【発明の詳細な説明】
ニル
本発明は、ペプチドおよびそのペプチドを用いた哺乳動物の集的療法に関する。
より詳細には、ヘンテトラコンクペプチドCRFの類似体、その類似体を含む医
薬組成物および類(身体を使った哺乳動物の治療法に関する。
主里立!量
視床下部が膝下垂体にある、コルチコトロピン産生細胞の分泌機能調節に対し重
要な役割を演じていることが、実験や臨床観察により示唆されている。25年以
上前、ガイレミン(Guille−ain)、ローゼンバーグ(Rosenbe
rg) 、サフラン(Saffran)とスカーリ−(Schally)は独々
別々に、インビトロに培養された下垂体や器官培養により保持されている下垂体
によるACTH分泌速度を速める因子が視床下部に存在することを提唱した。し
かし、1981年に至るまで、生理学的にコルチコトロピン放出因子(CRF)
と認められる分泌促進物質の構造は明らかにされなかった。 1981年になっ
て、米国特許第4,415,558号明細書において開示されるように、ヒツジ
CRF (oCRF)のアミノ酸配列が下記の通りであることが判明した。
H−5er−Gin−Gl u−Pro−Pro−11e−Ser−Leu−A
sp−Leu−Thr−Phe−tli s−Leu−Leu−Arg−Gl
u−Val −Leu−Gl u−Met−Thr−Lys−A 1 a−As
p−Gln−Leu−A 1a−Gln−Gln−A la−His−5er−
Asn−Arg’−Lys−Leu−Leu−Asp−11e−Ala−NH,
。
oCRFは哺乳動物の血圧を降下させ、ACTHおよびβ−エンドルフィンの分
泌を刺激する。
ラッ) CRF (rCRF)が分離、精製され下記の配列を有するヘンテトラ
コンタペプチドであることが明らかにされた。
H−5er−Glu−G lu−Pro−Pro−11e−5er−Leu−A
sp−Leu−Thr−Phe−旧S−Leu−Leu−Arg−Gl u−V
a 1−Leu−Gl u−?1et−Al a−Arg−Al a−Gl u
−Gl n−Leu|
A 1a−G In−G In−A 1a−Hi 5−5er−Asn−Arg
−Lys−Leu−Me t−Glu−11e−11e−Nl2゜
このペプチドはラットアミュニン(Amunins)とも呼ばれる。ヒ)CRF
の配列はrCRFと同一であることが現在では明らかになっている。なお、rC
RFとhCRFは同一でありいずれを用いてもよい。合成rCRFとoCRFは
インビトロ、ヒンビボにおけるACTHとβ−エンドルフィンの活性(β−EN
D−LI)を刺激し、長時間にわたり実質的に血圧を下げる働きがある。
13じと
【h
これらの41のアミノ酸からなるペプチドの類似体は、インビトロにおいて少な
くとも天然ペプチドと同程度の生物学的効力を示すことが明らかになった。また
、インビボにおいては、天然ペプチドよりも生物学的効力が長時間持続すること
も判明した。これらのペプチドは次のD−異性体置換と1以上、好ましくは2以
上有する。12位のD−Phe、20位のD−Glu、24位のD−Ala、3
2位のD −His、 N−末端は1〜6アミノ酸分削除することができ、N−
末端をアシル化されていてもよい。
このようなCRF類似体またはその無毒性付加塩を含有する本発明の医薬組成物
は、薬学的または獣医学的に許容される固体または液体担体中に分散する。この
ペプチドまたはその薬学的または獣医学的に許容される付加塩は、ACTH1β
−エンドルフィン、β−リボトロフィン、や他のブローオピオメラノコルチン(
Pro−opiomelanocortin)遺伝子生成物およびコルチコステ
ロンの分泌を調整し、および/または血圧を下げ、および/または情動、行動お
よび胃腸機能、自立神経系の活性に影響を与える。さらにCRFli僚体は、下
垂体、心臓血管、胃腸や中枢神経の機能評価に使用することもできる。
寸しい能 の1 なi′旦
ペプチドを定義するために用いる命名法は5chroder & Lubke°
τhe Peptic!es”、 Academic Press(1965)
に明記されるものであり、慣用的表示に従ってN未満のアミノ酸は左に、C未満
のカルボキシル基は右に表示する。α−アミノ酸残基の表示には、標準的な英字
3文字からなる記号を用いている。アミノ酸残基が異性体を有するときは、特に
断りのない限りL体を表わす。
例えば、SerはL−セリン、Ornはオルニチン、Nleはノルロイシン、N
vaはノルバリン、Hatはホモアルギニン、を表わす。
本発明は下記の式(1)で表わされるCRF類イ以体身体びその無毒性付加塩を
提供する。
Y−R、−Rz−R3−R4−Rs−Rh−5er−Leu−Asp−Leu−
Thr−R、、Bis−Leu−Leu−Arg−Glu−Val−Leu−R
z e−Rz +−Rz z−Rz s−Rz a −R25−Gln−Leu
−A la−Gln−Gln−AIa−R12−Ser−Asn−Arg−Ly
s−Leu−R3s−RS9−11e−R41−NH2上式において、Yは炭素
数7以下のアシル基または水素であり;R3はSerまたはdesR+; Rt
はGlu、 Gin、 pGluまたはdesR2; R”はGluまたはd
esRs; RaはProまたはdesRa: RsはProまたはdesRB
; R,はIleまたはdesRb; RatはD−Phe ; RzoはD−
GluまたはGlu; RatはMetまたはNle; RzzはAlaまたは
Thr;RtsはArgまたはLys; RzaはD−AlaまたはAla;
RisはGluまたはA3.。
R32はD−His またはHis; R3,はMet、 NleまたはLeu
; RawはGluまたはAsp; I’141はIleまたはAlaである。
ただし、次の残基の少なくとも1つは存在しなくてはならない。RZ2がD−P
he、 R26がD−G1u+ RtaがD−A1a+ LxがD−His、こ
れらのペプチドの無毒性付加塩も同様に使用することができる。12位はD−P
heで20位はD−Gluであるのが好ましく、少なくともいずれか1つは存在
する。また、N末端はアミノ酸6個まで削除しても同程度の効力を維持する。
広義において、本発明は下記の式(n)で表わされるCRF頻似体を提供する。
Y4 +−Rz−Rs−R4−Rs−Rh−Ser−Rs−Rq−Leu−R+
+ −R+ t−RI 3−RI n−Leu−Arg−Rl t−R+ *
−Re e−Rzo−Rz r−Rzz−Rz 3−Rza−Rzs−Rtth
−Rzt−Rzs−Rat−Gln−Ala−Rst−Re3−Asn−Arg
−Rsb−R3t−R3@−R39−R40−R41−NH2上式において、Y
は炭素数7以下のアシル基か水素であり;R1はSer、 D−Setまたはd
esR+; RtはGlu、Gln、pGlu、 D−pGluまたはdesR
,; R,はGlu、Gly、 D−TyrまたはdesR,HR,はPro、
D−ProまたはdesR4; RsはProまたはdesRs; R6はI
leまたはdeRi; RsおよびR19はLeu、 lie、 Ala、 G
ly 、Val、 Nle、 PheまたはGin; Re はAspまたはG
lu; LIはThrまたはSer; RILはBis、 TyrまたはGIL
I; R14はLeuまたはMet; R,、はGluまたはlys; Rat
はVal、 NleまたはMet; Ihoは旧s、 D−GluまたはGlu
HRllはArg、 Met、 Nva、 11e+ Ala、 Leu、 N
le、 Van、 PheまたはG1n1 RzzはAla+ Thr+ As
pまたはG1u+Rzs はArg、 Orn、 RarまたはLys: Ra
tはAla、 D−Ala、 Met、 Leu、 Ile、 G1y+ Va
l、 Nle。
PheまたはGln; RtsはGluまたはAsp: R116はGly、
Gin、 AsnまたはLys; RztはLeu、 lie、 Ala、 V
al、 Nva+ Met+ Nle、 Phe+Psp、 Asn+ Gin
またはGlu; RzsはAla、 ArgまたはLys; IhoはGlnま
たはG11l; R3!はLeu、 His+ D−His、 Gly、 Ty
rまたはAla;R13はIce、 Ser、 Asn、 Leu+ Thrま
たはAla; R36はAsn、 Lys。
Orn+ Arg、 )farまたはLeu; RstはLeuまたはTyr;
R311は?Iet。
NleまたはLeu; R39はGluまたはAsp; R40はIle、 T
hr、 Glu。
Ala、 Val、 Leu、 Nlu+ Phe、 Nva+ Gly、 A
snまたはGln; Rarは11e+ Ala、 Gly、 Val+ Le
u、 Nle、 PheまたはGinである。ただし、次の残基のうち少なくと
も1つは存在しなくてはならない。
R1!がD−Phe+ RzeがD−Glu、 Fh4がD−A1a+ R3t
がD−His このペプチドの無毒性塩も同様に使用することができる。
少なくとも天然ペプチドと同程度の効力を有し、α−らせん構造形成能が高い残
基を含む類僚体のサブグループは下記の式(I[[)の構造を有する。
Y−RI−Rz−Rs−Ra−RS−Rh−5er−Leu−Rq−Leu−T
hr−Re z−R13−R1a−Leu−Arg−Glu−RI@−Leu−
RZ o−Re I−A 1a−Lys−Re4− Glu−Gln−Rt t
−Ala−Glu−Gln−Ala−R,lz−R33−Asn−Arg−Rs
i−Rs ?−Rff 1439− Ra o−Ra + −NHz上式におい
てYは炭素数7以下のアシル基か水素であり;R3はSerまたはdesR+;
Rz はGlu、 GinまたはdesRz+ Rs はGlu またはde
sRs; Ra はProまたはdesR,; R,はProまたはdesRs
;R4はIceまたはdesRa; R9はAspまたはGlu; RatはP
he、 D−PheまたはLeu; R,sはHisまたはGlu: Rlaは
LeuまたはMet; RatはNleまたはMet; Rteは)Iis、
D−GluまたはGlu; RatはMet、 NleまたはIle; Rta
はAlaまたはD−Ala; RztはGluまたはLeu; R,ltはHi
s、 D−HisまたはAla; R13はSerまたはLeuHR34はLe
uまたはLys; R3?はLeuまたはTyr; R38はLeu; R3,
はGluまたはAsp;RaoはIleまたはGlu、 R41はTie、八】
aまたはValである。ただし、次の残基のうち少なくとも1つは存在しなくて
はならない。
1?+zがD−Phe+ RioがD−G1u+ R24がD−A1a+ Rs
zがD−旧s、AHC(α−らせんCI?F)としては下記のペプチドが好まし
い。
H−5er−G ln−G lu−Pro−Pro−11e−Ser−Leu−
Asp−Leu−Thr−Phe−His−Leu−Leu−Arg−Glu−
Met−Leu−Glu−Met−A 1a−Lys−A 1a−G lu−G
ln−Glu−Al a−Glu−Gln−A 1a−A 1a−Leu−As
n−Arg−Leu−Leu−Leu−G 1u−Glu−A la−H2
上で特定した4つのD−異性体のうち1以上を有するAHC類恨体はN末端から
約6つまでアミノ酸を削除してもほぼ同程度の生物学的効力を有する。
本発明のペプチドは、完全な固相法、部分的な固相法、フラグメントコンデンセ
ーシッンあるいは古典的な液相カップリングといった適当な方法により合成され
る。種々のアミノ酸部分の不安定な側鎖基を適当な保護基で保護し、その保護基
が最終的に除去されるまで、その部位で化学反応がおこるのを防ぐことは、ペプ
チド合成によく用いられる方法である。また、アミノ酸や断片がカルボキシル基
の部位で反応する間、その物質のα−アミノ酸を保護する手法もよく用いられる
。その後、α−アミノ酸を除去してその位置で次の反応を行わせる。従って、合
成の一段階として、ペプチド鎖中に意図する配列で位置するアミノ酸残基を含み
かつ適当なアミノ酸残基に側鎖保護基を結合した中間体が生成するのは一般的な
ことである。
このような合成法に従って本発明のペプチドを合成する際、以下の配列(JA)
を有する中間体が生成する。
X’−R,(Xリ−RZ(χ4またはXS)−R3(X’)−R4−R,−11
e−Ser (X”) −Leu−Asp (X’) −Leu−Thr (X
”) −Rr t−)1 is (X’) −Leu−Leu−Arg (X’
)−Glu (w’) −
Val−Leu−Rza(X’)−Rt+−Rzz(X”)−RZ3(Xコまた
はX”)−Rza−Rzs (X’) −Gln(X’)−Leu−Ala−G
in(X’)−Gin(X’)−八1a−Rffz(X’)−3er(×”)−
Asn(X’)−Arg (X3)−Lys (Xh)−Leu−Rss−Rz
q (X”)−11e−Rn + −X”上式においてRは上記定義と同一であ
る。
式中、×1は水素またはα−アミン保護基である。xlに包含されるα−アミノ
保護基は、ポリペプチドの逐次合成の分野において有用であると知られているも
のである。XIとして使用しうるα−アミノ保護基の種類には(1)アシル型保
護基、例えばホルミル、アクリル(Acr) 、ベンゾイル(Bz)、アセチル
(Ac)であり、N末端のみに用いるのが好ましく、(2)芳香族ウレタン型保
護基、例えば、ベンジルオキシカルボニル(Z)、およびp −クロルベンジル
オキシカルボニル、P−ニトロベンジルオキシカルボニル、p−ブロムベンジル
オキシカルボニル、P−メトキシベンジルオキシカルボニルのような置換Z ;
(3)脂肪族ウレタン型保護基、例えばt−ブチルオキシカルボニル(BOC
)、ジイソプロピルメチルオキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル、
エトキシカルボチル、およびアリルオキシカルボニル;および(4)シクロアル
キルウレタン型保護基、例えばフルオレニルメチルオキシカルボニル(F?l0
C)シクロペンチルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、および
シクロヘキシルオキシカルボニル;(5)チオウレタン型保護基、例えばフェニ
ルチオカルボニルが含まれる。好ましいアミノ保IIはα−アミノ保護基を酸触
媒を用いて行うときにはBOCを用いるのが好ましい。しかし、塩基を用いると
きにはFMOCが好ましい。このときt−ブチルエステルやBOCなどのエーテ
ルを含むより酸に対して不安定な側鎖保護基を用いることができる。
xtは、ThrおよびSerの水酸基のだめの保護基であって、アセチル(Ac
)、ベンゾイル(Bz)、t−ブチル、トリフェニルメチル(トリチル)、テト
ラヒドロピラニル、ベンジルエーテル(Bz j2 )または、2,6−ジクロ
ロベンジル(DCB)であるのが好ましい。最も好ましい保護基はBOCを用い
るときBzlで、FMOCを用いる時t−Buである。xtは水素原子であって
もよく、そのときは水酸基上に保護基は存在しない。
x3は、水素;またはArgのグアニジノ基のための保護基であす、ニトロ、p
−トルエンスルホニル(TOS) 、Z、アダマンチルオキシカルボニルまたは
BOCであるのが好ましい。
BOCを用いるときはTosSF M OCを用いるときは4−メチル−2,3
,6−)リメチルベンゼンスルホニル(MTR) マたはペンタメチルクロマン
−6−スルホニル(PMC)が好ましい。
×4は、水素;またはAsnまたはGinのアミノ基のための保護基であり、キ
サンチル(Xan)であるのが好ましい。
XSは、水素;またはAspまたはGluのβまたはγ−カルボキシル基のため
のエステル形成保護基であり、シクロヘキシルのエステル(OChX)、ヘンシ
ル(OBzA) 、2.6−ジクロロベンジル、メチル、エチルおよびt−ブチ
ル(Ot−Bu)が一般に用いられる。
BOCを用いるときは○Chx、FMOCを用いるときは0l−Buが好ましい
。
X−は水素原子;またはLysの側鎖アミノ基のための適当な保護基である。適
当な側鎖アミノ保護基の例は2−クロルベンジルオキシカルボニル(2−C1−
z)、Tos、t−アミルオキシカルボニル(Aoc)、BOC,上述のような
脂肪族または芳香族ウレタン型保護基である。BOCを用いるとき2−C1−z
。
FMOCを用いるときBOCが好ましい。
xtは水素またはTosまたは2,4−ジニトロフェニル(DNP)などのH3
sのイミダゾール窒素用保護基である。
Metが存在するとき、Sは所望により酸素で保護されていてもよい。
側鎖アミノ酸保護基の選択は、合成中にα−アミノ基の脱保護中に除去されない
ものであればとくに制限されない、従って、α−アミノ保護基と側鎖アミノ保護
基は同一ではありえない。
xlは、NH,;または固相合成において使用される、固体樹脂支持体への連結
のためのアンカー結合またはエステルなどの保護基である。支持体として好まし
いのは、−NH−ベンズヒドリルアミン(BOA)樹脂支持体および−NHNパ
ーメチルベンズヒドリルアミン(MB)IA)樹脂支持体である。BHAまたは
MBHA樹脂から切断することによって直接CRF類似アミドを得ることができ
る。このような樹脂のN−メチル誘導体を用いることによって、メチル置換アミ
ドをつくることが可能である。
中間体の構造式において、X’、 X”、 X’、 X’、 XS、 X”およ
びxtのうちの1以上が保護基である。各々のRについて選択された個々のアミ
ノ酸が、当業者に周知である上記の保護基の存在性を決定する、ペプチドの合成
に用いる特定の側鎖保護基の選択は以下の規則に従って行う。(a)合成の各工
程におけるα−アミノ保護基除去のために選ばれた反応条件下で試薬に対して安
定でなくてはならない。(b)保護基はその保護基としての性質を維持し、カッ
プリング条件下で分解するものであってはならない。(c) (l!I鎖保護基
は、所望のアミノ酸配列を有する合成終了後に、ペプチド鎖を変化させない条件
下で除去しうるちのでなくてはならない。
Yで表わされるN末端におけるアシル基は、アセチル、ホルミル、アクリリルま
たはベンゾイルであるのが好ましい。さらに、後述するように、生理学的効力に
重大な影響を及ぼさずにN末端を少し短くすることが可能である。
本発明はまた、式(1)で表わされる化合物の製造方法も提供する。その方法は
、(a)少なくとも1つの保護基を有し;xl。
XI、 x3. ×4. Xi、 Xhおよびχ7は各々水素か保護基でx8が
保護基か樹脂またはNH,に対するアンカー結合である式(IA)を有するペプ
チドをつくり、(b)式(II)で表わされるペプチドから保護基またはアンカ
ー結合を除去し、(c)必要に応じて、得られたペプチドを非毒性付加塩にする
工程からなる。
化学合成によってペプチドを得るときは、Me’rrifield、J 。
Am、Chew、Soc、、 85. p2149 (1964)に記載される
ような面相合成法を用いて合成するのが好ましい、しかし、この他の公知かつ同
等の合成法も前述のように採用可能である。固和合成は、本明細書の一部として
ここに引用する米国特許第4,244.946号明細書(R5vier ら;
1981年1月21日特許)に一般的に記載されるように、保護されたα−アミ
ノ酸を適当な樹脂にカップリングすることによってペプチドのC末端から合成を
開始するのが一般的である。このようなrCRF類似体のための出発物質は、α
−アミン保護されたlleをBHA樹脂に結合させることによってつくることが
できる。
BOCで保護されたlieは、塩化メチレンおよびジメチルホルムアミド(DM
F)を用いてBHA樹脂上にカップリングする。
その後、塩化メチレン中のトリフルオロ酢11(TFA) 、TFA(7)み、
またはジオキサン中のHCjl!を用いることによってα−アミン保護基を除去
する。このとき、50体積%のTFAの塩化メチレン溶液を、0〜5重量%の1
,2−エタンジチオールとともに用いるのが好ましい、保護基の除去は約O′C
〜室温で行う。
この他にも、5chroder & Lubke+ The Peptides
’+ LLpp 72−75 (Acadenic Press 1965)に
記載されているように特定のα−アミノ保護基を除去するための条件や試薬を用
いうる。
11eのα−アミノ保護基を除去した後に、残ったα−アミノ酸と側鎖保護アミ
ノ酸を段階的に所望の順序でカップリングし、後述する中間体を得る。合成の際
に、各々のアミノ酸を別々に加える代わりに、固相反応器に添加する前にそれら
のうちのいくつかを互いにカップリングさせてもよい、適切なカップリング用試
薬は当業者に公知の範囲内で選択する。その中でも特に好ましいのは、N、N’
−ジシクロへキシルカルボジイミド(DCC)とN、N’−ジイソプロピルカル
ボジイミド(DICI)である。
ペプチドの固相合成に用いられる活性化試薬はペフチドの分野においてよく知ら
れている。適当な活性化試薬の例はカルボジイミド類、例えばN、N’−ジイソ
プロピルカルボジイミドおよびN−エチル−N’−(3’−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミドである。その他の活性化試薬ならびにペプチドカップリン
グにおけるそれらの使用はシュレーダー&リュブケの上記文献第■章およびカブ
ール(Kapoor)のJ、Phar、Sci、、 59゜1−27 (197
0)に開示されている。
それぞれの保護アミノ酸またはアミノ酸配列は大体4倍以上の過剰量で固相反応
器へ導入され、カップリング反応はジメチルホルムアミド(DMF) ; CH
ICZ、 (1: 1 )の混合媒体中で、あるいはDMFまたはCHzC1z
単独中で行われる。不完全なカップリングが起った場合は、α−アミノ保護基を
除去する前にそのカップリング反応を繰り返し、その後火のアミノ酸をカップリ
ングさせる0合成の各段階でのカップリング反応の成就は、もしその合成か手動
で行われるなら、カイザー(E、 Kai−ser)らのAnal、 B io
chem、 34.595 (1970)に記載されるようなニンヒドリン反応
で監視するのが好ましい。カップリングが完全に進行しなかったときは、次のア
ミノ酸カップリングに先立ってα−アミノ保護基の除去の前にカップリング工程
をくり返す。カップリング反応は自動的に、例えばペックマン990自動合成機
でリビエール(R1yier)らのBio ol mers、 1978.17
゜1927−1938頁に報告されるようなプログラムを用いて行うことができ
る。
意図するアミノ酸配列が完了した後、液状フッ化水素のような試薬で処理して中
間体ペプチドを樹脂支持体から切り離す。
その際液状フン化水素はペプチドを樹脂から切り離すばかりでなく、残っている
全ての側鎖保護基X2. X3. X4. Xs、 xbおよびx7およびα−
アミノ保護基X’ (最終的にペプチド中にアシル基を存在させることを意図し
ない場合)をも切り離してペプチドを得る。切断の際にフン化水素を用いるとき
は、反応容器中にスカンベンジャーとしてアニソールまたはフレゾールおよびメ
チルエチルスルフィドを入れておく、配列中にMetが存在するときには、樹脂
からベフチドを切断する前にトリフルオロ酢酸(TFA)/エタンジチオールで
BOC保護基を切断し、S−アルキル化を回避することもできる。
以下の実施例に、面相法によるCRF類4R体の好ましい合成法を記載する。
2隻■土
下記の配列
H−5er−G 1u−G 1 u−Pro−Pro−11e−5er−Leu
−Asp−Leu−Thr−Phe−旧S−Leu−Leu−Arg−Glu−
Val−Leu−D−Glu−Met−Ala−Arg−A 1a−Glu−G
l n−Leu−A 1a−G 1n−Gln−A 1a−His−Ser−A
sn−Arg−Lys−Leu−Met−Glu−11e−11e−NH。
を有する(D−Glu2e) −r CRFを、B achesm社から入手し
うる適用範囲的0.1〜0.5+amol/ gの樹脂のようなMBHAヒドロ
クロリド樹脂上で段階的方法により合成した。この合成は、適当なプログラムを
用いてベックマン990Bペプチド自動合成機で行った。好ましいプログラムは
次のとおりである。
・と ム ヨ
I CHz C1z (80mlりで洗浄(2回) 32 メタノール(30d
)で洗浄(2回) 33 CL cr (80m)で洗浄(3回) 3450χ
TEAと5χ1,2−エタンジチオールの 12C)12 CJz溶液(701
1Ifl) (2回)5 イソプロパツール(80d)で洗浄(2回) 36
12.5χTEAのCH2Gft溶液(70m)(2回) 57 メタノール(
40W!1)で洗浄(2回) 28 CHI Cf2(80d)で洗浄(3回)
39 Boc−アミノ酸(10+mmo1)の301dエーテル、30〜30
0DMFまたはCC11t(J溶液〔溶媒は特に保護されたアミノ酸の溶解度に
よって決定する〕 (1回)およびDCCI(10a+aol) のCHICZ
!溶液BOC−1ieのカップリングによって、樹脂1gあたり約0.35mm
olのIceが置換された。なお、使用した溶媒はすべて注意深くガス抜きして
、MetのSが酸化されるという好ましからぬ事態が生じないように、酸素を除
去した。ガス抜きは、ヘリウムや窒素といった不活性ガスでスパーンングするこ
とによって行うことが好ましい。
保護機を除去して中和した後、ペプチド鎖を樹脂上に一段ずつ付加して行った。
一般に、樹脂1gあたり塩化メチレン中のBOC保護アミノ酸1〜2 mmol
を使用し、塩化メチレン中の2molDcc1 1当量を加えて2時間実施した
。 BOC−Arg(Tos)がカップリングされつつあるとき、50%DMF
と塩化メチレンとの混合物を使用した。SerおよびThrのヒドロキシル側鎖
保護基としてBzj2を使用した。AsnやGinのカルボキシル末端を活性化
するためにP−二トロフェニルエーテル(ONp)を使用した。例えば、B O
C−Asn (ONp)は、DMFと塩化メチレンの50%混合物中のHOBt
1当量を用いて一晩カツブリングさせた。AsnやGinのアミノ基は、活性
エーテル法の代わりにDCCIカップリングを使用する場合、Xanで保護した
。
2−Cf−ZはLys(1,!l鎖の保護基として使用した。TosはArgの
グアニド基およびHisのイミダゾール窒素を保護するために使用した。またA
spまたはGluのカルボキシル側鎖は0BzJ2で保護した。合成終了時に次
の組成物が得られた。
BOC−5er (Bzl)−Glu (OBzl) −Glu (OBz ]
) −Pro−Pro−Tie−5er (Bz 1) −Leu−八5p(O
Bzl)−Leu−Thr (Bzl)−Phe−Eis (Tos)−Leu
−Leu−Arg (Tos)−Glu (OBz 1) −Va l”−Le
u−D−G lu (OBzl)−Met−A la−Arg (Tos) −
Ala−Glu (OBz 1) −Glu (Xan) −Leu−Ala−
Gl n (Xan)−Gln (Xan) −Ala−His (sos)
−
5et (Bz 1)−Asn (Xan) −Arg (Tos)−Lys
(2−cl−Z)−Leu−Met−Gl u (OBz P)−
11e−11e樹脂支持体
Xanはα−アミノ保護基を除去するために用いたTFA処理によって部分的ま
たは完全に除去できた。
保護ペプチド−樹脂を切り離して保護基を除去するために、ペプチド−樹脂1g
あたりアニソール1.5d、メチルエテルスルフィド0.5 d、フン化水素(
HF)15mを用いて一20°Cで20分および0℃で1.5時間処理した。高
真空下でHFを除去した後、樹脂−ペプチドを乾燥ジエチルエーテルおよびクロ
ロホルムで交互に洗い、ついでペプチドをガス抜きした2N酢酸水溶液で抽出し
、濾過によって樹脂から分離した。
ペプチドは、ゲル透過後、マルキらの−と一ノ1一旦頬堕一望匹ユ103 31
78 (1981)、リビエールらのJ Chromato ra h 2fl
EL303−328 (1984)およびホーゲルらのBiochromato
ra h + 2+ 3+134−142 (1987)に示されるような調
製用HPLCで精製した。
クロマトグラフ画分は注意してHPLCで監視し、実質純度を示す両分のみを集
めた。
正しい配列に合成されているか否かを確認するために、常に沸騰しているHCl
、、3plチオグリコール/dおよび内部標準としてN le 1 nmolを
含む密封脱気管中で、rCRF類似体を140°Cで9時間加水分解した。パフ
2フフ121MBアミノ酸分析機で加水分解物のアミノ酸分析を行ったところ上
記の41のアミノ酸からなるペプチドが得られたことが確認された。
実施例l
下記の配列
H−5er−G 1n−Glu−Pro−Pro−11e−5er−Leu−A
sp−Leu −Thr−Phe−His −Leu−Leu−Arg−Glu
−Va 1−Leu−D−G lu−Met−Thr−Lys−A la−As
p−G 1n−Leu−A 1 a−Gin−G ln−A la−His−S
er−Asn−Arg−Lys−Leu−Leu−Asp−11e−Ala−N
Hz
を有するペプチドCD−Glu20) −o CRFを実施例Iに記載される方
法により合成した。
上述の方法で合成し精製したhCRFペプチドの比施光度は、Perkin E
lmer Model 241 Polarimeterで測定したところ(d
) 5 =−77,6±1.0 (C−5: 1%酢酸中)(水とTFAの存
在につき補正後)であった。純度は約98.8%であった。
得られたペプチドは種々の溶媒による薄層クロマト分析により一様であることが
判明した。 Waters HP L C(0,46X25cmカラム中に孔径
300人の5−C+@シリカ、を充填)を用いて特に逆層高圧液体クロマト分析
を行った。緩衝液Aは溶液1000mあたり1.0−のTFAを含む0.1%T
FA%液であり、緩衝液Bは100%アセトニトリルである。操作は室温で行い
15.5%緩緩衝液へら71.5%緩緩衝液へと30分かけて変化させた。流速
は1、8 d/分であり、保持時間は23.0分とした。
得られた精製ペプチドのアミノ酸分析の結果、上記の41のアミノ酸からなるペ
プチドであることが確認された。
皇旌拠旦
合成ペプチドCD−Glu”)−oCRFのインビボおよびインビトロにおける
ACTH,β−エンドルフィンの分泌に対する効果を検討した。ラットの下垂体
細胞によるACTHとβ−エンドルフィン分泌に対する合成(D−Glu!0)
−o CRFの刺激を、旦闘匹旦匹旦■、 91.562 (1972)に記
載される方法で測定し、合成o−CRFの場合と比較した。その結果、最大値の
1/2のレスポンスを得るのに合成oCRFは約250ピコモル濃度が必要であ
るのに対し、CD −Glu”) −o CRFの場合は約170ピコモル濃度
であった。(D−Glu”) −o CRFの最大濃度(1〜5nM)に対する
分泌反応はほぼ一定であった。
効力は天然のホルモンの約2倍であると考えられる。インビボ試験は、リビエラ
らのS cience、 218.377 (1982)に記載される方法によ
って行い、その結果、効力の持続時間を長く、有意血圧降下作用を示すことが明
らかになった。
亥、lL凹
下記の配列
H−G 1 u−Pro−Pro−11e−5er−Asp−Leu−Thr−
D−Phe−His −Leu−Leu −Aeg−Glu−Va 1−Leu
−D−Glu−Met−Al a−Arg−A 1a−Glu−G 1n−Le
u−A 1a−Gln−G In−A la−His−5er−Asn−Arg
−Lys−Leu−Met−Glu−11e−I ]e−NOxを有するペプチ
ド(D−PheIz、D−Glu”°)−rCRF (3−41)を実施例Iと
同様の方法により合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析したところ、
上記の39のアミノ酸からなるペプチドであることが確認された。実施例■に記
載した一般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHお
よびβ−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明
した。
1里[
下記の配列
H−5er−Gin−Glu−Pro−Pro−11e−Ser−Leu−As
p−Leu−Thr−Phe−Hi s−Leu−Leu−Arg−Gl u−
Val−Leu−D−Glu−Nle−Thr−Lys−A la−Asp−G
l n−Leu−A 1a−Gln −G ln−A la−His −5er
−Asn−Arg−Lys−Leu−Leu −Asp−11e−Ala−NH
。
を有するペプチド(D−Glu”、Nle”)−oCRFを実施例Iと同様の方
法により合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析したところ、上記の3
9のアミノ酸からなるペプチドであることが確認された。実施例mに記載した一
般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよびβ−
END−L 1の分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明した。
ス11Δ■
下記の配列
Ac−5er−GIu−GIu−Pro−Pro−11e−5er−Leu−A
sp−Leu−The−D−Phe−His二Leu−Leu−Arg−Giu
−Va l−Leu−G Iu−Nle−A la−Arg−A 1a−G l
u−Gln−Leu−A Ia−Gin−Gl n−A Ia−His−Ser
−Asn−Arg−Lys−Leu−Nle−G lu−11e−11e−NH
t
を有するペプチド[:Acetyl−3er’、D−Phe”、 Nle”””
:]−rCRFを合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析したところ、
上記の41のアミノ酸からなるペプチドであることが確認された。実施例■に記
載した一般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHお
よびβ−END−Llの分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明し
た。
ス】l九■
下記の配列
H−5er−G In−G 1 n−Pro−Pro−I 1e−5er−Le
u−Asp−Leu−Thr−D−The−Hfs −Leu−Leu−Arg
−Glu−Val−Leu−Glu−Met−Thr−Lys−Ala−八5p
−Gln−L6u−A Ia−Gin−Gin−Ala4 is−5er−As
n−Arg−Lys15−5er−Asn−Ar I Iu−A Ia−NH”
を有する(D−Phe”:]−oCRFを実施例■と同様の方法により合成した
。
上述の方法で合成し精製したhCRFペプチドの比旋光度は、〔α) fs−7
5,3±1.0 (C=0.5:1%酢酸中)(水とTFAの存在につき補正後
)であった。純度は約98%であった。
得られたペプチドは種々の溶媒による1層クロマト分析により一様であることが
判明した。Waters HP L C(0,46X25cmカラム中に孔径3
00人5ρ cpsシリカを充填)を用いて特に逆層高圧液体クロマト分析を行
った。緩衝液Aは溶液1000mあたり1.0dのTFAを含む0.1%TFA
%液であり、緩衝液Bは100%アセトニトリルである。操作は室温で行い9%
緩衝液Bから57.0%緩緩衝液へと30分かけて変化させた。流速は1.8−
7分であり、保持時間は28.3分とした。
得られた精製ペプチドのアミノ酸分析の結果、上記の41のアミノ酸からなるペ
プチドであることが確認された。
皇施■ユ
下記の配列
H−Pro−Pro−I 1e−3er−Leu−Asp−Leu−Th’r−
D−Phe−His−Leu−Leu−Arg−G lu−Va 1−Leu−
G lu−Met−Ala−Arg−D−A Ia−Gl u−G 1n−Le
u−A 1aLGln−Gln−A la−His−Ser−Asn−Arg−
Lys15−5er−Asn−Ar I Ie−I le−−NHtを有するペ
プチド(D−Phe”、I)−Ala”、l −r CRF (4−41)を合
成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析したところ、上記の38のアミノ
酸からなるペプチドであることが確認された。実施例■に記載した一般法に従っ
て試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよびβ−END−L
1の分泌を刺激し有意な血圧降下作用を示すことが判明した。
災胤阻■
下記の配列
H−5er−Gln−Glu−Pro−Pro−11e−3er−Leu−As
p−Leu−丁hr−D−Phe−)1is−Leu−Leu−Arg−G 1
u−Val−Leu−Glu−Nle−Thr−Lys−Ala−Asp−Gl
n−Leu−Ala−Gln−Gln−Ala−)1is−5er−Asn−A
rg−Lys−Leu−Leu−Asp−11e−A 1a−NH。
を有するペプチド(D−Phe”、Nle”)−oCRFを実施例Iと同様の方
法により合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析してところ、上記の4
1のアミノ酸からなるペプチドであることが確認された。実施例■に記載した一
般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよびβ−
END−L Iの分泌を刺激し、有為な血圧降下作用を示すことが判明した。
皇施旦X
下記の配列
For−5er−G 1 u−G Iu−Pro−Pro−11e−5er−L
eu−Asp−Leu−Thr−D−Phe−Hi 5−Leu−Leu−Ar
g−Gl u−Va 1−Leu−Glu−Nle−A la−Arg−^1a
−Glu−Gln−Leu−Ala−Gln−Gln−Ala−D−His−S
er−Asn−^rg−Lys−Leu−Nlu−Glu−11e−N)lz
is
を有するペプチドrFors+yl−Aer’、 D−Phe”+ Nle””
”。
D−His” ) r CRFを実施例Iと同様の方法により合成した。
精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析したところ、上記41のアミノ酸からなる
ペプチドであることが確認された。実施例■に記載した一般法に従って試験した
ところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよびβ−END−L Iの分泌
を刺激し、有為な血圧降下作用を示すことが判明した。
実星五又上
下記の配列
H−5er−G In −Glu−Pro−Pro−11e−5er−Leu−
Asp−Leu−Thr−Phr−Phe−H1s−Leu−Leu−Arg−
Glu−Val−Leu−Glu−Met−Thr−Lys−D−A 1 a−
Asp−Gln−Leu−Ala−Gln−Gln−Ala−旧s−Ser−A
sn−Arg−Lys−Leu−Leu−Asp5−5er−Asn−Ar
を有するペプチド(D−Ala”) oCRFを実施例Iに記載される方法より
合成した。
上述の方法で合成し精製したhCRFペプチドの比旋光度は、Perkin E
lmer Model 241 Polarimeterで測定したところ(α
) fs = −79,4±1.0 (C−0,5: 1%酢酸中)(水とTF
Aの存在につき補正後)であった。純度は約98.9%であった。
得られたペプチドは種々の溶媒による1層クロマト分析により一様であることが
判明した。 Waters HP L C(0,46X25cm+カラム中に孔
径300人の5j!11 C+sシリカを充填)を用いて特に逆層高圧液体クロ
マト分析を行った。緩衝液Aは溶液10001dあたり1.0dのTFAを含む
0.1%溶液であり、緩衝液Bは100%アセトニトリルである。操作は室温で
行い15.5%緩緩衝液へら71.5%緩緩衝液へと30分かけて変化させた。
流速は1.8IdZ分であり、保持時間は21.9分とした。
得られた精製ペプチドのアミノ酸分析の結果、上記の41のアミノ酸からなるペ
プチドであることが確認された。
皇流fl工
下記の配列
H−pG 1u−G 1 u−Pro−11e−5er−Ler−Asp−Le
u−Thr−D−Phe−His −Leu −Leu−Arg−Glu−シa
l−Leu−Glu−門et−^1a−Arg−D−Ala−Glu−Gln−
Leu−A 1a−Gl n−G1 n−A Ia−His−5er−Asn−
Arg−Lys−Leu−Met−G lu−11e−11e−H2
を有するペプチド[p(1;lu”、D−Phe”+ D−Alat4) −r
CRF(2−41)を合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析したとこ
ろ、上記の40のアミノ酸からなるペプチドであることが確認された。実施例■
に記載した一般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACT
Hおよびβ−END−L Iの分泌を刺激し、有為な血圧降下作用を示すことが
判明した。
1星拠xm
下記の式
%式%
を有するペプチド[D−Glu”、D−Ala”、Nle””’ 〕−oCRF
を実施例Iと同様の方法により合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析
したところ、上記の41のアミノ酸からなるペプチドであること確認された。実
施例■に記載した一般法に従って試験してところ、本実施例のアミノ酸も同様に
ACTHおよびβ−END−L Tの分泌を制御し、有意な血圧降下作用を示す
ことが判明した。
裏施五又■
下記の配列
Bz−5er−Leu−Asp−Leu−Thr−D−Phe−Hi 5−Le
u−Leu−Arg−G 1 u−Va 1−Leu−Glu−Nl e−Al
a−Arg−Al a−Gl u−Gl n−Leu−Ala−Gin−Gl
n−Al a−D−His−Ser−Asn−Arg−Lys−Leu−Nl
e−G1u41e−11e−NHz is 5ynthesized。
を有するペプチド(Benzoyl−3er’、D−Phe12+ Nle”コ
−D−His”) −r CRFを合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸
分析してところ、上記の41のアミノ酸からなるペプチドであることが確認され
た。実施例■にも同様に記載した一般法に従って試験してところ、本実施例のア
ミノ酸ACTHおよびβ−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血圧降下作用
を示すことが判明した。
皇施flヱ
下記の配列
H−5er−Gln−Glu−Pro−Pro−11e−5er−Leu−As
p−Leu−Thr−Phe−His−Leu−Leu−Arg−Glu−シa
l−Leu−Glu−?Iet−Thr−Lys−Ala−Asp−Gln−L
eu−Ala−Asp−G ln−11e−Ala−Gln−G ln−Ala
−D−His−Ser−Asn−Arg−Lys−Leu−Leu−Asp−1
5−5er−Asn−Arを有するペプチド(D−His”) −CRFを実施
例Iに記載される方法により合成した。
上述の、方法で合成し精製したhCRFペプチドの比施光度は、Perkin
Elmer Model 241 Po1ari+meter で測定したとこ
ろ(d)5−−71.6±1.0 (C=0.5 : 1%酢酸中)(水とTF
Aの存在につき補正後)であった。純度は約95.0%であった。
得られたペプチドは種々の溶媒による薄層クロマト分析により一様であることが
判明した。 Waters HP L C(0,46X25C11カラム中に孔
径300人の5μ C+ Sシリカを充填)を用いて特に逆層高圧液体クロマト
分析を行った。緩衝液Aは溶液1000mあたり1.OadのTFAを含む0.
1%TFAi液であり、緩衝液、Bは100%アセトニトリルである。操作は室
温で行い36%緩衝液Bから49%緩衝液Bへと20分かけて変化させた。流速
は1.8d/分であり、保持時間は17.2分とした。
得られた精製ペプチドのアミノ酸分析の結果、上記の41のアミノ酸からなるペ
プチドであることが確認された。
1豆五Xff1
下記の配列
H−11e−5er−Leu−Asp−Leu−Thr−D−Phe−Hi s
−Leu−Leu−Arg−G lu−Va 1−Leu−D−G lu−Me
t−A la−Arg−D−Ara−Gl u−Gln−Leu−Ala−G
In−Gln−A la−D−His−Ser−Asn−Arg−Lys−Le
u−Met−Glu−11e−11e−NHIを有するペプチド(D−Phe”
、 D−Glu!O,D−Ala”。
D−His”) −rCRF (6−41)を合成した。精製後、合成ペプチド
をアミノ酸分析したところ、上記の36のアミノ酸からなるペプチドであること
が確認された。実施例■に記載した一般法に従って試験したところ、本実施例の
アミノ酸も同様にACTHおよびβ−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血
圧降下作用を示すことが判明した。
皇崖土U
下記の配列
H−Ser−G lu−Gl u−Pro−Pro−11e−5er−Leu−
Asp−Leu−Thr−Phe−Hi 5−Leu−Leu−^rg−Glu
−Va 1−Leu −D−G 1 u−Nl e−Thr−Lys−A 1
a −Asp−Gl n−Leu−Ala−Gl n−Gln−A 1a−D−
His−5er−Asn−Arg−Lys−Leu−Leu−Asp−11e−
Ala−7l)1g
を有するペプチドCD−Glu”、Nle”、D−His”)−oCRFを実施
例1と同様の方法により合成した。精製後、合成ペプチドをアミノ酸分析したと
ころ、上記の41のアミノ酸からなるペプチドであることが確認された。実施例
■に記載した一般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にAC
T)(およびβ−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すこ
とが判明した。
皇星Uユ
下記の配列
Acr−G lu−G 1 u−Pro−Pro−11e−Ser−Leu−A
sp−Leu−Tbr−D−Phe−Hj s−Leu−Leu−Arg−Gl
u−シal−Leu−Glu−Nle−Ala−Arg−Ala−Glu−Gl
u−Len−Ala−Gln−Gln−Ala−D−His−Ser−Asn−
^rg−Lys−Leu−Nle−Glu−11e−11e−NHz
を有するペプチド(Acrylyl−Glu2. D−Phe”、 Nle”コ
−D−His”) −rCRF (2−41)を合成した。精製後、合成ペプチ
ドをアミノ酸分析したところ、上記の40のアミノ酸からなるペプチドであるこ
とが′&t!認された。実施例■に記載した一般法に従って試験したところ、本
実施例のアミノ酸も同様にACT)(およびβ−END−L 1の分泌を刺激し
、有意な血圧降下作用を示すことが判明した。
1隻±11
下記の配列
pGl u−Gl y−Pro−11e−5er−11e−Asp−Leu−5
er−D−Phe−G I u−Leu−Leu−Arg−Lys−Met−1
1e−D−Glu−A la−Arg−Lys−Gin−Gln−Lys−G
1u−Lys−Gl u−Gl n−A l a−A 1 a−Asn−Asn
−Arg−Leu−Leu−Leu−Asp−11e−11e−NR!を有する
ペプチド(D−Phe口、D−Glu”、Ala”+ Arg”。
C;lu”+ lie”)−sauvagineを合成した。実施例正に記載し
た一般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよび
β−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明した
。
1差1入
下記の配列
H−5er−G 1 u−G 1 u−Pro−Pro−11e−Ser−Le
u−Asp−Leu−Thr−Phe−旧S−Leu−Leu−Arg−G 1
u−Nle−Leu−D−Glu−Nle−A 1a−Lys−A 1a−Gl
u−G In−G Iu−A Ia−Glu−G In−A Ia−D−)1i
s−Leu−Asn−Arg−[、eu−Leu−Leu−G 1a−Glu−
Ala−NHz
を有するペプチド(Nle”” D−Glu”°、D−His”) −AHCを
合成した。実施例■に記載した一般法に従って試験したところ、本実施例のアミ
ノ酸も同様にACTH及びβ−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血圧降下
作用を示すことが判明した。
1隻±XX上
下記の配列
H−5er−G 1 n−G1 u−D−Pro−Pro−11e−5er−L
eu−Asp−Leu−Thr−D−Phe−H1s−Leu−Leu−Arg
−Gl u−Nle−Leu−G Iu−Nle−A Ia−Lys−A Ia
−Glu−G In−Glu−Al a−Gl u−Gl n−A la−A
Ia−11e−Asn−Arg−Asn−Leu−Leu−G ju−Glu−
Ala−NHz
を有するペプチド(D−Pro’+D−Phe”+ Nle””” Ileココ
。
Asn”) AHCを合成した。実施例正に記載した一般法に従って試験したと
ころ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよびβ−END−L Iの分泌を
刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明した。
裏施医X又l
下記の配列
H−5er−G 1n−D−Tyr−Pro−Pro−11e−5er−Leu
−Asp−Leu−The−Phe−旧5−Leu−Leu−Arg−G Iu
−Nle−Leu−D−Glu−Nva−A 1a−Lys−D−A 1a−G
lu−Gln−Glu−A 1a−G 1a−G 1n−Ala−A la−
Leu−Asn−Arg−Leu−Leu−Leu−G 1u−Glu−Ala
−NH!
を有するペプチドCD−Tyr″+ Nle”、 Nva”、 D 1c1u”
+D−Alat4)−AHCを合成した。実施例mに記載した一般法に従って試
験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTH及びβ−END−L Iの
分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明した。
皇五■又又旦
下記の配列
H−Ser−Glu−Glu−Pro−Pro−11e−5er−Leu−As
p−Leu−Thr−D−Phe−Glu−Leu−Leu−Arg−Gl u
−Nle−Leu−Glu−Met−G 1u−Orn−A la’−Glu−
Lys−Glu−A 1a−Glu−G In−A la−Leu−Asn−A
rg−Leu−Leu−Leu−G 1u−G 1u−A 1a−NFlzを有
するペプチド(Glu”°13””h D−Phe”、 Nle”。
Orn”’J A HCを合成した。実施例mに記載した一般法に従って試験し
たところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよびβ−END−L Iの分
泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明した。
!崖1X−久■
下記の配列
Leu−Leu−Arg−G lu−Met−Leu−Glu−l1u−A I
a−Lys−A 1a−Glu−Gl n−Glu−A 1a−Glu−G l
n−A 1a−A Ia−Leu−Asn−Arg−Lys−Tyr−Leu−
Glu−G 1u−Val−ををするペプチドCD Phe”、Glu”+ I
le”+ Lys”+Tyr”、Val”)−ABCを合成した。実施例mに記
載した一般法に従って試験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTH及
びβ−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明し
た。
皇施五又又!
下記の配列
H−5er−G In−G lu−Pro−Pro−11e−5er−Leu−
Asp−Leu−Thr−D−Phe−T(is−Leu−Leu−Arg−G
lu−Met−Leu−D−G Iu−Arg−A la−Lys−A 1a
−Lys−A 1a−G 1u−Gln−Glu−A 1a−Glu−Gln−
Ala−A la−Leu−Asn−Arg−Leu−Leu−Glu−Glu
−Ala−NHz
を有するペプチド(D−Phe”、 D−G2uzo、 Arg”) −ANC
を実施例Iと同様の方法により合成した。実施例■に記載した一般法に従って試
験したところ、本実施例のアミノ酸も同様にACTHおよびβ−END−L I
の分泌を刺激し、有意な血圧降下作用を示すことが判明した。
皇旌■XX且
下記の配列
E−5er−G l n−G lu −Pro−Pro−11e−5er−Le
u−Asp−Leu−Thr−D−Phe−H1s−Leu−Leu−Arg−
Glu−N Ie−Leu−Glu−N 1e−A 1a−Lys−D−A l
a−に1u−Gln−Glu−A Ia−G Iu−Gin−A Ia−A I
a−Leu−Asn−Arg−Leu−Leu−Leu−Glu−Glu−Al
a−NHz
を有するペプチド(D P he”、 Nle” ”、 D Ala”) AB
Cを合成した。実施例■に記載した一般法に従って試験したところ、本実施例の
アミノ酸も同様にACTHおよびβ−END−L Iの分泌を刺激し、有意な血
圧降下作用を示すことが判明した。
CRF類似体は血圧降下作用を有するため、高血圧症の治療及びある種の外科手
段を受ける患者の処治に特に有用である。
CRFは下垂体の副腎皮質軸を大いに刺激し、CRF類似体は体内グルココルチ
コイド産生量の少ないある種の患者の副腎皮質軸機能を刺激するのに有用である
。例えば、CRFは下垂体副腎皮質の機能を抑えたまま、外部からグルココルチ
コイドを投与されている患者の下垂体副腎の機能を回復されるのに有用である。
他の多くの調節ペプチドは、中枢神経系および胃腸系に影響を及ぼすことが知ら
れている。ACTHやβ−END分泌はストレスに対する補乳動吻の応答のr
5ine qua non 」であるため、CRFが体のストレス応答の媒介物
として脳に効果的な作用を及ぼすということは驚くに値しない0例えば、脳にお
いてCRFは呼吸速度をはやめ、呼吸障害の治療に有用に用いられうる。従って
、CRFは通常の精神障害者の情動、学習及び行動の修正にも使用する途がある
。CRF類似体はACTH1β−END、β−サボトロビンや他のブローオビオ
メラノコルチン遺伝子生成物およびコルチコステロン量を高めるので、CRF類
似体は脳や末梢への作用を誘導しそれによって記憶、情動、疼痛感知、より具体
的には警戒、抑うつおよび/または不安に作用しうる。例えば、脳室に投与した
ときは、CRFはラットの活動性を高め学習機能を改善し刺激薬として働く。
CRF類似体は、哺乳動物(特にヒト)の消火系への血流量を増加させるために
も使用しうる。CRFに類似するペプチドはすべて、腸間膜血管床拡張作用を有
することが明らかになっしいる。また、oCRFは胃酸の産生を抑え、CRF類
似体は哺乳動物の胃酸の産生を抑えおよび/または胃腸の機能を抑えることによ
って胃の潰瘍の治療に有効に使用しうる。
CRFI似体またはその無毒性塩は、医薬組成物をつくるために薬学的または獣
医学的に受容されるキャリアーと混合されて、ヒトを含めた動物へ静脈内、皮下
、筋肉内、経皮的(例えば鼻腔内)、または経口的にさえ投与することができる
。これらの合成ペプチドは少なくとも約90%、好ましくは少なくとも約98%
の純度をもつべきである。しかし、ヒト以外の哺乳動物にはこれ以下の純度のも
のも効果的であり使用しろる。本明細書において純度とは意図するペプチドが存
在する全てのペプチドおよびペプチドフラグメントの表示重量%を占めることを
意味する0本発明のペプチドは、血圧降下またはグルココル半コイド体内産生刺
激のために医者によってヒトに投与することができる。投与量は、症状、その重
度や治療の持続時間によって変える。
これらのペプチドは適当に投与して生体機能を監視することによって、対象とす
る内分泌腺または中枢神経系病理学とともに哺乳動物の視床下部下垂体副腎の機
能評価に使用することも可能である。例えは、クッシング(Cushing)病
や情動障害、例えば抑うつなどの評価のための診断手段として投与しうる。
これらのペプチドは、亜鉛、鉄、カルシウム、バリウム、マグネシウム、アルミ
ヨウムなどの金属との錯体(これも本発明の無毒性付加塩の一つとする)または
酸付加塩のような薬学的または獣医学的に許容しうる無毒性塩の形で投与される
こともある。このような酸付加塩の例として、塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩、リ
ン酸塩、タンニン酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、アルギン酸塩
、マレイン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、
アスコルビン酸塩、酒石酸塩などである。活性成分を錠剤の形で経口的に投与す
る場合、錠剤はトラガカント、トウモロコシでんぷんまたはゼラチンのような結
合剤;アルギン酸のような崩壊剤;およびステアリン酸マグネシウムのような滑
沢剤を含みうる。液体での投与が望まれる場合は甘味料および/または風味料を
使用することができ、また等張塩水やリンM緩衝液などによって静脈内投与を行
うこともできる。
本ペプチドは医師の指導のもとでヒトに投与されるべきであり、医薬組成物は通
商薬学的に受容される慣用の固体または液体キャリアーと共にペプチドを含むだ
ろう。一般に、投与量は受容動物の体重1kgあたりペプチド約1〜約200マ
イクログラムであるだろう。本発明のペプチドは、あるときはACTHまたはコ
ルチコステロイドの代わりに対象に投与することができ、このときの投与量は約
10ng/kgにしうる0本明細書において温度はすべて℃表示であり、比はす
べて体積比である。液体についてパーセンテージも体積%である。
本発明を本発明者が認める最もよい方法である好適な実施態様で説明してきたが
、当分野での通常の知識を有する者に明らかないろいろな変更および修飾が特許
請求の範囲に記載する本発明の範囲から逸脱することなくされうろことを理解す
べきである。例えば、類似体の効力を減することなくCRFペプチド鎖の他の部
位を現在または未来の技術進歩に応じて置換または修飾することが可能である。
だいたい7位から41意に存在するアミノ酸配列またはこの長さと同時の配列を
合成ペプチド鎖内に入れることが重要であり、残余は限定的なものではないと思
われる。例えば、C末端における単なるアミドの代わりに、低級アルキル化アミ
ド、例えばメチルアミド、エチルアミドを用いてもよく、このような置換アミド
も無置換アミドと等価と考えられる。生理学的効力に大きな悪影響を及ぼすこと
なく、N末端にさらに1〜10のアミノ酸残基を連げることも可能である。
このようなペプチドも本発明の範囲に含まれる。
国際調査報告