JPH0352111Y2 - - Google Patents

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JPH0352111Y2
JPH0352111Y2 JP12381285U JP12381285U JPH0352111Y2 JP H0352111 Y2 JPH0352111 Y2 JP H0352111Y2 JP 12381285 U JP12381285 U JP 12381285U JP 12381285 U JP12381285 U JP 12381285U JP H0352111 Y2 JPH0352111 Y2 JP H0352111Y2
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water
nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本案は冬の降雪時に温かい地下水をポンプでみ
上げ、雪の降に積もる道路や駐車場などの広場の
地表下に埋設した送水管に水を送り、送水管の
所々から地下水を地表にまいて雪を消すための消
雪ノズルに係るものである。
ロ 従来の技術 道路や駐車場などの積雪を水によつて消雪する
技術は比較的最近(戦後)の技術に属するもので
ある。初めは新潟県中越地方などで水道水や地下
水ポンプの蛇口にホースをつなぎ、ホースの横腹
に沢山の小孔を開けて地上に置きこれに水を流入
させると小孔から水がふき出し雪を消すことが出
来た。その後長岡市の今井与三郎氏がホースを鉄
のパイプにかえ、パイプの一部が地表に出るよう
に地下に埋設し、パイプの地表に出ている所に多
数の小孔をあけて水をふき出させ消雪を行なつた
しかしパイプの小孔(散水孔)がすぐ鉄さび等で
目づまりして、パイプ全長にわたつて平均に放水
出来なかつたり、パイプの上に重量車が乗るとパ
イプを破損して役にたたなくなる事から、パイプ
を10cm以上深く地下に埋設すると共にパイプから
地表まで細いパイプを角のように多数設け、パイ
プの先端に小孔の開いた単孔のノズルを取りつ
け、ノズルから水を噴出するようにしたがノズル
孔がすぐつまつてしまつたり、また各ノズルから
出る水の量が一定せずあるノズルは水がチヨロチ
ヨロとしか出ていないのに、あるノズルは道路を
歩く人に水がかかるほど大量に水が噴出したりま
た消雪効果が悪いので、ノズル毎に水量調節機構
を持たせたり、散水孔を複数にした各種の消雪ノ
ズルが考案されて来た。
これ等の消雪ノズルを大別すると、水量調節機
構の考案と散水孔の考案に分けられ、水量調節機
構そのものに限つてみても、図面3の第7図、第
8図に示すような吐出孔13に先端をテーパさせ
た水量調整ネジ9を押しつけたり、はなしたりし
て水量を調節するもの〜公開実用新案公報(以
下、開実と称す)昭54−134306、昭55−28414、
特55−64856〜等があり。
吐出孔13に先端を吐出孔13より広い平面に
した水量調整ネジ9の先端で押しつけたり、はあ
したりして水を調節する方式のもの〜開実昭51−
32145、開実昭55−68555、開実昭55−68556〜等
がある。
この他にスプールの水平方向の回動によりバル
ブ孔と対面する連通孔の位相を変化させて水量を
調節するもの〜開実昭57−199063、開実昭58−
58852。
球形の弁を用いて調節するもの〜開実昭58−
128650。
中空の水量調整ネジの先端に数条のたての切溝
を設け、これを吐出孔に出し入れして調節するも
の開実昭54−141006、開実昭55−95858、開実昭
55−95860、開実昭55−99759、開実昭58−
156544。
水量調整ネジの先端表面にループ状の切溝を設
け水量を調節しようとするもの〜開実昭56−
87152、開実昭57−51654。
調節ネジを使わないで孔の開いたリングで調節
するもの〜開実昭55−153151。
散水孔の大きさを変えて水量を調節するもの〜
開実昭49−55832。
散水孔の太さを先端にゆくほど細くしたもの〜
開実昭57−55555。
散水孔そのものを上下させて調節するもの〜開
実昭58−23662。
ノズル体内の空洞部を区かくして夫々に調節機
構をつけたもの〜開実昭56−84056。等々があり、
散水孔、ノズル頭のバラエテーについては省略す
る。
ハ 考案が解決しようとする問題点 従来技術の項で述べたように消雪ノズルに於て
は、消雪ノズルを取りつける地下の送水管がポン
プから、その末端まで10mから100m以上に及び、
ポンプに近い消雪ノズルと末端にある消雪ノズル
では、水の噴出量がどうしても異なつて来るので
消雪ノズルに水量調整機構を附加しない平均した
消雪機能を発揮出来ないので夫々水量調整機構を
工夫しているが、その機構が必要以上に複雑なた
めコスト高になるうえ、消雪に使用する地下水の
多くが金気を含んだ硬水のため消雪ノズル内の複
雑な機構に水あかや鉄さびが附着、1年も使用し
ないうちに消雪ノズルとしての機能を発揮出来な
くなるといつた重大な欠点があり、消雪ノズル内
の鉄さびや水あかを取るためには、ひとつひとつ
ノズルを分解し内部機構の掃除を行なわなければ
ならないという不便がある。しかも従来の技術に
よる消雪ノズルには消雪ノズル内、特に流水の吐
出孔13内に金気水による鉄さびが附着し易く、
鉄さびが吐出孔13の水流を阻害するようになつ
ても、これを簡単に除去する方法が施されていな
いという重大な欠点を有している。
ニ 考案の構成 問題点を解決するための手段 従来の消雪ノズルは内部機構が複雑で製品のコ
スト高をまねいているので、本案は内部機構を出
来るだけ単純にしてコスト安を計ることと、特に
水あかや金気水により鉄さびが附着して、所望量
の流水と水量調整機能を阻害され易い吐出孔13
の内壁清掃機構と水量調整機能とを同時に行なえ
る水量調整装置として、実用新案登録請求の範囲
ヘに記載したノズル頭10に設けられたネジ孔1
6に先端が竹ヤリのほ先状に鋭どく斜めにこう配
し、吐出板4の吐出孔13にほ先状部の全体がピ
ツタリ嵌合嵌入するようにした水量調整ネジ9を
螺嵌することによつて水量調整ネジ9のほ先状の
先端が切刃となつて吐出孔13の中に強固に附着
した水あかや鉄さびを回転しながら削り取るとと
もに、水量を調節し得るようにした。
ホ 実施例 本案消雪ノズルの実施例として、その大きさは
本願図面の第1図、第2図、第3図、第4図は実
物大で、ノズル体1を上面直径7cm、下面直径6
cm、高さ8cmにし、本体はネヅミ鋳鉄で鋳造、旋
盤で図面のように寸法通りに製作。
ノズル頭10及び吐出板4はポリアセタール樹
脂を使用して製作。
ノズル頭固定ネジ8及び水量調整ネジ9を真鍮
(BsBm)で作り、部品がわずかで5個なので極
めて簡単に組立することが出来た。以上のように
組立てられた本案消雪ノズルを地下に埋設した送
水パイプに係着、ノズル体1に地下水(硬水)を
送水し水量調整ネジ9をドライバーで左右にまわ
し水量調整を行なつたところ、地下水は導水管1
7より送水管3を経て下部整水槽5に入り整水さ
れ、吐出板4に設けられた吐出孔13を通り吐出
孔13の出口と、先端が竹ヤリのほ先状にこう配
した先端を有する水量調整ネジ9の間から、上部
整水槽に流入した上部整水槽6とノズル頭10に
設けられた整水溝14で等圧に整水され、ノズル
頭10に設けられた直径2.5mmの所望個数の散水
孔7から、夫々均等量の水を噴出する事が出来
た。
この本案消雪ノズルを毎日午前中に4時間づつ
30日間にわたつて使用して見たところ、吐出13
の内壁面と吐出孔13と水量調整ネジ9の先端部
の間に鉄さびが附着し、流水量が頭初の半分くら
いに減少したので、ノズル体1のノズル頭10等
を取りはずすことなく、そのまま水量調整ネジ9
をドライバーで最深部まで螺入したのち、もとの
位置までもどしたところ水量調整ネジ9の竹ヤリ
のほ先状の先端が回転する切刃先となつて、吐出
孔13の内面に強固に附着した鉄さびや水あかを
けずり取つて、吐出孔13の内壁面を清掃し流水
の障害を簡単に取り去ることが出来たので、頭初
の流水量と同し水量を極めて容易に得ることが出
来、この作業に要した時間は6秒間であつた。
ヘ 考案の効果 一般に消雪ノズルは地下水をポンプでくみ上げ
てノズル体の内部に設けられた水量調整機構で水
量を調節したのち、その水をノズル体1の上部に
ある散水孔7から外に噴出させるものであるが、
消雪に使用する地下水の多くは金気を多量に含有
する硬水で、そのためノズル体1内の水量調整機
構や散水孔7の内部に鉄さびや水あかが附着し、
水流を阻害したり、止めてしまい使用不能や能率
低下をまねくので、時々水あかや鉄さびでつまつ
てしまつた散水孔7にドリルを通して鉄さび等を
除去したり、ノズル体1内の水量調整機構に附着
した鉄さびや水あかを取り除くため、消雪ノズル
の機構を分解し吐出孔13が水量調整ネジ9等を
清掃しなければならない。
散水孔7の清掃は消雪ノズルの機構まで分解せ
ず、ノズル頭10の表面からドリル等で行なえる
が吐出孔13や水量調整ネジ9の先端を清掃する
にはノズル機構を分解しなければ清掃することが
出来ず、不便であると共に専問的な労力を必要と
するといつた欠点がある。
本案はこうした不便や欠点を解消したもので、
実用新案登録請求の範囲ヘに記載した吐出孔13
内に水量調整ネジ9の先端が刃先となつて嵌入す
るので、ノズル体1の内部にある吐出孔13に中
に附着した鉄さびや水あかを取り除こうとする時
には、専問的な知識も、またノズル機構を分解す
ることもなく、ただノズル頭10に設けてある水
量調整ネジ9をドライバーで最深部まで螺入した
のち、再びもとの位置にもどすだけで吐出13の
内面その他に附着した鉄さびや水あかを極めて容
易に除去する事が出来るといつた、従来の消雪ノ
ズルに無かつた効果を提供するものであり、また
従来の各種の消雪ノズルに比して部品が少ないの
で、わずか5個の部品を4工程で組立て分解が出
来、したがつてコストがかからないので大変安価
に製造出来、また消雪ノズルのかさ上げが必要な
時は、ノズル頭10と吐出板4を取りはずすと下
部整水槽5の上部周縁内のネジ山が露出するの
で、これに別の本案消雪ノズルをパイプを介して
螺着すれば簡単にかさ上げが出来るという有効便
利な消雪ノズルを提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案の内部機構を説明する一部切欠
の中央断面図。第2図は、ノズル頭10の平面
図。第3図はノズル頭10の底面図。第4図は、
本案の内部機構を説明する一部切欠の中央断面斜
視図。第5図は、本案の水量調整機構と吐出孔1
3の清掃機構を説明する一部切欠の断面図。第6
図は、本案の水量調整機構と吐出孔13の清掃機
構を説明する一部切欠の斜視図。第7図、第8図
は、従来の水量調整機構を説明する一部切欠の断
面図。 主要符号は、1:ノズル体、2:導水管嵌入
孔。3:送水孔。4:吐出板。5:下部整水槽。
6:上部整水槽。7:散水孔。8:ノズル頭固定
ネジ。9:水量調整スジ。10:ノズル頭。1
1:ノズル頭収納部。12:ネジ孔。13:吐出
孔。14:整水槽。15:中ぐりネジ孔。16:
ネジ孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 地下に埋設した送水管から水を導入する導水管
    に筒状のノズル体を嵌着し、ノズル体内部に水量
    調節機構の頭部に散水孔を設けた消雪ノズルに関
    するもので、 (イ) ノズル体1の下部中心部分に導水管17を嵌
    め込む円筒状の導水管嵌入孔2とその上に水を
    ノズル本体上部に導入する送水孔3を接続して
    設け、 (ロ) 送水孔3の上に連続してノズル本体1の上部
    中心部分に、適当な広さの下部整水槽5と上部
    整水槽6を接続して設け、下部整水槽5の内周
    縁の上部から中ほどにかけて吐出板4を螺嵌す
    べきネジ溝を下部整水槽5の内周縁に螺刻し、 (ハ) 上部整水槽6に連続してノズル本体1の上端
    部に、円盤状のノズル頭10を嵌着すべきノズ
    ル頭収納部11を設け、 (ニ) 吐出板4の円面の中心線上の適当な位置の一
    方の側にノズル頭固定ネジ8を螺嵌するネジ孔
    12と、他方の側に水量調整ネジ9の先の部分
    を挿入してぴつたりと嵌め込んで水流を調節す
    る吐出孔13を吐出板4にそれぞれ貫通して設
    けたうえ、吐出板4の外周縁部にネジ山を螺刻
    して下部整水槽5の上部に螺嵌し、 (ホ) ノズル頭10の円面の中心線上の適当な位置
    に、その一方の側にノズル頭固定ネジ8をネジ
    孔の中ほどでネジ頭が止まるような構造の中ぐ
    りネジ孔15をノズル頭10に貫通して設け、
    他方の側に水量調整ネジ9を螺嵌するネジ孔1
    6をノズル頭10に貫通して設けたうえ、ノズ
    ル頭10の裏面に環状に凹溝をえぐつた整水溝
    14の適当な箇所に適当な個数のノズル頭10
    の表面に貫通する錐孔状の散水孔7を設け、以
    上のノズル頭10をノズル体1の上部のノズル
    頭収納部11に嵌着し、 (ヘ) 頭付きのノズル頭固定ネジ8をノズル頭10
    の中ぐりネジ孔15から吐出板4のネジ孔12
    に挿入螺合してノズル頭10と吐出板4を固定
    し、ネジの上部をネジ孔16に螺合するように
    ネジ山を螺刻し且つその下部外周を吐出孔13
    の内周にぴつたりと嵌合できる構造の水量調整
    ネジ9を作り、吐出孔13に嵌合する水量調整
    ネジ9の先端部分を竹ヤリのほ先状に斜めに切
    つて鋭い勾配を設け、この水量調整ネジ9のほ
    先をネジ孔16から吐出孔13に挿入してネジ
    部分で螺合し、ねじ込み具合によつて9のほ先
    を吐出孔13にぴつたりと嵌合しながら上下自
    在に移動する、 構造の消雪ノズル。
JP12381285U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPH0352111Y2 (ja)

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