JPH03501262A - インターフェロン及び/又はインターロイキン‐6を用いたc1インヒビター濃度増加法 - Google Patents
インターフェロン及び/又はインターロイキン‐6を用いたc1インヒビター濃度増加法Info
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- JPH03501262A JPH03501262A JP1509889A JP50988989A JPH03501262A JP H03501262 A JPH03501262 A JP H03501262A JP 1509889 A JP1509889 A JP 1509889A JP 50988989 A JP50988989 A JP 50988989A JP H03501262 A JPH03501262 A JP H03501262A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
インターフェロン及び/又はインターロイキン−6を用いたC1インヒビター濃
度増加法
(関連分野)
本発明はC1インヒビター欠乏症の症状を示すか、もしくはその危険性を有する
患者の血管内C1インヒビクー濃度を増加する目的のヒトインターフェロン及び
/又はインターロイキン−6の使用に関する。
(背景)
C1インヒビクー(CIINH)は補体、接触、凝固及びフィブリン分解システ
ムを含む血景中のいくつかのたん白質分解システムの調節に関するセリンプロテ
アーゼインヒビターである。デービス(Davis)等、Ann、 Rev、
Tm1luno1. 6 : 595 628(1988)。CIINHは各シ
ステムの特異的セリンプロテアーゼ成分との共有結合的複合体を形成することに
よりこれらのシステムを調節することが知られている。
活性が直接C1インヒビターで調節されるいくつかの特異的セリンプロテアーゼ
が同定されている。たとえば、CIINHは補体システム成分C1の活性フラグ
メントであるC1r及びC1sの唯−知られているインヒビターである。
さらにCIINHは因子Xl1a及びXl1f(ヘージマン因子)を含む凝固因
子X■の活性型及びカリクレイン両方の主要インヒビターであることから接触シ
ステムの最も重要なインヒビターであることが示されている。ブラウト(Pro
ud)等、Ann、 Rev。
Immunol、、6 : 49 83 (1988)。
CIINHの欠乏は重くかつ潜在的な命にかかわる病気を引き起こすことが知ら
れている。CIINH欠乏症のうち最も明らかにされている例はCIINHを生
産する能力を遺伝的に欠いていることによる遺伝性血管神経症としても知られて
いる遺伝性血管浮腫(HA E)の患者に見られる。HAEの症状を示す患者は
最初は手足、顔、喉頭及び胃腸など皮膚又は粘膜の再発性、急性、局所性、限局
性浮腫を示す。デービス(Davis)等、Ann、 Rev。
Ts++nuno1.、 JL:595 628 (1988)。
後天性CIINH欠乏症と命名される別のタイプのCIINH欠乏症は通常量の
CIINHを合成するが代謝が早く十分な濃度のインヒビターを維持できないヒ
トにみられる。後天性CI INH欠乏症の患者はHAEの症状を示す。CII
N)1及び補体システム成分C4及びC2の両方の濃度が減少する典型的症状を
HAE及び後天性CIINH欠乏症両方が示す一方、補体システム成分C1qの
濃度は後天性のもののみ減少する。
現在、後天性CIINH欠乏症を起こす3種のメカニズムが提唱されている。第
1に、通常に使用可能なCIINH量が過剰量の補体及び/又は接触システム活
性化により消費される場合にC11NH欠乏症が獲得される。補体及び接触シス
テム各々の活性成分のいくつかはCIINHと結合し、これを不活性化し得る。
さらに活性接触システム成分はCIINHを切断し、不活性フラグメントにし得
る。ズロー(Zuraw)等、J、 C11n、 Invest、。
1工:567−575 (1986)。
第2に、CIINH欠乏症は抗−CIINH自己免疫反応の結果として獲得され
る。この場合、CIINHは合成されるが抗=CIINH自己抗体がこのインヒ
ビターに結合し、それによりセリンプロテアーゼ活性の1M節能を妨害する。第
3にCIINHが循環系から迅速に排泄される補体含有自己免疫複合体に結合さ
れる結果CIINH欠乏症が獲得される。
先に述べたことから、CIINHの血管白濃度の増加法はCIINH欠乏症によ
り引き起こされる病気の治療に有効であることが分る。血管内CIINHrJf
f度の増加法は急性補体及び/又は接触システム活性化によるCIINH消費に
対する予防に特に有効である。
現在、CIINHの血中濃度を調節する特異的生理的メカニズムは知られていな
い。血液障害に対する急性反応におけるCl1NH合成の主要部位は肝臓である
と提唱されている。デービス(Davis)等、Ann、 Rev、Immun
ol、、 JL: 595 628(1988)、ジョンソン(Johnson
)等、5cience 工11;553−554 (1971)。さらにインビ
トロ研究の結果は培養した肝細胞がインターフェロン−ガンマに応答してCII
NHを合成することを示している。ズロー(Zuraw)等、Compleme
nt。
L:244.A319 (1987)。一方、局所的非障害性炎症に応答して生
ずるCIINH源は単球/マクロファージ系列の細胞であるようである。たとえ
ばいくつかのインビトロ研究は培養した単球がインターフェロン−ガンマ処理に
より刺激されCl1NHを合成することを示した。ハミルトン(Hamilto
n)等、Biochem、J、、f土、、i;809−815 (1987)i
ロソツ(LoLz)等、J、 Imn+uno1.、 lii;3382 33
87 (1987) ;ロフツ(Lotz)等、J、 AIlerg、 Cl1
n、 Tmmunol、+ 79 ; l 94+A280 (1987);及
びラピン(Lappin)等、Co+nple+penL1−:184.A16
0 (1987)参照、さらに1つのインビトロ研究の結果は培養した肝細胞が
インターフェロン−ガンマに応答してCIINHを合成することを示している。
ズロー(Zuraw)等、Complement、土:244.A319 (1
987)。
しかし、この分野でよく知られているように、インターフエロンーガンマで得ら
れたインビトロ研究の結果はインビボで同様の結果を生むことを示していない。
たとえば培養単球をインターフェロン−ガンマで処理すると単球表面上でのHL
A−D’R抗原の発現レベルを増加させる。一方、患者にインターフェロン−ガ
ンマを投与すると患者の単球によるHLA−DR抗原の発現レベルは減少した。
ファイヤスタイン(Firestein)等、Arthrit、 Rheum、
。
30.5115.E13 (1987)。
今日までインビボにおけるCIINHレベルに対するインターフェロン−ガンマ
の効果に関する研究はない。現在理解されているインターフェロン−ガンマが特
定の免疫細胞の活性化及び増殖を調節するイムノモジュレータ−と考えられてい
る事実からみて驚くべきことではない。
(本発明の概要)
現在インターフェロン−ガンマ及び/又はインターロイキン−6(IL−6)の
投与はC1インヒビターの血管白濃度を増加することが知られている。
それゆえ、本発明はC1インヒビター濃度増加量のインターフェロン及び/又は
IL−6を患者に投与することを含む、血液障害の緩和治療に関する。
別の態様において本発明は患者の血液を補綴装置に循環させる治療法に関し、こ
の方法は患者の血液をこの装置の補綴表面に接触させることと実質的に同時に、
患者に01インヒビタ一濃度増加量のインターフェロン及び/又はIL−6を投
与することを含む。
また本発明は外科的に誘導された血液障害に対する緩和治療に関し、この治療に
は患者への侵害的外科操作を行うのと実質的に同時に患者に01インヒビタ一濃
度増加量のインターフェロンを投与することを含む。
さらに本発明はC1インヒビター欠乏症のR法的症状を示す患者の血管内C1イ
ンヒビター濃度を増加する方法に関し、本方法には1色者に治療有効量のインタ
ーフェロン及び/又はIL−6を投与することが含まれる。
(図の簡単な説明)
第1図はCIINH分泌に関するガンマインターフェロン刺激のインビトロ投与
量依存効果を示すグラフである。HepG2細胞を実施例3Aで述べるように培
養培地1 me当り1 (IFNI)から100国際単位(IU)のインターフ
ェロンガンマを添加することにより刺激した。コントロール培養にはインターフ
ェロン−ガンマを入れないものを使用した。指示しである日に培養上清サンプル
を取り出し、分泌されたCIINHレベルをELISA検定法で測定して培地1
ミリリットル当りのCIINHナノグラム量(ng/IR1)で表わした。
第2図はインターフェロン−ガンマ刺激後の2種の肝細胞系列のCIINH分泌
量の増加を示す棒グラフである。HepG2及びHep3B細胞系列両方とも実
施例3Aで述べているようにミリリットル当り1001 U N U/me>の
インターフェロン−ガンマを用いて培養した。平行してHepG2及びHep3
B細胞をインターフェロン−ガンマの代りにインターロイキン−6(IL−6)
存在下で培養した。コントロール培養には刺激なしのものを使用した。1日目及
び3日目に培養上清サンプルを取り出し、各培養上滑中に分泌されたCIINH
レベルをEL I SA検定法で測定して培地1−当りのCITNHng量(n
g/mE)で表わした。
第3図はCIINH分泌に関するインターロイキン−6(IL−6)刺激のイン
ビトロ投与量依存効果を示すグラフである。指示されているように培養培地1−
当り0 (コントロール)から100国際単位のIL−6、又は実施例3Bに述
べているようにml当り100国際単位のインターフェロン−ガンマを添加して
HepG3細胞を刺激した。指示されている日に培養上滑サンプルを取り出し、
分泌されたCIINHレベルをELTSA検定法で測定してng/mlで表わし
た。
第4図はインビトロにおけるCIINH分泌に関するインターフェロン−ガンマ
とIL−6の組合せがもつ添加効果を示すグラフである。HepG2細胞を−当
りの国際単位(IU/d)で示されている濃度のインターフェロン−ガンマとと
もに培養した。平行したHepG2細胞の培養物にはインターフェロン−ガンマ
に加えて100国際単位(IU/d)のIL−6を添加した。両培養上清サンプ
ルを6日後に取り出し分泌されたCIINHレベルをELISA検定法で測定し
−当りのCC11NHn量(ng/1n1)で表わした。
第5図は実施例3Bで述べるようにインターフェロン−ガンマ刺激後インビトロ
でCIINHが合成されることを示すオートラジオグラフである。HepG2細
胞を100 r U/i+jのインターフェロン−ガンマ存在下又は非存在下(
コントロール)で培養し、また同時に24時間にわたり353−メチオニンで標
識した。その後この培養上清を収穫しモノクローナル抗−CIIN)(を結合し
たセファロース4Bビーズと免疫反応させた。免疫反応させたビーズ上に存在す
るたん白質を7.5%ポリアクリルアミドゲルで電気泳動しオートラジオグラフ
ィーで可視化した。標識したCl1NHたん白質は分子量約110キロダルトン
(K)のバンドとして泳動する。
(本発明の詳細な説明)
本発明はインターフェロン及びIL−6の両方又はいずれかの投与が患者血中の
01インヒビター量を増加するという発見に基づくインターフェロン及びIL−
6の新しい用途に関する。
したがって本発明はC1インヒビタ一壇度増加量のインターフェロン、好ましく
はインターフェロン−ガンマ又はIL−6、もしくはその両方を患者に投与する
ことを含む患者中の血液障害を緩和又は防止する方法に関する。
ここで用いられている“血液障害(blood trau+na) ”という語
句は患者血液の補体システム及び/又は接触システムを臨床的に有意な程度、す
なわち急性又は慢性炎症、肺浮腫、低血圧などの二次症状を示す程度に活性化さ
れる生理状態を示す。
患者血液における臨床的に有意な補体システム活性化の存在を測定する方法は当
分野でよく知られている。=i的にこれらの方法は活性化した補体システム成分
の量を検定する。たとえば血液中の非活性化補体成分C4に対する活性補体フラ
グメン)C4Dの比が1.2を越える場合は血液障害の存在、すなわち臨床的に
有意な補体システム活性化を示す。ニシェ(Nitsche)等、An、 J。
Cl1n、Path、、75:679 684 (1981)参照。(本明細書
に述べられている文献は参照として引用している)。
さらに補体システム活性化は活性補体成分C1s、C3a、又はC5aの血管白
濃度の増加を検出することによって測定することができる。1つの方法では、C
1sの血管内レベルはロックシン(Lockshin)等(Arthritis
Rheuo+、、 29 ; 1467−1472(1986))により報告
されているように血液サンプル中に存在するC1s:CIINH複合体量を検出
することにより測定される。C1s:CIINH複合体の血管内レベルが血液ミ
リリットル当り12ナノモルを越えるとき補体システム活性化は臨床的に有意で
あると考えられる。
補体活性化の2つの産物C3a及びC5aは病理生理学的に特に重要である。C
3a及びC5aは好中球、卓球及び好塩基球を活性化し、酸素ラジカル、アラキ
ドン酸代謝物及びヒスタミンを生成する。卓球においてC3a及びC5aはイン
ターロイキン1及び6 (IL−1及びIL−6)の合成を刺激し、発熱及び急
性肝臓応答を起こす。それゆえC3a及びC5aは血液障害の結果起こる臨床的
症状の重要な仲介物である。C3a及びC5aの血管内レベルはハグリ (Hu
gli)等(イムノアッセイ:1980年代の臨床実験技術、ナカムラ(Nak
amura)等縄、アランR,リス(Alan R,Li5s)ニューヨーク、
443−460 (1980)、“C3a及びC5a測定技術と意義”)により
報告されているラジオイムノアッセイにより測定される。ハグリ (Hugli
)の操作に基づく検定キットはアップジョンダイアグノスティクス(Upjoh
nDiagnosties) (カラマズ、旧)から市販されている。チェノウ
ェス(Chenoweth)等(N、 Engl、 J、 Med、)、主l土
;497−503(1981))により議論されているようにハグリ ()lu
gli)の操作法(上述)により検定したときC3a及びC5aの血管内レベル
が−当りそれぞれ200ng又は30ngを越える場合、補体システム活性化は
臨床的に有意であると考えられる。
“接触システム活性化1は凝固因子XI、XII及びプレカリクレインなどの接
触システムの成分が活性化される過程を意味する。
接触システム活性化は炎症反応を仲介し、かつ血液流や血圧をコントロールする
ブラディキニンなどの強力な血管活性ペプチドを産生させる。接触システムの3
個の重要な活性成分、カリクレイン、凝固因子Xla及びXI[laは、それら
の非活性前駆体、各々プレーカリクレイン、凝固因子X!及びX■がたとえば内
皮基底膜表面又は合成補綴表面上にみられるようなアニオン性マクロ分子表面な
ど接触システム活性化表面に接触したとき生成する。たとえばブラウト(Pro
ud)等、Ann、 Rev、1mmuno1.+ 6 : 49−83 (1
988);およびコシン(Kozin)等、炎症二基本原理と臨床的相関、ガリ
ン(Gallin)等編、レーベンプレス版、101−120 (1988)の
“血柴の接触活性化システム”参照。
患者血液中の活性接触システム成分の存在、すなわち接触システム活性化を測定
する方法はよく知られている。たとえばC1インヒビター−カリクレイン複合体
はレウィン(Lewin) 等(J、 Biol。
Chew、)258:6415 6421 (1983))により報告されてい
るように酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)により検出し得る。CIINH
−カリクレイン複合体が約5ナノモル濃度(nM)を越える場合、接触システム
活性化は臨床的に有意と考えられる。
同様に患者血液中の01インヒビター−因子X1la複合体はカブラン(Kap
lan)等(Blood、60:636 641 (1985))により報告さ
れているようにELISAにより検出し得る。血管内のCIINH−因子XII
a複合体レベルが5nMよりも大きいとき接触活性化は臨床的に有意と考えられ
る。別に患者血液中に低分子量切断産物を生じる高分子量キニノゲン(HMWK
)の切断はベレティs−(Berrettini)等(Blood、 68 :
455−462(1986))により報告されているイムノブロッティング操
作によりモニターし得る。HMWKの切断は活性接触システム成分カリクレイン
の作用により起こることから切断産物の存在は接触システム活性化を示す。さら
に患者血液中で、C1インヒビターを修正するプロセシングは接触システム活性
化を示す。患者血液中の94000ダルトンの修正型C1インヒビターたん白質
はズロ−(Zuraii)等、J、 Cl1n、 Invest、、) 78
: 56 j−575(1986))により報告されているイムノプロンティン
グ法により検出し得る。
別に、接触システム活性化はスコフト(Scott)等(B ] ood 、
ii:42−50 (1984))により報告されているアミド分解検定法を用
い活性因子XI(たとえばX1a)の凝固活性を測定することにより測定し得る
。この検定法において1国際車位(IU)の因子Xlaは−当り、分当り合成基
質PyrG]u −Pro −Arg −p−ニトロアナリド(S−2366)
0.49マイクロモルを加水分解するのに十分な量である。血管内因子Xla
レベルがmE当り1.510を越える場合接触システム活性化は臨床的に有意で
あると考えられる。
さらに接触システム活性化は臨床的な患者の症状により示され得る。たとえば接
触システム成分の活性化はアレルギー反応、関節炎、分散型皿管内凝固及びショ
ックのような臨床状態と関係する。これらの症状の説明はサイト−(Saito
) Sem1n、 Thromb。
Hemos ta t i S +土116−49 (1987)を参照せよ。
本明細書で使用される“インターフェロン′はヒトに由来する場合又はインター
フェロンたん白質を発現するための組換えDNAシステムにより調製される場合
も特に示さないかぎりアルファ、ベータ、及びガンマ型のヒトインターフェロン
を意味する。たとえば組換えヒトインターフェロン−ガンマの調製法及び該調製
組成物の特異的活性の測定法は当分野でよく知られている。たとえばグレー(G
ray)等、Nature、、Lii: 503 508 (1982)及びロ
ング(Lotz)等、J、 Iavunol、、1」」−36363642(1
986)参照0組換え的に生成したインターフェロン−ガンマはジェネテク(G
enetech) (サンフランシスコ、CA)及びアムゲン(Amgen)(
サウザンドオークス、CA)のような販売会社より市販されている。
さらに、ヒトインターフェロン−アルファ及び−ベータの調製法及び該調製組成
物の特異的活性の測定法もよく知られている。
たとえばズーン(Zoon)等、Proc、 Natl、 Acad、 Sci
、、 USA。
(1980);アームストロング(Armstrong)、 Appl、 Mi
crobiol、。
よびグレー(Gray)等、上述参照。
組換えヒトインターフェロン−アルファ及び−ベータの調製法もよく知られてい
る。ヒトインターフェロン−アルファ及び−ベータの組換え生産の実験的方法に
ついては各々ゴーデル(Goeddel)722 (1981)参照。
組換え的に生産したヒトインターフェロン−アルファはシェリング社(Sche
ring Carp、) (7ジソン、NT)、アムゲン(Amgen)。
07シユラボラトリーズ(Roche Laboratories) (ナラト
レー。
NT)及びベーリンガー マンハイム(Boehringer mannhei
m)(インディアナポリス、IN)などの販売会社から市販されている。組換え
的に生産したヒトインターフェロン−ベータもセタス(Cetus) (エミリ
ービル、CA)などの販売会社から市販されている。
“C1インヒビター濃度増加量”及び“治療的有効量”とは、患者の血管内C1
インヒビター濃度を好ましくは少なくとも約10パーセント、更に好ましくは少
なくとも約50パーセント、最も好ましくは少なくとも約100パーセント測定
可能なように増加するのに十分なインターフェロン又はIL−6の量を意味する
。インターフェロン及び/又はIL−6は一般的に溶液又はサスペンション状の
医薬組成物として投与される。しかし、よく知られているように単独又は混合し
たインターフェロン及びIL−6は錠剤、丸薬、カプセル、エアロゾル、放出持
続成型又は粉末など治療投与用にも成型し得る。
活性成分としてインターフェロン及び/又はIL−6を含む治療組成物の調製法
もよく知られている。一般にこれら組成物は注射可能なように液体溶液又はサス
ペンションとして調製されるが、注射前に溶液又はサスペンションなどの液体に
するのに適した固体も調製し得る。この調製物はエマルジツンとすることもでき
る。
インターフェロン及び/又はIL−6はしばしば医学的に許容可能でかつ活性成
分(インターフェロン及び/又はIL−6)と適合し得る無機及び/又は有機的
賦形剤と混合される。適当な賦形剤にはたとえば水、食塩水、デキストロース、
グリセリンなど及びこれらの混合物がある。さらに望ましい場合はこの組成物は
活性成分の効果をあげる湿潤剤またはエマルジョン化剤、pH1i衝剤など少量
の医薬的に許容可能な補助物質を含み得る。
本明細書で用いている“医薬的に許容可能”という語句は、ヒトに投与した時、
胃腸不良、めまいなどアレルギー又は同様の不都合な反応を起こさない分子及び
組成物に使用する。
従来インターフェロン及び/又はIL−6はたとえば単位投与量の皮下注射によ
り投与される。単位投与という語句は各単位が必要とされる賦形剤とともに目的
とする治療効果を産むと計算された所定量のインターフェロン及び/又はIL−
6を含む一回の投与に通する物理的に分離した単位である。
インターフェロンはその治療効果量が投与形状に適合した方法で投与される。本
発明に関する投与方法には注射、注入、移植などが含まれる。投与量はインター
フェロン及び/又はIL−6を使用し得る患者の能力及び望まれるC1インヒビ
ターの血中ン;度の上昇度に依存する。投与に必要とされるインターフェロン及
び/又はIL−6の精密な量は、各個人に応した医師の判断に依存する。しかし
、適当なインターフェロン投与量範囲は1日、体表面平方メートル(M2)当り
lXlob国際単位(IU)から10XIO’ IU、好ましくはlX10’l
Uから4X10’IU/M” (体表面積)7日のオーダーであるが投与経路に
も依存する。適当なrL−6投与量範囲はlXl0’〜lXl0’IU/M”
(体表面積)7日、好ましくは約1’X 10’から6×105、そしてより好
ましくは約3X10’ IU/Mt (体表面積)のオーダーである。
この分野でよく知られているようにインターフェロンに関して用いられる“国際
単位′ (当分野では“国際参照単位′としても知られている)とは、国際標1
!検定法においてウィルス感染による細胞変性効果を阻害し得るインターフェロ
ンの能力の尺度である。ここで述べられている所定のインターフェロン調製物に
存在する国際単位量はロック(Lotz)等(J、 Immunol、 、ii
i: 3036−3642 (1986))により報告されているような方法を
用い、アレルギー及び感染症の国立研究所(N I A I D) (リサーチ
・リソース・ブランチ、ベセスダ、MD、20205)から入手し得る同型のイ
ンターフェロンの国Pi[imサンプル中に存在する活性を、該調製物中の活性
を比較することにより測定する。
一般に実質的に純粋なインターフェロン−ガンマ調製物はインターフェロンたん
白質ミリグラム(mg)当り約20X10’lUの活性を示す。それゆえインタ
ーフェロン−ガンマの治療有効単位投与量は1日、体表面積M2当り約5マイク
ログラム(μg)から約0.5■、好ましくは約50μgから約200A1gの
範囲にある。
一般的に実質的に純粋なインターフェロン−アルファ又はインターフェロン−ベ
ータ調製物は各々インターフェロンたん白質■当り約2X10s IUの活性を
示す。それゆえ両型のインターフェロンの治療有効単位投与量は1日、体表面積
M2当り約0.5μgから約50μg、好ましくは約5μgから約20μgの範
囲にある。
また、インターフェロンの治療有効量は血漿濃度としても表現し得る。たとえば
本発明の好ましい態様においてインターフェロンは血管内血漿濃度がミリリット
ル当り約0.510から約500IU、好ましくは−当り約101Uから約50
ILJの範囲となるように投与される。
インターロイキン−6又はIL−6はヒトから単離される場合も、IL−6たん
白質を発現するための組換えDNAシステムを用いて調製される場合もヒインタ
ーロイキン−6を意味する。IL−6の単離法及び調製した組成物の比活性の測
定法もよく知られている。たとえばムラグチ(Muraguch i)等、J、
Immunol、。
1又ユニ412−416 <1981)参照。本報告ではIL−6はT−細胞置
換因子即ちTRFとして取扱っている。IL−6単離物もゲンザイム(Genz
yme) (ボストン、MA)及びアムゲン(Amgen) (サウザンドオー
クス、cA)などの販売会社から市販されている。
本発明で用いられているIL−6量の尺度は国際単位(ILJ)で表わされてい
る。IL−611LIはムラグチ(Muraguch i)等(上述)により報
告されているように96穴マイクロプレートのウェル中200マイクロリツトル
の培養培地で5×103個のヒトリンパ腫細胞系列CESSを4日間培養した後
に測定した時、IgG分泌がCESSにより50%増加される量である。CES
S細胞はアメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC。
ロックビル、MD)から入手でき、受理番号はTlB190である。
血漿中のCIインヒビター濃度の測定法はよく知られており、好ましい方法は実
施例3に記述されている。典型的方法には、ロック(Lotz)等(J、 Im
munol、、上且旦:3382−3387(1987))により報告されてい
る酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)及びニッシェ(Nitsche)等(
Am、 J、Cl1n、 Pathos、)。
工5;679−684 (1981)により報告されているロケット免疫電気泳
動(RI E)検定法が含まれる。血漿中の01インヒビタ一濃度を測定する上
記方法での使用に適した抗−01インヒビタ一抗体調製物は、実施例2で述べら
れている精製C1インヒビターたん白質を用いる標準的免疫学的技術で調製する
こともでき、また市販品から入手することもできる。
別の態様において、本発明は血液を補綴装置に循環したときに起こるような患者
血液を接触システム活性化表面に接触させる治療法に関する。この方法にはC1
インヒビター血管内(血中)a度増加量のインターフェロン、好ましくはインタ
ーフェロン−ガンマ、より好ましくはインターフェロン−アルファ及び/又はイ
ンターフェロン−ベータと組合せてインターフェロン−ガンマを投与することが
含まれる。インターフェロンの投与は、たとえば患者血液の補綴装置の補綴表面
への接触のような、患者血液の接触システム活性化表面への接触と実質的に同時
に行なわれる。
“補綴装置”とは、患者血管系のある点から別の点への血液の輸送を可能にする
ために血管系に挿入される生物的又は合成的血管補綴物を意味する。“補綴表面
”又は“ルミナル表面”とは輸送される血液と接触する補綴装置の一部のことで
ある。
患者の循環系に機能的に挿入されたとき患者血液に接する表面を有する補綴装置
はよく知られている。“生物的及び合成的血管補綴物″J、スタンレー(Sta
nley)!、グラン及びストラドン(Grune and 5tratton
)社、N、Y、(1982)。
典型的補綴装置には動脈補綴物、高脈ステント、人工心臓、人工心臓弁、動脈−
静脈転轍器、生体外治療装置などが含まれる。
動脈−静脈転彎器は一般的に生体外補綴装置を通して直接又は最初に動脈血液を
静脈に輸送するのに使用する通常高分子物質で作られる非内皮処理チューブであ
る0代表的生体外補r1装置には血液透析装置、心臓肺バイパス装置などが含ま
れる。好ましい態様において、インターフェロン投与は患者循環血液を接触活性
化表面に接触する前に行なわれ、一方好ましくはインターフェロン−ガンマ投与
前のCIゼインビター血中濃度に比べその濃度が少な(とも約10パーセント、
好ましくは少なくとも約50パーセント、より好ましくは少なくとも約100パ
ーセント増加する。しかし、本発明は治療効果量のインターフェロンの投与及び
患者循環血液の接触活性化表面への接触を実質的に同時に行なう方法、及び接触
を投与前に行なう方法にも関する。
“実質的に同時”ということは患者血液を最初に接触活性化表面に接触させる前
240時間、好ましくは120時間から接触後72時間の間にインターフェロン
及び/又はIL−6の投与を行うことを意味する。しかし、好ましい態様におけ
るインターフェロン投与は患者血液の接触システム活性化表面への接触又は侵害
性(invasive)外科手術を行う前4から48時間、好ましくは8から2
4時間の期間に行なわれる。他の好ましい態様においては、患者血液を接触シス
テム活性化表面への接触又は侵害性外科手段を行う前72.48及び24時間と
いうように約24時間間隔でインターフェロン及び/又はIL−6の投与を何回
か行なわれる。
治療効果量のインターフェロン、好ましくはインターフェロン−ガンマの投与も
、C1インヒビター欠乏症による患者の臨床的症状の効果的治療法である。患者
(ヒト)の01インヒビター欠乏症を診断する方法もよく知られている。カルタ
ー(Ka Iter)等J、 Infeet、 Dis、、151 :1019
−1027 (1985)参照。
これらの方法にはここで述べられているELI SA及びRIE法による血漿C
1インヒビター濃度の直接測定が含まれる。
別に間接的方法でもC1インヒビター欠乏症の存在を診断し得る。たとえば後天
的C1インヒビター欠乏症の患者の血液は補体成分CIQ、C1,C4,及びC
2のレベルが低いか又は検出できない。デービス(Davis)等、Ann、
Rev、Immunol、)、6 :595−628(1988)。それゆえ血
中のこれらの補体成分レベルを測定する検定法はC1インヒビターの欠乏を示す
能力を有する。
さらにC1インヒビター欠乏症は患者の臨床的症状によっても示される。たとえ
ば血管浮腫患者は遺伝的C1インヒビター欠乏により起こることが知られている
特徴的症状を示す。これり症状についてはゲル77ンド(Gelfand)等、
Medicine、58 :321−328 (1979);およびフランク
(Frank)等、 Ann。
Int、Med、、84:580−593 (1976)参照。
C1インヒビター濃度増加量のインターフェロンの投与も侵害性外科手術に関し
治療的に有効である。ここで使用されている″侵害性外科手術”には実質的に同
時に行なわれる付随的医療行為を伴なわない。たとえば皮下注射針などによる患
者の皮膚の単なる破壊は含まれない。
代表的付随医療行為とは真皮を通過し患者の血液や他の体液及び組織に異物、装
置、補綴物、カテーテルなどを接触させる侵害性外科操作である。これらの外科
操作には血液透析、心臓肺バイパス、血管形成などのカテーテル化、動脈バルー
ンアシスタンス及び器官移植が含まれるがこれらに限られるものではない。
1つの態様において、関連する侵害性外科操作は診断目的のラジオグラフィック
コントラストメディア(RCM)のカテーテル化などによる侵害である。RCM
侵害は補体システム活性〔アロヤベ(Arroyave)等、 J、 Immu
nol、、117:1866−1869(1976);ファリード(Faree
d)等、Se+n、 Throrrlb、 Hemostasis。
A218(1988))を引き起こす。したがって本態様はRCM侵害を行うこ
とに付随してのC1インヒビター濃度増加量のインターフェロンの投与に関する
。
さらに本発明はヒト患者に投与して希釈の有無条件下CIINH濃度の好ましく
は少なくとも10%増加させ得る好ましくは無菌的で、かつ好ましくは医薬的に
許容可能な賦形剤を含む医薬組成物に関する。このような組成物には医薬的に許
容可能な賦形剤中インターフェロン−アルファ及び/又はインターフェロン−ベ
ータを混合したインターフェロン−ガンマが含まれ、この中ではインターフェロ
ンが唯一の生物学的活性成分である。各インターフェロンは少なくとも約100
001 U / d、望ましくは少なくとも約100000 T U/−の濃度
で存在することが好ましい。
本発明の別の医薬組成物にはインターフェロンと共にIL−6を含み、この中で
はインターフェロン及びIL−6だけが生物学的活性成分であり、双方とも少な
くとも治療効果を示す濃度で存在する。好ましい態様において含まれる+L−6
及び各インターフェロンは少なくとも約100001 U/d、好ましくは少な
くとも100.000 1U/−の?農度で存在する。
(実施例)
以下の実施例は本発明を説明するものであってこれを制限するものではない。
1、01インヒビターたん白質の単離
クエン酸化した血W1400dにカッコ内に示した最終濃度となるように以下の
ものを混合した;アプロチニン(3331U/d)、ベンズアミジン(0,1■
/m> 、1.10−フェナントロリン(0,01mM)及びフェニルメチルス
ルホニルフルオライド(1mM)。
その後この血漿混合物からサルベセン(Salvesen)等(J、 Biol
。
Chew、260:2432−2436 (1985)、本公開に参考として引
用されている)の方法に従かいCIINHたん白質を単離し、ドデシル硫酸ナト
リウム存在下のポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)による分
析で分子量約110.000ダルトンの実質的に純粋なバンドとして泳動する約
5n+gの精製CIINHたん白質を得た。
2、抗−CIINH抗体の調製
当分野でよく知られている技術により実施例1に示されているように調製した精
製CIINHたん白質を用いてヤギを免疫した。
生成したヤギ抗血清を収穫して抗−ヒトCI INH抗血清を得た。
硫酸アンモニウムによる沈澱により該抗血清から免疫グロブリンを単離した。4
0%硫酸アンモニウム沈澱を調製し、沈澱化したIgG抗体を回収して抗−C1
1NH1gG抗体を得た。
実施例1で述べたように調製した精製CIINHたん白質を製造業者が推薦する
量及び方法を用いCNBr−セファロース4B(ファルマシアファインケミカル
ズ社、アブサラ、スウェーデン)に結合させた。抗−C11NHIgG抗体をセ
ファロース結合インヒビターと混合し抗体−インヒビター複合体を形成するのに
十分な時間維持した。抗体−インヒビター複合体中に存在する抗=CIINH抗
体をひきつづく結合複合体含有セファロース結合物の処理により回収し、アフィ
ニティー精製抗−CIINH抗体を作った。
3、 インビトロでの肝細胞によるC1インヒビターの分泌A、インターフェロ
ン処理肝臓がん細胞系列により産生されるC1インヒビターの検出
アメリカンタイプカルチャーコレクション(HB8065゜HB8064及びC
RL8024.ATCC,ロックビル、MD)から得られるヒト肝臓がん細胞系
列)(epG2、Hep3B及びアレキサンダーPLCを各々10%ウシ胎児血
清、L−グルタミン及び抗生物質を含むRPM11640培地中で培養した。こ
れらの細胞系列の培養物が集密化したとき、培養培地を除去し、0.01〜l0
IU/dのインターフェロン−ガンマを含む新鮮な培地を各培養物に添加した。
第1図に示した各時点に各々の培養物から培地サンプル(培養物上清)を収穫し
、マイナス20℃で凍結した。収穫した培地サンプル中の01インヒビター量を
以下に述べる酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)を用いて測定した。
実施例2に述べてるように調製したリン酸緩衝液−当り2.5マイクログラム(
μg)の濃度のアフイニテイ精製ヤギ抗−ヒトC11NH抗体を含むコーティン
グ溶液約100マイクロリツトルくμg)を平底96六マイクロプレート (イ
ムロン2;ダイナチクラボラトリーズ社、シャンティリー、VA)のウェルに添
加した。このプレートを6時間4℃に維持し抗体をウェルの壁に吸着させた。そ
れからこのコーティング溶液を逆さにして振ることにより除去した。
各ウェルに約100μlのプロンキング溶液(0,05%トウイーン20を含む
PBS中5■/−ウシガンマグロブリン、ll11g/−ウシ血清アルブミン(
BSA) 、1■/ mlゼラチン)を添加した。このプロ7キング溶液をウェ
ル中で16時間4℃に維持し、過剰のたん白質結合部位をブロックした後逆さに
して振ることにより除去した。それからウェルを洗浄溶液(0,05%トウイー
ン20を含むPBS)で3回洗い未結合たん白質を除した。
血清バッフ7(1w/−ゼラチン、0.82%NaC1,0,1w/dチメロサ
ル、1■/dBsA及び0.05%トウィーン20を含む0.OIMリン酸バフ
ファ〕で9:1に希釈した200μlの収穫培地サンプルをブロック化ウェルに
添加し、免疫反応混合物を作った。それからこのウェルを16時間4℃に維持し
免疫反応を起こさせた。その後逆さにして振ることにより免疫反応させたウェル
から収穫培地サンプルを除去し、先に述べたようにウェルを3回洗浄した。
モノクローナル抗−CIINH抗体をズロー(Zuraw)等(J。
AIlergy、 Cl1n、 Immuno+、 ユニ 155 (1984
) )によって報告されている方法で調製した。抗−1gバッフ7(0,82%
NaCl!、0.1mg/−チメソサル、5N/s+fBsA、及び0.05%
トウィーン20を含む0.OIMリン酸バフファ〕中2μg/dの濃度モノクロ
ーナル抗−CIINH抗体を含む約100μl溶液を免疫反応させた各ウェルに
添加し、このウェルを振とうしながら3時間室温に維持した。逆さにして振るこ
とによりモノクローナル抗体溶液を除去し、各ウェルを先に述べたように3回洗
浄した。
抗−1gバッファで1 : 4000に希釈したヤギ抗−マウスIgGホースラ
ディツシュパーオキシダーゼ結合体(カルタグラボラトリーズ、S、F、CA)
を含む約100μlの溶液を各ウェルに添加し、このウェルを振とうしながら2
時間室温に維持した。その後ウェルを逆さにして振ることにより該ホースラディ
ツシュパーオキシダーゼ結合体を除去し、先に述べたように3回洗浄してからさ
らにPBSで2回洗浄した。
バフフy?容液(94mM NazHPOa + 53mMクエン酸、pH4,
6,0、005% HzOi)中1■/−濃度の2.2′−アジノージ−3=エ
チルベンズチアゾリン−6−スルホン酸(シグマケミカル社。
セントルイス、MO,)を含む約100μβ発色基N’4液を各ウェルに加え、
このウェルを振とうしながら20〜60分間室温に維持して発色反応産物を形成
させた。各ウェル中の溶液の光学密度をMR600マイクロプレートリーダー(
ダイナチク、アレキサンドリア、VA)を用いて読み取り生成したCIINH含
有免疫反応産物を測定し、これにより各培養培地サンプル中に存在するCIIN
HIを知ることができる。
上記EL I SA検定の結果を第1図に示す。検出されたC11NH量は精製
CIINHたん白質を既知量含むサンプルに対して得られた光学密度値と比較す
ることにより計算したi当りのナノグラム量(ng)で示される?震度で表わさ
れている。全てのELISA測定値は2回の測定の平均値が示されている。0.
11 U/ml及ヒo、o ] I v/−を含むテストした全てのインターフ
ェロン−ガンマ濃度においてHepG2細胞から分泌されるCIINHIは非刺
激化培養物から自然に分泌される値よりも高かった。この研究の結果はHepG
2細胞培養物へのインターフェロン−ガンマの添加は細胞から分泌されるCII
NHIの投与量依存的増加をもたらすことを示している。
インターフェロン−ガンマ刺激化Hep3B細胞由来の収穫培地サンプルを用い
た場合上述のEL I SA検定において同様の結果が得られた。第2図に示し
たようにインターフェロン−ガンマはHep3B細胞から分泌されるCIINH
Iを増加させる。
インターフェロン−ガンマで刺激したアレキサンダーPLC細胞に由来する収穫
培地サンプルを用いた場合、上述のEL T SA検定においてCITNH分泌
の増加が観測された。しかし、1001 U/ weのインターフェロン−ガン
マを伴う3日間培養後に分泌されるCIINHレベルは累積濃度136ng/−
であったが、これに比してインターフェロン−ガンマ非存在下の培養に由来する
自然に生成されるC11NHレベルは95ng/−である。これらの結果はイン
ターフェロン−ガンマで刺激したときHep3B細胞及びアレキサンダーPLC
細胞の両方ともCIINHの分泌を増加させることを示している。
B、インターフェロン及びIL−6で処理した肝臓がん細胞系列によえ生成され
るC1インヒビターの検出実施例3Aで述べているようにインターフェロン−ガ
ンマを添加する代りに培養物に10010/−の濃度のインターロイキン−6(
IL−6,大阪大学から入手、大阪9日本)を添加したとき、Hep3B細胞及
びHepG2細胞の両方においてCIINH分泌に同様であるが、より低い増加
が見られる。第2図参照。
IL−6刺激によるCIINH分泌の投与量応答性も)(epG2培養物にイン
ターフェロン−ガンマの代りにIIU/−から100IU/−のIL−6を添加
し、その分泌されたCIINHを実施例3Aで述べられているEL I SA検
定法により測定することにより示された。第3図に示されているように、IL−
6はHepG2細胞により分泌されるCIINH量を投与量依存的に増加させる
。
HepG2細胞培養にインターフェロン−ガンマ及びIL−6の両方を同時に添
加することによりCIINH分泌に付加的効果が現れる。HepG2細胞を刺激
する実施例3Aの操作につづいてその細胞培養物を(1> li当り0から10
0OIUの種々の量のインターフェロン−ガンマ及び(2) 1rnI!当り1
00IUの一定量のIL−6、両方を含む新鮮な培地で刺激した。それから収穫
培地サンプル中の01インヒビター量を実施例3Aで述べられているELISA
検定法で測定した。第4図に示されているように、この結果はIL−6の添加は
、インターフェロン−ガンマの投与量とは無関係に1d当り約40ngという比
較的一定に01インヒビタ一分泌レベルを増加させることを示している。
したがって、好ましい態様において、本発明の方法には、治療効果量のインター
フェロンの投与とともに01インヒビタ一濃度増加量のIL−6の投与が含まれ
る。
C,インターフェロン又は他のサイトカインで処理したヒトの初期肝細胞により
生産されるC1インヒビターの検出ヒト初期肝細胞を新鮮な肝臓生検から単離し
、初代培養物を作った。この培養物を種々のサイトカインで刺激し、その培養物
を第1表に示されている時間維持した後培養上清を収穫した。各培養上清中に分
泌されたC1インヒビター量を実施例3Aで述べているELISAを使用して測
定した。この実験の結果は第1表に示されており、またそれはCIINHは約4
4時間後インターフェロンーガンマ刺激化初期肝細胞から分泌され、またその後
CIINHレベルが増加しつづけることを示している。さらにこの結果は初期肝
細胞からのCIINH分泌はIL−6おより腫瘍壊死因子アルファ (TNF)
により刺激を受けることを示している・第 1 表
インビトロにおけるヒトの初期肝細胞によるCIINH分泌1C1■NHX゛I
・
對檄月2 ■−肚 ■−肚 ■−敗 1一旦 土一旦None OO000
rFN 0 0 1.07 1.51 3.98IL−60000,450,6
9
LPS O0000
IL−1’0 0 0 0 0
TNF O000,421,21
1、初期肝細胞によるCIINH分泌はたん白質濃度(n g / ml )で
表わされている。
2.1FNは501U/−で添加したインターフェロン−ガンマを示している。
IL−6は501U/−で添加したインターロイキン−6を示している。LPS
は1100n/ml!で添加したリボ多糖(シグマ)を示している。IL−1は
20ng/−で添加したC。
ジナレロ(Dinarel lo)博士(タフツ大学、ボストン、、MA)から
入手したインターロイキン−1を示している。TNFは20ng/−で添加した
、H,シェパード(Shepard)博士(ジエネテク社)から入手した腫瘍壊
死因子アルファを示している。
D、CIゼインビターの放射能免疫沈降実施例3Aで述べているように培養した
コントロールHepG2細胞及び10010/−インターフェロン−ガンマ処理
HepG2細胞をPBSで3回洗浄し培養培地を除去した。その培養物をさらに
2%FBS及び40μCi/m”S−メチオニン(NEC−009丁。
ニューイングランドニュークリア社、ボストン、MA)を含む無メチオニン培養
培地中で24時間培養した。その後この培地を採取し遠心して標識化培養上清を
得た。
実施例3Aで述べているように調製したモノクローナル抗−CI 1NH抗体サ
ンプルを業者の推薦する方法を用いてセファロース4Bビーズ(ファルマシア)
に結合させた。1m化培養上清100又は250μlをリン酸緩衝液(PBS)
中のセファロース−結合ビーズ50%(ν/V)サスペンション40μlと混合
し、トミーのMT−300で緩やかに振とうしながら1時間室温に維持して免疫
反応ビーズを生成させた(ペニンスララボラトリーズ。
ベルモント、cA)。
この免疫反応後、ビーズをPBS−)ウィーン(0,05%トウィーン20を含
むPBS)で10回洗浄して非吸着たん白質を全て除去した。それからこのビー
ズをサンプルバッファ (0,0625Mトリス、pH6,8,3%SDS、1
0%グリセリン、およびブロモフェノールブルー)に懸濁し、この懸濁ビーズを
沸騰する湯浴で5分間加熱した。次にこの懸濁ビーズを遠心し、その上清を採取
した。該上滑を7.5%ポリアクリルアミドスラブゲルにかけレムリ(Laem
nli)等の方法(Nature、22ユニ 680−’685 (1970)
)に従って電気泳動して免疫吸着たん白質を分離した。電気泳動後ゲルを乾燥し
て過剰の湿気を除きX線フィルムを感光させてオートラジオグラフを作った。
このオートラジオグラフを第5図に示す。このオートラジオグラフは分子量約1
10キロダルトン(K)のたん白質として泳動するCIINHはC1インヒビタ
ー増加量のインターフェロン−ガンマで処理したHepG2細胞により分泌され
たことを示している。コントロール細胞は7日後になって検出可能となる非常に
低いレベルのCIINHを分泌することが分ったが、インターフェロン−ガンマ
処理細胞は処理かられずか24時間以内に大量のC11NHを分泌した。このデ
ータはインターフェロン−ガンマはインビトロ)lepG2細胞を刺激し、CI
INHを合成させることを示している。
4、急性応答を示す患者中の血清CIINHレベル38人の患者からの血清を入
手し、各々を血清たん白質電気泳動プロファール(SPEP)と呼ばれるルーチ
ンで標準化された臨床実験操作でスクリーニングした。19個の5PEPスクリ
ーニング血清は従来の急性応答を示すアルファ、−プロティナーゼインヒビター
の増加を示し、残りの19個の血清は通常のアルファ、−プロティナーゼインヒ
ビターレベルを示した。
また同じ38個の血清をニックx (Nitsche)等(Amer、 J、C
l1n。
Path、)76 : 5 (1981) )により報告されているロケット免
疫電気泳動(IE)操作によりスクリーニングしそれらのCl1NHレベルを測
定した。実施例2で述べたように調製した抗=CIINHIgG抗体をバルビダ
ールバッファ(0,04M/<ルビタール、0.05%アジ化ナトリウム、10
mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA) 、pH8,6)で10=1に希釈し
、ついでバルビッールバッファ中の1.8%(W/V)アガロース溶液で1:1
に混合してニッシェ(Ni tsche)等(上述)の方法に従かい抗体含有ア
ガロースプレートを作った。患者の血清サンプルをバルビタールバッフ13:1
に希釈し、その希釈サンプル10μlを抗体−アガロースプレートに穴をあけた
ウェルに入れてこのサンプルを電気泳動した。
電気泳動したRTEプレート上の生成した沈降アーク(ロケット)を含む領域を
モデル上−20補償ボーラープラニメータを用いた面積測定により測定した(ロ
サンジェルスサイエンティフインクインスツルメントカンパニー、ロサンジエル
ス、cA)。
血清サンプル中のCIINH濃度を実施例1で述べたように調製した既知量の精
製C1インヒビターを含む一連の希釈溶液を用いて得られたロケット面積と比較
することによりロケット面積測定から測定した。急性応答を示す患者に由来する
19個の血清のCIINH平均レベル(平均[C11NH): 35.1±5.
6■/デシリツトル(dl))は19個の正常な血清で測定された平均C11N
Hレベル((CI INH): 26.3±4.1■/dりと比較して有意に大
きかった。
これらの結果はCITNHたん白質レベルがアルファ、−ブロティナーゼインヒ
ビターレベルと相関することを示している。アルファ、−プロティナーゼインヒ
ビターは急性応答の主要成分であることからこの相関関係はCIINHそれ自身
が急性たん白質であることを示している。
5、 インビボにおけるインターフェロン−ガンマによるC1インヒビターの増
加
慢性肉芽腫症(COD)患者に24時間間隔の皮下注射で組換えインターフェロ
ン−ガンマ(ジェネテク社)2百万IUを投与した。最初の注射の直前および最
初の注射後第2表に指示した時間に患者から血漿サンプルを採取した。また注射
を受けていないコントロール供与者からも血清サンプルを採取した。
希釈血清サンプルのウェルに未希釈血漿サンプルを添加すること以外実施例4で
述べたロケット免疫電気泳動(RI E)を用いてCOD患者の1人(患者A)
及びコントロール供与者由来の血清サンプルを分析しCIrNHtM度を測定し
た。
患者A及びコントロール供与者の血漿のRIB分析結果を第2表に示す。
第2表
インビボにおけるC1インヒビターに関するインターフェロン−ガンマの効果の
RTF分析
注射前” 100 237
18時間 137 251
48時間 166 231
120時間 199 NT’
1、 血漿レベルは注射前の患者Aに関して検出された量を100としてその相
対値が示されている。
2、 “注射前”とはサンプルをインターフェロン−ガンマの最初の注射の直前
に得たことを示している。
3、N、T、 とはこの条件のサンプルをテストしなかったことを示している。
第2表にみられるように注射後患者への血1c11NHレベルは連続的に上昇し
、一方コントロール供与者の血漿のCIINHレベルは比較的一定のままであっ
た。この結果はインターフェロン−ガンマがインビボで、愚者のCIINH血管
内濃度を増加させうろことを示している。
またc G D 患者の血漿サンプルをブロック化ウェルに添加する直前に血清
バッファで8.000:1に希釈すること以外実施例3Aで述べられているEL
I SA検定法によりそのCIINHレベルを分析した。COD患者の血漿サ
ンプルのELISA分析の結果を第3表に示した。
第3表
血管内CIINHに関するインビボにおけるインターフェロン−ガンマの効果の
ELISAlj?注射前2 98 103 140
14時間 177
1 日 105 193
3 日 106
4 日 150
1、 このデータ血漿中に存在するCIINHを8g / d t14度で表わ
されている。
2、 “注射前2はサンプルをインターフェロン−ガンマの最初の注射の直前に
得たことを示している。
3、 “A”は第2表で述べたものと同じインターフェロン治療処置を受けた同
じ患者を示している。
この結果は皮下注射によるインターフェロン−ガンマ投与後COD患者の血管内
CIINHが増加することを示している。
4人のリューマチ関節炎患者に皮下注射により週に1度2百万IUO組換えイン
ターフェロン−ガンマ(アムゲン)を投与した。
最初の注射の直前および患者に応じ注射後的2〜4週開目に血漿サンプルを採取
した。それから血漿サンプルをCGD患者サンプルについて上述したRIEによ
り分析した。
4人のリューマチ関節炎患者由来の血漿サンプルを用いて得られた結果を第4表
に示す。
第4表
リューマチ関節炎患者におけるインビボでのCIインヒビターに関するインター
フェロン−ガンマのRIE分析注射前” 1.546 1.438 1.053
1.381注射後32.134. 1゜703 1.702 1.6891、
数字は指示された時間に患者A−Dから得た血漿サンプルに関しプランメーター
で測定したRIEロケットの表面積を示している。
2、″注射前”とはサンプルをインターフェロン−ガンマの注射直前に採取した
ことを示す。
3、 “注射後”とはサンプルを患者に応じてインターフェロン−ガンマの最初
の注#!i後2〜4週間目に採取したことを示している。
この結果はインターフェロン−ガンマの注射を受けた全ての患者の血管内C1イ
ンヒビター濃度が増加していることを示している。
これまで述べてきた事項は本発明を説明するものであって、これを制限するもの
ではない。本発明の精神および範囲を逸脱することなしに多くの変化および修正
を行ない得る。
CIINH(ng/mリ −
1日月 3日月 1日月 3日目
FIG、 2
C11NH(ng/ml)
C11NH(ng/ml)
コントロール IFNγ
日 :1 3 5 7 1 3 5 7FIG、5
国際調査報告
1mmwMI A+t″′1teallee No、 、、、、、、q、、、、
。
Claims (19)
- 1.C1インヒビター濃度増加量のインターフェロン−ガンマを患者に投与する ことを含む血液障害の緩和的治療法。
- 2.前記インターフェロン−ガンマの量が、患者血中のC1インヒビター濃度を 少なくとも10パーセント増加するのに十分な量である請求項1記載の治療法。
- 3.前記量のインターフェロン−ガンマが皮下注射で投与され、かつその範囲が 前記患者の体表面積M2当り1〜4×lO6IUである請求項1記載の治療法。
- 4.請求項1記載の方法において、さらにC1インヒビター濃度増加量のインタ ーロイキン−6を投与することを含む方法。
- 5.患者の血液を補綴装置を通して循環させる治療法であって、該装置の補綴表 面に該血液を接触させるのと実質的に同時に該患者にC1インヒビター濃度増加 量のインターフェロン−ガンマを投与することを含む方法。
- 6.前記量のインターフェロン−ガンマが皮下注射で投与され、かつ前記患者の 体表面積M2当り1〜4×l06IUの範囲にある請求項4記載の治療法。
- 7.前記装置の補綴表面に前記血液を接触させる前4時間から48時間以内に前 記量のインターフェロン−ガンマを投与する請求項4の治療法。
- 8.前記補綴装置が、以下のもの: (a)心臓肺補装置、 (b)血液透析装置、 (c)動脈補綴物、 (d)静脈補綴物、及び (e)動脈−静脈シャント、 からなる群から選ばれる請求項4記載の治療法。
- 9.請求項5記載の方法において、さらにC1インヒビター濃度増加量のインタ ーロイキン−6を投与する方法。
- 10.外科的に誘導される血液障害の緩和的治療法であって、患者に侵害的外科 操作を行うのと実質的に同時にC1インヒビター濃度増加量のインターフェロン −ガンマを投与することを含む治療法。
- 11.請求項10記載の方法において、さらにC1インヒビター濃度増加量のイ ンターロイキン−6を投与することを含む方法。
- 12.患者に侵害的外科手段を行う方法であって、該患者の血中C1インヒビタ ー濃度を少なくとも10パーセント増加させるのに十分な量のインターフェロン −ガンマを皮下注射投与することを含み、該投与を心臓肺補助装置の補綴表面に 該患者の循環血液が接する4時間から120時間前に行う方法。
- 13.患者に血液透析する方法であって、血液透析装置の補綴表面に患者の循環 血液が接する4時間から120時間前に、該患者の血中のC1インヒビター濃度 を少なくとも10パーセント増加するのに十分な量のインターフェロン−ガンマ を投与することを含む方法。
- 14.C1インヒビター欠乏症の臨床的症状を示す患者のC1インヒビター血管 内濃度を増加する方法であって、該患者に治療効果量のインターフェロン−ガン マを投与することを含む方法。
- 15.請求項14記載の方法において、さらにC1インヒビター濃度増加量のイ ンターロイキン−6を投与することを含む方法。
- 16.患者の血液障害の緩和的治療法であって、該患者にC1インヒビター濃度 増加量のインターロイキン−6を投与することを含む治療法。
- 17.患者の血液を補綴装置に循環させる治療法であって、該装置の補綴表面に 該血液を接するのと実質的に同時に該患者にC1インヒビター濃度増加量のイン ターロイキン−6を投与することを含む方法。
- 18.外科的に誘導された血液障害の緩和的治療法であって、患者に侵害的外科 操作を行うのと実質的に同時にC1インヒビター増加量のインターロイキン−6 を投与することを含む方法。
- 19.C1インヒビター欠乏症の臨床的症状を示す患者の血管内C1インヒビタ ー濃度を増加させる方法であって、該患者に治療効果量のインターロイキン−6 を投与することを含む方法。
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