JPH0351909Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の技術分野〉 本考案は発熱体の発熱により採暖を行なう電気
カーペツトに関し、特に表裏両面を季節により違
和感なく使用可能とした電気カーペツトに関する
ものである。

〈従来技術〉 従来、この種の電気カーペツトは第１図及び第
２図に示すように通電により発熱する発熱体１を
表生地２とウレタン或はフエルト等よりなる断熱
布３との間に介してカーペツト本体４を形成し、
該カーペツト本体４の発熱体１への通電を行なう
ために電源コード５を接続するジヨイント部若し
くは該カーペツト本体４の発熱体１への通電を制
御するコントロール部をその外郭を形成するケー
シング６により該カーペツト本体４の所定の角部
の表生地２と断熱布３の一部を挾んで装着して構
成したものである。

尚、上記構成において７はカーペツト本体４の
発熱体１への通電を制御するスイツチの操作摘子
であり、また８は電源コード５のジヨイント部へ
の接続体である。

上記のように構成してなる電気カーペツトであ
れば、冬期における暖房器としての使用の際には
問題はないが、シーズンオフ時例えば夏期におい
てその状態のままで普通のカーペツトとして使用
すると、ケーシング６がカーペツト本体４の角部
に位置しているため該ケーシング６の外観が外部
より見え意匠的な違和感を生じ快適な使用が行な
えない欠点があつた。

〈考案の目的〉 本考案は上記のような欠点を除去した電気カー
ペツトを得ることを目的としたものである。

〈考案の実施例〉 以下本考案の電気カーペツトの一実施例を第３
図乃至第５図とともに説明する。

本考案の電気カーペツトは通電により発熱する
発熱体１１を表生地１２と断熱布１３との間に介
するとともに該断熱布１３に裏生地１４を貼付し
てカーペツト本体１５を形成し、該カーペツト本
体１５の発熱体１１への通電を行なうための電源
コード１６を接続するジヨイント部若しくはカー
ペツト本体１５の発熱体１１への通電を制御する
コントロール部をその外郭を形成するケーシング
１７により該カーペツト本体１５の角部の表生地
１２と断熱布１３の一部を挾んで装着し、該カー
ペツト本体１５の裏生地１４を上記ケーシング１
７の平面部分１８に該ケーシング１７の外形と同
形にかぶさるように配して構成したものである。

尚、上記構成において、ケーシング１７と該ケ
ーシング１７にかぶさる裏生地１４に係止部１９
を設けると、該ケーシング１７に裏生地１４が固
着され、該裏生地１４がめくれるようなことがな
い。またジヨイント部とコントロール部を同一ケ
ーシングに収納した場合にも実施することがで
き、本考案は特に上記実施例に限定されるもので
はない。そして第３図において、２０はカーペツ
ト本体１５の発熱体１１への通電を制御する操作
摘子であり、また２１は電源コード１６のジヨイ
ント部への接続体である。

〈考案の効果〉 本考案の電気カーペツトは上記のような構成で
あるから、冬期には電気カーペツト本来の暖房器
として使用が、またシーズンオフ時には裏返すこ
とによりケーシングが裏生地により隠れるために
該ケーシングの外観が見えることがなく、外観的
な違和感がなく、普通のカーペツトとして快適な
使用が行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電気カーペツトの要部概略斜視
構成図、第２図は第１図の要部概略拡大断面構成
図、第３図は本考案の電気カーペツトの一実施例
を示す要部概略斜視構成図、第４図は第３図の要
部概略背面斜視構成図、第５図は第３図の要部概
略拡大断面構成図である。 図面中、１１は発熱体、１２は表生地、１３は
断熱布、１４は裏生地、１５はカーペツト本体、
１６は電源コードを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通電により発熱する発熱体を表生地、断熱布及
   び裏生地との間に介してカーペツト本体を形成
   し、該カーペツト本体の発熱体への通電を行なう
   ために電源コードを接続するジヨイント部若しく
   は該カーペツト本体の発熱体への通電を制御する
   コントロール部を該カーペツト本体に装着してな
   る電気カーペツトにおいて、上記裏生地をジヨイ
   ント部若しくはコントロール部の外形にかぶさる
   如く構成したことを特徴とする電気カーペツト。