。
また上記(ロ)においてもプーリーと、ベルトとの
角度設定が困難であり、場合によつては少しの負
荷でも回転ブラシが不用意に停止したり、逆に回
転ブラシに過負荷が加つても空転プーリーへのベ
ルト移行が行われないというおそれがある。
そのため、本発明者等は、掃除機ブラシの過負
荷を電磁的に検出してその発停制御を行う機構を
すでに提案したものであるが、これは第1図に示
すように回転ブラシに磁石17aを取付け、対応
する固定位置にホール素子18aよりなる回転セ
ンサーを取付けたものがあつた。この機構は、回
転ブラシがロツクすれば、ホール素子で回転停止
を感知し、電動機回転を停止してベルト切れを防
止し、あるいは、手などを回転ブラシに巻込んだ
時、自動的に電動機回転を停止して危険防止をす
るものであつた。
ところがこの方式では磁石17aが回転ブラシ
室の塵埃の近傍にあるため、その塵埃中の鉄粉が
磁石に付着してホール素子18aと摩擦するため
熱を発生し、ホール素子が、一時的に誤動作した
り、あるいは素子を破壊するなどの欠点があつ
た。
また、長時間使用されたベルトは、たとえ切断
していなくてもゴム劣化が進んでいるため交換す
る必要があり、その交換時には回転ブラシを外さ
なければならないため、これがセンサー部(ホー
ル素子部)に当り、素子を破壊するなどの不都合
がしばしば発生していた。
発明の目的 本発明はこのような従来の問題を解消し、回転
ブラシがロツクした場合、確実に電動機を停止さ
せ、ベルト切れをなくし、且つセンサー故障のお
それをなくした回転ブラシ付電気掃除機を提供す
るものである。
発明の構成 本発明は、ベルト伝動型の回転ブラシ付電気掃
除機において、 (a) 被掃除面に対して開口した床ノズルの吸込口
部内に設けられた回転ブラシと、 (b) 前記床ノズルに隣接して設けられた電動機に
おいて前記吸込口に作用する吸込用フアンを有
してなる電動送風機と、 (c) 前記電動機の駆動軸に第1のベルトを介して
連動し、前記回転ブラシの過負荷による停止時
は自身停止して前記第1のベルトをその上で摺
動させるように、前記床ノズルにおける前記吸
込口の後部仕切板の外側に設けられた第1のプ
ーリーと、 (d) 前記回転ブラシに第2のベルトを介して連動
し、前記第1のプーリーと一体的にのみ回転で
きるように、前記後部仕切板の外側において同
軸連結されたプーリーであつて、前記第1のベ
ルトと第1のプーリーとの間の摩擦力よりも大
きい摩擦力において前記第2のベルトを支持し
たことにより、前記回転ブラシの過負荷停止時
はこの第2ベルトを介して自身停止状態に拘束
され、これによつて前記第1のベルトの第1の
プーリー上での摺動を与えるようにした第2の
プーリーと、 (e) 前記後部仕切板の外側における前記第1又は
第2のプーリーの周回部分に設けられたことに
より、前記吸込口部内に掃き上げられる塵埃か
ら防護されるようにした磁石と、 (f) 前記磁石の磁気を感知することにより、前記
第1及び第2のプーリーの回転及び停止を判別
するための定位置に設けられた磁気センサー
と、 (g) 前記電動機を電源に接続するためのスイツチ
ング素子を有し、前記スイツチング素子を前記
磁気センサーによるプーリー回転検知信号によ
り付勢してオンにし、プーリー停止検知信号に
より消勢してオフにするように接続し、さらに
前記スイツチング素子に直列接続された主スイ
ツチ接点と、前記スイツチ接点を一時的に短絡
する副スイツチ接点からなる起動スイツチを含
む電動機駆動回路 を備えたことにより、センサー機構に回転ブラシ
室中の鉄粉をまき込んだりすることがなく、また
回転ブラシのベルト交換時にセンサーが傷むこと
を防止したものである。すなわち、床ノズルの吸
込口部は、被掃除面以外において回転ブラシを包
囲し、ノズル後部(本体部)からしや断するよう
にしたものであり、塵埃等はこの仕切板内に開口
した吸引ホースにより、第1及び第2プーリーを
配置したノズル後部に侵入することなく吸出され
る。したがつて、プーリーの磁気検出機構には鉄
粉や、塵埃が介入することなく、正確な回転(停
止)検知が可能となり、またブラシから離れてい
るため、ブラシ交換時においても損傷のおそれが
なくなる。
実施例の説明 以下その実施例を添附図面とともに説明する。
第2〜4図は本発明を適用したアプライト形掃除
機の実施例を示すものである。まず第2図におい
て、1は回転ブラシ2を内蔵した床ノズル、3は
電動機4aおよびフアン4bをユニツト化して構
成された電動送風機4、および、この吸引側に集
塵部(図示せず)を内設した掃除機主体である。
上記床ノズル1はその後方が股状に形成されてい
て掃除機主体3の両側部まで延びており、軸5,
6(第3図参照)を介して同掃除機主体3に回動
自在に連結してある。また、7はハンドル、8は
電動送風機4の吸引動作と関連して床ノズル1よ
り流入した含塵空気を掃除機主体3の集塵部まで
導くために、被掃除面を残して回転ブラシ2を包
囲し床ノズル後部から区切るようにした吸込口部
に接続されたホースである。なお集塵部に達した
含塵空気は、ここで濾過され清浄空気のみが電動
送風機4を通り、所定の排気口から排出されるも
のである。
第3図において、9は移動用ローラ、10は一
方の軸5を貫通して先端が床ノズル1の内部に突
入した電動送風機4の回転軸である。
次に、第2図及び第4図において、11はハン
ドル7の先端に設けられた把手12に対し摺動自
在に取付けられたスイツチツマミであり、これは
2段的な動作をするもので、第1段の摺動動作で
主スイツチ接点14をONとし、第2の摺動動作
で副スイツチ接点13をもONとするものであ
る。そして、第2段の摺動動作状態より手をはな
すと、スイツチツマミ11に一体に形成されたカ
ム11bを把手壁に取付けたバネ15で斜後方に
押しもどすことにより、同スイツチツマミ11は
手前にもどり、一体形成カム11b及び11aの
間にバネ15が弾接する位置で、主スイツチ接点
14のみをONとするところで停止する。
さらに述べると、スイツチツマミ11を押し切
るとスイツチ接点14,13はONになり、また
スイツチツマミ11をはなすと主スイツチ接点1
4はONを維持し、スイツチ13はOFFとなる。
さらにスイツチツマミ11を引くとバネ15の先
端はカム11aをのりこえて第4図の状態となる
ため、スイツチ13,14ともにOFFの状態に
なる。
次に第3図において、本発明によれば複数個の
ベルト22,23(本図では2本)を用い、その
中間に一体回転するように同軸連結されたプーリ
ー24aと24bを設け、回転ブラシ2をロツク
させるとベルト22側で常にスリツプするよう上
記ベルト22及び23の張力を加減したものであ
る。すなわちベルト23よりベルト22の張力を
弱くするとその分プーリーとの摩擦力が小さくな
り、同じ負荷でもベルト22側が最初にスリツプ
することとなる。また中間プーリー24a又は2
4bのいずれかに磁石25を取りつけ、それに対
応する位置にセンサー(ホール素子等)26aを
有するセンサーユニツト26を設けたものであ
る。すなわち、プーリー24a,24bは回転ブ
ラシ2を包囲する吸込口部の後部仕切板55,5
5′の後方(吸込口部の外側)に位置するため、
これらの一方に取付けられた磁石25は吸込口部
内にかき上げられる塵埃中から隔離され、鉄粉等
を吸着するという不都合を回避することができ
る。
第5図は本発明の掃除機の基本電気回路を示す
ものである。この回路はホール素子等のセンサー
を用いたセンサー回路19及び増幅回路20によ
り、回転ブラシ2の回転中は出力電圧を出し、回
転ブラシ2が停止している時は増幅回路20の電
位が0となうようにしたものである。この増幅回
路20の出力電位は電動機4aと直列に接続した
トライアツク21をトリガーする。
したがつて、スイツチ14をONにし、回転ブ
ラシ2が回転しておれば電動機4aは回転しつづ
け、回転ブラシ2がロツクすると、センサー回路
19で回転停止を感知し、これにより増幅回路2
0の出力電位が0となつてトライアツク21が不
導通となり、電動機4aが停止する。
また回転ブラシ2を最初に動きださせるにはス
イツチツマミ11を第2段の摺動位置まで摺動さ
せ、スイツチ13をONとする。第5図から明ら
かなとおり、スイツチ13が閉じるとトライアツ
ク21が短絡され、電動機4aをスタートさせ
る。一旦電動機4aがスタートすると、回転ブラ
シ2が回転し、その後、スイツチツマミ11を放
して、スイツチ13がOFFになつても、センサ
ー回路19、増幅回路20によりトライアツク2
1が導通しているため、電動機4aは回転ブラシ
2がロツクされないかぎり動き続ける。なんらか
の原因でこれがロツクされ、電動機4aが停止し
たとき、そのロツク原因を除去した上、スイツチ
ツマミ11を前記のごとく2段押下げ位置まで指
で押動操作し、かつその指を解放すれば電動機4
aを再び駆動できるわけである。
逆に、上記の構成は回転ブラシ2がロツクする
と電動機4を停止させるため、布きれや大きなゴ
ミ、又はカーペツトの端部等をまき込んだ時も、
従来のようにベルト切れをおこさず、すみやかに
電動機4を停止させ、また電動機4aの焼損を生
じるおそれもない。
さらに上記の構成は、磁石25が塵埃をかきあ
げる回転ブラシ2にではなく、塵埃がとびちらな
い中間プーリー24a又は24bに付設されてい
るため、塵埃中の鉄粉が磁石に付着し、これがホ
ール素子18aと摩擦して熱を発生し、ホール素
子を誤動作させたり、破壊したりするなどのおそ
れがない。
また、回転ブラシ2のまわりには被掃除面と摩
擦を生じ、静電気が発生するが、ホール素子18
aは中間プーリー24a又は24bに対応する位
置にあるため、その静電気により破壊されること
がない。
第3図において、ホールセンサーユニツト26
は床ノズル1に固着しているが、他の実施例とし
て第6図のように、センサーユニツト26を、例
えば連結キーその他衆知の通りの連結手段(図示
せず)により一体回転するよう同軸連結された一
対の中間プーリー24a,24bの軸(それ自体
は回転しないよう固定されている)に取付けるこ
とにより、磁石25とホール素子26aとを微小
間隔で対向させることができ、これによつて床ノ
ズルを介する場合より大巾な精度向上が図れるも
のである。
また第6図のように、磁石25とホール素子2
6aとを軸50に対して半径方向に対応させるこ
とにより、軸方向に対応させる場合よりも、面ぶ
れの影響がなく、微小間隔の精度があがるもので
ある。
また他の実施例として、第3図に示すように、
軸50を片持支持にすることにより、その自由端
部からベルト22及び23を交換することができ
るため、ホール素子26a又は磁石25を取外さ
なくてもよくなり、両者間の微小間隔を分離によ
つて変化させることなく、動作性能を安定に保つ
ことができる。また、従来のように回転ブラシ2
に関連してホール素子を取付けていないため、回
転ブラシがホール素子に当り、破壊することもな
い。
また第3図に示すとおり、電動機4aとベルト
22を介して連動するプーリー24bと、回転ブ
ラシ2と連動するプーリー24aを設け、前記プ
ーリー24a,24bを軸50上において互いに
連結し、さらに同軸にこれらと別個の独立したア
イドラプーリー24cを設けたものである。この
場合、プーリー24bは軸50に対して固定、ア
イドラプーリー24cは軸50に対して回動自在
となつている。この結果、ベルト22をアーム5
4により、アイドラプーリー24c上に移動して
回転ブラシ2の回転を停止できるようになつてい
る。この構成によれば、敷物を敷いていない床
面、いわゆるベアフロアー等の清掃において回転
ブラシ2のみを停止することにより、その回転で
塵埃をはじき飛ばすことなく掃除できるものであ
る。
なお、アーム54は、第2図に示す床ノズル1
上のレバー53と連動し、外部よりレバー53を
操作して回転ブラシの回転を回転停止できるもの
である。ベルト22を、アイドラプーリー24c
上に移し切替えると、プーリー24aは回転力を
伝達されずに停止し、センサー26aがこの停止
を検出するため、このままでは電動機回転を停止
することになるが、本発明ではこれを防止するた
めベルト22をプーリー24cに移し替えると、
たとえば、第5図において電源スイツチ14と電
動機4aとの間にレバー53と連動したスイツチ
53aを挿入し、使用者がレバー53を操作すれ
ばこのスイツチ53aが閉じ、電動機回転は停止
しないように構成されている。
以上により、ベアフロアー等の掃除の際に、回
転ブラシ2の回転をとめてなお且つブラシロツク
安全装置のついた掃除機を実現したものである。
また他の実施例とし、第3図のベルト23をV
ベルト、あるいはタイミングベルトにすることに
より、回転伝達トルクが、ベルト22のごとく平
状のものより大巾に増加し、多小の塵埃がベルト
22及び23に付着しても、回転ブラシをロツク
すればかならずベルト22がスリツプするように
なり、センサーの動作がいかなる場合でも確実に
なるものである。
また第3図においてベルト23を丸ベルトにす
ると、ベルトにより掃除できない巾を最少にでき
効率の良い掃除が可能となる。このときプーリー
24aと回転ブラシ2のプーリー2aは、略同径
にすることにより丸ベルトの欠点であるスリツプ
を小さくできるものである。
次に他の実施例として第7図に示すものは、第
5図のトライアツク21と並列にランプ又は
LED等の表示器27と抵抗(図示せず)を入れ
ているものである。この場合、回転ブラシ2にカ
ーペツト端面や、大きなゴミ等がからんでロツク
した場合、トライアツク21が不導通となり電動
機4aが停止するとともに、トライアツク21と
並列の表示器27は実質的な電圧を印加されて点
灯し、回転ブラシ2がロツクしたことを表示する
ものである。
第8図はさらに本発明の他の実施例を示し、セ
ンサー回路19、増幅回路20よりの出力部に別
個の可変抵抗28を設け、ドライアツク21のト
リガー電圧を可変にするもので、これにより前述
の回転ブラシ2のロツク時、ベルト切れを防ぐと
ともに、電動機4aのスピードを可変にし、カー
ペツト等の汚れに応じて高速で運転し、またカー
ペツトの毛足の長さに応じて運転速度を調節でき
るようにしてある。
第9図は本発明のさらに他の実施例を示し、第
7図の可変抵抗28と連動する多接点を有するス
イツチを有するもので、このスイツチのスイープ
接点と、抵抗30と、前記スイープ接点と選択的
に接触する接点に順次接続された表示器29a…
29nとを直列に接続したもので、電動機4aを
可変抵抗28で調節すると、その度合をn個設け
た表示器29a…29nで示すものである。
上記の構成によれば、可変抵抗28の調整位置
が目視により確認でき、調節の目安になるもので
ある。
第10図は本発明のさらに他の実施例を示し、
回転ブラシ2の回転と同時に回転する磁石17a
の磁力線変化を、ホールIC31で感知し、IC回
路により回転時は直流電圧、停止時は0電位の出
力を発生し、この電位差によりトライアツク32
をトリガーするものである。このトライアツク3
2と直列に抵抗35、及びコンデンサー34を結
線し、その直列回路をライン間に接続し、そのコ
ンデンサー34と抵抗35との節点電位によりト
ライアツク33をトリガーするようにしている。
トライアツク33は電動機4aと直列に接続さ
れ、この電動機4aのオン/オフ制御を行うもの
である。以上の構成により、回転ブラシ2が回転
中はホールIC31より直流電圧を生じるため、
トライアツク32はトリガーされ、抵抗35、及
びコンデンサー34に電流が通じ、これによつて
トライアツク33のゲートにはトリガー電位が加
わり、このトライアツク33を導通状態にして電
動機4aの回転を維持する。また、同様に回転ブ
ラシ2がロツクされ、ホールIC31の出力電位
が0になると、トライアツク32に電流が流れ
ず、トライアツク33のゲート電位は0になり電
動機4aは停止する。以上によりベルト16の切
れを防止するとともに、トライアツクをこのよう
に2つ以上用いることにより大電流の電動機4a
のオン/オフコントロールを行えるものである。
なお、コンデンサー14の代りに適当な値の抵抗
を用いても同様の効果を得ることができる。
第11図は本発明のさらに他の実施例を示し、
第9図のスタータースイツチの作用をするスイツ
チ13のかわりにトライアツク32のT1,T2
シヨートさせるスタータースイツチ13′を設け、
電源をオン、オフする第9図のメインスイツチ1
4のかわりにトライアツク33のトリガー電位を
オン/オフするスイツチ14′を設けたものであ
る。第10図のものは第9図と同等機能を有する
が、スイツチ13′ならびにスイツチ14′が低電
流スイツチですみ、コスト低減を可能にするもの
である。
第12図は本発明のさらに他の実施例を示し、
第11図と同様な電源スイツチ14′から分岐し
て接続された抵抗36、ダイオード37、コンデ
ンサー38、及び抵抗39からなる直列回路を他
方の電源ラインに接続し、コンデンサー38にお
ける抵抗39側の過渡電位をトライアツク32の
トリガーに用いたものである。
スイツチ14′をONにすると、ダイオード3
7で半波整流された電流はコンデンサー38に充
電される。この間、抵抗36,39に電流が生じ
るため、抵抗36の抵抗値に応じたトリガー電位
がコンデンサー38の充電時間のみ(1〜2秒が
好ましい)に発生する。
また充電が完了すれば、抵抗39の両端間電圧
は発生せず、トライアツク32はホールIC31
の出力電位でトリガーされるものである。以上の
構成により、第11図に示したスイツチ13′が
不要となり、コスト低廉化が図れる。
第13図は第7図、第8図、第9図、及び第1
1図の基本構成を包含した具体的な回路実施例を
示すものである。
第13図においてブロツク40はLED等の表
示器29a,29b…により入力表示を行う回路
である。回路中、スイツチ14′に接続された多
段スイツチ40aは、電動機4aの入力を制御す
るトライアツク33をトリガーする可変抵抗28
と連動して動くものであり、この多段スイツチ4
0aの各段の固定接点には直列接続された表示器
29a,29b…の各節点を順次接続し、低電圧
直流を得るために抵抗40b、及びダイオード4
0cの直列回路を介して始端表示器29aを電源
回路に接続したものである。
また、表示器29a,29b…の直列回路に分
路接続されたダイオード40dは表示器に予期し
ない逆電位がかかり、その寿命を短かくするのを
防止するため、そのような逆電位をシヨートする
ものである。
以上のようにブロツク40では可変抵抗28の
動きに応じて表示器を順次点灯させ、電動機4a
の入力表示を行うものである。41は直流電源回
路であり、センサー回路42、信号変換回路4
3、スターター回路44に直流を与えるために、
負荷側がこれらブロツクそれぞれに接続されると
ともに、入力側が、スイツチ14′を介して交流
電源の一端に接続されている。この直流回路41
において、41aは電圧低下用抵抗で、41bは
直流変換のためのダイオードである。41cは一
定電源を得るためのツエナーダイオード、41d
は平滑用コンデンサーである。ブロツク42はセ
ンサー回路で、回転ブラシ又はプーリーに取付い
た磁石が回転する時の磁力線変化を感知するホー
ルIC31に直流電源回路41を直列に接続する
ことにより、そのIC出力端31aに回転時は交
流電圧を、また停止時は直流電圧をそれぞれ発生
する。
次に補助回路としてホールIC31に直列に接
続された抵抗42c、及び並列に接続されたコン
デンサー42bは、ホールIC31に給電する電
源のノイズを防止するためのものである。また
IC出力端31aに接続された抵抗42dはホー
ルIC31の出力信号にノイズが入るのを防止し、
ダイオード42eは前記信号がホールICに逆流
入するのを防止している。なお、42aはIC出
力のための直流阻止コンデンサーである。
次にブロツク43は信号変換回路で、センサー
回路42より得た信号波、すなわち、ダイオード
42eに整流された直流(回転時)または前記コ
ンデンサー42aの直流阻止による0電位(停止
時)をコンデンサー43aに充電し、さらにこの
電位を演算増幅器43bのバツフア入力として使
用し、負荷回路中の抵抗44aの端子電圧を与え
るものである。コンデンサー43aには、放電用
抵抗43cが並列に接続されている。また増幅器
43bの出力回路におけるダイオード43eは信
号の逆流を防止するものである。
44はスターター回路で、スイツチ14′を
ONにした時直流電源回路41に発生した直流成
分がコンデンサー44bに充電する間(約1〜3
秒が適切)、これに直列接続された前記抵抗44
aに電流が流れることを利用して起動電位を発生
するものである。抵抗44cは抵抗44a、コン
デンサー44bの定数を加減することにより、適
切な起動時間及び起動電位を調整するものであ
る。44dは、逆電流阻止ダイオードである。3
2はスイツチング用トライアツクであり、インバ
ータ回路47及びラツチ回路48を介してスター
ター回路44あるいはホールIC31よりの出力
を受けてトリガーし、その出力をメイントライア
ツク33のトリガーに用いるものである。
45は速度制御回路で、半固定抵抗45aと可
変抵抗28を並列接続したものと、電流調整用抵
抗35と、コンデンサー34と、スイツチング用
トライアツク32をスイツチ14′と直列に接続
したものであり、可変抵抗28を動作させ、コン
デンサー34の端子電圧でダイアツク45bをブ
レイクオーバーさせることにより、トライアツク
33をトリガーするものである。前記直列接続に
関連するコンデンサー45c、抵抗45d,45
eは、コンデンサー34の補償回路を構成してお
り、またダイアツク45bに接続された抵抗45
fはコンデンサー46aとともに、トライアツク
33のゲートにノイズの入るのを防止するもので
ある。ブロツク46はノイズ防止回路で、トライ
アツク33のT1,T2極間に分路接続されたコン
デンサー46b、及び抵抗46c,46dからな
る直並列回路はコンセントの抜きさしによる一時
的な誤動作をとりのぞくスナバ回路、またコンデ
ンサー46eは電源のノイズを吸収するものであ
る。メイントライアツク33は電動機4a及び表
示器27の並列回路と直列に電源に接続したもの
で、速度制御回路45によるトライアツク33の
トリガー制御を通じて、電動機入力を変化させる
ものである。
以上の構成により、スイツチ14′を入れ、互
いに連動した可変抵抗28と多段スイツチ40a
を動作させることによつてスターター回路44が
1〜3秒間有効に動作し、電動機4aが駆動され
る。電動機4aが起動すると磁石のついた回転ブ
ラシ又はプーリーが回転をはじめるため、これを
検出したセンサー回路42の働きにより、スター
ター回路44のコンデンサー44bが充電された
後も電動機4aは作動しつづける。この時、多段
スイツチ40aにより電動機入力に応じた表示器
が点灯され、入力状態が表示できるものである。
次に回転ブラシが大きな塵埃またはカーペツト
の端部等をまき込んでその回転を拘束された時、
センサー回路42の出力は0電位となり、スイツ
チング用トライアツク32は不導通となつてメイ
ントライアツク33のゲート電位を0とし、これ
によつて電動機4aが停止してベルト切れを防止
するとともに、電動機焼損等のおそれをなくすも
のである。
以上ホールIC31を中心にした実施例を述べ
てきたが、ホールICのかわりにコイルを用いれ
ば磁石のついた回転ブラシまたは回転プーリーの
回転により近接コイルに発生する交流(回転中)、
または0電位(停止時)を出力してホールICと
同様の動作が可能であり、また、回転ブラシ、回
転プーリーに孔あき平板を取付け、孔を通す位置
にフオトカプラあるいは光源とCds受光素子等を
組合わせたものを用いれば、ホールICと同様に、
回転及び停止をそれぞれ表す交流信号及び直流信
号を発生させ、これらの信号をコンデンサー及び
ダイオード直列回路に通すことにより電位の有
(回転中)無(停止時)に変換して同様の制御作
用を行わせることができる。
発明の効果 上記の実施例から明らかなように本発明によれ
ば、回転ブラシがカーペツト端面や大きなゴミ、
又は布きれ等をかみ込んで拘束された場合、電動
機の電流がしや断されて停止するためベルト切れ
が起らず、したがつて、従来のようにベルト切れ
のまま使用されて掃除効果がでなかつたり、ある
いは、ベルト交換の手間及びコストがかかること
などを防止し、また電動機の過負荷による電動機
焼損等のおそれをなくし、且つそのセンサー部へ
の塵埃等の介入をなくしたことにより、その信頼
度が非常に高まるためきわめて工業的価値の高い
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の実施例を示す掃除機の裏面図、
第2図は本発明の実施例を示す電気掃除機の斜視
図、第3図は断面図、第4図は操作部の断面図、
第5図は本発明の基本電気回路図、第6図は本発
明の他の実施例を示すプーリー部の断面図、第7
図、第8図、第9図、第10図、第11図、第1
2図はそれぞれ他の実施例における電気回路図、
第13図は具体的実施例における電気回路図であ
る。 2……回転ブラシ、4a……電動機、11……
スイツチツマミ、13,14……スイツチ、1
6,22,23……ベルト、18a,26a……
センサー、19……センサー回路、20……増幅
回路、24a,24b……連動プーリー、24c
……独立プーリー、25……磁石、27……表示
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 被掃除面に対して開口した床ノズルの吸
    込口部内に設けられた回転ブラシと、 (b) 前記床ノズルに隣接して設けられた電動機に
    おいて前記吸込口に作用する吸込用フアンを有
    してなる電動送風機と、 (c) 前記電動機の駆動軸に第1のベルトを介して
    連動し、前記回転ブラシの過負荷による停止時
    は自身停止して前記第1のベルトをその上で摺
    動させるように、前記床ノズルにおける前記吸
    込口の後部仕切板の外側に設けられた第1のプ
    ーリーと、 (d) 前記回転ブラシに第2のベルトを介して連動
    し、前記第1のプーリーと一体的にのみ回転で
    きるように、前記後部仕切板の外側において同
    軸連結されたプーリーであつて、前記第1のベ
    ルトと第1のプーリーとの間の摩擦力よりも大
    きい摩擦力において前記第2のベルトを支持し
    たことにより、前記回転ブラシの過負荷停止時
    はこの第2ベルトを介して自身停止状態に拘束
    され、これによつて前記第1のベルトの第1の
    プーリー上での摺動を与えるようにした第2の
    プーリーと、 (e) 前記後部仕切板の外側における前記第1又は
    第2のプーリーの周回部分に設けられたことに
    より、前記吸込口部内に掃き上げられる塵埃か
    ら防護されるようにした磁石と、 (f) 前記磁石の磁気を感知することにより、前記
    第1及び第2のプーリーの回転及び停止を判別
    するための定位置に設けられた磁気センサー
    と、 (g) 前記電動機を電源に接続するためのスイツチ
    ング素子を有し、前記スイツチング素子を前記
    磁気センサーによるプーリー回転検知信号によ
    り付勢してオンにし、プーリー停止検知信号に
    より消勢してオフにするように接続し、さらに
    前記スイツチング素子に直列接続された主スイ
    ツチ接点と、前記スイツチング素子を一時的に
    短絡する副スイツチ接点からなる起動スイツチ
    を含む電動機駆動回路を備えたことを特徴とす
    る回転ブラシ付電気掃除機。 2 前記回転ブラシと連動して回転する第1又は
    第2のプーリー上に設けられた磁石と同軸上の位
    置にホール素子又は感応コイルからなるセンサー
    を取付けた特許請求の範囲第1項記載の回転ブラ
    シ付電気掃除機。 3 前記ホール素子又は感応コイルと、前記磁石
    を回転中心軸に対し半径方向に対応させてなる特
    許請求の範囲第2項記載の回転ブラシ付電気掃除
    機。 4 前記第1のプーリーと第2のプーリーの軸を
    片持支持にして取付けてなる特許請求の範囲第1
    項記載の回転ブラシ付電気掃除機。 5 前記第1、第2のプーリーと同軸上に独立し
    て回転自在な第3のプーリーを設け、第1のプー
    リーにかかつているベルトを第3のプーリーに移
    し換える手段を有し、この移し換え手段と連動し
    て前記センサー及びスタートスイツチとは別個に
    電動機を起動させるためのスイツチを具備した特
    許請求の範囲第1項記載の回転ブラシ付電気掃除
    機。 6 前記回転ブラシと第2のプーリーの間にVベ
    ルトを架け渡したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の回転ブラシ付電気掃除機。 7 前記回転ブラシと第2のプーリーの間にタイ
    ミングベルトを架け渡したことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の回転ブラシ付電気掃除
    機。 8 前記回転ブラシと第2のプーリーの間に断面
    円形状のベルトを架け渡したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の回転ブラシ付電気掃除
    機。
JP59017514A 1984-02-01 1984-02-01 回転ブラシ付電気掃除機 Granted JPS60160935A (ja)

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JPS60160935A JPS60160935A (ja) 1985-08-22
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JP5213830B2 (ja) * 2009-10-13 2013-06-19 中国電力株式会社 電柱研磨装置

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