JPH03505695A - Ｔ字型ドレン管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｔ字型ドレン管 技術分野 本発明は、一般的には医療技術に関し、より特定的にはコモン胆管のドレンに用 いられる丁字形ドレン管に関する。

背景技術 従来技術によるある丁字形ドレン管は、弾性材料（ラテックス）で作られ、コモ ン胆管のトランスバピラリドレン用として知られている（たとえば、Ｔ字型ドレ ン、カテル、コード番号Ｎα２５７５、アメリカ製、ジョーシア州、　３００７ １　、　ノークロス市、パシフィックドライブ、　２９５０のＩＮＭＥＤ社から 入手できる）。

従来公知のドレン管は、一体的に形成された長手方向および横方向部分より成る 。外科手術の場合、このドレン管の横方向部分は、コモン胆管内に入れられ、長 手方向部分は、特別な切開部分から外に引き出される。ドレン管の横方向部の一 端は、主要十二指腸バイラをへて十二指腸に挿入されて、スムーズな胆汁排出径 路が確立される。ドレン管をコモン胆管から引抜くときは、複管腔の横部材を、 ドレン管の単管腔の長手部材のまわりのすきまに通す。この結果、コモン胆管の 壁がひき裂かれたり、その後において周囲の柔軟組織が外傷性のキズをうけたり する。さらに、コモン胆管のキズが開いてしまうので、大量の胆汁が、ドレン管 を引き抜いたあとでどんどん排出されてしまう。かくして、いろいろな合併症が 生じることにもなる。この点に関し、事実上肝臓の外の胆管の最適ドレンシステ ムである公知の丁字形管を用いる外科医は、精々、コモン胆管のドレンを制約さ れた条件下で行って来た。

発明の要約 本発明の主要且つ本質的目的は、手術后の段階においてコモン胆管からひき抜く とき、コモン胆管の壁や周辺の組織にキズを付けることのない構造をもつ丁字形 ドレン管を提供するにある。

上記目的は、本発明による、長手方向部分と横方向部分を有する丁字形ドレン管 において、これらの長手方向部分を横方向部分は、分離自在のジヨイントによっ て相互連結されているという事実によって達成される。

本発明による丁字形ドレン管により、手術後の期間中にコモン胆管をひき抜くと き、コモン胆管の壁とその周囲の柔かい組織に外傷性の障害が与えられることは ない。本発明によるＴ字型ドレン管の製造コストは、従来技術によるドレン管の 場合よりわずかに高くなる。

図面の簡単な説明 本発明の丁字形ドレン管は、添付図面を参照して、特定の具体例が詳わしく説明 される。

第１図は、本発明による丁字形ドレン管を示す長手方向断面図であり、 第２図は、上記ドレン管の、分離された長手方向部分と横方向部分とを示す斜視 図であり、 第３図は、手術後の期間中において、コモン胆管からひき抜かれる前の、本発明 による丁字形ドレン管を示す配設図である。

本発明の最適実施例 第１．２図に示す丁字形ドレン管は、長手管部分１と横方向部分２とを有し、こ れらの部分は、たとえば小さなねじピッチを有するねじ付ジヨイント（第２図） のような、分離自在ジヨイントを介して連結される。長手方向部分１は、単管絞 管の形状をしており、その一端には雄ねじが切られている。

横方向部分２もまた、単管絞管の形状をしており、その壁には穴４があり、この 穴にはねじとナツトのように、ねじ３とかみ合う雌ねじ５が切られている。本発 明による、ドレン管の長手方向部分１と横方向部分２の分離自在ジヨイントによ って得られる利点は、差込ジョイン（図示せず）によっても得られる。

本発明による丁字形ドレン管は、次のようにして用いられる。

ドレン管は組立てるとき、ドレン管の長手方向部分１を横方向部分２にあて＼、 両者間のねじジヨイントを２．３回ねじる。外科手術の際、丁字形ドレン管の横 方向部分２を、総胆管造ろう術、つまり総胆管と腹壁とをつなぐときの穴を通し て、コモン胆管６（第３図）内に入れる。この時、横方向部分２の末梢端部は主 要十二指腸バイラをへて、十二指腸７に通される。長手方向部分１は、右季肋部 内のカウンタ穴をへて外向きに出る。外科手術後にドレン管をひき出すには、長 手方向部分１を反対方向に２．３回まわす（手術前の回転方向に関して）。この 結果、長手方向部分１は横方向部分２から離脱し、標準的単管肢管として部分１ だけが外へとり出される。この時、主要十二指腸バイラからは横方向部分２の端 部がのびているが、この状態は、胃カメラ８を用いて十二指腸７の管腔内にある のが分る。

横方向部分２のとなりにはピンセット９がみえるが、このピンセットは胃カメラ ８の器具の貫通穴を通され、ドレン管の横方向部分２と共にひき抜かれる。かく して、コモン胆管６の壁と柔かい組織における外傷性のキズが、手術後の期間中 に丁字形ドレン管をひき抜かれるとき、つくことはない。

本発明によるドレン管の具体例のひとつによると、横方向部分２は、ピンセット ９を用いて、コモン胆管６から少しひき出され、十二指腸７の管腔内に入れられ る。この結果、上記穴４はコモン胆管６の傷口に対して変位するので、胆汁が傷 口を通って腹腔に流入することはない。かくして、ドレン管の長手方向部分１を ひき抜いた直後に、胆汁がコモン胆管６の傷口からあふれて腹腔内に流入するこ とが防止される。

ドレン管の横方向部分２は、胃カメラを使って２，３日中にひき抜かれる。

産業上の応用 本発明は、胆管の外科手術に関わる医療施設にふいて用いられる。

手続補正書（方式） 平成３年７月ｚＩｙ日 特許庁長官　深　沢　　　亘　殿 １、事件の表示 ＰＣＴ／３０９０１０００６８ 平成２年特許願第５０６３９８号 ２、　発明の名称 Ｔ字型ドレン管 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 名称　ポルタフスキ　メディツインスキストマトロギチェスキ　インステイテユ ト４、代理人 住所　〒１０５東京都港区虎ノ門−丁目８番１０号５、　補正命令の日付 ６、補正の対象 明細書及び請求の範囲の翻訳文 ７、補正の内容 明細書、請求の範囲の翻訳文の浄書（内容に変更なし） ８、添付書類の目録 明細書及び請求の範囲の翻訳文　　各　１　通国際調査報告

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．長手方向部分（１）と横方向部分（２）とを有するＴ字形ドレン管において 、長手方向及び横方向部分（１及び２）が分離自在ジョイントによって互いに連 結されていることを特徴とするＴ字形ドレン管。