JPH034706A

JPH034706A - 人工種子作成方法

Info

Publication number: JPH034706A
Application number: JP13951489A
Authority: JP
Inventors: Fumiaki Oda; 文明小田
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1989-05-31
Filing date: 1989-05-31
Publication date: 1991-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は人工種子作成方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、第６図に示すように、分裂組織（７）とゲル化剤
（５）の混合物（１０）を固定液（１５）に滴下させて
ゲル化剤（５）をゲル化させることによって人工種子を
作成するところの方法が採用されていた。

〔発明が解決しようとする課Ｂ］従来、人工種子が粒状にしかならなくて植付けに手間が
掛かるとか、ゲル化剤として比較的急速にゲル化すると
ころの高価なものしか使用できなくて、必要費用面で不
利になる不都合があった。

本発明の目的は、植付は等の後処理面、及び費用面の一
方または両方で有利な状態に種子作成することが可能な
作成方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による人工種子作成方法にあっては、目的達成の
ために、分裂組織とゲル化剤の混合物を押出し成型ノズ
ルから固定液内に連続的に押出し、前記ゲル化剤を紐状
にゲル化させて人工種子を作成する。

紐状にできた人工種子を必要長さに切断するに際し、紐
状種子を固定液内から取出して液外でする方法を採用し
てもよいが、固定液内でする方法を採用すれば次の如く
有利である。

〔作　用〕

ゲル化剤が押出し成型ノズルによる成型と連続押出しの
ために紐状になった状態で、かつ、分裂ｍｍを紐状の各
箇所に位置させて包み込んだ状態で固定液内に押出され
、その組織封入の紐形状で固定液の作用のためにゲル化
し、人工種子が紐状にでき上る。そして、この紐状種子
を必要長さに切°断することにより、例えば植付けを必
要とする分裂ｕｉ礒数の割には従来より少ない手間でも
って植付けができる等の形状に仕上げることができる。

また、ゲル化剤として寒天等、ゲル化が比較的緩速なも
のを使用しても、固定液として冷却液を使用することに
より、ゲル化剤ゲル化の迅速化を図って人工種子作成が
所望どおりできる。

種子切断をするに際し、固定液内でする方法を採用すれ
ば、ゲル化剤のゲル化が完全に完了しないうちに切断を
し、ゲル化剤が固定液と接触する面積の拡大を図ってゲ
ル化剤ゲル化の迅速化を図ったり、人工種子を固定液か
ら取出す際の取扱いがし易くなるようにすることができ
る。

〔発明の効果〕

人工種子を１つのカプセルで数多くの分裂組織を包み込
むように紐状に形成して、植付けが従来より少ない手間
でできるようにしたり、ゲル化剤として寒天等を使用し
て人工種子を比較的安価に得ることを可能にできた。

切断を固定液内でする方法を採用すると、取付面でも経
費面でも有利な種子を能率よく作成できるようになる。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

第１図に示すように、ゲル化剤容器（１）から温度調節
槽（２）の内部を通る送出し管路（３）を介して容器内
液圧により送出され、溶解状態にあると共にカルスに熱
損傷等の熱影響を及ぼさない温度に槽内温調液（４）に
よって調節された寒天（５）と、カルス容器（６）から
自重下降によって送出されるカルス（７）とをモータ（
Ｍ）によって回転駆動される混合用回転羽根（８）が作
用する混合箇所（９）にて混合させ、この混合物（１０
）をゲル化剤容器（１）及びカルス容器（６）の内部液
圧により供給管路（１１）を通して混合物容器（１２）
に送り込む。

そして、混合物容器（１２）から混合物（１０）をその
自重により、あるいは、容器内に対する加圧により、混
合物容器（１２）の下部に連設しである押出し成型ノズ
ル（１３）から冷却槽（１４）の内部冷却液（１５）の
内部に連続的に押出し、混合物中の寒天（５）を押出し
成型ノズル（１３）による成型及び連続押出しと冷却液
（１５）による冷却とのために紐状にゲル化させて、寒
天製の紐状カプセルにその長手方向の各箇所に位置させ
てカルス（７）が包み込まれているように、かつ、冷却
槽（１４）から取出して必要長さに切断して使用するよ
うに紐状人工種子を形成する。

〔別実施例〕

第２図ないし第４図は別実施作成方法を示し、混合物（
１０）を押出しピストン（１６）により押出し成型ノズ
ル（１３）から冷却液（１５）の内部に押出して混合物
中の寒天（５）を紐状にゲル化させ、ゲル化後の寒天（
５）をカッター（１７）により冷却液（１５）の内部で
切断して、押出しピストン（１６）による押出し長さに
よって決まる長さを有するように粒状や紐状の人工種子
を形成する。

そして、第２図に示すものにあっては、軸芯（Ｘ）周り
で回動する駆動回転カム（１８）により揺動リンク（１
９）及び摺動カム（２０）を介して押出しピストン（１
６）を下降押出し作動させ、リターンスプリング（２１
）によって押出しピストン（１６）を上昇戻り作動させ
るピストン駆動機構を採用し、スプリング（２２）によ
り揺動リンク（１９）を介してカッター（１７）を切断
作動させ、スプリング（２９）によりカッター（１７）
を戻り作動させるカッター駆動機構を採用している。

第３図に示すものであっては、軸芯（Ｘ）周りで回動す
る駆動回転カム（１８）によりカッター操作アーム（１
７ａ）、連動リンク（２４）及びクランク装置（２３）
を介して押出しピストン（１６）を上昇作動させるピス
トン駆動機構を採用し、駆動回転カム（１８）とスプリ
ング（２２）とによりカッター操作アーム（１７ａ）を
支軸（２５）の周りで揺動操作することによってカッタ
ー（１７）を揺動作動させるカッター駆動機構を採用し
ている。

第４図に示すものにあっては、回転カム（２Ｇ）を第１
モータ（Ｍ＋）により軸芯（ｐ＋）周りで回転駆動し、
回転カム（２６）による押下げ操作とリターンスプリン
グ（２７）の引上げ操作とによって押出しピストン（１
６）を作動させるピストン駆動機構を採用し、回転カム
（２８）を第２モータ（ＭＺ）により軸芯（Ｐ２）周り
で回転駆動し、回転カム（２８）による押出し操作とリ
ターンスプリング（２９）による引戻し操作とによって
カッター（１７）を摺動作動させるカッター駆動機構を
採用している。そして、モータ（Ｍ＋）及び（Ｍ２）の
自動制御による押出しピストン（１６）とカッター（１
７）の作動タイミング制御により、寒天（５）のゲル化
後での切断を可能にしている。

カルスに替え、カルスの中にできる肝葉体のみを使用し
たり、完全な個体に発育しうるように細胞培養によって
つくる細胞起源組織を使用してもよいのであり、これら
を分裂組織（７）と総称する。

寒天（５）に替えてアガロースを使用してもよい。また
、寒天（５）に替えてアルギン酸ナトリウムを使用し、
かつ、冷却液（１５）に替えて塩化カルシウム等の化合
液を使用する場合にも本発明は適用できる。したがって
、寒天（５）をゲル化剤（５）と称し、冷却液（１５）
を固定液（１５）と称する。

稲、レタス等、各種植物の人工種子を作成対象種子とす
る方法に適用できる。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る人工種子作成方法の実施例を示し、
第１図は第１種子作成方法の説明図、第２図は第２種子
作成方法の説明図、第３図及び第４図は別実施駆動機構
を利用する第２種子作成方法の説明図、第５図は押出し
ピストンの断面図である。第６図は従来作成方法の説明
図である。（５）・・・・・・ゲル化剤、（７）・・・・・・分裂
組織、（１０）・・・・・・混合物、（１３）・・・・
・・押出し成型ノズル、（１５）・・・・・・固定液。

Claims

【特許請求の範囲】１、分裂組織（７）とゲル化剤（５）の混合物（１０）
を押出し成型ノズル（１３）から固定液（１５）内に連
続的に押出し、前記ゲル化剤（５）を紐状にゲル化させ
て人工種子を作成する人工種子作成方法。２、分裂組織（７）とゲル化剤（５）の混合物（１０）
を押出し成型ノズル（１３）から固定液（１５）内に連
続的に押出して前記ゲル化剤（５）を紐状にゲル化させ
、ゲル化後のゲル化剤（５）を前記固定液（１５）の内
部で切断して人工種子を作成する人工種子作成方法。