JPH03503609A - カテーテル清浄器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カテーテル清浄器 この発明は、カテーテル清浄器に関するものである。

たとえば前立腺肥大（前立腺症）による排尿不全の場合には１手術によってその 障害が取除かれるまで、カテーテルを使って膀胱から排尿する。前立腺症は、通 常年をとった男性に多く、スエーデンの公共医療機関では種々の９０００００個 にも及ぶ多数のカテーテルを使用している。これら使用されているカテーテルは 、成る程度の剛性をもったゴム管より成り、尿道を通して膀胱に挿入するもので ある。

この様な治療において費用が高くなり、かつ患者を悩ます問題は、カテーテルに 詰まりが生ずることである。

これまで、この様にカテーテル内に形成された閉塞物を、カテーテル中に塩水を 注入することにより溶かす試みが行なわれた。しかし、この方法は余り有効ては なく、詰まりか生じる度にカテーテルを変換せねばならないのが普通であった。

カテーテルの変換は、患者にとって痛みを伴なうもので、医師や看護婦のような 医学的に熟練した保健要員か行なわねばならず、そのために費用がかさむことに なる。すなわちカテーテルの交換には５００乃至１０００クローネの費用がかか る。

カテーテルの詰まりの問題を減らそうとするもう一つの試みは、より太いカテー テルを使用することである。

この方法は、患者に苦痛を与え、また単にカテーテル内に閉塞物が形成される時 期を遅らせるに過ぎない。

この発明の目的は、上記の様な諸欠点を解消することである。

この目的は、請求の範囲ｌに記載されたカテーテル清浄器によりて達成すること ができる。

本発明によれば、患者自身、家族９お手伝いさんなどが、たとえば１週間に１度 定期的にカテーテルを掃除して、交換を要したほどのカテーテルの詰まりを除く ように簡単に使用できる、カテーテル清浄器か実現てきる。

この発明によるカテーテル清浄器を使えば、病院や他の保健機関に行かずに、ま た医学的に特別に訓練された人の手助けを要することなく、家庭内でカテーテル の清掃を行なうことができる。

更に、この発明によるカテーテル清浄器は、簡単で安゛価に製造することかでき 、非常に多くの人々を悩ます問題に対して誰もか認める驚く程安価な解決法を提 供するものである。この様な人々とってその保健費用が減少する他、可働能力は 増加し、社会的にも仕事の面でも大きな自信を持つことができ、そして一般的に 言って前立腺症に関する心理的および肉体的な苦痛が軽減する。この発明によれ ば、尿が漏れるおそれかなく、より安価なカテーテルを使うことができる。

この発明によるカテーテル清浄器は、安価にかつ簡単に製造できるから、使い捨 て式のものとして製造し滅菌パッケージに入れて提供できる。

この発明によフてカテーテルの詰まりの問題が解消するので、より細いカテーテ ルを使用することも可能になり患者の苦痛を軽減できる。

この発明によるカテーテル清浄器の有利な変形によれば、この清浄器は、比較的 硬い材料のフィラメントを有し、このフィラメントは、カテーテルを尿道に挿込 んだときこのフィラメントを回動させることによって特に詰まりやすいカテーテ ルの開口領域を清掃するために、カテーテルが膀胱に向って開口している部分で 屈曲している。

この発明によるカテーテル清浄器の非常に基本的な特性は、この清浄器は膀胱内 に届き得るほど深過ぎる位置までカテーテル内に挿入（過挿入）できないように 構成されていることである。この発明の有利な実施例であるカテーテル清浄器に は、上記の理由から、それが完全挿入位置に達するとそれ以上の挿入を阻止する ようにカテーテルに衝合する停止手段が設けられている。

この発明によるカテーテル清浄器のまた別の実施例では、フィラメント先端部の 屈曲構造が停止手段として働く、このフィラメントは、また、その挿入先端から 次の様な距離の点で次の様に、すなわち屈曲部がカテーテルの拡大外部接続部に 入り得るだけ、そしてこの接続部がカテーテル管本体に変換する位置のカテーテ ル壁面に衝き当ることによってこの清浄器のそれ以上深い挿入（過挿入）を停止 させる作用を呈するように、屈曲されている。清浄器を回動させるための握り部 も、この発明の有利な実施例ではクランク状に形成できる。このクランク部分は 、清浄器かカテーテルの出口端部に衝合することでその過挿入を停止させるよう に作用する。

勿論、このフィラメントは、上記した３種の停止手段全部を具えて、清浄器が膀 胱を傷つけ得るほど深く挿入されないように完全な安全性を持つように構成する こともできる。

この発明によるカテーテル清浄器のまた別の有利な実施例では、屈曲部から外方 に延びる清浄器の外側部はカテーテル内へ挿入する部分よりも太さが大である。

この太さが大きくなワた部分は、清浄器の外側部の外面にプラスチック管を嵌合 することによって形成することができる。更に、この様にすることにより清浄器 の過挿入に対する安全性が増大し、また清浄器を回動させるための握り部分をよ り良好に握ることができる。

この発明による清浄器の、−例として選んだ実施例を、添付図面を参照して以下 より詳しく説明する。

図面の簡単な説明 第１図は、カテーテル内に挿入されたこの発明の清浄器の一実施例を示す概略図 。

第２図は、この清浄器の内部先端部のまた別の実施例を示す図。

第３図は、この発明によるカテーテル清浄器の更に別の実施例のカテーテルに挿 入した状態を示す図。

第４図は、第３図の実施例の使用法を示す図。

第５図は、拡大外側部を持った清浄器のまた別の実施例を示す図。

第１図にはこの発明によるカテーテル清浄器の一実施例がカテーテル内に挿入し た状態で概略図示されている。このカテーテル清浄器は、比較的硬質の（リジド ）材料より成るが、カテーテルに、それが使用中わん曲している時でも挿入でき るように成る程度の柔軟性を有するフィラメント２で構成されている。適当なフ ィラメント材料はＰｖＣプラスチックである。

フィラメント２の先端部は屈曲部４を形成するようにされ、カテーテル６の内部 に挿入されたときこの部分がカテーテル６の開口８の領域を清掃する。この開口 領域は、特に尿中の塩分がそこで結晶化して堆積物を作ることにより詰まり易い 。

清浄器の外側部分には、フィラメント２をその軸線を中心として回動させるため に形成されたクランクｌＯ状の握り部がある。第４図も参照のこと、従つて、清 浄器を回動させるとカテーテル６の清掃が行なわれ、屈曲部４によつて開口８が うまく清掃される。

清浄器は、過挿入が起こるおそれが無いように形成することが重要であり、もし そうでないと清浄器が膀胱の内部まで侵入してそれを傷つけることになる。第１ 図に示す実施例では、屈曲部４がカテーテルの開口８の領域に到達するとすぐに この屈曲部４が停止手段として働いて、それ以上深く挿入されないようにする。

第２図には、カテーテルの開口領域を清掃する清浄器の内側の変形実施例か示さ れている。この実施例でζよフィラメント２の先端部１２が単に成る角度曲げら れてしするだけである。この曲がった部分１２が、清浄器を回動させたとき開口 領域をうまく清掃するように働く。

この発明によるカテーテル清浄器の第３の実施例が。

普通の型のカテーテル内に挿入された形で第３図に示されている。この清浄器の 内部先端には、クランクｌＯで清浄器を回動することによってカテーテル開口８ を清掃する屈曲部１４が設けられている。

第３図の実施例では、カテーテルの拡大接続１ｉＪ１Ｂのみに挿入でき、この拡 大接続部１８とカテーテル自身との間の変移！ｓ２０内の壁面に衝き当ることに より清浄器がより深く挿入されることを停止させる手段として働く、別の屈曲部 １６が清浄器に形成されている。

更に、クランク１０として形成された握り部は、そのクランク部２４が、カテー テル端部２６と対接することによってカテーテルに対する清浄器の過挿入に対す る停止手段としても働くように、構成されている。

このように第３図に示す実施例では、３つの停止手段として働く、カテーテル開 口８内の清掃部構造１４と、屈曲部１６およびクランク１０によって、清浄器の 過挿入に対する３段構えの安全策が講じられている。

第３図のカテーテルの使用法は、クランク１０を使って清浄器を回動させる形態 として第４図に示されてしする。

この発明によるカテーテル清浄器の更に別の実施例が第５図に示されている。こ の清浄器の屈曲部１６から外方に延びる外側部は、フィラメント２の外周にプラ スチック管２８を設けることによって太さが大きくされている。

清浄器の外側部をこの様に太くすなわち拡大することによって、この拡大部２８ がカテーテル本体の中に挿入されることがないから、カテーテルに対する清浄器 の過挿入に対するまた別の安全性が得られる。このクランク部１０はまたその太 さが大であるため握り易いという利点もある。

国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．尿道に挿通されたカテーテル中に挿入できるように細長く形成され、かつそ のカテーテルの外側に出ている撮り部を使ってその軸線を中心として手動回動さ せることによりカテーテルを清掃するように構成されていることを特徴とするカ テーテル清浄器。
2. ２．比較的硬質であるが、わん曲したカテーテル中へ挿入できるように成る程度 の柔軟性を有する材料から成るフィラメントで構成されていることを特徴とする 、請求の範囲１に記載のカテーテル清浄器。
3. ３．フィラメント材料がＰＶＣプラスチックであることを特徴とする、請求の範 囲２に記載のカテーテル清浄器。
4. ４．フィラメントが、カテーテルを尿道に押通したときそれが膀胱内に開口する 領域で、屈曲されていて、このフィラメントを回動させると上記カテーテルの開 口を清掃するように構成されていることを特徴とする、請求の範囲２または３に 記載のカテーテル清浄器。
5. ５．カテーテルに対する衝合によって清浄器をその完全挿入位置で停止させる１ 個またはそれ以上の停止手段を有することを特徴とする、請求の範囲１乃至４の 何れかに記載のカテーテル清浄器。
6. ６．屈曲部が、カテーテルの閉口背後の壁面と衝合することによって停止手段と して働くことを特徴とする、請求の範囲４または５に記載のカテーテル清浄器。
7. ７．フィラメントが、挿入先端部から測ってその屈曲部がカテーテルの拡大外部 接続部内に挿入できる距離の位置で、かつこの屈曲部がカテーテルの本体と上記 拡大外部接続部間の変移部の内壁面に対して衝合することにより清浄器の過挿入 に対する停止手段として働き得るように、屈曲されていることを特徴とする、請 求の範囲５または６に記載のカテーテル清浄器。
8. ８．握り部が清浄器を回動させるためのクランクとして形成され、そのクランク 部がカテーテルの外側端部に対して衝合することにより清浄器の過押入に対する 停止手段として働くように形成されていることを特徴とする、請求の範囲１乃至 ７の何れかに記載のカテーテル清浄器。
9. ９．屈曲部から外方に延びる外側部分が、その屈曲部より内側にある部分よりも 大きな太さを持っていることを特徴とする、請求の範囲４または５に記載のカテ ーテル清浄器。
10. １０．外側部分の外面にプラスチック管が殻けられてその部分の太さを大として いることを特徴とする、請求の範囲９に記載のカテーテル清浄器。