JPH0354193Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 Ａ 考案の目的 イ 産業上の利用分野 本案は新規な構成を有するバケツトを提供しよ
うとするものである。

ロ 従来の技術と問題点 農家では農作業に付帯して土壌の移動、その他
運搬作業を行わなければならない。また、積雪地
方にあつては除雪作業がさらに付加される。しか
し、かかる作業をする場合、それぞれの作業内容
に合せた道具、装置を用意しなければならず、こ
れが経費の増大を招くと共に、必ずしも作業内容
に合致する道具、装置とは言えなかつた。

Ｂ 考案の構成 イ 問題を解決しようとする手段 本願のものは下記の構成によつて上述した問題
を解決しようとするものである。すなわち、本願
のものはバケツト本体２と支持枠３とからなるバ
ケツトである。そして、上記バケツト本体２は背
面板２Ａの前面に連設された底板２Ｂおよび左右
側板２C.２Ｄとから構成されている。また、上記
支持枠３は上下の横杆３Ａ，３Ｂの左右に左右杆
３Ｃ，３Ｄを張設した正面方形に構成され、か
つ、上記背面板２Ａの前面に配されていると共
に、上記左右杆３Ｃ，３Ｄの中間位置には動作杆
４がピン５で連結され、かつ、この動作杆４の先
端はバケツトの左右側板２Ｃ，２Ｄの下辺先端部
とピン６で連結され、上記左右杆の下端と上記動
作杆間には第１油圧シリンダ７が張設されている
と共に、この動作杆とバケツトの左右側板２Ｃ，
２Ｄの先端間には第２油圧シリンダ８が張設され
ている。

ロ 実施例 １はバケツトで、バケツト本体２と支持枠３と
からなる。

そこで、上記バケツト本体２は背面板２Ａの前
面に連設された底板２Ｂおよび左右側板２Ｃ，２
Ｄとから構成されている。

また、上記支持枠３は上下の横杆３Ａ，３Ｂの
左右に左右杆３Ｃ，３Ｄを張設した正面方形に構
成され、かつ、上記背面板２Ａの前面に配されて
いる。

さらに、上記左右杆３Ｃ，３Ｄの中間位置には
動作杆４がピン５で連結され、かつ、この動作杆
４の先端はバケツトの左右側板２Ｃ，２Ｄの下辺
先端部とピン６で連結され、上記左右杆の下端と
上記動作杆間には第１油圧シリンダ７が張設され
ていると共に、この動作杆とバケツトの左右側板
２Ｃ，２Ｄの先端間には第２油圧シリンダ８が張
設されている。

３Ｅは支持枠３の背面中央に起立せしめたトツ
プリンク連結用の縦枠、３Ｆは上記支持枠の背面
中央下方に設けたロアーリンク連結用の下枠であ
る。９は上記バケツト本体２の背面板２Ａの上縁
に上方に向け突設した把手であるが、左右に突設
した支持枠９Ａを利用して２段の横杆９Ｂが張設
されている。９Ｃは控である。

ハ 作動 効果と共に説明する。

Ｃ 考案の効果 トラクタの三点リンクを利用して本願のバケツ
トを装着し、トラクタを後進させることで、当該
バケツト内に雪塊や土砂を収納することができ
る。そして、所望する個所に運搬し、所望する高
さまで上昇せしめたのち、油圧シリンダを作動さ
せることでバケツトを先端部分を支点として反転
せしめ、たとえば雪塊などをダンプ上に排出させ
ることができる。また、雪を押しのけて除雪作業
をする場合は雪を所望するところまで押しのけた
のち、第１油圧シリンダ７を伸長せしめることで
バケツトを反転する作業をするとよい。このよう
に本案のものによれば農作業、除雪作業などを省
力した状態で行うことのできる有用な考案と言う
べきものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は使用状態を示す側面図、第２図は正面
図、第３図は側面図、第４図は背面図、第５図は
平面図である。 １……バケツト、２……バケツト本体、３……
支持枠。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の条件を有するバケツト本体２と支持枠３
   とからなることを特徴とするバケツト。 イ 上記バケツト本体２は背面板２Ａの前面に連
   設された底板２Ｂおよび左右側板２Ｃ，２Ｄと
   から構成されていること。 ロ 上記支持枠３は上下の横杆３Ａ，３Ｂの左右
   に左右杆３Ｃ，３Ｄを張設した正面方形に構成
   され、かつ、前記背面板２Ａの前面に配されて
   いること。 ハ 上記左右杆３Ｃ，３Ｄの中間位置には動作杆
   ４がピン５で連結され、かつ、この動作杆４の
   先端はバケツトの左右側板２Ｃ，２Ｄの下辺先
   端部とピン６で連結され、上記左右杆の下端と
   上記動作杆間には第１油圧シリンダ７が張設さ
   れていると共に、この動作杆とバケツトの左右
   側板２Ｃ，２Ｄの先端間には第２油圧シリンダ
   ８が張設されていること。