JPH0354631Y2 - - Google Patents

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JPH0354631Y2
JPH0354631Y2 JP10375585U JP10375585U JPH0354631Y2 JP H0354631 Y2 JPH0354631 Y2 JP H0354631Y2 JP 10375585 U JP10375585 U JP 10375585U JP 10375585 U JP10375585 U JP 10375585U JP H0354631 Y2 JPH0354631 Y2 JP H0354631Y2
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transparent
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  • Sheet Holders (AREA)
  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は写真等の表面をカバーするための写真
用品、特に詳細にはこの写真等を見えないように
隠すことができる機能を備えた写真用品に関する
ものである。
(従来の技術) 従来より例えば写真立てや写真入れペンダント
等、写真を飾れるように収納しておく写真飾りケ
ースが種々公知となつている(なお周知の通りこ
のような写真飾りケースは、写真以外の印刷物や
手書きのイラスト等を収納しておくこともできる
ので、本明細書においたはこれらを「写真等」と
総称することとする)。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような従来の写真飾りケースを用いて写
真等を飾つておくと、その写真等が他人に見られ
たくないものである場合はに、たとえば状況に応
じて写真飾りケースを片付ける、ポケツトにしま
い込む等の煩わしさが生じることになる。
そこで本考案は、上記の写真飾りケース等にお
いて写真等の表面をカバーし、写真等が見える状
態、見えない状態に随意に切り変えることができ
る写真用品を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本考案の写真用品は、透明部材からなり一表面
が光を乱反射する粗面とされたカバー層と、一表
面が粘着面とされた透明粘着層との2層を有し、
これら2層のうちの一方の層が、その上記一表面
(つまり該一方の層がカバー層である場合は粗面
であり、透明粘着層である場合は粘着面である)
を表に向けて写真等の表面上に配され、他方の層
が、その上記一表面が、上記一方の層の一表面と
対面し互いに密着、離間しうるように配されてな
るものである。
上記粗面と粘着面とが離れている状態では、透
明部材からなるカバー層を透過しようとする光は
粗面によつて乱反射されるので、写真等を見るこ
とはできない。一方上記粗面が粘着層にある程度
強い力で密着されると、粗面の細かい凹部が粘着
層によつて充填され、両層は一枚の平滑な透明板
と同様の状態となるので、これらの層を通して写
真等が見えるようになる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1図および第2図は、本考案の第1実施例に
よる写真用品を示すものである。本実施例の写真
用品は一例として写真入れペンダント10のカバ
ー板として形成されたものであり、該ペンダント
10は小さな写真11が収められる下ケース12
と、この下ケース12に蝶番13を介して取り付
けられた上ケース14とからなる。この上ケース
14は上記蝶番13を軸にして第1図の矢印A方
向に揺動し、図示のように開いた状態と、下ケー
ス12の上面を閉じる状態とをとりうる。写真1
1は、上記のように上ケース14を開いて下ケー
ス12上に載置したのち、透明カバー15で全面
的に押さえることによつて該下ケース12内に保
持される。この透明カバー15は第2図に示され
るように、その外周部に形成された複数(例えば
2個)の突部15aを、下ケース12の周壁内面
に形成された穴12aに挿し込むことによつて下
ケース12に取り付けられる。この透明カバー1
5の上表面(上ケース14側の表面)には透明材
料からなる粘着層16が形成されている。
上ケース14には係合突起17が形成され、一
方下ケース12にはこの係合突起17が係合する
係合部18が設けられており、係合突起17を係
合部18に係合させることにより上ケース14の
閉状態が保たれるようになつている。そして上ケ
ース14の中央部、すなわち写真11に対面する
部分には、透明部材からなるカバー層としての透
明カバー膜19が設けられている。この透明カバ
ー膜19の下表面、すなわち下ケース12側の面
は、細かい梨地状の粗面19aとされている。な
おこの透明カバー膜19はフレキシブルな薄い材
料から形成され、第2図図示のように上ケース1
4が下ケース12に合わされた状態で前記粘着層
16から微小距離離れる位置に支持されている。
上記のように上、下のケース12,14が合わ
された状態において、写真11は透明カバー15
と透明カバー膜19とによつて覆われるようにな
る。前記の通り透明カバー膜19の下表面は梨地
状の粗面19aとされているから、該透明カバー
膜19を透過しようとする光はこの粗面19aに
おいて乱反射し、したがつてペンダント10の外
部から写真11を見ることはできない。しかしこ
こで、フレキシブルな透明カバー膜19を透明カ
バー15に粘着させてその表面を例えば爪等で擦
ると、粘着層16の表面部分が粗面19aの細か
い凹部内に充填される。つまり透明カバー15と
透明カバー膜19は一体化されて、一枚の平滑な
透明板と同様の状態になり、したがつて写真11
をこれら透明カバー15、透明カバー膜19越し
にみることが可能となる、写真11を他人に見ら
れたくない場合には、上ケース14を第1図図示
のように一たん開いて透明カバー膜19を透明カ
バー15から離間させ、次いで第2図図示の閉状
態に戻し、そのままにしておけばよい。
なお以上の説明の実施例においては、下ケース
12側の透明カバー15に粘着層16が形成さ
れ、上ケース14側の透明カバー膜19の粗面1
9aが形成されているが、これとは反対に透明カ
バー15の上表面に粗面を形成し、透明カバー膜
19の下表面に粘着層を形成してもよい。また透
明カバー膜19を比較的弾性の高い材料から形成
すれば、前記のようにこの透明カバー膜19を透
明カバー15に粘着させて写真11を見た後、そ
のままにしておくと透明カバー膜19が自身の弾
性によつて透明カバー15から離れるようにな
る。したがつてこの場合は前述のように上ケース
14の開閉を行なわなくても、自然に写真11が
見えない状態に戻る。
また写真11を特に取り替える必要が無い場
合、すなわち例えばペンダント10内に特定の写
真が貼着された状態で該ペンダント10が販売さ
れるような場合には、透明カバー15を省き、写
真11の表面に直接透明粘着層16を塗布する等
してもよい。
次に第3図、第4図を参照して本考案の第2実
施例について説明する。この第2実施例の写真用
品は、写真プリントの表面を覆うカバーとして形
成されたものである。すなわち通常のいわゆるプ
リントである写真31の表面は、公知のラミネー
ト方法により、透明部材からなるカバー層として
の透明カバー32によつて被覆されている。この
透明カバー32の表面は、前記粗面19aと同様
の粗面32aとされている。そして透明カバー3
2の上には、粗面32aに対面するようにフレキ
シブルな透明カバー膜33が配されている。この
透明カバー膜33は、一辺を上記透明カバー32
に例えば接着する等して、該カバー32および写
真31に保持されている。したがつてこの透明カ
バー膜33は、上記一辺の対辺を把持して第3図
の矢印B方向に動かし、透明カバー32に密着さ
せ、また該カバー32から離間させることができ
る。そしてこの透明カバー膜33の内表面すなわ
ち透明カバー32に密着する側の面には、上記透
明粘着層16と同様の透明粘着層34が形成され
ている。
上記の構造において、透明カバー膜33を透明
カバー32から離したり、あるいは該カバー32
に単に軽く接している状態にしておけば、前記第
1実施例におけるのと同様に、透明カバー32を
透過しようとする光は粗面32aにおいて乱反射
し、したがつて写真31を見ることはできない。
そして透明カバー膜33を透明カバー32に密着
させ、前述のようにその表面を爪等で擦ると、粗
面32aの細かい凹部内に粘着層34の表面部分
が充填され、透明カバー膜33、透明カバー32
越しに写真31が見えるようになる。
なおこの実施例のように、透明カバー膜33が
写真31の表面から大きく離れうる場合には、粗
面をこのカバー膜33側に設けておくと、該カバ
ー膜33をめくるだけで写真31が見えるように
なつてしまうから、この場合は粗面を必ず透明カ
バー32側に設けるようにする。
また先に述べたように、上記第1、第2実施例
の写真11,31は、印刷物や手書きのイラスト
等に置き換えられてもよく、本考案の写真用品は
このような印刷物等の表面をカバーするためにも
用いられうるものである。
(考案の効果) 以上詳細に説明した通り本考案の写真用品は、
覆つている写真等が見える状態、見えない状態に
自在に切り変えることができるから、この写真用
品を写真立て等に適用すれば、他人に見られたく
ないような写真等を安心して飾つておくことがで
きる。また本考案の写真用品は今までに無い特殊
な効果を備えているので、写真立てや写真入れペ
ンダント等に適用すれば、それらのインテリア、
あるいはアクセサリーとしての価値を高めること
ができ、また通常の写真単体に適用しても、上記
特殊な効果によりその写真に新たな付加価値を与
えられるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ、本考案の第1
実施例による写真用品が適用されたペンダントを
示す斜視図と側断面図、第3図および第4図はそ
れぞれ、本考案の第2実施例による写真用品を示
す斜視図と側断面図である。 11,31……写真、15,32……透明カバ
ー、16,34……透明粘着層、19,33……
透明カバー膜、19a,32a……粗面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透明部材からなり一表面が光を乱反射する粗面
    とされたカバー層と、一表面が粘着面とされた透
    明粘着層との2層を有し、 これら2層のうちの一方の層が、その前記一表
    面を表に向けて写真等の表面上に配され、 他方の層が、その前記一表面が、前記一方の層
    の一表面と対面し互いに密着、離間しうるように
    配されてなる写真用品。
JP10375585U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0354631Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10375585U JPH0354631Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10375585U JPH0354631Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6211468U JPS6211468U (ja) 1987-01-23
JPH0354631Y2 true JPH0354631Y2 (ja) 1991-12-03

Family

ID=30976614

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10375585U Expired JPH0354631Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JPS6211468U (ja) 1987-01-23

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