JPH0347503Y2 - - Google Patents

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JPH0347503Y2
JPH0347503Y2 JP1986080891U JP8089186U JPH0347503Y2 JP H0347503 Y2 JPH0347503 Y2 JP H0347503Y2 JP 1986080891 U JP1986080891 U JP 1986080891U JP 8089186 U JP8089186 U JP 8089186U JP H0347503 Y2 JPH0347503 Y2 JP H0347503Y2
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otterboard
line
curved
otter board
board according
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トロール網などの曵網に使用される
オツターボードに係り、特にそのオツターボード
本体の改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般にオツターボードは曵網を拡網させるため
に曵網の両袖網もしくはこの両袖網に延長される
手網の先端に取付けられて使用されるものである
が、曵網を曵航方向に対しほぼ直交する方向に拡
網させるために従来から種々の構成のオツターボ
ードが開発されている。
このような従来のオツターボードの一例とし
て、オツターボード本体の各横断面が内側が凹と
なる円弧状をなすようにオツターボード本体を弯
曲し全体として縦長の長方形状をなすいわゆる縦
型のオツターボードが知られている。
しかしながら、このような縦型のオツターボー
ドは、形状が矩形をなすため荒場では海底の岩な
どに掛りやすく荒場での使用には問題があつた。
このため従来からオツターボード本体の形状が
円形、楕円形あるいは卵形のオツターボードが開
発されている。この種のオツターボードは外形が
曲線をなすため海底の岩場を乗り越えやすく荒場
での使用には前述した縦型のものより適している
が、この種のオツターボードは、オツターボード
本体の幅が縦型のオツターボードより広いため、
オツターボードを船内に格納した場合にオツター
ボード同士が衝突したり、また船のスリツプウエ
イを塞いでしまい揚網に支障をきたすという問題
点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、前述した従来のものにおける問題点
を克服し、荒場での使用に適し、しかもオツター
ボード本体の幅を比較的狭くしたオツターボード
を提供することをを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、オツターボード本体の外周縁を、両
端部の仮想延長線が図形を閉じる方向となる位置
まで延在している曲線部と、この曲線部の両端と
連設され曲線の仮想延長線より内側に位置する線
部とにより形成したことを特徴としている。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
第1図は本考案に係るオツターボードの第1実
施例を示すものであり、板体により形成されてい
るオツターボード本体1の外周縁2は、一部を仮
想線で示す半径rの円の円弧の実線部分からなる
連続する曲線部3と、この曲線部3の両端と連設
された円の弦からなる直線部4とにより構成され
ている。前記曲線部3は、その両端部の仮想延長
線が図形たる円を閉じる方向となる位置まで延在
している。また、前記オツターボード本体1は、
図示されている内側面5が外側に対して球面形状
をなすように成形されている。
前述した構成によれば、従来の円形のオツター
ボードに準じた形状のオツターボード本体1とさ
れているので、荒場での使用に適しているし、し
かも実験の結果、最大拡網時における抵抗は円形
のオツターボードより減少することがわかつた。
これにより省エネに役立つ。また、第2図に比較
して示すように、従来の縦型のオツターボード本
体、円形のオツターボード本体1Bより幅が狭い
ので、船内に格納した場合にオツターボード同士
が衝突したり、また船のスリツプウエイを塞いで
しまい揚網に支障をきたすおそれもない。
ところで、流体の密度をρ、流速をV、オツタ
ーボードの翼面積をSとすると、オツターボード
の揚力Lおよび抗力Dはそれぞれ L=CLρ/2V2S …(1) D=CDρ/2V2S …(2) で表わされる。ここにおいて、CL、CDはそれ
ぞれ揚力係数、効力係数である。この係数はレイ
ノルズ数(Re=VL/υ)、オツターボードの翼
形状、迎角、縦横比等で変る。
揚力と効力の比を揚抗比εといい ε=L/D=CL/CD …(3) で表わされる。
この揚抗比が大きいほど、流体力学的に効率が
すぐれたオツターボードであるといえる。
前述した揚抗比εを従来の円形のオツターボー
ドと本実施例のオツターボードとについて実験に
より求めたところ、従来の円形のオツターボード
においては、最大の揚抗比εが1.17であつたのに
対し、本実施例のオツターボードにおいては、最
大の揚抗比εが1.33となり、従来のものより流体
力学的に効率がすぐれていることが判明した。
第3図は本考案の第2実施例を示すものであ
り、板体により形成されているオツターボード本
体1Aの外周縁2Aは、一部を仮想線で示す楕円
の弧の実線部分からなる連続的な曲線部3Aと、
この曲線部3Aの両端と連設された楕円の弦から
なる直線部4Aとにより構成されている。前記曲
線部3Aは、その両端部の仮想延長線が図形たる
楕円を閉じる方向となる位置まで延在している。
また、前記オツターボード本体1Aは、図示され
ている内側面5Aの仮想楕円の中央部に外側に突
出するように内側面5A側が形成されている。
このような構成によつても前述した第1実施例
と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本考案は、前述した実施例に限定される
ものではなく、オツターボード本体の外周縁が、
両端部の仮想延長線が図形を閉じる方向となる位
置まで延在している曲線部と、この曲線部の両端
と連設され曲線の仮想延長線より内側に位置する
線部とにより形成されるものであれば、曲線部に
連なる線部としては、曲線のほか折線、直線また
はこれらの組合せも本考案の要旨に含まれる。ま
た、前述した第1図の実施例において、直線部4
を中心Oを通過する直径たる弦としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、荒場での
曵網に適し、しかも最大拡網時における抵抗が小
さいので省エネにも寄与できるし、揚抗比が大き
いので流体力学的に効率がすぐれているし、ま
た、オツターボード本体の幅を小さくできるので
船内における格納等も能率よく行なうことができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオツターボードの実施例
を示す内側から見た側面図、第2図は第1図のオ
ツターボードと従来のオツターボードとを比較し
た側面図、第3図は本考案の他の実施例を示す内
側から見た側面図である。 1,1A,1B……オツターボード本体、2,
2A……外周縁、3,3A……曲線部、4,4A
……直線部、5,5A……内側面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 オツターボード本体の外周縁を、両端部の仮
    想延長線が図形を閉じる方向となる位置まで延
    在している曲線部と、この曲線部の両端と連設
    され曲線部の仮想延長線より内側に位置する線
    部とにより形成したことを特徴とするオツター
    ボード。 2 前記線部は曲線により形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のオツターボー
    ド。 3 前記線部は折線により形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のオツターボー
    ド。 4 前記線部は直線により形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のオツターボー
    ド。 5 前記曲線部は円弧とされ、前記線部はこの円
    弧により形成される円の弦とされている実用新
    案登録請求の範囲第4項記載のオツターボー
    ド。 6 前記曲線部は楕円弧とされ、前記線部はこの
    楕円弧により形成される楕円の弦とされている
    実用新案登録請求の範囲第4項記載のオツター
    ボード。 7 前記線部は、曲線、折線、直線の少なくとも
    2本の線の組合せにより形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のオツターボー
    ド。
JP1986080891U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH0347503Y2 (ja)

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JPS62193863U JPS62193863U (ja) 1987-12-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4954184A (ja) * 1972-10-05 1974-05-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4954184A (ja) * 1972-10-05 1974-05-25

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JPS62193863U (ja) 1987-12-09

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