JPH0353495Y2 - - Google Patents

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JPH0353495Y2
JPH0353495Y2 JP1986142540U JP14254086U JPH0353495Y2 JP H0353495 Y2 JPH0353495 Y2 JP H0353495Y2 JP 1986142540 U JP1986142540 U JP 1986142540U JP 14254086 U JP14254086 U JP 14254086U JP H0353495 Y2 JPH0353495 Y2 JP H0353495Y2
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JP
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resin
sheet material
curing
tank
impregnated
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JP1986142540U
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JPS6350121U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電子部品の製造装置に係り、特にコン
デンサ等の液状樹脂の含浸を行つた素子に付着し
た余分な樹脂の除去と樹脂の硬化とを同時に行わ
せるようにした、樹脂硬化装置に関する。
[従来の技術] 例えばフイルムコンデンサ等の電子部品におい
て、該電子部品の絶縁性や耐湿性を向上させるた
めに、素子に低粘度の液状樹脂を含浸させること
は既に公知である。この場合ラジアル形の電子部
品ではリード線をテーピングし、素子部のみを浸
漬して含浸しているので、余分な樹脂の除去と硬
化工程の自動化が比較的容易であるが、チツプ形
等のリードレス用素子の場合は、素子を樹脂液に
浸漬するかあるいは真空含浸によつて樹脂の含浸
を行つた後、遠心分離機等により余分な樹脂を除
去し、その後素子の表面に残留した樹脂を吸着効
果の高い布または紙で拭きとり、その後に恒温槽
または乾燥機に入れて加熱硬化させるのが一般的
であり、省力化や自動化が困難であつた。
また、上記従来の方法では、遠心分離機等で余
分な樹脂を除去した後の残留樹脂の拭き取りは、
素子の表面部分に限られるため、その後の硬化工
程で加熱されると、素子内に含浸した樹脂の一部
が、一時的な粘度の低下により素子の表面ににじ
み出てきて、硬化中に互いの素子どうしが付着す
るため、剥離時に素子の表面を損傷させる場合が
多く、電子部品としての製品の外観、歩留まりお
よび品質に悪影響を及ぼしていた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、含浸した樹脂の除去、拭き取りおよ
び硬化を簡便に且つ能率的に処理する装置を提供
して上記欠点を解消し、電子部品の歩留まり、品
質を向上させるとともに、作業性の向上と省力化
を図ることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案は、 液状樹脂を含浸した電子部品素子を硬化槽内に
収容して加熱し、該樹脂を硬化させる硬化装置に
おいて、 硬化槽内には、前記樹脂の吸着効果の高い繊維
質のシート材を傾斜させてベルト状に配置し、 一方槽外には前記シート材の取付部と巻取部を
設け、該巻取部により、前記シート材を傾斜の下
方から上方に向かつて走行するようにし、該シー
ト材上に投入した前記素子の余分な樹脂の除去と
樹脂硬化とを同時に行わせるようにした。
[作用] 上記したように、電子部品の含浸樹脂の硬化装
置の硬化槽内に、紙または布等の繊維質シート材
からなるベルトを配置して含浸樹脂の除去工程と
硬化工程を同時に行うようにしたので、工程が一
貫化され、従来行つていた一切の前記各工程間の
中間作業が省略されて、作業時間が短縮される。
また前記シート材を傾斜させて配置し、傾斜の
下方から上方に向かつて走行させるようにしたこ
とにより、該シート材上に投入された素子は撹伴
され、次々とシート材と接触するので、素子の表
面ににじみ出した余分な樹脂は直ちに拭き取られ
て拭き取り効果は万全となる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例につきメタライズドフ
イルムコンデンサ素子の処理を例としてとりあ
げ、図面を参照して説明する。
第1図aは本考案一実施例であるメタライズド
フイルムコンデンサ素子の樹脂硬化装置の、前面
扉を省略した概略正面図であり、b図はa図のF
−F断面を示す図である。
図において1は樹脂硬化装置、2は槽本体、3
は駆動部である。
槽本体2の内底面には長さが異なる複数本の支
柱4,5,6が立てられ、該支柱4,5,6の上
面に、その内面一杯にたとえばスポンジ7を配設
した樋状の下ボツクス8が、長手方向に約30゜の
角度で傾斜させて取り付けられている。
一方、前記下ボツクス8の一端部にはローラー
9とストツパ10が取り付けられ、また両側には
サイドプレート11,11が取り付けられてい
る。そして他端部(傾斜の下側)は、槽本体2の
内面に接するように取り付けられている。
また、シート材取付部16から引き出された繊
維質シート材12(本実施例ではクレープ紙を使
用、以下クレープ紙12という)が、ローラー1
5,14を経由し、穴13を通り、前記下ボツク
ス8に収容された前記スポンジ7の上面を、該ス
ポンジ7面とほぼ平行に、且つ該スポンジ7との
間に少し〓間が生ずる程度にベルト状に配置さ
れ、前記ローラー9を介し、穴17およびローラ
ー18,19を経由してシート材巻取部20に巻
き付けられている。
このクレープ紙12と前記二枚のサイドプレー
ト11,11、ストツパ10および槽本体2の内
面に取り付けられた素子取り出し用シヤツター2
1に囲まれた部分が素子収容部22となる。
以上の様に配置された樹脂硬化装置に電源を投
入し、あらかじめ槽本体2の内部を80℃〜130℃
に加熱したあと、樹脂含浸が完了したメタライズ
ドフイルムコンデンサ素子Aを前記素子収容部2
2に適当量投入し、操作部23の中のスタートボ
タン(図示せず)を押してスイツチをオンする
と、モーター(図示せず)に連結された前記巻取
部20が矢印方向に回転を開始し、クレープ紙1
2が傾斜の下方から上方に向かつて走行する。こ
れに伴つて前記素子収容部22に投入された樹脂
含浸後の素子Aは、該素子収容部22内で互いに
撹伴され、各素子Aの表面が次々とクレープ紙1
2面に接触して、余分な樹脂の除去作業が行われ
る。
一方槽本体2の内部は、前記したように80℃〜
130℃に加熱されているので、前記樹脂除去作業
中に素子Aは加熱され、内部に含浸した樹脂の粘
度が一時的に低下して素子Aの表面ににじみ出て
くるので、この分もクレープ紙12によつて十分
に拭き取られる。つまり、以上の工程で従来の樹
脂の除去作業と拭き取り作業が同時に行われ、そ
の結果樹脂の除去は完全に行われることになる。
以上の操作を5〜15分行つた後、前記スイツチ
をオフして紙送りを停止し、そのままの状態で槽
本体の中を80℃〜130℃保ち、1〜3時間放置し
て樹脂の硬化作業を行う。
樹脂硬化作業が完了した素子Aは、素子取り出
し用シヤツター21を開いた後、ロール取付部1
6側に備えられたモーター(図示せず)を回転さ
せて、ロール取付部16を矢印と逆方向に回転さ
せ、クレープ紙12を逆送りすることにより、素
子取り出し用シユート25を通つて収容箱24に
収容されて樹脂硬化工程は完了する。以下同様の
工程を繰り返す。
なおスポンジ7は素子収容部22に投入された
素子Aの緩衝と、クレープ紙12に溜つた樹脂の
吸収の役目を果たすものである。
[考案の効果] 以上のように、樹脂硬化装置の硬化槽内に、繊
維質のシート材を傾斜させて配置し、該シート材
上に樹脂含浸した電子部品素子を投入した後、該
シート材を傾斜の下方から上方に向かつて走行さ
せるようにしたので、樹脂の除去等の工程が一貫
化され、作業性が向上し、省力化が図られるとと
もに、従来行つていた別々の工程間での素子のや
りとりによる工程が省略され、素子の損傷等の事
故が皆無となるばかりでなく、前記したように加
熱しながら、にじみ出てくる樹脂の拭き取りをお
こなうことができるので、余分の樹脂の拭き取り
は万全となり、従つて素子間の付着等の現象が無
くなつて、電子部品の外観、歩留まりおよび品質
が向上する。
なお、実施例ではメタライズドフイルムコンデ
ンサを例に説明したが、それに限定されるもので
はなく、他の電子部品にも適用できることはもち
ろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一実施例であるメタライズ
ドフイルムコンデンサの樹脂硬化装置の正面図
で、前面扉を省略した概略図であり、b図はa図
のF−F断面を示す図である。 1……樹脂硬化装置、2……槽本体、3……駆
動部、12……繊維質シート材、16……シート
材取付部、20……シート材巻取部、A……素
子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 液状樹脂を含浸した電子部品素子を硬化槽内に
    収容して加熱し、該樹脂を硬化させる硬化装置に
    おいて、 硬化槽内には、前記樹脂の吸着効果の高い繊維
    質のシート材を傾斜させてベルト状に配置し、 一方槽外には前記シート材の取付部と巻取部を
    設け、該巻取部により、前記シート材を傾斜の下
    方から上方に向かつて走行するようにし、該シー
    ト材上に投入した前記素子の余分な樹脂の除去と
    樹脂硬化とを同時に行わせるようにしたことを特
    徴とする、樹脂硬化装置。
JP1986142540U 1986-09-19 1986-09-19 Expired JPH0353495Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986142540U JPH0353495Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JP1986142540U JPH0353495Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6350121U JPS6350121U (ja) 1988-04-05
JPH0353495Y2 true JPH0353495Y2 (ja) 1991-11-22

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