JPH0351554Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0351554Y2
JPH0351554Y2 JP15861888U JP15861888U JPH0351554Y2 JP H0351554 Y2 JPH0351554 Y2 JP H0351554Y2 JP 15861888 U JP15861888 U JP 15861888U JP 15861888 U JP15861888 U JP 15861888U JP H0351554 Y2 JPH0351554 Y2 JP H0351554Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
spindle
valve
disc
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15861888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0278870U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15861888U priority Critical patent/JPH0351554Y2/ja
Publication of JPH0278870U publication Critical patent/JPH0278870U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0351554Y2 publication Critical patent/JPH0351554Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は単水栓、湯水混合水栓、便器用温水洗
浄器の流路切換栓その他の水栓器具に用いられる
デイスク弁に関するものである。詳しくは、セラ
ミツク製の円盤状弁体(デイスク)を備えたデイ
スク弁に関するものである。
[従来の技術] 流量調節弁としてデイスク弁を備えた水栓(単
水栓、混合水栓等)が従来から広く用いられてい
る。このデイスク弁は、円筒状バルブケース内に
デイスク面と筒軸方向を直交させた固定デイスク
と可動デイスクとが重ね合されて配設されると共
に、これらデイスクには通水用の切欠又は開口が
設けられているものである。
以下、かかるデイスク弁について第2〜5図を
参照して説明する。
符号12はデイスク弁10の円筒状バルブケー
スであり、該バルブケース12の中央部には水、
湯、混合水等の流体(以下、水という。)が矢符
の如く流出するスリツト状の開口(以下、スリツ
トという。)14が穿設されている。バルブケー
ス12の軸心方向の一端A側は水栓本体(図示
略)から外部へ突出するように設置される。該バ
ルブケース12の軸心方向の他端B側の内側に
は、セラミツク材料からなる第3図〜第5図に示
す可動デイスク(円盤状弁体)16がそのデイス
ク面内で回動可能に嵌合されている。
該可動デイスク16は略扇形の通水用の開口1
8が2個穿設されるとともに、後述する固定デイ
スク30との摺動面と反対側面にはスピンドル2
2の連結部である細長の凹状溝24が形成されて
いる。該可動デイスク16は、第2図に示す如く
バルブケース12の内側に形成されている内向フ
ランジ(係止部)26によつて係止されている。
なお、符号28は該内向フランジ26と可動デイ
スク16との間に介在し、可動デイスク16が回
動し易くするためのスリツプワツシヤである。
バルブケース12の他端B側の内部には、可動
デイスク16と同じセラミツク材料からなる同一
形状の固定デイスク30が可動デイスク16と摺
動自在に重ね合された状態で設置されている。符
号32は固定デイスクの細長凹状溝を示す。な
お、第2〜5図ではデイスク16,30に扇形の
開口が穿設されているが、扇形の切欠を設ける場
合もある。
固定デイスク30の細長凹状溝32には、細長
形状の板バネ34の中央部が弧状に曲つた状態で
嵌め込まれ、その上下両端部は、それぞれバルブ
ケース他端B側の内周面に穿設された小孔36に
嵌め込まれて係止されている。従つて、該板バネ
34の付勢力によつて、固定デイスク30は可動
デイスク16に適当な圧力で押し付けられてい
る。なお、固定デイスク30は板バネ34によつ
て回動方向の動きが阻止されている。
可動デイスク16の前記細長凹状溝24にはス
ピンドル22の先端部(平板状となつている。)
が嵌合されており、該スピンドル22の中央部は
バルブケース12の前記一端A側のホルダ部12
aに回動自在に支持されている。スピンドル22
の端部には、セレーシヨン溝が刻設されており、
ハンドルが係合可能とされている。
なお、スピンドル22にはストツプピン38が
放射方向に突設されており、該ストツプピン38
はバルブケース12のスリツト40に挿入されて
いる。スリツト40はバルブケース12の軸心に
対して約90°の範囲にわたつて設けられており、
スピンドル22はその軸心回りに約90°の範囲だ
け回動しうるよう構成されている。
また、スピンドル22には鍔部22Tが設けら
れており、この鍔部22Tは前記ホルダ部12a
に摺動自在に接している。
このように構成されたデイスク弁10におい
て、スピンドル22を回すと可動デイスク16が
回転し、該可動デイスク16と固定デイスク30
の開口18の重なり度合が変化し、吐水、止水の
切替及び流量調節がなされる。この場合、水はバ
ルブケース12の他端B側から固定デイスク、可
動デイスクの順に通過し、スリツト14から流出
する。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のデイスク弁10にあつては、固定デ
イスク30は板バネ34によつて可動デイスク1
6に押し付けられている。また、デイスク弁10
に流入する水の水圧も固定デイスク30を可動デ
イスク16に押し付ける方向に作用する。そのた
め、可動デイスク16はこれら板バネ34の付勢
力と、水圧とが重畳した圧力にて固定デイスク3
0及びスリツプワツシヤ28に押し付けられた状
態で摺動されることになり、相当に大きな摺動抵
抗が生じる。さらに、この水圧及び板バネ圧力に
よりスピンドル22の鍔部22Tもホルダ部12
aに押し付けられることがあり、これによつても
大きな摺動抵抗が生じる。
このようなことから、ことに水圧が高いとき
や、スリツプワツシヤ28が劣化して摺動性が低
下した場合には、スピンドル22に強い回転トル
クを加えないと回転ができなくなる所謂ハンドル
が重い現象が発生するおそれがあつた。
[課題を解決するための手段] 本考案のデイスク弁は、円筒状のバルブケース
内にデイスク面を筒軸方向と直交させた固定デイ
スクと可動デイスクとが重ね合されて配設される
と共に、これらデイスクには通水用の切欠又は開
口が設けられており、可動デイスクにはバルブケ
ースの一端側から軸心と平行方向に挿入されたス
ピンドルの先端が係合されているデイスク弁に関
する。本考案は、該バルブケースの他端側に前記
可動デイスクを配置すると共に、バルブケースの
一端側と固定デイスクとの間に流入室を設ける。
また、前記スピンドルを前記バルブケースの一端
側から流入室を通し、さらに固定デイスクに設け
られた挿通部を通して可動デイスクに結合させ
る。そして、前記流入室の水圧が前記一端方向に
かかる受圧部をスピンドルに設け、該受圧部の受
圧面積を固定デイスクの前記切欠又は開口の開口
面積以上としたことを特徴とするものである。
[作用] かかる本考案のデイスク弁にあつては、可動デ
イスクに作用する摩擦力が低減され、可動デイス
クの操作トルクが小さくなる。
[実施例] 以下、図面に基づいて実施例を説明する。
第1図は実施例に係るデイスク弁50の縦断面
図、第6図は固定デイスク、可動デイスク及びス
ピンドルに係合説明図である。
符号52はバルブケースであり、一端A側に流
入口54と流入室56とが設けられ、他端B側に
流出室58と流出口60とが設けられている。流
出室58と流入室56との間には固定デイスク6
4と可動デイスク66が設けられている。該固定
デイスク64と摺動する可動デイスク66は該固
定デイスク64の流出室58側に配置されてい
る。
バルブケース52の一端A側から流入室56を
通り、さらに固定デイスク64の中心部を貫通し
てスピンドル68が設けられている。該スピンド
ル68の先端は、ねじ70により固定デイスク6
6と連結されている。該スピンドル68の後端に
はフランジ状の受圧部72が設けられ、該受圧部
72はバルブケース52の一端A側の壁面部に凹
設された凹部74内に収容されている。
該スピンドル68の後端面の中央には角穴76
が形成され、別のスピンドル78の先端が該角穴
76内の挿入されている。なお、このスピンドル
78の先端は角柱状となつており、スピンドル7
8の回転トルクがスピンドル68に確実に伝達さ
れるよう構成されている。スピンドル78の後端
はバルブケース52の外部に突出し、ハンドルH
が冠着されている。
前記流出室58内には円筒部材82が内嵌され
ており、袋ナツト部材84を円筒部材82とバル
ブケース52との間に螺着することにより、該円
筒部材82が固定されている。
円筒部材82には弁座88が形成されており、
逆止弁90が着座可能とされている。該逆止弁9
0はバネ92により着座方向に付勢されている。
符号94はバネ92の押え部材である。なお、符
号54aは固定デイスク64の回転止めを示す。
第6図を参照して可動デイスク66及び固定デ
イスク64の構成について説明する。
固定デイスク64には略扇形の2個の通水用の
開口64aが穿設されると共に、中心にはスピン
ドルの挿通孔64bが穿設されている 可動デイスク66には、略扇形の2個の通水用
の開口66aが穿設されると共に、中心にはスピ
ンドル68の先端が挿し込まれる非円形(本実施
例では六角形)の凹部68bが形成されている。
スピンドル68の先端には該凹部68bと嵌合す
る非円形部(本実施例では六角部)68aが形成
されている。また、スピンドル68の先端面には
ねじ穴が穿設されると共に、固定デイスク66に
はねじ70の挿通孔66cが貫通されている。
なお、前記受圧部72が流入室56内の水から
水圧を受ける面積S1は、固定デイスク64の2個
の開口64aの開口面積の和S2と等しいか、又は
それよりも大きくなるように設定されている。
かかる構成のデイスク弁60においては、固定
デイスク64と可動デイスク66の通水開口64
a,66aが重なるようにスピンドル78を介し
て可動デイスク64を回転させると、前記流入口
54からの水が流入室56、固定デイスク64、
可動デイスク66、流出室58の順に通過し、流
出口60から流出する。固定デイスク64と可動
デイスク66の通水用開口64a,66aが重な
り合わないように可動デイスク66を回転させる
と止水がなされる。
本実施例においては、止水状態にあるときに、
流入室56内の水圧が受圧部72と可動デイスク
66の双方に加わるが、前記面積S2とS1との差だ
け、受圧部72に多くの水圧がかる。この水圧差
の分だけ可動デイスク66は固定デイスクに押し
付けられて摺動し、その他の部分と可動デイスク
66との間には抵抗は生じない。即ち、水圧は固
定デイスク64と可動デイスク66との間の摺動
摩擦を生じさせるが、この可動デイスク66には
従来の板バネによる押圧力は加えられない。ま
た、図示の通り可動デイスク66はホルダ部やス
リツプワツシヤと摺動しないから、それらによる
摺動摩擦も生じない。そのため、可動デイスク6
6の摺動抵抗は著しく小さくなり、可動デイスク
66の操作トルクが極めて小さくなる。
上記実施例では、デイスク66,64に開口6
6a,64aが設けられているが、開口の代わり
に切欠としても良い。
なお、本実施例では、スピンドル68がスピン
ドル78と切り離されている。従つて、スピンド
ル78を無理に引つ張つてもその引張力は可動デ
イスク66に加えられない。このため、デイスク
64,66が損傷することが防止される。
[効果] 以上の通り、本考案のデイスク弁においては、
可動デイスクの摺動摩擦が小さく、該可動デイス
クの操作トルクが小さい。従つて、本考案のデイ
スク弁を用いた水栓金具や流路切替栓において
は、常に軽快なハンドル操作を行なうことがで
き、快適な使用が可能とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るデイスク弁
を示す断面図、第2図は従来のデイスク弁を示す
断面図、第3図は可動デイスク16の平面図、第
4図は可動デイスク16の底面図、第5図は第3
図のV−V線断面図、第6図は実施例の要部構成
を示す組立斜視図である。 50……デイスク弁、52……バルブケース、
56……流入室、58……流出室、64……固定
デイスク、66……可動デイスク、68,78…
…スピンドル、88……逆止弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円筒状のバルブケース内にデイスク面を筒軸方
    向と直交させた固定デイスクと可動デイスクとが
    重ね合されて配設されると共に、これらデイスク
    には通水用の切欠又は開口が設けられており、可
    動デイスクにはバルブケースの一端側から軸心と
    平行方向に挿入されたスピンドルの先端が係合さ
    れているデイスク弁において、 該バルブケースの他端側に前記可動デイスクを
    配置すると共に、バルブケースの一端側と固定デ
    イスクとの間に流入室を設け、 前記スピンドルを前記バルブケースの一端側か
    ら流入室を通し、さらに固定デイスクに設けられ
    た挿通部を通して可動デイスクに結合させ、 前記流入室の水圧が前記一端方向にかかる受圧
    部をスピンドルに設け、該受圧部の受圧面積を固
    定デイスクの前記切欠又は開口の開口面積以上と
    したことを特徴とするデイスク弁。
JP15861888U 1988-12-06 1988-12-06 Expired JPH0351554Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15861888U JPH0351554Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15861888U JPH0351554Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0278870U JPH0278870U (ja) 1990-06-18
JPH0351554Y2 true JPH0351554Y2 (ja) 1991-11-06

Family

ID=31439105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15861888U Expired JPH0351554Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0351554Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202145A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 新日本造機株式会社 抽気加減弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202145A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 新日本造機株式会社 抽気加減弁

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0278870U (ja) 1990-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0371584B2 (ja)
US4821765A (en) Valve for faucet or the like
US5592971A (en) Single handle mixing valve with flow control device for preventing hammer knock
US5273255A (en) Quarter turn tap
US20100147407A1 (en) Valve stem holding device
US4498320A (en) Apparatus for locking a control device
CA2675428C (en) Valve cartridge with improved flow rate
FR2822216A1 (fr) Cartouche thermostatique quart de tour a commandes concentriques, a disques en ceramique, et robinet melangeur muni d'une telle cartouche
CH647585A5 (de) Thermostatgeregelte mischbatterie fuer kalt- und warmwasser.
US3526250A (en) Single handle faucet valve
US7651067B2 (en) Upper valve part for fittings
JPH0351554Y2 (ja)
US3941351A (en) Ball type valve with high pressure sealing capability
GB1565848A (en) Rotary cocks
US2147851A (en) Stopcock
JPH0434279Y2 (ja)
JP2882271B2 (ja) ディスク弁体を有するバルブ
US5860634A (en) Ramped stem extender
JPH017902Y2 (ja)
KR930000491B1 (ko) 디스크밸브
DE3934977A1 (de) Absperr- und regulierventil
JPH0531719B2 (ja)
JP3967959B2 (ja) セラミック弁カートリッジを用いた分岐バルブ
JPH025160Y2 (ja)
JPH025161Y2 (ja)