JPH0350876Y2 - - Google Patents

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JPH0350876Y2
JPH0350876Y2 JP1986005659U JP565986U JPH0350876Y2 JP H0350876 Y2 JPH0350876 Y2 JP H0350876Y2 JP 1986005659 U JP1986005659 U JP 1986005659U JP 565986 U JP565986 U JP 565986U JP H0350876 Y2 JPH0350876 Y2 JP H0350876Y2
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fluid
dehydrating
water tank
weight
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 本考案は一般家庭あるいは業務用に使用される
脱水洗濯機の防振装置の改良に関するものであ
る。本考案の改良の対象となる従来のこの種の装
置を第3図および第4図について説明する。第3
図において、1は水受槽2を収容する本体外槽
で、その四隅のコーナーで、水受槽2を吊棒3に
より、ばね4を介して弾発的に吊持している。5
は水受槽2の内部に収容されている洗濯脱水槽
で、その駆動軸6は水受槽2の底板下面に固定さ
れた支持板7によつて支持されている。8は駆動
軸6を駆動する駆動機構を収容するメカニカルケ
ース、9はメカニカルケース8とベルト10によ
り結合されたモータで、これらは支持板7に固定
されている。
上記の構成を有する脱水洗濯機の洗濯脱水槽5
を高速回転すると内部に投入された洗濯物の重量
のアンバランスによつて振動を発生する。この振
動の周波数が吊棒3、ばね4、水受槽2および支
持板7によつて形成される振動系の固有振動数の
周波数と一致すると振動が同期して振動の振巾が
飛躍的に大となる。この振動の同期を防止するた
めには振動系の重量を大にすることが有効である
ため、第3図の従来の脱水洗濯機においては、支
持板7に重錘12をボルト11によつて固定して
いる。
ところでこの重錘12は鋳鉄製であるため錆び
を生じ易く、また、表面に塗装を施してもピンホ
ール等があるために見苦しく外見がよくない。重
錘12はまた、洗濯脱水槽の種類型式によつてそ
の形状、重量を設定する必要があるため、その都
度、金型を交換して鋳造しなければならないで高
価になる欠点がある。本考案はこのような欠点の
ない防振装置を提供することを考案の目的とする
ものである。
〔考案の構成〕
本考案の脱水洗濯機の防振装置は本体外槽の四
隅に設けた吊棒により内部に収容する水受槽を弾
発的に吊持し、該水受槽の底板下面に固定した支
持板により水受槽の内部に収容した洗濯脱水槽の
駆動軸を支持すると共に該駆動軸を駆動するモー
タおよびメカニカルケースを該支持板に固定した
構造において、前記水受槽の底板にこれと一体に
凹部を設け、該凹部の内部に重錘としての重量を
有する流動体を収容したことを特徴とする。
本考案の実施例を第1図および第2図について
説明する。第1図において1ないし10は第3図
の1ないし10と異なるところはないのでその説
明を省略する。本考案においては水受槽2の底板
にこれと一体に凹部14を設け、該凹部14の内
部に重錘としての重量を有する流動体13を収容
して防振装置を構成している。15は凹部14を
密閉する蓋板である。凹部14に収容される流動
体13には、(1)塩化ナトリウムの水溶液等、大な
る比重を有する液体、(2)金属鉛の粉末又は粒子
等、大なる比重と流動性とを有する流動性固体、
(3)前記流動性固体に鉱油を混合した混合流動体、
(4)エポキシ系樹脂あるいは硬化前のコンクリート
等、充填後、時間を径過し後に硬化する硬化性流
動体等があり、これら流動体は重錘として必要な
設定された重量に達する量が凹部14内に収容さ
れる。
〔考案の効果〕
本考案の脱水洗濯機の防振装置は以上の構成を
有するので、凹部14をプレス加工によつて形成
し、脱水洗濯機の機種に対応して適量の流動体1
3を重錘として収容することによつて耐久性のす
ぐれた防振装置を安価に提供することができるの
で考案の目的を達成する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案の防振装置を備えた脱水洗濯機
の断面図。第2図:本考案の防振装置のイ側面図
およびロ平面図。第3図:従来の脱水洗濯機の断
面図。第4図:従来の防振装置のイ側面図および
ロ平面図。 1……本体外槽、2……水受槽、3……吊棒、
4……ばね、5……洗濯脱水槽、6……駆動軸、
7……支持板、8……メカニカルケース、9……
モータ、10……ベルト、11……ボルト、12
……重錘、13……流動体、14……凹部、15
……蓋板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体外槽の四隅に設けた吊棒により内部に収
    容する水受槽を弾発的に吊持し、該水受槽の底
    板下面に固定した支持板により水受槽の内部に
    収容した洗濯脱水槽の駆動軸を支持すると共に
    該駆動軸を駆動するモータおよびメカニカルケ
    ースを該支持板に固定した構造において、前記
    水受槽の底板にこれと一体に凹部を設け、該凹
    部の内部に重錘としての重量を有する流動体を
    収容したことを特徴とする脱水洗濯機の防振装
    置。 (2) 前記流動体は、大なる比重を有する液体、大
    なる比重と流動性とを有する流動性固体、流動
    性固体と液体とを混合した混合流動体、あるい
    は硬化性流動体によつて形成されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲(1)の脱水洗
    濯機の防振装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720984B2 (ja) * 1974-02-23 1982-05-04

Family Cites Families (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50111177U (ja) * 1974-02-19 1975-09-10
JPS5720984U (ja) * 1980-07-10 1982-02-03
JPS58175245U (ja) * 1982-05-18 1983-11-24 川上商事有限会社 重錘

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720984B2 (ja) * 1974-02-23 1982-05-04

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