JPH0348286Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は運転席への操縦装置の取付装置に関す
るものである。

従来の技術 従来、操縦レバーａと運転席ｂの相対位置は運
転席ｂを移動することにより調整されオペレータ
ｃは第５図のように最適位置を得る。しかし、前
部を覗き込む必要が生じた時、運転席ｂを前方に
移動すると相対位置がずれ第６図のように不自然
な運転姿勢を強いられていた。

考案が解決しようとする問題点 本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは、下部移動体３の移
動により運転席８と操縦レバー７とが移動し運転
席８と操縦レバー７との相対位置を不変にしまた
運転席８のみを移動し操縦レバー７と運転席８の
相対位置の微調整するようにして常に最適な操縦
レバー位置を確保しオペレータの疲労を軽減させ
るようにすることにある。

問題点を解決するための手段及び作用 本考案は、底部１にスライド機構Ａを介して下
部移動体３を前後動可能に且つ所定位置に固定可
能に設けると共に下部移動体３に操縦レバー７を
設け、下部移動体３に運転席８をスライド機構Ｂ
を介して設けて構成してあり、下部移動体３の移
動により運転席８と操縦レバー７とが移動し運転
席８と操縦レバー７との相対位置は不変であり、
また運転席８のみを移動し操縦レバー７と運転席
８の相対位置を微調整するようにしたものであ
る。

実施例 以下、本考案の実施例を第１図及至第３図を参
照して説明する。

１は床部であり、床部１には前後方向にスライ
ドレール２が軌設してあり、スライドレール２に
スライド機構Ａを介して下部移動体３が移動可能
に且つロツク機構５により所定位置に固定可能に
設けてある。下部移動体３の上部中央には前後方
向に上側のスライドレール４が設けてあり、スラ
イドレール４に上部移動体６がスライド機構Ｂを
介して移動可能に且つロツク機構（図示せず）に
より所定位置に固定可能に設けてある。

下部移動体３の側部には操縦レバー７が装備して
ある。上部移動体６はオペレータの運転席を構成
している。

しかして、下部移動体３を移動させることによ
り運転席８と操縦レバー７とを同時に移動させ
る。操縦レバー７と運転席８との相対位置は不変
である。

また、運転席８のみを移動させて運転席８と操
縦レバー７の相対位置の微調整を行う。

考案の効果 本考案は上記のようになるから、下部移動体３
の移動により運転席８と操縦レバー７とが移動し
運転席８と操縦レバー７との相対位置は不変であ
り、また運転席８のみを移動し操縦レバー７と運
転席８の相対位置の微調整することができる。

このために常に最適操縦レバー位置が得られオ
ペレータの疲労を軽減することができるし、前を
覗き込むとき操作しづらい等の不具合が解消でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案一実施例の側面図、第２図は同
平面図、第３図は同正面図、第４図は従来の操縦
装置の取付装置の側面図、第５図、第６図は同作
用説明図である。 ３は下部移動体、７は操縦レバー、８は運転
席、Ａ，Ｂはスライド機構。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 床部１にスライド機構Ａを介して下部移動体３
   を前後動可能に且つ所定位置に固定可能に設ける
   と共に下部移動体３に操縦レバー７を設け、下部
   移動体３に運転席８をスライド機構Ｂを介して設
   けたことを特徴とする操縦装置の取付装置。