JPH03501370A - 渦巻き部材の切削方法 - Google Patents

渦巻き部材の切削方法

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JPH03501370A
JPH03501370A JP50281489A JP50281489A JPH03501370A JP H03501370 A JPH03501370 A JP H03501370A JP 50281489 A JP50281489 A JP 50281489A JP 50281489 A JP50281489 A JP 50281489A JP H03501370 A JPH03501370 A JP H03501370A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 渦巻き部材の切削方法 見シ」1 本発明は渦巻き型ガス圧縮機に関し、更に、ポンプを含むかかる圧縮機の構成部 材の製造方法に関する。
渦巻き型圧縮機は冷凍装置、空気圧縮機等の分野では周知である。成る場合には かかる渦巻き型装置は圧縮よりはむしろガス膨張用に使われる。従って、本発明 はかかる装置の製造にも関する。
例えば、米国特許第4.441.870号に示す典型的装置は2つの渦巻き部材 をもち、各渦巻き部材は端板と、この端板から関連する端板面と直角をなす軸線 の長手方向に突き出るインボリュート螺旋巻き部をもつ。
典型的には、冷凍装置に使用する場合、各螺旋巻き部は約2172〜3巻きをも つ。渦巻き部材は互に逆向きであるが、向き合わせて置きかつ互いに位置をずら せたとき、螺旋巻き部の内面と外面が接触して互いに摺動して一連の正反対に対 向したチャンバの対を形成し、前記チャンバの容積は円形端板の中心線から最も 遠くのものが最大であり、前記中心線に隣接したものが最小である。一方の渦巻 き部材の長手方向軸線が他方の渦巻き部材の長手方向軸線に対して成る軌道運動 をなして動くとき、大きいチャンバは次第に小さくなり、それらの間に包含され たガスを圧縮する。1つの円形の端板中の中心孔は圧縮ガスを最小チャンバから 脱出させ、一方、新たな装入ガスは最大チャンバ内の渦巻き部の外側部分により 5捕捉される。
ガスの圧縮は21/2軌道運動又は段階にわたり漸進的に起こるのでチャンバか らチャンバまでの圧力低下は入口から出口までの全圧力低下のほんの数分の−に なり、それ故、チャンバからチャンバへのガス漏れが減少する。
それにも拘らず、渦巻き部の製造には内外の螺旋巻き面や端板面に対して大きな 精度を必要とされ、従って、良好な仕上げ面を形成して、螺旋巻き面間には線接 触のみが存在するにも拘らずチャンバ間に密封を生じるようになす必要があった 。
かかる渦巻き部材は一般に、単一の金属片から作られる。
この金属片は典型的には、鋳鉄又はアルミニュウムからなり、これは一般的に鋳 造により粗成形し、その後底フライス側り型カッターでフライス削する。例えば 、米国特許第4,441,870号では底フライス削り型のフライスカッターを 使用し、このカッターが螺旋経路を動き、対向する巻き部面と、巻き部底の端板 面を同時にフライス削りする。この特許では、螺旋巻き部間の間隙と同じ幅のフ ライスカッターを使用することにより特に、最内側の巻き形状に一定の制限が課 される。
米国特許第4,463,591号では内外の巻き部面と、巻き部底の端板面を精 密仕上げするためにコイニング法を使用する。
この特許は広く用いられるフライス削り法に課される制限の排除を意図する。
渦巻き型ポンプ部材を製造する他の方法は米国特許第4,436.465号、第 4.615,091号に記載しており、底フライス削り法の制限と非効率性を説 明しているが、特に、不十分な仕上げと精度、フライス削りに要する長い切削時 間につき言及している。これらの特許は内外巻き部面を仕上げ切削するために連 続螺旋ブローチェ具による軸線方向ブローチ削りを提案している。この削りは両 特許のうちの最初のものでは直接ブローチ削りにより、後者では工具の超音波往 復運動を用いて行う。
底フライス削りに代わる改良法を捉供する上記状みにも拘らず、従来、実質上全 ての渦巻き型ポンプ部材は底フライス削りにより作られてきた。
フライス削りカックーの円筒形表面で巻き部面を横断させてフライス削りするこ とはまだ広く行なわれていない。この方法では必然的に精度の低い粗い輪郭が作 られるからである。
典型的な底フライス削りカッターは8又は10個の切り刃をもち、カッターが湾 曲面を横断するとき、巻き部面上に一連の尖端をもつ外形を作る。かかるカッタ ーはすべて必然的に若干の偏心度をもち、従って、かかる尖端は8又は10個目 毎に起伏を生じる。これらの特徴、即ち、尖端とその起伏は一般に、渦巻き部材 の長手方向軸線と平行であり、それ故、これら部材間の相対的摺動方向と直角を なす。
巻き部面間の接触はシャフトとこれを取り巻くジャーナル間のそれに似ており、 これらの部材の表面仕上げはシャフトとジャーナルの場合のように、最適の表面 凹凸となる。それは必然的に摺動方向に延び、直角には延びないからである。
前者の場合2面間における潤滑剤の捕捉が助長される。
底フライス削り法の有害な効果は非常に遅い送り速度を用いることによって生じ 、各渦巻き部材の切削に要する時間は減少する。又、カッターは切削中その全深 さにわたり巻き部と掛合するので、かなり大きな側力を生じ、このため巻き部の 外端に片寄りを生じ、その根元に行くほど片寄りは小さくなる。この片寄りのパ ターンは部片から部片へと連続的に変わるカッターの鋭さに依存する大きさの、 断面で見て巻き部の長さに沿う窪みを生じるが、この欠陥を除去する実際的方法 はない。米国特許第4,441,370号に説明する如く、底フライスが巻き部 間のスペースの正確な幅に作られるでおれば、対向する巻き部を同時に切削する ので、カッターはただ1度通過すればよい。然し乍ら、かかる底フライスはりス ペース幅のロスなしにはその外側切削面を研ぐことはできず、それ故、寿命が極 めて限定される。
米国特許第4.436.465号及び第4.615.091号に記載した軸線方 向ブローチ削り法もまた渦巻き部材の長手方向軸線と平行な表面凹凸をもつ仕上 げ面を作るので、平滑なジャーナル状摺動をさせるのには通さない。
歯車伝動の分野では大きな精度と優れた仕上げをもつ歯車の歯側の如きインボリ ュート面が歯車歯を平らな創成面、例えば、研削車と接触させて転がすことによ って作られることが周知である。この方法は渦巻き型圧縮機部材の切削には使え ない。というのはインボリュート面が多巻き形状をもつからである。
1旦j」11目l咀 本発明は渦巻き彫工縮機の予備成形した多巻きインボリュート螺旋巻き部の表面 仕上げ切削方法において、(a)回転する保持装置に多巻きインボリュート螺旋 巻き部を取付け、(b)インボリュート螺旋の基礎円の軸線の回りに巻き部を回 転させ、(c)切削工具を巻き部表面の1点と接触させ、(d)同時に前記工具 を前記基礎円の接線方向に横断させ、巻き部回転当たりの工具横断は基礎円の円 周長さに等しくなし、ひも状材料片が巻き部からその全長にわたって除かれるよ うになし、(e)前記工具を巻き部から除去し、それを前記第一の点に隣接した 点で巻き部と接触させて前記(d)工程を繰り返し、<f’)並んだ一連の平滑 な連続した螺旋面からなる仕上げ面を残すよう巻き部会表面を切削するまで前記 (e)工程を繰り返し、前記螺旋面は各々軸線方向に限定された寸法をもつこと を特徴とする仕上げ切削方法にある。
実際には、2つの個別の工具を配置してインボリュート巻き部の対向する側面を 切削して一連の切口を作り、各切口は前の切口に対して長手方向軸線に沿って位 置をずらし、巻き部の端で始めて、巻き部の根元に達し端板に隣接するまで、次 第に深く切削する。切口は100個まで必要とされ、特別の創成形状を使って巻 き部側面に真のインポリエート面を作るようにする。渦巻き型ポンプ部材は前作 業の仕上げ寸法の0.5ma+以内に巻き部面上を粗切削される。
本発明は更に、多巻きインポリエート螺旋巻き部を上にもつ後板からなる渦巻き 型ガス圧縮機構成部材において、巻き部表面が仕上げ面をもち、前記仕上げ面は 並んだ一連の平滑な連続した螺旋面をもち、前記螺旋面は各々インボリュート螺 旋の基礎円の軸線方向に限定された寸法をもつことを特徴とする圧縮機構成部材 にある。
工具は巻き部の全面(例えば30mm深さ)が底フライス削りの場合の如く、同 時に切削されるときの深さ掛合に比して小さな深さで巻き部と掛合するので、巻 き部を片寄らせようとする力はかなり減少する(この場合には1/150の係数 が適用される)。創成面は平滑で、巻き部間の相対的摺動方向に連続し、底フラ イス削りにより作られる尖端は排除される。
更に精製する場合、2つのかかる工具が巻き部を同時に、夫々1つが一側上にお いて、横断させて前記大きく減少した切削力をバランスさせ、正味の片寄り力を 実質上ゼロに減少させる。同時に切削する2つの工具を使用すれば切削時間が半 分になることに注目すべきである。切削力のこのバランスはフライス削りすると きには得られない。それはフライス削りスピンドルを十分接近させて配置するこ とができないからド複合材(クリスタライト)の如き耐磨耗寿命の長い切削工具 を使用するとき高表面速度を使用しなければならないことは周知である。典型的 な渦巻き部材を切削するのに適した最小速度は約300rpmであるが、勿論、 各切削の初めと終わりに渦巻き部材を支持するスピンドルを止めるのは実際的で ない。
そのようにすれば、連続的番二回転する典型的渦巻き部材では工具は渦巻き面を 切削する位置へ軸線方向に(この場合30mmまでの距離)、渦巻き部材の17 8回転だけ又は25ミリ秒の時間間隔内に動かさなければならない。又、渦巻き 面は始動して約手ターン離れて終わるので、2つの工具は順次スピンドルの17 2回転の位置を占めなければならない。渦巻き部材の最小半径では、外面を切削 する工具は内面を切削する工具が切削を始める前172回転のときに切削を開始 する。渦巻き部材の外端にはこれと反対のことを行う。又、工具対は好適には、 内側位置から外側位置へ、又はこれと逆にできるだけ最小の時間内例えば、10 0 ミリ秒内に戻るべきである。
実際には、渦巻き部材が21ノ2〜3巻きをもつ場合、各回転サイクルは約0. 8秒かかり、100カツトを必要とするので、全切削サイクルは約80秒かかる 。
該機械の独特な特徴はこれらの急速な動きを確実に、反復してかつ大きな精度で 実施することに関する。
他の改良例では、インボリュート加工面の形状を僅か変更して、圧縮圧力が外側 渦巻き面接触のそれに比して高い内側渦巻き面接触の封止を改良する。この内側 渦巻き面接触の改良された封止には、巻き部は必要な精度を得るため、工具は好 適には、単一の滑り面上に設けて単一のカム機構により横断させるにも拘らず、 内側渦巻きの巻き部をより深く切削することが必要である。このことは本発明に れば、内外の巻き部面を切削する単一先端工具を基礎円の接線に対して僅かに異 なった高さに位置させることによって達成される。
最後に、本発明によれば、渦巻き部材を機械から取り除く前に巻き部の頂部と巻 き部間の底面を切削する手段を備えて、圧縮チャンバを画成する4つのすべての 面間に精密な関係を与えるようにする。この物体には他の切削工程はなにも行わ ない。
勿論、渦巻き部材の切削はこの渦巻き部材を静止状に保持し、工具をこれに相対 的に動かすことにより同じ相対的移動を起こして実施することができる。
゛ の− なi、L2 第1図は典型的な固定渦巻き部材の正面、立面図;第2図は第1図の線Xχ上の 断面図; 第3図は典型的な可動渦巻き部材の正面、立面図;第4図は第3図の線Xχ上の 断面図; 第5.6.7図は切削加工の異なった段階で種々の放射線上にある固定渦巻き部 材を夫々示す部分断面図;第8図は面8.9(第2図)のフライス削り作業を示 す図;第9.10.11図は従来技術の渦巻き面の切削加工を夫々示す図; 第12.13.14図は本発明の渦巻き面の切削加工を夫々示す図; 第15図は本発明機械の斜視図; 第16.17図は第15図のカム作動機構の細部を夫々示す図で第1.2図は本 発明の渦巻きポンプの固定渦巻き部材のX−X上の正面図と断面図である。これ は軸線3をもつ円形の端板2を含み、この端板は円形端板と一体に連続した螺旋 巻き部4を形成される。この巻き部4の螺旋は軸線3上に置かれた基礎円5から 作った2つのインボリュート面から成る。
外側螺旋面6のインボリュート曲線の原点は2位置に示した軸線YY上にある。
内側螺旋面は7で示す。
巻き部は表面8で軸線方向外端で終端し、内端では表面6 a +78で終端す る。前記表面は幾何学的には同じであるが、巻き部に向かって見たとき第1.2 図に示す固定渦巻き部材のものとは逆になっている。
本発明は固定及び可動の渦巻き部材の動作面の製造方法のみを扱うので、他の多 くの特許に係わる軸支、ガス、潤滑通路等に係わる全ての事項の説明は省略する 。機械加工プロセスにより特有の影響を受ける動作面についてのみ説明する。
本発明の仕上げ切削加工に係わる第2.5.6.7図を参照すれば、巻き部面6 .7のインボリュート面は夫々2つの工具11.12により機械削り加工し、そ の間渦巻き部材は時計回り方向に回転する。工具は滑り面上に取付け、切り刃又 はポイント13.14が夫々基礎円5に接する線に沿って径方向内方へ動くよう に配置する。前記線は放射線と称される。
面6.7をインボリュートにするため、工具ポイント13.14の行程は2゛π roに等しくする。ここで、rは基礎円5の半径、Oは渦巻き部材の回転角度で ある。外面切削工具ポイント13については、ポイント2はOがOに等しいとき 、インボリュートの原点のポイントになる。内面7のインボリュート面は巻き部 4の所望の厚さに等しい量だけ接触点から小さい距離の所にある。
仕上げ切削加工作業を開始する前に、面6.7.8.9は荒削りされ、精密鋳造 又はその他の方法で形成され、適当な量、例えば、0.3〜0.8価を仕上げ切 削加工のために残すようにする。他の一定の準備切削加工も後述する如く必要で ある。
工具運動の順序を明確に理解するため、第2.5.6.7図は工具11.12の 連続位置を示す。この場合渦巻き部材は固定され工具対が反時計方向に回り、同 時に夫々の放射線に沿って動くと仮定する。これらの放射線は第2図にa、b、 c、d、e、f、g、h、iとして示し、これらは各々基礎円5に接する。切削 加工サイクルは外側巻き部面6を切削加工する工具11が放射線1上にあるとき に始まり、軸線方向にかつ径方向外方へ動き始める。第2図では工具は渦巻き部 材から引っ込んで離れているときを破線で示す。約30°回転した後(放射線b )、この工具はllbで示す位置に達しく第1図)、ここで最初のインボリュー ト螺旋切削が始まる。
半回転後(放射線c、d)、外側巻き部工具11につき上述した工程が内側巻き 部面工具12について行われる。即ち、(放射線C)で工具12は軸線方向にか つ径方向外方へ動き始め、放射線dでは工具11と同じ掛合深さに達するこの状 態は第6図に示す。
前述の如く、上述の切削順序は100回まで繰り返され、各切削は次第に深くな る。例えば、第5図では工具lie 、12eの位置は巻き部4上で略中程まで 下げて示す。放射線fでは工具11は巻き部面6に沿う切削を完了し、放射線g により渦巻き面8を離れるように急速に引っ込み運動を開始する。ポケット15 と隙間凹所16は工具11が切削加工接触することなく渦巻き部材から離れて上 昇するように設ける。一方、工具12は12gで示すように作用し続ける。
放射線りでは、工具12は巻き部面7に沿う通行を完了し、その引っ込み運動を 始め、一方、工具11は軸線方向に静止しており、llbで示すように面8から 離れている。両工具は第5図に示すように放射線iで渦巻き部材面8から離れて おり、放射線aで渦巻き部材への再進入を始めるように渦巻き部材中心への急速 な再復帰を始める。
ポケットは特に工具位置12d 、12eに対する工具進入のために必要である 。この場合工具は約30″′の回転中にその位置を占めるため急速に軸線方向に 動かなければならない。隙間凹所17はこの目的で備える。工具の高速の引っ込 みは第7図に示すように完全な深さに達した場合特に重要である。ここでは工具 は巻き部の基底部の荒削り面9を越えて移動し、フライス削りにより後で切削す べき隆起した環状面18を残す。
隆起した環状面18は仕上げ切削用に残した面8上の全材料と共に第8図に示す 二重面フライスカッター19により除かれる。このカッターは高速で回転し、第 8図に示す如く工具13.14により作った旋回面まで両面を同じ深さに仕上げ フライス削りする。
第9〜14図では、渦巻き部材の側面をフライス削りする方法が本発明の単一ポ インド創成・面フライス削り方法と比較される。第9.10図は典型的な8みぞ 付底フライスカッターを示し、このカッターは巻き部4の一側と端面9をフライ ス削りする。このカッターで行った仕上げは第11図に示すが、それは一連の尖 端をもち、その尖端にはカッターの偏心性に起因する各回転に対応する起伏が重 なるという特徴がある。
第12.13.14図は本発明のインボリュート形成方法を比較して示す。本方 法で作った面仕上げは第14図に示し、これは端面9と平行な一連のインボリュ ート線からなる。
固定及び可動の渦巻き部材2.2aの切削は本発明により第15図に示す機械で 行う。ここでは渦巻き部材は機台24に支持したジャーナル22.23に支持し たスピンドル21に取付けたチャック手段20により保持する。スピンドル21 はシャフト27で支持したウオーム26により駆動するウオーム歯車25により 回転する。シャフト27は機台24により支持したジャーナル(図示せず)中で 回転する。シャフト27は機台24に取付けたブラケット29に固定したモータ 28により回転する。シャフト27は延長してウオーム28を支持し、このウオ ームは側軸30に固定したウオーム歯車29を駆動する。この側軸は機台24か ら突き出るブラケット31上に軸支される。側軸30はスピンドル32と合体し ており、前記スピンドルはシャフト33の内溝付端部内を軸線方向に摺動する。
シャフト33はブラケット34に軸支されかつ傘歯車35と合体しており、この 傘歯車は短軸27上に取付けた傘歯車36を駆動する。
スピンドル21は後方に延在してマスターカム38を支持し、前記マスターカム は1面に切り込んだ渦巻き部材凹所39をもち、反対面に切り込んだ逆向きの渦 巻き部材(図示せず)をもつ。
渦巻き部材凹所39に掛合するカム従動子40はレバー41上に取付けられ、前 記レバーはシャフト42を揺動させかつ摺動させるために固定され、前記シャフ トはジャーナル43.44で機台24に軸支される。前記揺動・摺動シャフト4 2は機械前端にレバー45をもち、これは工具滑り面46の運動を制御する働き をする。
工具11.12は渦巻き部材に向かって前方へ突き出ると共に工具滑り面47. 48上に取付けられる。前記工具滑り面は工具箱49中の精密滑り面上に支持さ れる。この工具箱は工具滑り面46にしっかり取付けられる。
工具滑り面47.48の全機能は切削作業中渦巻き部材と掛合することにより必 要とされる工具11.12の急速前進、後退を与えることにある。すべての場合 、その最前方位置は工具滑り面46又は工具箱49に対して同じであり、端位置 はアーチ状止め(図示せず)により制御する。
工具11.12により行なう切削深さは主滑り面50の軸線方向位置により制御 する。この主滑り面は数値制御される電気モータ53により駆動される親ねじ5 2により機台24の滑り面51に沿って動く。
主滑り面50にはブラケット34を取付け、このブラケットはシャフト33を軸 支すると共に短軸37を取付ける働きをする。
従って、主滑り面50の長手方向運動が起こると、短軸37、傘歯車36、傘形 ピニオン35及びシャフト33はすべて軸線方向に、即ち、スピンドル21の軸 線方向に動く。
工具11.12の前進、後退運動はシャフト54により制御する。
前記各シャフトは傘歯車36の面に合体されたカム軌道56により決まる限定さ れた角度だけ回転する。従って、シャフト54はブラケット57内を延び、その 中に軸支される。このブラケットは主滑り面50に取付けたブラケット34の一 部をなす、。シャフト55は又、ブラケット57中にも軸支される。シャフト5 4.55は外側延長部にベル・クランクレバー58.59を夫々支持する。前記 レバーはカム軌道56に掛合するビンを一体に形成される。
スピンドル21と傘歯車36間の全歯車伝動関係は、スピンドル21が4回転す ると、傘歯車36が1回転するようなものとする。カム軌道56は60で示す小 半径の分節と、61で示す大半径の分節からなり、これらは2つの急勾配で傾斜 した斜面により接続する。傘歯車36は時計方向に回転するにつれて、カム軌道 56により決められた動作が先ずシャフト54上で、次いでシャフト55上で起 こる。短軸39の軸線回りのレバー58.59の回動により形成される角度63 は45°となるように設定しているので、スピンドル21の回転については、こ れらの動作はスピンドル21の回転に関して18o°離間して起こり、工具11 .12の急速前進、後退運動は切削している渦巻き部材の回転に関して180° で起こる。
かかる動作系列は第1.2図につき説明したような工具移動を必要とする。
工具滑り面46の長手方向移動は、シャフト54.55が軸線方向摺動スピンド ルを合体することを必要とする。それはベルクランクレバー58.59が軸線方 向に不動に固定されているのに対して、第15図に示すシャフト54.55のセ クションは滑り面46の進行と共に動くことを要求されるからである。
レバー45の機能についてみれば、その円筒形端部64は工具滑り面46のスロ ットに掛合し、その結果、揺動運動が揺動・摺動シャフト42に起こるにつれて 、マスターカム38とレバー41により決まる仕方で進行が起こる。
第二の切欠き66が工具滑り面46の下面に設けられ、この切欠きの機能は後述 する。
約100回行われる前述の動作系列はスピンドル21の連続回転中に円滑に起こ る。この動作系列を制御するために後述する如く、特別の装置を備える。揺動・ 摺動シャフト42はその遠方端に両レバー41、シフトレバ−67、引っ込みレ バー68を支持する。これらはすべて揺動・摺動シャフト42に固定して回転及 び軸線方向移動をしないようになす。
この機構の機能の詳細は第16.17図に示す。そこでは、カム38は前面に渦 巻き部材凹所39をもち、前述の如く、裏面には逆向きの渦巻き部材凹所69を もつ。両渦巻き部材凹所は夫々70.71で示す一定半径の凹所で夫々内端と外 端で終わる。
引っ込みレバー68(第16図)はレバー41の直後にあり、カム従動子72も 同様である。
第17図において、カム従動子74はマスターカム38の後面から離れており、 それ故、渦巻き部材凹所69に掛合することなくカム面を自由に横切る。この状 態は第15図に示し、そこでは揺動・摺動シャフト42は夫々のレバー45.4 1.67.68と共に丁度後方に動いてカム従動子40を70で示す渦巻き部材 凹所39の内部の円形区画内へ運び、渦巻き部材の切削を正に開始しようとして いる。
略スピンドルの2回転後、従動子40はカム軌道39のアーチ状区画71に達し 、滑り面46はその出発位置へ2、速に戻ることを要求される。そのため、揺動 シャフト42は引っ込みレバー68上に設けたカム従動子74を支持する機械の 正面に向がって軸線方向に動かされてマスターカムの後面の引っ込みスロット6 9内へ入れられる。マスターカムとスピンドルが更に1回転した後、レバーは第 16図に示す最内方位置へ戻り、その後揺動・摺動シャフト42は後方に動いて 渦巻き部材凹所39内のカム従動子46に再掛合する。シャフトのこのゑ、速な 軸線方向移動はマスターカム38の周面に固定したカム72.73掛合により行 われる。このマスターカムはシフトレバ−67がら延びるビン75.75aに掛 合する。これらのカムのかど取り面は揺動シャフト42を急速に軸線方向に押し 進める働きをし、その結果、上記動作系列が行われる。
前述の如く、本機械は上記回転操作が完了したとき、面8.9を切削する。その ため、フライスカッター19は第8図に示すように備え、第15図では工具箱4 9の後部へ工具滑り面46により運ばれるフライスヘッド77に取付けられる。
これはモータ又は同様の手段(図示せず)により駆動する。
工具滑り面46はナンド(図示せず)を備え、これは数値制御される電気モータ 76により駆動される玉軸受親ねじ78に掛合する。前記モータは主滑り面50 の後端に固定する。
旋回作業系列中の如き、工具滑り面460通常の動作中、モータ76は自由に回 転する。というのはモータはこの段階中は付勢されないからである。
然し乍ら、渦巻き部材面の切削が完了すると、数値制御される電気モータ53は 主滑り面50を、レバー64がスロット65から完全に脱出する程度まで完全に 引っ込ませ、その後モータ76を付勢して工具滑り面を前進させ、フライスカッ ター19をの位置で、モータ76が適当な位置にある間に、モータ53を付勢し て、レバー64の円筒形部分65を滑り面のスロット66に掛合させてフライス 削り作業の開始に備える。モータ28はこのとき付勢され、主滑り面53を完全 深さ位置へ移動させる。というのはスピンドルが始動し、主モータ28が付勢さ れて工具滑り面を′?スターカム38の制御の下で前進させるからである。
そのために、モータ28はフライス削り作業系列に適した速度で極めて遅く回転 する。フライス削りの完了後、主滑り面50はモータ53を制御して引っ込め、 渦巻き部材2を除去し、次の部材をチャック手段20に装着するできるようにす る。
国際調査報告 m、lI#I慢−、+ ^m−−−−h−,PCT/AU 89100094

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.渦巻き形圧縮機の予備成形した多巻きインポリュート螺旋巻き部の表面仕上 げ切削方法において、(a)回転する保持装置に多巻きインポリュート螺旋巻き 部を取付け、(b)インポリュート螺旋の基礎円の軸線の回りに巻き部を回転さ せ、(c)切削工具を巻き部表面の1点と接触させ、(d)同時に前記工具を前 記基礎円の接線方向に横断させ、巻き部回転当たりの工具横断は基礎円の円周長 さに等しくなし、ひも状材料片が巻き部からその全長にわたって除かれるように なし、(e)前記工具を巻き部から除去し、それを前記第一の点に隣接した点で 巻き部と接触させて前記(d)工程を繰り返し、(f)並んだ一連の平滑な連続 した螺旋面からなる仕上げ面を残すよう巻き部全表面を切削するまで前記(e) 工程を繰り返し、前記螺旋面は各々軸線方向に限定された寸法をもつことを特徴 とする仕上げ切削方法。
  2. 2.2つの切削工具は巻き部の両側に当てて、両側を同時に仕上げ切削する、請 求項1に記載の方法。
  3. 3.多巻きインポリュート螺旋巻き部を上にもつ後板からなる渦巻き型ガス圧縮 機構成部材において、巻き部表面が仕上げ面をもち、前記仕上げ面は並んだ一連 の平滑な連続した螺旋面をもち、前記螺旋面は各々インポリュート螺旋の基礎円 の軸線方向に限定された寸法をもつことを特徴とする圧縮機構成部材。
JP50281489A 1988-03-11 1989-03-09 渦巻き部材の切削方法 Pending JPH03501370A (ja)

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AU720788 1988-03-11

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