JPH0354584Y2 - - Google Patents

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JPH0354584Y2
JPH0354584Y2 JP1985137578U JP13757885U JPH0354584Y2 JP H0354584 Y2 JPH0354584 Y2 JP H0354584Y2 JP 1985137578 U JP1985137578 U JP 1985137578U JP 13757885 U JP13757885 U JP 13757885U JP H0354584 Y2 JPH0354584 Y2 JP H0354584Y2
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bag
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、鞄、袋物類における物品への環状
スライドフアスナーの取付け作業が容易に行える
と共に、鞄、袋物類に収納された物品の出し入れ
が容易であり、且つ、見栄えのよい環状スライド
フアスナー付き鞄、袋物類に関するものである。
ここで袋物とは、財布、ハンドバツグ等の物品
を収納しうる柔軟な容器を総称する。
(従来の技術) 従来、フアスナーチエーンの両端を設けた止め
具間に、頭部を互いに突き合わせて2個のスライ
ダーを組み入れ、且つ、前記スライダーと少なく
とも一方の止め具との間に他のスライダーを配設
したスライドフアスナーは、例えば実開昭51−
135708号公報に開示されている。
そして、前記スライドフアスナーを鞄、袋物な
どの物品に取付け、これらの鞄、袋物などの物品
の開閉口の各所に小開口を形成し、各開口部の選
択的な開閉によつて、物品内に収納されている内
容物の出し入れを容易に行えるようにしている。
しかしながら、前記スライドフアスナーは、直
線的な所定長さのもので、長さ方向の両端にスラ
イダーの摺動を規制する止め具が取付けられてい
る。
従つて、前記スライドフアスナーを鞄、袋物な
どの物品に取付けるのに際して、鞄、袋物などの
物品の形態や種類に応じて、スライダーの摺動を
規制する止め具の取付け位置を一定位置に位置決
めし、また、スライドフアスナーの止め具より端
部側に位置するフアスナーテープの耳部分を折曲
するなど行い、外部に露出しない様にして前記ス
ライドフアスナーを取付けなければならず、取付
けの位置決めが面倒であり、その取付け作業が煩
雑で時間を要するものであつた。
また、スライダーの摺動は止め具により規制さ
れており、鞄、袋物の開口周縁部の一部について
のみ行うことができ、開口周縁部の全周にわたつ
て自由に摺動することができない。
このように、スライダーが開口周縁部全周にわ
たつて摺動できないことにより、鞄、袋物の開口
周縁部を任意の位置を迅速に開口することができ
ず、また、鞄、袋物の開口周縁部全体にスライド
フアスナーが取付けられていないで、開口部の途
中に止め具が見えたり、スライドフアスナーがな
い部分が見えて外観体裁が悪く、見栄えがよくな
いという欠点があつた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、前記の課題を解決することを目的
とするものである。
即ち、従来のスライドフアスナーを鞄、袋物な
どの物品に取付けるのに際して、鞄、袋物などの
物品の形態や種類に応じ、スライダーの摺動を規
制する止め具の取付け位置を一定位置に位置決め
したり、止め具より端部側のフアスナーテープの
耳部分などを外部に露出しない様にして、スライ
ドフアスナーを取付けなければならず、位置決め
が面倒であり、その取付け作業が煩雑で時間を要
すること、及び、鞄、袋物などの物品に収納され
た内容物の出し入れが任意の位置で容易になしえ
ないこと、及び、鞄、袋物の開口周縁部の見栄え
がよくないという課題を克服するものであり、
鞄、袋物などの物品の形や種類に左右されず、ま
た位置決めの必要がなく環状スライドフアスナー
の取付け作業が容易に行えることができ、且つ、
鞄、袋物などの物品の出し入れが容易であり、さ
らに、外観体裁、見栄えのよい環状スライドフア
スナー付き鞄、袋物を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この考案は、前記の課題を達成し、課題を解決
するために、テープ周縁部全周に亘つてフアスナ
ーエレメントが取付けられ、対称に向い合う一対
のスライダーを少くとも一組組み入れてあり、前
記各スライダーが環状開口周囲全長方向に摺動し
うる環状スライドフアスナーを、鞄、袋物の開口
周縁部に取付けるように構成したものである。
(作用) この考案は、前記のように構成することによつ
て、鞄、袋物などの物品の形や種類に左右され
ず、また位置決めの必要がなく環状スライドフア
スナーの取付け作業が容易に行えることができる
と共に、一対のスライダーは鞄、袋物の開口周縁
部のいずれの方向、位置にも自由に摺動し、鞄、
袋物の下側に収納してある物品を出したい時は、
一対のスライダーを下側へ摺動することによつて
下側の物品だけ容易に取り出しうる。また、鞄、
袋物の開口周縁部全体に環状スライドフアスナー
が連続して取付けられているので鞄、袋物の外観
体裁、見栄えが優れている。
(実施例) 以下、添付図面に基いて、この考案の実施例を
説明する。
第1図に示すように、手提げ鞄Aにテープ周縁
部全周に亘つてフアスナーエレメントEが取付け
られ、対称に向い合う一対のスライダーS1,S
2を一組環状スライドフアスナーFに組み入れ
て、スライドフアスナーFを手提げ鞄Aの開口周
縁部O全長にわたつて何ら位置決めすることなく
取付けてある。この実施例の場合、環状スライド
フアスナーFは第2図に示すように、一対のスラ
イダーS1,S2は、フアスナーエレメントEの
噛み合いを解離するくさび部分Wを備えた頭部H
同士が向い合うように配設してあり、それぞれの
スライダーS1,S2が互いに離隔する方向に摺
動した時には、両スライダーS1,S2間は開口
することができる。
そして、手提げ鞄A内において、上側に書類を
下側に衣類を収納し、衣類だけ出し入れしたい時
には、一対のスライダーS1,S2を下側へ摺動
すれば、書類を手提げ鞄Aから取り出さなくても
衣類のみ出し入れすることができる。
他の実施例として第3図に示すように、テープ
周縁部全周に亘つてフアスナーエレメントEが取
付けられ、対称に向い合う一対のスライダーS
1,S2を2組環状スライドフアスナーFに組み
入れてもよい。第4図に示すように、向い合う一
対のスライダーS1,S2を2組環状スライドフ
アスナーFに組み入れたものを手提げ鞄A内に仕
切板Bを設けたものに取付ければ、上側に配設し
た一対のスライダーS1,S2は仕切板Bの上側
に収納した物品の出し入れに使用し、下側に配設
した一対のスライダーS1,S2は、仕切板Bに
下側に収納した物品の出し入れにそれぞれ専用で
き、スライダーの摺動が少なくてすみ、物品の出
し入れが容易になしえて便利である。
更に第3実施例として、第5図に示すように、
吊下げバンドCを有する手提げ鞄A内に複雑の仕
切板B,Bで多くの独立した収納空間Dを設けた
ものに、例えばテープ周縁部全周に亘つてフアス
ナーエレメントEが取付けられ、対称に向い合う
一対のスライダーS1,S2を2組組み入れた環
状スライドフアスナーFを取付けて、任意の収納
空間Dを開口したい時に、開口位置に近いスライ
ダーS1,S2を摺動することができる。
また、第6図に示した実施例では、環状スライ
ドフアスナーFを長さ方向に所定間隔毎に色違い
に配設したものである。この場合、フアスナーテ
ープTのみを色違いに配設してもよいし、また、
フアスナーエレメントEのみを色違いに配設して
もよい。更にまた、フアスナーテープTとフアス
ナーエレメントEとが互いに独立して色違いにし
て色彩豊かにしてもよい。
前記のように異色の構成にすれば、鞄、袋物に
対する装飾性をよくするとともに、第7図に示す
ように、仕切板Bで複数の収納空間部Dを有する
手提げ鞄Aに対して、各収納空間部における開口
部ごとに色違いのスライドフアスナーFを取付け
ると、開口位置が判別しやすくなり、またスライ
ダーS1,S2の摺動位置が容易に判断すること
ができる。
本考案に使用されるテープ機械で製織されたテ
ープを所定長に切断し、テープ周縁部にフアスナ
ーエレメントを取付けた環状スライドフアスナー
は、第8図イ,ロ,ハに示すように、フアスナー
テープとフアスナーエレメントからなるフアスナ
ーストリンガーFSの端部同士を重合接着して制
作される。
以下製作工程を順次説明する。
第8図イに示すように、環状スライドフアスナ
ーとする鞄、等の周囲長さに相当すするフアスナ
ーストリンガーFSを環状にして、その両端部に
所定長さのテープ延長部TEを形成する。すなわ
ち、フアスナーストリンガーFSの全長にフアス
ナーエレメントEを取付けたものを利用すれば、
第8図イの2点鎖線として示しているフアスナー
エレメント2個分だけ除去するか、もしくは所定
長さ分だけのフアスナーエレメントをフアスナー
テープTに取付けないようにしてテープ延長部
TEを形成する。
次いで第8図ロに示すように、テープ延長部同
士を1枚のフアスナーテープ厚みに略等しい厚み
になるように重合接着する。なお、フアスナーテ
ープTが合成繊維で製作してあれば、加熱して溶
着することによつてテープ延長部同士を重合でき
るし、接着力を強固にするために、テープ延長部
同士間に溶着用フイルムを介在して加熱溶着して
もよい。
次に、第8図ハに示すように重合接着したテー
プ周縁部にフアスナーエレメントEを取付ける。
なお、第8図に示したフアスナーエレメント
は、熱可塑性合成樹脂材を射出成形して得られる
ものである。
このように、射出成形できるものであれば、第
9図に示すように、フアスナーエレメントEの脚
部EFが配設される位置に孔部Gを穿設されるよ
うに射出成形することによつてフアスナーエレメ
ントEの上下脚部EFは孔部Gを貫通している連
結部Iによつて一体に連結される。そして、スラ
イドフアスナーFに長手方向に荷重に対し、重合
接着による接着力だけでなく、連結部Iをを配設
することによつて、十分耐えることができる。
なお、色違いのフアスナーストリンガーを長手
方向に重合接着することにより、第6図に示すよ
うな色違いにものを上記製作方法で容易に製作す
ることができる。
また、スライダーは第8図に示すフアスナース
トリンガーを製作する以前に、端部から組み入れ
ていることは勿論のことである。
その他のスライドフアスナーの製作方法とし
て、例えば、二重織織機、環状織機、円形編機等
によつて、チユーブ状フアスナーテープ素材を連
続して製作し、これを所定幅に輪切りにして、環
状フアスナーテープを製作し、環状フアスナーテ
ープの周縁部に沿つてフアスナーエレメントを取
付けて環状スライドフアスナーを製作してもよ
い。
これによつてテープ周縁部全周に亘つてフアス
ナーエレメントEが取付けられ、対称に向い合う
一対のスライダーを少なくとも一組み入れられた
環状スライドフアスナーは、スライダーが環状開
口周囲全長方向に摺動できるものである。
よつて、前記実施例に示す様に鞄、袋物などの
物品に取付けるに際して、鞄、袋物などの物品の
開口部周縁部に、何らの位置決めもすることなく
取付けするのみで取付作業は完了するものであ
る。
(考案の効果) この考案は、以上のように、テープ周縁部全周
に亘つてフアスナーエレメントが取付けられ、対
称に向い合う一対のスライダーを少くとも一組組
み入れてあり、前記各スライダーが環状開口周囲
全長方向に摺動しうる環状スライドフアスナー
を、鞄、袋物類の開口周縁部に何ら位置決めする
ことなく取付けられるので、鞄、袋物類の形や種
類に左右されず、また位置決めの必要がないので
環状スライドフアスナーの取付け作業が容易に行
なえると共に、短時間で取付け作業が完了するも
のである。
また、一対のスライダーは、鞄、袋物類の開口
周縁部の全周方向に自由に摺動させることができ
るので、開口周縁部の任意位置を開口したい時
に、その位置により近い方のスライダーをそのま
ま前記任意位置へ摺動すればよく、スライドフア
スナーの操作が容易である。
また、鞄、袋物類の開口周縁部全体に環状スラ
イドフアスナーが継目なく連続して取付けられて
いるので、見栄えのよい鞄、袋物類とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるスライドフアスナーを
取付けた手提げ鞄の斜視図、第2図は、第1図に
おけるスライドフアスナーの一実施例を示した斜
視図、第3図は、本考案のスライドフアスナーの
他の実施例を示した斜視図、第4図は、第3図の
スライドフアスナーを取付けた手提げ鞄の斜視
図、第5図は、第3図のスライドフアスナーを取
付けた他の手提げ鞄の斜視図、第6図は、本考案
のスライドフアスナーの更に他の実施例を示した
斜視図、第7図は、第6図のスライドフアスナー
を取付けた手提げ鞄の斜視図、第8図イ,ロ,ハ
は、本考案のスライドフアスナーの製作方法を示
す説明図、第9図は、第8図ハの−矢視断面
図である。 S1,S2……スライダー、F……環状スライ
ドフアスナー、O……開口周縁部、A……手提げ
鞄、E……フアスナーエレメント、T……フアス
ナーテープ、FS……フアスナーストリンガー、
B……仕切板、C……吊下げバンド、D……収納
空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープ周縁部全周に亘つてフアスナーエレメン
    トEが取付けられ、対称に向い合う一対のスライ
    ダーS1,S2を少くとも一組組みいれてあり、
    前記各スライダーS1,S2が環状開口周囲全長
    方向に摺動しうる環状スライドフアスナーFを、
    鞄、袋物類の開口周縁部Oに取付けてあることを
    特徴とする環状スライドフアスナー付き鞄、袋
    物。
JP1985137578U 1985-09-10 1985-09-10 Expired JPH0354584Y2 (ja)

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JP1985137578U JPH0354584Y2 (ja) 1985-09-10 1985-09-10

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JPS6246019U JPS6246019U (ja) 1987-03-20
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FR3034631A1 (fr) * 2015-04-07 2016-10-14 Denis Chapron Systeme de fermeture a glissiere

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6246019U (ja) 1987-03-20

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