JPH0352986A - 静電放散組成物及びそれに関する方法 - Google Patents

静電放散組成物及びそれに関する方法

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JPH0352986A
JPH0352986A JP2182852A JP18285290A JPH0352986A JP H0352986 A JPH0352986 A JP H0352986A JP 2182852 A JP2182852 A JP 2182852A JP 18285290 A JP18285290 A JP 18285290A JP H0352986 A JPH0352986 A JP H0352986A
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ethylene oxide
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Elaine Audrey Mertzel
イレイン オードリー マーツェル
Francis R Sullivan
フランシス リャン サリバン
Biing-Lin Lee
ビイイン―リン リー
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    • H01B1/12Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances organic substances
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は改良された特性を有する静電放散重合体ブレン
ドに関する.より具体的には、本発明の組或物及び方法
は驚くべきことに改良された性能を与える革新的二段階
ブレンド法(及びそれから得られた組或物)に向けられ
たものである.〔従来の技術〕 プラスチックはそれらが容易に電流を通さず、且つ一般
的にその他の公知の絶縁材料に比べてやや安価であるの
でしばしば電気絶縁材料としての用途が考えられる.多
くの公知のプラスチックは十分に少なくともある種の電
気絶縁用途を与えるのに十分な耐久性があり且つ耐熱性
であるが、しかし、多くのそのようなプラスチックは材
料表面上の静電電荷の蓄積により問題がある.絶縁材料
上の表面電荷の蓄積は各種理由により望ましくない.そ
のような材料は、時に極めて迅速に放電し、これは電子
部品に損傷を与え、或いは環境に応じて火災或いは爆発
を引起こすことがあり得る.突然の静電気放電は、また
材料を用いるものにとって、面倒なものであり得る。
突然の静電気放電が問題でない場合でさえ、静電気荷電
を有する材料上にはゴミが典型的に吸引され、蓄積され
る.更に、静電荷は感受性電子部品或いは装置などを妨
害しうる. その結果、適当な抵抗率を有する静電放散重合体組成物
の需要が存在する.即ち、重合体組或物は、任意の発生
する静電荷の「発散」即ち放散を引起こすのに十分な抵
抗を有しなければならない.この抵抗は電荷が余りにも
迅速に材料内を移動して、アーク或いはスパークを引起
こす程低くあってはならない.一方、抵抗は最終的に突
然の放電(スパーク或いはアーク)を引起こす程高水準
まで電荷を蓄積させる程大きくあってはならない.抵抗
は更に表面抵抗率及び体積抵抗率を含むものとして規定
される.体積抵抗率が適当な範囲にある場合には、電荷
が放散することのできる代わりの経路が与えられる.し
かしながら、多くの通常の静電放散性材料、特に低分子
量静電防止剤を含んでなる材料は放散特性を主として表
面抵抗率により与える.その結果、表面抵抗率が典型的
に静電放散材料の主たる焦点である. 表面抵抗率は、材料表面において室温でとられる電気的
抵抗測定(典型的に平方当りオームにより測定される)
である.表面抵抗率が約105未満、或いは等しい場合
には、組或物の表面は極めて小さい絶縁能力を有し、一
般的に導電性と考えられる.そのような組成物は発散の
速度が余りにも高く、スパーク或いはアークが生じ得る
ので一般的に貧弱な放散性重合体材料である. 表面抵抗率が1012より大である場合には、組成物の
表面は一般的に絶縁体と考えられる。ある種の適用にお
いては、そのような組成物はまた、表面が静電荷を放散
するために必要な量の導電性を有しないために、また好
ましくない静電放散材料である. 典型的に表面抵抗率が約10%〜10′2である場合に
は、表面に接触する任意の電荷は容易に放散、即ち「減
衰」する.表面抵抗率の評価を含む更に情報はアメリカ
標準試験方法(^STM) D257に見ることができ
る. 静電荷減衰割合は静電放散材料の電荷を放散する能力を
測定するものである.ここに用いられる90%減衰時間
は、約15%相対湿度及び周囲温度において下記の如く
測定される:1.  5kV電荷を材料上に置き、電荷
が500Vまで放散するための時間の量(秒数)を測定
する。99%減衰時間は、測定時間の量が電荷が50V
まで放散する以外は、90%減衰時間と実質的に同様に
して測定される.多くの一般的静電放散材料は、約3秒
より大の90%減衰時間及び約5秒より大の99%減衰
時間を有する.しかしながら、国立火災保護協会Nat
ionalFire Proteetion Asso
ciation Standard(NFPA Cod
e56^)は、90%減衰時間に対して上限として0.
5秒要求し、又米国軍隊標準U.S.Military
 Standard(NIL−817058)は99%
減衰時間に対して上限として2.0秒を要求する. 静電放散材料を絶縁性プラスチック上に被覆して静電荷
の蓄積を減少させる試みがなされている.しかしながら
表面塗布は長時間の接着要請及び表面特性の妨害により
問題があった. 静電気の蓄積を減少するその他の試みとしては、黒鉛、
金属類、有機半導体類或いはその他の低分子量静電防止
剤の添加が挙げられる.しかしながら、得られた生成物
の加工性及び/又は物性に関して問題が生じている. 金属及び黒鉛などの硬質添加剤は、しばしばプラスチッ
クの物理的及び機械的性質を劣化させる.そのような添
加剤は又高価であることがあり、加工を困難にする. 通常の低分子量静電添加剤は、高い相対湿度の存在下に
おいてのみよく作用するにすぎない。そのような添加剤
は典型的にはブレンド或いは混合後に表面に滲み出て静
電放散性能を与え、又そのような滲み出しは常に首尾一
貫したものではなく、熱的安定性の問題を引起こし、或
いは物性を劣化させることがある.そのような添加剤は
又望ましくない膜も形成することがあり、或いは表面か
ら洗い出されるか或いは摩耗することもあり得る。
低分子量静電放散添加剤は、一般的に高いガラス転移温
度を有する重合体、例えば硬質塩化ポリビニル(PVC
)、ボリスチレン、アクリロニトリルーブタジエンース
チレン(^BS)、スチレンーアクリロニトリル(SA
M)、及びスチレンー無水マレイン# (SM^)など
とブレンドすることができるが、しかし、そのようなプ
ラスチックの高いガラス転移温度は典型的に引続く静電
放散添加剤の冷却部品の表面への移行を妨害し、そのよ
うな移行は典型的に望ましい静電特性を得るために必要
である.ブレンドは又は材料の変色、不安定性及び劣化
などを引起こすような高温も要求する. 次の特許は高分子(重合体)静電放散剤のプラスチック
中への導入に関する. 米国特許第4,588,773号明細書は、アクリロニ
トリル、プタジエン、及びスチレン(八BS)の共重合
体及びエピハロヒドリンの共重合体を含んでなる静電放
散熱可塑性組成物を開示する.特許請求された組成物は
、20重量%を越えるエビ八口ヒドリン共重合体を含む
ものとして規定されている.米国特許第4,775,7
16号明細書は、ABSのJIが80重量%以上である
エピハロヒドリンーオキシラン共重合体を含んでなる静
電放散ABSブレンドを開示する.必要とされるエピハ
ロヒドリン対オキシラン比は1:1以下と規定されてい
る.米国特許第4,719,263号明細書は、エビ八
口ヒドリン単独重合体或いは共重合体及び塩素化塩化ポ
リビニル、ポリカーボネート、ポリエステル、エボキシ
、フェノール類、或いはそれらの混合物を含んでなる静
電放散組成物を開示する.ヨーロッパ特許公開公報第2
82,985号明細書は、静電放散添加剤としてのエピ
ハロヒドリンと酸化エチレンの共重合体を開示する.好
ましい組成物は、少なくとも60重量%の酸化エチレン
であると規定されている. 米国特許出願第039,258号(1987年4月17
日出願〉は、酸化エチレンと環状エーテル類、環状アセ
タール類、及び環状エステル類よりなる群がら選ばれた
共単量体との静電放散共重合体を含んでなる静電放散重
合体組成物に向けられたものである.この重合体組成物
は更に任意の熱可塑性エラストマー或いはエラストマー
を含みうる.ヨーロッパ特許出願第294,722号明
細書は、エビクロ口ヒドリン共重合を含有するSANの
ブレンドにおけるポリメチルメタクリレート(PMH^
)の使用を開示する. 米国特許第4,230,827号明細書は、酸化エチレ
ン重合体をPVCの衝撃性改質剤として有用であると開
示する.この特許は、酸化エチレン重合体が少なくとも
約80重量%の酸化エチレンにより楕或されなければな
らないと教示する.酸化エチレン重合体は更に約200
,000〜約10,000,000の粘度平均分子量を
有するとして規定されている.上記従来技術の教示内容
のいずれも衝撃強度、引張特性なども又維持或いは改良
しながら予想外の改良された静電放散特性が付与される
多段階重合体ブレンドを示唆或いは開示しない.〔発明
の目的〕 本発明の目的は、高衝撃特性及び優れた引張特性を有す
る比較的安価で、製造が容易な、有用な静電放散重合体
ブレンドを提供することである.更に本発明の目的は、
約0.5秒未満の90%減衰時間及び約2.0秒未満の
99%減衰時間を有する静電放散材料を提供することで
ある. 本発明のその他の目的及び特徴は、本明細書及び付随の
特許請求の範囲を更に読んで当業者に明らかとなるであ
ろう. 〔発明の概要〕 静電放散材料の製造方法(及びそれから得られる組成物
)であって、その方法は二段階で第一、第二及び第三成
分を加熱混合或いはブレンドすることよりなり: 第一段階において第二及び第三成分を一緒に加熱混合或
いはブレンドし、次いで第二段階において第一成分を第
二及び第三成分よりなる混合物と加熱混合或いはブレン
ドし、 第一成分がポリオレフイン、ウレタン5縮合、ビニル或
いはスチレン重合体よりなり、第二成分がオキシラン共
重合体よりなり、及び第三成分が重合体添加剤よりなる
ことを特徴とする.〔好ましい実施態様の具体的説明〕 1.第一成分: 本発明の好ましい実施態様は、一般的に任意の重合体よ
りなり、好ましくはポリオレフイン、ウレタン、縮合、
ビニル或いはスチレン重合体或いはそれらの混合物より
なる第一成分を有するブレンドに向けられたものである
.好ましいポリオレフィン類としては、高密度ポリエチ
レン、低密度ポリエチレン、極低密度ポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、
ポリシクロオレフィン、一エチレンーボリプロビレン三
元重合体、それらのグラフト化変容物などが挙げられる
. 好ましいウレタン類としては、ポリエステル及びポリエ
ーテルウレタン類がある.好ましい縮合重合体としては
、ポリカーボネート、ポリエステル類及びボリアミド類
などがある.好ましいスチレン重合体としては、ポリス
チレン、高い衝撃性ボリスチレン(旧PS〉、スチレン
ーメチルメタクリレート(SSM^)、アクリロニトリ
ルーブタジエンースチレン〈^BS)、スチレンーアク
リロニトリル(SAN)、及びスチレンー無水マレイン
酸(SN^)などが挙げられる. 好ましいビ゛ニル重合体としては次のものが挙げられる
:1.実質的に次の単量体一アクリル酸、メタクリル酸
、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、プロビ
ルアクリレート、プチルアクリレート、2−エチルへキ
シルアクリレート、及びヒドロキシエボキシ或いはハロ
ゲン部分を含有するアクリル単量体から得られる単独及
び共重合体;21化ポリビニル(PVC) ; 3.塩
素化塩化ポリビニル(CPVC) ;及び4.ポリ酢酸
ビニル.好ましいオレフインはポリエチレン或いはボリ
プロビレンである.好ましいウレタンはポリエステルで
ある.好ましい縮合重合体はポリアミドである.好まし
いスチレン重合体はABSであり、好ましいビニル重合
体はPVCである。第一戒分のGPC重量平均分子量は
、好ましくはボリスチレン標準に対してto,oooよ
り大である。
第一成分はまた、安定化剤などの二次成分を含むことも
できる.そのような添加剤は周知であり、それらが最終
生成物の性能に悪影響を及ぼさない限り典型的量で用い
ることができる。適当な二次戒分はどの重合体が第一成
分の部分として選ばれたかに応じて通常の技術及び実験
を用いて決定することができる. その他の重合体もまた本発明の第一成分として用いるこ
とができることを示唆する何も見出されていない.特別
の適用或いは性能要請に対しては、ある種の重合体がそ
の他のものよりより良好に作用する可能性がある.しか
しながら、これはこの明細書及び付随する特許請求の範
囲を読んだ後に通常の技術及び実験を用いて決定されな
ければならないであろう.本発明の広範囲の各種の可能
な応用のために、それぞれいずれの可能性のある実施態
様を網羅することは不可能である.2.第二成分: 本発明は更に静電放散オキシラン共重合体である第二成
分を含んでなる.この共重合体は下記共単量体の静電放
散重合体生戒物よりなる:i)約5〜約95重量%の範
囲の酸化エチレン;及び ii)約95〜約5重量%の範囲の少なくとも1種の複
素環式共単量体であって、環状共単量体は酸素原子及び
少なくとも2個の炭素原子を含む環よりなり、その環は
懸垂基がないか或いは更に置換或いは未置換、飽和、不
飽和或いは部分的飽和されたa)脂肪族、特にアルキル
類及びハロアルキル類;b)シクロ脂肪族;c〉芳香族
;或いはd)それらの組合わせの懸垂基よりなる.好ま
しい酸化エチレン共重合体は酸化エチレンとエピ八ロヒ
ドリン或いは酸化プロピレンよりなる.最も好ましい酸
化エチレン共重合体は、酸化エチレンとエビクロロヒド
リンとを約80 : 20の重量比で含んでなる. 3.第三成分: 好ましい実施態様は更に適当なブレンド添加剤よりなる
第三成分を含んでなる.ブレンドの第一及び第二成分に
応じて、この第三成分は可塑剤、安定剤、酸化防止剤、
耐オゾン剤、充填剤、繊維、衝撃変成剤などであり得る
.有用なブレンド或いは配合添加剤は周知であり、適当
な添加剤及び量は通常の実験を用いて決定することがで
きる.そのようなブレンド添加剤は典型的にはそれ自体
静電放散特性を有さないが、それらは、警くべきことに
、本発明に従って用いられた場合にn電放散特性その他
を高めることが見出された.4. ブレンド: 最も好ましい第一成分は、PVC及び1種以上の通常の
PVC安定剤、添加剤などを含んでなる.最も好ましい
第二成分は約4:lの好ましい重量比を有する酸化エチ
レン/エビクロロヒドリン(EO/ECU)を含んでな
り、及び最も好ましい第三成分は任意の通常の酸化防止
剤例えばCiba (ieigy社製のIRGANOX
 1010よりなる.これらの三成分は、第二成分及び
第三成分が最初に一緒に加熱混合或いはブレンドされ、
次いで第一成分が第二及び第三成分よりなる材料と加熱
混合或いはブレンドされる二段階法において一緒にブレ
ンドされるのが好ましい. 二段階ブレンド法は、意外にも、単一工程ブレンドから
生ずる目的生成物よりも優れた静電放散、引張り及び/
又は衝撃特性を有する目的生戒物を付与することが判明
した.更に、この二段階法は、ある場合にこれらの三成
分のいずれかに見られる望ましくない溶媒、汚染物質な
どの揮散を改良することが見出された. 好ましくはブレンドは、混合される戒分の溶融温度より
大きい温度で達成される。最も好ましい温度は、材料に
悪影響を及ぼすことなく、即ち熱的分解を及ぼすことな
く、成分内の任意の望ましくない汚染物質を揮散させる
のに十分高い温度である.任意の特別の実施態様に対し
て最も好ましい温度は通常の技術及び実験を用いて決定
することができる. ここにおいて用いられる「混合」という用語は、任意の
種類の成分間の物理的接触、例えば押出し、粉砕、撹拌
などを包含するものである.二段階押出しは、押出しス
クリューに沿った異った入口で成分を添加することによ
り行うことが可能である.本発明に適用可能なそれぞれ
のいずれの種類の混合或いは混合操作を網羅することは
不可能であり、ある種の混合は通常の技術及び実験を用
いて決定されなければならない. 〔例〕 本発明は以下の具体例を参照後により良く理解されるで
あろう. 鮭Lk 一段階及び二段階ブレンドを下記成分から製造した.第
一成分は市販等級のPVC、熱安定剤及びその他の通常
の添加剤よりなるものであった.第二成分は約76重量
%のEOよりなる酸化エチレン/エビクロロヒドリン(
EO/ECH)共重合体よりなり、第三成分はチバ・ガ
イギー(Ciba Geigy)社製の酸化防止剤IR
GANOX 1010及び加工助剤よりなるものであっ
た. 一段階ブレンドについては、全成分を一度に加熱混合し
た。二段階ブレンドについては、第一段階で第二及び第
三成分を加熱混合し、及び第一成分を次いで第二段階で
添加した.全てのブレンドは約80℃におけるリボンブ
レンダーを用いてなされた.ブレンド時間は二段階ブレ
ンドの各段階に対して約20分間(或いは一段階法につ
いては一段階ブレンドにおいて)であった.全ての試料
は約80重量部のPVC(第一成分〉、約15重量部の
EO/ECH (第二成分)、約2重量部の酸化防止剤
、チバ・ガイギー社製IRGANOX 1010(第三
成分)及び約5重量部の加工補助よりなるものであった
.得られたブレンドを混合し、ペレット化し、次いで射
出成形した. 全ての試料を、静電放散測定の前に15%相対湿度にお
いて24時間調整した.一つの試料については、試料を
室温環境(55%相対湿度)に約1.75時間置き、次
いで約1.5時間の経過にわたって60℃(95%相対
湿度)に変更し、60℃環境に約4時間保持し、次いで
0.75時間に亘って室温まで冷却してサイクルを完結
する温度サイクル試験を行い、21回のそのようなサイ
クルを逐次「サイクル試験」試料に行った.その他の試
料は各種時間に亘って60℃及び70℃の強制乾燥空気
オーブン内に入れ、加熱老化特性を求めた.これらの実
験の結果を表1に示す. 第ユj( ボルト数 5000〜0 5000〜500 5000〜0・5000〜500 分 画 0% 10% 0% 10% (秒数) 対 照傘 1.18 0.13 0.31 0.02 本加熱老化或いはサイクル試験なし. 第1表から見られるように、二段階ブレンド法は一段階
ブレンドに比べて静的減衰割合を改良した.改良は、材
料が温度極限にわたって循環させられた場合及び試料が
長時間高温循環におかれた場合にもみることができる. 涯上且 二及匪駁社:第一段階においては、約100重量部(全
「部数」は特に断りのない限り重量部である〉のEO/
ECH共重合体(約80 : 20のEO : ECI
I重量比を有する)を、3部の熱安定剤及び1部の酸化
防止剤と二本ロールミルを用いて約140℃の温度で混
合して「第一混合物」を形或した.第二段階においては
、24部のこの第一混合物を30部のPVC及び3部の
熱安定剤と約190℃において溶融ブレンドした.得ら
れた材料を圧縮成形したところ、0.l4秒の90%減
衰時間及び0.43秒の99%減衰時間を有した. 二艮置絞社:上記二段階試料において用いた戒分を各々
一緒に単一段階で二本ロールミルを用いて約190℃の
温度で混合した。得られた材料を圧縮成形したところ、
0.67の90%減衰時間〈二段階試料よりも3倍以上
大》及び3.67秒の99%減衰時間(二段階試料より
も8倍以上大)を有した。
倒j二りl 以下の例(2〜13)に関し、ブレンドは、示された成
分を4インチ電気加熱ミル内で200℃において約2分
間機械的に溶融混合し、200℃で実験室プレス内で1
分半圧縮成形することにより達成された. 特に断りのない限り、全部数は重量部である.二段階混
合を示すために括弧を用い(A+B)+CはA及びBが
第一段階で混合され、得られたA十B混合物を次いで第
二段階でCと混合したことを示す.従ってA+B十Cは
これらの三成分が単一工程で混合されたことを示す. 腹一生: 以下に試料のあるものにおいて用いられた成分の一覧表
を示す. 1.ボリブロビレン+EO/EC41 : 100部の
変性ボリプロビレン共重合体、旧wont Corpo
rationにより製造されたPROFAX SO 2
22を次の成分と加熱混合した:a)2部の酸化防止剤
、Ciba (:eigy社製IRGANOX 101
0(以下、「酸化防止剤」と称する〉;b)  too
部の約80 : 20の重量比の酸化エチレン/エビク
ロ口ヒドリン( r EO/ECH J )の共重合体
;及びc)3部のジブチルスズビスイソオクチルチオー
グリコレート熱安定剤、T−31, M&TCorpo
rat ion製(以下「熱安定剤」と称する)2. 
 SBS+EO/Eel :次のものを一緒に加熱混合
した:a)50部の無水マレイン酸グ2フトS−B一S
共重合体、Shell Chemical Compa
ny製KRATON〈以下SBSと称する);b)10
0部のEO/ECIi(約80:20の重合比)の共重
合体;C)1部の酸化防止剤;及びd)3部の熱安定剤
. 3.可塑化EO/ECH :次の戒分を一緒に加熱混合
した:a)100部のEO/ECII(約80 : 2
0の重量比)の共重合体;b)1部の酸化防止剤;c)
3部の熱安定剤;及びd)10部のボリエチレングリコ
ール可塑剤、Fisher Scientific社製
CARBON^X PEG400〈以下「可塑剤」と称
する). 4.  SBS十可塑化EO/ECH :次の成分を一
緒に加熱混合した:a)20部のSBS.b)100部
のEO/ECH(約80 : 20の重量比)の共重合
体;c)G 1部の酸化防止剤;d)3部の熱安定剤;及びe)10
部の可塑剤. 静的荷電減衰割合を20℃、15%相対湿度で測定した
。結果を表2にまとめて示す. [: (SBS+EO/ECH)+(ボリブロビレン)
二段階加熱混合(20%EQ/ECH) 31部の上記SBS+EO/ECI{混合物(成分#2
)を70部のボリブロビレン及び0.7部の酸化防止剤
と混合した.得られた組成物は優れた静電放散特性を有
した.表面抵抗率は平方当りlQl2オーム(ここに与
えられる全ての表面抵抗率は特に断りのない限り「平方
当りオーム」を示す)、及び90%/99%減衰時間は
それぞれ0.19/0.79秒であった(ここに与えら
れる全ての減衰時間は特に断りのない限り「秒数」を示
す)。
ボリプロビレン及びSBSはそれ自体静電放散特性を与
えないのに対し、EO/ ECHは優れ冫≧静電放散材
料である.更に検討の結果、ポリプロピレン+EO/E
CII一段階加熱混合材料が優れた静電放散特性を有す
るためには、EO/ ECU含量が約40重量%以上で
なければならず、又SBS + EO/ ECII加熱
混合材料が優れた静電放散特性を有するためにはEO/
ECtl含量は約30重量%(ここに全ての%は特に断
りのない限り重量%である)以上でなければならなかっ
た.しかしながら、驚くべきことに、これらの三成分の
二段階ブレンドは、優れた静電放散特性を得るために、
僅かに約20%EO/ECII未満を必要とするにすぎ
なかった。
既−3 : SBS+EO/Eel+ポリプロビレンー
段階加熱混合(20%EO/ECU) 例2の個々の成分を組合わせ、一緒に単一工程で混合し
たところ、得られた組或物は10′4の表面抵抗率、及
び1及び5を越える90%/99%減衰時間をそれぞれ
有したく貧弱な静電放散特性).例2と異り、約20%
未満のEO/ECIIはam放散特性を与えるのに不十
分であった.ボリブロビレン+l:Q/ECII(優れ
た静電放散特性のために少なくとも約40%EO/EC
}Iを必要とする〉、及びSBS+EO/ECII(優
れた静電放散特性のためには少なくとも約30%のEO
/ECHを必要・とする)を用いた研究に基づき、EO
/ECltの相対量が約30〜40重量%に上昇される
ならば、優れた静電放散特性が達威され得ることが理論
付けられ、これは以下の例11及びl3に示される. しかしながら、EO/ECHは典型的にはその静電放散
特性のためにのみ添加され、目的静電放散特性を得るた
めのそのような過剰量のEO/ECHは又望ましくない
EO/EC!Iのその他の特性を最終材料において示さ
せる原因となる. 涯一土:  (可塑化EO/EC■)+(ポリプロピレ
ン)二段階加熱混合(20部EO/ECH) 23部の可塑化EO/ECH(上記成分3)を76部の
ボリブロビレン及び0.76部の酸化防止剤と加熱混合
した.表面抵抗率は101’であり、90%799%減
衰時間は0.07/0.5 (良好な静電放散特性〉で
あった.[i:可塑化EO/ECH+ボリプロビレンー
段階加熱混合(20部EO/EC}I) 例4の組成物の個々の成分を単一工程で一緒に加熱混合
したところ、得られた組或物はlQl3の表面抵抗率及
びそれぞれ3より大及び5より大の90%/99%減衰
抵抗率を有した(′R弱なffj電放散特性). 涯一史= (可塑化EO/ECH)+(ポリプロピレン
)二段階加熱混合(30部EO/ECII)34部の可
塑化EO/ECIIを65部のポリプロピレン及び0.
65部の酸化防止剤と加熱混合し′た。表面抵抗率は1
0Io及び90%/99%減衰時間ハ0.01/0.0
4(優れた静電放散特性)であった. 涯一L:可塑化EO/ECM+ボリブロビレンー段階加
熱混合(30部EO/ECIO 例6の組或物の個々の成分を単一工程で一緒に混合した
ところ、得られた組成物は約IQ+2・5の表面抵抗率
及びそれぞれ0.06/ 0.4の90%/99%減衰
時間(例6におけるより遥かに貧弱な静電放散特性〉を
有した. Lu:(可塑化EO/ECII> + (ボリプロビレ
ン)二段階加熱混合(40部EO/ECU) 40部の可塑化EO/ECIIを55部のボリブロピレ
ン及び0.55部の酸化防止剤と加熱混合した。表面抵
抗率はIQ10、及び90%799%減衰時間は0.0
1/0.01であった. 鮭−i:可塑化EO/ECH+ポリプロビレンー段階加
熱混合(40部EO/ECH) 例7の組成物の個々の成分を単一工程で一緒に加熱混合
したところ、得られた組或物は約10′2の表面抵抗率
及びそれぞれ0.02/0.08の90%/99%減衰
時間(例8よりも遥かに貧弱な静電放散特性)を有した
. 鰹一徨: (SBS十可塑化EO/ECH) 十(ボリ
プロビレン)二段階加熱混合(20部EO/EC}l)
27部のSBS+可塑化EO/ECII(上記成分4)
を72部のボリプロビレン及び0.72部の酸化防止剤
とブレンドした.表面抵抗率はlQl2であり、90%
799%減衰時間は0.04/0.25 (極めて良好
な静電放散特性)であった. 涯一辻: SBS十可塑化EO/ECH+ポリプロピレ
ンー段階加熱混合(20部EO/ECH)例10の個々
の成分を単一工程において一緒にブレンドしたところ、
得られた組成物は1014の表面抵抗率、及びそれぞれ
1.01及び5より大の90%/99%減衰時間〈極め
て貧弱な静電放散特性)を有した. 涯−12 : (SBS十可塑化EO/ECH) +(
ポリプロピレン)二段階加熱混合(30部EO/ECU
)40部のSBS十可塑化EO,/ECHを60部のポ
リプロピレン及び0.6部の酸化防止剤と加熱混合した
表面抵抗率は10l0及び90%/99%減衰時間は0
.01/0.04(優れた静電放散特性)であった.[
: S B S +可塑化EO/ECII+ポリフロヒ
レンー段階加熱混合(30部EO/ECH)例12の戒
分を単一工程で一緒に混合したところ、得られた組成物
は、例12と本質的に同様な表面抵抗率及び90%/9
9%減衰時間を有した。
上記具#例を表2にまとめて示す。
筆2宍 (20%EO/ECH) 3 (SBS十EO/ECU) +(ボリフ゜ロピレン〉(
20%EO/ECII) 一段階 極めて貧弱 (40%EO/ECII) 9 可塑化EO/ECH+ポリプロピレン (40%EO/ECII) 一段階 良 好 10 (SBS十可1贅じO/主CI1)十 (ボリブロビレン)(20%EO/ECII)二段階 極めて良好 策9組2プI 上記具体例から見られる如く、静電放散特性は、重合体
ブレンドが二段階でなされる場合に一般的に改良される
.好ましくは、オキシラン共重合体く第二成分)を先ず
可塑剤、加工助剤、衝撃性変性剤、及び/又は同様なも
の(第三成分)と混合し、残りの戒分を次いで第二の加
熱混合過程において添加するのがよい. この二段階ブレンドは同様な静電放散性能を達成するた
めにより少ない(一段階ブレンドに対して〉静電放散第
二成分を必要とするにすぎない。
改良は、より低割合の第二成分において最も良好に見ら
れる.第二成分の相対量が増大されるにつれて、一段階
法及び二段階法の性能は究極的に実質的に同一となるよ
うである.従って、各種戒分の適当な量を決定するため
には、本発明の任意の特別の実施態様について通常の技
術及び実験が必要である。
一般的に第二成分は他の成分より一層高価であり、主と
して静電放散特性を与えるために添加される.第二成分
が絶対的に必要であるよりも多量に添加されるならば、
最終ブレンドのコストが一般的に増大し、第二成分の望
ましくない性質が最終材料により明らかとなることがあ
る。本発明は従って通常の一段階ブレンド法において得
られるよりも、より低濃度の第二成分を許容するので極
めて有利である。
本発明の組成物は、静電放散応用に対して驚く程有効な
表面抵抗有効率並びに良好な寸法安定性、延性などを与
えることが判明した。
当業者は容易に上記発明への変更を認識し、且つおそら
くそれを行うであろう。上記実施態様の等価の変更及び
修正も又本発明に含まれることが理解されるべきである
。具体例は本発明に対する限定と解されるべきでなく、
単に各種実施態様を例示するために含まれるに過ぎない

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、静電放散材料の製造方法であって、 二段階で第一、第二及び第三成分を加熱混合或いはブレ
    ンドし、これにより第一段階において第二及び第三成分
    が先ず一緒に加熱混合或いはブレンドされて最初の混合
    物を与え、次いで第二段階において第一成分を前記最初
    の混合物と加熱混合或いはブレンドすることを含んで成
    り、ここで、第一成分がポリオレフィン、ウレタン、縮
    合、ビニル或いはスチレン重合体よりなり、第二成分が
    実質的に下記共単量体の重合体生成物であるオキシラン
    共重合体よりなり: i)約5〜約95重量%の範囲の酸化エチレン;及び ii)約95〜約5重量%の範囲の少なくとも一種の複
    素環単量体、ここで環状共単量体は酸素原子及び少なく
    とも2個の炭素原子を有する環よりなり;そして第三成
    分が重合体添加剤であり、ここで第二成分の量が同一材
    料組成物の通常の一段階法において同一の静電放散性能
    を得るのに必要な量より少ないことを特徴とする方法。 2、前記第二成分が、更に次の単量体: a)酸化エチレン、及び b)エピハロヒドリン或いは酸化プロピレン(酸化エチ
    レン対残存単量体の重量比は約1:1より大である)の
    重合体生成物を含んでなる請求項1記載の方法。 3、酸化エチレン対残存共単量体の重量比が約2:1よ
    り大である請求項2記載の方法。4、前記第三成分が更
    に可塑剤、安定剤、酸化防止剤、オゾン防止剤、充填剤
    、繊維或いは衝撃変成剤を含んでなる請求項1記載の方
    法。 5、前記第三成分が更にPVC或いはポリオレフィンを
    含んでなる請求項4記載の方法。6、組成物が請求項1
    の方法の最終生成物である静電放散組成物。 7、前記方法が更に請求項2により規定される請求項6
    記載の組成物。 8、前記方法が更に請求項3により規定される請求項7
    記載の組成物。 9、前記方法が更に請求項5により規定される請求項8
    記載の組成物。 10、混合が押出し機を用いて達成され、そして二段階
    混合が第二及び第三成分を押出し機スクリューに沿った
    第一の位置で添加することにより達成され、そして第一
    成分が押出し機スクリューに沿つた第二の位置で添加さ
    れ、ここで該第一の位置及び該第二の位置が異っている
    請求項1記載の方法。
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