JPH0352731Y2 - - Google Patents

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JPH0352731Y2
JPH0352731Y2 JP5720089U JP5720089U JPH0352731Y2 JP H0352731 Y2 JPH0352731 Y2 JP H0352731Y2 JP 5720089 U JP5720089 U JP 5720089U JP 5720089 U JP5720089 U JP 5720089U JP H0352731 Y2 JPH0352731 Y2 JP H0352731Y2
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electric motor
trough
electric motors
conveyor
resonant type
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は共振型振動コンベアにおける駆動用電
動機に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
一般に電動機を駆動源とする共振型振動コンベ
アには種々の構造のものが知られているが、中で
も共振型振動コンベアでは一個の電動機が使用さ
れ、この電動機の回転力をクランク機構を介して
直線振動力に変換し、この直線振動力をトラフに
伝達するようにしたものが広く知られている。公
知のように共振型振動機では共振現象が利用され
るために定常振動時にはその駆動力はわづかでよ
い。従つて共振型振動コンベアでも定常振動時に
はその駆動力、すなわち電動機のトルクはわづか
でもよいが、このトルクではコンベアは起動しな
い。このためコンベアを起動させるに足る大きな
起動トルクを有する電動機が使用されている。然
るに起動トルクの大きい電動機は流れる電流も大
きく、銅損となつて、コンベア本来の材料移送エ
ネルギーの他に無駄なエネルギーが消費されるこ
とになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述の点に鑑みてなされ、省エネルギ
ー化を図り、更に小型の電動機の使用を可能とす
る共振型振動コンベアにおける駆動用電動機を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的は、 トラフと、該トラフの下方に配設され防振ばね
により地上に支持されるカウンター・ウエイト
と、前記トラフと前記カウンター・ウエイトとを
結合する弾性手段と、クランク機構と駆動用電動
機とから成り、該駆動用電動機の回転運動を前記
クランク機構により直線運動に変換して前記トラ
フを該振動系の固有振動数に近い振動数で直線振
動させるようにした共振型振動コンベアにおける
駆動用電動機において、前記駆動用電動機を前記
トラフに関し対称的に配設された一対の電動機に
よつて構成し、かつこれら電動機によつて前記ク
ランク機構を共通に駆動させるようにし、前記共
振型振動コンベアを起動開始するときには前記両
電動機に電源を供給し、所定時間経過後に前記両
電動機のうち一方の電動機への電源供給を遮断す
るようにしたことを特徴とする共振型振動コンベ
アにおける駆動用電動機、によつて達成される。
〔作用〕
2個の電動機の駆動によつて起動は円滑に行わ
れる。所定時間の経過後に1個の電動機のみの駆
動に切り換えられ、定常状態(共振状態)でトラ
フを振動させる。電源供給を遮断された方の電動
機は共通のクランク機構に結合されているが電流
が流されていないので銅損などなく消費電力は0
である。共振状態では駆動力は充分に小さくなる
ので1個の電動機の駆動で駆動力は充分である。
よつて消費電力を小とすることができる。また、
トラフに関し一対の電動機がカウンター・ウエイ
ト上に対称的に配置されているので、振動系全体
の質量分布がバランスしており、トラフの振動は
移送方向に関し均一となり、よつて円滑な材料の
移送作用が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細につき、図示した実施例に
基づいて説明する。第1図は本考案の実施例によ
る共振型振動コンベアの側面図、及び第2図は同
コンベアの第1図における−線方向の断面図
であるが、図においてトラフ1とカウンター・ウ
エイト2とは左右に対となつている複数のプツシ
ユ・レバー3及びコイルばね4によつて相互に振
動可動に結合されており、カウンター・ウエイト
2上には後述の駆動部5が取り付けられている。
そしてコンベア全体は防振ばね6によつて地上に
支持されている。
駆動部5は第2図に明示するように、カウンタ
ー・ウエイト2に取付部材7a,7bを介して取
り付けられた左右一対の電動機M1,M2、これら
電動機M1,M2の回転軸のそれぞれ一端に固定さ
れた小プーリー8a,8b、これら小プーリー8
a,8bと大プーリー10a,10bとに巻回さ
れるVベルト9a,9b、大プーリ10a,10
bを両端に固定させているクランク・シヤフト1
1、カウンター・ウエント2上に固定され、クラ
ンクシヤフトを支承する一対のベアリング・ハウ
ジング12a,12b、及びクランクシヤフト1
1の両端部近くに取付けられた一対の偏心軸ハウ
ジング13a,13bから成つている。偏心軸ハ
ウジング13a,13bにはいわゆるリグノフエ
ローから成る連結板14a,14bの一端が固定
され、この連結板14a,14bの他端はゴムス
プリング・ユニツト15a,15bを介してトラ
フ1に取り付けられる。
次に第3図を参照して上述の電動機M1,M2
駆動回路について説明する。
電動機M1,M2は例えば三相用誘導電動機であ
つて、三相交流電源端子R,S,Tがノーヒユー
ズ・ブレーカNFB(配線用遮断器)、第1電磁接
触器MC1の接点部20及び第1熱動継電器Th1
熱検知部21を介して一方の電動機M1の入力端
子U1,V1,W1に接続されると共に、ノーヒユー
ズ・ブレーカNFB、第2電磁接触器MC2の接点
部22及び第2熱動継電器Th2の熱検知器23を
介して他方の電動機M2の入力端子U2,V2,W2
に接続される。更に三相交流電源端子R,S,T
のうち、端子RS間には第1、第2熱動継電器
Th1,Th2の接点部24,25、OFF用押しボタ
ンスイツチ26、ON用押しボタンスイツチ2
7、第1電磁接触器MC1、の補助接点部28第
1、第2電磁接触器MC1,MC2のソレノイド部
29,30、限時継電器Tの限時部31、及び同
継電器Tの接点部32が図示するように接続され
ている。
本考案の実施例による共振型振動コンベア及び
このコンベアの電動機M1,M2の駆動回路は以上
のように構成されるが、次にこれらの作用につい
て説明する。
今、第1図又は第2図の共振型振動コンベアを
駆動開始すべく第3図のON用押しボタンスイツ
チ27を押したとする。すると限時継電器Tの限
時部31が作動開始すると共に第1、第2電磁接
触器MC1,MC2のソレノイド部29,30が励
磁され、それらの接点部20,22が図示の状態
より閉じる。これにより電動機M1,M2が駆動開
始される。なお、第1電磁接触器MC1のソレノ
イド部29が励磁されると共に補助接点部28も
閉じ、これによりON用押しボタンスイツチ27
から手をはなしても、第1、第2電磁接触器
MC1,MC2のソレノイド部29,30の励磁状
態は自己保持される。
本実施例では一対の電動機M1,M2は同容量で
あつて、ほゞ同一の起動トルクで回転し始める。
この回転力はプーリー8a,8b、Vベルト9
a,9b、大プーリー10a,10b及びクラン
クシヤフト11を介して偏心軸ハウジング13
a,13bに伝達され、連結板14a,14bは
直線振動を開始する。この直線振動力はゴムスプ
リング・ユニツト15a,15bを介してトラフ
1に伝達され、トラフ1はこの方向に振動し始め
る。なお、ゴムスプリング・ユニツト15a,1
5bは起動時の衝げきを緩和すると共に、必要な
起動力を若干減少させる働らきもする。
起動開始後、所定時間が経過すると限時継電器
Tの接点部32が図示の状態より開く。なおこの
所定時間は限時継電器T内に設定された時間であ
る。接点部32が開くと、これに直列に接続され
た第2電磁接触器MC2のソレノイド部30への
励磁が断たれ、この接点部22が再び図示のよう
に開く。これによつて一方の電動機M2は電源か
ら遮断される。以後、他方の電動機M1のトルク
によつてのみトラフ1は振動する。なお本実施例
によれば、一方の電動機M2が電源から遮断され
た後も、クランク・シヤフト11が共通に使用さ
れているため、大プーリー10b,Vベルト9b
及びプーリー8bを介して、回転力がこの電動機
M2のロータに伝えられるが、ステータにもロー
タにも電流が全く流れることがないので、銅損は
零である。
本実施例では以上述べたように2個の電動機を
同時に起動開始して、1個の場合の倍のトルクで
コンベアを起動開始するようにしたので、コンベ
アはなめらかに起動開始すると共に、所定時間経
過後には一方の電動機を電源から遮断するように
したので、定常振動時に消費されるエネルギーは
従来より一段と小さくすることができる。すなわ
ち、従来は約2個の電動機分の起動トルクを有す
る大容量の電動機1個を使用していたので、定常
振動時にも大電流による銅損として余分なエネル
ギーを費していたが、本実施例によれば起動時に
は合計の電流は従来と同様に大きくても、所定時
間後は一方の電動機を電源から遮断するようにし
たので、他方の電動機に流れている電流による銅
損のみとなり余分なエネルギーの消費は避けられ
る。
定常振動時に必要なトルクはトラフ1上で移送
される材料の重量にもよるが、起動時のトルクの
約1/2〜1/3でよいことが実験的にわかつている。
従つて上述の実施例では同容量の電動機を2個使
用したが、場合によつては2:1の容量比を有す
る電動機を2個用いて所定時間後、大容量の方の
電動機を電源から遮断するようにしてもよい。
定常振動においては振動系の共振周波数にほゞ
等しい周波数(この周波数で駆動されるようにプ
ーリ8a,8b及び大プーリ10a,10bの径
比が定められている)で、かつ設定された偏心軸
ハウジング13a,13bの偏心度に応じた振巾
でトラフ1が振動し、トラフ1上に供給された材
料を第1図において右方へと移送する。また、カ
ウンター・ウエイト2上に電動機M1,M2がトラ
フ1に関し対称的に配置されているので、振動系
全体の質量分布がバランスしており、トラフの振
動は全長にわたつて一様なものとすることができ
る。よつてトラフ1上で材料の円滑な移送作用を
得ることができる。
コンベアの駆動を停止する場合には、第3図に
おいてOFF用押しボタン26を押す。これによ
り第1電磁接触器MC1のソレノイド部29の励
磁は断たれ、その接点部20は図示のように開か
れ、電動機M1への電源供給は遮断され、トラフ
1の振動は停止する。
なお、本実施例では電動機M1,M2に電源を供
給しているときに何らかの理由で電動機M1又は、
M2が過負荷になつて異常に大きな電流が流れた
ときには、これを熱動継電器Th1又はTh2の熱検
知部21又は23が検知して、接点部24又は2
5を開く。これにより電磁接触器MC1,MC2
ソレノイド部29,30の励磁は断たれ、それら
の接点部20,22は開かれて、電動機M1,M2
の電源供給が遮断されるようになつている。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿
論、本考案はこれに限定されることなく本考案の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例では同容量の電動機を2個
用いたが、異容量の電動機を2個用いてもよい。
しかし同容量の電動機を用いた方が、これらが実
施例のように振動するカウンター・ウエイト2に
固定される場合には質量均衡(マスバランス)の
点からは、より望ましいと言える。なお、この点
からも従来の1個の電動機をカウンター・ウエイ
トの片側に固定しているコンベアに比べ、実施例
のコンベアの方がすぐれていると言える。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の共振型振動コンベア
における駆動用電動機によれば、起動開始を円滑
に行うことができ、消費電力を従来より少なくす
ることができ、更にトラフ上での材料の円滑な移
送作用を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例の共振型振動コン
ベアの側面図、第2図は第1図における−線
方向の拡大断面図、及び第3図は同コンベアの駆
動源である電動機の駆動回路例を示す電気回路図
である。 なお図において、1……トラフ、2……カウン
ター・ウエイト、3……プツシユ・レバー、4…
…コイルばね、5……駆動部、11……クランク
シヤフト、13……偏心軸ハウジング、14……
連結板、M1,M2……電動機、20……第1電磁
接触器MC1の接点部、22……第2電磁接触器
MC2の接点部、29……第1電磁接触器MC1
ソレノイド部、30……第2電磁接触器MC2
ソレノイド部、31……限時継電器Tの限時部、
32……限時継電器Tの接点部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラフと、該トラフの下方に配設され防振ばね
    により地上に支持されるカウンター・ウエイト
    と、前記トラフと前記カウンター・ウエイトとを
    結合する弾性手段と、クランク機構と駆動用電動
    機とから成り、該駆動用電動機の回転運動を前記
    クランク機構により直線運動に変換して前記トラ
    フを該振動系の固有振動数に近い振動数で直線振
    動させるようにした共振型振動コンベアにおける
    駆動用電動機において、前記駆動用電動機を前記
    トラフに関し対称的に配設された一対の電動機に
    よつて構成し、かつこれら電動機によつて前記ク
    ランク機構を共通に駆動させるようにし、前記共
    振型振動コンベアを起動開始するときには前記両
    電動機に電源を供給し、所定時間経過後に前記両
    電動機のうち一方の電動機への電源供給を遮断す
    るようにしたことを特徴とする共振型振動コンベ
    アにおける駆動用電動機。
JP5720089U 1989-05-18 1989-05-18 Expired JPH0352731Y2 (ja)

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