JPH0347769Y2 - - Google Patents

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JPH0347769Y2
JPH0347769Y2 JP8592284U JP8592284U JPH0347769Y2 JP H0347769 Y2 JPH0347769 Y2 JP H0347769Y2 JP 8592284 U JP8592284 U JP 8592284U JP 8592284 U JP8592284 U JP 8592284U JP H0347769 Y2 JPH0347769 Y2 JP H0347769Y2
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locking pin
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、旋盤の刃物台に位置決め固定可能か
つ脱着可能な保持台(切削工具ホルダ、切削工具
ブロツク等)に切削工具を保持するようにした旋
盤における位置決め安全装置に関する。
「従来技術」 保持台に切削工具を保持するようにした従来の
旋盤では、切削工具は位置決めされ、クランプ機
構により保持台たるホルダあるいはブロツク等に
固く固定されているものが一般的であつた。
このような従来の旋盤では、切削加工中、プロ
グラムミスにより切削工具がワークに衝突した
り、高能率を追求するあまりに過負荷切削になつ
たりしたとき、切削工具が破損し、ひいては保持
台や旋盤の駆動機構等が破損するおそれがある。
そうなると修復に要する費用と時間が莫大なもの
となるので、別に安全装置を付加したりすること
もあるが、別に設けるので構造が複雑になりがち
で、コストアツプ要因となつていた。
「考案の目的」 本考案は、このような従来の不具合に鑑みてな
されたもので、旋盤に一体的に組み込まれた切削
工具に過負荷が加わつたとき保持具が刃物台から
逃げられるようにする旋盤における位置決め安全
装置を提供することを目的としている。
「考案の構成」 かかる目的を達成するため、本考案において
は、刃物台に位置決め固定可能かつ着脱可能な保
持台に切削工具を保持するようにした旋盤におけ
る位置決め安全装置において、大荷重が加わつた
時には着脱方向に移動可能な程度の強さで前記保
持具を刃物台に固定するクランプ機構を前記刃物
台に設け、切削位置にあるとき前記保持具を係止
して少なくとも一方向は位置決めする係止機構を
前記保持具と前記刃物台のベースとの間に設け、
該係止機構を前記保持具に刻設した係合溝と前記
刃物台のベースに突設した係止ピンとにより形成
し、該係止ピンの係止端および前記係合溝の被係
止端をそれぞれ傾斜面にして係合させ、過負荷が
加わつたとき該係止ピンの係止端が前記係合溝の
被係止端に押されることにより該係止ピンが引込
んで係止解除されるよう該係止ピンを弾撥的に突
出方向に付勢支持したことを特徴とする旋盤にお
ける位置決め安全装置とし、切削工具に過負荷が
加わつたとき、位置決めしていた係止機構の係止
ピンが引込んで係止解除され、それにより保持具
が刃物台に対し相対的に移動し、負荷を逃がすよ
うにしたものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
各図は本考案の一実施例を示している。
第1図に示すように、旋盤10は、ベツド20
に、図中Z方向に移動可能に載置されたサドル4
0aが設けられ、サドル40a上には図中X方向
に移動可能にクロススライド40が設けられ、該
クロススライド40を介して支持された刃物台3
0を有しており、主軸台9側にはワークwが回転
駆動されて装着可能であり、刃物台30上には回
転割り出し位置決めされる4角柱状のスクエアタ
レツト30aが設けられている。切削工具ブロツ
クである保持具50,50a,50b,50c…
が第6図に示すようなクランプ機構60(後述)
によりスクエアタレツト30aの4側面に固定さ
れるようになつている。保持具50,50a,5
0b,50c…にはそれぞれ複数の切削工具が装
着可能であり、保持具50のある位置が切削位置
である。
第1図において旋盤10の右側部に水平軸回り
に回動可能な保持具マガジン70が割出可能に設
けられ、保持具マガジン70を臨んでATC80
を構成するシリンダ81が設けられ、シリンダ8
1のグリツパ82が保持具マガジン70の外周上
に伸出可能に配設されている。
スクエアタレツト30aは中心軸回りに回動し
かつ割出し可能であり、第2図に示すように、ス
クエアタレツト30aが交換位置に割出されたと
き、保持具マガジン70のガイド71と、ベツド
20に固設されたガイドブロツク22と、スクエ
アタレツト30aの一面31とが一直線をなすよ
う配列されている。
第3図、第5図、第6図でわかるように、スク
エアタレツト30aの各面には、同一の横方向の
案内溝32が刻設され、各案内溝32の底33に
クランプ機構60が設けられている。
クランプ機構60は、第6図に示すように、ス
クエアタレツト30aでは、その係止頭部61が
スクエアタレツト30aの案内溝32の底33か
ら突出したクランプピン62を有し、クランプピ
ン62を押える取付部材63とクランプピン62
の基部ブロツク64との間に係止頭部61を後退
方向に付勢する皿ばね65が張設されている。
基部ブロツク64の裏面の片側にはテーパ面6
4aが形成され、このテーパ面64aに摺接する
摺動面66aを有するアンクランプ動作ピン66
が油圧で進退可能に設けられ、アンクランプ動作
ピン66の頂面に当接するクランプ動作ピン67
がアンクランプ動作ピン66に対向して設けられ
ている。
刃物台30には、アンクランプ動作ピン66を
押すアンクランプ油圧シリンダ部68とクランプ
動作ピン67を押すクランプ油圧シリンダ部69
とがスクエアタレツト30aを挾持するように配
置され、アンクランプ油圧シリンダ部68の動作
端68aはアンクランプ動作ピン66の後端面を
臨み、クランプ油圧シリンダ部69の動作端69
aはクランプ動作ピン67の後端面を臨んでい
る。
保持具50,50a…は同様の構造であるが保
持具50を代表にして説明すれば、第3図および
第5図でわかるように、保持具50の底部には刃
物台30の案内溝32に摺接する突出部51が突
設され、クランプピン62の係止頭部61が摺動
可能に係合する略T字形断面の嵌合溝52が突出
部51の先端面から刻設され、保持具50の後端
部にはスクエアタレツト30aのコーナー部に当
接する位置決めブロツク53(第2図)が固設さ
れている。
保持具50は、クランプ機構60により、クラ
ンプピン62の係止頭部61が嵌合溝52に係合
して皿ばね65の弾撥力により引き付けられた場
合、通常の使用条件では移動することはないが、
異常な大荷重が加わつたときには保持具50を着
脱する方向であるところの嵌合溝52の長手方向
に沿つて移動可能な程度の強さで刃物台30に固
定されている。
第3図および第5図でわかるように、スクエア
タレツト30aに固定された保持具50と刃物台
30のベースを構成しているクロススライド40
との間には係止機構90が設けられている。
すなわち、クランプ機構60によりスクエアタ
レツト30aに固定される保持具50の側部54
を臨んで、刃物台30のベースを構成しているク
ロススライド40から係止ピン91が突設され、
係止ピン91の係止端92はクロススライド40
から突出され、係止ピン91の基部はクロススラ
イド40に進退摺動可能に支持されるとともに、
ばね93により突出方向に付勢支持されており、
さらに、係止ピン91の後端面を臨んで、油圧が
導かれる油溜室94が形成されている。
一方、保持具50には、第3図において左右方
向である案内溝32の長手方向に平行に係合溝9
5が刻設され、係合溝95には係止ピン91の係
止端92が係合可能であり、第2図において保持
具50が右方に移動しないよう位置決めブロツク
53が刃物台30のコーナーに当接しているのに
対して、係止ピン91の係止端92は第3図にお
いて保持具50が左方に移動しないよう係合溝9
5の右端に当接係合している。
係止端92の右端には係止端92aが傾斜面を
もつて形成され、係合溝95の右端には係止端9
2aに対応して被係止端95aが傾斜面をもつて
形成されている。これにより、過負荷が加わつ
て、保持具50を第3図において左方に移動させ
る強い力が生じたとき、係止端92の係止端92
aが係合溝95の被係止端95aに側方から押さ
れ、その分力により係止ピン91が引込んで保持
具50が係止解除されるよう係止ピン91が支持
されている。
上記構成を有する位置決め安全装置を備えた旋
盤10では、第1図に示すように、切削位置にあ
る保持具50はワークwを臨んでいて、切削工具
がワークwに当接されNC制御されつつワークw
を切削加工する。
切削工具を換えたいときは、スクエアタレツト
30aが回動し、他の位置にある保持具50a,
50b等を適宜保持具50の位置に割り出す。複
数の切削工具が装着されている場合も適切に使い
分けられる。
スクエアタレツト30aに装着されているもの
では十分でないときは、第2図に示すように、ス
クエアタレツト30aを交換位置に割出し、保持
具マガジン70のガイド71と、ベツド20に固
設されたガイドブロツク22と、スクエアタレツ
ト30aの一面31とが一直線をなすよう配列
し、保持具マガジン70に装填されていた例えば
保持具50gをATC80のシリンダ81のクリ
ツパ82で把持して押し出し、スクエアタレツト
30aの一面に固定し、あるいは保持具50eを
スクエアタレツト30aから外して保持具マガジ
ン70に装填する。
このときのクランプ機構60の動作を第6図に
より説明するば次のとおりである。
第6図はクランプ状態であつて、クランプピン
62は皿ばね65により後退方向に付勢されてい
る。したがつて嵌合溝52がクランプピン62の
係止頭部61に係合した保持具50は案内溝32
に押し付けられて固定されている。
このクランプ状態からアンクランプ油圧シリン
ダ部68を作動させ動作端68aでアンクランプ
動作ピン66の後端面を押すと、アンクランプ動
作ピン66は第6図において上方に変位し、摺動
面66aとテーパ面64aとの位置関係から基部
ブロツク64が押され、クランプピン62は皿ば
ね65の付勢力に抗して突出するので保持具50
を固定する力が緩み、保持具50は弱い力で移動
可能になる。すなわちアンクランプ状態になり、
ATC80のシリンダ81のグリツパ82に保持
具50,50a,50b…を把持して保持具マガ
ジン70と刃物台30との間で適宜交換すること
ができる。
保持具50を刃物台30のスクエアタレツト3
0aに装着する場合、グリツパ82で位置決めブ
ロツク53の把持部を把握して保持具50を押す
と保持具50は案内溝32に沿い、嵌合溝52に
クランプピン62の係止頭部61を係合させなが
ら移動し、最終的に位置決めブロツク53が案内
溝32のコーナー部に当接して位置決めされ停止
する。
上記アンクランプ状態からクランプ機構60を
クランプ状態にするには、クランプ油圧シリンダ
部69を作動させて動作端69aでクランプ動作
ピン67の後端面を押す。すると、頂面がクラン
プ動作ピン67に押されてくさび効果でアンクラ
ンプ状態となつていたアンクランプ動作ピン66
が後退するので摺動面66aとテーパ面64aと
の位置関係が代わり、クランプピン62が皿ばね
65の弾撥力により後退し、係止頭部61により
保持具50,50a,50b…のいずれかが固定
される。
保持具50,50a,50b…が切削位置にな
いときにこれらを第5図に示すような切削位置に
位置決めして固定する場合は位置決め手段として
カービツクカツプンリング等を利用した回動割り
出し機構のものでは、刃物台30とスクエアタレ
ツト30a間を浮動して回動割り出しするので、
割り出し後の降下位置決め時に係止ピン91の係
止端92aが係止溝95の被係止端95aと係合
するように位置を設定しておけばよい。浮動機構
のない刃物台30では油路94aに油圧を供給
し、ばね93の付勢力に抗して係止ピン91を後
退させ、スクエアタレツト30aが回動するとき
の保持具の軌跡外へ退避させた後スクエアタレツ
ト30aを回動して割出す。また油溜室94の油
圧を調整して許容荷重値を可変に設定することが
できる。固有の許容荷重設定値にするのであれば
ばね93の付勢力のみで設定すればよい。
保持具の位置が決まると係止端92の係止端9
2aが係合溝95の被係止端95aに当接し、位
置決めブロツク53による側とは反対側に位置決
めがなされ、保持具50はいずれの方向にも移動
できないよう固定される。
これで切削が可能になり、通常の切削荷重では
保持具50が意に反して移動することはなく、精
度のよい切削加工がなされる。
過負荷が加わり保持具50を第3図において左
方に移動させるような強い力が生じ、その力が係
止ピン91による係止力より強いと、係止端92
aと被係止端95aとが傾斜面であるので、係止
ピン91を後退させる分力により係止ピン91は
ばね93の付勢力に抗して後退する。したがつ
て、係止解除されるので保持具50は第3図にお
いて左方すなわち第1図のスクエアタレツト50
aが上方Xaに移動し、過負荷を逃がすことにな
り、切削工具、保持具50、駆動機構等の損壊を
防止することができる。
「考案の効果」 本考案に係る旋盤における位置決め安全装置に
よれば、過負荷が加わつたとき切削工具の保持具
が刃物台に対して移動し過負荷を逃がすことがで
きるようにしたから、切削工具、駆動機構その他
の部位の損壊を防止し、修復に莫大な費用を要す
ることがなく、安全に切削加工をすることができ
る。しかも簡単な構造にして機械に一体的に組み
込んだので、旋盤が不必要に大型になることがな
く、装置を設けることによるコストアツプも最少
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の一実施例を示しており、第1図
は旋盤の正面図、第2図は刃物台が交換位置にあ
るときの近傍の拡大図、第3図は刃物台近傍の平
面図、第4図は保持具を臨むクロススライドの正
面図、第5図は一部を破断して示した第3図V視
図、第6図は第3図−線断面図である。 10……旋盤、20……ベツド、30……刃物
台、40……クロススライド、50,50a,5
0b……保持具、60……クランプ機構、90…
…係止機構、91……係止ピン、92,92a…
…係止端、95……係合溝、95a……被係止
端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刃物台に位置決め固定可能かつ着脱可能な保持
    台に切削工具を保持するようにした旋盤における
    位置決め安全装置において、大荷重が加わつた時
    には着脱方向に移動可能な程度の強さで前記保持
    具を刃物台に固定するクランプ機構を前記刃物台
    に設け、切削位置にあるとき前記保持具を係止し
    て少なくとも一方向は位置決めする係止機構を前
    記保持具と前記刃物台のベースとの間に設け、該
    係止機構を前記保持具に刻設した係合溝と、前記
    刃物台のベースに突設した係止ピンとにより形成
    し、該係止ピンの係止端および前記係合溝の被係
    止端をそれぞれ傾斜面にして係合させ、過負荷が
    加わつたとき該係止ピンの係止端が前記係合溝の
    被係止端に押されることにより該係止ピンが引込
    んで係止解除されるよう該係止ピンを弾撥的に突
    出方向に付勢支持する付勢手段とを有する旋盤に
    おける位置決め安全装置。
JP8592284U 1984-06-09 1984-06-09 旋盤における位置決め安全装置 Granted JPS611302U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8592284U JPS611302U (ja) 1984-06-09 1984-06-09 旋盤における位置決め安全装置

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JP8592284U JPS611302U (ja) 1984-06-09 1984-06-09 旋盤における位置決め安全装置

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Publication Number Publication Date
JPS611302U JPS611302U (ja) 1986-01-07
JPH0347769Y2 true JPH0347769Y2 (ja) 1991-10-11

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ID=30636749

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JP8592284U Granted JPS611302U (ja) 1984-06-09 1984-06-09 旋盤における位置決め安全装置

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JPS611302U (ja) 1986-01-07

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