JPH0353020Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353020Y2 JPH0353020Y2 JP1985110232U JP11023285U JPH0353020Y2 JP H0353020 Y2 JPH0353020 Y2 JP H0353020Y2 JP 1985110232 U JP1985110232 U JP 1985110232U JP 11023285 U JP11023285 U JP 11023285U JP H0353020 Y2 JPH0353020 Y2 JP H0353020Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- oil filter
- oil
- suction port
- oil pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、油圧装置に用いられる油圧タンク
におけるオイルフイルター構造に関するものであ
る。
におけるオイルフイルター構造に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術
従来、油圧タンクにおけるオイルフイルター構
造、オイルポンプの吸込口をタンク内に臨口さ
せ、この吸込口にオイルフイルターを装填したも
のであつた。
造、オイルポンプの吸込口をタンク内に臨口さ
せ、この吸込口にオイルフイルターを装填したも
のであつた。
すなわち、第3図の一部断面図にそれが示され
るが、オイルポンプ1(本体Aと本体Bの二部材
から構成される)の吸込口2を筒状に形成し、こ
れをタンク3内に突入せしめ、これに同じく筒状
のオイルフイルター4の一端を装填しているもの
である。
るが、オイルポンプ1(本体Aと本体Bの二部材
から構成される)の吸込口2を筒状に形成し、こ
れをタンク3内に突入せしめ、これに同じく筒状
のオイルフイルター4の一端を装填しているもの
である。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
ところで、この場合、オイルフイルター4と吸
込口2の結合は水密的でなければならないから、
その取り付けに工夫を要し(例えば、フランジ結
合、ラビリンス形状等)、コスト的に高いものに
なるとともに、組み付けも複雑化していた。特
に、オイルフイルター4は、通常、タンクの底部
に設置されるから、取り外しの便等を考えて、ボ
ルト等を用いた固定構造をとらないこともあつ
て、その取り付けには腐心していた。
込口2の結合は水密的でなければならないから、
その取り付けに工夫を要し(例えば、フランジ結
合、ラビリンス形状等)、コスト的に高いものに
なるとともに、組み付けも複雑化していた。特
に、オイルフイルター4は、通常、タンクの底部
に設置されるから、取り外しの便等を考えて、ボ
ルト等を用いた固定構造をとらないこともあつ
て、その取り付けには腐心していた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
そこで、この考案は、オイルポンプの吸込口を
タンク内に臨口させ、この吸込口にオイルフイル
ターを装填した油圧タンクにおけるオイルフイル
ター構造において、前記オイルポンプと前記タン
クを隣接させる一方、前記オイルフイルターを前
記タンク内から前記オイルポンプ内の前記吸込口
が臨む空間にかけて前記タンクの壁体の部分に対
して水密的にして掛け渡すとともに、その両端を
閉塞して係止することにより、前記した問題点を
解決したのである。
タンク内に臨口させ、この吸込口にオイルフイル
ターを装填した油圧タンクにおけるオイルフイル
ター構造において、前記オイルポンプと前記タン
クを隣接させる一方、前記オイルフイルターを前
記タンク内から前記オイルポンプ内の前記吸込口
が臨む空間にかけて前記タンクの壁体の部分に対
して水密的にして掛け渡すとともに、その両端を
閉塞して係止することにより、前記した問題点を
解決したのである。
(ホ) 作用
このような手段をとることにより、すなわち、
オイルフイルターは中間のタンクの壁体の部分で
水密的に挿通され、かつ、両端は閉塞されるか
ら、濾過される油はタンク内でオイルフイルター
の外周から内部に入り、オイルポンプの吸込口の
部内で内部から外周へ出て行くことになるから、
いわゆる、二段濾過作用を受けることになる。
オイルフイルターは中間のタンクの壁体の部分で
水密的に挿通され、かつ、両端は閉塞されるか
ら、濾過される油はタンク内でオイルフイルター
の外周から内部に入り、オイルポンプの吸込口の
部内で内部から外周へ出て行くことになるから、
いわゆる、二段濾過作用を受けることになる。
(ヘ) 実施例
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
第1図はこの考案に係る油圧タンクの一部断面
図、第2図は第1図の矢視図であるが、タンク
3に隣接してオイルポンプ1を設置する。なお、
この実施例におけるオイルポンプ1は、前記した
ものと同じであつて、本体Aと本体Bを合体して
形成するもので、二本のシヤフト5に同じく二個
のギア6が固着されたギアポンプ式である。さら
に、このオイルポンプ1には、前記したギア6が
収容されるポンプ室7に連通して吸込口2が形成
されており、その先端は、オイルポンプ1内の適
当な個所に開口しているのである。
図、第2図は第1図の矢視図であるが、タンク
3に隣接してオイルポンプ1を設置する。なお、
この実施例におけるオイルポンプ1は、前記した
ものと同じであつて、本体Aと本体Bを合体して
形成するもので、二本のシヤフト5に同じく二個
のギア6が固着されたギアポンプ式である。さら
に、このオイルポンプ1には、前記したギア6が
収容されるポンプ室7に連通して吸込口2が形成
されており、その先端は、オイルポンプ1内の適
当な個所に開口しているのである。
そして、この考案では、オイルフイルター4を
このタンク3内からオイルポンプ1の吸込口2に
臨む空間にかけてタンク3の壁体の部分に対して
水密的に掛け渡すとともに、その両端を閉塞して
係止、固定したものである。
このタンク3内からオイルポンプ1の吸込口2に
臨む空間にかけてタンク3の壁体の部分に対して
水密的に掛け渡すとともに、その両端を閉塞して
係止、固定したものである。
ただ、この場合、オイルフイルター4にフイル
ター効果を発揮させるためには、オイルポンプ1
とタンク3が完全に隔絶されていることが必要で
ある。そのため、オイルフイルター4の形状を円
筒体にするとともに、これがオイルポンプ1内に
突入するその壁体にこれと同じ径の孔8をあけ、
これを緊挿する方法等が考えられる。
ター効果を発揮させるためには、オイルポンプ1
とタンク3が完全に隔絶されていることが必要で
ある。そのため、オイルフイルター4の形状を円
筒体にするとともに、これがオイルポンプ1内に
突入するその壁体にこれと同じ径の孔8をあけ、
これを緊挿する方法等が考えられる。
次に、これの固定方法であるが、要はその両端
を閉塞して係止、固定したものであるから、例え
ば、タンク3とオイルポンプ1の該当位置に、オ
イルフイルター4の外径よりも大きい内径を有
し、内方にわずか突起した筒状の係止部9,10
を形成しておき、ここでオイルフイルター4の両
端を係止するようなものが考えられる。
を閉塞して係止、固定したものであるから、例え
ば、タンク3とオイルポンプ1の該当位置に、オ
イルフイルター4の外径よりも大きい内径を有
し、内方にわずか突起した筒状の係止部9,10
を形成しておき、ここでオイルフイルター4の両
端を係止するようなものが考えられる。
そして、この場合、一方の係止部9を取り付
け、取り外しできるキヤツプ式にすれば、これを
外すことによつて、オイルフイルター4はこの方
向に引き抜くこともできるのである。
け、取り外しできるキヤツプ式にすれば、これを
外すことによつて、オイルフイルター4はこの方
向に引き抜くこともできるのである。
ところで、このようなオイルフイルター4の作
用であるが、まず、タンク3内のオイルがこのオ
イルフイルター4内に取り込まれるが、このとき
に第一次の濾過作用を受け、次いで、オイルポン
プ1内において、オイルフイルター4内のオイル
はこれから出て行くが、このときに第二次の濾過
作用を受ける、いわゆる、二段式の濾過作用を受
けるのである。したがつて、オイルフイルター4
の少なくとも一端は開放されており、中に溜つた
被濾過物(ゴミ等)をここから除去できる必要が
ある。
用であるが、まず、タンク3内のオイルがこのオ
イルフイルター4内に取り込まれるが、このとき
に第一次の濾過作用を受け、次いで、オイルポン
プ1内において、オイルフイルター4内のオイル
はこれから出て行くが、このときに第二次の濾過
作用を受ける、いわゆる、二段式の濾過作用を受
けるのである。したがつて、オイルフイルター4
の少なくとも一端は開放されており、中に溜つた
被濾過物(ゴミ等)をここから除去できる必要が
ある。
(ト) 考案の効果
以上、この考案は前記したものであるから、次
のような効果が期待できるのである。
のような効果が期待できるのである。
まず、オイルフイルター4の固定は、その両端
を係止して固定するものであるから(ボルト等を
締め付けるものではない)、取り付け、取り外し
が非常に簡単であるとともに、その形状も必然的
に円筒体となり、コストの安いものとなる。極端
に言えば、金網のようなものを円筒体に巻いたよ
うなものでよい。この点で、従来のものに比べて
はるかに安くなる。
を係止して固定するものであるから(ボルト等を
締め付けるものではない)、取り付け、取り外し
が非常に簡単であるとともに、その形状も必然的
に円筒体となり、コストの安いものとなる。極端
に言えば、金網のようなものを円筒体に巻いたよ
うなものでよい。この点で、従来のものに比べて
はるかに安くなる。
さらに、前記したように、オイルフイルター4
を係止する係止体9の一方をキヤツプ式にすれ
ば、これをこの方向に引き抜くこともできるか
ら、メンテナンス等において非常に便利である。
を係止する係止体9の一方をキヤツプ式にすれ
ば、これをこの方向に引き抜くこともできるか
ら、メンテナンス等において非常に便利である。
次に、タンク3内のオイルがオイルポンプ1の
吸込口2に至るのは、まず、タンク3内にあるオ
イルがオイルフイルター4内に入り、次いで、オ
イルフイルター4内のオイルがここから出てオイ
ルポンプ1内に入らなければならない二段濾過方
式であるため、従来の一段濾過(タンク3内のオ
イルはオイルフイルター4内に入るだけ)と比べ
て濾過効果が高い。そして、この場合、オイルフ
イルター4の目をタンク3内の部分は荒く、オイ
ルポンプ1内の部分は細かくというようにも設定
できるから、このような方法によつて濾過効率を
さらに向上させることもできる。
吸込口2に至るのは、まず、タンク3内にあるオ
イルがオイルフイルター4内に入り、次いで、オ
イルフイルター4内のオイルがここから出てオイ
ルポンプ1内に入らなければならない二段濾過方
式であるため、従来の一段濾過(タンク3内のオ
イルはオイルフイルター4内に入るだけ)と比べ
て濾過効果が高い。そして、この場合、オイルフ
イルター4の目をタンク3内の部分は荒く、オイ
ルポンプ1内の部分は細かくというようにも設定
できるから、このような方法によつて濾過効率を
さらに向上させることもできる。
その他、オイルフイルター4は、必然的にタン
ク3内一杯に伸延されるから、濾過面積もそれだ
け広くなり、目詰まり防止等に効果的である。
ク3内一杯に伸延されるから、濾過面積もそれだ
け広くなり、目詰まり防止等に効果的である。
第1図はこの考案に係る油圧タンクの一部断面
図、第2図は第1図の矢視図、第3図は従来の
油圧タンクの一部断面図である。 符号、1…オイルポンプ、2…吸込口、3…タ
ンク、4…オイルフイルター。
図、第2図は第1図の矢視図、第3図は従来の
油圧タンクの一部断面図である。 符号、1…オイルポンプ、2…吸込口、3…タ
ンク、4…オイルフイルター。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 オイルポンプ1の吸込口2をタンク3内に臨
口させ、この吸込口2にオイルフイルター4を
装填した油圧タンクにおけるオイルフイルター
構造において、前記オイルポンプ1と前記タン
ク3を隣接させる一方、前記オイルフイルター
4を前記タンク3内から前記オイルポンプ1内
の前記吸込口2が臨む空間にかけて前記タンク
3の壁体の部分に対して水密的にして掛け渡す
とともに、その両端を閉塞して係止したことを
特徴とする油圧タンクにおけるオイルフイルタ
ー構造。 実用新案登録請求の範囲第項記載のオイル
フイルター4の目の大きさを、タンク3内にあ
る部分とオイルポンプ1内にある部分とで変え
たことを特徴とする油圧タンクにおけるオイル
フイルター構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985110232U JPH0353020Y2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985110232U JPH0353020Y2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6218381U JPS6218381U (ja) | 1987-02-03 |
JPH0353020Y2 true JPH0353020Y2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=30989063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985110232U Expired JPH0353020Y2 (ja) | 1985-07-17 | 1985-07-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353020Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5110453U (ja) * | 1974-07-11 | 1976-01-26 | ||
JPS5838161U (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-12 | 中興化成工業株式会社 | 乾式複写機における充填用トナ−容器 |
-
1985
- 1985-07-17 JP JP1985110232U patent/JPH0353020Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5110453U (ja) * | 1974-07-11 | 1976-01-26 | ||
JPS5838161U (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-12 | 中興化成工業株式会社 | 乾式複写機における充填用トナ−容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6218381U (ja) | 1987-02-03 |
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