JPH0353497Y2 - - Google Patents

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JPH0353497Y2
JPH0353497Y2 JP1241187U JP1241187U JPH0353497Y2 JP H0353497 Y2 JPH0353497 Y2 JP H0353497Y2 JP 1241187 U JP1241187 U JP 1241187U JP 1241187 U JP1241187 U JP 1241187U JP H0353497 Y2 JPH0353497 Y2 JP H0353497Y2
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JP
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aluminum foil
roller
rollers
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water droplets
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、電解コンデンサ用アルミ箔をエツ
チングまたは化成処理を施した後、乾燥するに際
し、この乾燥を容易にするために行う脱水処理装
置に関する。
(従来の技術) 従来、電解コンデンサ用アルミ箔は、表面拡大
のためのエツチング工程、酸化皮膜を付与するた
めの化成工程などがあり、これらの工程ののち、
水洗工程を経て乾燥されている。この乾燥を容易
にするために水洗工程で水中を走行してきたアル
ミ箔に付着している水滴を除去する脱水処理が行
われている。たとえば、第5図に正面斜視図、第
6図に側断面図を示すように、アルミ箔11の両
面にそれぞれガラス管12を押し付けることによ
りアルミ箔11上に付着した水滴を落下させて脱
水し、後工程の乾燥を容易ならしめている。なお
13は軸、14は軸受であるが、軸13に対し前
記ガラス管12は遊嵌状態にあり、第6図の如く
偏心した状態でアルミ箔に接する。しかしなが
ら、このような法による脱水ではアルミ箔11表
面に凹凸が多く、接触しない部分もあるので脱水
効果が不十分であり、またガラス管12は破損し
やすい問題もある。このガラス管12を使用する
ものの他にスポンジローラを使用するものもある
が、ローラ面が目詰まりする欠点がある。また高
圧エアーを吹き付けてアルミ箔表面の水滴を飛ば
す方法もあるが、エアー圧力によりアルミ箔に歪
みを生じていた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案ではアルミ箔表面に付着した水滴を歪
みなどを与えることなく除去することによつて乾
燥を容易にでき、よつて、乾燥に要する光熱費の
節減や、アルミ箔の走行速度を上げることができ
るものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案になる電解コンデンサ用アルミ箔表面
の脱水装置では、外円周面に形成した長手方向の
溝を有するローラをアルミ箔の両面から押し付け
るとともに、アルミ箔の走行方向と逆方向に回転
させ、かつローラが重複しないようアルミ箔両面
に配置したものである。
(作用) この考案になる電解コンデンサ用アルミ箔表面
の脱水装置によれば、アルミ箔に押し付けるロー
ラが有する溝によつて形成されるローラ外面の凸
条部がアルミ箔の走行方向と逆方向に回転するこ
とによりアルミ箔表面の水滴をひつかくように除
去し、この除去された水滴は前記溝に入り込んだ
のち落下する。したがつて、外面が円周のみのも
のをアルミ箔に押し付けるよりも水の低抗が小さ
く、水滴を容易に除去でき、また高圧エアーを使
用する如くアルミ箔を歪ませることもないのであ
る。
(実施例) 第1図に正面図、第2図に側面図を示すように
ローラ1はその外円周面に長手方向の溝2を形成
することにより、この溝2以外の外面は凸条部3
となる。この溝2は断面が半円や多角形などでも
よい。このローラ1の両軸を第3図の如くたとえ
ばピロー形の転がり軸受ユニツトなどのローラ軸
受4に挿入し、前記第2図と同じようにアルミ箔
5の一表面に押し付けるとともにアルミ箔5の走
行方向と逆方向に回転させる。同様にしてアルミ
箔5の他表面にもローラ6を押し付けるととも
に、アルミ箔5の走行方向と逆方向に回転させる
が、両面のローラ1,6が重複しないようローラ
軸受け4,9の設置位置を異ならせる。なお、7
は他表面に配置した前記ローラ6に設けた溝であ
り、8は凸条部、9はローラ軸受を示す。このよ
うな構成からなる脱水装置では、エツチング後ま
たは化成後の水洗工程によつてアルミ箔5の表面
に付着した水滴がアルミ箔5に押し付けられたロ
ーラ1,6の凸条部3,8によつてひつかかれる
ようにして除去されそのまま落下したり、または
溝2,7にいつたん滞留したのちローラ1,6の
回転により落下するものである。このように長手
方向に溝2,7を有するローラ1,6を用いたこ
とによりアルミ箔5表面の水滴を確実に除去で
き、したがつて、この脱水工程後に行う乾燥に要
する電力を半分にできる効果を有する。考案者の
実験によれば500mm幅のアルミ箔の乾燥に従来
2KW/hの電力を使用していたが、本考案の結
果1KW/hで乾燥することができた。
なお、第4図に示すようにローラ1,6を斜め
に設置すれば斜めの溝2,7に沿つて水が流れ易
くなり脱水効果はさらに向上する。またローラ軸
受4,9のそれぞれの片方を第3図のように上下
移動ハンドルで移動させてローラ1,6を斜めに
してもよい。また、ローラ1,6の表面に四弗化
エチレンなどのコーテイングを施し、耐摩耗性や
表面の円滑性をもたせたりすることも有効であ
る。さらにローラは太いほど有効であることは述
べるまでもない。
[考案の効果] この考案になる脱水装置では、従来より脱水効
果がよくなるのでアルミ箔乾燥に要する熱エネル
ギーが少なくて済み、かつアルミ箔表面に水滴の
付着がないので局部的なアルミ箔の歪みや、歪み
による化成皮膜の劣化がなくなる効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案になる実施例を示し、
第1図はローラの正面図、第2図はローラの側面
図、第3図は脱水装置の構成を示す正面図、第4
図は脱水装置の他の実施例を示す構成図、第5図
は従来の脱水装置を示す斜視図、第6図は第5図
に示した脱水装置の構成を示す側面図である。 1,6……ローラ、2,7……溝、3,8……
凸条部、4,9……ローラ軸受、5……アルミ
箔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外円周面に形成した長手方向の溝を有するロ
    ーラと、このローラをアルミ箔の両面から押し
    付けるとともに前記アルミ箔の走行方向と逆方
    向に回転させるローラ軸受とを具備し、このロ
    ーラ軸受の設置位置が前記ローラが重複しない
    ようアルミ箔両面で異なつている電解コンデン
    サ用アルミ箔表面の脱水装置。 (2) ローラ軸受の設置が水平または斜めであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の電解コンデンサ用アルミ箔表面の脱水装
    置。
JP1241187U 1987-01-29 1987-01-29 Expired JPH0353497Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1241187U JPH0353497Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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JP1241187U JPH0353497Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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Publication Number Publication Date
JPS63121424U JPS63121424U (ja) 1988-08-05
JPH0353497Y2 true JPH0353497Y2 (ja) 1991-11-22

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ID=30800518

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JP1241187U Expired JPH0353497Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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