JPH0351805Y2 - - Google Patents

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JPH0351805Y2
JPH0351805Y2 JP14532585U JP14532585U JPH0351805Y2 JP H0351805 Y2 JPH0351805 Y2 JP H0351805Y2 JP 14532585 U JP14532585 U JP 14532585U JP 14532585 U JP14532585 U JP 14532585U JP H0351805 Y2 JPH0351805 Y2 JP H0351805Y2
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magnetic sheet
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【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、回転する可撓性磁気シートに対し、
磁気ヘツドを突き当て状態に接触して信号を記
録、若しくは再生する磁気記録再生装置に関す
る。
(考案の背景) 最近、電子スチルカメラのように、映像信号を
小型の円板状磁気シートに記録する装置が開発さ
れている。この種の装置では、磁気シートに映像
信号を高密度に記録するため、コンピユータ等と
組み合わせて使われる所謂フロツピーデイスクに
比べて記録波長が短くなり、スペーシングロスが
生じやすく磁気シートと磁気ヘツドの接触状態を
安定させることが極めて重要である。そこで従来
より、この種の磁気記録再生装置において、磁気
シートと磁気ヘツドの接触状態を安定化させるた
めに、第3図に示すような凹部を一体に備えた形
状を持つたガイド部材1で磁気シート3の磁気ヘ
ツド2との接触点3aの両脇の部分3b,3cを
押えることにより、磁気ヘツド2と磁気シート3
の接触状態を安定化させる方法がとられていた。
しかし、このような形状のガイド部材にあつて
は、磁気シート3と接触する部分1b,1cの形
状及びその間隔Dが磁気ヘツド2と磁気シート3
の接触状態の安定度や磁気シート3と磁気ヘツド
2及び磁気シート3とガイド部材1との間に生ず
る摩擦力の大きさに微妙に影響する。また、この
種の磁気シートは、例えば3600rpmというような
高速で回転されることが多いため、磁気シート3
と磁気ヘツド2及び磁気シート3とガイド部材1
との間に生ずる摩擦力が大きい場合には、磁気シ
ート3や磁気ヘツド2及びガイド部材1自身の摩
耗を著しく早め、また磁気シート3を回転駆動す
るスピンドルモータの負担も大きくなるので、上
記の摩擦力を可能な限り低く押えることが望まし
い。
従つて、ガイド部材1の磁気シート3との接触
部分の形状は、磁気記録再生装置の性能を決める
大きな要素となつている。
更に詳細に説明するならば、第3図は従来のガ
イド部材による押圧で記録再生のため磁気シート
を回転したときのシートの変形状態を示してお
り、磁気シート3が矢印Aの方向に回転すると、
磁気シート3は、磁気シート3の慣性及び剛性と
空気流の圧力によつて図示のように変形する。
即ち、磁気シート3の磁気ヘツド2より左側、
即ち回転方向Aに対して磁気ヘツド2の後となる
接触部3cがシート回転による慣性及び剛性、更
に空気流の圧力によつて浮き上がる。このため、
磁気ヘツド2を中心にして、磁気シート3のヘツ
ド2両側に位置する接触部1cと1bをシート停
止状態で対称に押えたとしても、磁気シート3を
回転したときにはその変形によりシート回転方向
に対し後となる接触部1cにおいて磁気シート3
がガイド部材1の方へ強く押し付けられるため、
ガイド部材1と磁気シート3との摩擦力が大きく
なる この場合、シート回転時の摩擦力を小さくする
ために、磁気ヘツド2のガイド部材1への突出量
δを少なくすることも考えられるが、磁気ヘツド
2と磁気シート3の接触状態が悪くなり、映像信
号の安定した記録再生ができなくなる。
そこで、磁気ヘツド2と磁気シート3の接触を
良好に保ちながら前記摩擦力を小さくするために
は、第3図中、磁気シート3の接触部3cの押え
を弱くすれば良い。このためには、従来のガイド
部材1が磁気シート3との接触部分1b,1cが
それぞれ一種類の曲率半径R1,R2をもつ円筒
面で形成されていることから、接触部3cにおけ
る磁気シート3の押えを弱くするために、第4図
に示すように、磁気シート3との接触部1cの曲
率半径R2を大きくすることが考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、磁気ヘツドの後となる接触部1
cの曲率半径をR2のように大きくしてシート回
転時の接触抵抗を低くしようとしても、磁気シー
ト3のガイド部材1との接触点1cから磁気ヘツ
ド2のギヤツプ部2aまでの距離d2が他方の接
触点1bから磁気ヘツド2のギヤツプ部2aまで
の距離d1より大きくなるため、磁気シート3の
磁気ヘツド2のギヤツプ部2a付近の押えが不安
定となり、磁気シート3と磁気ヘツド2の接触状
態が不安定になるという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
接触部における摩擦抵抗をできる限り低減しつつ
磁気シートに対するヘツトの接触状態を安定化す
るという相反する問題を解決した信頼性の高い磁
気記録再生装置を提供することを目的とする。
(発明の概要) この目的を達成するため本考案は、凹部を備え
たガイド部材の凹部前後に回転する磁気シートの
一方の面を当接し、磁気シートの他方の面に対し
凹部の略中央部に相対する位置から磁気ヘツドを
接触させて信号を記録若しくは再生する磁気記録
再生装置に於いて、ガイド部材と磁気シートとの
接触部のうち、磁気シートの回転方向に対して後
側となるガイド部材の接触部を、複数の曲率半径
を有する円筒面で形成するようにしたものであ
る。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示した断面図であ
る。
まず構成を説明すると、1はガイド部材であ
り、ガイド部材1の略中央には凹部4を一体に形
成し、図示しないスピンドルモータの回転トルク
を受けて高速回転する可撓性の磁気シート3の一
方の面に2ケ所の接触部1b及び1cをもつて当
接している。このガイド部材1の凹部4両側とな
る接触部1b及び1cの形状は、磁気シート3の
回転方向Aに対して前側となる接触部1bについ
ては曲率半径R1の円筒面をもつて形成してお
り、磁気シート3の回転方向に対して後側となる
他方の接触部1cについては曲率半径R1と略等
しく設定した曲率半径R2をもつ円筒面と、大き
い曲率半径R3をもつ円筒面とからなる複合曲面
で形成している。ここで曲率半径R3は曲率半径
R2よりも大きく設定され、例えば曲率半径R2
の十倍程度に設定されている。
2は磁気ヘツドであり、磁気シート3の回転方
向Aに対して直角となる半径方向に摺動自在に取
付けられ、ガイド部材1に形成した凹部4の略中
央部に対抗する位置から回転する磁気シート3に
接触して信号を記録若しくは再生する。
ここで磁気ヘツド2の中心となるギヤツプ部2
aから両側の接触部1b,1cまでの距離d1と
d2は略等しくなるように設定されている。
次に第1図の実施例の作用を説明する。
第2図aは、第1図の要部拡大図であり、第2
図bに後側の接触部の曲率半径を大きくした第3
図の従来例の要部拡大図を対比して示している。
まず、磁気シート3の回転方向Aに対し磁気ヘ
ツド2の前側となる接触部1bは、従来と同様に
曲率半径R1の円筒面であるが、回転方向Aに対
し後側となる接触部1cは、曲率半径R2の円筒
面と曲率半径R3の円筒面との複合円筒面からな
つており、後側で磁気シート3を押える押え点1
dは、小さい曲率半径R2の円筒面で決定され
る。
そこで、曲率半径R2の円筒面の中心を適宜に
ずらすことで、接触部1cにおける押え点1dを
微妙にずらすことができる。即ち、接触部1cに
よる後側の押えを接触部1bによる前側の押えよ
りも弱くするように押え点1dを与える曲率半径
R2の円筒面の中心位置を決め、且つ、磁気ヘツ
ド中心から押え点1dまでの距離d2が従来のよ
うに大きくならないように曲率半径R2の円筒面
の中心位置を決める。
このような曲率半径R2をもつ円筒面による接
触で第2図bの従来例と対比して明らかなよう
に、回転方向Aに対し後側となる押え点(接触
点)1dを磁気ヘツド2側へΔd分だけ近づける
ことができ、ヘツド中心から両側の接触部1b,
1cまでの距離d1,d2を略等しくすることが
できる。
次に曲率半径R2をもつ円筒面の設定が済んだ
ならば、曲率半径R2の円筒面と平面部1eとの
間を大きい曲率半径R3をもつ円筒面で滑らかに
つなぐように形成し、小さい曲率半径R2で磁気
シートを押え付けた後の平面部1eへの案内を滑
らかに行なえるようにする。
従つて、磁気シート3を高速回転した場合、回
転方向に対し磁気ヘツド2の後側となる接触部1
cは、小さい曲率半径R2の円筒面により磁気シ
ート3を前側の接触点1bより弱く押え、且つヘ
ツド中心に従来例よりΔd分だけ近づけたd2≒
d1となる対称位置で押えることとなり、回転時
の磁気シート3と磁気ヘツド2及びガイド部材1
との間の摩擦力を低減することができ、また磁気
ヘツド2から前後の接触部1b,1cまでの距離
が略等しいため、磁気ヘツド2と磁気シート3と
の接触状態を安定化できる。
更に、曲率半径R2の円筒面に続く大きい曲率
半径R3の円筒面で平面部1eに案内することか
ら、摩擦力を小さくしたにもかかわらず、磁気ヘ
ツド2におけるギヤツプ部2a近傍での磁気シー
ト3の振動を抑え、磁気シート3と磁気ヘツドの
接触を更に安定化することができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案によれば、回
転する磁気シートの一方の面に、ガイド部材を磁
気シートの回転方向に対し凹部の両端となる前後
2ケ所をもつて接触させ、回転する磁気シートの
他方の面には、ガイド部材の凹部の略中央部に対
抗する位置から磁気ヘツドを接触させて信号を記
録若しくは再生する磁気記録再生装置に於いて、
ガイド部材と磁気シートとの2か所の接触部のう
ち、回転方向に対し後側となるガイド部材の接触
部を複数の曲率半径よりなる円筒面で形成するよ
うにしたため、ガイド部材と磁気シートとの摩擦
抵抗を低減すると同時に、磁気シートに対する磁
気ヘツドの接触状態を安定化することができる。
また高速回転する磁気シートとガイド部材との
摩擦抵抗が低減されることで、磁気シートを回転
駆動するスピンドルモータの負担を低減すること
ができる。
更に、接触部における摩擦抵抗が全体的に低減
され、且つ安定化されることから、磁気シート及
び磁気ヘツドの寿命を延ばすと同時に、磁気記録
再生装置の信頼性を大幅に向上するという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した断面説明
図、第2図は第1図の拡大要部を第4図の従来例
の拡大要部と対比して示した説明図、第3図は従
来の実施例を示した断面説明図、第4図は他の従
来例を示した断面説明図である。 1……ガイド部材、1b,1c……接触部、1
d……押え部、2……磁気ヘツド、2a……ギヤ
ツプ部、3……磁気シート、4……凹部、R1,
R2,R3……曲率半径、d1,d2……距離。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転磁気シートの一方の面に、凹部を備えたガ
    イド部材を、該凹部の中央部が接触せず、該凹部
    の磁気シート回転方向に対して前後2か所で接触
    する如く成し、前記凹部の略中央部に対向する位
    置から磁気ヘツドを回転磁気シートの他方の面に
    接触させて信号を記録再生する磁気記録再生装置
    において、 前記ガイド部材と磁気シートとの2か所の接触
    部のうち回転方向に対し後となるガイド部材の接
    触部を複数の曲率半径より成る円筒面で形成した
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP14532585U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH0351805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14532585U JPH0351805Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14532585U JPH0351805Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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Publication Number Publication Date
JPS6255261U JPS6255261U (ja) 1987-04-06
JPH0351805Y2 true JPH0351805Y2 (ja) 1991-11-07

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ID=31056760

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JP14532585U Expired JPH0351805Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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