JPH03505118A - 機械要素の回転可能装架装置 - Google Patents

機械要素の回転可能装架装置

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JPH03505118A
JPH03505118A JP2505667A JP50566790A JPH03505118A JP H03505118 A JPH03505118 A JP H03505118A JP 2505667 A JP2505667 A JP 2505667A JP 50566790 A JP50566790 A JP 50566790A JP H03505118 A JPH03505118 A JP H03505118A
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JP2505667A
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シグルドソン,ペルアルネ
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ホガナス アクチボラゲツト
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
    • F16C27/04Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 のロー口  加 本発明は、機械本体等上に軸のような機械要素を回転可能に装架するだめの装置 であって、該機械本体上に装架される軸受ハウジング、及びこの軸受ハウジング に支持され該軸を案内する軸受部材を備える装架装置に関する。本発明の第1の 様態は、実質的にラジアル荷重のみを伝達する装架装置に関し、第2の様態は、 アキシャル力を支承する構造を組合せたラジアル荷重を伝達する装架装置に関し 、そして第3の様態はアキシャル力を支承する構造に関する。
本発明による装架装置の軸受部材は何等かの特定の型式のものとする必要はなく 、例えば転がり軸受、滑り軸受、あるいは磁気軸受の形にすることができる。し かし本発明は、転がり軸受を使用する場合の欠点を解消するために開発されたの で、以下の記述はその型式の軸受に焦点を当てて行われよう。
冒頭に述べた型式の従来既知の軸受装置の軸受ハウジングは、荷重の不均等な分 布による軸受部材の過早な摩耗を避けるため、その製作と装架とを高い精度をも って行わなければならない。即ち、その軸受ハウジングは軸と常にアキシャル整 合(軸心整合)されなければならず、そこで通常その軸受部材を装架するための 孔は完全に円形でなければならない。
いわゆる高精度軸受は、精密に製作された軸受ハウジング内に正確に装架された 場合、標準的な軸受に比較して、軸の案内をより正確に且つ軸受の使用寿命をよ り長くし、あるいは又回転数をより高くすることができるが、軸受ハウジングが そのような高精度軸受と一緒に使用される場合、その製作と装架とを精密にする ことが特に重要である。転がり軸受で装架した回転軸を有する比較的大型の機械 構造では、例えば効率をより高くするため軸の回転数をより高くすることが望ま れる。しかし軸の高い回転数は転がり軸受の転がり要素の転走速度を高くし、従 ってその軸受の使用寿命を短かくする。多くの場合、軸の直径を小さくすること によって転がり要素の転走速度を変えないようにすることは、軸の後の破損強度 や軸交換の費用を考慮すると現実的でない、あるいは又高精度軸受を使用するこ とも考えられるが、しかし大型機械構造の場合、軸受ハウジングを充分精密に製 作し、そしてそのハウジングを充分に心出しして軸に対しアキシャル整合させる ことは多くの場合困難又は不可能である。
又、比較的大型の機械構造では、その操作中、軸又は軸受ハウジングの異なる側 部間にしばしば温度差が生じ、この結果機械構造の温度が場所により変わって寸 法の変動が起るために軸受ハウジングの正確な整合が行われないので、そのよう な大型機械構造において高精度軸受を使用することは多くの場合に不可能である 。
冒頭に記述の型式の軸受装置の他の問題点は、ラジアル軸荷重だけを支承するラ ジアル千軸受の場合、その軸受がアキシャル方向に堅く把持されていないと軸受 の装架面にいわゆるフレッチング摩耗がしばしば生じることである。更に軸受部 材のアキシャル方向装架が緩いと、その軸受の内リング又は外リングのいずれか にラジアル方向の遊びが生じ、これは操作時の軸受部材の寿命を短かくする。
本発明の目的は、冒頭に記述した型式の既知の軸受装置の上記のような欠点を無 くすことにある。
そこで本発明の第1の様態は、冒頭に記述した型式の装架装置において、該軸受 ハウジングが、該軸の長手方向に直角な主平面を有するプレート形支持装備によ って機械本体上に装架されることを特徴とする装架装置に関する。その支持装備 は、一方において第1取付は地点において機械本体に、そして他方において、該 主平面内で第1取付は地点から離間した第2取付は地点において軸受ハウジング に堅く結合される。更に、上記支持装備は、その主平面内の固有の剛性と、主平 面を横断する方向の固有の融通性を有し、これによって実質的にラジアル軸受荷 重のみを支承して機械本体に伝達することができ、又、前記第1及び第2取付は 地点間の偏向により機械本体に対する軸受ハウジングの動きを許容するようにさ れる。
従って本発明の第1の様態においては、機械本体に対する軸受ハウジングの一種 の浮動懸架が行われる。これは下記のような諸長所を有する。
1、支持装備が上記のような融通性をもっていることによって、軸受ハウジング 、従って軸受部材が軸に対して常にアキシャル整合した状態に維持される。これ は、従来のように軸受ハウジングが機械本体に剛性装架されている場合には行わ れないことである。
2、又、支持装備の上記融通性によって、例えば温度の変動により軸の長さが変 化して軸が機械本体に対し純粋にアキシャル方向に変位しても、軸受ハウジング と軸受部材がその軸に追従していける。従って先述のようなフレッチング厚耗や ラジアル遊びの生じる不都合を防止できる。
3、軸受ハウジングが地点1と2において可動であっても、支持装備が軸に対し ラジアル方向には剛性であるため軸受ハウジングは機械本体に対し正確に心出し された状態で維持される。
4、支持装備が実質的にラジアル荷重しか伝達しないので、各軸受地点において 、軸と機械本体との間の力が純粋にラジアル方向の力と純粋にアキシャル方向の 力とに分けられる。このため、例えば軸の下方への偏向、機械諸成分部品の精度 不足、あるいは軸及び/又は機械本体の温度変化によって軸と機械本体との間に 非対称性が生じた場合でも、軸受部材に掛かる荷重の不均等は無視できるものに しかならない。
5、軸受ハウジンクは比較的小型のユニットとして製作でき、そしてその軸受ハ ウジングは、これが所定位置に設定された後で支持装備が第1及び第2取付は地 点で固定されることにより装架されるので、軸に対して正確に心出しすることが できる。又、軸受ハウジングは比較的小型に作られるから、その製作精度を高く することができる。従って比較的大型の機械構造においても高精度の軸受を支障 なく使用できる。
好適な実施例において、上記プレート形支持装備は該軸と同心のリングで構成さ れ、そしてその上記第1及び第2取付は地点は円周上で交互に且つ実質的に等間 隔で配置される。実際においてそのような構成は、ラジアル方向の優れた剛性と 、軸受ハウジングの充分な心出しが得られることが実証されている。
支持装備の第1及び第2取付は地点の数はその材質と構造に応じて決められよう 。一般的に取付は地点の数が多いほど支持装備の、従って軸受ハウジングのラジ アル案内の信頼性は高く、又、支持装備の主平面を横断する方向の支持装備の剛 性、即ち、機械本体に対する軸受ハウジングの角変化及び/又はアキノヤル変位 に対抗する剛性が大きくなる。
支持装備はリングである必要はなく、又単体の要素である必要はなく、複数個の 成分で構成することもできる。
好適な実施例において、その軸受リングは、機械本体に対する4個の第1取付は 地点と、軸受ハウジングに対する4個の第2取付は地点を有する。
上記プレート形支持装備の構造と材質の選択は、その支持装備が主としてラジア ル軸受荷重のみを伝達するということを留意して行わなければならない、そこで 支持装備は、該軸に平行な方向でよりも軸に直角な方向でずっと高い剛性を有す るようにしなければならず、それと同時にその構造強度が低過ぎてはならない。
その好適とされる材料は金属、例えばステンレス鋼である。又、支持装備は好適 には、軸に直角な複数個のきっちり詰めた薄い層板で作られる積層ユニットで構 成される。このような積層ユニットは本質的に、同じ高さのワンピースの要素と 同等なラジアル剛性を有するが、主平面を横断する方向の融通性に関してはワン ピース要素よりも高い。
従来技術の軸受装置における温度変化に対する短所を考えれば、支持装備を熱伝 導性の比較的低い材料で作るのが適切であり、ステンレス鋼はその目的に合った 好適な材料である。支持装備で作られる熱バリヤは軸と軸受ハウジングを適度に 冷却し、従って遊びとプレストレスを所定の許容値内に維持できる。
好適にはプレート形支持装備の主平面は軸受部材の軸心と同軸に心出しされ、こ れにより軸から軸受部材へ伝達されるラジアル力が軸受部材のアキシャル方向全 体に亘って可及的に均等に分布されて、そのアキシャル方向における摩耗が均等 になるようにされる1例えば軸受部材がアキシャル方向に相互に隣接して設置さ れる2個の転がり軸受で成るユニットである場合、上記のような支持装備の主平 面の心出しが行われれば、それら2個の転がり軸受には等しいラジアル荷重が掛 かる。しかし支持装備が、これの軸受部材に対するアキシャル位置と関係なく、 実質的にラジアル力だけを伝達し、アキシャル力又はトルクは伝達しないことを 留意すべきである。
本発明の第1様態による上述の装置は、ラジアル方向に延在するプレート形支持 装備を介して、実質的にラジアル力のみを支承する。あるいはその支持装備が多 少のアキシャル荷重を伝達することが可能であるにしても、しかし多くの場合、 そのアキシャル荷重を受けるためには多分別個の構造が必要である。
そこで本発明の第2の様態は、上記ラジアル軸受装置と組合せて用いられ、そし て、その機能に関して、プレート形支持装備を備えることなく、即ち軸受ハウジ ングを浮動懸架して軸受荷重を純粋なラジアル荷重と純粋なアキシャル荷重とに 分割することなく、軸から機械本体へアキシャル軸受荷重を所定のアキシャル方 向に伝達できる構造に関する。
このアキシャル軸受構造の特徴は以下に記述するが、留意すべきこととして、軸 のアキシャル力が必ずしも、プレート形支持装備を有する軸受地点で正確に機械 本体へ伝達される必要はないということである。アキシャル荷重を支承する構造 は、純粋なアキシャル軸受の形で別の軸受地点に設置してもよい。
更に又留意すべきこととして、アキシャル力を支承する構造の最も単純な実施例 は、1つの所定方向のアキシャル力のみを支承するということである。軸の相反 する両方向のアキシャル力を機械本体へ伝達しなければならない場合には、上記 のような構造が2個、相互に鏡像反転した構成にされ、そして相互に反対の方向 にバネ力を掛けられて備えられよう。そのような鏡像反転した2個のアキシャル 荷重支承構造が用いられる場合、温度変化による長さの変動及び/又は傾動を考 慮して、ある程度のアキシャル遊びが必要になろう。
このアキシャル力伝達構造はrカルダン型」であり、そこでその構造が設置され ている軸受ハウジング/軸受部材が少しく傾斜したときでもアキシャル力を伝達 できる性能をもっている。しかし通常のカルダン又はユニバーサルジヨイントと 異なって、本発明によるその構造は、軸の長手方向に対しラジアル方向に「浮動 」するようになっている、構造のそのラジアル可動性によってプレート形支持装 備の融通性が効果的に保持される。
このラジアル力伝達構造の好適な実施例は、軸と同心の環状の保持器を備え、こ の保持器は2対の直角方向に対向する凹部を有し、これら凹部対は相互に90° の角度を成している。その第1対の凹部は所定のアキシャル方向(例えばアキシ ャル力が軸から機械本体へ伝達される方向)に開き、第2対の凹部は反対のアキ シャル方向に開いている。4個の転がり要素がその各凹部内に1個ずつ緩く受入 される。第1対凹部内の転がり要素は機械本体と転がり接触してこれに対する第 1回転軸心を形成し、そして第2対凹部内の転がり要素は、該構造と関連し、そ して軸を案内する軸受部材を支持する軸受ハウジングと転がり接触してこれに対 する第2回転軸心を形成する。更に、転がり要素の上記環状保持器は、軸の長手 方向に対しラジアル方向に可動になっている。
好適には、その環状保持器の4個の凹部内に受入される転がり要素は4個の玉で 構成され、そしてその環状転がり要素保持器の上記ラジアル可動性は、該4個の 玉と、機械本体、又は該構造と関連する軸受ハウジングとの間でラジアル転がり が可能であるということである。この実施例の著しい特徴は、上記4個の玉の機 能が2重になっていることである。第1にそれら玉は、環状保持器の相互に直角 な2つの前記回転軸心を形成し、そして第2にそれら玉は、凹部内に緩く受入さ れるので、構造全体のラジアル可動性を与える。このことによって、本発明の第 1様態では既述型式の1個又はそれ以上のプレート形支持装備を介して伝達され 得るラジアル荷重が該構造には全く掛からなくなる。
アキシャル力伝達構造と転がり接触する軸受ハウジングがプレート形支持装備に 懸架される軸受ハウジングと同じである本発明の実施例は特に優れている。この 実施例では、これまで述べた本発明の長所を全て有する、組合されたラジアル及 びアキシャル軸受が得られる。
アキシャル荷重を伝達する構造のその他の好適な実施例が請求の範囲に記載され ている。
本発明の第3様態は、冒頭に記述の型式の装置で、アキシャル力を支承する前記 型式のカルダン型構造を備えることを特徴とする装置に関する。この本発明の第 3様態は特に、そのアキシャシカ支承カルダン型構造が、本発明の第1様態の軸 受装置以外の他の型式の軸受と組合せて用いられる場合に有用である。
以下、添付図面を参照に本発明のより詳細な説明を行う。それら図面において、 第1図は本発明の第1実施例の°アキシャル断面図、第2図は本発明の第2実施 例のアキシャル断面図、第3図は本発明の第3実施例のアキシャル断面図、第4 図は本発明の第4実施例のアキシャル断面図である。
第1図−第3図において、軸の一方の側のアキシャル断面は他方の側の断面に対 し90°回転した個所のものである。
第1図の実施例は、ラジアル方向と共にアキシャル方向の軸受荷電を支承するも のであるが、そのアキシャル軸受荷重は第1図の下方向でのみ支承できる。
軸受装置は機械本体1上に装架される。その機械本体上に、複数個の装架ポルト 2によって、軸受のための水平方向に延在する環状ベース3、及びこのベースの 上部に置かれる軸受支持する円筒形装架要素4が固定装架される。
全体的に番号5で指示される軸受ハウジングが装架要素4から懸架される。軸受 ハウジング5は本質的に、ラジアル方向内側のアキシャル方向に延在する軸受座 6と、これに連結してラジアル方向に突出するフランジ7とで構成される。軸受 ハウジング5は軸受部材8を支持する。
この軸受部材はこの場合、χ配置された2個のアンギュラコンタクト玉軸受で作 られる。これら玉軸受の外リングはラジアル方向の遊び無しに軸受座6により支 持され、そして内リングは垂直軸9上に圧入嵌合される。玉軸受8は、複数個の 装架ボルト11によって軸受ハウジング5に固定される蓋10によって所定位置 に保持される。
第1図は又、軸受ハウジング5と軸受部材8を冷却するためそのハウジング5の 周縁に備えられる、送入部13と送出部14をもった冷却水バイブ12を示す。
蓋10も又、ラジアル方向のオイル送入バイブ15を備える。更にこの装置は1 .2個のシール16、内リング17、上部スペーサリング18、下部スペーサリ ング19、軸9に隣接してベース3に取付けられた環状ダストシールド20、及 び軸受ハウジング5の垂直軸受座6と装架要素4との間のシール21を備える。
これら諸成分の機能は第1図から自明であり、従ってそれ以上の記述は行わない 。
軸受ハウジング5は環状のラジアル方向に延在する積層ユニット22によって懸 架される。この積層ユニットは図示の実施例では、複数個のきっちり詰めた薄い 層板、例えば、熱伝導性が比較的低いステンレス鋼板によって構成される。積層 ユニット22はその第1取付は地点においてボルト23により機械本体1の装架 要素4に堅く結合される。積層ユニット22は又その第2取付は地点においてボ ルト24により軸受ハウジング5のラジアル方向フランジ7に堅く結合される。
ボルト23と24の個数はいろいろに変えられるが、図示の実施例の場合、積層 ユニット22は2個のボルト23によって機械本体1に、又2個のボルト24に よって軸受ハウジング5に取付けられる。それら2個ずつのボルト23と24は 交互に、環状積層ユニット22の円周上に等間隔で配備される。ボルト23と2 4による積層ユニット22の固定は、それら各ボルトの周辺だけに延在する支持 プレート25とスペーサ26とを併用して行われる。
ボルト23と24を受入する積層ユニット22の装架孔は、少なくても一方のセ ットのボルト、即ちボルト23か又はボルト24のシャンクより大きい直径にさ れる。これにより、ボルト23又は24の固定に際して、軸9に対する軸受ハウ ジング5及び軸受部材8のある程度の心出しを行うことが可能になる。従って、 機械本体1、軸受のベース3、及び装架要素4の高精度な製作が必要でなくなり 、それら成分の精密な組立てが必要でなくなり、又装架要素4のボルト23の孔 の正確な位置決めが必要でなくなる。
ラジアル方向延在積層ユニット22は、実質的に軸受ハウジング5から装架要素 4ヘラシアル方向の軸受荷重だけを伝達し、又、機械本体1に対する軸受ハウジ ング5の角変化及び/又はアキシャル方向変位を許容するようになっている。上 記ラジアル軸受荷重は、積層ユニットがこれの主平面内に固有する剛性によって 支承される。
いうまでもなく、その積層ユニットは、これの不偏向位置に対しアキシャル方向 に過大に変位することがないよウニナっている。又、積層ユニット22はその主 平面内固有剛性に対応して主平面を横断する方向の固有な融通性をもつが、この 主平面横断固有融通性によって、該ユニット22がボルト23と24の間で少し く偏向される間に、更に軸受ハウジングが機械本体に対して傾斜及び/又はアキ シャル方向に変位することが可能である。図示の実施例において積層ユニット2 2は複数個のステンレス層板で構成され、この結果多少のアキシャル方向バネ作 用を備える。換言すると積層ユニットは又ある限定された量のアキシャル方向の 荷重を支承できる。しかしそのアキシャル荷重がより大きい場合には、後に詳述 するような他の手段が必要である。
軸受ハウジングの上記動きを可能にするため、ボルト23と24の区域に遊びが 設けられる。第1図の左側に示されるように、一方において支持プレート25及 びボルト23の頭部と、他方において軸受ハウジング5のラジアルフランジ7の 凹部27の境界壁との間に環状間隙がある。同様に、ボルト24の頭部と、これ らボルト頭部を受入する装架要素4の上側部の凹部28の境界壁との間に環状遊 びがある。
既述したように積層ユニット22は実質的にラジアル軸受荷重だけを支承して機 械本体1へ伝達でき、アキシャル軸受荷重は他の手段によって機械本体へ伝達し なければならない。第1図はそのために通用されるカルダン型構造を示す。この 構造は、装架要素4のラジアル方向内側で軸受座6の下面とベース3の上面との 間の区域内に心出しして維持される環状玉保持器30を備える。この環状玉保持 器30のアキシャル方向の高さは軸受座6とベース3との間の距離より少しく小 さいものとされる。
玉保持器30は2対の直径方向に対向する凹部31と32を備える。第1対の凹 部31はベース3に向って下方へ開き、第2対の凹部32は軸受座6に向って上 方へ開き、そして下方開き凹部31に対し角度90°の所に位置している。各凹 部31と32の底部にころ33がフランシュ装架され、その底部内に転がり接触 面を形成する。更に4個の玉34と35がそれぞれに凹部31と32の中に緩く 受入される。下方開き凹部31内の玉34はベース3の上側に装架された2個の こる36上に乗る。同様に上方開き凹部32内の他の2個の玉35はそれぞれに 、軸受座6の下面に装架されたころ37と転がり接触する。
ころ36と37はそれぞれの凹部31と32から部分的に突出して、軸9に対す る玉保持器30の心出しを確保する。
更に、こる36.37の側面とそれぞれの凹部31゜32の側壁との間にラジア ル遊びがあり、これによって、王が転がっているときの軸9に対する玉保持器3 0のラジアル可動性が確保されることが認められよう。
この構造に関して最後に言及すべきこととして、凹部31.32の周方向長さが 善玉34と35周囲の区域に限定され、これにより玉保持器30は玉36,37 と係合することよって軸9周りで回転することがないように阻止される。
次に第1図に示す装置の機能について詳述する。ここで軸9が、機械本体1へ伝 達されるべきラジアル方向の力とアキシャル方向の力との両方を受けるものとし 、そして更に、その軸9が、例えばその端部38に掛けられる駆動ベルトの引張 荷重によって幾分不均等な配分の荷重を受けるものとする。又、軸1は、第1図 の下方外側に設けられた更に別の地点においてラジアル方向に装架されているも のとする。
軸9から軸受部材8及び軸受ハウジング5に伝達されるラジアル及びアキシャル 荷重は純粋なラジアル力と純粋なアキシャル力とに分けられる。これは、一方に おいて積層ユニット22がラジアル荷重を伝達してアキシャル荷重は伝達しない 性能、そして他方において、保持器30と玉34.35とを備えるカルダン型構 造がアキシャル力を伝達してラジアル力は伝達しない性能から直接もたらされる 結果である。この結果、軸受部材を構成する玉軸受は不均等な荷重を受けず、そ して軸受ハウジング5は常に、積層ユニット22の融通性によって、軸9とアキ シャル方向に整合する。機械本体1に対する軸9の角変化は、既述のようにラジ アル方向に可動な玉保持器30によって防止される。
第2図は、第】図の実施例と実質的に同じ軸受機能を有するが、アキシャル荷重 を支承する構造が相当に異なる実施例を示す、第1図と第2図の両実施例におい て同じ機能をもつ成分は同一の参照番号で指示する。
第1図の実施例と異なり、第2図の実施例は、上側軸受ハウジング5と玉保持器 30との間に置かれる第2軸受ハウジング40を備える。この第2軸受ハウジン グ40は、下方向軸荷重を支承するアンギュラコンタクト軸受41を支持する。
第1図の実施例において軸受ハウジング5の下側部に堅く装架された2個のころ 37は、第2図の実施例では、第2図の左側に示されるように、第2軸受ハウジ ング40の下側部に堅く装架される。第1図のアンギュラコンタクト軸受8は、 第2図ではラジアル荷重だけを支承できる2個の玉軸受8に代えられ、これら軸 受は2個のスペーサリング42によって離されている。下側の玉軸受8の外リン グとアンギュラコンタクト軸受41の外リングとの間に複数個のスペーサ玉43 が置かれる。これらスペーサ玉43は支持リング44によって所定位置に保持さ れる。更に上記軸受8゜41の内リングの間にスペーサリング45が備えられる 。
第2図の構造では、純粋なラジアル軸受8が備えられ、そして軸受ハウジング5 と玉保持器30との間の接触37が無くされているため、アキシャル軸受力が軸 受部材8を介して上側軸受ハウジング5へ伝達されることは全くない。即ちアキ シャル軸受荷重は全て完全にアンギオフコンタクト軸受41、第2軸受ハウジン グ40、及び玉保持器30を通して下方向に機械本体1へと伝達されるのである 。
又、第1図の実施例と比較して第2図の実施例では、積層ユニット22の第1及 び第2取付は地点のボルト先に述べたように、このカルダン型アキシャル力伝達 構造は、所定の方向、即ち第1図及び第2図における下方向へのアキシャル荷重 だけを伝達できる。軸9が又上方向アキシャル力を受ける場合、そのような力は 又別の手段、例えば同様な構成であるが鏡像反転したカルダン型構造によって支 承しなければならない、軸がそのような両アキシャル方向での軸受装架を必要と する場合、様々な構造が考えられる。その1つの可能なやり方は、第1図の軸受 装置を2つ鏡像反転にして備え、そしてその一方の軸受ユニットで第1方向のア キシャル力とラジアル力を支承し、他方の軸受ユニットで第2方向のアキシャル 力とラジアル力を支承することである。又別の可能性として純粋なラジアル軸受 と純粋なアキシャル軸受を使用することもできる。この場合、1つの完全な軸受 組立体を構成するためには4個の軸受、即ち2個のラジアル軸受と、2個の対向 するアキシャル軸受とが必要になろう。第3の可能性は、第1図と同じ軸受ユニ ット内に、鏡像反転した追加のカルダン型構造を更に備えることである。
第3図は、第1図と第2図に示された型式のカルダン型構造を備えない、アキシ ャル力を支承するための、実質的に純粋なラジアル軸受の実施例を示す。
第4図はアキシャル力を支承する構造のバネ力を掛けた実施例を示す。原理的に この実施例は第2図のそれに対応するが、ラジアル力を支承するためのユニット 全体が省かれている。第1図−第3図と違って、第4図は又、2個の玉35が軸 9の両側に図示され、他方の2個の玉34の1つがこれに付随するこる33.3 6と共に鎖線で図示されていることから解かるように、「真正の」アキシャル断 面図である。この場合、アキシャル軸受41は、支持プレート46とポルト47 によって軸受ハウジング40内にアキシャル方向に固定された4点接触軸受であ る。軸受部材41の内リングは軸9のアバツトメントに対して軸ナツト48によ り把持される。
第4図の実施例の特徴は、本体4にボルト51で固定される端壁50の下面と支 持プレート46の上面との間に把持される複数個のアキシャル方向つる巻きバネ 49によって軸受ハウジング40が玉保持器30に対し押圧保持されることであ る。
第4図における2方向矢印52は、そのバネ力掛は構造が、つる巻きバネ49の 方への方向より玉保持器30の方への方向により大きいアキシャル力を支承でき ることを示している。
ここに幾つかの実施例を挙げて本発明の説明を行ってきたが、いうまでもなくそ れら実施例は請求の範囲を制限するものではない。例えば環状支持装備はリング である必要はなく、他の形状にすることもでき、又きっちり詰めた積層以外の構 造も可能である。更に、アキシャル力を伝達するカルダン型構造の玉34,35 の代りにころを用いてもよい。この場合、保持器30のラジアル方向の可動性は 別の手段、例えば複数個の玉を介してベース3上に乗せられる円形ディスク上に 全構造を設置することによって得られよう。
国際調査報告 +Mm、LA−+−+−w−PCT/Sε90100201国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.機械本体(1)等上に軸(9)のような機械要素を回転可能に装架するため の装置であって、該機械本体(1)上に装架される軸受ハウジング(5)、及び この軸受ハウジング(5)に支持され該軸(9)を案内する軸受部材(8)を備 える装架装置において、該軸受ハウジング(5)が、該軸(9)の長手方向に直 角な主平面を有するプレート形支持装備(22)によって該機械本体(1)上に 装架され、該支持装備は、第1取付け地点(23)において該機械本体(1)に 、そして、該主平面内で該第1取付け地点(23)から離間した第2取付け地点 (24)において該軸受ハウジング(5)に堅く結合され、該支持装備(22) は、一方において該主平面内の固有の剛性を、そして他方において該主平面を横 断する方向の固有の融通性を有し、これによって実質的にラジアル軸受荷重のみ を支承して該機械本体(1)に伝達することができ、又、該第1及び第2取付け 地点(23,24)間の偏向により該機械本体(1)に対する該軸受ハウジング (5)の動きを許容することを特徴とする装架装置。 2.該プレート形支持装備(22)が、該軸(9)に対して心出しされたリング で構成され、その該第1及び第2取付け地点(23,24)が円周上で交互に且 つ実質的に等間隔で配置されることを特徴とする請求項1の装架装置。 3.該プレート形支持装備(22)が、該主平面に平行な複数個のきっちり詰め た層板で作られた積層ユニットで構成されることを特徴とする請求項1又は2の 装架装置。 4.該層板が鋼板のような金属で作られることを特徴とする請求項3の装架装置 。 5.該プレート形支持装備(22)の該主平面が、該軸受ハウジング(5)に支 持される該軸受部材(8)の軸心に対して心出しされることを特徴とする請求項 1から4までのいずれか1項の装架装置。 6.所定のアキシャル方向のアキシャル軸受荷重を該機械本体(1)へ伝達する カルダン型構造を有し、このカルダン型構造は、該軸(9)に対して心出しされ る環状保持器(30)を備え、この保持器は2対の直径方向に対向する凹部(3 1,32)を有し、これら凹部対は相互に90°の角度を成し、その第1対の凹 部(31)は該所定アキシャル方向に開き、第2対の凹部(32)は反対のアキ シャル方向に開き、該カルダン型構造は又は又、該各凹部(31,32)内に1 個ずつ緩く受入される4個の転がり要素(34,35)を備え、該第1対凹部( 31)内の該転がり要素(34)は該機械本体(1)と転がり接触してこれに対 する第1回転軸心を形成し、該第2対凹部(32)内の該転がり要素(35)は 該構造と関連する軸受ハウジング(5,40)と転がり接触してこれに対する第 2回転軸心を形成し、これによって該機械本体(1)と該軸受ハウジング(5, 40)との間にアキシャルカを伝達するユニバーサルリンクを形成し、そして該 転がり要素の該環状保持器(30)が該軸(9)の長手方向に対しラジアル方向 に可動であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項の装架装置。 7.該転がり要素が4個の玉(34,35)で構成され、そして該構造は、該転 がり要素の該環状保持器(30)の該ラジアル可動性が、該4個の玉と該機械本 体(1)との間、又は該構造と関連する該軸受ハウジング(5,40)との間で ラジアル転がり動きが行われることであるようなものとされることを特徴とする 請求項6の装架装置。 8.アキシャルカを伝達する該構造と関連する該軸受ハウジングが、該プレート 形支持装備(22)によって該機械本体(1)から懸架される該軸受ハウジング (5)と同等なものであることを特徴とする請求項6又は7の装架装置。 9.該転がり要素(34,35)に対して当てられる、該機械本体(1)と該軸 受ハウジング(5,40)とのそれぞれの部材(36,37)が部分的にアキシ ャル方向に該凹部(31,32)内へ導入され、該凹部(31,32)の側壁と の間にラジアル方向の遊びが設けられ、これによって、該保持器(30)が該軸 (9)に対して心出しされていると同時に、該機械本体(1)に対して該軸受ハ ウジング(5)が多少傾動することが可能になることを特徴とする請求項6から 8までのいずれか1項の装架装置。 10.該軸受部材(8)が少なくても1個の転がり軸受で構成されることを特徴 とする請求項1から9までのいずれか1項の装架装置。 11.機械本体(1)等上に軸(9)のような機械要素を回転可能に装架するた めの装置であって、該機械本体(1)上に装架される軸受ハウジング(40)、 及びこの軸受ハウジング(40)に支持され該軸(9)を案内する軸受部材(4 1)を備える装架装置において、所定のアキシャル方向のアキシヤル軸受荷重を 該機械本体(1)へ伝達するカルダン型構造を有し、このカルダン型構造は、該 軸(9)に対して心出しされる環状保持器(30)を備え、この保持器は2対の 直径方向に対向する凹部(31,32)を有し、これら凹部対は相互に90°の 角度を成し、その第1対の凹部(31)は該所定アキシャル方向に開き、第2対 の凹部(32)は反対のアキシャル方向に開き、該カルダン型構造は又、該各凹 部(31,32)内に1個ずつ緩く受入される4個の転がり要素(34,35) を備え、該第1対凹部(31)内の該転がり要素(34)は該機械本体(1)と 転がり接触してこれに対する第1回転軸心を形成し、該第2対凹部(32)内の 該転がり要素(35)は該軸受ハウジング(40)と転がり接触してこれに対す る第2回転軸心を形成し、これによって該機械本体(1)と該軸受ハウジング( 40)との間にアキシャルカを伝達するユニバーサルジョイントを形成し、そし て該転がり要素の該環状保持器(30)が該軸(9)の長手方向に対しラジアル 方向に可動であることを特徴とする装架装置。 12.該転がり要素が4個の玉(34,35)で構成され、そして該構造は、該 転かり要素の該環状保持器(30)の該ラジアル可動性が、該4個の玉と該機械 本体(1)との間、又は該構造と関連する該軸受ハウジング(5,40)との間 でラジアル転がりが行われることであるようなものとされることを特徴とする請 求項11の装架装置。 13.該転がり要素(34,35)に対して当てられる、該機械本体(1)と該 軸受ハウジング(5,40)とのそれぞれの部材(36,37)が部分的にアキ シャル方向に該凹部(31,32)内へ導入され、該凹部(31,32)の側部 との間にラジアル方向の遊びが設けられ、これによって、該保持器(30)が該 軸(9)に対して心出しされていると同時に、該機械本体(1)に対して該軸受 ハウジング(40)が多少傾動することが可能になることを特徴とする請求項1 1又は12の装架装置。 14.該転がり要素(34,35)に対して当てられる、該機械本体(1)と該 軸受ハウジング(5)とのそれぞれの該部材(36,37)が堅く把持されるこ ろ(36,37)で構成され、その中心線が該転がり要素の該保持器(30)の 直径に平行であることを特徴とする請求項13の装架装置。 15.該転がり要素の該保持器(30)に対して該軸受ハウジング(40)を弾 性的に押圧して保持する1個又はそれ以上のバネ装備(49)を備えることを特 徴とする請求項11から14までのいずれか1項の装架装置。
JP2505667A 1989-03-30 1990-03-29 機械要素の回転可能装架装置 Pending JPH03505118A (ja)

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