JPH0352525Y2 - - Google Patents

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JPH0352525Y2
JPH0352525Y2 JP1986176495U JP17649586U JPH0352525Y2 JP H0352525 Y2 JPH0352525 Y2 JP H0352525Y2 JP 1986176495 U JP1986176495 U JP 1986176495U JP 17649586 U JP17649586 U JP 17649586U JP H0352525 Y2 JPH0352525 Y2 JP H0352525Y2
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JP
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hollow tube
end side
moving member
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liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は医療分野に用いる輸液装置などに使
用する導液チユーブの途中に介在させ、該導液チ
ユーブ内を通る液体の流量を制御する薬液流量制
御装置に関するものである。
〔考案の背景〕
薬液や血液を患者の静脈に注入する輸液装置に
おいて、薬液の流量を精密に制御されなければな
らない、このため、薬液流量の制御を行うための
先行技術が数多く提案されてきた。例えば、可撓
性を有する導液管をその上面をローラやネジなど
で押圧して、その流路の断面積を変化させて流量
制御を行う装置や、導液管の流路内にフエルト、
発泡体や海綿などの多孔塊を置き、該多孔塊を加
圧圧縮して流量を制御する装置などが古くから知
られていた。
ところが、そうした可撓性材料を押圧して流路
面積を調整する装置は、その材料の復元力によつ
て押圧部が経時的に変形して流路面積が変わるた
め、特公昭55−27987号のように導液管を抱持す
る溝体の形状と、該導液管を押圧するローラの形
状を適宜変えて流路の経時変形を防止する装置
や、特公昭53−40036号のように押圧される導管
部内を細長い弾力ある繊維でほぼ満たすことで変
形状態の安定性を確保する装置などの改良装置が
提案されてきた。
しかしながら、そうした弾性体の変形を利用す
る流量制御装置は、流量の微調整が困難である上
に変形流路の経時変化も本質的に防ぐことはでき
なかつた。即ち、弾性体を変形して流路面積を変
えることができるのは、それが復元力をもつから
であるが、逆に、復元力が存在する限り経時的変
形の発生を防止することが可能となるからであ
る。
また、特公昭55−45799号のように、可撓性を
有する外筒体に、外面に軸線方向に延在する変化
断面の凹所を有するコアを挿入し、前記外筒体の
上面を割リングで押圧することにより、その流路
の断面積を変化させる流量制御装置も案出されて
いたが、この装置では、可撓性外筒体の同一箇所
を長時間押圧し続けると、押圧部が変形して本来
の形状に復元しにくくなり、割リングを除去した
後もコア方向に突出して、流路を狭めたり閉塞し
たりするといつた問題が生じるため、長期使用に
は適さなかつた。
さらに、特開昭57−160467号のように、前端側
にチユーブ連結筒を有する外筒体と、該外筒体の
内面に設けた弁シートに摺接嵌挿された計測用ピ
ンとを備え、該計測用ピンは、前記外筒体の流路
内に設けたピニオンに噛合するラツクを頂部に備
え、前記外筒体の外面に設けたダイヤルに前記ピ
ニオンを連動させることにより上下動できるよう
にし、かつ、該計測用ピンは、軸線方向に変化す
る断面積を有する切欠を表面に設けたことを特徴
とする薬液流量制御装置も案内されていた。しか
しながら、この装置においては、計測用ピンを上
下動させるピニオン及びラツクが外筒体の流路内
に有るため、これらの歯に薬液や血液が付着して
微調整が困難となり、経時的に正確な滴下ができ
なくなるといつたおそれがあつたし、ピニオンは
外筒体の外面に設けられたダイヤルと連携してお
り、この連携部分から外筒体内に雑菌が侵入し易
いといつた問題もあつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の点に鑑み、弾性体の変化を使
わずに導管内の流路面積を精密に調整できる、安
全性の高い薬液流量制御装置を提供することを目
的としている。
〔考案の構成〕
上記の目的を達成するため、この考案は前端側
にチユーブ連結筒を有する外筒体と、該外筒体の
内面に沿つて液密状に移動できる移動部材に貫通
状に固定された中空管とを備え、該中空管は、前
記外筒体の前端側内面に設けた固定壁の透孔に摺
接嵌挿され、前記移動部材より後端側の外面に設
けたラツクに噛合するように前記外筒体の外面に
設けたピニオンの操作により前後動できるように
し、かつ、前記移動部材より前端側の前記中空管
に、先端部を残して透液孔を設け、移動部材の移
動量に応じて流量を変化させ得るよう構成したも
のである。
〔実施例〕
以下、この考案を添付図面に示す実施例によつ
て説明する。
図において、1は前端側に第一チユーブ2が結
合できるチユーブ連結筒3を有する外筒体、4は
外筒体1の内面に沿つて液密状に移動できる移動
部材である。移動部材4はゴムパツキン等の液密
状態で外筒体内面に摺接しているとともに、その
中心部には貫通状に中空管5が固定されている。
該中空管5は、前記外筒体1の前端側内面に設け
た固定壁9の透孔9aに摺接嵌挿され、かつ、該
中空管5の先端部5aを残して封緘6され、前記
移動部材4より前端側5aを除く外周面5bには
透液孔7が設けられている。また、移動部材4の
後面側の中空管の後端には第二チユーブ8が連結
されている。
9は前記外筒体1の前端側内面に設けた固定壁
で、該固定壁9には前記移動部材4に貫通状に固
定した中空管5の前端部が摺接嵌挿できる透孔9
aを備えている。
10は前記移動部材4の移動付勢手段で、該移
動付勢手段10は移動部材4の後面側の中空管5
の上面に設けたラツク11に、外筒体1の上面に
貫通状に軸支されたピニオン12を噛合してな
り、該ピニオン12を手指により回転させること
により二方向に移動できるようになつている。こ
の場合に移動部材4の後面側の中空管5の側面に
移動部材4の移動量を指示する目盛13を付して
おくと便利である。
上記実施例によれば、第二チユーブ8から中空
管5内に流入した液体Aは移動部材4の前面側か
ら突出する中空管5の前端側5bに設けた透液孔
7から外筒体1内に流出するが、移動部材4が第
2図の如く位置し、中空管5の前端部外周が固定
壁9の透孔9aに周接しているときは、液体Aは
外筒体1内に止められる一方、移動部材4を第3
図の如く前進させ、移動部材4の前面側に突出す
る中空管5を固定壁9の透孔9aを貫通させる
と、その前端側5bに設けた透液孔7を通して外
筒体1内に止められていた液体Aはチユーブ連結
筒3及び第二チユーブ2側に流れ出すこととな
る。この流量は中空管5が固定壁9の透孔9aを
突出する突出量にほぼ比例し、液体流量調整が可
能になる。この場合において中空管5の突出量に
対する流量は中空管5の管長が長ければ長いほど
微調整が可能となるし、その流量変化割合は非常
にゆつくりとなる。
なお、前記チユーブ連結筒3は移動部材4を最
も前進させたときには中空管5の前端部外周が周
接できるテーパ状の内孔を有し、この部分でも液
体Aの流量調整が可能になつている。これは中空
管5の透液孔7からの液体の過剰流出を防止する
ためにも有効である。
また、前記移動部材4の前面側に突出する中空
管5の外周面に設けた透液孔7は上記実施例では
長手方向に沿つて幅1mm程度のスリツトを設けて
いるが、無数の小孔であつてもよい。例えば、周
面に無数の微細孔を有する濾過膜よりなる中空繊
維を利用してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は前端側にチユ
ーブ連結筒を有する外筒体と、該外筒体の内面に
沿つて液密状に移動できる移動部材に貫通状に固
定された中空管とを備え、該中空管は、前記外筒
体の前端側内面に設けた固定壁の透孔に摺接嵌挿
され、前記移動部材より後端側の外面に設けたラ
ツクに噛合するように前記外筒体の外面に設けた
ピニオンの操作により前後動できるようにし、か
つ、前記移動部材より前端側の前記中空管に、先
端部を残して透液孔を設けたことを特徴としてい
るから、弾性体の変形現象を利用することなく流
量調整を行うことができ、弾性体の復元力に起因
する流路面積の変動をなくすことができるし、外
筒体が本来の形状に復元せずに、流路を狭めたり
閉塞したりするおそれもないから、長期使用に耐
え得る。また、液体漏出管の移動量に比例した流
量制御を行うことができるので、その移動量を微
調整することで流量を精密に制御することができ
る。従つて、患者に供給する薬液を精密かつ安定
的に制御でき、しかも、ラツク及びピニオンが液
体の流路外に有るため、液体がこれらに付着する
ことは一切なく、常に正確な流量調整ができる
し、雑菌が侵入する可能性もきわめて低いといつ
た、高い安全性を有しているから、抜群の効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の薬液流量制御装置を示し、第1
図は一部切欠外観斜視図、第2図は流体停止時の
断面図、第3図は流体流出時の断面図である。 1……外筒体、2……第一チユーブ、3……チ
ユーブ連結筒、4……移動部材、5……中空管、
5a……前端部外周、5b……前端側、6……封
緘部、7……透液孔、8……第二チユーブ、9…
…固定壁、9a……透孔、10……移動部材の移
動付勢手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前端側にチユーブ連結筒を有する外筒体と、
    該外筒体の内面に沿つて液密状に移動できる移
    動部材に貫通状に固定された中空管とを備え、
    該中空管は、前記外筒体の前端側内面に設けた
    固定壁の透孔に摺接嵌挿され、前記移動部材よ
    り後端側の外面に設けたラツクに噛合するよう
    に前記外筒体の外面に設けたピニオンの操作に
    より前後動できるようにし、かつ、前記移動部
    材より前端側の前記中空管に、先端部を残して
    透液孔を設けたことを特徴とする薬液流量制御
    装置。 (2) 前記チユーブ連結筒が、前記移動部材を最も
    前進させたときに、前記中空管の先端部外周が
    周接できるテーパ状の内孔を有するものである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の薬液流量
    制御装置。 (3) 前記中空管の前記移動部材より前端側に設け
    た透液孔が、長手方向に沿つて設けたスリツト
    である実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載の薬液流量制御装置。 (4) 前記中空管の前記移動部材より前端側に設け
    た透液孔が、無数の小孔である実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の薬液流量制御
    装置。 (5) 前記中空管の前記移動部材より後端側の側面
    に、該移動部材の移動量を指示する目盛が付さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項乃至第
    4項のうちの1項記載の薬液流量制御装置。
JP1986176495U 1986-11-17 1986-11-17 Expired JPH0352525Y2 (ja)

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JP1986176495U JPH0352525Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JPS63175363U JPS63175363U (ja) 1988-11-14
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5545799A (en) * 1978-09-28 1980-03-31 Dow Corning Polishing compound
JPS57160467A (en) * 1980-11-24 1982-10-02 Masutaa Medical Corp Flow rate regulator for injecting vein injection

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5545799A (en) * 1978-09-28 1980-03-31 Dow Corning Polishing compound
JPS57160467A (en) * 1980-11-24 1982-10-02 Masutaa Medical Corp Flow rate regulator for injecting vein injection

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