JPH03504455A - 可変供給量を有する乳首 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 可変供給量を有する乳首 この発明は、哺乳瓶に合わすようにされ、幼児の食物を通過させる孔を端部に有 し、前記孔がある角度をなす二つの部分を有するスリットで構成されている可変 供給量を有する乳首に関する。

公知方式の乳首は、哺乳瓶に締め付けるリングと、本体と、幼児の吸引動作を受 ける首部分とで構成されている。首部分の先端に一個またはそれ以上のスリット を付けることが提案されている。フランス特許第２．０５２．２０６号明細書に より、少なくとも一端に乳首の壁を突き通す孔を有するスリット、直線状あるい はその他のスリットを形成することが知られている。米国特許第２，８０５，６ ６３号明細書から、スリットが■字形を有し、このＶ字の部分によって形成され る角度が約６０°であることも周知である。

乳首の首部分は、通常、その端部でほぼ球状の凸形をしている。スリットはこの 凸形の端部に付けである。フランス特許第２，４１７，９７８号明細書では、首 部分の端部にある凹状に湾曲した表面、あるいはほぼ平坦な表面に供給スリット を付けることが提案されている。この表面が凹状の場合には、スリットはくぼみ の底に付けである。

更に、哺乳瓶をその軸の回りに回転させて子供の特表平３−５０４４５５　（２ ） 頭の対称面に対してスリットの位置を調節できるようにするように、スリット（ 複数のスリット）に対して一定位置を有する乳首の本体にマークを付けることが 通常行われている。この調節の目的は、乳児の唇が吸引動作している開、スリッ トの開口を大きくしたり小さくして乳首の供給量を変更することにある。通常、 マーク■が供給瓶の最小供給量に相当し、マーク■が最大供給量に、またマーク ■は中間の供給量に相当するように配置されたマークの三つがある。直線スリッ トを有する乳首の場合、マーク■と■が、乳首の周囲に９０°の角度分離を付け て規定されていて、マーク■は首部分とマーク■および■との軸によって定まる 二面を三等分する面の乳首にあり、マークＩと■から最も離れている。

これまで使用されている哺乳瓶では、哺乳瓶の供給量を種々の位置の間で可変す ることが充分ではない。例えば、米国特許第２．８０５．６６３号明細書に記載 されているＶ字スリットを付けた乳首の場合には、哺乳瓶の供給量は、哺乳瓶の 位置に無関係に実際上同じである。従って、使用者は供給量を変えたい場合には 、乳首を換える必要がある。フランス特許第２、０５２．２０６号明細書に記載 されたスリットの場合、哺乳瓶の位ｆｉｌと■での供給量は異なっているが、位 置■での供給量は位置■の供給量とは大きく異なってはいない。これ等の条件の 下では、使用者は位置■から直接位置■に進み、位置■を使用していない（第４ 図参照）。

それ故、供給している間に、必要であれば、供給量を同じ乳首で可変できるよう に、位置１．ＩＴと■の各々の間で出来るかぎり直線的になる進展を得ることが できる乳首が要求される。更に、最大と最小供給量の間の差が、種々の食品およ び異なった乳児に対して同じ乳首を使用できるのに充分であることが望まれる。

この発明は、この問題を解決できる可変供給量を有する乳首に関係している。

この発明の対象は、ある角度をなす二つの部分から成るスリットを首部分の端部 に有し、供給瓶に付けるようにした可変供給量を有する乳首であって、スリット の二つの部分の角度が１６５＠と９５″の間の鈍角「であり、両角度の頂点が乳 首の軸にあり、スリットの前記部分が長さ１．とＬ　　（Ｉ＋　＞１□を保って ）を有し、比１．／１ｇが１とδとの間にあり、角度ｒの値が１６５°から９５ °に減少すると、δの値が１から１０、好ましくは１から４，５に増加し、スリ ットの前記部分は、小さい断面の孔で隣合っていない端部で開口し、材料を除去 することなく直線状の切り口からなることを特徴としている。

好ましくは、前記スリットはその角度頂点に小さい断面の孔を有し、乳首の首部 分の端部が凸状である。

スリットの前記部分は、好ましくは０．４と４ｍｍの間の長さを有する。孔は円 形で、好ましくは０．１５と０．２５の間の直径を有する。

子供に哺乳させている間、乳首の首部分を締め付けるには、子供の頭の中心面で 行う。乳首の基準位置は乳首のマークＩがこの中心面にあるよう心こされていて 、スリットの最も長い部分がマー’７ｍを通過する面内に形成されている。角度 ８番よこの基準面に対する乳首の位置を角度で表示するために使用される・角度 Ｆが１８０°に近Ｇ）場合、供給量しよ哺乳瓶を倒した時の位置Ｉ　（θ＝０又 は１８０’　）の近くで殆ど変わらない。即ち、θの関数として供給量を示す曲 線は位置Ｉの近くで平坦の部分を有する・角度Ｆが１６５°の場合、この平坦な 部分は見掛は上消え、位置■での供給量は見掛は上位置■と■の供給量の平均値 の近くにある。

更に、角度ｒが減少している場合には、最大供給量が減少し、最小供給量が増加 する。角度Ｆが９０゜に達すると、英国特許第２，０６６．７９５号明細書の乳 首の場合のように、最大供給量と最小供給量の差が非常に小さく、これは不利で ある。

この発明による角度「をなす角度の付いたスリットを用いると、乳首を０°、４ ５＠または９０°に相当するθの値（最小供給量■、中間供給量■または最大供 給量位置■の乳首位置）からいずれかの方向に倒した場合、乳首の供給量はほぼ 直線的に可変し、最大供給量と最小供給量の間の供給量にかなりな差を維持して いる。その時、最大供給量は重湯あるいは植物性のピユーレのために使用する哺 乳瓶に対して充分である。

更に、この発明による前記角度を付けたスリットを用いて、哺乳瓶の供給量が乳 首を押し付けない場合、無視できることに注意すべきである。

例示的で限定していない基礎の上に与えであるこの発明による哺乳瓶の乳首の以 下の説明と、添付図は、この発明をより良く理解させる。

添付図では、 第１図は、この発明による乳首の斜視図である。

第２図は、下から見た第１図の乳首を示す。

第３図は、第２図の首部分の拡大を示す。

第４〜１１図は、上に定義された基準位置に対する乳首の回転角度θの関数とし て乳首の供給量を示す曲線である。

第１図を参照すると、この発明の乳首は数字１で示してあり、この乳首は対称軸 を保有し、この乳首は首部分２、多から少なかれベル形をしている本体５および 哺乳瓶に留めるフランジ６から成ることが判る。

首部分２の端部の表面は凸状で、球面キャップの特表千３−５０４４５５　（３ ） 形状を有する。スリット３はその中に、材料を除去することなく切ることによっ て形成されている。前記スリット３は二つの部分３ａと３ｂを有し、両者の間で 角度ｒを形成している。この補角をαで示しである。この角度の頂点は、乳首の 軸の上にある。

スリット３には、三個の円形の孔４ａ、４ｂ、４ｃがある。孔４ａはスリットの 頂点にあり、乳首と同じ軸を有する。孔４ｂと４ｃは角度を付けたスリットの部 分３ａと３ｂの対向端部のそれぞれに穿孔されている０部分３ａ、３ｂは、それ ぞれ１１と１２の長さくＩＩ　＞１□）を有する。

三つのマーク■、■と■は乳首の本体５の下部に付けである。マークＩと■は垂 直な面に付けてあって、マーク■は孔４ｂがある側の部分３ａの面内にアル、マ ークＩはスリットの二つの部分のなす鈍角ｒの内にある。マーク■はマーク■と ■から１３５６である。マークＩが乳首を使用している乳児の鼻の下にある場合 、吸引動作はスリット３の大きな開口にすることなしに行われる。即ち、乳首の 最小供給量が得られる。逆に、哺乳瓶をその軸の回りに回転させて乳児の鼻の下 にマーク■を置くと、スリット３の唇部分が開くから得られる。もし、マーク■ を乳児の鼻の下に置くと、哺乳供給量はマークＩの供給量とマーク■の供給量の 間の平均値に近い。

乳児が一回の吸引動作を止めた場合、空気が孔４ａ、４ｂ、４ｃから入り、哺乳 瓶の内で生じるいる減少した圧力を解消する。更に、孔４ａ、４ｂ、４Ｃは、使 用している間にスリット３の部分の長さが増加することを防止する。

以下に与える比較例は、同じ様にこの発明をより良く理解させる。

試験を以下に記載する手順に従って行った。乳首を底にして支持体に垂直に置い た哺乳瓶に乳首を付け、＠乳瓶の底を開け、子供が行う吸引に相当する４　ｋＰ ａの過剰空気圧を有する水の添加を行う、使用条件を再現させるため、顎から７ ｍ−離して圧縮軸ＡＥに沿って首部分を圧縮し、前記７−鴎は子供の顎に相当す る。３０秒の間に流出した水の量を測定し、供給量をｃｓ３／ｗｉｎで表した。

マーク１．　　Ｉｆ、　Ｉを第１〜３図の上の説明で示したような乳首に装着し た。

先ず、マークｌが含む乳首の円周面は乳首の圧縮軸ＡＥを通過している。顎をそ の時哺乳瓶に対して１０°の角度θで、１０°の間隔で矢印ｆの方向に倒す（第 ２図参照）、そして種々の角度θに対する哺乳瓶の供給量を測定する。第４図か ら第１１図の曲線が得られる。これ等の曲線の各点は同じ５個の乳首で行った測 定の平均に相当し、測定を各乳首で二回繰り返しである。

第４図の曲線は、端部に直径０．２０　ａｒｍの孔を有する２、８１１Ｉｌの直 線状スリットの乳首を使用して得られたものである。この曲線は比較のために与 えたものである。これは、ｒ−１８０°テ１＋　＝１ｔ　−１，４−一である角 度を付けたスリットの乳首に相当する。

試験されたこの乳首は、従来のもの一部である（フランス特許第２．０５２，２ ０６号明細書）、マークＩの近（では、供給量は角度θが増加しても殆ど増加し ない、θ−０（マーク■がＡＥ上にある）の供給量の値は２０　ｃｍ３７ｗｉｎ である。θ＃１３５°　（位置■がＡＥ上にある）では、その値は９４．５　ｃ ■’／ｓｉｎであり、θ＝２７０°　（マーク■がＡＥ上にある）では、その値 は２８１　ｃｍ’／＋＊ｉｎである。従って、位置■での供給量は位置Ｉでの供 給量と大きく変わらない、これは充分でない。

第５図の曲線は、スリットの各端部に一個と中心に一個ある直径０．２０■−の 三個の孔を有し、３．６の共通線スリットを有する乳首に対してプロットしたも のである。従って、第５図は比較により、以下のことを提示する。即ち、これは θ−１８０＠とｌ、ｘ１□−１，８−一である角度の付いたスリットを有する乳 首に相当する。θ＝０の供給量の値は１５　ｃｍ”／ｓｉｎである。θ＝　１３ ５”では、その（直は１０１．５ｃｓｉ’／ｓｉｎであり、θ＝　２７０＠では ３７６　ａｍ’／ｓｉｎである。

この曲線は第４図の曲線のように位置Ｉの近くで平給量の算術平均より未だ離れ ていることが判る。結局、従来の技術の難点を解消するのに、スリットを中心で 三番目の孔を使用しても達成されない。

第６図の曲線は、ｒ”−１６５°でスリットの端部と中心に０．２０　ｍ＋ｅの 直径の三個の孔で］、　＝１２　＝　１゜８１のこの発明による角度を付けたス リットを有する乳首に対してプロットしたものである。θ＝０とθ＝２７０°の 位置で供給量の最小値と最大値に正確に一致していないが、それ等に対して約１ ０°ずれている。最小値の位置Ｉ′はθ＝１０に対応していて、最大値の位置■ ′はθ＝　２８０”に対応している。従って、中間位置、位置■′と呼ぶは、θ ＝１４５°に対応する。

明らかに、実際には、マークＩ、■及び■は位置Ｉ′、■′及び■′の位置の乳 首に付けである。θ−１０°の供給量は１２　ｃ＋ｎ３／ｍｉｎであり、θ−１ ４５゜でその値は１８５　ｃｍ’＃ｓｉｎで、θ＝　２８０”でその値は３５０ 　ｃｍ３／ｍｉｎである。従って、位置■′の供給量は位置１′と■′の供給量 の平均値にかなり近いことが判る。更に、この曲線によって、位置ビが哺乳瓶を 例えば１０°〜２０”に何方かの方向に倒してずらしであると、供給量はかなり 直線状に増加する。

従って、哺乳瓶の位置を僅かに変えて、供給量をかなり変えることができる。同 様に、位置■′又は位置■″から何方かの方向にずらして哺乳瓶の供給量特表千 ３−５０４４５５　（４”） を直線的に減少させることができる。

第７図の曲線は、「−１３５°であって、１１＝１□−１，８ｍｍであるこの発 明による角度の付いたスリットと、第６図の乳首のように三個の孔を有する乳首 に対してプロットしたものである。最小値と最大値はマークｒ、ｎ、ｍの上のＡ Ｅに一致していないが、そのマークに対して２０°ずれていることが判る。位置 ビ　（θ＝２０°）の供給量は１６ｃＩＩ１３／ｌ１ｌｉｎであり、位置ＩＩ’ 　　（θ−１５５６）では１９６　ｃｍ３７ｍｉｎ、位置ＩＩＩ’　　（θ＝　 ２９０＠）ではその値が３５１　ｃｍ’／ｌ１ｌｉｎである。位置Ｈ′の供給量 は位置Ｉ′とｍ′の供給量の平均値に非常に近い。哺乳瓶を倒して４５゜以下を 通過して三つの位置ビ、ＩＩ’、Ｉｆｆ’あたりになると、乳首の供給量が直線 的に変わることもこれ等の曲線から判る。

第８図の曲線は、ｒ”＝１０５°であって、１．＝１□＝　１．８　ｌ＋１ｍで あるこの発明による角度の付いたスリットと、第７図の乳首のように三個の孔を 有する乳首に対してプロットしたものである。供給量の最小値（位置１’）と最 大値（位置Ｉ［［’）はマークＩと■に対して約４０″ずれていることが判る。

位置ビ　（θ＝４０°）の供給量は２２　ｃｍ”／ｌｌ１ｉｎで、意ＩＩ’　　 （θ＝　１７５’　）では１８１　ｃｍ３／ｗｉｎであり、位１Ｚ１１１’（θ −３１０″′）では、その値は２７７　ｃｍ：ｌ／ｍｉｎである。

更に、曲線６〜８で、位置■′の最大供給量は、他の点では全ての条件が同じで あるが、ｒ＝Ｉ６５゜の３５６　ｃｍ３／ｅ＋ｉｎから１”＝１０５’の２７７ 　ｃｍ”／ｗｉｎに変わるこおも判る。供給量の最大値は、角度「が減少すると 、減少する。

第１１図の曲線は、「＝１０５’でＩ＋　＝　１．８　ｍｍとＩｚ　＝　０．４ 　ｔａｐである角度の付いたスリットを有する乳首に対してプロットされている 。得られた結果は満足のゆくものである。

第９図の曲線は、ｒ＝９０”で１１＝１□＝１．８１１Ｉ１１であるＶ字形スリ ットを有するこの発明外の乳首に対してプロットしたものである。この曲線では 、最小供給量が多すぎ、最小供給量と最大供給量の間の差が小さすぎることが判 る。

第１０図は、ｒ’＝４５＠で１１＝１□＝　１．８　ｍｍであるＶ字形スリット を有するこの発明外の乳首に対してプロットしたものである。曲線は規則性がな く、最早明確な最小又は最大値がないことが判る。

ロ〕／ｒｎｉｎ ｃｌＴ３／ｒｎｉｎ ｃｍ’／ｒｎｉｎ 口３１−。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．首部分（２）の端部に、ある角度をなす二つの部分（３ａ，３ｂ）を有する スリット（３）を有し、哺乳瓶に嵌めるための可変供給量を有する乳首（１）に おいて、スリット（３）の二つの部分の角度は１６５°と９５°の間の鈍角であ り、両部分の頂点は乳首の軸上にあり、スリットの両部分が長さｌ１とｌ２（ｌ １＞ｌ２で）を有し、比ｌ１／ｌ２が１とδの間にあり、値δは前記角度Γが１ ６５°から９５°に減少するとき、１から１０に、好ましくは１から４．５に増 加し、スリット（３）の前記両部分は隣合っていない端部で小さい断面の（４ｂ ，４ｃ）の孔にして開口する材料を除去していない直線状の切り口であることを 特徴とする乳首。
2. ２．スリット（３）もその角度の頂点で小さい断面（４ａ）の孔を保有すること を特徴とする請求の範囲第１項記載の乳首。
3. ３．スリットの前記部分（３ａ，３ｂ）は０．４と４ｍｍの間の距離を有するこ とを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項記載の乳首。
4. ４．孔（４ａ，４ｂ，４ｃ）は０．１５と０．２５ｍｍの間の直径を有すること を特徴とする請求の範囲第１〜３項の何れか１項に記載の乳首。
5. ５．首部分（２）の端部は凸状であることを特徴とする請求の範囲第１〜４項の 何れか１項に記載の乳首。
6. ６．実質上、参照符号を付けてこの中に記載し、添付図の第１図、第２図および 第３図に示すような全ての請求項による乳首。