JPH0351405Y2 - - Google Patents

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JPH0351405Y2
JPH0351405Y2 JP1985202428U JP20242885U JPH0351405Y2 JP H0351405 Y2 JPH0351405 Y2 JP H0351405Y2 JP 1985202428 U JP1985202428 U JP 1985202428U JP 20242885 U JP20242885 U JP 20242885U JP H0351405 Y2 JPH0351405 Y2 JP H0351405Y2
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bucket
bottom frame
bucket main
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rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、粘性土砂に対しても土離れのよい
グラブバケツトに関する。
〈従来の技術〉 従来より、グラブバケツトとしては第6,7図
に示すようなものがある。このグラブバケツトは
円弧状の底板1の両側縁に扇形の側板2,2を固
定してなる一対のバケツト本体3,3を備える。
上記円弧状の底板1,1の先端には掘削爪5,5
を設けている。また、上記両バケツト本体3,3
の側板2,2…の内端上部を下シーブボツクス6
に回動軸7で回動自在に取り付けている。また、
上記両バケツト本体3,3の外端上部を上シーブ
ボツクス8にリンク11,11で回動自在に連結
している。上記上シーブボツクス8に取り付けた
プーリー14と下シーブボツクス6に取り付けた
プーリー15とにバケツト開閉ワイヤ12を巻回
し、また上シーブボツクス8を吊りワイヤ16で
吊り下げている。
しかして、バケツト開閉ワイヤ12を繰り上げ
て上シーブボツクス8と下シーブボツクス6とを
接近させると、第6図に示すように両バケツト本
体3,3を閉じる一方、バケツト開閉ワイヤ12
を緩めて上シーブボツクス8と下シーブボツクス
6との間隔を広げると、バケツト本体3,3が、
第7図に示すように開く。
〈考案が解決しようとする問題〉 ところが、上記従来のグラブバケツトにおいて
は、底板1,1を側板2,2…との間にはさまれ
たバケツト本体3,3の内側の凹部に土砂18を
入れ、土砂18が3方を囲まれているので、砂質
土の場合はバケツト本体3,3からの土砂離れが
良く、効率的に土砂の積み込みおよび積み下ろし
を行なうことができるが、粘性土砂の場合には、
第8図a,b,cに示すように、バケツト本体3
内の底板1と側板2,2に囲まれた領域内の粘性
土砂18aが第8図cに示すようにバケツト本体
を開いてもそれらに付着したままで、バケツト本
体3,3から土砂を落とすことができない。この
第8図cに示すようにバケツト本体3に付着した
土砂18aは一般にバケツト容積の25〜30%にも
なり、その分だけ土砂の積み込み能率が低下する
ことになる。また、このようにバケツト本体3,
3に付着した粘性土砂18a,18aを振り落と
すために振動や衝撃などを与えると、騒音や振動
などの公害が発生するという問題がある。
そこで、この考案の目的は、バケツト本体が開
くに従つて、バケツト本体内の土砂を強制的かつ
自動的にバケツト本体内部から押し出すようにす
ることになり、粘性土砂であつても効率良く土砂
の積み込み、積み下ろしができるグラブバケツト
を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するため、この考案のグラブ
バケツトは、両バケツト本体の底枠体の内側かつ
掘削爪の近傍に上記底枠体に沿つた形状を有する
可動板の一端を軸で回動自在に取り付ける一方、
上記各バケツト本体に取り付けた可動板の他端を
対向するバケツト本体の回動軸より下方部に夫々
可撓部材により連結して、上記吊り部と回動軸と
が離間してバケツト本体が開き動作したときに、
上記可撓部材により上記可動板が底枠体から離間
するように回動させられるようにしたことを特徴
としている。
〈作用〉 バケツト本体に積み込まれた土砂は、底枠体の
内側かつ掘削爪の近傍に一端が軸で回動自在に取
り付けられた可動板と側板とに囲まれた領域に存
する。バケツトの開き動作に従つて、可撓部材に
より強制的に引つ張られて、上記可動板はその一
端の軸を中心として強制的に回動し、底枠体から
離間し、裏返しになり、可動板上に乗つた土砂は
側板にはさまれた領域から飛び出し、かつ、可動
板と共に裏返しとなる。したがつて、粘性土砂で
あつてもバケツト本体の開き動作によつて、強制
的にバケツト本体内部から可動板によつて押し出
されて、かつ裏返しになり、粘性土砂はバケツト
本体から落下させられる。したがつて、このグラ
ブバケツトの内容積を100%を使えることになり、
粘性土砂に対してもグラブバケツトの掘削、積み
込み効率を大幅に向上できる。また、このように
土砂を強制的に押し出すので、振動や騒音などが
発生することもない。
〈実施例〉 以下、この考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
第1,2図において、31,31は円弧状の底
枠体32の両側縁に扇形の側板33,33を固定
してなる一対のバケツト本体である。上記底枠体
32,32の下端には掘削爪35,35を設け
て、上記両バケツト本体31,31の掘削爪3
5,35を互い違いに対向させている。上記両バ
ケツト本体31,31の上内端部は下シーブボツ
クス41に回動軸42を介して回動自在に取り付
けている。また、上記バケツト本体31,31の
上外端部を吊り部としての上シーブボツクス43
にリンク45,45およびピン46,46,4
7,47により回動自在に連結している。上記上
シーブボツクス43は吊りワイヤ55で吊り下げ
ている。上記下シーブボツクス41のプーリー5
1と上シーブボツクス43のプーリー52とに連
結手段としてのバケツト開閉用ワイヤ53を巻回
し、上シーブボツクス43と下シーブボツクス4
1とを接離自在に連結している。このバケツト開
閉用ワイヤ53は引つ張つたりあるいは緩めたり
して上シーブボツクス43と下シーブボツクス4
1との距離を自在に調節できる。つまり、回動軸
42と上シーブボツクス43との距離をバケツト
開閉用ワイヤ53を緊張させたり緩めたりするこ
とによつて、第1,2図に示すようにバケツト本
体31,31を閉鎖したり、第3図に示すように
バケツト本体31,31を開放したりできる。
一方、第2図に示すように、上記バケツト本体
31の底枠体32の内側かつ掘削爪35の近傍
に、上記底枠体32と略同じ曲率を有する可動板
である円弧状61の一端をピン62により回動自
在に取り付けている。上記底枠体32には第2,
3,4図に示すように開口32aを設けて、底枠
体32と円弧板61との間に土砂が詰まつても、
その土砂は開口32aより外部に落とされるよう
にしている。上記円弧板61は第2図に示すよう
に底枠体32の寸法よりも長く、円弧板61の他
端は底枠体32の上端より突出している。上記円
弧板61の他端にはウエート63を固定してい
る。このウエート63により円弧板61は迅速か
つスムーズに底枠体32から離間するように回動
し、また復帰動作も迅速に行なえる。また、上記
円弧板61の他端は、それの装着されたバケツト
本体31と対向するバケツト本体31の上端部か
つ回動軸42の下方に可撓部材の一例である鎖6
4で連結して、上記上シーブボツクス43と下シ
ーブボツクス41が離間して、第3図に示すよう
に開き動作したときに、上記円弧板61が底枠体
32から離間するように鎖64によつて引つ張ら
れて、回動させるようにしている。また、第2,
3図に示すように、側板33の内側にはストツパ
ー65を設けて、第3図に示すように円弧板61
が側板33,33ではさまれた領域から突出しな
いように、つまり円弧板61が裏返しになつた状
態からさらに回転しないようにしている。このよ
うに、円弧板61が一定量以上回転しないように
しているので、第3図に示す開いた状態からバケ
ツト本体31が第2図に示すように閉鎖動作した
ときに、円弧板61は底枠体32と密着する位置
に自動的に復帰する。
上記構成のグラブバケツトにおいて、吊りワイ
ヤ55で上シーブボツクス43を吊り下げ、バケ
ツト開閉用ワイヤ53を緩めて上シーブボツクス
43のプーリー52と下シーブボツクス41のプ
ーリー51とを離間させ、つまり上シーブボツク
ス43と回動軸42とを離間させて、第3図に示
すようにバケツト本体31,31を開き動作させ
る。そうすると、円弧板61はピン62を中心と
して回動し、底枠体32から離間してストツパー
65に当接している。
次に、バケツト開閉用ワイヤ53を繰り上げ
て、上シーブボツクス43と下シーブボツクス4
1とを接近させて、第2図に示すようにバケツト
本体31,31を閉鎖して、第5図aに示すよう
に土砂71をバケツト本体31,31に積み込
む。このとき円弧板61,61はウエート63の
作用によつて、迅速に底枠体32に密着し、第5
図aに示すように、円弧板61と側板33,33
で囲まれた領域とその上方とに土砂が積み込まれ
る。このとき底枠体32と円弧板61との間に土
砂がたとえ存しても、開口32aより土砂は外部
に排出されるので円弧板61は底枠体32に密着
する。
次に、バケツト開閉ワイヤ53を緩めてバケツ
ト本体31,31を徐々に開き動作すると、第5
図bに示すように円弧板61,61はチエーン6
4,64に強制的に引つ張られて、底枠体32,
32から離間するように回動させられ、土砂71
を両側板33,33にはさまれた領域から強制的
に押し出す。さらにバケツト本体31,31を開
き動作すると、円弧板61,61は第5図cに示
すように略180°回転して裏返しとなり、バケツト
本体31,31内の土砂をその内部から押し出す
と共に、裏返しになり、バケツト本体31,31
内部の土砂を完全に排出する。そして、円弧板6
1,61はストツパー65,65に当接して停止
する。
このように円弧板61,61がバケツト本体3
1,31の開き動作にチエーン64,64によつ
て連動させられて、底枠体32,32から離間す
るように回動させられて、土砂を両側板33,3
3の間から押し出すと共に裏返しにするので、粘
性土砂であつても100%確実にバケツト本体31,
31から排出することができる。したがつて、粘
性土砂に対するグラブバケツトの積み込み能率を
大幅に向上できる。また、このグラブバケツトは
円弧板61,61のバケツト本体31,31内か
らの土砂の押し出しおよび転倒作用によつて土砂
を排出するので、振動や騒音がなく公害を生ずる
こともない。
上記実施例では、底枠体32に開口32aを設
けたので円弧板61と底枠体32との間に土砂が
詰まることがなく、円弧板61を底枠体32に密
着させることができ、したがつてバケツト本体3
1,31内の容積を100%利用することができる。
上記実施例では吊り部としての上シーブボツク
ス43と回動軸42とを連結する連結手段として
バケツト開閉用ワイヤ53を用いたが、吊り部と
回動軸とを油圧シリンダなどで連結し、この油圧
シリンダの伸縮動作によつて吊り部と回動軸との
間を接離させてバケツト本体を開閉させるように
してもよい。また、円弧板とバケツト本体とを連
結する可撓部材はチエーンに限らずワイヤロープ
などを用いてもよい。
〈考案の効果〉 以上より明らかなように、この考案のグラブバ
ケツトは、両バケツト本体の底枠体の内側かつ掘
削爪の近傍に、上記底枠体に沿つた形状を有する
可動板の一端を軸で回動自在に取り付ける一方、
上記各バケツト本体に取り付けた可動板の他端を
対向するバケツト本体の回動軸より下方部に可撓
部材により連結して、バケツト本体が開き動作し
たときに上記可撓部材により上記可動板が上記底
枠体から強制的に離間するようにして、可動板上
の土砂を強制的かつ自動的にバケツト本体内部か
ら押し出して裏返しにするようにしているので、
粘性土砂であつても、100%確実にバケツト内部
から排出でき、したがつてバケツト本体内の容積
を100%利用でき、粘性土砂に対する掘削積み込
み効率を大幅に向上できる。またこの考案のグラ
ブバケツトは、可動板の土砂に対する押し出しお
よび裏返し作用により土砂を排出するので、振動
や騒音が生じることがないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のグラブバケツト
の正面図、第2図は上記実施例の縦断面図、第3
図は上記実施例のグラブバケツトの開き動作をし
ている状態での断面図、第4図は上記実施例の底
枠体の正面図、第5図a,b,cは上記実施例の
グラブバケツトの動作説明図、第6図,第7図は
従来のグラブバケツトの説明図、第8図a,b,
cは従来のグラブバケツトの動作説明図である。 31……バケツト本体、32……底枠体、33
……側板、42……回動軸、41……下シーブボ
ツクス、43……上シーブボツクス、53……バ
ケツト開閉用ワイヤ、61……円弧板、64……
鎖。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端に掘削爪を有する底枠体の両側縁に側板を
    設けてなる一対のバケツト本体の上記掘削爪を対
    向させると共に、上記両バケツト本体の側板の内
    端上部を回動軸により回動自在に連結する一方、
    上記両バケツト本体の外端部と吊り部を回動自在
    なリンクにより連結すると共に、上記吊り部と上
    記回動軸とを連結手段により接離自在に連結し
    て、上記吊り部と回動軸との接離によりバケツト
    本体を開閉するようにしたグラブバケツトにおい
    て、 上記両バケツト本体の底枠体の内側かつ掘削爪
    の近傍に上記底枠体に沿つた形状を有する可動板
    の一端を軸で回動自在に取り付ける一方、上記各
    バケツト本体に取り付けた可動板の他端を対向す
    るバケツト本体の回動軸より下方部に夫々可撓部
    材により連結して、上記吊り部と回動軸とが離間
    してバケツト本体が開き動作したときに、上記可
    撓部材により上記可動板が底枠体から強制的に離
    間するように回動させられるようにしたことを特
    徴とするグラブバケツト。
JP1985202428U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH0351405Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985202428U JPH0351405Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JP1985202428U JPH0351405Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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Publication Number Publication Date
JPS62110354U JPS62110354U (ja) 1987-07-14
JPH0351405Y2 true JPH0351405Y2 (ja) 1991-11-05

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ID=31166799

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JP1985202428U Expired JPH0351405Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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CN102493509B (zh) * 2011-12-02 2013-08-14 上海中联重科桩工机械有限公司 建筑作业机械的悬吊结构、抓斗和建筑作业机械
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JPS5521306U (ja) * 1978-07-24 1980-02-12

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