JPH0351576A - 耐摩耗性油圧装置 - Google Patents
耐摩耗性油圧装置Info
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- JPH0351576A JPH0351576A JP18861889A JP18861889A JPH0351576A JP H0351576 A JPH0351576 A JP H0351576A JP 18861889 A JP18861889 A JP 18861889A JP 18861889 A JP18861889 A JP 18861889A JP H0351576 A JPH0351576 A JP H0351576A
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- rod
- nitride coating
- coated
- coating
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- Pending
Links
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Landscapes
- Actuator (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐摩耗性油圧装置に関する。
例えば建設機械,産業機械等に広く採用されている油圧
シリンダーは、第4図縦断面図に示すように、ピストン
ロソド01が貫通すルロソドカバー02の中心孔03に
ダストシール04が嵌着されているのであるが、埃,土
砂の多い作業雰囲気で使用されることが多い関係で、浦
圧シリンダー内に埃.土砂等が若干侵入することが少な
くなく、そのためにピストンロッド01. シリンダ
ーチューブ05が摩耗するとともにパッキン.シール類
06,07が損傷し、油漏れを起こし、耐久性が劣化す
る。
シリンダーは、第4図縦断面図に示すように、ピストン
ロソド01が貫通すルロソドカバー02の中心孔03に
ダストシール04が嵌着されているのであるが、埃,土
砂の多い作業雰囲気で使用されることが多い関係で、浦
圧シリンダー内に埃.土砂等が若干侵入することが少な
くなく、そのためにピストンロッド01. シリンダ
ーチューブ05が摩耗するとともにパッキン.シール類
06,07が損傷し、油漏れを起こし、耐久性が劣化す
る。
そこで、これらの部分の摩耗を少なくするために、従来
、高級な耐摩耗性材料を使用するとともにその熱処理を
行って硬度を高めたり、硬質クロムめっきを施したりし
ている。
、高級な耐摩耗性材料を使用するとともにその熱処理を
行って硬度を高めたり、硬質クロムめっきを施したりし
ている。
しかしながら、熱処理による表面硬化では熱変形が発生
するので、これを除去する工程が必要となってコスト高
となり、またクロムめっきは第5図側面図に示すように
、設備費がかかるのみならず、めっき作業自体に少なか
らざる時間を.要し、しかもピンホールの問題があり、
さらに有毒ガス,シアン化合物等が発生し、廃水処理を
誤まると、河川,地下水等を汚染し、公害問題を起こす
危険性がある。
するので、これを除去する工程が必要となってコスト高
となり、またクロムめっきは第5図側面図に示すように
、設備費がかかるのみならず、めっき作業自体に少なか
らざる時間を.要し、しかもピンホールの問題があり、
さらに有毒ガス,シアン化合物等が発生し、廃水処理を
誤まると、河川,地下水等を汚染し、公害問題を起こす
危険性がある。
ところで、最近,イオン注入による部材表面の耐摩耗姓
及び耐蝕性間」二の技術が開発されつつあり、これによ
ると、第6図モデル図に示すように、10−4Pa以上
に排気された高真空下で発生されたイオンを質量分離部
にて不純物イオンを除去したのち、加速部の磁場にて加
速し、注入室にて105〜106m/sの高速でイオン
をワークに注入すると、ワークの表面は変形を伴うこと
なく、その耐摩耗性及び耐蝕性を高めることができる。
及び耐蝕性間」二の技術が開発されつつあり、これによ
ると、第6図モデル図に示すように、10−4Pa以上
に排気された高真空下で発生されたイオンを質量分離部
にて不純物イオンを除去したのち、加速部の磁場にて加
速し、注入室にて105〜106m/sの高速でイオン
をワークに注入すると、ワークの表面は変形を伴うこと
なく、その耐摩耗性及び耐蝕性を高めることができる。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、常
温でしかも全く変形を伴うことなく表面硬度を高める耐
摩耗性油圧装置を提供することを目的とする。
温でしかも全く変形を伴うことなく表面硬度を高める耐
摩耗性油圧装置を提供することを目的とする。
そのために本発明は、相手部材と摺接又は当接する面に
窒化チタンコーティングによる被覆面が形成された部材
を具えたことを特徴とする。
窒化チタンコーティングによる被覆面が形成された部材
を具えたことを特徴とする。
このような構或により、泊圧装置を構戊する部材のうち
、特に大きな摩耗を生ずるシリンター,ピストンロンド
.ピストン.シリンダーブロソク,バルブプレートの摺
動部分の耐摩耗性を大きく高めることができる。
、特に大きな摩耗を生ずるシリンター,ピストンロンド
.ピストン.シリンダーブロソク,バルブプレートの摺
動部分の耐摩耗性を大きく高めることができる。
本発明の実施例を図面について説明すると、第1図ばそ
のピス1・ン口ソドを示ず縦断面図、第2図は第1図の
ピストンロンドに窒化チタンコーティングを行う要領を
示す説明図、第3図は窒化チタンコーティングと従来の
硬質クロムめっきとを比較した比較説明図である。
のピス1・ン口ソドを示ず縦断面図、第2図は第1図の
ピストンロンドに窒化チタンコーティングを行う要領を
示す説明図、第3図は窒化チタンコーティングと従来の
硬質クロムめっきとを比較した比較説明図である。
まず、第1図において、第4図と同一の符番はそれぞれ
同図と同一の部材を示し、l,3は太線部2.4がそれ
ぞれ窒化チタンコーティングにより表面処理されたシリ
ンダーチューブ,ピストンロンドである。
同図と同一の部材を示し、l,3は太線部2.4がそれ
ぞれ窒化チタンコーティングにより表面処理されたシリ
ンダーチューブ,ピストンロンドである。
このようなピストンロンドの窒化チタンコーティングは
、第2図に示す要領で下記手順により施工される。すな
わち、 (1) ピストンロソド3の材質.形状,寸法をチェ
ソクし、埃.油膜を完全に除去する。
、第2図に示す要領で下記手順により施工される。すな
わち、 (1) ピストンロソド3の材質.形状,寸法をチェ
ソクし、埃.油膜を完全に除去する。
(2)真空革着容器5内にピストンロノド3を装着し、
真空排気する。
真空排気する。
(3) コーティング膜厚に応して30〜60分間、
予熱ヒーター6でピストンロソド3を予熱する。
予熱ヒーター6でピストンロソド3を予熱する。
(4) 電圧を一定にし、規定電流にセツ1〜したの
ち、スインチを入れるとカソードガン7が瞬時に作用し
、イオンクリーニングをしてチタン8を溶解し、ピスト
ンロソド3をコーティングする。ここで、9はバイアス
電圧、10はシャソターである。
ち、スインチを入れるとカソードガン7が瞬時に作用し
、イオンクリーニングをしてチタン8を溶解し、ピスト
ンロソド3をコーティングする。ここで、9はバイアス
電圧、10はシャソターである。
(5) コーティング後冷却する。
このような要領で表面に窒化チタンコーティングが施さ
れたビスl−ンロソドば慣用の硬質クロムめっきされた
ものに比べて、第3図に示す特徴があり、耐摩耗性及び
耐蝕性に優れ、油もれ事故を防止し、生産装置が若干高
価であるものの、治工具を工夫すれば量産に向き、低コ
ストかつ無公害で表面硬化処理ができる。
れたビスl−ンロソドば慣用の硬質クロムめっきされた
ものに比べて、第3図に示す特徴があり、耐摩耗性及び
耐蝕性に優れ、油もれ事故を防止し、生産装置が若干高
価であるものの、治工具を工夫すれば量産に向き、低コ
ストかつ無公害で表面硬化処理ができる。
摺動面がこのようにして窒化チタンコーティングされた
油圧装置部材は、下記の効果を奏する。
油圧装置部材は、下記の効果を奏する。
(1)表面硬度が大きくなる。
(2)傷がつきにくくなる。
(3)熱変形が生じない。
(4)油漏れがしなくなる。
(5)表面処理工程時間が短くなる。
(6) 腐蝕しなくなる。
(7)低コストである。
要するに本発明によれば、相手部材と摺接又は当接する
面に窒化チタンコーティングによる被覆面が形成された
部材を具えたことにより、常温でしかも全く変形を伴う
ことなく表面硬度を高める耐摩耗性油圧装置を得るから
、本発明は産業上極めて有益なものである。
面に窒化チタンコーティングによる被覆面が形成された
部材を具えたことにより、常温でしかも全く変形を伴う
ことなく表面硬度を高める耐摩耗性油圧装置を得るから
、本発明は産業上極めて有益なものである。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のピストンロンドに窒化チタンコーティングを行う
要領を示す説明図、第3図は窒化チタンコーティングと
従来の硬質クロムめっきとを比較した比較説明図である
。 第4図は公知の硬質クロムめっきが施された油圧シリン
ダーを示す縦断面図、第5図は第4図のピストンロンド
に硬質クロムめっきを施す要領を示す説明図、第6図は
公知のイオン注入方法を示す説明図である。 1・・・シリンダーチューブ、2・・・太線部(窒化チ
タンコーティング)、3・・・ピストンロンド、4・・
・太線部(窒化チタンコーティング)、5・・・真空蒸
着容器、6・・・予熱ヒーター、7・・・カソードガン
、8・・・チタン、9・・・バイアス電圧、10・・・
シャッター
1図のピストンロンドに窒化チタンコーティングを行う
要領を示す説明図、第3図は窒化チタンコーティングと
従来の硬質クロムめっきとを比較した比較説明図である
。 第4図は公知の硬質クロムめっきが施された油圧シリン
ダーを示す縦断面図、第5図は第4図のピストンロンド
に硬質クロムめっきを施す要領を示す説明図、第6図は
公知のイオン注入方法を示す説明図である。 1・・・シリンダーチューブ、2・・・太線部(窒化チ
タンコーティング)、3・・・ピストンロンド、4・・
・太線部(窒化チタンコーティング)、5・・・真空蒸
着容器、6・・・予熱ヒーター、7・・・カソードガン
、8・・・チタン、9・・・バイアス電圧、10・・・
シャッター
Claims (1)
- 相手部材と摺接又は当接する面に窒化チタンコーティ
ングによる被覆面が形成された部材を具えたことを特徴
とする耐摩耗性油圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18861889A JPH0351576A (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 耐摩耗性油圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18861889A JPH0351576A (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 耐摩耗性油圧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0351576A true JPH0351576A (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=16226833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18861889A Pending JPH0351576A (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 耐摩耗性油圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0351576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002223838A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-13 | Etsushi Nishigami | ベルト自動収納式鞄 |
JP2006508307A (ja) * | 2002-11-26 | 2006-03-09 | ウーデ・ハイ・プレッシャー・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | クリーンルーム内の容器を閉じる高圧装置 |
WO2009054402A1 (ja) | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Ihi Corporation | 耐摩耗補強方法及び摺動構造体 |
-
1989
- 1989-07-20 JP JP18861889A patent/JPH0351576A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002223838A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-13 | Etsushi Nishigami | ベルト自動収納式鞄 |
JP2006508307A (ja) * | 2002-11-26 | 2006-03-09 | ウーデ・ハイ・プレッシャー・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | クリーンルーム内の容器を閉じる高圧装置 |
WO2009054402A1 (ja) | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Ihi Corporation | 耐摩耗補強方法及び摺動構造体 |
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