JPH0346942B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は、一般に、James A.Ogleおよび
George E.Holzのアメリカ合衆国特許番号第
3989981号に記載され特許請求されているセルフ
スキヤンガス放電表示パネルに関する。この形式
のパネルの最初の形態がこの特許に記載されてお
り、そのパネルは長年製造され販売されている。
他の形態のセルフスキヤンパネルも数年来製造さ
れており、そのうちのいくつかのものはJames
A.Ogleのアメリカ合衆国特許番号第3631530号お
よびEdgar L.Harveyによる1981年12月30日出願
の係属中のアメリカ合衆国特許出願連続番号第
335753号に示されている。後者の２つのパネル
は、アメリカ合衆国特許番号第3989981号に用い
られているものとは異なつたモードを用いて、走
査セルから表示セルへのグローの転送を行なう構
成を有する。しかし、完全に満足のいく動作が達
成されない。この発明は、改善された動作の特徴
を有し、走査セルから表示セルへの改善されたグ
ロー転送を提供する幾分異なつたセルフスキヤン
パネルに関するものである。

実施例の説明 この発明を実施する表示パネル１０は、絶縁ベ
ースプレート２０およびガラス製フエースプレー
ト２４を含み、これらのプレートは当業界で周知
のように、適当なイオン化可能なガスで充たされ
た容器を構成するように密封的に一緒に封止され
る。絶縁フエースプレート２０は、上部表面２２
を有し、この表面には、走査アノード電極４０が
設けられた複数の平行で水平なスロツト３０が設
けられる。複数の平行なカソード電極５０がスト
リツプ（帯状の意味である）の形状でベースプレ
ートの上部表面上に設けられており、これらはア
ノード４０に対し一定の角度で、通常は、90度の
角度で、方向付けられている。アノード４０およ
び１個のカソード５０の各交差により、各アノー
ドおよび各カソードの下部表面との間に形成され
たガス充填走査セルの１つのセルが規定され、各
アノードに沿つてカソードがガス充填走査セルの
１つの行を規定する。このようにして、ベースプ
レート、アノードおよびカソードのアセンブリは
ガス充填された走査セルの行および列の配列を規
定する。

フエースプレート２４はベースプレート２０上
およびカソード５０上に配置され、フエースプレ
ートの下部表面３２には行および列に配列された
凹部６０が設けられ、各凹部はベースプレートア
センブリ内の各走査セルのために設けられ、それ
と動作上の関係を持つている。複数の平行な表示
スロツト７０もフエースプレートの下部表面に設
けられており、これらのスロツトはベースプレー
ト２０内のスロツト３０と同じ方向に延びる。表
示アノード８０が表示スロツト７０の各々に設け
られる。表示スロツトおよび表示アノードは凹部
の行に沿つてその中に配置される。凹部は円形で
あつてもよく、または以下の動作に適する他の形
を有してもよい。

表示アノード８０は各カソード５０と交差し、
その交差点の各々はアノード８０およびカソード
の上部表面５０Ｂとの間に１個の表示セルを規定
する。このようにして、走査セルの行および列が
あるのと同様に表示セルの行および列が設けられ
る。

表示スロツト７０および表示アノード８０は、
走査アノード４０およびカソード５０に関連し、
表示スロツト７０と表示アノード８０が走査スロ
ツト３０の間のベースプレートのランド領域３４
の上にあつて、ランド領域３４に沿つて延びるよ
うにされており、凹部６０はそれぞれカソード５
０の上に直接に配置される。凹部６０はその直径
がカソード５０の上部表面５０Ｂの凹部６０を示
した第１図の破線で示すように、各カソード５０
の幅よりも小さい。

パネル１０は以下のように他のセルフスキヤン
パネルと同様に作動される。すなわち、走査セル
が列ごとに付勢されオンにされると、表示セルの
それぞれの列が走査されるに従つて、データ信号
が選択された表示アノードに与えられ、グローが
走査セルから選択された表示セルに転送され、オ
ンにされた表示セルのすべてが、可変の、外観上
は静止したメツセージを表わす。

パネル１０において、走査セルが列ごとに付勢
されてオンにされると、カソードグローが走査ア
ノード４０のすべてとそれらの上に位置するカソ
ード５０の下部表面５０Ａとの間に生じる。デー
タ信号が選択された表示アノード８０またはすべ
ての表示アノードに与えられると、グローは１個
の走査セルからそれに隣接した選択された表示セ
ルに移行する。表示グローは、そこで１個以上の
表示アノード８０およびそれに関連のカソード５
０の上部表面５０Ｂの間および関連した凹部６０
において現われる。

第２図を参照して、グローの転送を説明する
と、カソード５０で規制される走査セルの１つの
列がオンになり、カソード５０の下部表面５０Ａ
でグローし、データ信号が表示アノード８０Ａに
与えられると、グローはスロツト３０Ａからカソ
ード５０の端部５２に沿つて、その上の表示アノ
ード８０Ａの位置の方へ流れ、表示アノード８０
Ａの下のカソードの上部表面５０Ｂの上へ移動
し、そこでグローは表示アノード８０Ａとカソー
ド５０との間の電位によつて維持される。グロー
は、実際に、データ駆動表示アノードに関連した
凹部６０に留まる。このことはすべてのグロー転
送において起こり、可視メツセージを提示する。

上記の表示パネルの構成の重要な利点の１つ
は、表示グローがカソード５０の端部に現われず
カソード５０の表面５０Ｂの一領域に制限される
ことである。したがつて、カソードの端部の差動
エイジングやスパツタリングが表示グローに影響
を与えることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施した表示パネルの分解
斜視図である。第２図は組立てられた状態の第１
図のパネルの一部分を、第１図の線２−２に沿つ
て示した断面図である。第３図はこの発明の一部
分の斜視図である。 図において、１０は表示パネル、２０は絶縁プ
レート、２４はフエースプレート、３０はスロツ
ト、４０は走査アノード電極、５０はカソード電
極、６０は凹部、７０は表示スロツト、８０は表
示アノードを示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 密封的に共に封止されたベースプレートおよ
   びフエースプレートでできたガス充填された容器
   と、 前記ベースプレートの上部表面に形成された複
   数個の平行な長手方向の走査スロツトとを備え、
   隣接するスロツト間にはランド領域があり、 前記走査スロツトの各々に設けられた走査アノ
   ードと、 ストリツプの形状の複数個のカソードとを備
   え、その各々は上部表面と低部表面とを有し、前
   記ベースプレートの上部表面に隣接して互いに平
   行に設けられ前記走査アノードを横切る方向に配
   置されて、カソードと走査アノードとの各交差点
   は走査アノードとその上のカソードの下部表面と
   でできた走査セルを形成し、 前記フエースプレートの下部表面における複数
   個の平行な長手方向の表示スロツトをさらに備
   え、前記表示スロツトは前記走査スロツトと平行
   であり、 各表示スロツトに設けられ、走査アノードに平
   行で前記カソードを横切つて方向付けられた表示
   アノードをさらに備え、それによつて前記表示ア
   ノードとカソードとの各交差点は表示アノード
   と、その下のカソードの上部表面の一部分とでで
   きた表示セルを形成する表示パネルにおいて、 前記容器内の前記フエースプレートの下部表面
   に形成された凹部の配列を備え、前記ストリツプ
   カソードに向い合つて前記表示スロツトに配置さ
   れた凹部があり、前記凹部は前記スロツトに接続
   され、 前記ランド領域上方に位置する前記表示スロツ
   トの前記凹部は前記カソード上に重なり、それに
   よつてオンしたとき、前記走査セルからのグロー
   が前記カソードを通して目視できず、かつ同時に
   選択された表示セルアノードが付勢されることに
   よつて、走査セルグローを１の走査セルから前記
   カソードの端部に沿つて縦方向に転送して、選択
   された表示セルアノードの下のカソードの上部表
   面に到達させ、そして前記走査グローを前記カソ
   ードの上部表面と前記凹部とで規定される選択さ
   れた表示セルに転送させることを特徴とする、表
   示パネル。 ２ 前記凹部は一般に断面が円形である、特許請
   求の範囲第１項に記載の表示パネル。