JPH0348313B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は排水性の低下した既設暗キヨを改良す
る為に、その暗キヨの直上部が簡易にかつスピー
デイーに探索できる探索方法に係るものである。

（従来の技術） 従来より、圃場あるいはゴルフ場のグリーン等
の地耐力の向上あるいは植生物の生育を良好にな
らしめる為に、暗キヨ排水溝を掘削し該排水溝に
穿孔プラスチツクパイプ等の排水管を載置した
後、掘削土壌を埋めもどす暗キヨ施工方法が行わ
れている。ところが時間を経過すると埋戻し土壌
の間隙を流れる水より土魂が崩壊して、埋戻し土
壌の透水間隙を閉鎖して暗キヨの排水効果を低下
させることが指摘されていた。

（発明が解決しようとする問題点） このように排水効果の低下した暗キヨの排水能
力を回復させるには、敷設されている暗キヨ排水
管を掘り起し、これらの保護材を取り変えたり、
新しい暗キヨ排水管に取り変えたりしており、多
大の経費を要していた。そこで近年既設暗キヨを
そのままにして、管内洗浄と、暗キヨ排水溝直上
部の適宜間隔に亀裂部分を作り、この亀裂部分を
土壌粒化剤により保護し、暗キヨの排水性を向上
させる方法が提案され普及しつつある。

この方法は極めて安価にかつスピーデイーに暗
キヨの排水能力を回復させることができることか
ら、非常に有効な手段であるが一つの難点があつ
た。それは暗キヨ直上部が非常に探索しにくいと
いうことである。

従来の探索方法は検土杖で探索していたが、挿
し込みと引き抜きに非常に労力がかかると共に、
直上部であつても埋め戻し土壌が不透水層となつ
て固くなつていることから検土杖では手ごたえが
ない為、暗キヨ直上部に挿し込んでも気づかづ通
りすごしてしまい、探索は困難を極めていた。

そこで本発明者は、簡易かつ正確に暗キヨ直上
部を探索する方法につき種々検討した結果、検土
杖を挿し込む際に高圧ポンプよりの圧力水を利用
すればよいとの知見に基き本発明に到達した。

（問題点を解決する為の手段） 以下本発明の構成を説明する。

まず暗キヨ直上部探索に用いる検土杖１につき
説明すると、Φ15〜20ｍ／ｍ、長さ100〜130cmの
鋼管パイプの内部には水吐出口２が内蔵されてお
り、先端は３は地中に挿し込み易いように斜めに
カツトされ末端には圧送される水の開閉バルブが
４が取り付けられている。

この探索杖には末端部分にポンプ５よりのばさ
れてたΦ8〜10ｍ／ｍ、長さ50〜150ｍの高圧ホー
ス６が連結されており、ポンプより圧送された水
は、探索杖の開閉バルブを開くことにより、水吐
出口より高圧水として噴射される。

次に暗キヨ排水溝直上部の探索方法につき説明
すると、透水性の悪い圃場あるいはグリーン等の
現場にて、設計図面と照らしあわせながら暗キヨ
排水溝の目星をつけ、暗キヨ直上部付近に吐出口
より水を５〜30／分噴射させながら探索杖を挿
し込んでゆき、再び水を噴射させながら抜き上げ
るのである。この場合暗キヨ直上部であること
は、噴射水が地下に吸い込まれる状態になる為容
易に確認できる。

この作業は暗キヨ排水溝の延長線の端と端及び
中間部で該延長線に対して直角に15〜30cm間隔に
行なう。

（発明の効果） 以上のように本発明は、圃場あるいはゴルフ場
のグリーン等において、排水性の低下した既設暗
キヨが埋設された場所を探索する方法として、水
吐出口を内蔵した探索杖に、高圧ポンプより導か
れた高圧ホースを接続し、該高圧ポンプより水を
圧送することにより探索杖に内蔵した水吐出口よ
り水を噴射させながら、暗キヨ直上部付近に探索
杖を挿し込んで暗キヨ直上部を探索することを特
徴とする既設暗キヨの直上部探索方法であるか
ら、極めて省力的にかつスピーデイーに暗キヨ排
水溝直上部が探索できるという効果を有し、その
後の暗キヨの改良に大いに役立つのである。

【図面の簡単な説明】

図面は、検索杖の略図である。 図中１は検索杖、２は水吐出口、３は先端、４
は開閉バルブ、５はポンプ、６は高圧ホースであ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 圃場あるいはゴルフ場のグリーン等におい
   て、排水性の低下した既設暗キヨが埋設された場
   所を探索する方法として、水吐出口を内蔵した探
   索杖に、高圧ポンプより導かれた高圧ホースを接
   続し、該高圧ポンプより水を圧送することにより
   探索杖に内蔵した水吐出口より水を噴射させなが
   ら、暗キヨ直上部付近に探索杖を挿し込んで暗キ
   ヨ直上部を探索することを特徴とする既設暗キヨ
   の直上部探索方法。