JPH0353113A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH0353113A
JPH0353113A JP18916589A JP18916589A JPH0353113A JP H0353113 A JPH0353113 A JP H0353113A JP 18916589 A JP18916589 A JP 18916589A JP 18916589 A JP18916589 A JP 18916589A JP H0353113 A JPH0353113 A JP H0353113A
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circuit
pitch
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Akira Himuro
氷室 陽
Masaaki Kusumi
雅昭 久須美
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Sony Magnescale Inc
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば工作機械や精密測長測角装置に使用し
て好適な位置検出装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、例えば工作機械や精密測長測角装置に使用し
て好適な位置検出装置において、ピッチハの第1の目盛
、ピッチλ2(λt”Fλ1)の第2の目盛及びピッチ
λ./m (mは2以上の整数)の第3の目盛が平行に
形成されたスケールと、それら第1、第2及び第3の目
盛を夫々読取って位相検出゜信号を生或する第1、第2
及び第3の検出器を有しそのスケールに対して相対変位
自在に配設された検出ヘッドと、それら3種類の位相検
出信号よりそれら第1の目盛と第2の目盛との位相差、
その第1の目盛の位相量及びその第3の目盛の位相量を
検出する位相検出回路とを設け、その位相差よりその第
1の目盛の絶対位置をピッチλ,単位で求めると共にそ
の第1の目盛の位相量よりこの第1の目盛のピッチλ1
の中におけるその第3の目盛の絶対位置をピッチλ+/
m単位で求めることにより、そのスケールとその検出ヘ
ッドとの相対変位量を絶対位置として検出することによ
り、高い分解能で長尺の絶対位置検出ができる様にした
ものである. 〔従来の技術〕 工作機械等においては例えば加工具の送り量を検出する
ために、一方の部材に周期的なパターンの目盛が形成さ
れたスケールを配し、他方の部材にその目盛をセンサに
より読取って周期的な電気信号を生成する検出器を配し
、その電気信号をパルス化して積算計数することにより
それら一方の部材と他方の部材との相対変位量を測定で
きるようにした所謂インクリメンタル(increme
ntal)方式の変位検出装置が使用されている。しか
しながら、この種のインクリメンタル方式の変位検出装
置では次のような欠点がある。
■ 例えば作業を中断して電源を切った後や停電事故の
後に作業を再開するような場合には、その積算計数値が
失われているので別途設けた原点設定器によって座標系
の原点設定作業(イニシャライズ)を行う必要がある。
即ち、作業性に劣る。
■ 他の工作機械等からのノイズにより作業の途中で一
度でも誤計数が発生するとそれ以後のその積算計数値は
全て誤りとなってしまうため、再びイニシャライズが必
要となる。即ち、耐ノイズ性に劣る. ■ 計数パルスを常時計数する方式であるため応答速度
が制限される。
上述の■〜■の欠点を全て解消するために、相対変位す
る二部材の一方の部材に或る原点からの絶対位置を示す
非周期的なパターンの目盛が形成されたスケールを配し
、他方の部材にその目盛を読取るセンサを有する検出器
を配し、それら二部材間の相対変位量をそのスケール上
の原点からの絶対位置として検出するようにした所謂ア
ブソリュー} (absolute>方式の位置検出装
置が各種提案されている。
第3図は特公昭50〜23618号公報にて開示されて
いる従来の磁気式のアブソリュート方式の位置検出装置
を示し、この第3図において、(1)は磁性材より或る
スケールであり、このスケール(1)にはピッチλ,の
磁気目盛(2)及びピッチλバλ2〈λl)の磁気目盛
(3)が平行に形成されている。また、(4A)及び(
4B)は夫々磁気目盛(2)を読取るための一対の磁束
応答型の磁気ヘッド、(5)はlピッチλ1内の位相θ
l(絶対位置)を検出するための位相検出回路、(6^
)及び(6B)は夫々磁気目盛(3)を読取るための一
対の磁束応答型の磁気ヘッド、(7)は1ピッチλオ内
の位相θ2を検出するための位相検出回路を示す。
位相検出回路(5)から磁気ヘッド(4A)及び(4B
)に対しては定数A及び励磁周波数f/2を用いて夫々
次の式で表わされる励磁信号IA及び!,が供給される
. IA=A  cosz f t         ・=
{1)I1 =Acos(πft+π/4)・・・・(
2)また、磁気ヘッド(4A)と磁気ヘッド(4B)と
の間隔を(n+1/4)λ,(nは整数)、それら磁気
ヘッド(4A)及び(4B)とスケール(1)との磁気
目盛(2)及び(3)の左端を原点とした相対変位量(
絶対位置)をXとすると、磁気ヘッド(4A)及び(4
B)からは定数A1を用いて夫々次の式で表わされる位
相検出信号K^及びK,が位相検出回路(5)へ供給さ
れる。
Ka=A+ sin(2 πx /λ+”)cos2 
x f t ” ”(3)Km−A, cos(2 z
 x /λ+)sin2 x f t ・・”(4)そ
して、位相検出回路(5)においてはそれら位相検出信
号KAとK,とを加算して変位信号dを形成し、 d=KA  +Kl −A,sin(2πft+2πX/λ,)=A+ si
n(2 tt f t+θI)・・・・(5)θl −
2πX/λ,         ・・・・(6)この変
位信号dの位相量θ1(0〜2π)を測定する.この位
相量θ1と変位量Xとの関係は第4図Aに示す如くなり
、例えば位相量θ.がπの場合にはその変位量XがX+
+X++Xz+Xi・・・・のいずれなのかの判別はで
きないが、磁気目盛(2)の1ピッチλ,の範囲内では
位相量θ1がO〜2πの或る値をとるため、その変位量
Xを絶対位置として検出することができる。
同様に位相検出回路(7)においては第4図Bに示す如
く、変位i1xについて周期λ2で0〜2πの値を採る
位相量θ2が測定される。従って、θ2=2πX/λ2
      ・・・・(7)が戒立している。
それら位相量θ,及びθ2は絶対位置検出回路(8)に
供給され、この絶対位置検出回路(8)においては先ず
位相差Δθ(=θ2−θ,)が計算される。
この位相差Δθは式(6)及び(7)より次のように表
わされる。
Δθ=θ,−01 =2πx(1/λ2−1/λ1) =2πX(λ,−λ!)/(λ1 λ2)・・・・(8
)更に、その式(8)より x=(Δθ/ 2 π) A +  λ2/(λ1−λ
Z)−・−・(9)となり、λ1及びλ2は既知である
ため、その絶対位置検出回路(8)は式(9)よりその
変位量Xを計算して表示器(9)へ供給する。この場合
、0≦Δθ〈2π       ・・・・(10)の範
囲内であればその変位置Xの値は一義的に求められるた
め、その変位量Xが絶対位置として正確に測定できる最
大測定長Lは L一λ1 λ2/(λ1−λ2)  ・・・・(11)
で表わされる。従って、この変位lxと位相差Δθとの
関係は第4図Cに示す如くなる。更に、式(9)におい
て位相差Δθは一般に2πのiooo分の1程度の分解
能で測定できるため、その変位量Xの測定分解能ΔXは ΔXξLXIO−’        ・・・・(l2)
程度となる。λ■及びλ2として具体的な数値を代入し
た場合の最大測定長L及び測定分解能ΔXの値を表1に
示す。
表1 また、従来の他のアブソリュート方式の位置検出装置と
して第5図に示すようなグレイコードを用いた装置も知
られている。この第10図において、(10)はkビッ
トのグレイコード(11)が形或された透光性のスケー
ル、(12)は発光素子、(l3)はコリメータレンズ
、(l4)はグレイコード(11)に対応する参照窓(
15)が形或されたインデックス板、(16)はグレイ
コード(l1)に対応するk個の受光素子を示し、発光
素子(12)〜受光素子(16)を有する検出器がその
スケール(10)に対してX方向に変位自在に配されて
いる。そのグレイコード(11)の分解能をλ。とする
と、その検出器の受光素子(16)より出力される電気
信号をデコードして得られた装置にそのλ。を乗ずるこ
とにより、そのスケール(10)に対するその検出器の
変位txが分解能λ,の絶対位置として求められる。
この場合、その変位量Xを絶対位置として正確に測定で
きる最大測定長Lは L=λe X 2 ’        ” ・・(13
)となり、例えば分解能λ6をlIII!l1、.kを
10とすると、その最大測定長Lは1024mmとなる
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の従来のアゾソリュート方式の位置
検出装置の内で第3図例のものは、最大測定長Lを実用
的な値である1000mm程度に設定すると分解能ΔX
が式(12)よりlaw程度となり、分解能が極めて悪
い不都合があった。
尚、上述の特公昭50−23618号公報(第3図例)
には、変位量Xからスケール(1)のピッチλ1単位の
絶対位置を特定し、最終的にその変位量Xの分解能をそ
のピッチλ,の例えばlO−3程度まで大幅に改善でき
ることが開示されているが、そのピッチλ1単位での絶
対位置を正確に測定しようとすると最大測定長Lが制限
される不都合がある。
更に、第5図例の位置検出装置では分解能λ。
は10μm程度が限界である。この場合、そのスケール
として実用的な限界である12ビット程度のグレイコー
ドを形成したスケールを使用した場合には、最大測定長
LはΔx=0.0in+m且つ2”=4096より40
間程度となり実用的でない不都合がある。
本発明は斯かる点に鑑み、最大測定長が例えば1000
mmのオーダーの実用的な範囲に設定できると共に、分
解能がインクリメンタル方式の変位検出装置並みの例え
ば1μmのオーダーであるようなアブソリュート方式の
位置検出装置を提案することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明による位置検出装置は、例えば第1図に示す如く
、ピッチλ1の第1の目盛(18)、ピッチλ2(λ2
キλ,)の第2の目盛(19)及びピッチλ1/m(m
は2以上の整数)の第3の目盛(20)が平行に形成さ
れたスケール(l7)と、それら第1、第2及び第3の
目盛を夫々読取って位相検出信号を生戒する第1、第2
及び第3の検出器(22)〜(24)を有しそのスケー
ル(l7)に対して相対変位自在に配設された検出ヘッ
ド(21)と、それら3種類の位相検出信号よりそれら
第1の目盛(18)と第2の目盛(19)との位相差(
θ2−θI)、その第1の目盛(l8)の位相量θ1及
びその第3の目盛(20)の位相量θ3を検出する位相
検出回路(25)〜(27)とを設け、その位相差(θ
2−θ1)よりその第1の目盛(18)の絶対位置をビ
ッヂλ,単位で求めると共にその第1の目盛(18)の
位相量θ1よりこの第1の目盛(18)のピッチλ1の
中におけるその第3の目盛(20)の絶対位置をピッチ
λ+/m単位で求めることにより、そのスケール(17
)とその検出ヘッド(21)との相対変位量を絶対位置
として検出する様にしたものである。
〔作用] 斯かる本発明によれば、先ずその第1の目盛(18)と
第2の目盛(19)との位相差(θ2−θ1)よりその
検出ヘッド(21)の絶対位置が第1の目盛(l8)の
ピッチλ1よりも良好な分解能で求められるので、その
検出ヘッド(2l)が第1の目盛(18)の何番目のピ
ッチに在るのかが特定される。
続いて、その第1の目盛(l8)の位相量θ1よりその
第1の目盛(18)のピッチλ1内における絶対位置が
第3の目盛(20)のピッチλ+/mよりも良好な分解
能で求められるので、その検出ヘッド(21)がその第
1の目盛(l8)の或るピッチλ1内で第3の目盛(2
0)の何番目のピッチに在るのかが特定される。
従って、例えば第2図に示す如くその検出ヘッド(21
)が第1の目盛(18)のN1番目のピッチ内に在り、
更にその第1の目盛(18)のN1番目のピッチ内にお
いて第3の目盛(20)のN2番目のピッチ内に在ると
共に、その第3の目盛(20)の位相量θ,が変位量Δ
Xに対応すると仮定すれば、その検出ヘッド(21)の
そのスケール(l7)に対する絶対位置X(位置P)は x=(r’J+  1)λI+(N21)λ,/m+Δ
Xの計算式より算出することができる。
この場合、変位量ΔXは第3の目盛(20)の1ヒンチ
λ+/mのIO−3程度の分解能で測定できるのに対し
て、従来の分解能はほぼ第1の目盛(18)のピッチλ
1のオーダーであるため、測定の分解能は略1/(10
’m)に改善される。
〔実施例] 以下、本発明による位置検出装置の一実施例につき第1
図及び第2図を参照して説明しよう。
第1図は本例の位置検出装置を示し,,この第1図にお
いて、(l7)はスケールであり、このスケール(17
)にピッチλ1の第1の目盛(18)、ピッチλ2(λ
2くλ1)の第2の目盛(19)及びピッチλ,の第3
の目盛(20)を平行に形成する。それら目盛(18)
〜(20)は磁気目盛、光学格子、電磁誘導方式の導電
性パターン等の何れでもよい。
?して、ピッチλ.λ■λ,は比較的大きな値の自然数
n及び2以上の自然数mを用いて次の関係を充足するよ
うに定める。
λ3=λ+/m         ・・・・(14)n
λ+=(n+1)λ2(=L)  −−−−(15)尚
、従来の第3図例において説明した如く、ピッチλ,の
目盛及びピッチλ2の目盛を用いると変位fixを絶対
位置として正確に測定でき゛る最大測定長Lはλ1 λ
,/(λ1−λ2)であるが(式(11)参照)、本例
では式(l5)の関係があるため L=λ1 λ2/(λ,−λ2) =nλ,λ2/(nλ,−nλ2) =(n+1)λ2λz/((n+1)λz−nλ2)=
(n+1)λ.=nλ1 が戒立する。そのため、式(15)において「(=L)
Jとしたものである。
第1図において、(21)はスケール(17)に対して
X方向に変位自在に支持されている検出ヘッドを示し、
この検出ヘッド(21)には第1の目盛(l8)を読取
って位相検出信号を生成する第1の検出器(22)、第
2の目盛(19)を読取って位相検出信号を生或する第
2の検出器(23)及び第3の目盛(20)を読取って
位相検出信号を生戒する第3の検出器(20)を設ける
。それら検出器(22)〜(24)は目盛(18)〜(
20)が磁気目盛であれば磁気ヘッドより構成し、目盛
(18)〜(20)が光学格子であれば発光素子、受光
素子等より構威するなど、それら目盛(18)〜(20
)に対応させて構威する。
その第1の検出器(22)より出力される位相検出信号
を第1の位相量検出回路(25)の入力端子及び位相差
検出回路(26)の一方の入力端子に供給し、第2の検
出器(23)より出力される位相検出信号を位相差検出
回路(26)の他方の入力端子に供給し、第3の検出器
(24)より出力される位相検出信号を第2の位相量検
出回路(27)の入力端子に供給する。その検出ヘッド
(21)がそのスケーノレ(17)の第1の目盛(l8
)、第2の目盛(19)及び第3の目盛(20)に対し
て夫々位相量θ1,θ2及びθ,の位置に在るものと仮
定すると(第2図参照)、第1の位相量検出回路(25
)はその位相量θ,を検出して第1の係数判別回路(2
8)の一方の入力ボート及び第2の係数判別回路(29
)の一方の入力ポートに供給し、位相差検出回路(26
)は位相差(θ2−θ1)を検出して第1の係数判別回
路(28)の他方の入力ボートに供給し、第2の位相量
検出回路(27)は位相量θ,を検出して第2の係数判
別回路(29)の他方の入力ポートに供給する。検出器
(22)〜(24)が磁束応答型の磁気ヘッドである場
合は、第1及び第2の位相量検出回路(25) , (
27)は夫々第3図例の位相検出回路(5)と同様に構
戊でき、位相差検出回路(26)は例えば第3図例の位
相検出回路C5), (71及び減算回路より構戒でき
る。
又、本例の検出ヘッド(21)はスケール(17)に対
して第2図に示す如く位置Pに在り、その検出ヘッド(
2l)がスケール(17)の左端に位置するときの変位
量をOとしたときのその位置Pにおける変位量(即ち絶
対位置)をXとする。そして、その変位FJxは第2図
Aに示す如く第1の目!(18)に沿って原点からNI
番目のピッチ内に存在すると共に、その第1の目盛(l
8)のN1番目のピッチ内においてその変位量Xは第2
図Cに示す如く第3の目盛(20)に沿ってNz番目の
ピッチ内に存在するものとする。また、その第3の目盛
(20)のNz番目のピッチλ,内におけるその変位量
Xの絶対位置をΔXとして、第1の目1(18)の(N
l−1)ピッチ分の長さを!!1、第3の目盛(20)
の(N.− 1 )ピッチ分の長さをl2とすると、第
2図より絶対位置Xは x=1.,+1.+ΔX =(N+  1)λ,+ CNz  1)λ3+ΔX・
・・・(16) で表わすことができる。式(16)において、ΔXは位
相量θ,と θ,=2πΔX/λ,     ・・・・(17)の関
係があるため、その位相量θ,より容易に算出すること
ができる。
本例では式(16)における整数N.−1及びN2−1
は夫々第1図の第1の係数判別回路(28)及び第2の
係数判別回路(29)において計算される.先ず、第1
の係数判別回路(28)は位相差(θ2一θI)に対応
する変位量y1を式(9)に対応する次式より算出する
y+=L(θ2−θ.)/(2π)・・・・(18)こ
の変位量y,は第2図Dに示す如く真の変位量Xに対し
て誤差Δy1の範囲内にあり、第1の係数判別回路(2
8)は第1の目盛(18)の1ピッチλ1単位の整数N
,−1を次式より求める.N+−1=INT (y+/
λ1) ・・・・(19)この式(19)において、I
NT(y+/λI)はy+/λ1の整数部を示す。しか
しながら、検出ヘッド(21)がスケール(17)に対
して相対的に第2図Dの位置Qに在るような場合には、
式(19)では誤差Δy1のために±1の誤差が生じ得
る。これを避けるためには、Δy,がΔy,≦λ./2
を充足するようにして、第2図Aに示す如く第1の目盛
(18)の1ピッチλ,を前部R.(0≦θ,く2π/
3)、後部R1(4π/3〈θ1〈2π)及びその中間
部R,(2π/3≦θ1≦4π/3)に分ける。そして
、第1の目盛(18)の位相量θ.が中間部R,に在る
ときには式(19)をそのまま採用し、その位相量θ1
が後部R.に在るときに変位量ylが前部R2に在ると
きには式(19)で求めた値から1を減算したものを真
のN.−1と判定して、その位相量θ1が前部Rtに在
るときに変位量y,が後部R.に在るときには式(19
)で求めた値に1を加算したものを真のN1−1と判定
する如くなす。
この場合、位置差(θ2−θ1)の10−3の分解能で
変位量yIを測定できると仮定すると、L=λ,λ./
 (λ1−λ2)を用いて Δy1ζL×10司≦λ,/2  ・・・・(20)を
満足するようにλ1,λ2を定めればよい。
同時に、第2の係数判別回路(29)は、第1の目盛(
18)の位相量θ,より第2図Aに示す1ピッチλ1内
の変位it y zを付弐より算出する。
Vt=λI θI/(2π)    ・・・・(21)
この変位量y2は真の変位量に対して誤差Δytの範囲
内に在り、第2の係数判別回路(29)は第3の目盛(
20)のその第1の目盛(18)のlピッチλ1内にお
ける1ピッチλ3単位の整数N2−1を次式より求める
Nz  1 − I NT ( yz/λ,) ・・・
・(22)式(22)を使用した場合にも、誤差Δy2
によって±1の誤差が生じ得るため、位相量θ1の10
−3の分解能で変位量y2を測定できると仮定すると、
λl=mλ,より Δ7 2 w mλ,xlO−3≦λ3/2  −−−
・(23)を充足するようにmの値を定める。そして、
式(19)の場合と同様に補正を行う如くなす。
続いて、第1図において、第1の係数判別回路(28)
は式(19)に従って算出した整数Nr1を演算回路(
30〉の第1の入力ポートに供給し、第2の係数判別回
路(29)は式(22)に従って算出した整数N.−1
を演算回路(30)の第2の人力ポートに供給し、第2
の位相量検出回路(27)は位相量θ,を演算回路(3
0)の第3の入力ボート?供給する。そして、その演算
回路(30)は式(l7)より第3の目盛(20)の1
ピッチλ,内の絶対位置ΔXを算出した後に、式(16
)に基いて総合的な変位量である絶対位置Xを算出して
表示器(31)に供給する。
上述のように本例によれば、スケール(l7)と検出ヘ
ッド(21)との変位量を最大測定長Lの範囲内で絶対
位置Xとして測定することができる。
また、第3の目盛(20)の位相量θ,も10−3程度
の分解能で測定すると、その絶対位txの分解能はλs
 X 10− ’程度となる。
具体的には、第1の目盛(18)、第2の目盛(19)
、第3の目盛(20〉の夫々の目盛のピッチλ,,λ■
λ,(=λ,/m)を λr = 10. 00mm λよ= 9.95問 λs=0.20mm (即ち、m=50)に設定すると
、最大測定長Lは L=λ,λ2/(λ1−λt) = 1990 (mm
)となる。このとき、弐(15)におけるn (=L/
λI)は199となるので、第1の目盛(18)及び第
2の目盛(19)より得られた位相差(θ2−θI)を
少なくとも199分割すればよい。但し、式(19)に
おける±lの誤差を正確に除去するには、その位相差(
θ2−θI)を2X199分割以上する必要がある。
また、m=50であるため、本例では第1の目盛(18
)の位相量θ1を少なくとも50分割して第3の目盛(
20)のlピッチλ,単位の整数Nz−1を算出すれば
よい。但し、より正確な測定を行うにはその位相量θ1
を100分割以上する必要がある。最後に、第3の目盛
(20)の1ピッチλs(0.2++s+)を例えば2
00分割することによってその1ピッチλ,の絶対位置
ΔXを1μmの分解能で測定することができる。
従って、この場合には最大測定長1990m+sの全範
囲内を分解能1μmで絶対位置検出することができる。
このように本例によれば、アブソリュート型の位置検出
装置において、最大測定長を実用的な範囲に設定できる
と共に、分解能をインクリメンタル方式の変位検出装置
並みに設定できる利益がある。
尚、第1図例において、第1〜第3の目盛(l8)〜(
20)と平行して更に第3の目盛(20)のピッチλ,
の整数分のlのピッチを有する第4の目盛をスケール(
17)に形或し、検出ヘッド(2l)にはその第4の目
盛を読取る検出器を配することにより、更に最大測定長
の範囲を拡張し、分解能を細分化することが可能である
。同様に、第5の目盛、第6の目盛を追加していくこと
も可能である. また、本発明はリニアエンコーダだけでなく、ロータリ
ーエンコーダにも当然に適用することができる.ロータ
リーエンコーダの場合には、円盤上に複数の目盛を同芯
円状に形戒する如くなす. このように本発明は上述実施例に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の構戒を採り得ることは勿
論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、最大測定長又は最大測定角度を実用的
な範囲に設定できると共に、分解能がインクリメンタル
方式の変位検出装置並みに改善されたアブソリュート方
式の位置検出装置を実現できる利益がある.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構或図、第2図は実施
例の動作の説明に供する線図、第3図は従来のアブソリ
ュート型の位置検出装置の一例を示す構成図、第4図は
第3図例の動作の説明に供する線図、第5図は従来のア
ブソリュート型の位置検出装置の他の例を示す斜視図で
ある. (17)はスケール、(18)は第1の目盛、(l9)
は第2の目盛、(20)は第3の目盛、(21)は検出
ヘッド、(22)は第1の検出器、(23)は第2の検
出器、(24〉は第3の検出器、(25)は第1の位相
量検出回路、(26)は位相差検出回路、(27)は第
2の位相量検出回路、(28)は第1の係数判別回路、
(29)は第2の係数判別回路、 (30)は演算回路で ある. 代 理 人 松 隈 秀 盛

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ピッチλ_1の第1の目盛、ピッチλ_2(λ_2≠λ
    _1)の第2の目盛及びピッチλ_1/m(mは2以上
    の整数)の第3の目盛が平行に形成されたスケールと、
    上記第1、第2及び第3の目盛を夫々読取って位相検出
    信号を生成する第1、第2及び第3の検出器を有し上記
    スケールに対して相対変位自在に配設された検出ヘッド
    と、 上記3種類の位相検出信号より上記第1の目盛と第2の
    目盛との位相差、上記第1の目盛の位相量及び上記第3
    の目盛の位相量を検出する位相検出回路とを設け、 上記位相差より上記第1の目盛の絶対位置をピッチλ_
    1単位で求めると共に上記第1の目盛の位相量より該第
    1の目盛のピッチλ_1の中における上記第3の目盛の
    絶対位置をピッチλ_1/m単位で求めることにより、
    上記スケールと上記検出ヘッドとの相対変位量を絶対位
    置として検出する様にしたことを特徴とする位置検出装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003207307A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Mitsutoyo Corp 絶対位置測定装置
JP2011013187A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Tokai Rika Co Ltd 位置検出装置及びシフト装置
JP2014153114A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Dmg Mori Seiki Co Ltd スケール及び変位検出装置

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