JPH0355120A - 放電加工機の電極駆動制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産．業上の利用分野］ 本発明は、放電加工機の加工電極を駆動制御する装置に
関する。

［従来の技術］ 従来の放電加工機において、その放電加工状態を判断す
る場合、加工電極とワークとの間であるギャップの電圧
を検出し、そのギャップ電圧が所定電圧以下であれば、
その放電加工状態が悪いと判断し、ギャップを広げるよ
うに制御し、その後上記ギャップ電圧が回復すれば、ギ
ャップを所定の距離に維持するようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記従来装置においては、ギャップ電圧が所定
電圧以下になったとしても、放電加工状態が良い場合も
ある。たとえば、噴流をワークにかける場合、この噴流
のかけ方によっては、正常な放電加工状態であってもギ
ャップ電圧が所定電圧よりも下がる場合がある。

この場合に、上記従来装置においては、放電加工状態が
悪いと判断するので、ギャップを広げる制御を行なうこ
とになる。

したがって、上記従来装置においては、放電加工状態が
良好であることを確実に検出することができないという
問題がある。

また、上記従来装置においてギヤ−２プ電圧を測定する
場合、加工電極とワークとの間に高抵抗値を有する分圧
抵抗を設け、この分圧抵抗による分圧値を検出すること
によって、上記ギャップ電圧を測定している。

このように分圧抵抗を設Ｌナた場合、放電が発生する度
に、上記分圧抵抗に電流が流れ、電力損失が発生する。

したがって、上記従来装置においては、無駄な電力を使
用しているという問題がある。

本発明は、放電加工状態が良好であることを確実に検出
することができるとともに、分圧抵抗による電力損失を
排除することができる放電加工機の電極駆動制御装置を
提供することを目的とするものである。

［課題を解決する手段］ 本発明は、放電加工によるワークの振動を検出し、この
検出した振動の周波数を測定し、この測定した周波数が
所定の周波数になるように、加工電極を駆動制御するも
のである。

［作用］ 本発明は、放電加工によるワークの振動を検出し、この
検出した振動の周波数を測定し、この測定した周波数が
所定の周波数になるように、加工電極を駆動制御するの
で、放電加工状態が良好であることを確実に検出するこ
とができるとともに、分圧抵抗による電力損失を排除す
ることができる。

［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例を示す説明図である。

この実施例において、電源ｌＯと、抵抗器１ｌと、トラ
ンジスタ１２と、加工電極２０と、ワーク２２とによっ
て放電回路を形成している。トランジスタｌ２は、加工
電極２０とワーク２１との間隙であるギャップに加工パ
ルスを供給するスイッチング素子の一例である。また、
駆動装置２ｌは、ワーク２２に対して加工電極２０を相
対的に移動制御することによってギャップを制御するも
のである。

また、振動検出器３０は、ワーク２２と接触するように
設けられ、放電加工によるワーク２２の振動を検出する
振動検出手段の一例であり、加速度ピックアップを使用
している。

また、周波数測定器３２ほ、振動検出器３０が検出した
振動の周波数を測定する周波数測定手段の一例である。

なお、周波数測定器３２は、周波数を電圧に変換する手
段であり、周波数が高いほど、その出力電圧が大きくな
るものである。

制御回路３３は、指令植設定器４０からの電圧値と周波
数測定器３２が出力する電圧値とを比較し、周波数測定
器３２が出力する電圧値が低いほど、駆動装置２１を介
してギャップを広げるように制御するものである。

制御回路３３と駆動装置２ｌとは、周波数測定器３２が
測定した周波数が所定の周波数になるように、加工電極
２０を駆動制御する電極制御手段の一例である。

なお、振動検出器３０と周波数測定器３２との間に増幅
器３１が設けられている。

次に、上記実施例の動作について説明する。

まず、指令値設定器４０によって、指令値を設定する，
この指令値は、所定材質のフーク２２を放電加工し、そ
の放電加工状態が良好である場合に、振動検出器３０の
周波数を入力した周波数測定器３２が出力する電圧とほ
ぼ同じ値である。

そして、トランジスタ１２のベースに、放電パルスを発
生させるのに必要な制御パルスが印加され、この制御パ
ルスに応じて１・ランジスタ１２がオン、オフを繰返す
。これに応じて、加工電極２０とフーク２２とで形威さ
れるギャップに放電が発生する。このときに，振動検出
器３０は、放電加工状態に応じた周波数の振動を検出す
る。

放電加工を行なっているときに振動検出器３０が検出す
る振動の周波数を、周波数測定器３２が測定し、その振
動周波数に応じた電圧出力を制御回路３３に供給する。

つまり、周波数測定器３２は、放電加工の状態が良いほ
どその出力電圧が大きく、放電加工状態が悪いほどその
出力電圧が低〈なる。

すなわち、一般に、放電によって金属を破壊する場合、
その金属に振動が発生し、この金属に発生する振動は、
放電加工状態の良否でその周波数が変化する。つまり、
放電加工状態が良好である場合には、ワーク２２で発生
する振動の周波数が高く、逆に悪化している場合、良好
の場合と比較すると、その振動周波数が低下する。

そして、制御回路３３は、指令値設定器４０からの出力
電圧と、周波数測定器３２からの出力電圧とを比較し、
周波数測定器３２の出力電圧が低いほど（つまり、放電
加工状態が悪いほど）、駆動装置２ｌに対して、加工電
極２０とワーク２２とのギャップをより多く広げるよう
に作用する。

このようにして、ギャップが広がれば、そのときの放電
加工状態が良くなるので、振動検出器３０が検出する振
動の周波数が高くなり、周波数測定器３２の出力電圧が
高くなる。これによって、指令値設定器４０の出力電圧
と周波数測定器３２の出力電圧との差が無くなるか少な
くなるので、制御回路３３は、このときに、駆動装置２
ｌに対して、そのときのギャップを維持するように作用
する。

上記のように、ワーク２２の振動の周波数に基づいて、
放電加工状態の良否を判断するので、たとえ、ギャップ
電圧が所定値よりも低くなっても放電加工状態が良けれ
ば、その放電加工状態が良いことを確実に把握すること
ができる。

また、上記実施例においては、加工電極２ｏとワーク２
２との間に分圧抵抗を設けていないので、分圧抵抗によ
る電力損失を排除することができる。

なお、振動検出器３０として、加速度ピックアップ以外
の振動検出手段を使用してもよい。

［発明の効果］ 本発明によれば、放電加工状態が悪化していることを確
実に検出することができるとともに、分圧抵抗による電
力損失を排除することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す説明図である。 ２０・・・加工電極、 ２ｌ・・・電極駆動装置、 ２２・・・ワーク、 ３０・・・振動検出器、 ３２・・・周波数測定器、 ３３・・・制御回路、 ４０・・・指令値設定器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 放電加工によるワークの振動を検出する振動検出手段と
   ； 上記検出した振動の周波数を測定する周波数測定手段と
   ； 上記測定した周波数が所定の周波数になるように、加工
   電極を駆動制御する電極制御手段と；を有することを特
   徴とする放電加工機の電極駆動制御装置。