JPH03501027A - エネルギー基質 - Google Patents

エネルギー基質

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JPH03501027A
JPH03501027A JP1509652A JP50965289A JPH03501027A JP H03501027 A JPH03501027 A JP H03501027A JP 1509652 A JP1509652 A JP 1509652A JP 50965289 A JP50965289 A JP 50965289A JP H03501027 A JPH03501027 A JP H03501027A
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JP1509652A
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リンドグレン,スヴアンテ
エネクル,ウツラ
サンドベルイ,イヨラン
ヴエルネル,トム
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カビヴイトルム・アクチエボラーグ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エネルギー基質 本発明は医薬用のエネルギー基質に関するものであり、臨床栄養の分野に関係が ある。この分野は、補乳類のB腸及び非経口栄養のすべての形態に関係している 。
種々の形態の臨床栄養の対象となる患者群は、栄養状態がよくないことが多い。
この状態は、重篤な外傷、例えば深部及び広域火傷、外科外傷、重篤な身体障害 、種種の形態の癌又は敗血症の原因であることがある。他の群は、生理学的、解 剖学的またはその他の理由、例えば意識喪失から食べることができない患者を包 含する。しかしながら、重篤な外傷の場合には末梢組織中のグルコースの利用が よくないので、代謝像は複雑である。血中グルコース及びインシュリン値は増加 するが、それによってエネルギーは全く獲得されないか又はあまり獲得されない 。インシュリン抵抗性を伴ういわゆる末梢グルコース不寛容がおこる( Gum p F、E、 、 Long C,、K11lian P、及びKinney  J 、 M、 TRAUMA 14(51: 57 B〜38 B 、 197 4/Black P。
R,、Erooks D、C,、Ba5say P−Q、 、 WolfeR− Ro及びWilmooreD、 W、 ANN、 5URG、 196 (4)  : 420〜455 、1982/Drobney F、。
C,、Abramson E、 C,及びBaumann G、J 、 CLI N、 ENDOCRINOL。
METAB、 58(4) : 71 D 、 1984等)。
グルコース不寛容の場合には、脂肪の酸化も低下し。
ケトン体代謝は変化せず、このことは全エネルギー回収1081 、19741 0’Donnel T、F、 、 Blacburn G、L、 ” Prot eolysisassociated with a deficit of  periferal energy fuelsubstrates in 5 eptic man ” (r成力症の人における末梢エネルギー燃料基質の不 足を伴うタン・にり質分解」)SURGERY 80 : 192〜200.1 972)。このような状況においては、身体はエネルギー源として異なった体タ ンパク質を代謝し、その結果多かれ少なかれ極度のタンパク質異化の状況を生じ る。
臨床像を正常化し、種々のストレス状況において枝分れアミノ酸の濃度を復旧す る多くの試みがなされているが、結果はさまざまである。
前述したとおり、外傷および敗血症はグルコース不寛容及びインシュリン抵抗性 を伴5゜このことはグルコース、ラクテート、ピルベート及びアラニンの高い血 漿、濃度及び筋肉エネルギー変換の顕著な変化を生じる。正常被検者hロイシン 、バリン、アスパラギン酸ン酸、グルタミンおよびグルタミン酸の遊離を示す( 5μmot/m2及び分)。しかしながら、この遊離は敗血症及びいくつかの外 傷状態の場合には約80俤増大する(8〜9μmo17m2及び分)。
血漿は、ケトン体、枝分れアミノ酸及びアルジミンの低濃度、又トリグリセリド 、芳香族アミノ酸(トリプトファン、フェニルアラニン及びチロシン)、メチオ ニン及びヒスチジンの高濃度、ならびに循環ラクテート及びピルベートの濃度増 大を示す。この病理像が正常化されない場合には、患者は死亡する( Birh ahn R,H,及びBorder、7.R,Am、J 、C11n、Nutr 、31 : 456〜441 .1978/BirkhahnR,H,及びBo rder J、R,JPEN 5(1) 、 1981 )。
枝分れアミノ酸、主にロイシンは、実質的に末梢タン・ぐり質蓄積(筋肉)にお いて酸化されるが、残余のアミノ酸、イソロイシン及びバリンもこれらの蓄積中 で酸化される。このことは、例えば、この患者群が有している枝分れアミノ酸の プールが次第に枯渇することを意味する。このことは、次に肝臓のタンパク質合 成の低下を招来する。
肝臓は、エネルギー基質として種々のアミノ酸、主にアラニンを種々の程度に利 用する。内臓(腸等の壁)は、主にグルタミンをエネルギー源として利用する(  Ryan N。
T、、 Blackburn G、L、及びClowas Jr、 G、H−A 、 METAB、 23(11) :1081/1974/○’Donnel  Jr、 T、F、 、 Clowas Jr、 G、H,A、 。
Blackburn G、L、 、 Long C,L、及びKinney J 、M、 5URGERY 68(1):168〜174.1970 )。
要約すると、外傷及び敗血症においては、次の代謝条件が存在する。
a) 筋肉タンパク質のタンパク質分解の増大及びアミノ酸の酸化の増大。
b)過血糖症。(肝臓は、高いインシュリン値にもかかわらずグルコースを生産 し続ける) C)グルコースの末梢吸収の増大。
e)ピルベート代謝の抑制の結果としてピルベートの酸化の低下。
f)ラクテート、アラニン及びピルベートの生産の増大。
g)筋肉細胞中のグルコース代謝に対するインシュリンの効果の感受性の減少( インシュリン抵抗性)。
h)多くの外傷の状況において血漿グルタミン濃度の減少も存在する。
インシュリン抵抗性を伴うグルコース不寛容は、受容器後の欠損として確立され ている( Black P、R,、BrooksO,C,、Be5sey P、 Q、 、 Wolfs R,R,及びWilmore D、W、 ANN、 5 URG。
196 (4) : 42 (]−435、1982/Drobny E、C, 、Abramson E、C。
及びBaum、 ann G、L、 CLIN、 ENDOcR,METAB、  58 (4) ; 710 。
1984)。これは、グルコースがピルベートにのみ代謝され、ピルベートを含 むことを特徴とする。代謝遮断は、ピルベートデヒドロゲナーゼ及び(又は)ピ ルベートキャリヤーにおいておこる。この最終の結果は、ミトコンドリアマトリ ックスがアセチル−CoAへの変換のために解糖からエネルギー基質を受取る量 が少なくなるということである。細胞のグルコース要求が満たされないので、イ ンシュリン濃度は再び増加する。このようにして、細胞がグルコースから受取る エネルギーが多くなることなしにインシュリン値が増加する。この結果糖尿病様 の状況が生じる。
ひとまとめにして考えると、前記の事実はストレスの状況における枝分れアミノ 酸についての複雑な代謝条件を説明して因る。正味の結果はエネルギー変換の障 害であり、ここでは唯一の利用できる基質(BCAA 、枝分れアミノ酸)がい くらかの制限を伴うがエネルギーに変換される。
この範ちゅうの患者に非経口的に全栄養を投与する時いくつかの事柄が観察され る。
1)グルコース不寛容の場合グルコースのみの静脈内投与は、概して負の効果の みを有する。
2)例えば敗血症の場合脂肪の静脈内投与は、ある場合には直接禁忌である可能 性がある。通常肝不全があっても脂肪代謝は変化しないままである。
3)クルコース不寛容を伴う前述したストレスの状況においてはグルコースの置 換物を見出すことが必要である。
4)枝分れアミノ酸の投与は、種々の結果を与え、ある場合には本質的にストレ スを生じる可能性がある。その上、これらのアミノ酸の酸化の結果血中窒素代謝 物が増加し、肝臓の機能が傷害されている、例えば内毒素ショックを伴う敗血症 の場合には、血圧低下のために、例えばアンモニアの腎臓排泄に障害をきたし、 それは脳に対してきわめて有毒であると考えられるという事実に鑑みて、強く疑 問視されなければならない状況である。
5)可能性のある新しい基質は、正常な代謝条件においス及び脂肪を代替するこ とが可能であるべきである。
ピルベートは、ある程度は、機能復帰効果によって枝分れアルファーケト酸に対 するデヒドロゲナーゼを障害する可能性がある。その上、高いピルベート濃度は 、枝分れアミノ酸のアミン基転移においてアルファーケトグルタミン酸からのグ ルタミン酸の生成を遮断しうる(インビトロ)こともわかっている。外傷の場合 循環面のグルタミン濃度が大きく低下するという事実はこのことを支持する(  C1oves Jr、 G、H,A、 、 Randall H,T、及びCh acJ。
JP’EN 4(2) : ’195〜205 、1980/Van Hins berg V、W、。
Veerkamp J 、H,、Engelen P、J 、M、及びGhji sen W、J、 BIOCHKIJ。
MED、 20 : 115〜124 、1978/Buse M、G、、 B iggers J、F、。
Karen H,F、及びEu5e J、F、 J of BIOL、 CHE M、 247 : 8085〜96.1972)。しかし、ピルベートデヒドロ ゲナーゼ及び(又は)ピルベートキャリヤーは、ある程度、アルファーケトロイ シンにより(それより小さい程度にアルファーケトイソロイシン及びアルファー ケトバリンにより)競合的に阻害される可能性があり、このことはインビトロの 実肢において立証することができる。
しかしながら、ラット肝臓の細胞について実施されたインビトロ実験の場合には 、脱カルがン酸速度は、対応する枝分れアミノ酸の場合に得られる促進速度より も2〜9倍速い速度で枝分れアルファーケト酸によって促進された。このことは 、枝分れケト酸が一部分グルコースを代替することができる時有利である。エネ ルギー増強源として枝分れケト酸が使用される実験は以前は実施されていない。
その代りに、例えば尿毒症及び肝臓病の患者に対して、窒素を含有しないアミノ 酸置換物を投与するために枝分れケト酸を用いる実験は意図されていた(ドイツ 特許第2335215号、第2355216号、米国特許第4100161号、 第4100160号、ヨーロッパ特許第0227545号)。
しかし、遊離形態の枝分れケト酸を含有する溶液はこれらの酸の安定性がきわめ てよくないので、該溶液を製造しかつ貯蔵することは実用上困難であった。異な るキャリヤーまたは基質例えばアルカリ金属及びアルカリ土類金属のような金属 に結合された酸もまた安定性のよくないことを示した。貯蔵中のケト酸の安定性 及び耐久性不良の問題に対する一つの解決策は滅菌ヂ過され、凍結されている濃 厚溶液を使用することである。使用する前に該ケト酸濃厚物は解凍され、正しい 濃度に希釈される。
耐久性が有意により優れた枝分れアルファーヒドロキシ同族体も使用されていた 。しかしながら、これらの同族体は窒素を含有しないアミノ酸置換物としてのみ 使用されていた(ドイツ特許明細書簡2335216号他)。
本発明は前述の欠点を除き、栄養供給用の安定なエネルギー基質を提供する。該 基質は体中で所望のケト酸に変換される。
本発明によれば異化状態での、哺乳類に対する投与用のエネルギー基質が提供さ れる。該エネルギー基質は下記の一般式 (式中R1は水素であるかまたは直鎖もしくは枝分れのアルキルまたはアルケニ ルであり、R2は直鎖もしくは枝分れのアルキルまたはアルケニルであるが、R 1が水素の場合にはR2は常に枝分れのアルキルまたはアルケニルであり、R1 およびR2は一緒で2〜6個の炭素原子を有し、nはOまたは1であり、人は水 素または薬学的に許容しうる金属陽イオンである)を有する少なくとも1種のヒ ドロキシカルボン酸を含むことを特徴とする。
ヒドロキシ基が常にカル?キシル基のアルファー位に存在するようにn ld  Oの値を有するのが好ましい。ヒドロキシ基がベーター位を占めることも可能で あるがその場合nは1である。
前記一般式の化合物はL−α−ヒドロキシ−イソカシローヒドロキシイソ吉草酸 からなるのが最も好ましい。
薬学的に許容しうる金属陽イオンは主にアルカリ金属またはアルカリ土類金属例 えばナトリウム、カリウム、カルシウムもしくはマグネシウムからなるが、しか しその他の無毒性金属、特に鉄が塩形成剤として使用されることもある。
本発明で用いられるヒドロキシ酸は、通常適用することができる用量すなわち体 重i kgあたり1〜10Fの用量で無毒であることが見出された。該エネルギ ー基質は、必須枝分れケト酸に対する前駆物質を投与する場合に正常状態及び外 傷状態の生物にエネルギーを供給する。これらの化合物は安定であり、従って該 エネルギー基質は分解せずにオートクレーブまたは殺菌処理されることができる 。
本発明のエネルギー基質は単独でヒト及びその他の哺乳動物に投与することがで きる。該基質はまた1成分として、非経口栄養剤投与用のその他の組成物例えば アミノ酸及び(または)炭水化物の溶液または脂肪乳液と一緒に包含されること も可能である。
添付図面において第1〜4図は、ラットに本発明のエネルギー基質を与えた種々 の実験で得られた結果を説明している。
本明細書中において枝分れヒドロキシ酸は枝分れアミノ酸(例えばロイシン、イ ンロイシン及びバリン)を意味し、そのアミノ酸のアミノ基がヒドロキシ基に置 き換えられている(エネルギー含量的25KJ/9)。生成する酸は特異的酵素 反応によってそれぞれのフルファーケト酸に変換されうる。これらの変換に関与 する酵素は一般的に大部分の哺乳類の種々の器官中に見出される。この関係は下 記のように書き表すことができる。
できる)。
枝分れヒドロキシ酸は通常り型を有するが、しかしある種のD型はいくつかの種 の哺乳類で使用されうる( C1ose j H、New Engl、 J 、  Med、 March 21 、 pages 665〜667゜1974) 。
アミノ酸置換物としての枝分れヒドロキシ酸についての実験では、核酸がそれぞ れのアミノ酸を生成し得ることが示されている( Chow KW and W alser M、 J Nutr 105 :372.378.1975: P ondWG et al、 J Nutr 83:85〜93゜1964 :  Chawla RK and Rudman D、J、、 J C11n In vest 54 :271〜277.1974.ate )。
すなわち、枝分れヒドロキシ酸がそれぞれのケト酸に変換され得ることは数名の 著者によって示されている。本発明はこの事実を利用している。それは生成する ケト酸が7ミノ基転移工程を除外することによって直接、枝分れアミノ酸の酸化 中に基質として含まれているからである。α−ケトロイシンの代謝経路は下記の とおりである。
α−ケトロイシン→イソバレリルーCoA→β−クロトニル−CoA→→β−メ チル−グルタコニルーCoA−クエン醒回路→呼吸鎖。
α−ケトロイシンの最終生産物はアセチル−COA及びプロピオニル−CoAで ある。後者はスクシニル−CoAに変換されるが、これもα−ケトバリンの最終 生産物である。スクシニル−CoAはすでにクエン酸回路中に存在しかつエネル ギー回収の呼吸鎖中にも存在する( NADH十H”及びFABH2)。枝分れ α−ヒドロキシ酸は前述のようにして枝分れα−ケト酸に代わる代替エネルギー 基質として使用することができる。
枝分れα−ヒドロキシ酸がエネルギーを生成する別の可能性は、核酸が直接ミト コンドリアの内膜を通過してマトリックス中に入り、そこで酵素的に(ラクテー ト−デヒドロゲナーゼにより)それぞれのα−ケト酸に変換されることによる。
この反応は下記のように往復反応(←一つ として記載することができる。
上記系はマウスの精子について記載されている( Gerezdo Burgo s et al、 Biochem Biophys Res Comm 81  (21: 647$−649、1978: Burgos Cet al、  Biochem J 208 : 413〜417゜1982)。この系は一部 には生成されるα−ケト酸の酸化によりそして一部には細胞質ゾルの水素放出に よってエネルギーを生成することができると考えられ、そして直接NADH”H +として呼吸銀に入ることができる。
本発明のエネルギー基質は遊離形態または前述の塩形態の枝分れヒドロキシ酸を 1個またはそれ以上含有する水溶液の形態で投与されうる。また、このような栄 養溶液はさらに別の栄養成分例えばアミノ酸、炭水化物及び(−!たは)脂肪を 、栄養剤投与の理由、患者の状態などのような条件に関連した要因に適応した割 合で含有することが多い。
須アミノ酸と組合せて塩としての枝分れヒドロキシ酸を0.1〜10重量係含有 することができる。該溶液はまたダルコースまたはフルクトースを含有すること もできるし、カルニチンさえも0.01〜IC1/Aで添加され得る。
該溶液はまた脂肪乳液形態で脂肪を含有することもできる。その際存在する脂肪 の量は患者の臨床状態に適応させる。例えば敗血症の場合には少量の脂肪が投与 されるが、重篤な外傷例えば火傷傷害の場合には1日当たり200fまでの多量 の脂肪が必要とされることもある。
本発明の溶液はまた完全栄養を与えるのに必要なその他の成分例えばビタミン、 電解質および微量元素を含有することができる。
本発明エネルギー基質の溶液はまた非経口投与用溶液に使用される慣用の補助物 質を含む。該補助物質としては声及び浸透圧調整のだめの剤、保存剤および安定 剤並びに当業者に自明のその他の物質がある。
本発明のエネルギー基質をその他の栄養成分例えば前述のアミノ酸溶液、炭水化 物溶液及び脂肪乳液と一緒に投与する場合には、ヒドロキシ酸の溶液中にそれら を一緒に混合して単一組成物として投与することができる。
しかしながら、ある場合には混合物の種々の成分が最終製剤の安定性を不十分に してしまうように、互いに有害に作用することもちる。そのような場合にはこれ ら種々の成分を患者に投与する直前に別々の貯蔵容器から取出して、例えば分枝 パイプまたはその他の混合器を用いて互いに混合物にすることによって投与する ことができる。
本発明のエネルギー基質は今日の製薬実施に従って慣用手法で調製される。使用 するヒドロキシ酸は水相中に容易に溶解されることができる。場合により使用す る添加物質は核酸の前または後のいずれかに加えられる。−の調整後、必要に応 じて混合物を滅菌する。通常は混合物をオートクレーブまたは滅菌濾過処理する ことによって滅菌される。当然のことでちるが、混合物中に含まれる全ての成分 は!B$上好ましい品質であること及び混合物は、その成分が分解されないこと または何か他の方法で損われないことが保証されるような条件の下で調製される ことが重要である。すなわち使用する水は当然滅菌性であり、発熱性物質を含有 しない。混合物は通常、酸化を回避するように不活性ガスの保護物例えば窒素ガ スの下で調製される。得られた製剤もまた慣用の注入容器中、保護ガス環境の下 に貯蔵され5る。
前述のように、本発明の栄養剤基質は栄養素が正常な方法では投与され得ない異 化状態において哨乳類主としてヒトに投与することを第一に意図している。投与 は非経口的に1通常は静脈内になされるのが好ましい。しかし状況が許すならば 、投与は例えば胃管を用いて経腸的に実施されることもある。
以下に本発明を実施例により詳記するが、本発明はそれに限定されるものではな い。
実施例 1 L−ロイシンl1i2 (L−α−ヒドロキシ−イソカシロン酸)及びL−バリ ン酸(L−α−ヒドロキシ−イソ吉草酸)のそれぞれをそれ自体で21.69ず つ窒素ガス雰囲気中1(おいてVami♂14(必須及び非必須アミノ酸を含有 する電解質−遊離アミノ酸溶液)1!中に溶解してそれぞれが1ノずつの溶液2 種を得た。これらの溶液を一般に容認された製薬基単に従って滅菌済過し、+8 5℃で2.5時間殺菌処理してから動物実験用に用いた。体重180〜1902 のスプラグ−ダウレイ(Sprague−Dawley )種ラットの雄にサド ルで保護した中心静脈用カテーテルを外科手法で移植した( Roos eta l、 1981 )。全非経口栄養物を下記の標準処方の形態で投与した。
脂 肪 B、 o t、Acg体重及び24時間窒 素 1.2f/kg体重及 び24時間供給される全エネルギー 1257KJ、49体重及び24時間NP C(非タンパク質カロリー) 1098KJ/ky体重及び24時間液 体 3 00眸匈体重及び24時間 グルコース対脂肪の割合は70730エネルギー係であった。エネルギー基質か ら得られたエネルギーの割合はNPCの約5チであった。全非経口栄養混合物( TPN) (標準処方)は電解質を含まないVaminRl 4、グルコース溶 液50俤及びIntralipid’ (静脈内栄養素供給用の脂肪乳液)20 係を適当な割合で混合し次に適切量の電解質、微量元素及びビタミンを加えるこ とによって得られた。
1週間(20時間/日)の連続注入の後に、1つの群あたり6匹の割合で、それ らのラットを任意に6つの群に分けた。1つの群は前の場合(標章群)と同じT PN −プログラムで続けた。その他の群(供試群)はグルコースと同一のエネ ルギー量に相当する収量のL−ロイシン酸2り及びL−バリン酸22を摂取した 。その他の点においてはこれら供試群は標準群と同じTPN処方で処理された。
実験を連続9日間続け、その間に各動物の重量を毎日記録し、尿を集めて凍結し た。試験期間の終了時に各ラットをペンドパルビタール麻酔をかけて心臓穿刺に よって殺し、ラットの死体を肉眼で調査しながら解剖を実験中に記録された重量 増加は添付図面の簡単な説明されているが、それからは前記6つの群の間に実質 的な重量の差はなかったことが分かるであろう。各動物の多くの器官の相対重量 も調査したが、結果は表1に示されたとおりである。その表からは各群の間で有 意の差は全く見出されなかったことが分かる。体器官及び死体の水含量及びまた 暦日あたりの尿中尿素の窒素分泌についてさらに調査をしそしてまた血中化学物 質の分析も行った。これら調査のいずれもは相異なる動物群の間に有意の差を全 く示さなかった。
要約すると、これらの結果からはロイシン酸及び・クリン酸がエネルギー基質と して機能すること及び実験した各動物が静脈内投与された用量を十分に許容し得 ることが分かる。
表 1 9日間にわたってTPNを投与した後の器官の相対重量(平均値+SD ) A群 8群 0群 n 5 6 6 肝臓CfAC9> 30.58±1.31 52.06±0.39 31.22 ±2.77牌FiA (fAq) 3.23±0.25 2.91±0.14  5.85±1.50腎臓(9Aダ) 8.34±0.46 8.90±0.35  8.84±0.40肺 (もA9) 4.99±0.21 4.89±0.2 9 5.08±0.24心臓(2/にり) 4.2i±0.14 4.15±0 .12 4.28±0.31胸腺Cf7にり) 2.77±0.65 2.32 ±0.24 2.30±0.37A群:標単群 B群=2fロイシン酸 C群=2fバリン酸 実施例 2 Sprague−Dawley種ラットの雌を実施例1に従って処理した。各動 物を1つの群あたり6匹の割合で任意に3つの群に分けた。全非経口栄養物を下 記の標準プログラムに従って投与した。
第1群 標準溶液 n = 6 第2群 L−0イシン酸2 f /ky体重及び24時間 n = 6第3群  L−ロイシン酸4 f /ky体重及び24時間 n = 75前記実験の場合 と同様に、各TFN溶液は等カロリーであった。すなわちL−ロイシン酸を摂取 した群の場合にはグルコース形態における等エネルギー量がTPN溶液から回収 された。
重量増加の安定化(範囲2.3〜2.897日及びラット)の後に各ラットをそ れぞれの群から取出して、14C(U)標識化L−α−とrロキシーインカプロ ン酸による実験を続けた。
実験は空気量、酵素消費量及び二酸化炭素生産量を記録することができる間接的 熱量測定の一つの方法で実施した。L−ロイシン酸の酸化から誘導されている放 射性二酸化炭素を集め、放射能の量をシンチレーションカウンターで測定した(  Lindmark L et al、 1986 )。
これらの結果は、動物が適切なエネルギー量(1257KJ 7kg )を摂取 する場合でさえもL−ロイシン酸が酸化されるということを示した。しかしなが ら、前述の実験と同様K、種々の群で各動物の重量増加と体組成との間に差異は 全く観察されなかった。このことはL−ロイシン酸がグルコースの代りに代謝す るということを指摘している。
第2図は実験中における相対的な尿分泌、L−ロイシン酸の酸化及び取り込みを 説明している。累積酸化は投与された量の32〜55係で変化し、酸化された物 質の最大絶対量は最大投与量群すなわちL−ロイシン酸4φり体重及び日の場合 に得られた(第3図及び第4図参照)。
実施例 3 Sprague −Dawley種ラットの雌を実施例1と同じように処置し取 扱った。次に各動物を、標準群にする6匹と供特表千3−501027 (6) 試群にする8匹との2つの群に任意に分けた。供試群ではL−ロイシン酸の投与 量を10.02/kf体重及び日lて調整した。各用量を投与する溶液は実施例 1に記載したのと同じ原則に従って、すなわち必須及び非必須アミノ酸を含有す る電解質−遊離アミノ酸溶液中<t L−ヒドロキシ−ロイシン95.6 fを 溶解することによって調製した。
声はNaOH及びKOHを含有する溶液を加えることにより5.2に調整した。
次に栄養剤溶液を滅菌濾過し、+85℃で25時間殺菌処理した。全非経口栄養 物を下記の標準処方に従って投与した。
脂 肪 8、Of/に4体重及び24時間窒 素 1.2b42体重及び24時 間供給される全エネルギー 1257 KJ /kg体重及び24時間NPC( 非タン・ξり質カロリー) 1098KJ/に9体重及び24時間液 体 3Q  Q ml/にり体重及び24時間グルコース(L−ロイシン酸を含む)対脂肪 の割合は70150エネルギー係であった。エネルギー置換物から得られたエネ ルギーの割合はNPCの23俤であった。
TPN混合物は電解質を含まないVaminRl 4、グルコース溶液50係及 びIntralipitR20%を適当な割合で混合し次に適切量の電解質、微 量元素及びビタミンを加えることによって得られた。標準群は等カロリーのTP N規定規定長取し、供試群もL−ロイシン酸を除外すれば同様に摂取した。ナト リウム及びカリウムは供試群と標準群両方に等量投与された。各動物に連続10 日間注入し、その間に体重を記録し尿を集めた。次に各ラットを1暦日間絶食さ せついでベンドパルビタール麻酔をがけて心臓穿刺により殺した。次に肉眼で調 査しながら解剖を行い1種々の体器官の重量を測定した。
最後の3日間の実験中、各動物の成長も測定したが、種々の群の動物間の成長に 本質的な差異は存在しないことが立証された。前記の注入期間および1日の絶食 期間に続いて行った血液、化学分析では種々の群の動物間に有意の差は全くない ことが示された。動物を殺した後に動物の各器官の重量を測定したが、有意の差 は見出され要約すると、これらの結果はL−ロイシン酸がその投与される用量で 十分許容されそしてエネルギー基質機能を果すということを示している。
曖 之 峙 多口口 < −〇 <−〇 国際調査報告 1slffl?6R8lAImmsl1mNa、PCT/5C89/Doム71

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R1は水素であるかまたは直鎖もしくは枝分れのアルキルまたはアルケニ ルであり、R2は直鎖もしくは枝分れのアルキルまたはアルケニルであるが、R 1が水素の場合にはR2は常に枝分れのアルキルまたはアルケニルであり、R1 およびR2は一緒で2〜6個の炭素原子を有し、nは0または1であり、Aは水 素または薬学的に許容しうる金属陽イオンである)を有する少なくとも1種のヒ ドロキシカルボン酸を水溶液状態で含有することを特徴とする、異化状態での哺 乳類に対する栄養剤投与用のエネルギー基質。 2)請求項1の式においてnが0であることを特徴とする、請求項1記載のエネ ルギー基質。 3)ヒドロキシ酸がL−α−ヒドロキシ−イソカプロン酸、α−ヒドロキシ−β −メチル吉草酸およびL−α−ヒドロキシ−イソ吉草酸のうちの少なくとも1種 を包含することを特徴とする、請求項1または2に記載のエネルギー基質。 4)少なくとも1種のヒドロキシカルボン酸を0.1〜10重量%含有すること を特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のエネルギー基質。 5)複数のアミノ酸をさらに含有する水溶液の形態で存在することを特徴とする 、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載のエネルギー基質。 6)乳化形態の代謝性脂肪をさらに含有することを特徴とする、請求項1〜5の うちのいずれか1項に記載のエネルギー基質。 7)炭水化物、ビタミン、電解質および微量元素である成分を1種以上さらに含 有することを特徴とする、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載のエネルギ ー基質。
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