JPH03504998A - リベット無しナットプレート留め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広義には留め具に関し、より具体的には取付は板に固定取付けされるナ ツトプレートを有する留め具に関する。

ナツトプレートが取付は板に取付けられるアンカーナツト留め具は公知である。

代表的には、ねじ付きナツトにボルトを挿入し易いようにナツトが浮動状にナツ トプレートに保持される。ナツトプレートに対するナツトの回転は、ナツトの一 部に係合するナツトプレートの側壁によって防止される。

そのような留め具において、ナツトプレートを取付は板にしっかり取付けて、ナ ツトプレートの、取付は板に対する回転を防止することが必要である。公知の装 置において、中心にあるナツトの両側に設けられたリベットによってナツトプレ ートが取付はプレートに固定されることができる。しかし、リベットのための２ 個の穴とねじ付きボルトがねじ付きナツトに近接し得るようにする１個の穴とを 含む３個の穴を取付はプレートに明ける必要があるので、そのような装置は好ま しくない。特に、そのような留め具を多数使用しなければならない場合、取付は プレートに比較的正確に隔置される３個の穴を設ける必要から、時間と労力を大 幅に消費する結果を生む。

さらに、至近に隔置される３個の穴は場合により取付は板を不当に弱め、取付は 板に亀裂と損傷を与える可能性を生ずることもある。

ナツトプレートを取付は板に固定する、いま一つの公知の装置において、取付は スリーブの管状部にローレットをかけることによって、ナツトプレートの回転防 止が意図される。取付はスリーブが一端にフランジを有し、管状部がナツトプレ ートを通して、取付は板に設けられている穴に挿入される。つぎに管状部を変形 させてナツトプレートを取付は板に保持し、ローレットが取付は板の穴の側壁に 摩擦係合することが意図される。しかし、管状部にローレットを設けることは時 間と労力の消費となる。そのうえ、もしもローレフト付き管状部と穴の側壁の間 の係合が適切でなかったり、過大なトルクがナツトにかかったりすると、好まし くないナツトプレートの回転を生ずることもある。

ナツトプレートがリベッによって固定される装置においては、欠陥ナツトプレー トの交換はリベットを除去する必要があるので比較的時間がかかり、また困難で ある。

よって、リベットを使用することなく取付は板に固定されることのできる、固定 又は浮動ナツトのためのナツトプレートを与えることが本発明の一目的である。

ナツトプレートとナツトプレートが結合される取付は板との間の相対的回転が経 済的、かつ効果的な態様で防止されるナツトプレートを与えることが本発明のい ま一つの目的である。

ナツトプレートが結合される部材を不当に弱める可能性が少なくされるナツトプ レートを与えることが本発明のさらに一つの目的である。

本発明によるナツトプレートとナツトを有する改良型留め具を与えることが、本 発明のさらにいま一つの目的である。

組立てと分解が容易となり、留め具と取付は板の信頼性が増したナツトプレート とナツトを含む改良型留め具を与えることが本発明のさらに一つの目的である。

ナツトをしっかりと受承する装置を具えたほぼ偏平な部分をナツトプレートが含 んでいる、本発明によるナツトプレート及び留め具によって前記及び他の目的が 達成される。取付は板に設けられている穴の中に延在する管状部分を含む、ナツ トプレートを取付は板に固定する装置が設けられる。ナツトプレートは管状部分 から隔置されて取付は板のトルクビン穴又はくぼみに受承されるようにされたト ルクピン又は突起をも含む。この突起はナツトプレートと取付は板との間の相対 的回転を防ぐ。

本発明による留め具は、ナツトをしっかりと受承するための装置を具えたほぼ偏 平な部分を含むナツトプレートを含む。ナツトは、ナツトの縦軸線回りの円周方 向に設けられたフランジ又はスカートを含む。ナツトの管状部分はフランジを超 えて延在し、ナツトプレートの管状部分の中に受承されるようになっている。ナ ツトプレートを取付は板にしっかり留めるように、ナットプレートの管状部分は 、変形され、スウエージされ、絞られ、又はひだを付けられるようになっている 。ナツトプレートはまた、管状部分から隔置され、取付は板のトルクビン穴又は くぼみに受承されるようになっているトルクピン又は突起を含む。この突起はナ ツトプレートと部材との相対回転を防ぐ。

図面の簡単な説明 等しい部材には等しい番号を付した添付図面を参照して、以下に本発明の望まし い実施例をより詳細に説明する。

第１図は本発明によるナツトプレートとナツトの斜視図、 第２図は第１図のナツトプレートの斜視図、第３図は第１図のナツトの斜視図、 第４図は第３図のナツトを取付ける前の第２図のナツトプレートの上面図、 第５図は第４図のナツトプレートの側面図、第６図は第３図のナツトの上面図、 第７図は第６図のナツトの側面図、 第８図は第１図のナツトプレートとナツトを受承するように設けられた取付は板 の部分断面を示す側面図、第９図は第１図のナツトプレートとナツトの取付は中 の、第８図の取付は板の部分断面を示す側面図、第１０図は第８図の取付は板に 取付けられた第１図のナツトプレートとナツトの部分断面を示す側面図、第１１ 図はナツトとナツトプレートが一体である本発明によるナツトとナツトプレート の部分断面を示す側面図である。

望ましい実施例の詳細な説明 第１図を参照すると、本発明による留め具（ｌＯ）はナツトプレート（１２）と 、ナツトプレート（１２）の中に部分的に受承されるナツト（１４）とを含む。

ナツトは様々なねじ留め具の任意の一つであり、もどり止め特性のような任意の 適当な、従来の特性を具えることができる。ナツト（１４）及びナツトプレート （１２）は金属、例えばステンレス鋼、であることが望ましい。

第２図も参照して、ナツトプレート（１２）は変形自在の側壁（１８）を具えた 比較的偏平な部分（１６）を含む。各側壁（１８）は、ナツト（１４）に対応す る滑らかな輪郭（２１）を有する引込み部分（２０）を有する（第４図参照）。

ナツト（１４）は、ねじボルト（図示せず）のような留め具部材を受承するよう にめねじを設けた管状部（２２）を含む。管状部（２２）は少なくとも一端が開 口し、望ましくは他端が閉鎖して袋ナツトを形成する。必要あれば、ナツトは両 端とも開口していてもよい。ねじ型式並びにナツト及びねじ寸法は必要に応じて 変えることができる。

ナツトの管状部（２２）の回りにフランジ（２６）又はスカートが設けられる。

このフランジ（２６）は、フランジ（２６）の両側に設けられた２個の平行で真 直ぐな縁（２８）を含む。

側壁（１８）がフランジ（２６）を抱くように変形された時、側壁（１８）によ って浮動状に受承されるような寸法をフランジ（２６）が有する。必要あれば、 フランジ（２２）の縁（２８）を偏平部（１６）と側壁（１８）の間にしつかり 把握することによって、ナツト（２２）を固定的にナツトプレート（１２）に留 めることもできるであろう。代りに、ナツトをナツトプレートと一体に形成する こともできるであろう（第１１図参照）。

ナツト（２２）の管状部の回りに、ナツトの両端から隔置されてフランジ（２６ ）が設けられる。これにより、ナツトの開口端（２３）を含む管状部の一部分が フランジ（２６）の片側に設けられる。管状部の他の部分はフランジ（２６）の 反対側に設けられる。ナツト（１４）がナツトプレート（１２）内に受承される 時、ナツトの開口端（２３）を含む管状部（２２）の部分はナツトプレートの管 状部（１７）の中に受承される。

必要あれば、ナツト（１４）の開口端（２３）とナツトプレート（１２）の管状 部（１７）の間に０リングシール（１５）を設けることができる。

ナツトプレート（１２）はまたナツトプレート（１２）の偏平部（１６）にほぼ 垂直に延在する突起（３０）又はタブを含む。

突起（３０）はナツトプレー）（＋２）と一体に形成され、望ましくは偏平部（ １６）の周囲に、側壁（１８）の中間に設けられる。

第８図を参照して、組付は中、本発明によるナツトプレートとナツトを取付ける べき部材、つまり取付は板（３２）、に段付き孔腔（３４）が設けられる。段付 き孔腔（３４）は、ナツトプレート（１２）の管状部（１７）を受承するような 寸法を有する第１の部分（３６）を含む。段付き孔腔はまた直径が僅かに大きい 第２の部分（３８）を含む。段付き孔腔（３４）は、段付きドリルバイト（４０ ）を用いて、従来の適当なやり方で部材（３２）に設けることができる。

ナツトプレート（１２）の突起（３０）と管状部（１７）の間の距離に相当する 距離だけ段付き孔腔（３４）から隔置される、めくらでも開口でもよいトルクピ ン穴（４２）又はくぼみも部材（３２）に設けられる。トルクビン穴（４２）は 、段付き孔腔（３４）の第１の部分（３６）のある部材（３２）の側に設けられ る。トルクビン穴（４２）は部材（３２）に対するくぼみの影響を少なくするよ うに、部材を完全に貫通して延在させないことが望ましい。しかし、必要あれば 、トルクビン穴は当然、部材（３２）を完全に貫通して延在することもできるで あろう。トルクビン穴が部材（３２）を完全に貫通して延在する場合、穴の露出 端を閉じるために、突起（３０）に近接してトルクビン穴に栓（５０）、つまり 密封キヤ・ノブ（第１図参照）を設けることが望ましいかも知れない。

つぎに第９図を参照すると、ナツトプレー）（１２）の管状部（＋７）が段付き 孔腔（３４）に挿入されて、ナツトプレートが取付は板（３２）に隣接して配置 される。ナツトプレートの管状部（１７）の端は段付き孔腔（３４）の第１の部 分（３６）の端を少し超えて延在するが、段付き孔腔（３４）の第２の部分（３ ８）を超えないことが望ましい。工具部材（４４）によって管状部の端を変形し 易いように、ナツトプレートの管状部（１７）の端（１９）に傾斜が付けである 。ナツト（１４）はナツトプレート（１２）の側壁（１８）によって浮動状に保 持され、ナラ）　（１２）の管状部（２２）、取付は板（３２）の段付き孔腔（ ３４）の中に延在する。「浮動状」という語は、例えば第１０図に示すようにナ ツトプレートの管状部（２２）の縦軸線に直角な半径方向に動くようにナツトが 装置されることを含む意味である。ナツト（１２）の管状部（２２）は段付き孔 腔（３４）の第１の部分（３６）を超えて延在しないことが望ましい。突起（３ ０）は取付は板（３２）のトルクビン穴（４２）の中に延在する。トルクビン穴 （４２）のサイズは、取付は板（３２）に対するナツトプレート（１２）の組付 けを妨げることなく突起をぴったり受承するように、決められる。

取付は板（３２）にナツトプレー）　（＋２）の管状部（１７）を固定するため に、工具（４４）のねじ部（４６Ｌつまりつかみねじ、をナツト（１４）のねじ 部に係合する。つぎに、段付き孔腔（３４）の第２の部分（３８）に端（１９） をスウエージ、つまり変形させるように、工具（４４）の適当な形状の端、つま リスウエージ・タイ（４８）をナツトプレート（１２）の管状部の端（１９）に 係合させる。変形後、管状部（］７）の端（］９）は輪郭（２１）　（第１０図 参照）で示すように滑らかな曲線形を呈することが望ましい。必要に応じて、ナ ツトプレートの端を取付は板に対してスウエージ、絞り又はひだ付けにより固定 することができる。

必要あれば、孔腔の皿もみ部が段付き孔腔（３４）の第２の部分（３８）に相当 するように、段付き孔腔（３４）の代りに皿もみ孔腔（図示せず）に用いること ができる。この場合、取付は板（３２）にナツトプレートを固定取付けするよう に、ナツトプレート（１２）の管状部の端（１９）を単にフレア付け、つまり外 方に変形させろことができる。

ナツトの開口端（２３）がナツトプレートの管状部（１７）（そしてひいては段 付き孔腔（３４）の第１の部分、又は皿もみ孔腔の皿部分）の中に延在するよう にナツト（１４）を配置することにより、留め具の組立てがより容易になり、信 頼性が増す。ナツトがナツトプレー）　（＋２）に浮動状に取付けられているけ れども、ナツトプレートの管状部（１７）にナツトの開口端（２３）が係合する ことで、ナツトプレートに対するナツトの正しい位置決めが容易となる。

そのうえ、ナツトのねじ部が取付は板（３２）の中に延在するから、同じねじ部 長さを有する留め具にとって、よりまとまりの良い装置が得られる。

ナツトとナツトプレートの間に０リングを設けることにより、本発明による留め 具は、ゴムブート及び相当する留め具の結合作用の必要を無くすることができる 。そのうえ、ナツトプレート上のナツトの整合が保証され、ねじボルトを挿入す べき取付は板（３２）の表面の至近にナツトのねじ部が設けられているので、ナ ツトに対するねじボルトの係合が容易となる。

本発明の原理、望ましい実施例及び動作態様が以上の明細書に説明された。しか し、保護を意図される本発明は、開示された特定の実施例に限定される、と見な すべきではない。さらに本明細書に説明された実施例は制約的ではなく説明的と 見なすべきである。例えば、成る種の最終用途において完全に満足すべき装置は 、ナツト（１４）の開口端（２３）が取付は板（３２）に対面するフランジ（２ ６）の表面と実質的に同一平面内に配置される浮動ナツト留め具を含むことがで きる。本発明の精神を逸脱することなく、当業者によって変形及び変更がなされ ることができ、特許請求の範囲に定義される本発明の精神と範囲に入る全てのそ のような変形及び変更が包含されることを明確に意図している。

ＦＩＧ、　４ ＦＩＧ、　１ ＦＩＧ、　［０ ＦＩＧ、Ｉｌ 国際調査報告　　ｏ。ｒｔｎｃ　＊ｏｔｒ＋ｉｔ１．。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　貫通孔を有するほぼ偏平な部分と、前記偏平部にほぼ垂直に延在する管状部 を含む、ナットプレートを取付け板に固定するための装置と、前記貫通孔に隣接 して、ねじ留め具をナットプレートに浮動状に取付けることにより、ねじ部材が 前記ねじ留め具に受承されるように設ける浮動固定装置と、前記偏平部からほぼ 垂直に延在する突起を含む、前記固定するための装置の管状部と同じ前記偏平部 の側に前記突起が設けられる、ナットプレートと前記取付け板との間の相対回転 を防ぐための装置とを含む、ねじ留め具と併用するためのナットプレート。 ２　ねじ留め具をナットプレートに浮動状に取付けるための前記装置は、前記ね じ留め具の一部分の回りにゆるく変形されるようになっている、前記偏平部の第 １及び第２の側壁を含む、請求項１記載のナットプレート。 ３　前記偏平部の周囲に、前記第１及び第２の側壁の中間に前記突起が設けられ る、請求項２記載のナットプレート。 ４　貫通する開口を有する取付け板に取付けられるようにされたナットプレート ・ナットであって、貫通孔を有するほぼ偏平な部分と、 前記ナットプレートを取付け部材に固定するための、前記偏平部にほぼ垂直に延 在する管状部を含む装置と、ナットを前記ナットプレートに浮動状に取付けるた めの、ねじ部材が前記ナットに受承されることができるようにする装置と、 前記ナットプレートと前記取付け板の間の相対回転を防ぐための、前記偏平部か らほぼ垂直に延在して前記固定するため装置の前記管状部と同じ前記偏平部の側 に設けられている突起、を含む装置 とから成るナットプレートと、 ねじが切られている管状部と前記管状部の周囲をめぐって設けられるフランジと を有し、前記管状部は前記フランジに対してほぼ垂直に延在して少なくとも１個 の開口端を有することにより、前記管状部の前記少なくとも１個の開口端は前記 ナットプレートの前記貫通孔を通して前記ナットプレートの前記管状部の中に受 承されるナット とを含むナットプレート・ナット。 ５　ナットをナットプレートに浮動状に取付けるための前記装置は、前記ナット の一部分の回りにゆるく変形される、前記偏平部の第１及び第２の側壁を含んで いる、請求項４記載のナットプレート・ナット。 ６　前記突起は前記偏平部の周囲にて前記第１及び第２の側壁の中間に設けられ る、請求項５記載のナットプレート・ナット。 ７　貫通する開口と前記開口に隣接する穴とを有する取付け板に取付けられるよ うにされている留め具であって、 ねじを有する管状部を含むナット、 前記ナットをナットプレートに浮動状に取付けるための装置と、前記ナットプレ ートを前記取付け板に取付けるための装置と、前記取付け板に対する前記ナット プレートの回転を防止するための装置と、を含み、前記回転を防止するための装 置は前記取付け板の前記穴に受承されるようにされた一体型の突起とから成るナ ットプレート とを含む留め具。 ８　前記ナットプレートを前記取付け板に固定するための前記装置は、前記取付 け板の開口の中に延在するようにされた、前記ナットプレートに一体に形成され る管状部を含み、それにより、前記管状部は一端を変形されて前記ナットプレー トを前記取付け板に固定することができ、前記ナットの少なくとも一部分は前記 ナットプレートの前記管状部の中に延在している、請求項７記載の留め具。 ９　前記ナット及びナットプレートが前記取付け板に取付けられる時、前記ナッ トの管状部は前記取付け板の開口の中に延在し、前記ナットはまた前記ナットの 開口端から隔置される周囲フランジを含む、請求項８記載の留め具。